JP2011223693A - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】それ自体の剛性や支持部材に対する支持強度が一層効果的に確保され得ると共に、隅部に残されたスペースにも効率的に配設することの出来る、新規な構造の電気接続箱を提供すること。
【解決手段】長手矩形状を有する矩形ベース部20に対して、その一方の長辺部分22aにおいて外周側に向かって三角形状で突出する三角突出部24を形成し、前記矩形ベース部20からの前記三角突出部24の突出長さを前記矩形ベース部20の短辺部分26の長さよりも大きくすると共に、外周面上に設けた取付部34によって車両ボデー等の支持部材に対して取り付けるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等に搭載される電気接続箱に関する。
従来から、自動車等において、電気配線の効率化やメンテナンス性の向上を目的として電気接続箱が用いられている。この電気接続箱は、例えば特開2005−253160号公報(特許文献1)に記載されているように、リレーやヒューズ等の電気部品が装着される電気部品装着部の複数が整列状態で設けられており、車両取付部を介して車両ボデー等の支持部材に取り付けられるようになっている。
ところで、上記特許文献1にも示されているとおり、従来から、電気接続箱としては略四角形の箱体が採用されていた。単に四角形の箱体が一般的であるだけでなく、収容するヒューズやリレー等が四角形のものが多いことや、収容場所のエンジンルーム等が略四角い領域であることから、収容効率や配設効率が良いと考えられるからである。
しかしながら、略四角形の箱体からなる従来構造の電気接続箱では、場合により、それ自体の剛性や、車両ボデー等の支持部材に対する支持強度が、充分に得られ難い場合があった。特に、略四角の底板の中央部分では、外周壁による補強効果も及ぼされ難く、コネクタの挿脱やボルト締付等で及ぼされる力で外方に膨らんだりして変形し易く、電気部品の取り付け強度が不足するおそれもある。また、略四角の一辺となる直線部分でパネル等の支持部材に支持させると、対辺となる側が、かかる支持部材による支持部から大きく外方に突出してしまい、支持部に過大な強度が要求されてしまうことがある。
また、エンジンルーム等において、その隅部だけにスペースが残されているような場合に、略四角い箱体からなる従来の電気接続箱では、かかる隅部に残存する三角コーナー状のスペースに対して配設し難いという問題もあった。
特開2005−253160号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、それ自体の剛性や支持部材に対する支持強度が一層効果的に確保され得ると共に、隅部に残されたスペースにも効率的に配設することの出来る、新規な構造の電気接続箱を提供することにある。
本発明の第一の態様は、長手矩形状を有する矩形ベース部に対して、その一方の長辺部分において外周側に向かって三角形状で突出する三角突出部が形成されており、前記矩形ベース部からの前記三角突出部の突出長さが前記矩形ベース部の短辺部分の長さよりも大きくされていると共に、外周面上に設けられた取付部によって支持部材に対して取り付けられることを、特徴とする。
本発明によれば、矩形ベース部から三角突出部を突出形成したことから、特に従来の略四角形状に比して、電気接続箱における中央部分の、外周壁からの離隔距離を短く設定することが出来る。これにより、外周壁による補強効果が効率的に発揮されて、底板中央部分それ自体の剛性や取付部に対する支持強度をより大きく設定することが出来る。
また、三角突出部を備えていることから、例えばエンジンルーム隅部の三角コーナー状の空きスペース等にも優れたスペース効率で設置することが可能となり、三角突出部の周囲に他部材の配設スペースを確保することも出来る。更に、全体サイズの縮小による軽量化を図ることも出来る。特に、矩形ベース部からの前記三角突出部の突出長さが前記矩形ベース部の短辺部分の長さよりも大きくされていることによって、一層のスペース効率の向上が図られている。
