JP2011222856A - 空間光変調ユニット、照明光学系、露光装置、およびデバイス製造方法 - Google Patents

空間光変調ユニット、照明光学系、露光装置、およびデバイス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 所望の瞳強度分布を正確に形成することのできる空間光変調ユニット。
【解決手段】 光源からの光により被照射面を照明する照明光学系に用いられる空間光変調ユニット(3)は、二次元的に配列されて個別に制御される複数のミラー要素(31a,32a)を有する空間光変調装置(31,32)と、複数のミラー要素の配列面の向きを変化させる変更装置とを備えている。変更装置は、複数のミラー要素の基盤を保持して傾斜可能なステージ(33,34)を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、空間光変調ユニット、照明光学系、露光装置、およびデバイス製造方法に関する。さらに詳細には、本発明は、半導体素子、撮像素子、液晶表示素子、薄膜磁気ヘッド等のデバイスをリソグラフィー工程で製造するための露光装置に好適な空間光変調ユニットに関するものである。
この種の典型的な露光装置においては、光源から射出された光が、オプティカルインテグレータとしてのフライアイレンズを介して、多数の光源からなる実質的な面光源としての二次光源(一般には照明瞳における所定の光強度分布)を形成する。以下、照明瞳での光強度分布を、「瞳強度分布」という。また、照明瞳とは、照明瞳と被照射面(露光装置の場合にはマスクまたはウェハ)との間の光学系の作用によって、被照射面が照明瞳のフーリエ変換面となるような位置として定義される。
二次光源からの光は、コンデンサー光学系により集光された後、所定のパターンが形成されたマスクを重畳的に照明する。マスクを透過した光は投影光学系を介してウェハ上に結像し、ウェハ上にはマスクパターンが投影露光(転写)される。マスクに形成されたパターンは微細化されており、この微細パターンをウェハ上に正確に転写するにはウェハ上において均一な照度分布を得ることが不可欠である。
従来、ズーム光学系を用いることなく瞳強度分布(ひいては照明条件)を連続的に変更することのできる照明光学系が提案されている(特許文献1を参照)。特許文献1に開示された照明光学系では、アレイ状に配列され且つ傾斜角および傾斜方向が個別に駆動制御される多数の微小なミラー要素により構成された可動マルチミラーを用いて、入射光束を反射面毎の微小単位に分割して偏向させることにより、光束の断面を所望の形状または所望の大きさに変換し、ひいては所望の瞳強度分布を実現している。
特開2002−353105号公報
特許文献1に記載された照明光学系では、姿勢が個別に制御される多数のミラー要素を有する空間光変調器を用いているので、瞳強度分布の形状および大きさの変更に関する自由度は高い。しかしながら、例えば電圧を印加することによりミラー要素の傾き角を制御するタイプの空間光変調器の場合、ミラー要素の傾き角が印加電圧に対して線形的に変化しないだけでなく、印加電圧と傾き角との非線形性がミラー要素毎にばらつき且つ経時的に変動する傾向があるため、所望の瞳強度分布を正確に形成することは困難である。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたものであり、所望の瞳強度分布を正確に形成することのできる空間光変調ユニットを提供することを目的とする。また、本発明は、所望の瞳強度分布を正確に形成する空間光変調ユニットを用いて、被照射面を所望の照明条件で照明することのできる照明光学系を提供することを目的とする。また、本発明は、所望の瞳強度分布を正確に形成する照明光学系を用いて、転写すべきパターンの特性に応じて実現された適切な照明条件のもとで良好な露光を行うことのできる露光装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の第1形態では、光源からの光により被照射面を照明する照明光学系に用いられる空間光変調ユニットおいて、
二次元的に配列されて個別に制御される複数のミラー要素を有する空間光変調装置と、
前記複数のミラー要素の配列面の向きを変化させる変更装置とを備えていることを特徴とする空間光変調ユニットを提供する。
本発明の第2形態では、光源からの光に基づいて被照射面を照明する照明光学系において、
第1形態の空間光変調ユニットと、
前記空間光変調装置を経た光に基づいて、前記照明光学系の照明瞳に所定の光強度分布を形成する分布形成光学系と、
前記照明瞳に形成すべき光強度分布の外形形状に応じて、前記空間光変調装置および前記変更装置を制御する制御部とを備えていることを特徴とする照明光学系を提供する。
本発明の第3形態では、所定のパターンを照明するための第2形態の照明光学系を備え、前記所定のパターンを感光性基板に露光することを特徴とする露光装置を提供する。
本発明の第4形態では、第3形態の露光装置を用いて、前記所定のパターンを前記感光性基板に露光する露光工程と、
前記所定のパターンが転写された前記感光性基板を現像し、前記所定のパターンに対応する形状のマスク層を前記感光性基板の表面に形成する現像工程と、
前記マスク層を介して前記感光性基板の表面を加工する加工工程とを含むことを特徴とするデバイス製造方法を提供する。
本発明の一態様にしたがう空間光変調ユニットでは、所望の瞳強度分布を正確に形成することができる。また、本発明の照明光学系では、所望の瞳強度分布を正確に形成する空間光変調ユニットを用いて、被照射面を所望の照明条件で照明することができる。また、本発明の露光装置では、所望の瞳強度分布を正確に形成する照明光学系を用いて、転写すべきパターンの特性に応じて実現された適切な照明条件のもとで良好な露光を行うことのでき、ひいては良好なデバイスを製造することができる。
本発明の実施形態にかかる露光装置の構成を概略的に示す図である。 図1の空間光変調ユニットの内部構成を概略的に示す図である。 空間光変調ユニットにおける空間光変調器の作用を説明する図である。 空間光変調器の要部の部分斜視図である。 マイクロフライアイレンズの入射面および後側焦点面に形成される2極状の光強度分布を示す図である。 従来技術における不都合を説明する第1の図である。 本実施形態の作用効果を説明する第1の図である。 マイクロフライアイレンズの入射面および後側焦点面に形成される4極状の光強度分布を示す図である。 従来技術における不都合を説明する第2の図である。 本実施形態の作用効果を説明する第2の図である。 半導体デバイスの製造工程を示すフローチャートである。 液晶表示素子等の液晶デバイスの製造工程を示すフローチャートである。
