JP2011231986A - 低温ショーケース - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱箱体内に後側上部の貯蔵室と前側下部の貯蔵室とを区画形成したものであって、自然対流による効果的な冷却を実現することができる。
【解決手段】貯蔵室5内を前後に区画することにより、後側上部の第1の貯蔵室15と前側下部の第2の貯蔵室16とを構成する区画壁14と、第1の貯蔵室15の上面開口から第2の貯蔵室16の上面開口に渡る上面開口2を開閉自在に閉塞する透視可能な扉30とを備え、補助冷却器18を第1の貯蔵室15の奥側上部に位置すると共に、区画壁14上端と扉30との間には、冷気が流通可能な間隔36を構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、上面が開口する貯蔵室内を貯蔵室壁面の断熱材側に熱交換関係で取り付けられた冷却器と、貯蔵室内奥側上部に配設された補助冷却器にて冷却する低温ショーケースに関する。
従来より、この種の低温ショーケースでは、例えば、特許文献1に示すように、上面に開口し、内部に貯蔵室を構成する鋼板製の内箱の外面(断熱材側)に冷媒パイプから成る冷却器が蛇行状に取り付けられている。そして、内箱の上端後部には左右に渡るロールボンド式の補助冷却器が取り付けられている。
上記内箱は、外箱内に間隔を存して組み込まれ、この外箱と内箱間に断熱材が充填される。そして、貯蔵室内は内箱に取り付けられた冷却器と補助冷却器から所定の冷蔵若しくは冷凍温度に冷却されるものであった。
特開平8−303927号公報
しかしながら、上記構成において、内箱内に構成された貯蔵室内を前後に区画し、後側の貯蔵室底面を前側の貯蔵室の底面よりも高く構成した所謂ひな壇状とした場合、扉が開放されると、後側上部の貯蔵室内上部の冷気は、前側下部の貯蔵室内上部の冷気と共に、外部に流下して漏洩してしまい、代わりに、各貯蔵室内上部には、湿気を多く含んだ暖気(外気)が進入する。そのため、扉を閉じた後も、各貯蔵室上部に冷気溜まりを形成するのに多くの時間を要してしまい、冷却性能の悪化を招来する。
そこで、前後の貯蔵室を区画する区画壁を扉と当接するように構成すると、後側上部の貯蔵室内上部の冷気の漏洩が少なくなるが、前側下部の貯蔵室内上部に進入した暖気は、冷却され難く、当該貯蔵室内の冷却不良をも招来する。
また、当該区画壁を内部を透視可能なガラス板などで構成した場合、かかる湿気を多く含んだ暖気によって当該ガラス板の前面に曇りが生じ、後側上部の貯蔵室内の視認性が著しく低下する問題も生じる。
本発明は、従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、断熱箱体内に後側上部の貯蔵室と前側下部の貯蔵室とを区画形成したものであって、自然対流による効果的な冷却を実現することができる低温ショーケースを提供する。
上記課題を解決するために、本発明の低温ショーケースは、断熱材から構成された断熱箱体内に上面が開口する貯蔵室を形成し、この貯蔵室内を、当該貯蔵室壁面の断熱材側に熱交換関係で取り付けられた冷却器と、貯蔵室内の奥側上部に配設された補助冷却器により冷却して成るものであって、貯蔵室内を前後に区画することにより、後側上部の第1の貯蔵室と前側下部の第2の貯蔵室とを構成する区画壁と、第1の貯蔵室の上面開口から第2の貯蔵室の上面開口に渡ってこれらの開口を開閉自在に閉塞する透視可能な扉とを備え、補助冷却器は第1の貯蔵室の奥側上部に位置すると共に、区画壁上端と扉との間には、冷気が流通可能な間隔が構成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、上記発明において、区画壁は、上部に立設された透視可能な仕切ガラスと、この仕切ガラスの上端に取り付けられたプライスレールとを備え、このプライスレールの上端と扉との間に間隔が構成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、上記発明において、プライスレールの下端部には、第1の貯蔵室内と第2の貯蔵室内とを連通する連通部が形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、上記発明において、連通部は、仕切ガラスの前面上部において開口しており、第1の貯蔵室内上部の冷気を、仕切ガラスの前面に向けて流下させることを特徴とする。
本発明によれば、断熱材から構成された断熱箱体内に上面が開口する貯蔵室を形成し、この貯蔵室内を、当該貯蔵室壁面の断熱材側に熱交換関係で取り付けられた冷却器と、貯蔵室内の奥側上部に配設された補助冷却器により冷却して成る低温ショーケースにおいて、貯蔵室内を前後に区画することにより、後側上部の第1の貯蔵室と前側下部の第2の貯蔵室とを構成する区画壁と、第1の貯蔵室の上面開口から第2の貯蔵室の上面開口に渡ってこれらの開口を開閉自在に閉塞する透視可能な扉とを備えているため、前側下部の第2の貯蔵室内に貯蔵された商品のみならず、後側上部の第1の貯蔵室内に貯蔵された商品を透視可能な扉を介して外部より視認することができ、効果的な商品陳列を実現することができる。
一方、第1の貯蔵室の上面開口から第2の貯蔵室の上面開口に渡って設けられる扉が開放されたとき、これら第1及び第2の貯蔵室内上部には、湿気の多い暖気(外気)が進入する。しかし、補助冷却器は第1の貯蔵室の奥側上部に位置すると共に、区画壁上端と扉との間には、冷気が流通可能な間隔が構成されているので、当該扉が閉じられると、自然対流で、第1の貯蔵室の奥側上部に配設された補助冷却器によって冷却された冷気が第1の貯蔵室を経て第2の貯蔵室内に流下していき、第2の貯蔵室内上部に進入した暖気は、区画壁上端と扉との間の間隔を通り、第1の貯蔵室内上部に流入し、第1の貯蔵室内上部に進入した暖気と共に、第1の貯蔵室の奥側上部の補助冷却器に流入して冷却される。
これにより、断熱箱体内において、異なる高さ位置に配設される第1及び第2の貯蔵室内を自然対流にて効果的に冷却することができ、冷却性能の向上を図ることができる。
また、請求項2の発明によれば、上記発明に加えて、区画壁は、上部に立設された透視可能な仕切ガラスと、この仕切ガラスの上端に取り付けられたプライスレールとを備え、このプライスレールの上端と扉との間に間隔が構成されていることにより、区画壁上部の仕切ガラスを介して第2の貯蔵室の前側からであっても第1の貯蔵室内を視認することができる。これにより、販売効果の向上を実現できる。
請求項3の発明によれば、上記発明に加えて、プライスレールの下端部には、第1の貯蔵室内と第2の貯蔵室内とを連通する連通部が形成されているので、補助冷却器によって冷却された冷気は、連通部を介して第1の貯蔵室内から第2の貯蔵室内に自然流入することができる。
これにより、扉とプライスレール間の間隔を介して第2の貯蔵室内上部の暖気は、第1の貯蔵室内に円滑に流入できるようになる。そのため、第1の貯蔵室と第2の貯蔵室間の自然対流が円滑となり、迅速に貯蔵室内に流入した暖気を補助冷却器にて冷却することが可能となる。
また、この連通部は、プライスレールの一部を利用して構成されているため、部品点数の削減を図ることができ、構造の簡素化を実現することができる。
請求項4の発明によれば、上記発明に加えて、連通部は、仕切ガラスの前面上部において開口しており、第1の貯蔵室内上部の冷気を、仕切ガラスの前面に向けて流下させることから、仕切ガラス前面が曇ってしまう不都合を防止でき、仕切ガラスを介した第1の貯蔵室内の視認性を確保することができる。