加えて、矩形ベース部を設けたことによって、長細形状のコネクタやヒューズ等であっても、その長さ方向を矩形ベース部の長辺の長さ方向に設定することで、その装着スペースを充分に確保することが出来る。
本発明の第二の態様は、第一の態様に記載のものにおいて、前記取付部が、前記矩形ベース部の長辺部分に設けられているものである。このようにすれば、取付部から離れた位置に三角突出部が形成される。従って、取付部から突出するマスを特に従来の略四角形状のものに比して小さく設定することが出来る。それ故、車両ボデー等の支持部材に対する支持強度を充分に大きく確保することが出来る。
本発明の第三の態様は、第一又は第二の態様に記載のものにおいて、前記三角突出部における少なくとも一方の辺部分に対して、外部配線を接続するためのボルト固定部が設けられているものである。このようにすれば、外部配線接続用のボルト固定部をスペース効率良く形成することが出来る。本態様において好適には、三角突出部における2つの辺部分に対して外部配線を接続するためのボルト固定部がそれぞれ設けられる。このようにすれば、複数の外部配線の接続部分を互いに異なる辺部分に分散して配設することによって、各外部配線の取付部分の識別を容易として、外部配線の誤接続のおそれを低減することも出来る。
本発明の第四の態様は、第一乃至第三の何れか一つの態様に記載のものにおいて、前記三角突出部の先端部分には、矩形ブロック形状を有する電気部品がその頂点の一つを前記三角突出部の頂点に合わせるようにして装着されているものである。このようにすれば、三角突出部における先端部分を有効に利用して、リレー等の矩形ブロック形状を有する比較的大型の電気部品をスペース効率良く配設することが出来る。
本発明の第五の態様は、第一乃至第四の何れか一つの態様に記載のものにおいて、前記矩形ベース部には、長手形状を有する電気部品がその長手方向を該矩形ベース部の長辺の長さ方向に向けて装着されているものである。このようにすれば、マルチヒュージブルリンクや多端子コネクタ等の長手形状を有する電気部品の配設スペースを充分に確保することが出来る。
本発明によれば、矩形ベース部から三角形状で突出する三角突出部を形成したことによって、電気接続箱における中央部分の外周壁からの離隔距離を短く設定して、電気接続箱自体の剛性や支持部材に対する支持強度を確保することが出来る。更に、三角突出部によって、三角コーナー状の空きスペース等にも優れたスペース効率をもって配設することが出来る。
本発明の一実施形態としての電気接続箱の分解斜視図。 図1に示した電気接続箱を構成するケース本体の上面図。 図2に示したケース本体の分解斜視図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1に、本発明の一実施形態としての電気接続箱10を示す。電気接続箱10は、ケース本体12にカバー部材14が嵌め合わされた構造とされている。
図2に、ケース本体12の上面視を示すと共に、図3に、ケース本体12の分解斜視を示す。なお、図3は裏面図であって、図中上方が鉛直下方とされる。図3に示すように、ケース本体12は、ベース部材16にブロック18が嵌め入れられて構成される分割構造体とされている。
ベース部材16は合成樹脂から形成されており、略長手矩形状を有する矩形ベース部20と、矩形ベース部20の一方の長辺部22aから三角形状でベース部材16の外周側に突出する三角突出部24とが形成された、全体として略五角形のブロック形状とされている。長辺部22aからの三角突出部24の突出長さ:L1は、矩形ベース部20における短辺部26の長さ:L2よりも大きくされている。
三角突出部24は、三角形状の斜辺にあたる一対の辺部としての斜辺部28a,28bを有すると共に、三角形の頂点にあたり一対の斜辺部28a,28bが接続された先端部30を有している。一対の斜辺部28a,28bは、矩形ベース部20における一方の長辺部22aの両端部から延び出されて、矩形ベース部20から突出するに連れて次第に均等に接近されている。これにより、本実施形態における三角突出部24は、斜辺部28a,28bが略垂直に交差する略直角二等辺三角形状とされている。
