JP2011231184A - 制振材用エマルション及び制振材配合物 - Google Patents
制振材用エマルション及び制振材配合物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011231184A JP2011231184A JP2010101174A JP2010101174A JP2011231184A JP 2011231184 A JP2011231184 A JP 2011231184A JP 2010101174 A JP2010101174 A JP 2010101174A JP 2010101174 A JP2010101174 A JP 2010101174A JP 2011231184 A JP2011231184 A JP 2011231184A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- emulsion
- parts
- polymerization
- vibration damping
- monomer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
【解決手段】 2種以上のポリマーを混合して得られる制振材用エマルションであって、該各々のポリマーは、重合成分を1種又は2種以上含むものであり、該エマルションは、各々の重合成分のSP値の差の少なくとも1つが0.2以上であることを特徴とする制振材用エマルション。
【選択図】 なし
Description
この制振材用エマルションでは、含まれる重合成分のうち、少なくとも1つの重合成分の組み合わせにおいてSP値に差がありさえすればよいことから、エマルションの設計の自由度が高くなり、優れた制振性に加え、求められる条件に応じた制振材の設計を容易に行うことが可能となるため、制振材用エマルションをこのようなものとすることで、上記課題をみごとに解決することができることに想到し、本発明に到達したものである。
以下に本発明を詳述する。
上記媒体としては、水性媒体であることが好ましく、例えば、水や、水と混じりあう溶媒と水との混合溶媒等が挙げられる。中でも、本発明の制振材用エマルションを含む組成物を塗布する際の安全性や環境への影響を考慮すると、水性媒体100質量%中、水が50質量%以上であることが好適である。より好ましくは70質量%以上であり、更に好ましくは100質量%、すなわち水を媒体として用いることである。
上記ポリマーは各々、重合成分を1種又は2種以上含むものであるが、重合成分を含む限り、その他の成分を含んでいてもよい。
なお、本発明においては、制振材用エマルションが含むポリマーには、単一の組成のポリマー(単一の重合体部分から構成されるポリマー)や組成の異なる複数の重合体部分から構成されるポリマーが含まれ、これらのポリマーを構成する重合体部分のことを本発明では重合成分という。
このように、少なくとも1つの重合成分の組み合わせにおいてSP値差を0.2以上とすることによって、SP値差が0.2以上であるこの重合成分間の相溶性が低くなり、相間摩擦が起こることとなるために、この摩擦力によって、振動による運動エネルギーが熱エネルギーに変換され、制振性が発揮されるものと考えられる。上記SP値差としては、好ましくは、0.25以上であり、更に好ましくは、0.3以上である。また、SP値差が大きくなり過ぎると、SP値差の大きい重合成分間の相溶性が低くなりすぎる。そのために相間で分離傾向となり、相間相互作用が低下してしまうことにより、摩擦力が低減し充分な制振性が発揮されない恐れがある。SP値差の上限としては、2.0以下が好ましく、1.5以下がより好ましい。
なお、単量体成分の蒸発エネルギー、及び、単量体成分の分子容は、通常用いられる計算値を用いることができる。
このように、構成する単量体の種類及びその構成比を調整することによって、重合成分のSP値を調整することができ、これによって、重合成分間のSP値差を調整することが可能となる。
なお、ここでいう他のポリマーとは、コア・シェル構造を有さないポリマーを意味する。
なお、特に、重合成分を3種以上含むコア・シェル構造のポリマーの場合には、上述した重合成分間のSP値差に加えて、コア部を形成する重合成分とコア部を形成する別の重合成分とのSP値差や、シェル部を形成する重合成分とシェル部を形成する別の重合成分とのSP値差等1種のコア・シェル構造のポリマーに含まれる重合成分のうちいずれか2種の重合成分の組み合わせにおけるSP値差、のいずれかのSP値差が0.2以上であればよい。
なお、特に、重合成分が3種以上含まれるコア・シェル構造のポリマーの場合には、上述した重合成分間のSP値差に加えて、コア部を形成する重合成分とコア部を形成する別の重合成分とのSP値差や、シェル部を形成する重合成分とシェル部を形成する別の重合成分とのSP値差等1種のコア・シェル構造のポリマーに含まれる重合成分のうちいずれか2種の重合成分の組み合わせにおけるSP値差、のいずれかのSP値差が0.2以上であればよい。
すなわち、制振材用エマルションが、各々の重合成分のSP値の差がいずれも0.2以上であることは、本発明の好適な実施形態の1つである。
例えば、コア部を形成する単量体成分とシェル部を形成する単量体成分とのガラス転移温度(Tg)の差が10〜60℃であることが好ましい。Tgの差が10℃未満である場合や、60℃より大きい場合には、幅広い温度領域(20℃〜60℃)にわたっての制振性が得られないおそれがある。より好ましくはTgの差が15〜55℃、更に好ましくは、20〜50℃である。
上記コア・シェル構造のポリマーのエマルションは、後述する乳化重合法(多段重合)を用いて得ることができる。
