JP2011230683A - 車両用計器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 セキュリティ用光源を光輝させる際の電力供給を調整することによって、電力消費を低減可能な車両用計器を提供する。
【解決手段】 車両の各種情報を表示するための表示部1と、盗難に対する警告を行うべく光輝する光源2と、車両情報を入力しこの車両情報に基づいて表示部1や光源2を制御する制御手段3と、車載バッテリからの電力を降圧して制御手段3を含む負荷回路用の駆動電圧を生成するための電源回路4と、制御手段3からの信号に基づいて、表示部1を制御する場合と、光源2を制御する場合とで、選択的に前記バッテリから電源回路4への電流を調整する調整手段5とを備えてなる。
【選択図】 図1
【解決手段】 車両の各種情報を表示するための表示部1と、盗難に対する警告を行うべく光輝する光源2と、車両情報を入力しこの車両情報に基づいて表示部1や光源2を制御する制御手段3と、車載バッテリからの電力を降圧して制御手段3を含む負荷回路用の駆動電圧を生成するための電源回路4と、制御手段3からの信号に基づいて、表示部1を制御する場合と、光源2を制御する場合とで、選択的に前記バッテリから電源回路4への電流を調整する調整手段5とを備えてなる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両に搭載され、盗難に対する警告等を行うべく光輝するインジケータを備えた車両用計器に関し、特に、車両が稼働していないときに、光源を光輝させて警戒感を与える車両用計器に好適である。
例えば、車両がエンジン停止し、ドアロックされた状態など、車両に搭乗者がいない可能性が高い場合に、インストルメントパネルに設けられた光源を点滅させることによって、盗難を試しみる者に対して警戒感を与え、盗難を未然に防止する効果を奏するものがある(例えば、特許文献1に開示)。
また、これらのセキュリティ用の光源を車両用計器に搭載するものも提案されており、例えば、特許文献2に開示されている。
しかしながら、これらセキュリティ用の光源は、例えば、車両のイグニッションスイッチがオフの場合に光源を点滅させる必要があるため、この光源だけでなく他の電子部品においても電力消費してしまうため暗電流を低減するために改善の余地があった。
特に、この光源を駆動制御するためにマイクロコンピュータからなる制御手段や大きな負荷用に設けられ電源回路を作動させる場合、少ない光源のみを点灯するための消費電力としては無駄があった。
そこで本発明の目的とするところは、上述した課題に着目してなされ、セキュリティ用光源を光輝させる際の電力供給を調整することによって、電力消費を低減可能な車両用計器を提供することにある。
本発明の車両用計器は、車両の各種情報を表示するための表示部と、盗難に対する警告を行うべく光輝する光源と、車両情報を入力しこの車両情報に基づいて前記表示部や前記光源を制御する制御手段と、車載バッテリからの電力を降圧して前記制御手段を含む負荷回路用の駆動電圧を生成するための電源回路と、前記制御手段からの信号に基づいて、前記表示部を制御する場合と、前記光源を制御する場合とで、選択的に前記バッテリから前記電源回路への電流を調整する調整手段とを備えてなることを特徴とする。
また、前記調整手段は、車両の起動スイッチまたは前記制御手段からの信号の何れかによって通電状態を切り換える第1の調整部と、前記制御手段からの信号に基づいて通電状態を切り換える第2の調整部と、を設けてなることを特徴とする。
また、前記調整手段は、前記第1の調整部に第1の制限抵抗素子を設け、前記第2の調整部に前記第1の制限抵抗素子よりも抵抗値の大きな前記第2の制限抵抗素子を設けてなることを特徴とする。
本発明は、車両に搭載され、盗難に対する警告等を行うべく光輝する光源を備えた車両用計器に関し、前記光源を光輝させる際の電力供給を調整することによって、電力消費を低減できる車両用計器となる。
以下、本発明が適用された実施の形態について添付図面を用いて説明する。
図1は、車両用計器の電源回路を含む回路構成を示す図であり、表示部1と、光源2と、制御手段3と、電源回路4と、調整手段5と、を備えている。
表示部1は、制御手段3からの制御信号に基づいて、車両の走行速度や積算走行距離、警報情報など各種情報を表示する出力手段であり、例えば、バックライトを備えた液晶表示パネルを適用できる。表示部1は、図2に示すような表示画面の他にも操作スイッチ11の操作に応じて画面切換えすることで他の情報を表示することもできる。なお、表示部1は、液晶表示パネルだけでなく、制御手段3からの制御信号に基づいて回動する指針と、この指針の指示対象からなる目盛りや文字からなる指標部とを備えた所謂指針式アナログ表示部を用いてもよい。
光源2は、制御手段3からの制御信号に基づいて、盗難に対する警告等を行うべくセキュリティ用インジケータ21を光輝させるための発光ダイオードを適用できる。光源2は、車両情報を表示するための表示部1の近傍に別体で設けられる。
