JP2011219935A - 日除け - Google Patents

日除け Download PDF

Info

Publication number
JP2011219935A
JP2011219935A JP2010087701A JP2010087701A JP2011219935A JP 2011219935 A JP2011219935 A JP 2011219935A JP 2010087701 A JP2010087701 A JP 2010087701A JP 2010087701 A JP2010087701 A JP 2010087701A JP 2011219935 A JP2011219935 A JP 2011219935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
straight line
dihedron
angle
tetrahedron
awning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010087701A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5066215B2 (ja
Inventor
Katsuhiko Yamaji
克彦 山路
Mikio Kaneko
三樹男 金子
Ryoji Asano
良治 淺野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2010087701A priority Critical patent/JP5066215B2/ja
Priority to US13/378,626 priority patent/US8842256B2/en
Priority to CN201080036470.3A priority patent/CN102803631B/zh
Priority to AU2010260919A priority patent/AU2010260919B2/en
Priority to KR1020127001148A priority patent/KR101741858B1/ko
Priority to PCT/JP2010/060161 priority patent/WO2010147128A1/ja
Publication of JP2011219935A publication Critical patent/JP2011219935A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5066215B2 publication Critical patent/JP5066215B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Building Awnings And Sunshades (AREA)

Abstract

【課題】 世界中の異なる地域への設置に際し、冬季での使用を含めて適切な角度での設置を可能とした日除けを提供する。
【解決手段】 開口部の面積が最大となる第1の水平方向に直交する第2の水平方向から見た四面体1の形状が、設置面Aに位置させられる頂点aを有し下側に配置された下側逆三角形部abdと、下側逆三角形部abdとの間に三角形の開口部bcdを形成するように上側に配置された2つの上側三角形部bfcおよびdceとからなる。大きい三角形部4の1つの辺を形成する直線afと大きい二面体2の稜線を形成する直線efとのなす角が冬季の太陽高度に対応する角度α°とされ、大きい三角形部4を二等分する直線acと大きい二面体2の稜線を形成する直線efとのなす角が夏季の太陽高度に対応する角度β°(β>α)とされている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、効率よく温度上昇を抑制することが可能な日除けに関し、特に、フラクタル構造の日除けに関する。
特許文献1には、フラクタル構造とされた日除けとして、平面から見て四角形となる二面体形状の4つの基本要素が左右、前後および上下に隣り合うように配置されることで構成され、各基本要素間には隙間が存在するが、所定角度傾斜した最大遮光方向から見た場合に、これらの隙間がゼロとなるように各基本要素が配置されたものが開示されている。
この日除けでは、開口部の面積が最大となる第1の水平方向から見た形状が、2つの大きい三角形部が逆V字状となるように結合された大きい二面体と、2つの小さい三角形部がV字状となるように結合されて大きい二面体の上半部と対称となるように大きい二面体に結合された小さい二面体とからなる四面体を基本構成とし、この四面体が複数連続して設置されることで形成されている。
特開2008−196254号公報
上記特許文献1に示されている日除けは、実際に据え付ける方法は記されているが、その場合の日除けの稜線の角度が太陽に対する角度に対してあるべき姿として記されているに過ぎず、据え付ける場所によって角度を特定するには、据付場所ごとに太陽の角度をもとに計算しなければならないという問題があった。
また、冬季には太陽光を通した方が暖かいが、そのための角度については考慮されていなかった。
本発明の目的は、世界中の異なる地域への設置に際し、冬季での使用を含めて適切な角度での設置を可能とした日除けを提供することにある。
