JP2011226072A - 表装材の取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】長尺状で、その長さ方向に延びる凹条36が形成され、該凹条36を表側にして壁8に固定された支持材30により、クッション材層20と該クッション材層20の一方の面に設けられた表層10とを有する表装材2a、2bが壁8に固定された表装材の取付構造であって、前記表層10の端部11a、11bは、前記凹条36内に巻き込まれていると共に、前記凹条36と略同等の長さで、前記凹条36内に嵌挿された嵌挿材50と、前記凹条36の内面とにより挟持され、前記嵌挿材50は、目地材40により覆われていることよりなる。
【選択図】図3
Description
このような室内壁には、悪戯目的で、爪等により目地材40を繰返し傷つけ、露出された端部11a又は端部11bを起点とし、表装材が破損されやすいという問題がある。
そこで、本発明は、自傷行為が危惧される者の身体を保護できると共に、表装材の破損を防止できる表装材の取付構造を目的とする。
前記支持材は、その長さ方向に直交する断面が、略コ字状であることが好ましく、前記支持材は、固定される壁の表面から、前記凹条の開口面までの距離が、前記壁の表面から前記表層と前記クッション材層との境界までの距離と略同等であることがより好ましい。
本発明の一実施形態について、以下に図面を用いて説明する。図1は、本発明の表装材の取付構造を適用した室内壁1の正面図である。
図1に示すように、室内壁1は、略中央に略矩形の窓4が設けられ、窓4の左手側に表装材2a、窓4の上側に表装材2b、窓4の右手側に表装材2c、窓4の下側に表装材2dがそれぞれ設けられたものである。
表装材2aと表装材2bとの間には、その隙間を目地材40で埋めた目地3aが形成され、表装材2aと表装材2dとの間には、その隙間を目地材40で埋めた目地3dが形成されている。表装材2cと表装材2bとの間には、その隙間を目地材40で埋めた目地3bが形成され、表装材2cと表装材2dとの間には、その隙間を目地材40で埋めた目地3cが形成されている。表装材2aと窓4との間には、その隙間を目地材40で埋めた目地103aが形成され、表装材2bと窓4との間には、その隙間を目地材40で埋めた目地103bが形成されている。表装材2cと窓4との間には、その隙間を目地材40で埋めた目地103cが形成され、表装材2dと窓4との間には、その隙間を目地材40で埋めた目地103dが形成されている。
なお、表装材2a〜2dは、いずれもその構成が同様のものとされている。
目地3aの取付構造について、図1〜3を用いて説明する。この取付構造は、表装材同士の目地に適用されるものである。図2は、本発明の図1の目地3aを拡大した正面図であり、図3は、図1におけるX−X断面図である。
図1〜3に示すように、目地3aにおける取付構造は、窓4の左上角部から上方(天井方向)に延び、壁8に固定された支持材30により、表装材2a、2bが固定されたものである。
支持材30は、凹条36の開口面31が壁8の表側になるように、底壁部32を壁8に付け合せた状態で、底壁部32を貫通するビス70により固定されている。
壁8の表面から凹条36の開口面31までの距離は、壁8の表面から表層10とクッション材層20との境界までの距離と略同等とされている。即ち、本実施形態では、凹条36の側壁部34の高さh1と、クッション材層20の厚さとが略同等とされている。ここで、略同等とは、表層10とクッション材層20との境界面が、開口面31と面一であると目視で認識できる程度の状態である。
また、凹条36内には、底壁部32の内面に、嵌挿材50を囲むようにシール材60が設けられ、端部11a及び端部11bは、シール材60と当接するものとされている。
クッション材22は、人体が室内壁1に衝突した際に、その衝撃を緩和できるものであれば特に限定されず、例えば、発泡塩化ビニル、発泡ウレタン、発泡スチロール等の発泡樹脂のシート、ゴム製シート等のクッション性を有するものが挙げられる。クッション材22の厚さは、クッション材22の材質等を勘案して決定でき、例えば、3〜10mmとされる。
クッション材24は、クッション材22と同様である。
凹条36の開口面31の幅W1は、広すぎると、端部11a、11bへの挟持力が不十分となり、狭すぎると、嵌挿材50を凹条36内に嵌挿する際に、表層2a、2bに損傷を与えるおそれがある。
従って、開口面31の幅W1は、表層10の厚みや嵌挿材50の幅W2等を勘案して決定でき、例えば、8〜20mmとされる。
開口面31から底壁部32の内面までの距離、即ち凹条36の深さD1は、例えば、4〜18mmとされる。
嵌挿材50の幅W2は、狭すぎると、端部11a、11bへの挟持力が不十分となり、広すぎると、嵌挿材50を凹条36内に嵌挿する際に、表層2a、2bに損傷を与えるおそれがある。
従って、嵌挿材50の幅W2は、開口面31の幅W1や表層10の厚さ等を勘案して決定でき、例えば、5〜15mmとされる。
嵌挿材50の高さH1は、凹条36内の嵌挿した際、嵌挿材50の端面52が開口面31から突出しないものであり、かつ端面52が端部11a、11bよりも開口面31側に位置するものとされる。端面52が端部11a、11bより底壁部32側に位置すると、嵌挿材50と側壁部34の内面とで端部11a、11bを挟持することができない上、目地材40が除去されると端部11a、11bが露出する。嵌挿材50の高さH1が、端面52が開口面31から突出するものであると、端面52上に設けられた目地材40の厚さが薄くなって、目地材40が剥離されやすくなるおそれがある。
従って、嵌挿材50の高さ1は、凹条36の深さD1や、表層2a、2bの巻き込み量を勘案して決定でき、例えば、5〜18mmとされる。
加えて、表層2a、2bに対する嵌挿材50の挟持力を十分に確保する観点から、端部11a、11bと端面52との距離は、3mm以上であることが好ましい。
