JP2011230483A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】限られた狭い範囲に複数系統の信号線や動力線を配線する場合に、複数系統の配線が互いに接触するのを防止可能な構造とされた画像処理装置を提供すること。
【解決手段】第一ホルダ部材41と第二ホルダ部材42との間には隙間が形成され、この隙間を利用して動力線配線経路61や信号線配線経路63が形成されている。また、第二ホルダ部材42を挟んで上述の隙間とは反対側となる位置には動力線配線経路75が形成されている。したがって、信号線配線経路63に配線される信号線と動力線配線経路75に動力線との間には、第二ホルダ部材42が介在するので、信号線と動力線が所定距離以下まで接近することがない。
【選択図】図10

Description

本発明は、ファクシミリ装置、スキャナ装置、あるいはプリンタ装置などの画像処理装置に関する。
従来、この種の画像処理装置に関する技術として、画像信号の伝送を行う信号線と、駆動用電力を供給するための動力線を配線する際に、両者が接近する部分にスペーサ部材を介在させることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、このようなスペーサ部材の具体的な例として、合成樹脂製のプレート部材をスペーサ部材として用いることができる旨も開示されている(特許文献1:段落[0025]参照。)。
特開平10−150515号公報
しかしながら、上記特許文献1には、樹脂製のプレートとの記載はあるものの、そのような樹脂製プレートの具体的な形態に関して、特許文献1には何ら開示されていない。また、画像処理装置のどのような位置にスペーサ部材を取り付け、そのスペーサ部材に対しどのように信号線や動力線を配線するのか、といった事項に関しても、特許文献1には具体的な説明がない。
そのため、限られた狭い範囲に複数系統の信号線や動力線を配線する際、どのようなスペーサ部材を用いれば、複数系統の配線が互い接触するのを防止でき、そのような配線経路に配線する作業を容易に実施できるようになるのかは不明であった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、限られた狭い範囲に複数系統の信号線や動力線を配線する場合に、複数系統の配線が互いに接触するのを防止可能な構造とされた画像処理装置を提供することにある。
以下、本発明において採用した構成について説明する。
請求項1に記載の画像処理装置は、媒体に対して画像を形成可能、又は媒体から画像を読み取り可能な画像処理部と、前記画像処理部に対する制御を行う制御部と、前記画像処理部と前記制御部との間で信号を伝送する1系統又は2系統以上の信号線と、前記画像処理部を作動させるための動力源に対して電力を供給する1系統又は2系統以上の動力線と、前記1系統又は2系統以上の信号線及び前記1系統又は2系統以上の動力線を保持する第一ホルダ部材及び第二ホルダ部材とを備え、前記第一ホルダ部材及び前記第二ホルダ部材は、いずれか一方又は両方に間隔形成部が突設されていて、前記第一ホルダ部材と前記第二ホルダ部材との間に前記間隔形成部を介在させた状態で前記第一ホルダ部材と前記第二ホルダ部材とを重ね合わせることにより、前記第一ホルダ部材と前記第二ホルダ部材との間に隙間が形成される構造になっており、1系統又は2系統以上の前記信号線及び1系統又は2系統以上の前記動力線は、少なくとも1系統の前記信号線を含む一方の組と、少なくとも1系統の前記動力線を含む他方の組とに組み分けされて、前記一方の組が前記第一ホルダ部材によって保持されるとともに、前記他方の組が前記第二ホルダ部材によって保持されており、しかも、前記一方の組に含まれる前記信号線、及び前記他方の組に含まれる前記動力線のうち、いずれか一方が前記隙間に配線されるとともに、他方が前記第一ホルダ部材又は前記第二ホルダ部材を挟んで前記隙間とは反対側となる位置に配線されることにより、前記一方の組に含まれる前記信号線と前記他方の組に含まれる前記動力線が、所定距離以下まで接近するのを防止してあることを特徴とする。