制御手段3は、所定プログラムや各種データの格納、演算時の記憶領域などに用いる図示しないROMやRAM等の記憶部と、前記所定プログラムに従って演算処理するためのCPUと、入出力インターフェース等を設けてなるマイクロコンピュータを適用できる。
また、制御手段3は、表示部1、光源2、調整手段5などに接続され、前記所定のプログラムに基づいて各構成を制御するための制御信号(信号)を生成し出力する。制御手段3は、例えば、専用ケーブルを介して車両の各種センサの検出信号を車両情報として入力し、この車両情報に基づく計測値などの表示出力がなされるように促す制御信号を生成し表示部1へ出力したり、後述する条件に従って光源2を点滅制御するように促す制御信号を生成し光源2へ出力する。
電源回路4は、車載バッテリに接続され制御手段3や表示部1、光源2などの電子部品(負荷回路)に電源電圧を供給するものである。この場合、サージカットなどの回路を経てバッテリの電圧(通常12〜14V)を、制御手段3などの電子部品が作動するための電源電圧(例えば、5V)に降圧して供給している。
調整手段5は、前記バッテリと電源回路4との間に備えられ、車両のイグニッションスイッチ(起動スイッチ)または制御手段3からの信号の何れかによって通電状態を切り換える第1の調整部51と、制御手段3からの信号に基づいて通電状態を切り換える第2の調整部52と、を設けてなる。調整手段5は、第1の調整部51に第1の制限抵抗素子51Aを有し、第2の調整部52に第1の制限抵抗素子51Aよりも抵抗値の大きい第2の制限抵抗素子52Aを有している。
この場合、第1の制限抵抗素子51Aは、通常表示モードとして、車両情報を表示出力するため、即ち表示部1や制御手段3、他の負荷を駆動するのに十分な電流がバッテリから電源回路4へ流れるように調整する抵抗値が設定される。また、第2の制限抵抗素子52Aは、セキュリティ警告モードとして、光源2を点滅するため、即ち光源2や制御手段3を駆動するのに十分な電流がバッテリから電源回路4へ流れるように調整する第1の制限抵抗素子51Aよりも大きな抵抗値が設定される。
また、第1の調整部51と第2の調整部52とは、制御手段3の出力ポートに接続され、制御手段3からの信号に基づいてトランジスタ51B,52Bを用いて選択的に通電がなされるように構成される。
次に本発明に係る制御手段3の処理手順を図3,4を用いて説明する。
制御手段3は、車両情報なるイグニッションスイッチの状態を監視し(ステップS1)、イグニッションスイッチがオンである場合には、制御手段3の電源を投入する。イグニッションスイッチは、トランジスタ51Bのベースに接続され、第1の調整部51が通電状態を切り換えることができる。イグニッションスイッチがオン状態の場合には、通電表示モードに対応する所望の電流値にて前記バッテリからの電力が電源回路4に流れて制御手段3等を駆動することができる。この場合、制御手段3は、第1,第2の制限抵抗値51A,52Aが通電状態になるように促す信号をトランジスタ51B,52Bの各ベースに出力(ステップS2)して、通常表示モードを維持する。
制御手段3は、通常表示モードとして、入力した車両情報に関する表示を表示部1が出力するように促す制御信号を生成し表示部1へ出力する(ステップS3)。この表示によって車両利用者は、車両状態を確認することができる。
次にイグニッションスイッチがオフ状態の場合について図4を用いて説明する。
制御手段3は、イグニッションスイッチの状態を監視し(ステップS4)、イグニッションスイッチがオフの場合には、車両のドアの開閉状態やキーの挿入状態などに基づく車両用計器の終了条件を判定する(ステップS5)。この終了条件下において、制御手段3は、バックライトを消灯させ表示器1の駆動を停止するなど終了処理(ステップS6)を行う。
制御手段3は、終了処理が完了した場合には、第1の調整部51の通電を停止するようにトランジスタ51Bを制御するとともに、第2の調整部52が通電されるようにトランジスタ52Bを制御する(ステップS7)。この状態で、制御手段3は、盗難に対する警告等を行うべく光輝するセキュリティ用インジケータ21の光源3を点滅制御する(ステップS8)。
従って、制御手段3は、第1の調整部51を停止し、第2の調整部52のみ通電がなされ、光源2を点滅駆動するための電子部品のみを制御するとともに、これら電子部品を制御するために必要な消費電流に対応する抵抗値の第2の制限抵抗素子52Aによって、最適で無駄の少ない電力消費状態となる。なお、制御手段3は、光源2の点滅において、消灯している間、制御手段3の電力消費を止めるなどして更なる省電力を行うこともできる。
斯かる車両用計器は、車両の各種情報を表示するための表示部1と、盗難に対する警告を行うべく光輝する光源2と、車両情報を入力しこの車両情報に基づいて表示部1や光源2を制御する制御手段3と、車載バッテリからの電力を降圧して制御手段3を含む負荷回路用の駆動電圧を生成するための電源回路4と、制御手段3からの信号に基づいて、表示部1を制御する場合と、光源2を制御する場合とで、選択的に前記バッテリから電源回路4への電流を調整する調整手段5とを備えてなる。
従って、調整手段5を用いて電力供給を調整することによって、車両のイグニッションスイッチがオフの場合であっても、小さな消費電流でセキュリティ用の光源2を点滅させることができる。即ち、電力消費の少ない車両用計器となる。