本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる露光装置の構成を概略的に示す図である。図2は、図1の空間光変調ユニットの内部構成を概略的に示す図である。図1において、感光性基板であるウェハWの転写面(露光面)の法線方向に沿ってZ軸を、ウェハWの転写面内において図1の紙面に平行な方向にY軸を、ウェハWの転写面内において図1の紙面に垂直な方向にX軸をそれぞれ設定している。
図1を参照すると、本実施形態の露光装置では、光源1から露光光(照明光)が供給される。光源1として、たとえば193nmの波長の光を供給するArFエキシマレーザ光源や、248nmの波長の光を供給するKrFエキシマレーザ光源などを用いることができる。光源1から射出された光は、ビーム送光部2および空間光変調ユニット3を介して、リレー光学系4に入射する。ビーム送光部2は、光源1からの入射光束を適切な大きさおよび形状の断面を有する光束に変換しつつ空間光変調ユニット3へ導くとともに、空間光変調ユニット3に入射する光束の位置変動および角度変動をアクティブに補正する機能を有する。
空間光変調ユニット3は、図2に示すように、照明光路中に並列的に配置された一対の空間光変調器31および32を備えている。空間光変調器31,32は、二次元的に配列されて個別に制御される複数のミラー要素を有する。ビーム送光部2と空間光変調器31,32の間の光路中には偏向部材35が配置され、空間光変調器31,32とリレー光学系4との間の光路中には偏向部材36が配置されている。偏向部材35は、光源1からの光束を2分割し、第1光束を第1空間光変調器31へ導き、第2光束を第2空間光変調器32へ導く。偏向部材36は、空間光変調器31,32を経た光をリレー光学系4へ導く。空間光変調ユニット3の具体的な構成および作用については後述する。
空間光変調ユニット3から射出された光は、リレー光学系4を介して、所定面5に入射する。リレー光学系4は、その前側焦点位置が各空間光変調器31,32の複数のミラー要素の配列面の位置とほぼ一致し且つその後側焦点位置が所定面5の位置とほぼ一致するように設定されている。後述するように、各空間光変調器31,32を経た光は、複数のミラー要素の姿勢に応じた光強度分布を所定面5に可変的に形成する。
所定面5に光強度分布を形成した光は、リレー光学系6を介して、マイクロフライアイレンズ(またはフライアイレンズ)7に入射する。リレー光学系6は、所定面5とマイクロフライアイレンズ7の入射面とを光学的に共役に設定している。したがって、空間光変調ユニット3を経た光は、所定面5と光学的に共役な位置に配置されたマイクロフライアイレンズ7の入射面に、所定面5に形成された光強度分布と同じ外形形状の光強度分布を形成する。
マイクロフライアイレンズ7は、たとえば縦横に且つ稠密に配列された多数の正屈折力を有する微小レンズからなる光学素子であり、平行平面板にエッチング処理を施して微小レンズ群を形成することによって構成されている。マイクロフライアイレンズでは、互いに隔絶されたレンズエレメントからなるフライアイレンズとは異なり、多数の微小レンズ(微小屈折面)が互いに隔絶されることなく一体的に形成されている。しかしながら、レンズ要素が縦横に配置されている点でマイクロフライアイレンズはフライアイレンズと同じ波面分割型のオプティカルインテグレータである。
マイクロフライアイレンズ7における単位波面分割面としての矩形状の微小屈折面は、マスクM上において形成すべき照野の形状(ひいてはウェハW上において形成すべき露光領域の形状)と相似な矩形状である。なお、マイクロフライアイレンズ7として、例えばシリンドリカルマイクロフライアイレンズを用いることもできる。シリンドリカルマイクロフライアイレンズの構成および作用は、例えば米国特許第6913373号公報に開示されている。
マイクロフライアイレンズ7に入射した光束は多数の微小レンズにより二次元的に分割され、その後側焦点面またはその近傍の照明瞳には、入射面に形成される光強度分布とほぼ同じ光強度分布を有する二次光源(多数の小光源からなる実質的な面光源:瞳強度分布)が形成される。マイクロフライアイレンズ7の直後の照明瞳に形成された二次光源からの光束は、照明開口絞り(不図示)に入射する。照明開口絞りは、マイクロフライアイレンズ7の後側焦点面またはその近傍に配置され、二次光源に対応した形状の開口部(光透過部)を有する。
照明開口絞りは、照明光路に対して挿脱自在に構成され、且つ大きさおよび形状の異なる開口部を有する複数の開口絞りと切り換え可能に構成されている。照明開口絞りの切り換え方式として、たとえば周知のターレット方式やスライド方式などを用いることができる。照明開口絞りは、後述する投影光学系PLの入射瞳面と光学的にほぼ共役な位置に配置され、二次光源の照明に寄与する範囲を規定する。なお、照明開口絞りの設置を省略することもできる。
照明開口絞りにより制限された二次光源からの光は、コンデンサー光学系8を介して、マスクブラインド9を重畳的に照明する。こうして、照明視野絞りとしてのマスクブラインド9には、マイクロフライアイレンズ7の矩形状の微小屈折面の形状と焦点距離とに応じた矩形状の照野が形成される。マスクブラインド9の矩形状の開口部(光透過部)を介した光束は、結像光学系10の集光作用を受けた後、所定のパターンが形成されたマスクMを重畳的に照明する。すなわち、結像光学系10は、マスクブラインド9の矩形状開口部の像をマスクM上に形成することになる。
マスクステージMS上に保持されたマスクMを透過した光束は、投影光学系PLを介して、ウェハステージWS上に保持されたウェハ(感光性基板)W上にマスクパターンの像を形成する。こうして、投影光学系PLの光軸AXと直交する平面(XY平面)内においてウェハステージWSを二次元的に駆動制御しながら、ひいてはウェハWを二次元的に駆動制御しながら一括露光またはスキャン露光を行うことにより、ウェハWの各露光領域にはマスクMのパターンが順次露光される。