このように形成された画像処理装置によれば、第一ホルダ部材及び第二ホルダ部材のうち、いずれか一方又は両方に間隔形成部が突設されているので、両ホルダ部材を重ね合わせるだけで、両ホルダ部材間に配線経路となる隙間を簡単に形成することができる。
しかも、その隙間の内外となる離間した位置に、1系統の信号線と1系統の動力線を配線することにより、それら1系統の信号線と1系統の動力線が所定距離以下まで接近するのを防止してある。
したがって、ごく狭い範囲に複数系統の信号線や動力線を配線する場合でも、それらを第一ホルダ部材側と第二ホルダ部材側に分けることで、複数系統の配線が互いに接触するのを防止でき、動力線から発生する電気的なノイズが信号線に伝わるのを抑制できる。
請求項2に記載の画像処理装置は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記一方の組には、前記信号線及び前記動力線が含まれており、前記第一ホルダ部材には、それぞれが配線経路となる複数の領域を画定する突設物が突設されており、前記一方の組に含まれる前記信号線と前記動力線は、前記突設物によって画定された異なる領域に配線されることにより、前記一方の組に含まれる前記信号線と前記動力線が、所定距離以下まで接近するのを防止してあることを特徴とする。
このように形成された画像処理装置によれば、第一ホルダ部材においても、1系統の信号線と1系統の動力線が所定距離以下まで接近するのを防止してあるので、動力線から発生する電気的なノイズが信号線に伝わるのを抑制できる。
請求項3に記載の画像処理装置は、請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置において、前記第一ホルダ部材及び前記第二ホルダ部材には、互いに当接させることにより、前記第一ホルダ部材と前記第二ホルダ部材との相対的な位置関係を最適化する位置決め部が形成されていることを特徴とする。
このように形成された画像処理装置によれば、位置決め部を利用して、第一ホルダ部材と第二ホルダ部材との相対的な位置関係を容易に最適化することができる。したがって、両者の位置関係にずれが生じていることが原因で、動力線や信号線が設計通りの位置よりも接近した位置に配線されてしまうのを未然に防止できる。
請求項4に記載の画像処理装置は、請求項3に記載の画像処理装置において、前記第一ホルダ部材及び前記第二ホルダ部材は、前記画像処理装置が備えるフレームに固定されるものであり、前記第一ホルダ部材及び前記第二ホルダ部材のうち、いずれか一方は、前記フレームの一部に当接させることにより、前記フレームに対して位置決めされることを特徴とする。
このように形成された画像処理装置によれば、さらに、第一ホルダ部材及び第二ホルダ部材のうち、いずれか一方をフレームに対して位置決めできるので、第一ホルダ部材、第二ホルダ部材、及びフレームの位置を最適化できる。
請求項5に記載の画像処理装置は、請求項3又は請求項4に記載の画像処理装置において、前記第二ホルダ部材は、前記第一ホルダ部材の上側に配設される第一の部分と、前記第一ホルダ部材の側方に配設される第二の部分とを有するとともに、前記第一の部分から前記第二の部分へと連続する部分が、前記第一ホルダ部材の上側から前記第一ホルダ部材の側方に至る形態に屈曲した形状になっており、前記第一ホルダ部材は、前記第二ホルダ部材が有する前記屈曲した形状になっている部分の内側に当接する形態になっていることを特徴とする。
このように形成された画像処理装置によれば、第一ホルダ部材と第二ホルダ部材との位置決めを行う際、第二ホルダ部材が有する屈曲した形状になっている部分を利用すれば、大まかな位置決めを行うことができる。したがって、このような屈曲部分がないものに比べ、位置決め作業や組み立て作業が容易になる。