本発明の低温ショーケースの斜視図である。 図1の低温ショーケースの正面図である。 図2のA−A断面図である。 図3の部分拡大図である。 自然対流による冷気流を示す貯蔵室内の後方斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図5を参照して詳細に説明する。図1は本発明を適用した低温ショーケース1の斜視図、図2は図1の低温ショーケース1の正面図、図3は図2のA−A断面図、図4は図3の部分拡大図、図5は自然対流による冷気流を示す貯蔵室内の後方斜視図をそれぞれ示している。本実施例では、低温ショーケース1として、アイスクリーム(冷菓)等の冷凍食品を陳列販売する冷凍ショーケースを例に挙げて説明する。
低温ショーケース1は、上面に開口2が形成されて内部に貯蔵室5を構成する断熱箱体3により本体が構成されている。本体下部には、断熱箱体3の下方に位置して冷凍システムの図示しない圧縮機、凝縮器等を収納する機械室4が形成されている。
本実施例における断熱箱体3は、全体として後壁3Bが前壁3Aよりも高く形成された断面略コ字状を呈しており、後壁3Bの上端には所定寸法だけ前方に延出した上壁3Cが形成されている。これにより、断熱箱体3の上壁3Cの前端から前壁3Aの上端に渡って上面開口2が形成される。
断熱箱体3は、上面に開口する矩形状の第1の内箱7と、同じく上面に開口する矩形状の第2の内箱8と、これら内箱7、8と間隔を存して配設される外箱9と、これら内箱7、8及び外箱9との間に充填された発泡断熱材10とから構成されている。各内箱7、8は、熱良導性材料、例えば、鋼板にて構成される。
外箱9の後上部に第1の内箱7が配設され、この第1の内箱7の前面と所定の間隔を存してこの前側となる外箱9の前下部に第2の内箱8が配設される。そして、これら内箱7、8と外箱9との間に発泡断熱材10が充填される。これによって、内箱7と8との間隔には、断熱材10が充填された断熱区画壁11が一体に形成される。
この断熱区画壁11の上端には、内部を透視可能とする仕切ガラス21が立設されており、当該仕切ガラス21の上端には、詳細は後述するプライスレール31が取り付けられている。図1では仕切ガラス21は、ハッチングにて図示している。
これら断熱区画壁11と、その上部に立設された仕切ガラス21及びその上端に取り付けられたプライスレール31は、断熱箱体3内に構成される貯蔵室5内を前後に区画する区画壁14を構成し、当該区画壁14の後側上部に第1の貯蔵室15が構成され、区画壁14の前側下部に第2の貯蔵室16内が構成される。
各貯蔵室15、16の壁面に相当する各内箱7、8の外面、即ち、断熱材10側には、上記圧縮機等と共に冷凍システムを構成する冷却器として作用する例えば銅管から成る冷却パイプ17が熱交換関係で配設されている。
本実施例では、各内箱7、8の後壁上部には、対応する貯蔵室15、16側に貫通する図示しない連通孔が長手方向(この場合左右方向)に所定間隔を存して複数(図2では、3箇所)形成されている。そして、この内箱後壁に取り付けられる冷却パイプ17には、その一部が、当該連通孔を貫通して各貯蔵室15、16側(内箱7、8内)に突出する貯蔵室側冷却パイプ17Aが形成されている。
この貯蔵室側冷却パイプ17Aは、内箱7、8の後壁に対して略垂直に突出して形成されており、当該冷却パイプ17Aは、矩形状に屈曲形成されている。その前端は、各貯蔵室15、16の前壁(後述する仕切ガラス21、22に相当する)の近傍にまで延在して形成されている。当該貯蔵室側冷却パイプ17Aは、熱良導性材料にて構成されたカバー部材19、20にてそれぞれ被覆される。
また、断熱箱体3の上壁3C下方には、貯蔵室5の奥側上部、即ち、後側上部の第1の貯蔵室15の奥部上方に位置して、前方に開口する冷気流通口13を有する補助冷却器収容部12が構成されている。この補助冷却器収容部12内には、上記冷却パイプ17と共に、冷凍システムを構成する補助冷却器18が配設されている。