支持材130は、凹条136の開口面131が壁8の表側になるように、底壁部132を壁8に付け合せた状態で、底壁部132を貫通するビス70により固定されている。
壁8の表面から凹条136の開口面131までの距離は、壁8の表面から表層10とクッション材層20との境界までの距離と略同等とされている。即ち、本実施形態では、凹条136の側壁部134の高さh2と、クッション材層20の厚さとが略同等とされている。
また、凹条136内には、側壁部134と嵌挿材150との間にシール材160が設けられ、端部11aは、シール材160と当接するものとされている。
側壁部134の高さh2は、側壁部34の高さh1と同様である。
凹条136の開口面131の幅W3は、広すぎると、端部11aへの挟持力が不十分となり、狭すぎると、嵌挿材150を凹条136内に嵌挿する際に、表層2aに損傷を与えるおそれがある。
従って、開口面131の幅W3は、表層10の厚みや嵌挿材150の幅W4等を勘案して決定でき、例えば、6〜18mmとされる。
開口面131から底壁部132の内面までの距離、即ち凹条136の深さD2は、凹条36の深さD1と同様である。
嵌挿材150の幅W4は、狭すぎると、端部11aへの挟持力が不十分となり、広すぎると、嵌挿材150を凹条136内に嵌挿する際に、表層2aに損傷を与えるおそれがある。
従って、嵌挿材150の幅W4は、開口面131の幅W3や表層10の厚さ等を勘案して決定でき、例えば、4〜14mmとされる。
嵌挿材150の高さH2は、嵌挿材50の高さH1と同様である。
シール材160は、シール材60と同様である。
本発明の室内壁の施工方法は、壁に支持材を固定する工程(支持材固定工程)と、固定された支持材の凹条に表層の端部を巻き込むと共に、凹条内に嵌挿材を嵌挿して表装材を固定する工程(嵌挿工程)と、嵌挿材を目地材で覆う工程(封止工程)とを有するものである。
まず、窓4の周縁に沿って支持材130をビス70で壁8に固定すると共に、窓4の上縁の両端から上方(天井方向)に延びる支持材30と、窓4の下縁の両端から下方(床方向)に延びる支持材30とをビスで壁8に固定する。こうして、支持材30と支持材130とにより、表装材2a〜2dを固定する枠組を設ける(支持材固定工程)。
次いで、嵌挿材50を凹条36内に打ち込んで、嵌挿材50と側壁部34の内面とで端部11aと端部11bとを挟持する(嵌挿工程)。
目地3bにおける表装材2b、2cの取り付け、目地3cにおける表装材2c、2dの取り付け、目地3dにおける表装材2a、2dの取り付けは、目地3aにおける表装材2a、2bの取り付けと同様である。
次いで、嵌挿材50を凹条136内に打ち込んで、嵌挿材150と側壁部134の内面とで端部11aを挟持する(嵌挿工程)。
目地103bにおける表装材2bの取り付け、目地103cにおける表装材2cの取り付け、目地103dにおける表装材2dの取り付けは、目地103aにおける表装材2aの取り付けと同様である。
上述の実施形態では、本発明の取付構造を窓4が設置された室内壁1に適用したものであるが、本発明の取付構造は、ドアが設置された壁、無窓の壁、外壁等、あらゆる壁に適用できる。
また、支持材30の長さ方向の断面をH字状とすると、凹条の深さが不十分となり、表層2a、2bに対する挟持力が不十分となるおそれがある。
従って、支持材30は、その長さ方向の断面が略コ字状であることが好ましい。
支持材130の形状は、支持材30と同様に、その長さ方向に直交する断面がU字状、V字状、H字状又は半円状であってもよい。
同様に、上述の実施形態では、凹条136内にシール材160が設けられているが、凹条136内には、シール材160が設けられていなくてもよい。ただし、シール材160が設けられていることで、嵌挿材150を凹条136内に強固に固定できる。
従って、支持材30の側壁部34の高さh1は、壁8の表面から表層10とクッション材層20との境界までの距離と略同等であることが好ましい。
支持材136の側壁部134の高さh2は、支持材30の側壁部34の高さh1と同様に、壁8の表面から表層10とクッション材層20との境界までの距離より長くてもよいし、短くてもよい。ただし、支持材130の側壁部134の高さh2は、壁8の表面から表層10とクッション材層20との境界までの距離と略同等であることが好ましい。
また、嵌挿材150は、嵌挿材50と同様に、略円柱形であってもよく、三角柱形、五角柱形、六角柱形等の多角柱形であってもよい。ただし、端部11aを強固に挟持する観点から、嵌挿材は、四角柱形であることが好ましい。
8 壁
10 表層
11a、11b 端部
20 クッション材層
30、130 支持材
31、131 開口面
36、136 凹条
40 目地材
50、150 嵌挿材
Claims (3)
- 長尺状で、その長さ方向に延びる凹条が形成され、該凹条を表側にして壁に固定された支持材により、クッション材層と該クッション材層の一方の面に設けられた表層とを有する表装材が壁に固定された表装材の取付構造であって、
前記表層の端部は、前記凹条内に巻き込まれていると共に、前記凹条と略同等の長さで、前記凹条内に嵌挿された嵌挿材と前記凹条の内面とにより挟持され、
前記嵌挿材は、目地材により覆われていることを特徴とする表装材の取付構造。 - 前記支持材は、その長さ方向に直交する断面が、略コ字状であることを特徴とする、請求項1に記載の表装材の取付構造。
- 前記支持材は、固定される壁の表面から、前記凹条の開口面までの距離が、前記壁の表面から前記表層と前記クッション材層との境界までの距離と略同等であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の表装材の取付構造。
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