上記コア・シェル複合構造においては、コア部の表面がシェル部によって被覆された形態であることが好ましい。この場合、コア部の表面は、シェル部によって完全に被覆されていることが好適であるが、完全に被覆されていなくてもよく、例えば、網目状に被覆されている形態や、所々においてコア部が露出している形態であってもよい。
上記Tgは、エマルションを構成する各単量体のホモポリマー(単独重合体)のガラス転移温度(Tgn)を用いて、下記Foxの式より計算することができる(単位:K)。
なお、3種以上のポリマーを含む場合には、このうちの少なくとも2種のポリマーのTgが異なればよく、残りの1種以上については、当該2種のポリマーのいずれかとTgが同じであってもよい。
またTgが最も高いポリマーとTgが最も低いポリマーとのTg差は、10〜60℃であることが好適である。差が10℃未満であったり、温度差が大き過ぎたりすると、実用的範囲での制振性が充分なものとはならないおそれがある。より好ましくは15〜55℃であり、更に好ましくは20〜50℃である。
またTgが最も高い重合成分とTgが最も低い重合成分とのTg差は、10〜60℃であることが好適である。差が10℃未満であったり、温度差が大き過ぎると、実用的範囲での制振性がより充分なものとはならないおそれがある。より好ましくは15〜55℃であり、更に好ましくは20〜50℃である。
このように、本発明の制振材用エマルションは、少なくとも2種以上の重合成分を含むこととなるが、該重合成分としてTgの異なるものを組み合わせ、また、上記のようなTgを持つ重合成分を用いることによって、実用温度域での制振性が有効的に発現できるようになる。
上記重量平均分子量は、例えば、以下の測定条件下、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)測定により求めることができる。
測定機器:HLC−8120GPC(商品名、東ソー社製)
分子量カラム:TSK−GEL GMHXL−Lと、TSK−GELG5000HXL(いずれも東ソー社製)とを直列に接続して使用
溶離液:テトラヒドロフラン(THF)
検量線用標準物質:ポリスチレン(東ソー社製)
測定方法:測定対象物を固形分が約0.2質量%となるようにTHFに溶解し、フィルターにてろ過した物を測定サンプルとして分子量を測定する。
上記平均粒子径(体積平均粒子径)は、例えば、エマルションを蒸留水で希釈し充分に攪拌混合した後、ガラスセルに約10ml採取し、これを動的光散法による粒度分布測定器(Particle Sizing Systems社製「NICOMP Model 380」)で測定することにより求めることができる。
なお、粘度は、B型回転粘度計を用いて、25℃、20rpmの条件下で測定することができる。
なお、上記ポリマーが、コア部とシェル部とを有するポリマーエマルション粒子の場合においては、不飽和カルボン酸単量体及びその他の共重合可能な不飽和単量体は、エマルションのコア部を形成する単量体成分、シェル部を形成する単量体成分のいずれに含まれていてもよく、これらの両方に用いられるものであってもよい。
上記塩としては、金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩等が好適である。金属塩を形成する金属原子としては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属原子等の1価の金属原子;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属原子等の2価の金属原子;アルミニウム、鉄等の3価の金属原子が好適であり、また、有機アミン塩としては、エタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩や、トリエチルアミン塩が好適である。
なお、上記塩としては、上述した(メタ)アクリル酸系単量体の塩と同様の形態であることが好ましい。
なお、上記単量体成分中の(メタ)アクリロイル基を有する不飽和単量体、すなわち上述した(メタ)アクリル酸系単量体や(メタ)アクリル系単量体の含有量としては、これらの合計量が、全単量体成分100質量%中、20質量%以上となることが好適である。これにより、制振性がより向上されることになる。より好ましくは30質量%以上である。
通常、このような芳香環を有する不飽和単量体を含む単量体成分から調製された制振材用エマルションは、アクリル系単量体等の他の単量体との共重合性の違いから、制振性に優れたものとすることが困難であることが多い。しかしながら本発明のように、制振材用エマルションに含まれる重合成分のうち、少なくとも1つの重合成分の組み合わせにおいてSP値の差を0.2以上とすることによって、芳香環を有する不飽和単量体を多く含む単量体成分から調製された制振材用エマルションであっても、優れた制振性を発揮することが可能となる。したがって、単量体成分が芳香環を有する不飽和単量体を多く含む場合に、本発明はその作用効果をより顕著に発揮することができるといえる。
芳香環を有する不飽和単量体の含有量は、全単量体成分100質量%に対して、10〜80質量%であることが好ましい。より好ましくは、15〜75質量%であり、更に好ましくは、20〜70質量%である。特に好ましくは、30〜70質量%である。
上記窒素原子を有する不飽和単量体の割合としては、全単量体成分100質量%中、0〜40質量%であることが好適である。
なお、本明細書中、ホモポリマーのガラス転移温度とは、ホモポリマーの硬化物のガラス転移温度(Tg)を意味し、例えば、JIS K−7121−1987「プラスチックの転移温度測定方法」に準じて測定可能であり、「POLYMER HANDBOOK」を参照することができる。