この発明による日除けは、開口部の面積が最大となる第1の水平方向から見た形状が、2つの大きい三角形部が逆V字状となるように結合された大きい二面体と、2つの小さい三角形部がV字状となるように結合されて大きい二面体の上半部と対称となるように大きい二面体に結合された小さい二面体とからなる四面体を基本構成とし、この四面体が複数連続して設置されることで形成される日除けであって、第1の水平方向に直交する第2の水平方向から見た四面体の形状が、設置面に位置させられる頂点aを有し下側に配置された下側逆三角形部abdと、下側逆三角形部abdとの間に三角形の開口部bcdを形成するように上側に配置された2つの上側三角形部bfcおよびdceとからなり、大きい三角形部の1つの辺を形成する直線afと大きい二面体の稜線を形成する直線efとのなす角が冬季の太陽高度に対応する角度α°とされ、大きい三角形部を二等分する直線acと大きい二面体の稜線を形成する直線efとのなす角が夏季の太陽高度に対応する角度β°(β>α)とされていることを特徴とするものである。
日除けは、例えば、ビルの屋上等に設置されて太陽光を遮るもので、その設置面は、通常、水平(これに限られるものではないが)とされる。設置に際し、点aが設置面上に位置させられ、点c、点eおよび点fが稜線(最大高さ)を形成し、点bおよび点dは、1/2高さの線を形成する。直線efは、設置面と平行であり、直線afと直線efとのなす角は、直線afと設置面とのなす角と同じであり、直線acと直線efとのなす角は、直線acと設置面とのなす角と同じである。
開口部は、風通しをよくする効果があり、これにより、遮光性と風通しの良さとの両方が実現されている。この日除けにおいては、ある方向から見た日除けの開口部面積/全面積がその方向(角度)によって大きく相違している。夏季に太陽光を遮ることは好ましいが、冬季に太陽光を遮ることは好ましくなく、従来、冬季の使用時における適正角度については考慮されていなかった。
この発明による日除けでは、直線afと直線ef(設置面)とのなす角が冬季の太陽高度に対応する角度α°とされ、直線acと直線ef(設置面)とのなす角が夏季の太陽高度に対応する角度β°(β>α)とされているので、夏季に太陽光を遮るとともに、冬季に太陽光を透しやすくすることができ、世界中の異なる地域への設置に際し、適切な角度での設置が容易となる。
上記において、αmin<α<αmin+10かつβmax−10<β<βmax、ただし、αmin=90−(緯度+23)かつβmax=90−(緯度−23)またはβmax=90−(23−緯度)とされていることが好ましい。
αminは、北半球の冬至の日の一番低い太陽高度であり、αmin<α<αmin+10は、αがこのαminより大きく、実際に最低気温になる1〜2か月後の太陽高度であるαmin+10以下の範囲が好ましいことを示す。
βmaxは、北半球では、夏至の日の一番高い太陽高度であり、緯度が23°より大きい地域と小さい地域とで求め方が異なり、緯度が23°より大きい地域ではβmax=90−(緯度−23)、緯度が23°より小さい地域ではβmax=90−(23−緯度)となる。βmax−10<β<βmaxは、βがこのβmaxより小さく、実際に最高気温になる1〜2か月後の太陽高度であるβmax−10以上の範囲が好ましいことを示す。
本発明によると、大きい三角形部の1つの辺を形成する直線afと大きい二面体の稜線を形成する直線ef(設置面)とのなす角が冬季の太陽高度に対応する角度α°とされ、大きい三角形部を二等分する直線acと大きい二面体の稜線を形成する直線ef(設置面)とのなす角が夏季の太陽高度に対応する角度β°(β>α)とされているので、夏季に太陽光を遮るとともに、冬季に太陽光を透しやすくすることができ、世界中の異なる地域への設置に際し、適切な角度での設置が容易となる。
図1は、本発明による日除けの1実施形態を示す正面図である。 図2は、同側面図である。 図3は、同平面図である。 図4は、同断面図である。 図5は、同斜視図である。 図6は、本発明による日除けの稜線を中央にし、4つの四面体を接合した場合の平面図である。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態について説明する。以下の説明において、図1の左右を左右、上下を上下というものとし、これらに直交する方向を前後(図1の紙面表側が前)というものとする。したがって、図2では、右が前、左が後、上下が上下となっており、図3では、右が前、左が後、上が左、下が右となっている。なお、「正面図」および「側面図」は、便宜的に定めたもので、設置時の正面は、以下で示す正面に一致させる必要はない。
この発明による日除けは、図1から図5までに示す四面体(1)を最小単位として形成される。
図1は、開口部の面積が最大となる第1の水平方向(前方)から見た形状(正面図)を示し、四面体(1)の正面形状は、2つの大きい三角形部(4)(5)が逆V字状となるように結合された大きい二面体(2)と、2つの小さい三角形部(3a)(3b)がV字状となるように結合されて大きい二面体(2)の上半部と対称となるように大きい二面体(2)に結合された小さい二面体(3)とからなるものとされている。
図2は、第1の水平方向に直交する第2の水平方向(図1の左方)から見た形状(側面図)を示し、これには、大きい三角形部(4)が示されている。同図において、直線Eは設置面A上の点aから冬季の太陽高度α°を成し、直線Fは同様に点aから夏季の太陽高度β°を成す。直線Bと直線Eとの交点bと直線Cと直線Fとの交点cを結んだ直線bcと平行に点aから直線B,Cと交わるように直線を引き、直線Bとの交点をd、直線Cとの交点をeとする。直線Cと直線Eとの交点をfとする。直線acは、大きい三角形部(4)を二等分する線となっている。三角形abd、三角形bfc、三角形dceが日除け材料から成り、三角形bcdは開口部である。こうして、第1の水平方向に直交する第2の水平方向から見た四面体(1)の形状は、下側に配置された下側逆三角形部abd(4a)と、下側逆三角形部abd(4a)との間に三角形の開口部bcd(4d)を形成するように上側に配置された2つの上側三角形部dce(4b)およびbfc(4c)とからなるものとされている。