そして、ベース部材16における底板31の外周には、ベース外周壁32が略全周に亘って形成されている。長辺部22bにおけるベース外周壁32の外面には、一対の取付部34,34が形成されており、これら取付部34,34によって、車両ボデーに設けられた車体パネル等の支持部材に電気接続箱10が取り付けられるようになっている。また、長辺部22bにおけるベース外周壁32の外面で一対の取付部34,34に挟まれた中央部分と、先端部30におけるベース外周壁32の外面には、カバー部材14の後述するカバー側ロック部74と係合する本体側ロック部36がそれぞれ形成されている。
また、ベース部材16において斜辺部28a,28bのそれぞれの中間部分には、ベース外周壁32および底板31が切り欠かれたように凹状とされて外周側に開口する切欠部38が形成されている。なお、ベース外周壁32における底板31の下側(図1中、下側)は、切欠部38で切り欠かれたようになっており、切欠部38においてベース部材16の周方向で不連続とされている。一方、ベース外周壁32において底板31の上側(図1中、上側)は、切欠部38の外周縁に沿って延びる凹状部39とされており、ベース部材16の全周に亘って連続されている。
また、矩形ベース部20の略中央部分には、電気部品としてのマルチヒュージブルリンク40が取り付けられる電気部品装着部としてのヒュージブルリンク取付部42が設けられている。図1に示すように、マルチヒュージブルリンク40は長手形状を有しており、ヒュージブルリンク取付部42は、マルチヒュージブルリンク40の長手方向が長辺部22a,22bの長さ方向に沿って装着されるようになっている。更に、矩形ベース部20の長さ方向一方の端部には、電気部品としてのヒューズが取り付けられる電気部品装着部としてのヒューズ取付部44が2つ設けられている。これら2つのヒューズ取付部44,44は、短辺部26の長さ方向に配列されている。
一方、先端部30には、電気部品としてのリレー46が取り付けられる電気部品装着部としてのリレー取付部48が設けられている。図1に示すように、リレー46は、比較的大型の矩形ブロック形状を有しており、リレー取付部48は矩形ベース部20の長さ方向に対して傾斜して形成されている。そして、リレー46は、その隣接する2面を斜辺部28a,28bの延出方向にそれぞれ沿わせて、その頂点50を三角突出部24の頂点52に合わせるようにしてリレー取付部48に装着されるようになっている。
このようなベース部材16の中央部分には、鉛直下方(図3中、上方)からブロック18が嵌め入れられる。ブロック18は合成樹脂から形成された全体として略等脚台形状とされている。ブロック18において等脚台形の平行でない2辺にあたる斜辺部53a,53bのそれぞれには、ベース部材16への嵌合状態において切欠部38と対応する位置に、1つ又は2つのナット装着部55が形成されている。これら各ナット装着部55は、鉛直上方に開口する多角形のナット装着穴を備えており、このナット装着穴に対して、後述する電線の接続用の締付ナットが嵌め入れられている。
さらに、ブロック18の斜辺部53a,53bのそれぞれには、内周側に向かって膨らんで下方(図3中、上方)に突出する内方突出壁部54が形成されている。この内方突出壁部54は、略半円筒形状又は略半楕円筒形状を有しており、内方突出壁部54の内周面により、ブロック18の外周側に開口する樋形状をもってブロック18から下方に延びる凹状湾曲面56が形成されている。なお、各内方突出壁部54は、ブロック18に設けられたナット装着部55の底壁部分から突設されており、且つ、各内方突出壁部の周方向両端部分が、ナット装着部55の外周側にまで延び出して円弧状に湾曲している。これにより、各内方突出壁部54は、各ナット装着部55に対して補強作用を発揮する補強用リブとされている。
また、図2に示すように、ブロック18の上面には、厚肉の金属板からなる接続プレート58a,58bが重ね合わせされて組み付けられている。なお、これら接続プレート58a,58bは、ブロック18とベース部材16の重ね合わせ面間で嵌合位置決めされているが、圧入やボルト等で固定されていても良い。
このようなブロック18が、ベース部材16の中央部分に下方から嵌め入れられて、外周面上の複数箇所に設けられたロック部60でベース部材16に固定されることによって、ケース本体12が形成されている。この組付状態において、ブロック18の内方突出壁部54がベース部材16の切欠部38の開口部分に位置される。これにより、ケース本体12の外周壁61は、ベース部材16のベース外周壁32とブロック18の内方突出壁部54によって構成されており、外周壁61における底板31から下方への突出部分は、ベース外周壁32と内方突出壁部54によって、ケース本体12の全周に亘って連続形成されている。
さらに、ブロック18に組み付けられた接続プレート58a,58bの一部分が、ベース部材16の切欠部38を通じてケース本体12の上方に露出されることによって、ボルト固定部62が形成されている。ボルト固定部62は、ベース部材16の凹状部39によって、ケース本体12の外方に開口されている。また、ボルト固定部62は、ケース本体12においてリレー取付部48とヒュージブルリンク取付部42の間で、斜辺部28a,28bそれぞれの略中間部分に位置されている。なお、本実施形態においては、一方の斜辺部28aには2つのボルト固定部62が設けられている一方、他方の斜辺部28bには1つのボルト固定部62が設けられている。
要するに、ケース本体12の一方の斜辺部28aに配された接続プレート58aには2つのボルト挿通孔63a,63aが形成されていると共に、他方の斜辺部28bに配された接続プレート58bには、1つのボルト挿通孔63bが形成されている。そして、これらボルト挿通孔63a,63a,63bに対応する位置には、それぞれ、ブロック18のナット装着部55のナット装着穴が開口位置している。そして、オルタネータに接続された外部配線としての電線68aとヒューズボックスに接続された外部配線としての電線68bが、それぞれの端部に設けられた端子を接続プレート58aに重ね合わされて、図示しない接続ボルトで締め付けられて導通されている。また、バッテリーに接続された外部配線としての電線68cが、その端部に設けられた端子を接続プレート58bに重ね合わされて、図示しない接続ボルトで締め付けられて導通されている。なお、各電線68a,68b,68cの各端子に挿通された接続ボルトは、ボルト挿通孔63a,63a,63bに挿通されて、ナット装着部55,55,55に装着された各締付ナットに螺合されて締め付けられている。
また、ベース部材16の中央部分には、底板31を貫通する貫通孔64が形成されている。かかる貫通孔64は、矩形ベース部20の長辺の長さ方向に延びる略長方形状とされている。この貫通孔64を通じてブロック18における下底側の中央部分がケース本体12の上方に露出されることにより、MIDIヒューズ取付部66が形成されている。なお、MIDIヒューズ取付部66の両端部分には、接続プレート58a,58bが露出されており、そこにボルト挿通孔67a,67bが形成されている。また、ブロック18には、ボルト挿通孔67a,67bに対応する位置に開口するナット装着穴を備えたナット装着部69,69が形成されており、それらナット装着部69,69のナット装着穴に締付ナットが嵌め入れられている。そして、MIDIヒューズ取付部66に対してMIDIヒューズ72が嵌め込まれて、その両端部に設けられた各端子が、接続ボルト71,71によって接続プレート58a,58bに導通されている。これにより、両側の接続プレート58a,58bが、MIDIヒューズ72を介して導通されている。なお、MIDIヒューズ72の各端子に挿通された接続ボルト71,71は、ボルト挿通孔67a,67bに挿通されて、ナット装着部69,69に装着された各締付ナットに螺合されて締め付けられている。
更にまた、ベース部材16には、矩形ベース部20の長さ方向でヒューズ取付部44と反対側に位置して、底板31を貫通する矩形窓73が形成されており、この矩形窓73を通じて接続プレート58aの一部が露呈されている。また、接続プレート58aには、矩形窓73内に位置してボルト挿通孔76が形成されていると共に、ボルト挿通孔76に対応するブロック18上の位置には、締付ナットを収容したナット装着穴を備えたナット装着部78が形成されている。そして、ヒュージブルリンク取付部42に装着されたマルチヒュージブルリンク40の入力端子80が、矩形窓73に露呈された接続プレート58aに重ね合わされており、この入力端子80に挿通された接続ボルト82が、ボルト挿通孔76を通じて、ナット装着部78に装着された締付ナットに螺合されることにより、接続プレート58aに締め付けられて導通されるようになっている。これにより、電線68cを通じて接続プレート58bに入力される電力が、MIDIヒューズ72と接続プレート58aを通じて、入力端子80からマルチヒュージブルリンク40に給電されるようになっている。
なお、ケース本体12のリレー取付部48には、リレー46が、その端子を挿入されて取り付けられていると共に、各ヒューズ取付部44には、図示しないヒューズがその端子を挿入されて取り付けられている。また、図示はされていないが、これらリレー46やヒューズの各端子が挿入されるコネクタ部分からは、外部電線としての配線が延び出しており、マルチヒュージブルリンク40から延び出した複数本の配線と共に適当に束ねられて、ケース本体12の下方に引き出されている。
さらに、マルチヒュージブルリンク40やリレー46、電線68、MIDIヒューズ72等が装着されて電気回路が構成されたケース本体12には、カバー部材14が嵌合されている。カバー部材14はケース本体12の外形に対応する全体として略五角形状とされている。カバー部材14には、ケース本体12の本体側ロック部36と対応する位置にカバー側ロック部74がそれぞれ形成されており、これらカバー側ロック部74が本体側ロック部36と係合することによって、カバー部材14がケース本体12に嵌め合わされる。これにより、ケース本体12に取り付けられたマルチヒュージブルリンク40やリレー46、電線68の接続端子70等がカバー部材14で覆われるようになっている。本実施形態においては、これら本体側ロック部36とカバー側ロック部74が三角突出部24の頂点52と矩形ベース部20の長辺部22bの中央部分に位置されており、ケース本体12の中心線上の2点でカバー部材14が固定されることによって、カバー部材14による覆蓋状態を安定的に維持することが出来る。
このような構造とされた電気接続箱10によれば、三角突出部24の斜辺部28a,28bがケース本体12の中央部分に接近することから、特に従来の略四角形状の電気接続箱に比して、ケース本体12における底板31の中央部分の、外周壁61からの離隔距離を小さくすることが出来る。これにより、外周壁61による補強効果を効果的に発揮して、底板31の中央部分自体の剛性や取付部34に対する支持強度をより大きく設定することが出来る。
また、三角突出部24が、矩形ベース部20において取付部34が設けられた長辺部22bと反対側の長辺部22aから、長辺部22bに対して離隔するように突出されていることから、取付部34から突出するマスを従来の略四角形状のものに比して小さくすることが出来、車両に対する支持強度を充分に大きく確保することも出来る。
そして、三角突出部24を設けたことによって、三角コーナー状の空きスペースに電気接続箱10を配設することも可能になると共に、従来の略四角形状のものに比して、三角突出部24の周囲に他部材の配設スペースをより大きく確保することが出来る。特に、三角突出部24の突出長さ:L1が矩形ベース部20における短辺部26の長さ:L2よりも大きくされていることから、より一層のスペース効率の向上が図られている。それと共に、全体スペースの縮小による軽量化も図ることが出来る。
加えて、車両への取付部となる取付部34を長辺部22bに設けると共に、一対の斜辺部28a,28bにボルト固定部62を設けたことによって、電気接続箱10の各辺部をそれぞれ有効に利用して、より優れたスペース効率を得ることが出来る。また、特にボルト固定部62から延び出された電線68が、凹状湾曲面56内で上面視において電気接続箱10から突出することなく配設されることによって、より優れたスペース効率が確保されると共に、電線68の損傷のおそれも軽減されている。
また、端子を挿入することによって固定されるマルチヒュージブルリンク40やリレー46はベース部材16に装着される一方、ボルト固定される電線68の接続端子70やMIDIヒューズ72はベース部材16と別体形成されたブロック18に装着されるようになっている。特に、ブロック18の外周面が多角形状とされてベース部材16に組み付けられていることから、ボルト固定に伴う回転力がブロック18に及ぼされた際、ブロック18の外周面が複数箇所でベース部材16に当接し、ベース部材16からブロック部材18に及ぼされる回転反力が、それら複数の当接箇所に分散されることとなる。それ故、ベース部材16やブロック18に作用する応力の分散が図られて、ケース本体12のボルト固定に対する強度がより有効に確保される。さらに、ボルト固定部62が斜辺部28a,28bの中間部分に位置されていることから、ボルト固定部62のスペースを充分に確保することも出来る。
また、長手形状を有するマルチヒュージブルリンク40を矩形ベース部20において矩形ベース部20の長辺方向に沿って配設すると共に、比較的大型の矩形ブロック形状を有するリレー46を三角突出部24の先端部で傾斜して配設したことによって、これら比較的大型の両部材40、46を優れたスペース効率で配設することが可能とされており、ケース本体12の更なるコンパクト化が図られる。そして、これらマルチヒュージブルリンク40とリレー46がそれぞれケース本体12の両側で互いに可及的に離隔して配設されていることによって、両部材40,46をコンパクトなスペースに配設しつつ、着脱容易性や放熱効果の向上も図ることが出来る。
以上、本発明の一実施形態について説明してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、前記実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。例えば、三角突出部の頂部は直角のみならず適宜の鋭角や鈍角でも良い。また、三角突出部は二等辺三角形状に限定されるものではなく、両斜辺部の長さが互いに異ならされて、三角突出部の頂部が電気接続箱の中心線上から偏倚して設けられても良い。更に、斜辺部は直線形状に限定されるものではなく、例えば三角突出部の斜辺部を曲線をもって形成して蒲鉾形状とすること等も採用可能である。
さらに、前記実施形態においては、ケース本体12がベース部材16とブロック18から構成された分割構造体とされていたが、ケース本体12は一体成形品であっても良い。
また、矩形ベース部および三角突出部に配設される電気部品は特に限定されるものではない。例えば、前記実施形態において矩形ベース部20にヒューズ取付部44の複数を配列形成する等しても良い。
10:電気接続箱、12:ケース本体、20:矩形ベース部、22a,b:長辺部、24:三角突出部、26:短辺部、28a,b:斜辺部(辺部分)、30:先端部、34:取付部、40:マルチヒュージブルリンク(電気部品)、46:リレー(電気部品)、50:頂点(リレー)、52:頂点(三角突出部)、61:外周壁、62:ボルト固定部、68:電線(外部配線)、70:接続端子

Claims (5)

  1. 長手矩形状を有する矩形ベース部に対して、その一方の長辺部分において外周側に向かって三角形状で突出する三角突出部が形成されており、前記矩形ベース部からの前記三角突出部の突出長さが前記矩形ベース部の短辺部分の長さよりも大きくされていると共に、外周面上に設けられた取付部によって支持部材に対して取り付けられることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記取付部が、前記矩形ベース部の長辺部分に設けられている請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記三角突出部における少なくとも一方の辺部分に対して、外部配線を接続するためのボルト固定部が設けられている請求項1又は2に記載の電気接続箱。
  4. 前記三角突出部の先端部分には、矩形ブロック形状を有する電気部品がその頂点の一つを前記三角突出部の頂点に合わせるようにして装着されている請求項1〜3の何れか1項に記載の電気接続箱。
  5. 前記矩形ベース部には、長手形状を有する電気部品がその長手方向を該矩形ベース部の長辺の長さ方向に向けて装着されている請求項1〜4の何れか1項に記載の電気接続箱。
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