画像形成装置の外観を示す斜視図。 画像形成装置の内部構造の概略を示す縦断面図。 画像形成装置が備えるフレームの構造を示す斜視図。 第一ホルダ部材及び第二ホルダ部材の周辺を示す左側面図。 第一ホルダ部材及び第二ホルダ部材の周辺を示し、(a)はその左側面側前部上方から見下ろした斜視図、(b)は右側面側前部上方から見下ろした斜視図。 第一ホルダ部材及びサブフレームを示し、(a)はその左側面図、(b)はその正面図、(c)はその右側面図。 第一ホルダ部材及び第二フレームの周辺を示し、(a)はその左側面図、(b)はその平面図、(c)は図7(a)に示すA部の拡大図、(d)は図7(a)に示すB部の拡大図。 第一ホルダ部材に配線される動力線及び信号線の配線経路を示す説明図。 第二ホルダ部材に配線される動力線及び信号線の配線経路を示す説明図。 図4にC−C線で示す切断面の断面図。
次に、本発明の実施形態について一例を挙げて説明する。なお、以下の説明においては、装置各部の相対的な位置関係を簡潔に説明するため、図中に併記した上下左右前後の各方向を利用して説明を行う。
[画像形成装置の構造]
画像形成装置1は、図1に示すように、筐体3の前面下部に、引き出し型の給紙カセット5を備え、筐体3の前面で、給紙カセット5の上部には、下端側を回動中心として上端側が前方へ倒れるように回動するカバー7が設けられている。また、筐体3の上面には、画像形成済みの被記録媒体が排出される排紙トレイ9が形成されている。
また、この画像形成装置1は、図2に示すように、電子写真方式で画像を形成可能なタンデム型の画像形成機構を備える装置で、供給ユニット11、ベルトユニット12、プロセスカートリッジ13、スキャナユニット14、定着ユニット15、排出ユニット16、及びドロワー17などを備えている。
これらのうち、供給ユニット11は、給紙カセット5に収納されたシート状の被記録媒体(例えば記録用紙。)を、搬送経路(図2中に二点鎖線で図示した経路。)の下流側へと送り出す装置である。
ベルトユニット12は、供給ユニット11から送り出された被記録媒体を、プロセスカートリッジ13との間に挟み込んだ状態で、前方から後方へと搬送する装置である。
プロセスカートリッジ13は、ベルトユニット12の上方に4組が等間隔で直列に配列されている。各プロセスカートリッジ13は、感光体と、その感光体上に形成される静電潜像を現像するための現像機構を備えている。
スキャナユニット14は、各プロセスカートリッジ13が備える感光体に対してレーザー光を照射することにより、感光体上に静電潜像を形成する装置である。スキャナユニット14によって感光体上に描かれる静電潜像は、プロセスカートリッジ13が備える現像機構によって現像されてトナー像となり、そのトナー像が、ベルトユニット12上の被記録媒体に転写されることになる。
定着ユニット15は、トナー像が転写された被記録媒体をローラ間に挟み込んで加熱及び加圧を行うことにより、トナー像を被記録媒体に定着させる装置である。この定着ユニット15を通過した被記録媒体は、排出ユニット16から排紙トレイ9へと排出されることになる。
ドロワー17は、カバー7を開放した際に、装置前方へと引き出すことが可能な構造になっている。このドロワー17には、プロセスカートリッジ13が搭載され、これにより、ドロワー17を引き出してプロセスカートリッジ13を交換できる仕組みになっている。
さらに、この画像形成装置1は、上述した様々な部材を支持するための骨格となる部材として、図3に示すような上部フレーム21L,21Rと下部フレーム23L,23Rを備えている。
これらのうち、上部フレーム21L,21Rは、板金製の部材で、下部フレーム23L,23Rの上に搭載・固定されている。また、これら上部フレーム21L,21Rの間には、スキャナプレート25、スキャナカバー26、フロントビーム27、リアビーム28、アンダービーム29などの板金製部材が介装されている。
一方、下部フレーム23L,23Rは、板金製の上部フレーム21L,21Rよりも剛性が低い樹脂製の部材となっている。これら下部フレーム23L,23Rの間には、フロントビーム31、リアビーム32などが介装されている。
上部フレーム21L,21Rの内側には、先に説明した供給ユニット11、ベルトユニット12、プロセスカートリッジ13、スキャナユニット14、定着ユニット15、排出ユニット16、及びドロワー17などが格納される。また、下部フレーム23L,23Rの内側には、給紙カセット5が格納される。
[第一ホルダ部材及び第二ホルダ部材の構造]