本実施形態の露光装置は、投影光学系PLを介した光に基づいて投影光学系PLの瞳面における瞳強度分布を計測する瞳強度分布計測部DTと、瞳強度分布計測部DTの計測結果に基づいて空間光変調ユニット3を制御する制御部CRとを備えている。瞳強度分布計測部DTは、例えば投影光学系PLの瞳位置と光学的に共役な位置に配置された撮像面を有するCCD撮像部を備え、投影光学系PLの像面の各点に関する瞳強度分布(各点に入射する光が投影光学系PLの瞳位置に形成する瞳強度分布)をモニターする。瞳強度分布計測部DTの詳細な構成および作用については、例えば米国特許公開第2008/0030707号公報を参照することができる。
本実施形態では、マイクロフライアイレンズ7により形成される二次光源を光源として、照明光学系の被照射面に配置されるマスクM(ひいてはウェハW)をケーラー照明する。このため、二次光源が形成される位置は投影光学系PLの開口絞りASの位置と光学的に共役であり、二次光源の形成面を照明光学系の照明瞳面と呼ぶことができる。典型的には、照明瞳面に対して被照射面(マスクMが配置される面、または投影光学系PLを含めて照明光学系と考える場合にはウェハWが配置される面)が光学的なフーリエ変換面となる。なお、瞳強度分布とは、照明光学系の照明瞳面または当該照明瞳面と光学的に共役な面における光強度分布(輝度分布)である。
マイクロフライアイレンズ7による波面分割数が比較的大きい場合、マイクロフライアイレンズ7の入射面に形成される大局的な光強度分布と、二次光源全体の大局的な光強度分布(瞳強度分布)とが高い相関を示す。このため、マイクロフライアイレンズ7の入射面および当該入射面と光学的に共役な面における光強度分布についても瞳強度分布と称することができる。図1の構成において、リレー光学系4,6、およびマイクロフライアイレンズ7は、空間光変調ユニット3中の空間光変調器31,32を経た光束に基づいてマイクロフライアイレンズ7の直後の照明瞳に瞳強度分布を形成する分布形成光学系を構成している。
次に、空間光変調ユニット3の内部構成および作用を具体的に説明する。偏向部材35,36は、蛍石または石英のような光学材料により形成されて、X方向に延びる三角柱状のプリズムミラーの形態を有する。偏向部材35は、光源側に向けた一対の反射面35aおよび35bを有し、反射面35aと35bとの稜線は光軸AXを通ってX方向に延びている。偏向部材36は、マスク側に向けた一対の反射面36aおよび36bを有し、反射面36aと36bとの稜線は光軸AXを通ってX方向に延びている。なお、例えば金属のような非光学材料により形成された三角柱状の部材の側面に、アルミニウムや銀などからなる反射膜を設けることにより、偏向部材35,36を形成することもできる。あるいは、偏向部材35,36を、それぞれミラーとして形成することもできる。
光軸AXに沿って空間光変調ユニット3に入射した光束は、偏向部材35の2つの反射面35a,35bにより2分割される。反射面35aによって反射された光束は空間光変調器31に入射し、反射面35bによって反射された光束は空間光変調器32に入射する。空間光変調器31により変調された光は、偏向部材36の反射面36aにより反射され、リレー光学系4へ導かれる。空間光変調器32により変調された光は、偏向部材36の反射面36bにより反射され、リレー光学系4へ導かれる。
以下、説明を単純化するために、空間光変調器31と32とは互いに同じ構成を有するものとする。したがって、空間光変調器31,32の構成および作用に関する共通点については、一方の空間光変調器31に着目して説明する。また、偏向部材35の反射面35aと反射面35b、および偏向部材36の反射面36aと反射面36bとは、光軸AXを含んでXY平面に平行な面に関して対称に配置されているものとする。
空間光変調器31は、図3に示すように、所定面に沿って二次元的に配列された複数のミラー要素31aと、複数のミラー要素31aを保持する基盤31bと、基盤31bに接続されたケーブル(不図示)を介して複数のミラー要素31aの姿勢を個別に制御駆動する駆動部31cとを備えている。空間光変調器31の基盤31bは、傾斜可能なステージ33により保持されている。ステージ33は、制御部CRからの制御信号に基づき、例えばX方向およびY方向を回転軸として所望の角度だけ回転するように構成されている。
したがって、基盤31bを保持して傾斜可能なステージ33の作用により、空間光変調器31の複数のミラー要素の配列面の向きが変化する。同様に、空間光変調器32の基盤32bは、傾斜可能なステージ34により保持されている。ステージ34は、ステージ33と同様に、制御部CRからの制御信号に基づき、例えばX方向およびY方向を回転軸として所望の角度だけ回転するように構成されている。したがって、基盤32bを保持して傾斜可能なステージ34の作用により、空間光変調器32の複数のミラー要素32aの配列面の向きが変化する。
空間光変調器31(32)は、図4に示すように、二次元的に配列された複数の微小なミラー要素31a(32a)を備え、入射した光に対して、その入射位置に応じた空間的な変調を可変的に付与して射出する。説明および図示を簡単にするために、図3および図4では空間光変調器31(32)が4×4=16個のミラー要素31a(32a)を備える構成例を示しているが、実際には16個よりもはるかに多数のミラー要素31a(32a)を備えている。
以下、空間光変調ユニット3の基本的な作用の説明の理解を容易にするために、空間光変調器31の複数のミラー要素31aの配列面と、空間光変調器32の複数のミラー要素32aの配列面とが、光軸AXを含んでXY平面に平行な面に関して対称になるように設定されているものとする。
図3を参照すると、光軸AXと平行な方向に沿って偏向部材35(図3では不図示)の反射面35aに入射して空間光変調器31に向かって反射された光線群のうち、光線L1は複数のミラー要素31aのうちのミラー要素SEaに、光線L2はミラー要素SEaとは異なるミラー要素SEbにそれぞれ入射する。同様に、光線L3はミラー要素SEa,SEbとは異なるミラー要素SEcに、光線L4はミラー要素SEa〜SEcとは異なるミラー要素SEdにそれぞれ入射する。ミラー要素SEa〜SEdは、その位置に応じて設定された空間的な変調を光L1〜L4に与える。