上記官能基を有する不飽和単量体の含有量は、全単量体成分100質量%に対して10質量%未満であることが好適であり、より好ましくは0.1〜3質量%である。
上記多価金属塩基は、M(OH)n(式中、Mは、2価以上の金属元素を表す。nは、2以上の整数を表す。)で表される化合物である。式中、nは、Mの価数により決定される数値であり、Mは、例えば、Be、Mg、Ca、Sr、Ba、Ra等のアルカリ土類金属;Cr、Mn、Fe、Cu等の遷移金属;Al等の卑金属等が挙げられる。中でも、アルカリ土類金属であることが好ましい。なお、多価金属塩基は、1種又は2種以上を使用することができる。
上記pHは、pHメーター(例えば、堀場製作所社製「F−23」)を用いて測定することができる。
なお、上記制振材用エマルションに含まれるポリマーがコア部とシェル部とを有するポリマーエマルション粒子である場合には、乳化剤及び/又は保護コロイドの存在下、水性媒体中で単量体成分を乳化重合させてコア部を形成した後、該コア部を含むエマルションに更に単量体成分を乳化重合させてシェル部を形成する多段重合により得ることが好ましい。
上記アニオン性乳化剤としては特に限定されず、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンオレイルエーテル硫酸ナトリウム塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、ポリオキシアルキレン(モノ、ジ、トリ)スチリルフェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレン(モノ、ジ、トリ)ベンジルフェニルエーテル硫酸エステル塩、アルケニルコハク酸ジ塩;ナトリウムドデシルサルフェート、カリウムドデシルサルフェート、アンモニウムアルキルサルフェート等のアルキルサルフェート塩;ナトリウムドデシルポリグリコールエーテルサルフェート;ナトリウムスルホリシノエート;スルホン化パラフィン塩等のアルキルスルホネート;ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート、アルカリフェノールヒドロキシエチレンのアルカリ金属サルフェート等のアルキルスルホネート;高アルキルナフタレンスルホン酸塩;ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物;ナトリウムラウレート、トリエタノールアミンオレエート、トリエタノールアミンアビエテート等の脂肪酸塩;ポリオキシアルキルエーテル硫酸エステル塩;ポリオキシエチレンカルボン酸エステル硫酸エステル塩;ポリオキシエチレンフェニルエーテル硫酸エステル塩;コハク酸ジアルキルエステルスルホン酸塩;ポリオキシエチレンアルキルアリールサルフェート塩等が挙げられる。
上記カチオン性乳化剤としては特に限定されず、例えば、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、エステル型ジアルキルアンモニウム塩、アミド型ジアルキルアンモニウム塩、ジアルキルイミダゾリニウム塩等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。
上記高分子乳化剤としては特に限定されず、例えば、ポリビニルアルコール及びその変性物;(メタ)アクリル系水溶性高分子;ヒドロキシエチル(メタ)アクリル系水溶性高分子;ヒドロキシプロピル(メタ)アクリル系水溶性高分子;ポリビニルピロリドン等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。
上記乳化剤の使用量としては、用いる乳化剤の種類や単量体成分の種類等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、上記単量体成分の総量100重量部に対して、0.1〜10重量部であることが好ましく、より好ましくは、0.5〜5重量部である。更に好ましくは、1〜3重量部である。
上記保護コロイドの使用量としては、使用条件等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、上記単量体成分の総量100重量部に対して、5重量部以下であることが好ましく、より好ましくは3重量部以下である。
上記重合開始剤の使用量としては特に限定されず、重合開始剤の種類等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、上記単量体成分の総量100重量部に対して、0.1〜2重量部であることが好ましく、より好ましくは、0.2〜1重量部である。
上記還元剤の使用量としては特に限定されず、例えば、上記単量体成分の総量100重量部に対して、0.05〜1重量部であることが好ましい。
また単量体成分や重合開始剤等の添加方法としては特に限定されず、例えば、一括添加法、連続添加法、多段添加法等の方法を適用することができる。また、これらの添加方法を適宜組み合わせてもよい。
ここで、本発明では、多価金属塩基によりエマルション中のカルボキシル基を中和するため、多価金属塩基のみで中和しても、更に上記中和剤により中和しても、効果は同じであると考えられる。つまり、多価金属塩基で金属結合したカルボキシル基の数(モル数)が一定の範囲内であれば、効果は発現されると考えられる。
上記制振材配合物は、本発明の制振材用エマルション、顔料、発泡剤及び増粘剤を少なくとも含むものであることが好ましく、これらの成分及び必要に応じて含まれる他の成分を、例えば、バタフライミキサー、プラネタリーミキサー、スパイラルミキサー、ニーダー、ディゾルバー等を用いて混合して得ることができる。