一方、断熱箱体3の前壁3Aの上端には、所定曲率にて斜め前上方へ傾斜した透明の透視前壁25が設けられている。この透視前壁25の上端面には、下レール26が設けられ、断熱箱体3の上壁3C前端面には、上レール27がそれぞれ設けられ、これらレール26、27には、内部を透視可能とする引き違い式の透明扉30、30が左右方向に摺動自在に設けられる。この透明扉30、30を閉じた状態では、湾曲した透視前壁25は、透明扉30、30の前端に連続したかたちとなる。尚、図中30Aは、各扉30に設けられる把手である。
これにより、第1の貯蔵室15の上面開口から第2の貯蔵室16の上面開口に渡って形成される断熱箱体3の上面開口2は、透明扉30、30により開閉自在に閉塞される。そのため、前側下部の第2の貯蔵室16内に貯蔵された商品のみならず、後側上部の第1の貯蔵室15内に貯蔵された商品を透視可能な扉30、30を介して外部より容易に視認することができ、貯蔵室5内全体の効果的な商品陳列を実現することができる。
更に、本実施例において区画壁14上部を構成する仕切ガラス21は、内部を透視可能に構成されているため、当該仕切ガラス21を介して第2の貯蔵室15の前側からであっても後側上部に構成された第1の貯蔵室16内の視認性を向上させることができる。これにより、販売効果の向上を実現できる。
また、上記透視前壁25が設けられる断熱箱体3の前壁3Aの上端には、内部を透視可能とする仕切ガラス22が立設されている。この仕切ガラス22の上端には、前上端部にプライスカードを保持可能とするカード保持部32Aが形成されたプライスレール32が取り付けられている。
ここで、図4及び図5の拡大図を参照して、上述した如き仕切ガラス21の上端に取り付けられて、当該仕切ガラス21及び断熱区画壁11と共に区画壁14を構成するプライスレール31の構成について詳述する。
このプライスレール31の下端部は、下方に開口した断面略コ字状の嵌合部35が形成されると共に、当該プライスレール31の前上端は、所定角度で前上方に傾斜し、上面開口2を開閉自在に閉塞する扉30、30の下面近傍にまで延在して構成され、当該上端部には、図示しないプライスカードを保持可能とするカード保持部31Aが形成されている。
このプライスレール31の上端に相当するカード保持部31Aと、扉30、30の下面との間には、所定の寸法の間隔36が構成されている。当該間隔36は、詳細は後述する如く、扉30、30が閉じられた状態で、後側上部に形成された第1の貯蔵室15内上部と、前側下部に形成された第2の貯蔵室16内上部との間における空気の流通路を構成する。
また、このプライスレール31の嵌合部35が形成される下端部には、第1の貯蔵室15内と第2の貯蔵室16内とを連通する連通部37が形成されている。この連通部37は、嵌合部35の前端、即ち、仕切ガラス21の前面上部において開口して形成されており、第1の貯蔵室15内上部の冷気を、仕切ガラス21の前面21Aに指向させる風向板38が複数形成されている。
以上の構成により、冷凍システムの圧縮機等が運転されることにより、冷却パイプ17、貯蔵室側冷却パイプ17A、補助冷却器13に流入した冷媒が蒸発して冷却作用を発揮する。これにより、冷却パイプ17と熱交換関係で取り付けられた各貯蔵室15、16の壁面が熱伝導により冷却され、各貯蔵室15、16内が所定の冷却温度、本実施例では、冷凍温度に冷却される。
また、貯蔵室側冷却パイプ17Aは、各貯蔵室15、16内上部に引き入れられて構成されているため、各内箱7、8壁面から離間した内箱7、8上部(貯蔵室15、16内上部)を当該貯蔵室側冷却パイプ17Aを流れる冷媒の冷却作用によって冷却することができる。
更に、本実施例では、後側上部に第1の貯蔵室15が構成され、その前側下部に第2の貯蔵室16が構成される所謂ひな壇状の構成とされているが、貯蔵室5の奥側上部、即ち、後側上部の第1の貯蔵室15の奥部上方に補助冷却器18が配設されているため、当該補助冷却器18にて冷却された冷気が自然対流によって後側上部の第1の貯蔵室15内上部及び前側下部の第2の貯蔵室16内上部に順次流下し、これによっても、温度が上昇しやすい貯蔵室内上部が冷却される。
一方、上記上面開口2を閉塞する扉30が開放された場合、第1の貯蔵室15内上部及び第2の貯蔵室16内上部には、湿気を多く含んだ暖気(外気)が進入する(図3では斜線にて暖気を示す)。後側上部の第1の貯蔵室15内上部に進入した暖気は、実線矢印にて示すように、貯蔵室5の奥側上部に配設された補助冷却器18に吸い込まれ、冷却されて乾燥した冷気となる。
ここで、各貯蔵室15、16内に商品が貯蔵されているため、補助冷却器18から流出した乾燥した冷気は、後側上部の第1の貯蔵室15内上部(商品上部)を流下し、区画壁14、即ち、プライスレール31に形成された連通部37を介して前側下部の第2の貯蔵室16内上部(商品上部)に流下した後、扉30が開放されている開口2下部から外部に流出する一連の冷気エアーカーテンを形成する。そのため、このエアーカーテンによって外気の侵入による乱流が生じ難くなり、各貯蔵室15、16内の温度上昇を抑制することができる。
このとき、連通部37を介して仕切ガラス21の前面21Aには、上記エアーカーテンを形成する乾燥した冷気が流下するため、外部から進入した暖気が低温とされた仕切ガラス21に接触し難い構成となり、当該仕切ガラス21前面に結露及び着霜による曇りが発生し難くなる。そのため、当該仕切ガラス21の曇りを防止するためのヒータ等の加熱手段を貯蔵室内に設ける必要がなくなり、これによっても冷却効率の向上を図ることができる。
また、この場合、後側上部の第1の貯蔵室15内上部の冷気は、扉30の近傍にまで延在して構成されるプライスレール31によって、冷気溜まりを形成することができ、当該冷気溜まりによって第1の貯蔵室15内上部の温度上昇を抑制することができると共に、連通部37を介することで第2の貯蔵室16内への流量を制限した冷気供給を実現することができる。
他方、上面開口2を閉塞する扉30を閉じた際には、第1の貯蔵室15と第2の貯蔵室16内を区画する区画壁14の上端、即ち、プライスレール31の上端と、扉30との間には、冷気が流通可能な間隔36が構成されているので、自然対流で、第1の貯蔵室15の奥側上部に配設された補助冷却器18によって冷却された乾燥した冷気が第1の貯蔵室15を経て第2の貯蔵室16内に流下していき、開放された際に第2の貯蔵室16内上部に進入した暖気は、プライスレール31の上端と、扉30との間の間隔36を通り、第1の貯蔵室15内上部に流入し、第1の貯蔵室15内上部に進入した暖気と共に、第1の貯蔵室15の奥側上部の補助冷却器18に流入して冷却される。
これにより、断熱箱体3内において、異なる高さ位置に配設される第1及び第2の貯蔵室15、16内を自然対流にて効果的に冷却することができ、冷却性能の向上を図ることができる。
また、本実施例では、プライスレール31の下端部に形成された連通部37を介して補助冷却器18によって冷却された冷気は、第1の貯蔵室15内から第2の貯蔵室16内に自然流入することができる。
そのため、第2の貯蔵室16内への冷気進入によって、第2の貯蔵室16内上部の暖気は、扉30とプライスレール31間の間隔36を介して第1の貯蔵室15内に円滑に流入できるようになる。これにより、第1の貯蔵室15と第2の貯蔵室16間の自然対流がより円滑となり、迅速に貯蔵室5内に流入した暖気を補助冷却器18にて冷却することが可能となる。
特に、連通部37は、仕切ガラス21の前面21A上部において開口して形成されているため、第1の貯蔵室15内上部の冷気を、仕切ガラス21の前面21Aに向けて流下させることができるため、乾燥した冷気の流通によって仕切ガラス前面21Aが曇ってしまう不都合を防止でき、当該仕切ガラス21を介した第1の貯蔵室15内の視認性を確保することができる。
また、本実施例では、当該連通部37は、プライスレール31の一部を利用して構成されているため、部品点数の削減を図ることができ、構造の簡素化を実現することができる。
尚、上記実施例では、区画壁14を断熱区画壁11と、上部に立設された透視可能な仕切ガラス21と、当該仕切ガラス21の上端に取り付けられたプライスレール31により構成しているが、これに限定されるものではなく、区画壁14全体を断熱区画壁11によって構成したものであっても、上述したような区画壁14の上端と扉30との間の間隔36を構成することで、冷気流通確保による円滑な自然対流を実現でき、冷却性能の向上を図ることができる。
また、上記実施例では、断熱箱体3を構成する際、外箱9内の後側上部と、前側下部に所定の間隔を存して二つの内箱7、8を設けて、断熱材10の充填によって断熱区画壁11を一体形成しているが、これに限定されるものではなく、例えば、外箱と内箱とで断熱箱体3を構成し、当該内箱内に別途断熱区画壁を設ける構成としても良い。
尚、本発明の低温ショーケース1は上記実施例に限定されるものではなく、貯蔵室内を冷蔵又は冷凍温度に冷却して被冷却物品を陳列するものであれば同様の効果を奏する。
1 低温ショーケース
2 開口
3 断熱箱体
3A 前壁
3B 後壁
3C 上壁
4 機械室
5 貯蔵室
7 第1の内箱
8 第2の内箱
9 外箱
10 断熱材
11 断熱区画壁
12 補助冷却器収容部
13 冷気流通口
14 区画壁
15 第1の貯蔵室(後上部)
16 第2の貯蔵室(前下部)
17 冷却パイプ(冷却器)
17A 貯蔵室側冷却パイプ
18 補助冷却器
19、20 カバー部材
21、22 仕切ガラス
25 透視前壁
26、27 レール
30 透明扉
31、32 プライスレール
31A、32A カード保持部
35 嵌合部
36 間隔
37 連通部

Claims (4)

  1. 断熱材から構成された断熱箱体内に上面が開口する貯蔵室を形成し、該貯蔵室内を、当該貯蔵室壁面の前記断熱材側に熱交換関係で取り付けられた冷却器と、前記貯蔵室内の奥側上部に配設された補助冷却器により冷却して成る低温ショーケースにおいて、
    前記貯蔵室内を前後に区画することにより、後側上部の第1の貯蔵室と前側下部の第2の貯蔵室とを構成する区画壁と、
    前記第1の貯蔵室の上面開口から前記第2の貯蔵室の上面開口に渡ってこれらの開口を開閉自在に閉塞する透視可能な扉とを備え、
    前記補助冷却器は前記第1の貯蔵室の奥側上部に位置すると共に、前記区画壁上端と前記扉との間には、冷気が流通可能な間隔が構成されていることを特徴とする低温ショーケース。
  2. 前記区画壁は、上部に立設された透視可能な仕切ガラスと、該仕切ガラスの上端に取り付けられたプライスレールとを備え、該プライスレールの上端と前記扉との間に前記間隔が構成されていることを特徴とする請求項1に記載の低温ショーケース。
  3. 前記プライスレールの下端部には、前記第1の貯蔵室内と前記第2の貯蔵室内とを連通する連通部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の低温ショーケース。
  4. 前記連通部は、前記仕切ガラスの前面上部において開口しており、前記第1の貯蔵室内上部の冷気を、前記仕切ガラスの前面に向けて流下させることを特徴とする請求項3に記載の低温ショーケース。
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