空間光変調器31では、すべてのミラー要素31aの反射面が配列面に沿って整列した整列状態において、光軸AXと平行な方向に沿って反射面36aに入射した光線が、空間光変調器31で反射された後に、偏向部材36(図3では不図示)の反射面36aにより光軸AXと平行な方向に反射されるように構成されている。また、空間光変調器31の複数のミラー要素31aの配列面は、上述したように、リレー光学系4の前側焦点位置またはその近傍に位置決めされている。
したがって、空間光変調器31の複数のミラー要素SEa〜SEdによって反射されて所定の角度分布が与えられた光は、所定面5に所定の光強度分布SP1〜SP4を形成し、ひいてはマイクロフライアイレンズ7の入射面に光強度分布SP1〜SP4に対応した光強度分布を形成する。すなわち、リレー光学系4は、空間光変調器31の複数のミラー要素SEa〜SEdが射出光に与える角度を、空間光変調器31の遠視野領域(フラウンホーファー回折領域)である所定面5上での位置に変換する。
同様に、空間光変調器32を経た光は、付与された空間的な光変調に応じた光強度分布を、所定面5に、ひいてはマイクロフライアイレンズ7の入射面に形成する。こうして、マイクロフライアイレンズ7の直後の照明瞳に形成される光強度分布(瞳強度分布)は、空間光変調器31およびリレー光学系4,6がマイクロフライアイレンズ7の入射面に形成する第1の光強度分布と、空間光変調器32およびリレー光学系4,6がマイクロフライアイレンズ7の入射面に形成する第2の光強度分布との合成分布に対応した分布となる。
空間光変調器31は、図4に示すように、平面形状の反射面を上面にした状態で1つの平面に沿って規則的に且つ二次元的に配列された多数の微小な反射素子であるミラー要素31aを含む可動マルチミラーである。各ミラー要素31aは可動であり、その反射面の傾き、すなわち反射面の傾斜角および傾斜方向は、制御部CRからの指令にしたがって作動する駆動部31cの作用により独立に制御される。各ミラー要素31aは、その反射面に平行な二方向であって互いに直交する二方向(例えばX方向およびY方向)を回転軸として、所望の回転角度だけ連続的或いは離散的に回転することができる。すなわち、各ミラー要素31aの反射面の傾斜を二次元的に制御することが可能である。
なお、各ミラー要素31a(32a)の反射面を離散的に回転させる場合、回転角を複数の状態(例えば、・・・、−2.5度、−2.0度、・・・0度、+0.5度・・・+2.5度、・・・)で切り換え制御するのが良い。図4には外形が正方形状のミラー要素31a(32a)を示しているが、ミラー要素31a(32a)の外形形状は正方形に限定されない。ただし、光利用効率の観点から、ミラー要素31a(32a)の隙間が少なくなるように配列可能な形状(最密充填可能な形状)とすることができる。また、光利用効率の観点から、隣り合う2つのミラー要素31a(32a)の間隔を必要最小限に抑えることができる。
本実施形態では、空間光変調器31(32)として、たとえば二次元的に配列された複数のミラー要素31a(32a)の向きを連続的にそれぞれ変化させる空間光変調器を用いている。このような空間光変調器として、たとえば特表平10−503300号公報およびこれに対応する欧州特許公開第779530号公報、特開2004−78136号公報およびこれに対応する米国特許第6,900,915号公報、特表2006−524349号公報およびこれに対応する米国特許第7,095,546号公報、並びに特開2006−113437号公報に開示される空間光変調器を用いることができる。なお、二次元的に配列された複数のミラー要素31a(32a)の向きを離散的に複数の段階を持つように制御してもよい。
空間光変調器31(32)では、制御部CRからの制御信号に応じて作動する駆動部31c(32c)の作用により、複数のミラー要素31a(32a)の姿勢がそれぞれ変化し、各ミラー要素31a(32a)がそれぞれ所定の向きに設定される。一例として、空間光変調器31の複数のミラー要素31aによりそれぞれ所定の角度で反射された光は、図5に示すように、マイクロフライアイレンズ7の入射面に、光軸AXを挟んでX方向に対称的に配置された一対の円形状の光強度分布20a,20bのうち、−X方向側の光強度分布20aを形成する。第2空間光変調器32を経た光は、マイクロフライアイレンズ7の入射面に、+X方向側の光強度分布20bを形成する。
こうして、一対の空間光変調器31,32を経た光は、マイクロフライアイレンズ7の後側焦点面またはその近傍の照明瞳に、2極状の光強度分布20(20a,20b)に対応する2極状の光強度分布21(21a,21b)を形成する。さらに、マイクロフライアイレンズ7の直後の照明瞳と光学的に共役な別の照明瞳の位置、すなわち結像光学系10の瞳位置および投影光学系PLの瞳位置(開口絞りASが配置されている位置)にも、2極状の光強度分布20に対応する2極状の光強度分布が形成される。
本実施形態では、並列的に配置された空間光変調器31と32とを備えた空間光変調ユニット3の作用により、瞳強度分布の形状および大きさを自在に且つ迅速に変化させ、ひいては多様性に富んだ照明条件を実現することができる。しかしながら、空間光変調器31,32では、ミラー要素31a,32aの傾き角が印加電圧に対して線形的に変化しないだけでなく、印加電圧と傾き角との非線形性がミラー要素毎にばらつき且つ経時的に変動する傾向があるため、所望の瞳強度分布を正確に且つ安定的に形成することは困難である。
印加電圧と傾き角との非線形性に起因する傾き角誤差は、非線形性的なうねり成分と、感度変動の成分とに大別される。この2つの誤差成分に共通する特徴は、入力信号である印加電圧が大きくなるほど誤差量が大きくなる点である。具体的に、感度変動の成分は印加電圧にほぼ線形的に比例して増大する傾向があり、非線形性的なうねり成分は印加電圧のほぼ二乗に比例して増大する傾向がある。以下、従来技術における不都合を理解するために、空間光変調器31,32の複数のミラー要素31a,32aの配列面がXY平面に平行な状態で固定されているものとする。