上記制振材配合物はまた、固形分含有量(不揮発分)が80質量%以上であることが好適である。固形分含有量とは、制振材組成物の総量100質量%に対する固形分の含有量を意味するが、このように、上記制振材用エマルション、顔料、発泡剤及び増粘剤を含み、不揮発分が80質量%以上である制振材配合物(制振材組成物ともいう。)もまた、本発明の1つである。不揮発分としてより好ましくは、85〜95質量%であり、更に好ましくは、85〜90質量%である。
上記制振材配合物はまた、本発明の制振材用エマルションとともに、他のエマルション樹脂を含むものであってもよい。他のエマルション樹脂としては、ウレタン樹脂、SBR樹脂、エポキシ樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニル−エチレン系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン系樹脂等のエマルション樹脂が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。この場合、本発明の制振材用エマルションと他のエマルション樹脂との質量比(本発明の制振材用エマルション/他のエマルション樹脂)は、100〜50/0〜50であることが好適である。
上記顔料の配合量は、上記制振材用エマルションの固形分100重量部に対し、50〜700重量部とすることが好ましい。より好ましくは、100〜550重量部である。
上記発泡剤の配合量は、上記制振材用エマルションの固形分100重量部に対し、0.5〜5重量部とすることが好ましい。より好ましくは、1〜3重量部である。
上記増粘剤の配合量は、上記制振材用エマルションの固形分100重量部に対し、固形分で0.01〜2重量部とすることが好ましい。より好ましくは、0.05〜1.5重量部であり、更に好ましくは、0.1〜1重量部である。
上記制振材用エマルション又は制振材配合物に架橋剤を混合することにより、樹脂の強靱性が向上し、その結果、高温領域で充分な高制振性が発現する。中でもオキサゾリン化合物を用いることが好ましい。
上記分散剤としては、例えば、ヘキサメタリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム等の無機質分散剤及びポリカルボン酸系分散剤等の有機質分散剤が挙げられる。
上記消泡剤としては、例えば、シリコン系消泡剤等が挙げられる。
上記制振材配合物の塗布量は、用途や所望する性能等により適宜設定すればよいが、乾燥時の塗膜の膜厚が、2.0〜5.0mmとなるようにすることが好ましい。より好ましくは、2.5〜4.5mmである。更に好ましくは、3.0〜4.0mmである。
また、乾燥時(後)の塗膜の面密度が1.0〜7.0kg/m2となるように塗布することも好ましい。より好ましくは、2.0〜6.0kg/m2である。なお、本発明の制振材配合物を使用することにより、乾燥時に膨張やクラックが生じにくく、しかも傾斜面の塗料のずり落ちも発生しにくい塗膜を得ることが可能となる。
損失係数は、通常ηで表され、制振材に対して与えた振動がどの程度減衰したかを示すものである。上記損失係数は、数値が高いほど制振性能に優れていることを示す。上記制振材配合物から形成される膜の損失係数のピーク値として好ましくは、0.2以上である。より好ましくは、0.21以上であり、更に好ましくは、0.22以上であり、特に好ましくは、0.23以上である。
上記損失係数の測定方法としては、共振周波数付近で測定する共振法が一般的であり、半値幅法、減衰率法、機械インピーダンス法がある。本発明の制振材配合物において、制振材配合物から形成される膜の損失係数としては、片持ち梁法を用いた共振法(3dB法)により測定することが好適である。片持ち梁法を用いる測定は、例えば、株式会社小野測機製の損失係数測定システムを用いて行うことができる。
また、上記損失係数は、冷間圧延鋼板(SPCC:幅15mm×長さ250mm×厚み1.5mm)上に厚さ3.0mmの塗膜容量で塗布し、150℃×30分間焼付け乾燥することで被膜を形成して測定することが好ましい。損失係数の測定は、例えば、20℃、30℃、40℃、50℃及び60℃の各温度における損失係数を共振法(3dB法)により測定し、その中のピーク値により評価するのが好ましい。また、制振材配合物から形成される膜の実用温度範囲が通常では20〜60℃であるので、20〜60℃の各温度における損失係数を合計した値で制振性能を評価してもよく、制振材配合物から形成される膜が、20℃、40℃及び60℃における損失係数を合計した総損失係数が0.20以上であることが好ましい。そのような制振材配合物である場合に、制振材配合物から形成される膜の実用温度範囲である20〜60℃において充分な制振性を発揮しているということができる。
総損失係数としては、より好ましくは、0.27以上であり、更に好ましくは、0.30以上である。
<溶解度係数(SP値)>
各重合成分のSP値は、以下のSmallの式を用いて算出した。
各重合反応で用いた単量体組成から、下記Foxの式を用いて算出した。なお、全ての段で用いた単量体組成から算出したTgを「トータルTg」として記載した。
メチルメタクリレート(MMA):105℃
スチレン(St):100℃
ブチルアクリレート(BA):−56℃
2−エチルヘキシルアクリレート(2EHA):−70℃
アクリル酸メチル(MA):9℃
アクリル酸(AA):95℃
メタクリル酸(MAA):130℃
得られた水性樹脂分散体約1gを秤量、熱風乾燥機で110℃×1時間後、乾燥残量を不揮発分として、乾燥前質量に対する比率を質量%で表示した。
<pH>
pHメーター(堀場製作所社製「F−23」)により25℃での値を測定した。
<粘度>
B型回転粘度計(東機産業社製「VISCOMETER TUB−10」)を用いて、25℃、20rpmの条件下で測定した。
