JP2011229262A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上アームを構成する複数のスイッチング素子(15)と下アームを構成する複数のスイッチング素子(25)とを備えた電力変換装置において、上アーム及び下アームの各スイッチング素子(15,25)は、ベアチップの片側面にゲート(G)(制御電極)ドレイン(D)(被制御電極)、及びソース(S)(被制御電極)がそれぞれ形成された横型構造の素子で構成する。そして、上アームのスイッチング素子(15)で1つのヒートスプレッダ(40)を共用し、下アームのスイッチング素子(25)で1つのヒートスプレッダ(50)を共用する。
【選択図】図5
Description
上アームを構成する複数のスイッチング素子(15)と下アームを構成する複数のスイッチング素子(25)とを備えた電力変換装置であって、
前記上アーム及び前記下アームの各スイッチング素子(15,25)は、ベアチップの片側面に制御電極(G)及び被制御電極(D,S)がそれぞれ形成された横型構造の素子であり、
前記上アームのスイッチング素子(15)で1つのヒートスプレッダ(40)を共用し、
前記下アームのスイッチング素子(25)で1つのヒートスプレッダ(50)を共用していることを特徴とする。
第1の発明の電力変換装置において、
前記上アーム側のヒートスプレッダ(40)と前記下アーム側のヒートスプレッダ(50)とは、一体的に形成されていることを特徴とする。
第1又は第2の発明の電力変換装置において、
前記上アーム側及び下アーム側のスイッチング素子(15,25)は、還流動作が可能であることを特徴とする。
図1は、本発明の実施形態に係る電力変換装置の構成を示すブロック図である。この電力変換装置(1)は、交流電源(2)(例えば商用電源)をコンバータ回路(4)によって整流し、その直流をインバータ回路(5)によって三相交流に変換してモータ(3)に供給するものである。このモータ(3)は、例えば、空気調和機の冷媒回路に設けられる圧縮機を駆動するものである。
コンバータ回路(4)は、リアクトル(L)、4つのダイオード(Di)、及び平滑コンデンサ(C)を備えている。4つのダイオード(Di)は、ブリッジ回路を構成している。このブリッジ回路には、リアクトル(L)を介して、交流電源(2)から交流(この例では単相交流)が入力されている。また、平滑コンデンサ(C)は、前記ブリッジ回路の出力に並列接続されている。そして、コンバータ回路(4)では、交流電源(2)からリアクトル(L)を介して入力された交流(この例では単相交流)を、前記ブリッジ回路で整流し、該ブリッジ回路の出力を平滑コンデンサ(C)で平滑してインバータ回路(5)に出力している。
インバータ回路(5)は、上アームを構成する3つの上アーム側スイッチング素子(15)、下アームを構成する3つの下アーム側スイッチング素子(25)、及び6つの還流ダイオード(30)を備えている。上アーム側及び下アーム側スイッチング素子(15,25)は、図1に示すように、ブリッジ接続されている。すなわち、前記インバータ回路(5)は、2つのスイッチング素子(15,25)を互いに直列接続してなる3つのスイッチングレグを備えていて、各スイッチングレグにおける上アーム側スイッチング素子(15)と下アーム側スイッチング素子(25)との中点が、出力する三相交流の相(U,V,W)にそれぞれ対応している。そして、このインバータ回路(5)は、上アーム側及び下アーム側スイッチング素子(15,25)のオンオフ動作によって、コンバータ回路(4)の出力電圧を所定の周波数の三相交流電圧に変換して、モータ(3)へ供給する。
上アーム側及び下アーム側スイッチング素子(15,25)は、いわゆる双方向スイッチング素子である。これらのスイッチング素子(15,25)は、ワイドバンドギャップ半導体を用いたユニポーラ素子であり、具体的には、GaN(窒化ガリウム)を主材料としたヘテロ接合型電界効果トランジスタ(Heterojunction Field Effect Transistor:HFET)である。この構成のスイッチング素子(15,25)は、逆導通が可能となっている。