この場合、すべてのミラー要素31a,32aの反射面が配列面に沿って整列した整列状態では、空間光変調器31,32を経た光はマイクロフライアイレンズ7の入射面と光軸AXとの交点に集光する。上述したように、ミラー要素31a,32aが射出光に与える角度は、所定面5上での位置、ひいてはマイクロフライアイレンズ7の入射面での位置に変換される。換言すれば、ミラー要素31a,32aの整列状態からの傾き角は、傾いたミラー要素31a,32aを経た光がマイクロフライアイレンズ7の入射面に達する位置と光軸AXとの距離に対応している。
したがって、図6に示すように、マイクロフライアイレンズ7の入射面に2極状の光強度分布20を形成するには、空間光変調器31,32のミラー要素31a,32aのうちの少なくとも1つが、マイクロフライアイレンズ7の入射面での距離D1に対応する角度θ1だけ整列状態から傾く必要がある。D1は、光軸AXから光強度分布20a,20bの最も離れた点41,42までの距離であり、光軸AXを中心として光強度分布20a,20bに外接する円43の半径R1に等しい。すなわち、従来技術において2極状の光強度分布20を形成するためにミラー要素31a,32aに要求される最大傾き角θ1は、マイクロフライアイレンズ7の入射面での距離D1に対応する値である。
一般に、空間光変調器31,32は、ミラー要素31a,32aを経た光がマイクロフライアイレンズ7の入射面において照明瞳の有効領域に対応する瞳領域44内の任意の位置に達するように設計される。したがって、任意の瞳強度分布を形成するためにミラー要素31a,32aに要求される最大傾き角θmは、円形状の瞳領域44の半径Rpに対応した値になる。
これに対し、本実施形態では、制御部CRからの指令に基づいて傾斜可能なステージ33,34が、空間光変調器31,32の複数のミラー要素31a,32aの配列面の向きを変化させる変更部を構成している。換言すれば、変更部としてのステージ33,34の作用により、空間光変調器31,32の複数のミラー要素31a,32aの配列面の向きをそれぞれ可変的に設定することができるように構成されている。
本実施形態では、図7に示すように、2極状の光強度分布20の形成に際して、ミラー要素31aの整列状態において空間光変調器31を経た光が円形状の光強度分布20aの中心20acに集光するように、制御部CRがステージ33を介して空間光変調器31のミラー要素31aの配列面の向きを設定する。同様に、ミラー要素32aの整列状態において空間光変調器32を経た光が円形状の光強度分布20bの中心20bcに集光するように、制御部CRがステージ34を介して空間光変調器32のミラー要素32aの配列面の向きを設定する。そして、本実施形態では、ミラー要素31aの配列面の向きがステージ33を介して設定された後、各ミラー要素31aの各々の姿勢を制御することができる。また、本実施形態では、全てのミラー要素32aの配列面の向きがステージ34を介して設定された後、各ミラー要素32aの各々の姿勢を制御することができる。
2極状の光強度分布20を形成する場合、ミラー要素31a,32aに要求される最大傾き角θ2は、マイクロフライアイレンズ7の入射面での距離D2に対応する値になる。距離D2は、円形状の光強度分布20a,20bの半径に等しく、光軸AXから点41,42までの距離D1に比してかなり小さい。このことは、本実施形態において2極状の光強度分布20の形成に要求されるミラー要素31a,32aの整列状態からの所要の最大傾き角θ2が、従来技術における所要の最大傾き角θ1に比してかなり小さいことを意味している。
本実施形態では、ステージ33、34を介してミラー要素31a、32aの配列面の向きを設定した後、各ミラー要素31a、32aの各々の姿勢を制御することができるので、2極状の光強度分布20を形成するために各ミラー要素31a,32aに要求される最大傾き角θ2が従来技術に比して小さく抑えられ、ひいては印加電圧と各ミラー要素31a,32aの傾き角との非線形性に起因する傾き角誤差の発生が小さく抑えられる。その結果、印加電圧と傾き角との非線形性がミラー要素31a,32a毎にばらつき且つ経時的に変動する傾向があっても、印加電圧と傾き角との非線形性の影響を小さく抑えて、所望の2極状の光強度分布20(21)を正確に且つ安定的に形成することができる。
以上のように、本実施形態では、制御部CRからの指令に基づいて傾斜可能なステージ33,34の作用により、マイクロフライアイレンズ7の直後の照明瞳に形成すべき光強度分布21の外形形状に応じて、空間光変調器31,32の複数のミラー要素31a,32aの配列面の向きを可変的に設定することが可能である。その結果、2極状の光強度分布20の形成に要求されるミラー要素31a,32aの整列状態からの所要の最大傾き角θ2が、従来技術における所要の最大傾き角θ1に比して小さく抑えられる。
こうして、本実施形態の照明光学系(2〜10)では、印加電圧とミラー要素の傾き角との非線形性の影響を小さく抑えて、所望の2極状の光強度分布20を、ひいては所望の瞳強度分布を正確に且つ安定的に形成することができる。また、本実施形態の露光装置(2〜WS)では、所望の瞳強度分布を正確に且つ安定的に形成する照明光学系(2〜10)を用いて、転写すべきマスクMのパターンの特性に応じて実現された適切な照明条件のもとで良好な露光を行うことができる。
なお、上述の実施形態では、2極状の光強度分布20の形成に際して、整列状態の空間光変調器31,32を経た光が光強度分布20a,20bの中心20ac,20bcに集光するように、空間光変調器31,32のミラー要素31a,32aの配列面の向きを設定している。しかしながら、これに限定されることなく、例えば整列状態の空間光変調器31,32を経た光が光強度分布20a,20bの領域内の任意の位置に集光するように配列面の向きを設定しても、上述の実施形態と同様の効果が得られる。
また、上述の実施形態では、照明瞳に2極状の瞳強度分布21が形成される2極照明を例にとって、本発明の作用効果を説明している。しかしながら、2極照明に限定されることなく、例えば2極以外の複数極状(3極状、4極状、5極状など)の瞳強度分布が形成される複数極照明、輪帯状の瞳強度分布が形成される輪帯照明、円形状の瞳強度分布が形成される円形照明などに対しても、同様に本発明を適用して同様の作用効果を得ることができることは明らかである。