動的光散乱法による粒度分布測定器(Particle Sizing Systems社製「NICOMP Model 380」)を用い、体積平均粒子径を測定した。
<重量平均分子量>
以下の測定条件下で、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)により測定した。
測定機器:HLC−8120GPC(商品名、東ソー社製)
分子量カラム:TSK−GEL GMHXL−Lと、TSK−GELG5000HXL(いずれも東ソー社製)とを直列に接続して使用
溶離液:テトラヒドロフラン(THF)
検量線用標準物質:ポリスチレン(東ソー社製)
測定方法:測定対象物を固形分が約0.2質量%となるようにTHFに溶解し、フィルターにてろ過した物を測定サンプルとして分子量を測定した。
撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管及び滴下ロートを取り付けた重合器に脱イオン水300部を仕込んだ。その後、窒素ガス気流下で撹拌しながら内温を75℃まで昇温した。一方、上記滴下ロートにスチレン165部、メチルメタクリレート160部、2−エチルヘキシルアクリレート165部、アクリル酸10部、t−ドデシルメルカプタン3部、予め20%水溶液に調整したレベノールWZ(商品名、花王社製)90.0部及び脱イオン水97部からなる第1段目の単量体乳化物を仕込んだ。次に、重合器の内温を80℃に維持しながら、上記単量体乳化物のうちの8部、5%過硫酸カリウム水溶液5部及び2%亜硫酸水素ナトリウム水溶液10部を添加し、初期重合を開始した。20分後、反応系内を80℃に維持したまま、残りの単量体乳化物を120分にわたって均一に滴下した。同時に5%過硫酸カリウム水溶液50部及び2%亜硫酸水素ナトリウム水溶液50部を120分かけて均一に滴下し、滴下終了後60分間温度を維持した。
撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管及び滴下ロートを取り付けた重合器に脱イオン水300部を仕込んだ。その後、窒素ガス気流下で撹拌しながら内温を75℃まで昇温した。一方、上記滴下ロートにスチレン275部、2−エチルヘキシルアクリレート120部、アクリル酸5部、t−ドデシルメルカプタン2部、予め20%水溶液に調整したレベノールWZ(商品名、花王社製)90.0部及び脱イオン水97部からなる第1段目の単量体乳化物を仕込んだ。次に、重合器の内温を80℃に維持しながら、上記単量体乳化物のうちの8部、5%過硫酸カリウム水溶液5部及び2%亜硫酸水素ナトリウム水溶液10部を添加し、初期重合を開始した。20分後、反応系内を80℃に維持したまま、残りの単量体乳化物を120分にわたって均一に滴下した。同時に5%過硫酸カリウム水溶液50部及び2%亜硫酸水素ナトリウム水溶液50部を120分かけて均一に滴下し、滴下終了後60分間温度を維持した。
撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管及び滴下ロートを取り付けた重合器に脱イオン水300部を仕込んだ。その後、窒素ガス気流下で撹拌しながら内温を75℃まで昇温した。一方、上記滴下ロートにスチレン230部、ブチルアクリレート85部、2−エチルヘキシルアクリレート35部、アクリル酸メチル140部、アクリル酸10部、t−ドデシルメルカプタン3部、予め20%水溶液に調整したレベノールWZ(商品名、花王社製)90.0部及び脱イオン水97部からなる第1段目の単量体乳化物を仕込んだ。次に、重合器の内温を80℃に維持しながら、上記単量体乳化物のうちの8部、5%過硫酸カリウム水溶液5部及び2%亜硫酸水素ナトリウム水溶液10部を添加し、初期重合を開始した。20分後、反応系内を80℃に維持したまま、残りの単量体乳化物を120分にわたって均一に滴下した。同時に5%過硫酸カリウム水溶液50部及び2%亜硫酸水素ナトリウム水溶液50部を120分かけて均一に滴下し、滴下終了後60分間温度を維持した。
撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管及び滴下ロートを取り付けた重合器に脱イオン水300部を仕込んだ。その後、窒素ガス気流下で撹拌しながら内温を75℃まで昇温した。一方、上記滴下ロートにスチレン300部、ブチルアクリレート160部、2−エチルヘキシルアクリレート30部、アクリル酸10部、t−ドデシルメルカプタン3部、予め20%水溶液に調整したレベノールWZ(商品名、花王社製)90.0部及び脱イオン水97部からなる第1段目の単量体乳化物を仕込んだ。次に、重合器の内温を80℃に維持しながら、上記単量体乳化物のうちの8部、5%過硫酸カリウム水溶液5部及び2%亜硫酸水素ナトリウム水溶液10部を添加し、初期重合を開始した。20分後、反応系内を80℃に維持したまま、残りの単量体乳化物を120分にわたって均一に滴下した。同時に5%過硫酸カリウム水溶液50部及び2%亜硫酸水素ナトリウム水溶液50部を120分かけて均一に滴下し、滴下終了後60分間温度を維持した。
撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管及び滴下ロートを取り付けた重合器に脱イオン水300部を仕込んだ。その後、窒素ガス気流下で撹拌しながら内温を75℃まで昇温した。一方、上記滴下ロートにスチレン560部、2−エチルヘキシルアクリレート435部、アクリル酸5部、t−ドデシルメルカプタン3部、予め20%水溶液に調整したレべノールWZ(商品名、花王社製)180.0部及び脱イオン水194部からなる単量体乳化物を仕込んだ。次に、重合器の内温を80℃に維持しながら、上記単量体乳化物のうちの4部、5%過硫酸カリウム水液液5部及び2%亜硫酸水素ナトリウム水溶液10部を添加し、初期重合を開始した。20分後、反応系内を80℃に維持したまま、残りの単量体乳化物を180分にわたって均一に流下した。同時に5%過硫酸カリウム水溶液100部及び2%亜硫酸水素ナトリウム水溶液100部を180分かけて均一に流下し、滴下終了後60分同温度を維持した。得られた反応液を室温まで冷却後、25%アンモニア水3部を添加し、不揮発分55%、pH8.0、粘度180mPa・s、平均粒子径270nm、重量平均分子量50000、SP値7.95、Tg0℃のエマルションEを得た。
撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管及び滴下ロートを取り付けた重合器に脱イオン水300部を仕込んだ。その後、窒素ガス気流下で撹拌しながら内温を75℃まで昇温した。一方、上記滴下ロートにスチレン500部、ブチルアクリレート210部、2−エチルヘキシルアクリレート250部、メタクリル酸40部、t−ドデシルメルカプタン3部、予め20%水溶液に調整したレべノールWZ(商品名、花王社製)180.0部及び脱イオン水194部からなる単量体乳化物を仕込んだ。次に、重合器の内温を80℃に維持しながら、上記単量体乳化物のうちの4部、5%過硫酸カリウム水液液5部及び2%亜硫酸水素ナトリウム水溶液10部を添加し、初期重合を開始した。20分後、反応系内を80℃に維持したまま、残りの単量体乳化物を180分にわたって均一に流下した。同時に5%過硫酸カリウム水溶液100部及び2%亜硫酸水素ナトリウム水溶液100部を180分かけて均一に流下し、滴下終了後60分同温度を維持した。得られた反応液を室温まで冷却後、25%アンモニア水15部を添加し、不揮発分55%、pH7.8、粘度230mPa・s、平均粒子径290nm、重量平均分子量52000、SP値8.21、Tg2℃のエマルションFを得た。
撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管及び滴下ロートを取り付けた重合器に脱イオン水300部を仕込んだ。その後、窒素ガス気流下で撹拌しながら内温を75℃まで昇温した。一方、上記滴下ロートにスチレン550部、2−エチルヘキシルアクリレート445部、アクリル酸5部、t−ドデシルメルカプタン3部、予め20%水溶液に調整したレべノールWZ(商品名、花王社製)180.0部及び脱イオン水194部からなる単量体乳化物を仕込んだ。次に、重合器の内温を80℃に維持しながら、上記単量体乳化物のうちの4部、5%過硫酸カリウム水液液5部及び2%亜硫酸水素ナトリウム水溶液10部を添加し、初期重合を開始した。20分後、反応系内を80℃に維持したまま、残りの単量体乳化物を180分にわたって均一に流下した。同時に5%過硫酸カリウム水溶液100部及び2%亜硫酸水素ナトリウム水溶液100部を180分かけて均一に流下し、滴下終了後60分同温度を維持した。得られた反応液を室温まで冷却後、25%アンモニア水3部を添加し、不揮発分55%、pH8.2、粘度310mPa・s、平均粒子径270nm、重量平均分子量59000、SP値7.98、Tg−1℃のエマルションGを得た。
撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管及び滴下ロートを取り付けた重合器に脱イオン水300部を仕込んだ。その後、窒素ガス気流下で撹拌しながら内温を75℃まで昇温した。一方、上記滴下ロートにスチレン470部、ブチルアクリレート365部、2−エチルヘキシルアクリレート150部、アクリル酸15部、t−ドデシルメルカプタン3部、予め20%水溶液に調整したレべノールWZ(商品名、花王社製)180.0部及び脱イオン水194部からなる単量体乳化物を仕込んだ。次に、重合器の内温を80℃に維持しながら、上記単量体乳化物のうちの4部、5%過硫酸カリウム水液液5部及び2%亜硫酸水素ナトリウム水溶液10部を添加し、初期重合を開始した。20分後、反応系内を80℃に維持したまま、残りの単量体乳化物を180分にわたって均一に流下した。同時に5%過硫酸カリウム水溶液100部及び2%亜硫酸水素ナトリウム水溶液100部を180分かけて均一に流下し、滴下終了後60分同温度を維持した。得られた反応液を室温まで冷却後、25%アンモニア水8部を添加し、不揮発分55%、pH8.1、粘度280mPa・s、平均粒子径310nm、重量平均分子量62000、SP値8.3、Tg−4℃のエマルションHを得た。
撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管及び滴下ロートを取り付けた重合器に脱イオン水300部を仕込んだ。その後、窒素ガス気流下で撹拌しながら内温を75℃まで昇温した。一方、上記滴下ロートにスチレン300部、ブチルアクリレート90部、2−エチルヘキシルアクリレート100部、アクリル酸10部、t−ドデシルメルカプタン2部、予め20%水溶液に調整したレベノールWZ(商品名、花王社製)90.0部及び脱イオン水97部からなる第1段目の単量体乳化物を仕込んだ。次に、重合器の内温を80℃に維持しながら、上記単量体乳化物のうちの8部、5%過硫酸カリウム水溶液5部及び2%亜硫酸水素ナトリウム水溶液10部を添加し、初期重合を開始した。20分後、反応系内を80℃に維持したまま、残りの単量体乳化物を120分にわたって均一に滴下した。同時に5%過硫酸カリウム水溶液50部及び2%亜硫酸水素ナトリウム水溶液50部を120分かけて均一に滴下し、滴下終了後60分間温度を維持した。
表1に示した通り、エマルションを2種類混合し、更に下記の通り配合して制振材配合物を得、下記試験方法により制振材塗膜の制振性を評価した。結果を表1に示す。
混合したエマルション 359部
炭酸カルシウム(NN#200※1) 620部
分散剤(アクアリックDL−40S※2) 6部
増粘剤(アクリセットWR−650※3) 4部