図1の右方から見た形状(大きい三角形部(5))も、図2に示した形状と同じ形状となっている。したがって、図4に示すように、左方にある大きい三角形部(4)に開口部bcd(4d)が設けられるとともに、右方にある大きい三角形部(5)にも開口部b’cd’(5d)が設けられ、これら2つの開口部(4d)(5d)は、同じ高さにあり、図2においては、これらが重なっている。これにより、図2の紙面方向および図4の左右方向の太陽光は、一方の開口部(4d)を通過し、途中で遮られることなく他方の開口部(5d)を通過することができる。
図1および図2において、Aは、日除け設置面を示し、大きい三角形部(4)(5)の頂点aおよびa’と小さい二面体(3)の稜線gとは、この設置面上にあり、Cは、稜線の高さ(日除け高さ)を示し、大きい二面体(2)の稜線を形成している大きい三角形部(4)(5)の他の2つの頂点eおよびfとそのちょうど中間にある点cは、この設置面上にあり、Bは、1/2高さ面を示し、大きい二面体(2)と小さい二面体(3)との結合部である点b、d、b’およびd’は、この1/2高さ面上にある。なお、A,BおよびCは、等間隔で互いに平行である。
図3は、図1および図2の四面体(1)を上から見た平面図である。直線A、B、Cと点a,b,c,d,e,fは図2で示したものと同じもので、直線A’、B’および点a’,b’,d’は図2ではそれぞれ重なっていた個所である。図2では示されていない大きい三角形部(5)は、図2に示されている大きい三角形部(4)と同様に、下側に配置された下側逆三角形部a’b’d’(5a)と、下側逆三角形部a’b’d’(5a)との間に三角形の開口部b’cd’(5d)を形成するように上側に配置された2つの上側三角形部d’ce(5b)およびb’fc(5c)とを有している。
平行線A,B,C,B’,A’はそれぞれ等間隔で、その距離は特に制限されるものではないが、図3の方向から見て三角形abdが略正三角形になる距離が製作上好ましい。
三角形の開口部bcd(4d)とb’cd’(5d)については、実際には、これらの開口部(4d)(5d)は日除け材料部より適宜小さく成形され、日除け材料がお互いに各点で連結されている。図2および図3において、実際の開口部(4d)(5d)を実線で示し、この開口部(4d)(5d)を形成するのに必要な仮想線を二点鎖線で示している。
図5は、四面体(1)を斜め方向から見た一例を示している。この四面体(1)は、図1から図3までに示すように大きく異なる三面図を有しており、したがって、斜め方向から見た図もその見る方向および角度によって大きく変化する。例えば、四面体(1)をその斜め上方から見た場合、図5に示すように、三角形の開口部(4d)(5d)は、小さい二面体(3)の三角形部(3a)(3b)によってその一部が遮られるようになっており、方向によって、太陽光が通過可能な隙間が変化するようになっている。
したがって、各四面体(1)間には隙間が存在するが、夏季の所定角度傾斜した最大遮光方向から見た場合に、これらの隙間がゼロとなるように各四面体(1)を配置し、冬季の太陽方向から見た場合に、日除け材料の厚み以外は太陽光を遮断するものがなく、すべて隙間となるように各四面体(1)を配置することで所要の日除けを得ることができる。
日除けの設置に際しては、図2に示すように、大きい三角形部(4)の1つの辺を形成する直線afと大きい二面体(2)の稜線を形成する直線ef(設置面Aに平行)とのなす角が冬季の太陽高度に対応する角度α°とされ、大きい三角形部(4)を二等分する直線acと大きい二面体(2)の稜線を形成する直線ef(設置面Aに平行)とのなす角が夏季の太陽高度に対応する角度β°(β>α)とされているので、夏季に太陽光を遮るとともに、冬季に太陽光を透しやすくすることができ、世界中の異なる地域への設置に際し、適切な角度での設置が容易となる。
図6は、図3に示した四面体(1)を4個連結した構成(日除け構成部材の一例)の平面図である。
この日除け構成部材は、基準位置にある第1の四面体(1)と、第1の四面体(1)の前方に配置されて第1の四面体(1)fと第2の四面体(11)のe2とが重ね合わされて連結された第2の四面体(11)と、第1の四面体(1)および第2の四面体(11)の右方に配置されて第1の四面体(1)aと第3の四面体(12)のe3とが重ね合わされて連結されるとともに、第2の四面体(11)のa2と第3の四面体(12)のf3とが重ね合わされて連結された第3の四面体(12)と、第1の四面体(1)および第2の四面体(11)の左方に配置されて第1の四面体(1)のa’と第4の四面体(13)のe4とが重ね合わされて連結されるとともに、第2の四面体(11)のa’2と第4の四面体(13)のf4とが重ね合わされて連結された第4の四面体(13)とからなる4つの四面体(1)(11)(12)(13)を基本要素としている。
第3の四面体(12)および第4の四面体(13)は、第1の四面体(1)および第2の四面体(11)の下側に配置されており、第3の四面体(12)における稜線(直線C)と第1の四面体(1)および第2の四面体(11)における直線Aとが同一直線上にあり、第4の四面体(13)における稜線(直線C)と第1の四面体(1)および第2の四面体(11)における直線Aとが同一直線上にある。
図6の4つの四面体(1)(11)(12)(13)のそれぞれを図6に示した4つの四面体(1)(11)(12)(13)からなる日除け構成部材に置き換えることで、16の四面体(1)(11)(12)(13)からなる日除け構成部材が得られる。これを繰り返すことにより、図1から図5までに示す四面体(1)を最小単位として、これらを多数使用したフラクタル構造の日除けを得ることができる。
図2に示した角度α°は、この日除けが使用される地域の緯度によって変わる。
北半球では、冬至の場合の 90−(緯度+23)=αminが一番低い太陽高度であり、αはこのαminより大きく、実際に最低気温になる1〜2か月後の太陽高度であるαmin+10以下の範囲が好ましい。
南半球でも、同様であるがこの日除けの方向(図2の直線Cの方向)を南北逆にする。
角度βもこの日除けが使用される地域の緯度によって変わり、さらに地球の地軸の傾きである23°(23.4°であるが、0.4°はほとんど効果に影響がないため23°とする)より高緯度か低緯度かで変わる。
緯度が23°より大きい地域では、北半球では、夏至の場合の90−(緯度―23)=βmaxが一番高い太陽高度であり、βはこのβmaxより小さく、実際に最高気温になる1〜2か月後の太陽高度であるβmax−10以上の範囲が好ましい。
南半球でも、同様であるがこの日除けの方向(図2の直線Cの方向)を南北逆にする。
緯度が23°より小さい地域では、北半球では、夏至の場合の90−(23−緯度)=βmaxが一番高い太陽高度であり、βはこのβmaxより小さく、実際に最低気温になる1〜2か月後の太陽高度であるβmax−10以上の範囲が好ましい。
南半球でも、同様であるがこの日除けの方向(図2の直線Cの方向)を南北逆にする。
三角形の一辺の大きさは100mm以下、好ましくは50mm以下で日除け効果が大きい(下部の地面温度の上昇が小さい)。
日除け構成部材(例えば図6に示したもの)は、例えば、塑性変形可能な板材の一部に切れ込みを入れて折り曲げることにより、三角形孔と折曲げ部とを形成することで製作することができる。日除け構成部材は、また、合成樹脂製の射出成形品として製作することもできる。
折り曲げることで製作する場合、三角形孔の大きさをこれを囲む3つの三角形板部の大きさよりも一回り小さくすることで、第1の四面体と第2の四面体、第3の四面体および第4の四面体とが、それぞれその突き合わせ部において接合され、さらにそれぞれの四面体どうしの突き合わせ部が、溶接・溶着などの適宜な手段によって接合される。合成樹脂製の射出成形品の場合、それぞれの四面体の突き合わせ部が射出成形時に接合される。
それぞれの四面体どうしの突き合わせ部が接合されていることで、強度向上が達成され、日除けを多数組み立てることが容易となる。
日除けを形成するに際しては、ジョイントを使用しても良いし、補強材を使用して、日除けを形成することもできる。
日除けは、例えば、所定数の日除け構成部材が稜線が連続するように配置されることで1つのユニットが形成されており、該ユニットは、稜線方向に延びる補強材で支持されているものとされる。
補強材としては、金属製ワイヤ、金属線、天然繊維または合成繊維のロープなどを使用することができる。補強材は、可撓性を有していて、容易に曲げることができるようになされていてもよく、鋼材のように可撓性を有していないものであってもよい。補強材と各日除け構成部材との固定は、例えば、接着剤によって行うことができ、また、各日除け構成部材に突起を追加し、補強材を支持するための孔、スリットなどが突起に形成されているようにしてもよく、突起をかしめることで補強材を固定するようにしてもよい。また、補強材が可撓性を有している場合には、各日除け構成部材に設けられている貫通孔を使用して、補強材を日除け構成部材の貫通孔に順次挿通するだけもよく、補強材が可撓性を有していない場合には、各日除け構成部材に設けられている貫通孔にワイヤを挿通して、このワイヤによって補強材と日除け構成部材とを結合するようにしてもよい。
補強材は、両端部が両端の日除け構成部材から突出する長さとされ、補強材の各端部を対向配置された1対の支持材にそれぞれ固定することで、1つのユニットが支持材に固定される。そして、複数のユニットを日除け構成部材の大きさ(稜線方向に直交する方向の長さ)に応じたピッチで並列状に配置することにより、一辺が1つのユニットで使用される日除け構成部材の数×日除け構成部材の稜線方向の長さで、他辺がユニットの数×日除け構成部材の稜線方向に直交する方向の長さの平面視方形状の日除けを得ることができる。支持材は、例えば四隅を支柱で支持されたフレームとすることができる。支持材は、水平に設置してもよく、水平に対して所定の角度傾斜するように設置してもよい。
補強材を支持する支持材は、日除けの方位(東西南北)や仰角を目的に合わせて設定される。たとえば、夏の日中の日差しを防ぎたい場合は、稜線を南方向に向けて設置すればよく、西日を防ぎたい場合は、稜線を西方向に向け、仰角を西日に合わせて小さくすればよい。一般的には、冬の日射をほとんど通し、夏の日射をほとんど遮断するという狙いで、日除けの稜線を南方向に向け、略水平に設置するのが好ましい。
補強材を使用することにより、容易に組立てができ、また、強度的にも優れたものとなり、日射を防ぎたい時刻や方向への対応も容易に行うことができる。
(1)(12)(13)(14) 四面体
(2) 大きい二面体
(3) 小さい二面体
(3a)(3b) 小さい三角形部
(4)(5) 大きい三角形部
(4a)(5a) 下側逆三角形部
(4b)(5b)(4c)(5c) 上側三角形部
(4d)(5d) 三角形の開口部