図4、図5(a)及び同図(b)に示すように、左側にある上部フレーム21Lの左側面側には、板金製のサブフレーム33が固定されている。このサブフレーム33は、上部フレーム21Lに形成された3箇所のねじ孔にねじ留めされることにより、上部フレーム21Lに対し精度よく固定されている。
そして、このサブフレーム33には、二つのプリント配線板35,36が取り付けられている。これら二つのプリント配線板35,36には、画像形成装置1が備える各種可動機構を駆動するための電力を供給する動力線37Aや、画像信号等の信号を伝送するための信号線37Bとして利用される複数系統のハーネス37が接続されている。
また、上部フレーム21Lの上端付近には、上記複数系統のハーネス37それぞれを所定の配線経路に沿って配線するため、これら複数系統のハーネス37を保持する第一ホルダ部材41及び第二ホルダ部材42が配設されている(ただし、図5(b)では、第一ホルダ部材41を図示し、第二ホルダ部材42の図示は省略してある。)。
これらのうち、第一ホルダ部材41は、図6(a)〜同図(c)に示すように、右側面側にボス43を有し、このボス43がサブフレーム33上に形成された貫通孔に挿し込まれることで、サブフレーム33に対する前後上下方向の相対位置が位置決めされている。
また、第一ホルダ部材41には、サブフレーム33に引っかかる4つの係止爪45A〜45Dが形成され、これらの係止爪45A〜45Dそれぞれがサブフレーム33側に引っかかっている。これにより、第一ホルダ部材41は、サブフレーム33に対する左右方向の相対位置が位置決めされるとともに、ボス43を中心とする回転も規制され、その結果、サブフレーム33に対し精度よく固定された状態になっている。
一方、第二ホルダ部材42は、図7(a)及び同図(b)に示すように、第一ホルダ部材41の上側に重ね合わせられ、第一ホルダ部材41との間に隙間をなす状態で、第一ホルダ部材41に対し精度よく固定されている。
より詳しく説明すると、第一ホルダ部材41の上面側には、リブ47A〜47Fが突設されていて、このリブ47A〜47Fの上端側に第二ホルダ部材42が搭載されている。そのため、第一ホルダ部材41と第二ホルダ部材42との間には、リブ47A〜47Fが介在することで、リブ47A〜47Fが存在しない部分に隙間が形成され、この隙間を配線用スペースとして利用可能になっている。すなわち、これらリブ47A〜47Fは、第一ホルダ部材41と第二ホルダ部材42との間に隙間を形成する間隔形成部として機能している。
また、第二ホルダ部材42は、第一ホルダ部材41の上方に搭載される部分の前端側左方に、左端から屈曲して下方へと延びる部分を有する形状になっており、この屈曲部分42Aの内側で第一ホルダ部材41に当接するように重ね合わせてある。
また、第二ホルダ部材42は、排出ユニット16及び第一ホルダ部材41に対し前後上下方向の相対位置が位置決めされている。具体的には、図7(a)におけるA部分を拡大した図7(c)に示すように、排出ユニット16の左端に突設されたボス51に、第二ホルダ部材42の位置決め部53を嵌め込むこと、及び図7(a)におけるB部分を拡大した図7(d)に示すように、第二ホルダ部材42の前端側にある当接部55を第一ホルダ部材41に突き当てることで、位置決めされている。
さらに、第二ホルダ部材42の前端付近において下方側に突出する部分の右側面側を、第一ホルダ部材41に突き当て、その状態で係止爪57を第一ホルダ部材41側に引っかけることにより、第一ホルダ部材41に対し左右方向の相対位置が位置決めされている。
以上のように構成された第一ホルダ部材41には、図8(a)〜同図(c)に示すように、一つの動力線配線経路61と、二つの信号線配線経路63,64が形成されている。これらのうち、動力線配線経路61に沿った位置には、リブ47A,47B、保持片65A,65B、上下仕切り片66A,66B、及び保持片67A〜67Dなどが設けられている。
この動力線配線経路61に沿って配線される動力線は、リブ47A,47Bの右方において保持片65A,65Bの下方を前後方向へ延び、その前端側で左方へと湾曲する。そして、その左方へと湾曲した部分は、さらにリブ47Cとリブ47Dとの間において上下仕切り片66A,66Bの下方を通って左右方向へと延びる。また、その左右方向へと延びた部分は、左端側で下方へと湾曲して上下方向へと延び、その上下方向へと延びる部分が保持片67A〜67Dによって保持される。
また、信号線配線経路63に沿った位置には、リブ47A,47B、及び保持片69A〜69Fなどが設けられている。この信号線配線経路63に沿って配線される信号線は、リブ47A,47Bの左方において保持片69A,69Bの下方を前後方向へ延びる。
また、その前端側で左方へと湾曲した部分は、リブ47Cよりも後方となる位置において左右方向へ延び、その左端側で下方へと湾曲して上下方向へと延び、その上下方向へと延びる部分が保持片69C,69Dによって保持される。さらに、その下端側で前方へと湾曲して前後方向へと延びる部分は、保持片69E,69Fによって保持される。
このような信号線配線経路63において、動力線配線経路61との間は、前後方向へ延びる部分が比較的接近した位置にあるものの、その位置ではリブ47A,47Bによって両経路が区画されている。したがって、このような動力線配線経路61及び信号線配線経路63であれば、動力線と信号線を離間した位置に保持することができる。
一方、もう一つの信号線配線経路64に沿った位置には、上下仕切り片66A,66B、保持片71、及び隔壁73などが設けられている。この信号線配線経路66に沿って配線される信号線は、リブ47Cとリブ47Dとの間において上下仕切り片66A,66Bの上方を左右方向へと延び、その左端側で下方へと湾曲し、上下方向へと延びる。そして、その上下方向へと延びる部分が保持片71によって保持される。
このような信号線配線経路64において、動力線配線経路61との間は、比較的接近する位置においても、上下仕切り片66A,66B、及び隔壁73によって区画されている。したがって、このような動力線配線経路61及び信号線配線経路64であれば、動力線と信号線を離間した位置に保持することができる。
さらに、第二ホルダ部材42には、図9(a)〜同図(c)に示すように、一つの動力線配線経路75が形成されている。この動力線配線経路75に沿った位置には、保持片77A〜77Eなどが設けられている。
この動力線配線経路75に沿って配線される動力線は、前後方向へ延びる部分が、保持片77A〜77Cによって保持され、その前端側で湾曲して左右方向へと延びる部分が、保持片77Dによって保持される。また、その左右方向へと延びた部分は、左端側で下方へと湾曲して上下方向へと延び、その上下方向へと延びる部分が保持片77Eによって保持される。
このような動力線配線経路75において、先に説明した信号線配線経路63,64との間には、第二ホルダ部材42が介在する状態にある。したがって、このような動力線配線経路75及び信号線配線経路63,64であれば、動力線と信号線を離間した位置に保持することができる。
しかも、第二ホルダ部材42は、第一ホルダ部材41とは別部品になっているので、第一ホルダ部材41上にある動力線配線経路61や信号線配線経路63,64に対する配線を終えた後に、第一ホルダ部材41への取り付け作業を行うことができる。
したがって、動力線配線経路61や信号線配線経路63,64は、一部が動力線配線経路75の下方に隠れる位置となるものの、そのような経路に配線を行う際には、第二ホルダ部材42が邪魔になることはなく、容易に配線作業を行うことができる。
また、これら第一ホルダ部材41及び第二ホルダ部材42は、図10に示すように、上部フレーム21Lの上端に配置されており、これにより、配線経路(図10中では、動力線配線経路61,75及び信号線配線経路63を図示。)は、金属製の上部フレーム21Lから離間した位置に形成されることになる。
したがって、これらの配線経路内に配線される動力線37Aや信号線37Bは、金属部品から離間した位置に配線されることになり、これにより、動力線37Aや信号線37Bを金属部品との接触に伴って損傷させたり、そのような損傷に伴って短絡を招いたりするのを未然に防止することができる。
[効果]
以上説明した通り、上記画像形成装置1によれば、第一ホルダ部材41に間隔形成部となるリブ47A〜47Fが突設されているので、第一ホルダ部材41と第二ホルダ部材42を重ね合わせるだけで、両ホルダ部材間に配線経路となる隙間を簡単に形成することができる。
しかも、その隙間の内外となる離間した位置に、信号線配線経路63,64と動力線配線経路75を形成し、2系統の信号線37Bと1系統の動力線37Aを配線することで、それらの信号線37Bと動力線37Aが所定距離以下まで接近するのを防止できる。
したがって、ごく狭い範囲に複数系統の信号線37Bや動力線37Aを配線する場合でも、それらを第一ホルダ部材41側と第二ホルダ部材42側に分けることで、動力線37Aから発生する電気的なノイズが信号線37Bに伝わるのを抑制できる。
また、第一ホルダ部材41には、動力線配線経路61と信号線配線経路63,64を画定する突設物(リブ47A〜47F)が突設されており、それら各配線経路に配線される信号線37Bと動力線37Aが、所定距離以下まで接近するのを防止してある。したがって、第一ホルダ部材41上においても、動力線37Aから発生する電気的なノイズが信号線37Bに伝わるのを抑制できる。
さらに、第一ホルダ部材41及び第二ホルダ部材42には、互いに当接させることにより、第一ホルダ部材41と第二ホルダ部材42との相対的な位置関係を最適化する位置決め部として、当接部55や係止爪57が形成されている。
したがって、これら当接部55や係止爪57を利用して、第一ホルダ部材41と第二ホルダ部材42との相対的な位置関係を容易に最適化することができる。したがって、両者の位置関係にずれが生じていることが原因で、動力線37Aや信号線37Bが設計通りの位置よりも接近した位置に配線されてしまうのを未然に防止できる。
また、第一ホルダ部材41及び第二ホルダ部材42のうち、第一ホルダ部材41は、ボス43及び係止爪45A〜45Dをサブフレーム33の一部に当接させることにより、サブフレーム33が精度よく固定された上部フレーム21Lに対して位置決めされている。したがって、第一ホルダ部材41、第二ホルダ部材42、サブフレーム33、及び上部フレーム21Lすべてについて、相対的な位置関係を最適化することができる。
さらに、第二ホルダ部材42は、屈曲部分42Aの内側で第一ホルダ部材41に当接するように重ね合わせてあるので、第一ホルダ部材41と第二ホルダ部材42との位置決めを行う際、第二ホルダ部材42の屈曲部分42Aを利用すれば、大まかな位置決めを行うことができる。したがって、このような屈曲部分42Aがないものに比べ、位置決め作業や組み立て作業が容易になる。
[変形例等]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、間隔形成部として機能するリブ47A〜47Fを第一ホルダ部材41側に突設してあったが、同等なリブを第二ホルダ部材42側に突設してもよい。
また、上記実施形態では、第一ホルダ部材41及び第二ホルダ部材42上に、二つの動力線配線経路61,75と二つの信号線配線経路63,64が形成される事例を示したが、各配線経路の数は任意である。
なお、上記実施形態では、画像処理装置の例として、画像形成装置1を例示したが、画像読取装置において本発明の構成を採用してもよい。あるいは、画像形成装置としての機能と画像読取装置としての機能を兼ね備えた複合機やファクシミリ装置において、本発明の構成を採用してもよい。
1・・・画像形成装置、3・・・筐体、5・・・給紙カセット、7・・・カバー、9・・・排紙トレイ、11・・・供給ユニット、12・・・ベルトユニット、13・・・プロセスカートリッジ、14・・・スキャナユニット、15・・・定着ユニット、16・・・排出ユニット、17・・・ドロワー、21L,21R・・・上部フレーム、23L,23R・・・下部フレーム、25・・・スキャナプレート、26・・・スキャナカバー、27,31・・・フロントビーム、28,32・・・リアビーム、29・・・アンダービーム、33・・・サブフレーム、35,36・・・プリント配線板、37・・・ハーネス(37A・・・動力線、37B・・・信号線)、41・・・第一ホルダ部材、42・・・第二ホルダ部材、42A・・・屈曲部分、43,51・・・ボス、45A〜45D,57・・・係止爪、47A〜47F・・・リブ、53・・・位置決め部、55・・・当接部、61,75・・・動力線配線経路、63,64,66・・・信号線配線経路、65A,65B,67A〜67D,69A〜69F,71,77A〜77E・・・保持片、66A,66B・・・上下仕切り片、73・・・隔壁。

Claims (5)

  1. 媒体に対して画像を形成可能、又は媒体から画像を読み取り可能な画像処理部と、
    前記画像処理部に対する制御を行う制御部と、
    前記画像処理部と前記制御部との間で信号を伝送する1系統又は2系統以上の信号線と、
    前記画像処理部を作動させるための動力源に対して電力を供給する1系統又は2系統以上の動力線と、
    前記1系統又は2系統以上の信号線及び前記1系統又は2系統以上の動力線を保持する第一ホルダ部材及び第二ホルダ部材と
    を備え、
    前記第一ホルダ部材及び前記第二ホルダ部材は、いずれか一方又は両方に間隔形成部が突設されていて、前記第一ホルダ部材と前記第二ホルダ部材との間に前記間隔形成部を介在させた状態で前記第一ホルダ部材と前記第二ホルダ部材とを重ね合わせることにより、前記第一ホルダ部材と前記第二ホルダ部材との間に隙間が形成される構造になっており、
    1系統又は2系統以上の前記信号線及び1系統又は2系統以上の前記動力線は、少なくとも1系統の前記信号線を含む一方の組と、少なくとも1系統の前記動力線を含む他方の組とに組み分けされて、前記一方の組が前記第一ホルダ部材によって保持されるとともに、前記他方の組が前記第二ホルダ部材によって保持されており、
    しかも、前記一方の組に含まれる前記信号線、及び前記他方の組に含まれる前記動力線のうち、いずれか一方が前記隙間に配線されるとともに、他方が前記第一ホルダ部材又は前記第二ホルダ部材を挟んで前記隙間とは反対側となる位置に配線されることにより、前記一方の組に含まれる前記信号線と前記他方の組に含まれる前記動力線が、所定距離以下まで接近するのを防止してある
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記一方の組には、前記信号線及び前記動力線が含まれており、
    前記第一ホルダ部材には、それぞれが配線経路となる複数の領域を画定する突設物が突設されており、
    前記一方の組に含まれる前記信号線と前記動力線は、前記突設物によって画定された異なる領域に配線されることにより、前記一方の組に含まれる前記信号線と前記動力線が、所定距離以下まで接近するのを防止してある
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第一ホルダ部材及び前記第二ホルダ部材には、互いに当接させることにより、前記第一ホルダ部材と前記第二ホルダ部材との相対的な位置関係を最適化する位置決め部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第一ホルダ部材及び前記第二ホルダ部材は、前記画像処理装置が備えるフレームに固定されるものであり、
    前記第一ホルダ部材及び前記第二ホルダ部材のうち、いずれか一方は、前記フレームの一部に当接させることにより、前記フレームに対して位置決めされる
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第二ホルダ部材は、前記第一ホルダ部材の上側に配設される第一の部分と、前記第一ホルダ部材の側方に配設される第二の部分とを有するとともに、前記第一の部分から前記第二の部分へと連続する部分が、前記第一ホルダ部材の上側から前記第一ホルダ部材の側方に至る形態に屈曲した形状になっており、
    前記第一ホルダ部材は、前記第二ホルダ部材が有する前記屈曲した形状になっている部分の内側に当接する形態になっている
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の画像処理装置。
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