消泡剤(ノプコ8034L※4) 1部
発泡剤(F−30※5) 6部
※1:日東粉化工業社製 充填剤
※2:日本触媒社製 ポリカルボン酸型分散剤(有効成分44%)
※3:日本触媒社製 アルカリ可溶性のアクリル系増粘剤(有効成分30%)
※4:サンノプコ社製 消泡剤(主成分:疎水性シリコーン+鉱物油)
※5:松本油脂社製 発泡剤
上記制振材配合物を冷間圧延鋼板(SPCC・幅15mm×長さ250mm×厚み1.5mm)上に3mmの厚みで塗布して150℃で30分間乾燥し、冷間圧延鋼板上に面密度4.0kg/m2の制振材塗膜を形成した。制振性の測定は、片持ち梁法(株式会社小野測機製損失係数測定システム)をもちいて、それぞれの温度(20℃、40℃、60℃)における損失係数を共振法(3dB法)により測定した。また、制振性の評価は、総損失係数(20℃、40℃、60℃での損失係数の合計)により行い、総損失係数の値が大きいほど制振性に優れるものとした。
Claims (7)
- 2種以上のポリマーを混合して得られる制振材用エマルションであって、
該各々のポリマーは、重合成分を1種又は2種以上含むものであり、
該エマルションは、各々の重合成分のSP値の差の少なくとも1つが0.2以上であることを特徴とする制振材用エマルション。 - 前記エマルションは、重合成分を2種以上含むコア・シェル構造のポリマーを少なくとも1種と他のポリマーとを含有し、該コア・シェル構造のポリマーの各々の重合成分のSP値と他のポリマーの重合成分のSP値との差の少なくとも1つが0.2以上であることを特徴とする請求項1に記載の制振材用エマルション。
- 前記エマルションは、重合成分を2種以上含むコア・シェル構造のポリマーを少なくとも2種含有し、該コア・シェル構造のポリマーの各々の重合成分のSP値の差の少なくとも1つが0.2以上であることを特徴とする請求項1に記載の制振材用エマルション。
- 前記エマルションは、各々の重合成分のSP値の差がいずれも0.2以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の制振材用エマルション。
- 前記重合成分の少なくとも1種は、ガラス転移温度が−20〜0℃、重量平均分子量が20000〜400000であり、その他の重合成分の少なくとも1種は、ガラス転移温度が0〜30℃、重量平均分子量が20000〜400000であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の制振材用エマルション。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の制振材用エマルション、顔料、発泡剤及び増粘剤を含み、不揮発分が80質量%以上であることを特徴とする制振材配合物。
- 請求項6に記載の制振材配合物を100〜150℃で焼き付けることによって得られる制振材塗膜であって、該塗膜の膜厚が、2〜5mmであることを特徴とする制振材塗膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010101174A JP5685001B2 (ja) | 2010-04-26 | 2010-04-26 | 制振材用エマルション及び制振材配合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010101174A JP5685001B2 (ja) | 2010-04-26 | 2010-04-26 | 制振材用エマルション及び制振材配合物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011231184A true JP2011231184A (ja) | 2011-11-17 |
JP5685001B2 JP5685001B2 (ja) | 2015-03-18 |
Family
ID=45320835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010101174A Active JP5685001B2 (ja) | 2010-04-26 | 2010-04-26 | 制振材用エマルション及び制振材配合物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5685001B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013199538A (ja) * | 2012-03-23 | 2013-10-03 | Nippon Shokubai Co Ltd | 加熱乾燥用樹脂 |
WO2018062546A1 (ja) | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 株式会社日本触媒 | 制振塗料用樹脂組成物及びその製造方法 |
WO2020032022A1 (ja) | 2018-08-06 | 2020-02-13 | 株式会社日本触媒 | 制振材用樹脂組成物 |
WO2023171798A1 (ja) * | 2022-03-10 | 2023-09-14 | 株式会社日本触媒 | 制振材用積層体 |
WO2024058241A1 (ja) * | 2022-09-16 | 2024-03-21 | 株式会社日本触媒 | 制振材用樹脂組成物 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10316888A (ja) * | 1997-05-22 | 1998-12-02 | Mitsui Chem Inc | 水性塗料用樹脂組成物 |