本実施形態では、インバータ回路(5)は、絶縁基板(26)(絶縁層)上に形成され、コンバータ回路(4)やスイッチング素子(15,25)用の駆動回路(図示省略)とともに、所定のパッケージ(図示省略)に収容されてパワーモジュールを構成している。図5は、スイッチング素子(15,25)等の実装状態を模式的に示す平面図である。また、図6は、絶縁基板(26)におけるスイッチング素子(15,25)付近の断面を模式的に示す図である。図5に示すように、インバータ回路(5)では、上アーム側及び下アーム側ヒートスプレッダ(40,50)を備えている。後に詳述するように、スイッチング素子(15,25)と還流ダイオード(30)は、これらのヒートスプレッダ(40,50)上に搭載され、ワイヤ配線(35)によって互いに電気的接続されている。
スイッチング素子に縦型構造の半導体素子を採用したインバータ回路(以下、説明の便宜上、従来のインバータ回路という)では、例えば、ドレインがヒートスプレッダ側になるように上アーム側のスイッチング素子を搭載すれば、上アーム側のヒートスプレッダは同電位(ドレインの電位)になる。そのため、上アーム側の全てのスイッチング素子で1つのヒートスプレッダを共用できる。しかしながら、下アーム側では、スイッチング素子のドレインをヒートスプレッダ側にして搭載すると、下アーム側のヒートスプレッダの電位がそれぞれ異なり、下アーム側ではヒートスプレッダを共用できない。すなわち、上アーム側に1枚、下アーム側に3枚のヒートスプレッダがそれぞれ必要になる。これに対しては、下アーム側のスイッチング素子を、ソースがヒートスプレッダ側になるように搭載すれば、下アーム側でもヒートスプレッダが同電位になって、ヒートスプレッダの共用が可能になるとも考えられる。しかしながら、縦型構造の半導体素子では、ゲートがソースと同じ面にある場合があり、ソースをヒートスプレッダ側にすると、ゲートもヒートスプレッダ側になり配線が複雑化する。
図9は、スイッチング素子等の他の実装例(変形例1)を模式的に示す平面図である。この例では、上アーム側のヒートスプレッダ(40)と下アーム側の前記ヒートスプレッダ(50)とを一体的に形成している。すなわち、上及び下アームの6つのスイッチング素子(15,25)で1つのヒートスプレッダ(60)を共用している。上アーム側及び下アーム側スイッチング素子(15,25)をいわゆる横型構造の素子で構成しているので、各スイッチング素子(15,25)に繋がるヒートスプレッダ(60)には電圧がかからない。それゆえ、このようなヒートスプレッダの共用が可能になる。このように、本変形例では、ヒートスプレッダ枚数をより低減することが可能になるので、より効果的なコスト低減、実装スペースの低減が可能になる。
図11は、スイッチング素子等の他の実装例(変形例2)を模式的に示す平面図である。この例では、インバータ回路(5)では、上アーム側及び下アーム側の各スイッチング素子(15,25)が還流動作を行うようになっている。そのため、上アーム側及び下アーム側の各スイッチング素子(15,25)には、還流ダイオード(30)が接続されていない。また、ヒートスプレッダ(40,50)は、上アーム側と下アーム側にそれぞれ設けられている。このように、各スイッチング素子(15,25)で還流動作を行うようにして還流ダイオード(30)を省略することで、インバータ回路(5)、延いては電力変換装置(1)をより小型化することが可能になる。
25 下アーム側スイッチング素子
40 ヒートスプレッダ
50 ヒートスプレッダ
D ドレイン
S ソース
G ゲート
Claims (3)
- 上アームを構成する複数のスイッチング素子(15)と下アームを構成する複数のスイッチング素子(25)とを備えた電力変換装置であって、
前記上アーム及び前記下アームの各スイッチング素子(15,25)は、ベアチップの片側面に制御電極(G)及び被制御電極(D,S)がそれぞれ形成された横型構造の素子であり、
前記上アームのスイッチング素子(15)で1つのヒートスプレッダ(40)を共用し、
前記下アームのスイッチング素子(25)で1つのヒートスプレッダ(50)を共用していることを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1の電力変換装置において、
前記上アーム側のヒートスプレッダ(40)と前記下アーム側のヒートスプレッダ(50)とは、一体的に形成されていることを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1又は請求項2の電力変換装置において、
前記上アーム側及び下アーム側のスイッチング素子(15,25)は、還流動作が可能であることを特徴とする電力変換装置。
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