一例として、4極照明に対する本実施形態の適用について考える。図8を参照すると、空間光変調器31の複数のミラー要素31aによりそれぞれ所定の角度で反射された光は、マイクロフライアイレンズ7の入射面に、光軸AXを挟んでX方向およびZ方向に対称的に配置された4つの円形状の光強度分布50a,50bのうち、−X方向側の光強度分布50aおよび+Z方向側の光強度分布50aを形成する。第2空間光変調器32を経た光は、マイクロフライアイレンズ7の入射面に、+X方向側の光強度分布50bおよび−Z方向側の光強度分布50bを形成する。
こうして、一対の空間光変調器31,32を経た光は、マイクロフライアイレンズ7の後側焦点面またはその近傍の照明瞳に、4極状の光強度分布50(50a,50b)に対応する4極状の光強度分布51(51a,51b)を形成する。さらに、マイクロフライアイレンズ7の直後の照明瞳と光学的に共役な別の照明瞳の位置、すなわち結像光学系10の瞳位置および投影光学系PLの瞳位置にも、4極状の光強度分布50に対応する4極状の光強度分布が形成される。
複数のミラー要素31a,32aの配列面がXY平面に平行な状態で固定された従来技術では、図9に示すように、4極状の光強度分布50を形成するために、ミラー要素31a,32aのうちの少なくとも1つが、マイクロフライアイレンズ7の入射面での距離R3に対応する角度θ3だけ整列状態から傾く必要がある。距離R3は、光軸AXを中心として光強度分布50a,50bに外接する円45の半径に等しい。すなわち、従来技術において4極状の光強度分布50を形成するためにミラー要素31a,32aに要求される最大傾き角θ3は、マイクロフライアイレンズ7の入射面での距離R3に対応する値である。
これに対し、複数のミラー要素31a,32aの配列面の向きを可変的に設定可能な本実施形態では、図10に示すように、4極状の光強度分布50の形成に際して、ミラー要素31aの整列状態において空間光変調器31を経た光が一対の光強度分布50aの中心50acの中間位置50amに集光するように、制御部CRがステージ33を介して空間光変調器31のミラー要素31aの配列面の向きを設定する。同様に、ミラー要素32aの整列状態において空間光変調器32を経た光が一対の光強度分布50bの中心50bcの中間位置50bmに集光するように、制御部CRがステージ34を介して空間光変調器32のミラー要素32aの配列面の向きを設定する。そして、本実施形態では、ミラー要素31aの配列面の向きがステージ33を介して設定された後、各ミラー要素31aの各々の姿勢を制御することができる。また、本実施形態では、全てのミラー要素32aの配列面の向きがステージ34を介して設定された後、各ミラー要素32aの各々の姿勢を制御することができる。
4極状の光強度分布50を形成する場合、ミラー要素31a,32aに要求される最大傾き角θ4は、マイクロフライアイレンズ7の入射面での距離D3に対応する値になる。距離D3は、中間位置50am,50bmと中心50ac,50bcとの距離と、円形状の光強度分布50bの半径との和に等しく、光軸AXを中心とした外接円45の半径D3よりも小さい。したがって、本実施形態において4極状の光強度分布50の形成に要求されるミラー要素31a,32aの整列状態からの所要の最大傾き角θ4は、従来技術における所要の最大傾き角θ3に比して小さい。
本実施形態では、ステージ33、34を介してミラー要素31a、32aの配列面の向きを設定した後、各ミラー要素31a、32aの各々の姿勢を制御することができるので、4極状の光強度分布50を形成するためにミラー要素31a,32aに要求される最大傾き角θ4が従来技術に比して小さく抑えられ、ひいては印加電圧とミラー要素31a,32aの傾き角との非線形性に起因する傾き角誤差の発生が小さく抑えられる。その結果、印加電圧と傾き角との非線形性がミラー要素31a,32a毎にばらつき且つ経時的に変動する傾向があっても、印加電圧と傾き角との非線形性の影響を小さく抑えて、所望の4極状の光強度分布50(51)を正確に且つ安定的に形成することができる。
なお、4極照明に関する上述の説明では、整列状態の空間光変調器31,32を経た光が一対の光強度分布50a,50bの中間位置50am,50bmに集光するように、空間光変調器31,32のミラー要素31a,32aの配列面の向きを設定している。しかしながら、例えば4つの空間光変調器を並列的に配置し、整列状態の各空間光変調器を経た光が光強度分布50a,50bの中心(あるいは光強度分布50a,50bの領域内の任意の位置)に集光するように配列面の向きを設定することにより、最大傾き角θ4をさらに小さく抑え、ひいては傾き角誤差の発生をさらに小さく抑えることができる。
本実施形態では、空間光変調器31、32における複数のミラー要素31a、32aの配列面の向きは、基盤31b、32bを保持したステージ33、34が傾斜することによって変化したが、この構成に限定されない。例えば、ステージ33、34に対して、基盤31b、32bを傾斜可能に取り付け、基盤31b、32bをステージ33、34に対して傾斜させることによって、複数のミラー要素31a、32aの配列面の向きを変化させてもよい。
上述の説明では、二次元的に配列されて個別に制御される複数のミラー要素を有する空間光変調器として、二次元的に配列された複数の反射面の向き(角度:傾き)を個別に制御可能な空間光変調器を用いている。しかしながら、これに限定されることなく、たとえば二次元的に配列された複数の反射面の高さ(位置)を個別に制御可能な空間光変調器を用いることもできる。このような空間光変調器としては、たとえば特開平6−281869号公報及びこれに対応する米国特許第5,312,513号公報、並びに特表2004−520618号公報およびこれに対応する米国特許第6,885,493号公報の図1dに開示される空間光変調器を用いることができる。これらの空間光変調器では、二次元的な高さ分布を形成することで回折面と同様の作用を入射光に与えることができる。なお、上述した二次元的に配列された複数の反射面を持つ空間光変調器を、たとえば特表2006−513442号公報およびこれに対応する米国特許第6,891,655号公報や、特表2005−524112号公報およびこれに対応する米国特許公開第2005/0095749号公報の開示に従って変形しても良い。
上述の実施形態では、オプティカルインテグレータとして、マイクロフライアイレンズ7を用いているが、その代わりに、内面反射型のオプティカルインテグレータ(典型的にはロッド型インテグレータ)を用いても良い。この場合、リレー光学系6の代わりに、所定面5からの光を集光する集光光学系を配置する。そして、マイクロフライアイレンズ7とコンデンサー光学系8との代わりに、所定面5からの光を集光する集光光学系の後側焦点位置またはその近傍に入射端が位置決めされるようにロッド型インテグレータを配置する。このとき、ロッド型インテグレータの射出端がマスクブラインド9の位置になる。ロッド型インテグレータを用いる場合、このロッド型インテグレータの下流の結像光学系10内の、投影光学系PLの開口絞りASの位置と光学的に共役な位置を照明瞳面と呼ぶことができる。また、ロッド型インテグレータの入射面の位置には、照明瞳面の二次光源の虚像が形成されることになるため、この位置およびこの位置と光学的に共役な位置も照明瞳面と呼ぶことができる。ここで、上記の集光光学系、上記の結像光学系、およびロッド型インテグレータを分布形成光学系とみなすことができる。
上述の実施形態では、マスクの代わりに、所定の電子データに基づいて所定パターンを形成する可変パターン形成装置を用いることができる。このような可変パターン形成装置を用いれば、パターン面が縦置きでも同期精度に及ぼす影響を最低限にできる。なお、可変パターン形成装置としては、たとえば所定の電子データに基づいて駆動される複数の反射素子を含むDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)を用いることができる。DMDを用いた露光装置は、例えば特開2004−304135号公報、国際特許公開第2006/080285号パンフレットおよびこれに対応する米国特許公開第2007/0296936号公報に開示されている。また、DMDのような非発光型の反射型空間光変調器以外に、透過型空間光変調器を用いても良く、自発光型の画像表示素子を用いても良い。ここでは、米国特許公開第2007/0296936号公報の教示を参照として援用する。
上述の実施形態の露光装置は、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行っても良い。
次に、上述の実施形態にかかる露光装置を用いたデバイス製造方法について説明する。図11は、半導体デバイスの製造工程を示すフローチャートである。図11に示すように、半導体デバイスの製造工程では、半導体デバイスの基板となるウェハWに金属膜を蒸着し(ステップS40)、この蒸着した金属膜上に感光性材料であるフォトレジストを塗布する(ステップS42)。つづいて、上述の実施形態の投影露光装置を用い、マスク(レチクル)Mに形成されたパターンをウェハW上の各ショット領域に転写し(ステップS44:露光工程)、この転写が終了したウェハWの現像、つまりパターンが転写されたフォトレジストの現像を行う(ステップS46:現像工程)。
その後、ステップS46によってウェハWの表面に生成されたレジストパターンをマスクとし、ウェハWの表面に対してエッチング等の加工を行う(ステップS48:加工工程)。ここで、レジストパターンとは、上述の実施形態の投影露光装置によって転写されたパターンに対応する形状の凹凸が生成されたフォトレジスト層であって、その凹部がフォトレジスト層を貫通しているものである。ステップS48では、このレジストパターンを介してウェハWの表面の加工を行う。ステップS48で行われる加工には、例えばウェハWの表面のエッチングまたは金属膜等の成膜の少なくとも一方が含まれる。なお、ステップS44では、上述の実施形態の投影露光装置は、フォトレジストが塗布されたウェハWを、感光性基板つまりプレートPとしてパターンの転写を行う。
図12は、液晶表示素子等の液晶デバイスの製造工程を示すフローチャートである。図12に示すように、液晶デバイスの製造工程では、パターン形成工程(ステップS50)、カラーフィルタ形成工程(ステップS52)、セル組立工程(ステップS54)およびモジュール組立工程(ステップS56)を順次行う。ステップS50のパターン形成工程では、プレートPとしてフォトレジストが塗布されたガラス基板上に、上述の実施形態の投影露光装置を用いて回路パターンおよび電極パターン等の所定のパターンを形成する。このパターン形成工程には、上述の実施形態の投影露光装置を用いてフォトレジスト層にパターンを転写する露光工程と、パターンが転写されたプレートPの現像、つまりガラス基板上のフォトレジスト層の現像を行い、パターンに対応する形状のフォトレジスト層を生成する現像工程と、この現像されたフォトレジスト層を介してガラス基板の表面を加工する加工工程とが含まれている。
ステップS52のカラーフィルタ形成工程では、R(Red)、G(Green)、B(Blue)に対応する3つのドットの組をマトリックス状に多数配列するか、またはR、G、Bの3本のストライプのフィルタの組を水平走査方向に複数配列したカラーフィルタを形成する。ステップS54のセル組立工程では、ステップS50によって所定パターンが形成されたガラス基板と、ステップS52によって形成されたカラーフィルタとを用いて液晶パネル(液晶セル)を組み立てる。具体的には、例えばガラス基板とカラーフィルタとの間に液晶を注入することで液晶パネルを形成する。ステップS56のモジュール組立工程では、ステップS54によって組み立てられた液晶パネルに対し、この液晶パネルの表示動作を行わせる電気回路およびバックライト等の各種部品を取り付ける。
また、本発明は、半導体デバイス製造用の露光装置への適用に限定されることなく、例えば、角型のガラスプレートに形成される液晶表示素子、若しくはプラズマディスプレイ等のディスプレイ装置用の露光装置や、撮像素子(CCD等)、マイクロマシーン、薄膜磁気ヘッド、及びDNAチップ等の各種デバイスを製造するための露光装置にも広く適用できる。更に、本発明は、各種デバイスのマスクパターンが形成されたマスク(フォトマスク、レチクル等)をフォトリソグラフィ工程を用いて製造する際の、露光工程(露光装置)にも適用することができる。
なお、上述の実施形態では、露光光としてArFエキシマレーザ光(波長:193nm)やKrFエキシマレーザ光(波長:248nm)を用いているが、これに限定されることなく、他の適当なレーザ光源、たとえば波長157nmのレーザ光を供給するF2レーザ光源などに対して本発明を適用することもできる。
また、上述の実施形態において、投影光学系と感光性基板との間の光路中を1.1よりも大きな屈折率を有する媒体(典型的には液体)で満たす手法、所謂液浸法を適用しても良い。この場合、投影光学系と感光性基板との間の光路中に液体を満たす手法としては、国際公開第WO99/49504号パンフレットに開示されているような局所的に液体を満たす手法や、特開平6−124873号公報に開示されているような露光対象の基板を保持したステージを液槽の中で移動させる手法や、特開平10−303114号公報に開示されているようなステージ上に所定深さの液体槽を形成し、その中に基板を保持する手法などを採用することができる。ここでは、国際公開第WO99/49504号パンフレット、特開平6−124873号公報および特開平10−303114号公報の教示を参照として援用する。
また、上述の実施形態では、露光装置においてマスク(またはウェハ)を照明する照明光学系に対して本発明を適用しているが、これに限定されることなく、マスク(またはウェハ)以外の被照射面を照明する一般的な照明光学系に対して本発明を適用することもできる。
1 光源
2 ビーム送光部
3 空間光変調ユニット
31,32 空間光変調器
33,34 ステージ
35,36 偏向部材
4,6 リレー光学系
7 マイクロフライアイレンズ
8 コンデンサー光学系
9 マスクブラインド
10 結像光学系
DT 瞳強度分布計測部
CR 制御部
M マスク
MS マスクステージ
PL 投影光学系
W ウェハ
WS ウェハステージ

Claims (14)

  1. 光源からの光により被照射面を照明する照明光学系に用いられる空間光変調ユニットおいて、
    二次元的に配列されて個別に制御される複数のミラー要素を有する空間光変調装置と、
    前記複数のミラー要素の配列面の向きを変化させる変更装置とを備えていることを特徴とする空間光変調ユニット。
  2. 前記空間光変調装置は、前記複数のミラー要素を保持する基盤を有し、
    前記変更装置は、前記基盤を保持して傾斜可能なステージを有することを特徴とする請求項1に記載の空間光変調ユニット。
  3. 前記空間光変調装置は、前記複数のミラー要素の姿勢を個別に制御駆動する駆動部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空間光変調ユニット。
  4. 前記駆動部は、前記複数のミラー要素の向きを連続的または離散的に変化させることを特徴とする請求項3に記載の空間光変調ユニット。
  5. 光源からの光に基づいて被照射面を照明する照明光学系において、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の空間光変調ユニットと、
    前記空間光変調装置を経た光に基づいて、前記照明光学系の照明瞳に所定の光強度分布を形成する分布形成光学系と、
    前記照明瞳に形成すべき光強度分布の外形形状に応じて、前記空間光変調装置および前記変更装置を制御する制御部とを備えていることを特徴とする照明光学系。
  6. 前記空間光変調装置は、並列に配置された第1空間光変調器と第2空間光変調器とを有し、
    前記変更装置は、前記第1空間光変調器の複数のミラー要素の配列面の向きを変化させる第1変更部と、前記第2空間光変調器の複数のミラー要素の配列面の向きを変化させる第2変更部とを有し、
    前記制御部は、前記複数のミラー要素の反射面が配列面に沿って整列した整列状態において前記第1空間光変調器を経た光が前記照明瞳の第1領域に達するように前記第1変更部を制御し、且つ前記整列状態において前記第2空間光変調器を経た光が前記照明瞳の第2領域に達するように前記第2変更部を制御することを特徴とする請求項5に記載の照明光学系。
  7. 前記分布形成光学系は、前記照明瞳に複数極状の光強度分布を形成し、
    前記制御部は、前記第1領域が前記複数極状の光強度分布のうちの第1極の領域内に位置するように前記第1変更部を制御し、且つ前記第2領域が前記複数極状の光強度分布のうちの第2極の領域内に位置するように前記第2変更部を制御することを特徴とする請求項6に記載の照明光学系。
  8. 前記制御部は、前記第1領域が前記第1極の領域の中心に位置するように前記第1変更部を制御し、且つ前記第2領域が前記第2極の領域の中心に位置するように前記第2変更部を制御することを特徴とする請求項7に記載の照明光学系。
  9. 前記分布形成光学系は、前記照明瞳に複数極状の光強度分布を形成し、
    前記制御部は、前記第1領域が前記複数極状の光強度分布のうちの第1極の領域と第2極の領域との間に位置するように前記第1変更部を制御し、且つ前記第2領域が前記複数極状の光強度分布のうちの第3極の領域と第4極の領域との間に位置するように前記第2変更部を制御することを特徴とする請求項6に記載の照明光学系。
  10. 前記制御部は、前記第1領域が前記第1極の領域の中心と前記第2極の領域の中心との中間に位置するように前記第1変更部を制御し、且つ前記第2領域が前記第3極の領域の中心と前記第4極の領域の中心との中間に位置するように前記第2変更部を制御することを特徴とする請求項9に記載の照明光学系。
  11. 前記被照射面と光学的に共役な面を形成する投影光学系と組み合わせて用いられ、前記照明瞳は前記投影光学系の開口絞りと光学的に共役な位置であることを特徴とする請求項5乃至10のいずれか1項に記載の照明光学系。
  12. 所定のパターンを照明するための請求項5乃至11のいずれか1項に記載の照明光学系を備え、前記所定のパターンを感光性基板に露光することを特徴とする露光装置。
  13. 前記所定のパターンの像を前記感光性基板上に形成する投影光学系を備えていることを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  14. 請求項12または13に記載の露光装置を用いて、前記所定のパターンを前記感光性基板に露光する露光工程と、
    前記所定のパターンが転写された前記感光性基板を現像し、前記所定のパターンに対応する形状のマスク層を前記感光性基板の表面に形成する現像工程と、
    前記マスク層を介して前記感光性基板の表面を加工する加工工程とを含むことを特徴とするデバイス製造方法。
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