WO2007023820A1 (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-01 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | 制振材用エマルション |
JP2009508972A (ja) * | 2005-09-20 | 2009-03-05 | 日本特殊塗料株式会社 | 制振材配合物 |
-
2010
- 2010-04-26 JP JP2010101174A patent/JP5685001B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10316888A (ja) * | 1997-05-22 | 1998-12-02 | Mitsui Chem Inc | 水性塗料用樹脂組成物 |
WO2007023820A1 (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-01 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | 制振材用エマルション |
JP2009508972A (ja) * | 2005-09-20 | 2009-03-05 | 日本特殊塗料株式会社 | 制振材配合物 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013199538A (ja) * | 2012-03-23 | 2013-10-03 | Nippon Shokubai Co Ltd | 加熱乾燥用樹脂 |
WO2018062546A1 (ja) | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 株式会社日本触媒 | 制振塗料用樹脂組成物及びその製造方法 |
WO2020032022A1 (ja) | 2018-08-06 | 2020-02-13 | 株式会社日本触媒 | 制振材用樹脂組成物 |
WO2023171798A1 (ja) * | 2022-03-10 | 2023-09-14 | 株式会社日本触媒 | 制振材用積層体 |
WO2024058241A1 (ja) * | 2022-09-16 | 2024-03-21 | 株式会社日本触媒 | 制振材用樹脂組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5685001B2 (ja) | 2015-03-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5660779B2 (ja) | 制振材用エマルション | |
JP5030778B2 (ja) | 制振材用エマルション | |
JP5485503B2 (ja) | 制振材用エマルション | |
JP5030780B2 (ja) | 制振材用エマルション | |
JP5030779B2 (ja) | 制振材用エマルション | |
JP5172458B2 (ja) | 制振材用エマルション組成物 | |
WO2009139314A1 (ja) | 制振材用エマルション組成物 | |
JP2010106168A (ja) | 制振材用エマルション及び制振材配合物 | |
JP5685001B2 (ja) | 制振材用エマルション及び制振材配合物 | |
JP5260187B2 (ja) | 制振材用エマルション組成物及び制振材配合物 | |
JP5815233B2 (ja) | 制振材用エマルション樹脂組成物及び制振材 | |
JP5284914B2 (ja) | 制振材用樹脂組成物 | |
JP5685002B2 (ja) | 制振材用エマルション及び制振材組成物 | |
JP2009270064A (ja) | 制振材用エマルション組成物 | |
JP5770432B2 (ja) | 加熱乾燥用エマルション組成物、その製造方法及び制振材組成物 | |
JP6247347B2 (ja) | 制振材用エマルション及び制振材配合物 | |
JP7153728B2 (ja) | 制振材用樹脂組成物 | |
JP5828655B2 (ja) | 塗料用樹脂組成物 | |
JP2015034275A (ja) | 振動減衰材用樹脂組成物 | |
JP2012126774A (ja) | 加熱乾燥用樹脂組成物及び加熱乾燥塗膜 | |
JP5420939B2 (ja) | エマルション樹脂組成物及びそれを用いた制振材配合物 | |
JP6164833B2 (ja) | 制振材用樹脂、制振材用組成物及び塗膜 | |
WO2014126212A1 (ja) | 制振材用エマルション組成物 | |
JP5937350B2 (ja) | 制振材用樹脂 | |
JP2013199622A (ja) | 加熱乾燥用エマルション組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121205 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140204 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140404 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141224 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150116 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5685001 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |