JP2011232372A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】感光体の表面に生じる電位ムラによって発生しうる画像品質の低下を抑制する。
【解決手段】画像形成装置は、用紙Sの両面に画像を形成可能に構成されており、現像剤像が形成される回転する感光体(感光体ドラム51)と、感光体との間で転写バイアスが印加されて感光体に形成された現像剤像を用紙Sに転写する転写ローラ53と、感光体を帯電させる帯電器52とを有し、用紙Sに画像を形成する画像形成部と、用紙Sを画像形成部に向けて送り出す送出機構33と、画像形成部から搬出された用紙Sを再度画像形成部に向けて搬送する再搬送機構と、送出機構33および再搬送機構の動作を制御して用紙Sを送り出すタイミングを制御する制御装置とを備えている。制御装置は、再度画像形成部に搬送された先の用紙S1の後端部SBと、次の用紙S2の前端部SAの間隔Dが、感光体1回転分(周長C)以上の間隔となるようなタイミングで次の用紙S2を送り出す。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録シートの両面に画像を形成可能に構成された画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置では、感光体ドラムの表面が一様に帯電された後、露光されることで静電潜像が形成され、静電潜像が形成された感光体ドラムにトナーが供給されることでトナー像が形成される。そして、トナー像が形成された感光体ドラムと転写ローラの間を用紙が搬送されることで、用紙上にトナー像が転写され、このトナー像が熱定着されることで用紙に画像が形成される(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−58740号公報
ところで、用紙の一方の面(第1面)と他方の面(第2面)の両方に画像を形成可能に構成された画像形成装置には、第1面にトナー像を転写するときと、第2面にトナー像を転写するときとで、異なる転写バイアスを印加するように構成されたものがある。このような構成では、転写バイアスが切り替わったときに、感光体ドラムの表面に電位のムラが生じるので、この状態で、帯電、露光、トナーの供給、そしてトナー像の転写が行われると、形成される画像に濃度ムラなどが発生し、画像品質を低下させるおそれがあった。
また、転写バイアスを切り替えない構成であっても、例えば、第1面にトナー像が転写された用紙は、熱定着により水分が蒸発するなどして電気抵抗値が大きくなるので、第2面にトナー像が転写された後、この用紙が感光体ドラムと転写ローラの間から抜けるときに、感光体ドラムと転写ローラの間で過剰な電流が流れることがある。これによっても、感光体ドラムの表面に電位のムラが生じることがあるので、前記したような画像品質低下の原因となるおそれがあった。
本発明は、以上のような背景に鑑みてなされたものであり、感光体の表面に生じる電位のムラによって発生しうる画像品質の低下を抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、記録シートの両面に画像を形成可能に構成された画像形成装置であって、現像剤像が形成される回転する感光体と、当該感光体との間で転写バイアスが印加されて前記感光体に形成された現像剤像を記録シートに転写する転写手段と、前記感光体を帯電させる帯電手段とを有し、記録シートに画像を形成する画像形成部と、画像が形成されていない記録シートを前記画像形成部に向けて送り出す送出機構と、一方の面に画像が形成されて前記画像形成部から搬出された記録シートを再度前記画像形成部に向けて搬送する再搬送機構と、前記送出機構および前記再搬送機構の動作を制御して記録シートを送り出すタイミングを制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記再搬送機構から前記画像形成部に搬送されて他方の面に画像が形成されている先の記録シートの後端部と、画像が形成されていない次の記録シートの画像形成領域の前端部の間隔が、前記感光体1回転分以上の間隔となるような第1のタイミングで次の記録シートを送り出すことを特徴とする。
このように構成された画像形成装置によれば、他方の面に画像が形成されている先の記録シートの後端部と、次の記録シートの画像形成領域の前端部の間隔が、感光体1回転分以上の間隔となるような第1のタイミングで次の記録シートを送り出すので、例えば、先の記録シートの後端部が感光体と転写手段の間から抜けた後、転写バイアスが切り替わった場合において、転写バイアスが切り替わった時点から、感光体が1回転した後に次の記録シートが感光体と転写手段の間に突入するように、次の記録シート送り出すことができる。また、先の記録シートの後端部が感光体と転写手段の間から抜けた時点から、感光体が1回転した後に次の記録シートが感光体と転写手段の間に突入するように、次の記録シート送り出すことができる。