Claims (2)

  1. 開口部の面積が最大となる第1の水平方向から見た形状が、2つの大きい三角形部が逆V字状となるように結合された大きい二面体と、2つの小さい三角形部がV字状となるように結合されて大きい二面体の上半部と対称となるように大きい二面体に結合された小さい二面体とからなる四面体を基本構成とし、この四面体が複数連続して設置されることで形成される日除けであって、第1の水平方向に直交する第2の水平方向から見た四面体の形状が、設置面に位置させられる頂点aを有し下側に配置された下側逆三角形部abdと、下側逆三角形部abdとの間に三角形の開口部bcdを形成するように上側に配置された2つの上側三角形部bfcおよびdceとからなり、大きい三角形部の1つの辺を形成する直線afと大きい二面体の稜線を形成する直線efとのなす角が冬季の太陽高度に対応する角度α°とされ、大きい三角形部を二等分する直線acと大きい二面体の稜線を形成する直線efとのなす角が夏季の太陽高度に対応する角度β°(β>α)とされていることを特徴とする日除け。
  2. αmin<α<αmin+10かつβmax−10<β<βmax、ただし、αmin=90−(緯度+23)かつβmax=90−(緯度−23)またはβmax=90−(23−緯度)とされている請求項1の日除け。
JP2010087701A 2009-06-18 2010-04-06 日除け Active JP5066215B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010087701A JP5066215B2 (ja) 2010-04-06 2010-04-06 日除け
US13/378,626 US8842256B2 (en) 2009-06-18 2010-06-16 Awning-member molded article and awning
CN201080036470.3A CN102803631B (zh) 2009-06-18 2010-06-16 遮阳罩用构件成形品及遮阳罩
AU2010260919A AU2010260919B2 (en) 2009-06-18 2010-06-16 Molded sunshade member and sunshade
KR1020127001148A KR101741858B1 (ko) 2009-06-18 2010-06-16 차양용 부재 성형품 및 차양
PCT/JP2010/060161 WO2010147128A1 (ja) 2009-06-18 2010-06-16 日除け用部材成形品および日除け

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010087701A JP5066215B2 (ja) 2010-04-06 2010-04-06 日除け

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011219935A true JP2011219935A (ja) 2011-11-04
JP5066215B2 JP5066215B2 (ja) 2012-11-07

Family

ID=45037251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010087701A Active JP5066215B2 (ja) 2009-06-18 2010-04-06 日除け

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5066215B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014034857A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Kashii:Kk 日除け
JP2015172304A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 Next株式会社 日除け
KR101741858B1 (ko) 2009-06-18 2017-05-30 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 차양용 부재 성형품 및 차양
WO2019092878A1 (ja) * 2017-11-13 2019-05-16 東京フラクタル株式会社 日除け用部材、日除け用ユニット、日除け用ブロック及び日除け

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05202591A (ja) * 1991-05-24 1993-08-10 Matsushita Electric Works Ltd ひさし屋根
JP2008196254A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Kyoto Univ 日よけ、放熱器、およびこれらの製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05202591A (ja) * 1991-05-24 1993-08-10 Matsushita Electric Works Ltd ひさし屋根
JP2008196254A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Kyoto Univ 日よけ、放熱器、およびこれらの製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101741858B1 (ko) 2009-06-18 2017-05-30 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 차양용 부재 성형품 및 차양
JP2014034857A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Kashii:Kk 日除け
JP2015172304A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 Next株式会社 日除け
WO2019092878A1 (ja) * 2017-11-13 2019-05-16 東京フラクタル株式会社 日除け用部材、日除け用ユニット、日除け用ブロック及び日除け

Also Published As

Publication number Publication date
JP5066215B2 (ja) 2012-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5066215B2 (ja) 日除け
KR20100025581A (ko) 3d 곡면의 스트립 구조물
CN102906513A (zh) 聚集型太阳能收集器
JP2014154743A (ja) 太陽光発電装置
US7222461B2 (en) Light transmission system and method for buildings
JP2011032808A (ja) 日除け
JP5002000B2 (ja) 日除け用部材成形品および日除け
JP5591252B2 (ja) 日除け用シート、日除け用シートの製造方法および日除け
WO2010147128A1 (ja) 日除け用部材成形品および日除け
KR101741858B1 (ko) 차양용 부재 성형품 및 차양
CN107208936A (zh) 太阳能组件装置和装配太阳能组件装置的方法
JP7045698B2 (ja) 日除け
JP2014034857A (ja) 日除け
JP6716337B2 (ja) 日除け用ユニット、日除け用ブロック及び日除け
JP5656260B2 (ja) ライトシェルフ構造の設計方法
JP6362368B2 (ja) 日除け
JP2012146792A (ja) 太陽電池内蔵建材
JP5216157B2 (ja) 日除け設置構造
WO2015149193A1 (es) Recubrimiento para superficies exteriores como fachadas de edificaciones
JP5281211B2 (ja) 日除け設置構造
JP5204915B2 (ja) 日除け
CN201919256U (zh) Led弧形、平面显示屏通用箱体结构
JP2019073953A (ja) 建物の結合構造
JP2022150618A (ja) 傾斜地用フェンス
JP2017128987A (ja) ルーバー方式の屋根構造

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20111121

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120330

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20120330

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20120417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120724

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120810

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5066215

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817

Year of fee payment: 3