また、調整手段5は、車両の起動スイッチまたは制御手段3からの信号の何れかによって通電状態を切り換える第1の調整部51と、制御手段3からの信号に基づいて通電状態を切り換える第2の調整部52と、を設けてなり、第1の調整部51に第1の制限抵抗素子51Aを設け、第2の調整部52に第1の制限抵抗素子51Aよりも抵抗値の大きな第2の制限抵抗素子52Aを設けてなる。
従って、通常表示モードにおいて表示部1などの負荷回路を作動させるのに十分な電流を電源回路2を介して負荷側へ供給するための第1の調整部51と、通常表示モードに比べて非常に負荷の小さいセキュリティ警告モードにおいて光源2等を点滅作動させるのに最適な電流を電源回路2を介して負荷側へ供給するための第2の調整部52と、を選択的に作動させることができ、モードに応じて無駄なく最適な電流消費がなされる車両用計器となる。
なお、本発明を上述した実施の形態の構成にて例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の構成においても、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良、並びに設計の変更が可能なことは勿論である。
本発明は、車両が停止状態であってもセキュリティ用のインジケータが作動する車両用計器に関し、例えば、自動車やオートバイ、あるいは農業機械や建設機械を備えた移動体に搭載される車両用計器として適用できる。
1 表示部
2 光源
3 制御手段
4 電源回路
5 調整手段
51 第1の調整部
51A 第1の制限抵抗素子
52 第2の調整部
52A 第2の制限抵抗素子
2 光源
3 制御手段
4 電源回路
5 調整手段
51 第1の調整部
51A 第1の制限抵抗素子
52 第2の調整部
52A 第2の制限抵抗素子
Claims (3)
- 車両の各種情報を表示するための表示部と、
盗難に対する警告を行うべく光輝する光源と、
車両情報を入力しこの車両情報に基づいて前記表示部や前記光源を制御する制御手段と、
車載バッテリからの電力を降圧して前記制御手段を含む負荷回路用の駆動電圧を生成するための電源回路と、
前記制御手段からの信号に基づいて、前記表示部を制御する場合と、前記光源を制御する場合とで、選択的に前記バッテリから前記電源回路への電流を調整する調整手段と
を備えてなることを特徴とする車両用計器。
- 前記調整手段は、車両の起動スイッチまたは前記制御手段からの信号の何れかによって通電状態を切り換える第1の調整部と、前記制御手段からの信号に基づいて通電状態を切り換える第2の調整部と、を設けてなることを特徴とする請求項1に記載の車両用計器。
- 前記調整手段は、前記第1の調整部に第1の制限抵抗素子を設け、前記第2の調整部に前記第1の制限抵抗素子よりも抵抗値の大きな前記第2の制限抵抗素子を設けてなることを特徴とする請求項2に記載の車両用計器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010103768A JP2011230683A (ja) | 2010-04-28 | 2010-04-28 | 車両用計器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010103768A JP2011230683A (ja) | 2010-04-28 | 2010-04-28 | 車両用計器 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=45320450
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JP2010103768A Pending JP2011230683A (ja) | 2010-04-28 | 2010-04-28 | 車両用計器 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016172458A (ja) * | 2015-03-16 | 2016-09-29 | 日本精機株式会社 | 車両用計器 |
CN113460205A (zh) * | 2021-06-29 | 2021-10-01 | 重庆三三电器股份有限公司 | 自适应变光控制液晶笔端和符号显示颜色的摩托车仪表 |
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2010
- 2010-04-28 JP JP2010103768A patent/JP2011230683A/ja active Pending
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CN113460205B (zh) * | 2021-06-29 | 2023-03-31 | 重庆三三电器股份有限公司 | 自适应变光控制液晶笔端和符号显示颜色的摩托车仪表 |
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