感光体の表面は、感光体が1回転する途中で帯電手段によって帯電される。このとき、転写バイアスが切り替わったとき、または、先の記録シートの後端部が感光体と転写手段の間から抜けたときに生じた電位のムラは、帯電前よりは小さくなるが、電位のムラが残ることがある。その場合、電位のムラが残った部分(電位のムラが生じた部分)は、感光体が1回転した後に、感光体と転写手段の間に突入した次の記録シートの前端部(画像形成領域の前端部)と対面する。しかし、次の記録シートの前端部(画像形成領域の前端部)では、電位のムラが生じた部分には現像剤像が形成されないので、電位のムラの影響が次の記録シートに問題を及ぼすことはない。そして、感光体の回転により、電位のムラが生じた部分がもう一度帯電手段によって帯電されることで、1回目の帯電では解消されなかった電位のムラを解消、または、より小さくすることができる。これにより、その後、電位のムラが生じた部分(電位のムラが生じていた部分)に現像剤像が形成され、次の記録シートに転写されたとしても、濃度ムラなどが発生しにくくなるため、画像品質の低下を抑制することができる。
本発明によれば、他方の面に画像が形成されている先の記録シートの後端部と次の記録シートの画像形成領域の前端部の間隔が、感光体1回転分以上の間隔となるような第1のタイミングで次の記録シートを送り出すので、感光体の表面に生じる電位のムラによって発生しうる画像品質の低下を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの断面図である。 レーザプリンタのブロック図である。 給紙制御のフローチャートである。 次の用紙を送り出すタイミングの概略説明図である。 次の用紙を送り出すタイミングの説明図(a)〜(d)である。 第2実施形態に係るレーザプリンタのブロック図である。 第2実施形態における次の用紙を送り出すタイミングの説明図(a)〜(d)である。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1の概略構成について説明した後、レーザプリンタ1における記録シートの一例としての用紙Sを送り出すタイミングの制御について説明する。
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、用紙Sの両面に画像を形成可能に構成されており、装置本体の一例としての本体筐体2内に、給紙部3と、画像形成部4と、再搬送機構の一例としての搬送部7とを主に備えている。
なお、以下の説明において、方向は、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「前(手前)」、左側を「後(奥)」とし、手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に設けられており、白紙の用紙S(画像が形成されていない用紙S)を収容する給紙トレイ31と、用紙押圧板32と、用紙Sを画像形成部4に向けて送り出す送出機構33とを主に備えている。送出機構33は、給紙ローラ33A、分離ローラ33B、分離パッド33C、搬送ローラ33Dなどから構成されている。
給紙部3では、給紙トレイ31に収容された用紙Sが、用紙押圧板32によって給紙ローラ33Aに寄せられ、給紙ローラ33Aによって送り出される。送り出された用紙Sは、分離ローラ33Bと分離パッド33Cによって1枚ずつ分離され、搬送ローラ33Dを通って、画像形成部4(感光体ドラム51と転写ローラ53の間)に向けて搬送される。
画像形成部4は、給紙部3から供給された用紙Sに画像を形成するための構成であり、給紙トレイ31の上方に設けられている。この画像形成部4は、露光装置40と、プロセスカートリッジ50と、定着装置60とを主に備えている。
露光装置40は、本体筐体2内の上部に設けられ、図示しないレーザ光源と、ポリゴンミラー41と、レンズ42,43と、反射鏡44とを主に備えている。画像データに基づいてレーザ光源から出射されたレーザ光(鎖線参照)は、ポリゴンミラー41、レンズ42、反射鏡44、レンズ43の順に反射または通過して、感光体ドラム51の表面で高速走査される。
プロセスカートリッジ50は、露光装置40の下方に配置され、本体筐体2に設けられたフロントカバー(符号省略)を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱することで交換可能に構成されている。このプロセスカートリッジ50は、感光体の一例としての感光体ドラム51と、帯電手段の一例としての帯電器52と、転写手段の一例としての転写ローラ53と、現像ローラ54と、供給ローラ55と、トナー(現像剤)を収容するトナー収容部56とを主に備えている。
感光体ドラム51は、導電性を有する円筒状のドラム本体の表面(外周面)に感光層が形成された公知の感光体であり、回転駆動するように構成されている。この感光体ドラム51の表面には、後述するようにしてトナー像(現像剤像)が形成される。
帯電器52は、感光体ドラム51の後方で感光体ドラム51と接触しないように所定間隔を空けて対向配置されている。この帯電器52は、感光体ドラム51の軸方向(左右方向)に沿って張設され、電圧を印加することでコロナ放電を発生させる放電ワイヤ52Aを主に有している。帯電器52は、放電ワイヤ52Aの放電により感光体ドラム51の表面を一様に帯電させるように構成されている。
転写ローラ53は、感光体ドラム51の下方で感光体ドラム51に対向配置されている。この転写ローラ53は、画像形成時に定電流制御により、感光体ドラム51との間で所定の転写バイアスが印加されることで、感光体ドラム51の表面のトナーを引き寄せて、トナー像を感光体ドラム51との間を搬送される用紙Sに転写するように構成されている。
定着装置60は、プロセスカートリッジ50の後方に設けられ、加熱ローラ61と、加熱ローラ61と対向配置されて加熱ローラ61を押圧する加圧ローラ62とを主に備えている。
画像形成部4では、回転する感光体ドラム51の表面が、帯電器52により一様に帯電された後、露光装置40からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光体ドラム51上に静電潜像が形成される。また、トナー収容部56内のトナーは、供給ローラ55を介して現像ローラ54に供給され、現像ローラ54上に担持される。
そして、現像ローラ54上に担持されたトナーが、静電潜像が形成された感光体ドラム51に供給されることで、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム51上にトナー像が形成される。その後、給紙部3から供給された用紙Sが、感光体ドラム51と転写ローラ53の間を搬送されることで、感光体ドラム51上に形成されたトナー像が用紙S上に転写される。
次いで、用紙Sが加熱ローラ61と加圧ローラ62の間を搬送されることで、用紙S上に転写されたトナー像が熱定着される。以上のようにして、用紙S上に画像を形成することができる。画像が形成された用紙Sは、搬出ローラ63によって定着装置60(画像形成部4)から排出経路71に搬出される。
搬送部7は、画像形成部4から搬出された用紙Sを本体筐体2の外部または再度画像形成部4に向けて搬送する構成であり、排出経路71と、排出ローラ72と、再搬送経路73と、複数の搬送ローラ74とを主に備えている。排出ローラ72は、公知の制御により、用紙Sを本体筐体2の外部に向けて搬送するときに正回転し、第1面(一方の面)に画像が形成された用紙Sを再度画像形成部4に向けて搬送するときに逆回転して用紙Sを本体筐体2内に引き戻すように構成されている。
搬送部7では、画像形成が終了した場合には、画像形成部4から搬出された用紙Sは、排出経路71を搬送され、正回転する排出ローラ72によって本体筐体2の外部に排出されて排紙トレイ22上に載置される。また、用紙Sの第2面(他方の面)に画像を形成する場合には、用紙Sの全体が本体筐体2の外部に完全に排出される前に排出ローラ72が逆回転することで、用紙Sは再度本体筐体2内に引き戻されて再搬送経路73に搬送される。その後、用紙Sは、搬送ローラ74によって再搬送経路73を搬送され、再び画像形成部4(感光体ドラム51と転写ローラ53の間)に搬送される。
なお、画像形成部4において第2面に画像が形成された用紙Sは、搬出ローラ63によって画像形成部4から排出経路71に搬出され、正回転する排出ローラ72によって本体筐体2の外部に排出されて排紙トレイ22上に載置される。
<用紙を送り出すタイミングの制御>
次に、給紙トレイ31から用紙Sを送り出すタイミングを制御するための構成と、用紙Sを送り出すタイミングの制御(給紙制御)について説明する。
本実施形態において、給紙トレイ31から用紙Sを送り出すタイミングは、送出機構33、詳細には、給紙ローラ33Aの駆動タイミングを制御することにより実行される。そして、本実施形態のレーザプリンタ1は、給紙ローラ33Aの駆動を制御するための構成として、制御装置10(図1では図示省略)を備えている。
制御装置10は、本体筐体2(レーザプリンタ1)内の適宜な位置に設けられており、図2に示すように、送出機構33(給紙部3)や画像形成部4、搬送部7の動作を制御することで、レーザプリンタ1の各動作を制御する装置である。さらに述べると、本実施形態において、制御装置10は、送出機構33(給紙ローラ33Aなど)および搬送部7(排出ローラ72や搬送ローラ74)の動作を制御することで、給紙トレイ31に収容された用紙Sを送り出すタイミングを制御する。
制御装置10は、本発明に関連する機能部として、各部の動作を制御する動作制御手段11を有している。動作制御手段11は、感光体ドラム51と転写ローラ53の間に所定の転写バイアスを印加するバイアス印加手段12を含んでいる。このような制御装置10は、図示しないCPU、RAM、ROM、入出力回路などを備え、ROMに記憶されたデータやプログラムなどをCPUで実行することで各部の機能を実現する。
バイアス印加手段12は、用紙Sの第1面に画像を形成するときに第1の転写バイアスを印加し、用紙Sの第2面に画像を形成するときに第1の転写バイアスとは異なる第2の転写バイアスを印加する。転写バイアスは、感光体ドラム51と転写ローラ53を通じて流れる転写電流が一定となるように定電流制御される。本実施形態においては、用紙Sの第1面に画像を形成するときには、第1の転写電流(目標電流値I1)に定電流制御され、用紙Sの第2面に画像を形成するときには、第2の転写電流(目標電流値I2)に定電流制御されるように構成されている。
本実施形態では、第2の転写電流(目標電流値I2)は、第1の転写電流(目標電流値I1)よりも大きくなるように設定されている。これにより、転写ローラ53は、第2の転写電流に定電流制御された場合(第2の転写バイアスが印加された場合)に、第1の転写電流に定電流制御された場合(第1の転写バイアスが印加された場合)よりも感光体ドラム51上のトナーを強く引き寄せるようになっている。第2面に画像を形成するとき、用紙Sは、第1面にトナー像が転写された後に一度定着装置60を通過しているので、水分の蒸発などにより電気抵抗値が大きくなっているからである。
また、本実施形態において、第1の転写電流(目標電流値I1)と第2の転写電流(目標電流値I2)は、レーザプリンタ1で画像形成が可能な用紙Sの種類(例えば、厚さや材質など)に応じて、複数組があらかじめ設定されており、ROMなどに記憶されている。バイアス印加手段12は、パーソナルコンピュータ(パソコン)PCなど、画像形成を指示する装置から画像形成の指示を含むデータである印字ジョブを受信したときに、印字ジョブに含まれる用紙Sの種類を指定する情報から当該用紙Sに対応した転写電流(目標電流値I1,I2)を取得し、転写バイアスを印加する。
次に、本実施形態における給紙制御について説明する。
図3に示すように、制御装置10は、パソコンPCなどから印字ジョブを受信する(S101)と、印字ジョブに含まれる用紙Sの種類の情報から、その用紙Sに対応した転写電流(目標電流値I1,I2)を取得し(S102)、画像形成動作を開始する。
また、制御装置10は、取得した目標電流値I1,I2から、第1の転写バイアスと第2の転写バイアスの差ΔBが、あらかじめ設定された所定値Thよりも大きいか否かを判定する(S103)。
そして、制御装置10は、第1の転写バイアスと第2の転写バイアスの差ΔBが、所定値Thよりも大きい場合(S103,Yes)には、図4に示すように、搬送部7(再搬送経路73(図1参照))から再度画像形成部4(感光体ドラム51と転写ローラ53の間)に搬送されて第2面S12に画像が形成されている先の用紙S1の後端部SBと、画像が形成されていない次の用紙S2の前端部SAの間隔Dが、感光体ドラム51の1回転分(周長C)以上の間隔(D>C)となるようなタイミングで、送出機構33(給紙ローラ33A)を制御して次の用紙S2を送り出す。
具体的に、制御装置10は、バイアス印加手段12によって印加される転写バイアス(転写電流)が、先の用紙S1の第2面S12にトナー像を転写するための第2のバイアス(第2の転写電流)から次の用紙S2の第1面S21にトナー像を転写するための第1のバイアス(第1の転写電流)に切り替わった時点(図5(a)参照)から、感光体ドラム51が1回転する時間が経過したときに、次の用紙S2の前端部SAが感光体ドラム51と転写ローラ53の間に到達する(図5(c)参照)ような第2のタイミングで、給紙ローラ33Aを駆動させて給紙トレイ31から次の用紙S2を送り出す(図3、S104)。
このような本実施形態において、先の用紙S1の後端部SBと次の用紙S2の前端部SAの間隔Dは、先の用紙S1が感光体ドラム51と転写ローラ53の間を抜けてから転写バイアス(転写電流)が切り替わるまでに進んだ距離L(図5(a)参照)と、感光体ドラム51の周長C(図4参照)の和となる。したがって、先の用紙S1の後端部SBと次の用紙S2の前端部SAの間隔D(=L+C)は、感光体ドラム51の1回転分(感光体ドラム51の周長C)以上の間隔となっている。
なお、次の用紙S2が給紙トレイ31から送り出されてから感光体ドラム51と転写ローラ53の間に到達するまでには、感光体ドラム51が1回転する時間以上の時間がかかる。そこで、実際には、制御装置10は、次の用紙S2が給紙トレイ31から送り出されてから感光体ドラム51と転写ローラ53の間に到達するまでの時間を考慮して、その分を差し引いた早いタイミングで給紙ローラ33Aを駆動させる。
より詳細に、制御装置10は、先の用紙S1の先端部(符号省略)や後端部SBの通過を図示しない用紙センサが検知してから、所定時間が経過した後に給紙ローラ33Aを駆動させる。ちなみに、用紙センサとしては、レーザプリンタ1(画像形成装置)に一般的に設けられている、用紙Sの通過を検知するセンサを利用することができる。
図3に戻り、制御装置10は、第1の転写バイアスと第2の転写バイアスの差ΔBが、所定値Thよりも小さい場合(S103,No)には、第2のタイミングよりも早い第3のタイミングで次の用紙S2を送り出す(S105)。ここで、本実施形態において、第3のタイミングは、転写バイアス(転写電流)が切り替わった時点から、感光体ドラム51が1回転する時間よりも短い時間で次の用紙S2の前端部SAが感光体ドラム51と転写ローラ53の間に到達するようなタイミングをいう。
これによれば、先の用紙S1の後端部SBと次の用紙S2の前端部SAの間隔を、前記した間隔D(図5参照)よりも小さくする(詰める)ことができる。なお、この場合の間隔は、感光体ドラム51の1回転分(周長C)よりも小さい間隔であってもよい。
以上説明した本実施形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
用紙S1の後端部SBと用紙S2の前端部SAの間隔Dが、感光体ドラム51の1回転分以上の間隔となるようなタイミングで次の用紙S2を送り出すので、感光体ドラム51の表面に生じる電位のムラによって発生しうる画像品質の低下を抑制することができる。
補足すると、感光体ドラム51の表面は、感光体ドラム51が1回転する途中で帯電器52によって帯電される。このとき、図5(a)に示すように、転写バイアスが切り替わったときに生じた電位のムラ(●で示す部分)は、図5(b)に示すように、帯電前よりは小さくなるが、電位のムラが残ることがある。
その場合、電位のムラが残った部分(電位のムラが生じた部分)は、図5(c)に示すように、感光体ドラム51が1回転した後に、感光体ドラム51と転写ローラ53の間に突入した次の用紙S2の前端部SAと対面することとなる。ここで、次の用紙S2の前端部SAでは、電位のムラが生じた部分にはトナー像が形成されないので、電位のムラの影響が次の用紙S2(画像品質)に問題を及ぼすことはない。
そして、図5(d)に示すように、感光体ドラム51の回転により、電位のムラが生じた部分がもう一度帯電器52によって帯電されることで、1回目の帯電では解消されなかった電位のムラを解消(または、より小さく)することができる。これにより、その後、電位のムラが生じた部分(電位のムラが生じていた○で示す部分)にトナー像が形成され、次の用紙S2に転写されたとしても、濃度ムラなどが発生しにくくなるため、画像品質の低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、第1の転写バイアスと第2の転写バイアスの差ΔBが所定値Thよりも大きい場合、すなわち、電位のムラが発生しやすい場合に、前記したような第2のタイミングで次の用紙S2を送り出すので、画像品質の低下を確実に抑制することができる。また、差ΔBが所定値Thよりも小さい場合、すなわち、電位のムラが発生しにくい場合に、第2のタイミングよりも早い第3のタイミングで次の用紙S2を送り出すので、先の用紙S1と次の用紙S2の間隔を詰めることができ、画像形成速度を向上させることができる。
なお、本記実施形態では、第2のタイミングとして、転写バイアスが切り替わった時点から感光体ドラム51がちょうど1回転する時間が経過したときに、次の用紙S2の前端部SAが感光体ドラム51と転写ローラ53の間に到達するようなタイミングを例示したが、これに限定されるものではない。例えば、第2のタイミングは、転写バイアスが切り替わった時点から感光体1回転分以上時間が経過した後に、次の記録シートの前端部が感光体と転写手段の間に到達するようなタイミングであってもよい。
これによれば、感光体ドラム51の電位のムラが生じた部分は、次の用紙S2の前端部SAが感光体ドラム51と転写ローラ53の間に到達したときには、図5(c)に示す位置よりもさらに回転した位置(例えば、図5(d)に示す位置など)に移動していることとなる。そして、2回目の帯電によって電位のムラが解消された(または、より小さくなった)後に、トナー像が形成され、初めて次の用紙S2と接触することになるので、画像品質の低下を確実に抑制することができる。
また、本実施形態では、第1の転写バイアスと第2の転写バイアス(目標電流値I1,I2)が、レーザプリンタ1で画像形成が可能な用紙Sの種類に応じて、複数組が設定され、記憶されている構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、用紙Sの電気抵抗値を測定し、この測定結果に基づいて転写バイアス(転写電流)を計算する構成としてもよい。また、用紙Sの種類に関わらず、一組の第1の転写バイアスと第2の転写バイアスを印加する構成としてもよい(目標電流値I1,I2が固定値であってもよい)。
また、本実施形態では、第2の転写バイアスが印加された場合に、第1の転写バイアスが印加された場合よりも感光体ドラム51(感光体)上のトナー(現像剤)を強く引き寄せるように構成された形態(第1の転写バイアス<第2の転写バイアス)を例示したが、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、第1の転写バイアスが印加された場合に、第2の転写バイアスが印加された場合よりも感光体上の現像剤を強く引き寄せるように構成されていてもよい(第1の転写バイアス>第2の転写バイアス)。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態では、前記した第1実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その説明を省略することとする。
本実施形態のレーザプリンタ1は、用紙Sの第1面にトナー像を転写するときの転写バイアスと、第2面にトナー像を転写するときの転写バイアスが同じ、すなわち、転写バイアス(転写電流)を切り替えない構成となっている。
このような構成においては、用紙Sの電気抵抗値が大きい場合、具体的には、厚紙である場合や低湿環境にある場合などに、感光体ドラム51の表面に電位のムラが比較的生じやすくなる。補足すると、用紙Sの電気抵抗値が大きいと、用紙Sが感光体ドラム51と転写ローラ53の間から抜けるときに、感光体ドラム51と転写ローラ53の間の電気抵抗値が一気に小さくなるので、感光体ドラム51と転写ローラ53の間で過剰な電流が流れることがある。これにより、感光体ドラム51の表面のうち、過剰な電流が流れた部位とその周囲の部位との間で電位のムラが生じることとなる。
図6に示すように、本実施形態のレーザプリンタ1は、抵抗値推定手段の一例としての抵抗センサ13と、湿度検知手段の一例としての湿度センサ14とを備えている。抵抗センサ13および湿度センサ14は、本体筐体2内の適宜な位置に設けられている。
抵抗センサ13は、用紙Sの電気抵抗値を測定(推定)する公知のセンサである。また、湿度センサ14は、本体筐体2内の湿度を検知する公知のセンサである。抵抗センサ13および湿度センサ14の検知結果は制御装置10に出力される。
本実施形態において、制御装置10は、抵抗センサ13で測定(推定)された先の用紙S1の電気抵抗値が所定値よりも大きい場合、または、湿度センサ14で検知された湿度が所定値よりも小さい場合に、図7(c)に示すように、先の用紙S1の後端部SBと次の用紙S2の前端部SAの間隔Dが、感光体ドラム51の1回転分の間隔(周長C)となるような第1のタイミングで次の用紙S2を送り出す。
このように、先の用紙S1の後端部SBと次の用紙S2の前端部SAの間隔Dが、感光体ドラム51の1回転分の間隔となるような第1のタイミングで次の用紙S2を送り出すことで、感光体ドラム51の表面に生じる電位のムラによって発生しうる画像品質の低下を抑制することができる。
補足すると、感光体ドラム51の表面は、感光体ドラム51が1回転する途中で帯電器52によって帯電される。このとき、図7(a)に示すように、先の用紙S1の後端部SBが感光体ドラム51と転写ローラ53の間から抜けたときに生じた電位のムラ(●で示す部分)は、図7(b)に示すように、帯電前よりは小さくなるが、電位のムラが残ることがある。
その場合、電位のムラが残った部分(電位のムラが生じた部分)は、図7(c)に示すように、感光体ドラム51が1回転した後に、感光体ドラム51と転写ローラ53の間に突入した次の用紙S2の前端部SAと対面することとなる。ここで、次の用紙S2の前端部SAでは、電位のムラが生じた部分にはトナー像が形成されないので、電位のムラの影響が画像品質に問題を及ぼすことはない。
そして、図7(d)に示すように、感光体ドラム51の回転により、電位のムラが生じた部分がもう一度帯電器52によって帯電されることで、1回目の帯電では解消されなかった電位のムラを解消(または、より小さく)することができる。これにより、その後、電位のムラが生じた部分(電位のムラが生じていた○で示す部分)にトナー像が形成され、次の用紙S2に転写されたとしても、濃度ムラなどが発生しにくくなるため、画像品質の低下を抑制することができる。
また、本実施形態において、制御装置10は、抵抗センサ13で測定(推定)された先の用紙S1の電気抵抗値が所定値よりも小さい場合、または、湿度センサ14で検知された湿度が所定値よりも大きい場合には、前記した第1のタイミングよりも早いタイミングで次の用紙S2を送り出す。ここで、第1のタイミングよりも早いタイミングとは、先の用紙S1の後端部SBと次の用紙S2の前端部SAの間隔が、感光体ドラム51の1回転分(感光体ドラム51の周長C)よりも短い間隔となるようなタイミングをいう。これによれば、先の用紙S1の後端部SBと次の用紙S2の前端部SAの間隔を、間隔D(感光体ドラム51の周長C)よりも詰めることができるので、画像形成速度を向上させることができる。
なお、本実施形態では、抵抗センサ13で推定された電気抵抗値が所定値よりも大きい場合、または、湿度センサ14で検知された湿度が所定値よりも小さい場合に、第1のタイミングで次の用紙S2を送り出す構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、抵抗センサ13で推定された電気抵抗値が所定値よりも大きい場合、かつ、湿度センサ14で検知された湿度が所定値よりも小さい場合に、第1のタイミングで次の用紙S2を送り出し、それ以外の場合に第1のタイミングよりも早いタイミングで次の用紙S2を送り出すように構成されていてもよい。また、レーザプリンタ1は、抵抗センサ13および湿度センサ14のいずれか一方だけを備える構成であってもよい。
また、本記実施形態では、第1のタイミングとして、先の用紙S1の後端部SBと次の用紙S2の前端部SAの間隔Dが、感光体ドラム51の1回転分の間隔(周長C)となるようなタイミングを例示したが、これに限定されるものではない。例えば、第1のタイミングは、先の記録シートの後端部と次の記録シートの前端部の間隔が、感光体1回転分以上の間隔となるようなタイミングであってもよい。
これによれば、感光体ドラム51の電位のムラが生じた部分は、次の用紙S2の前端部SAが感光体ドラム51と転写ローラ53の間に到達したときには、図7(c)に示す位置よりもさらに回転した位置(例えば、図7(d)に示す位置など)に移動していることとなる。そして、2回目の帯電によって電位のムラが解消された(または、より小さくなった)後に、トナー像が形成され、初めて次の用紙S2と接触することになるので、画像品質の低下を確実に抑制することができる。
また、本実施形態では、抵抗値推定手段の一例として、用紙Sの電気抵抗値を測定する抵抗センサ13を例示したが、これに限定されるものではない。抵抗値推定手段は、例えば、制御装置10の機能部として備えられ、ユーザが入力(選択)した記録シートの種類と、湿度センサなどの検知結果から、記録シートの電気抵抗値を計算したり、テーブルなどから選択したりする構成であってもよい。また、ユーザが記録シートの種類を入力(選択)したときに、あらかじめ設定された電気抵抗値(データ)をROMなどから読み出す手段であってもよい。
また、本実施形態では、本体筐体2(装置本体)内の湿度を検知する湿度センサ14(湿度検知手段)を例示したが、これに限定されず、装置本体外、すなわち、画像形成装置が設置された環境の湿度を検知するものであってもよい。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について簡単に説明する。
本実施形態のレーザプリンタ1は、用紙Sの種類に応じて、転写電流を変更可能に構成されている。
このように構成された本実施形態において、制御装置10は、転写電流(転写バイアス)が所定値を超える場合に、先の用紙S1の後端部SBと次の用紙S2の前端部SAの間隔Dが、感光体ドラム51の1回転分の間隔(周長C)となるような第1のタイミングで次の用紙Sを送り出す(図7(c)参照)。また、制御装置10は、転写電流(転写バイアス)が所定値を超えない場合には、前記した第1のタイミングよりも早いタイミングで次の用紙S2を送り出す。
なお、本実施形態において、転写バイアスが所定値を超えるとは、正の所定値を超えて大きい場合と、負の所定値を下回って小さい場合の両方を含み、転写バイアスが所定値を跨ぐことを意味する。
転写バイアスは、基準電位(例えば、0V)からの差が大きいほど感光体ドラム51の表面電位に与える影響が大きくなり、電位のムラが発生しやすくなる。また、転写バイアスは、基準電位からの差が小さいほど感光体ドラム51の表面電位に与える影響が小さくなり、電位のムラが発生しにくくなる。
そこで、前記したように、転写バイアスが所定値を超える場合、すなわち、転写バイアスが大きく電位のムラが発生しやすい場合には、画像品質の低下が発生しやすくなるので、第1のタイミングで次の用紙Sを送り出すことで、前記した第1,2実施形態と同様に、画像品質の低下を抑制することができる。また、転写バイアスが所定値を超えない場合、すなわち、転写バイアスが小さく電位のムラが発生しにくい場合には、画像品質の低下が問題とならないので、第1のタイミングよりも早いタイミングで次の用紙S2を送り出すことで、先の用紙S1と次の用紙S2の間隔を詰めることができ、画像形成速度を向上させることができる。
なお、転写電流を変更するための構成は特に限定されず、例えば、用紙Sの電気抵抗値を測定し、この測定結果に基づいて転写電流を計算、テーブルから選択、または、ROMから読み出すなどして決定する構成であってもよい。また、ユーザが入力(選択)した用紙Sの種類に応じて転写電流を決定する構成であってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、先の用紙S1の後端部SBと次の用紙S2の前端部SAの間隔Dが、感光体ドラム51の1回転分以上の間隔となるようなタイミングで次の用紙S2を給紙トレイ31から送り出す構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、先の記録シートの後端部と次の記録シートの画像形成領域の前端部の間隔が、感光体1回転分以上の間隔となるようなタイミング(第1のタイミング)で次の記録シートを送り出す構成としてもよい。
ここで、画像形成領域とは、記録シートの表面のうち実際に画像が形成される(トナー像が転写される)領域(範囲)である。感光体の表面に電位のムラが生じることで影響を受けるのは画像形成領域なので、本発明においては、少なくとも、先の記録シートの後端部と次の記録シートの画像形成領域の前端部の間隔が、感光体1回転分の間隔となるようなタイミングで次の記録シートを送り出すことで、電位のムラの影響が画像形成領域に及ぶことを抑制することができる。これにより、画像品質の低下を抑制することができる。
前記実施形態では、定電流制御によって所定の転写バイアスを印加する形態を例示したが、これに限定されず、定電圧制御によって所定の転写バイアスを印加してもよい。
前記実施形態では、感光体として感光体ドラム51を例示したが、これに限定されず、例えば、感光体ベルトなどを採用してもよい。
前記実施形態では、帯電手段として、放電ワイヤ52Aを有する帯電器52(スコロトロン型帯電器やコロトロン型帯電器など)を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、一列に並べた針状電極を有する帯電器(鋸歯帯電器)を採用してもよいし、帯電ローラを採用してもよい。
前記実施形態では、転写手段として転写ローラ53を例示したが、これに限定されず、例えば、転写チャージャなどを採用してもよい。
前記実施形態で示した画像形成部4の各部の構成は一例であり、適宜変更することができる。例えば、レーザ光で感光体ドラム51を露光する露光装置40の代わりに、LED素子やEL素子、蛍光体などから出射される光で感光体ドラム51を露光する露光装置を採用してもよい。また、加熱ローラ61と加圧ローラ62を備える定着装置60の代わりに、フィルム定着方式の定着装置を採用してもよい。
前記実施形態では、給紙トレイ31に収容された用紙Sを画像形成部4に向けて送り出す送出機構33を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、送出機構は、いわゆる手差しトレイに載置された記録シートを画像形成部に向けて送り出す機構(ローラなど)であってもよい。
前記実施形態では、バイアス印加手段12が制御装置10の機能部として設けられた構成を例示したが、これに限定されるものではない。すなわち、バイアス印加手段と、バイアス印加手段の動作を制御する制御装置とが、別々に設けられた構成であってもよい。
前記実施形態では、画像形成装置として、モノクロ画像を形成するレーザプリンタ1を例示したが、これに限定されず、例えば、カラー画像を形成可能なプリンタであってもよい。また、画像形成装置は、プリンタに限定されず、例えば、複写機や複合機などであってもよい。
なお、前記実施形態では特に述べていないが、先の記録シートと次の記録シートの間隔は、送出機構による記録シートを送り出すタイミングだけでなく、次の記録シートの搬送を、例えば、レジストローラなどで一旦停止することで調整してもよい。
前記実施形態では、記録シートの一例として、いわゆる普通紙や厚紙などの用紙Sを示したが、これに限定されず、例えば、OHPシートなどであってもよい。
1 レーザプリンタ
2 本体筐体
4 画像形成部
7 搬送部
10 制御装置
12 バイアス印加手段
13 抵抗センサ
14 湿度センサ
33 送出機構
33A 給紙ローラ
51 感光体ドラム
52 帯電器
53 転写ローラ
C 周長
D 間隔
S 用紙
S1 用紙
S12 第2面
S2 用紙
SA 前端部
SB 後端部

Claims (6)

  1. 記録シートの両面に画像を形成可能に構成された画像形成装置であって、
    現像剤像が形成される回転する感光体と、当該感光体との間で転写バイアスが印加されて前記感光体に形成された現像剤像を記録シートに転写する転写手段と、前記感光体を帯電させる帯電手段とを有し、記録シートに画像を形成する画像形成部と、
    画像が形成されていない記録シートを前記画像形成部に向けて送り出す送出機構と、
    一方の面に画像が形成されて前記画像形成部から搬出された記録シートを再度前記画像形成部に向けて搬送する再搬送機構と、
    前記送出機構および前記再搬送機構の動作を制御して記録シートを送り出すタイミングを制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記再搬送機構から前記画像形成部に搬送されて他方の面に画像が形成されている先の記録シートの後端部と、画像が形成されていない次の記録シートの画像形成領域の前端部の間隔が、前記感光体1回転分以上の間隔となるような第1のタイミングで次の記録シートを送り出すことを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録シートの一方の面に画像を形成するときに第1の転写バイアスを印加し、記録シートの他方の面に画像を形成するときに前記第1の転写バイアスとは異なる第2の転写バイアスを印加するバイアス印加手段を備え、
    前記制御装置は、前記バイアス印加手段によって印加される転写バイアスが、前記第2のバイアスから前記第1のバイアスに切り替わった時点から前記感光体1回転分以上の時間が経過した後に、次の記録シートの画像形成領域の前端部が前記感光体と前記転写手段の間に到達するような第2のタイミングで次の記録シートを送り出すことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御装置は、前記第1の転写バイアスと前記第2の転写バイアスの差が、所定値よりも大きい場合に前記第2のタイミングで記録シートを送り出し、所定値よりも小さい場合に前記第2のタイミングよりも早い第3のタイミングで記録シートを送り出すことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 記録シートの電気抵抗値を推定する抵抗値推定手段を備え、
    前記制御装置は、前記抵抗値推定手段で推定された電気抵抗値が所定値よりも大きい場合に、前記第1のタイミングで次の記録シートを送り出すことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御装置は、転写バイアスが所定値を超える場合に、前記第1のタイミングで次の記録シートを送り出すことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 装置本体内または装置本体外の湿度を検知する湿度検知手段を備え、
    前記制御装置は、前記湿度検知手段で検知された湿度が所定値よりも小さい場合に、前記第1のタイミングで次の記録シートを送り出すことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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