JP2011218734A - 網状パイプ材の製造装置および製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 押出成形機1と;金型移動機構2と;引取機構3と;制御コンピュータ4とを具備して構成し、この制御コンピュータ4にはメニュー手段41を備えており、パイプ材の網状部分における矩形開口部Aの形状および間隔についての、異なるパターンに対応する各成形条件を定義した成形条件情報(M1・M2…)からなる成形条件データベースMを記憶して、この成形条件データベースMの中から異なる成形条件を複数組み合わせることによって、異なる矩形開口部Aの形状および間隔を有する網状パイプを成形可能にする。
【選択図】 図1
Description
熱可塑性樹脂を帯熱軟化状態に加熱してダイ11から押し出し可能な成形装置であって、このダイ11は、枠状の外側ダイ11aの内側に内側ダイ11bが入れ子式に嵌合可能に構成されている一方、これら両ダイ11a・11bの境界縁部には複数のノズル凹部12・12…が形成されており、外側ダイ11aと内側ダイ11bとの相対位置関係によって、前面同士が段違いとなるダイ開放時にはリング状に軟化樹脂を押し出し可能である一方、前面同士が揃っているダイ閉塞時には前記ノズル凹部12・12…からストランド状に軟化樹脂を押し出し可能に構成された押出成形機1と;
この押出成形機1のダイ11に連結され、このダイ11の外側ダイ11aを前後に進退動することによって、軟化樹脂の押し出し形状をリング状またはストランド状に切り替え可能な金型移動機構2と;
前記ダイ11から押し出されてきた成形品を挟持して引き取り可能な引取機構3と;
これら金型移動機構2および引取機構3に対して制御信号Pをそれぞれ送信可能な制御コンピュータ4とを具備して構成し、
この制御コンピュータ4にはメニュー手段41を備えており、このメニュー手段41には、パイプ材の網状部分における矩形開口部Aの形状および間隔についての、異なるパターンに対応する各成形条件を定義した成形条件情報(M1・M2…)からなる成形条件データベースMを記憶して、
この成形条件データベースMの中から異なる成形条件を複数組み合わせることによって、異なる矩形開口部Aの形状および間隔を有する網状パイプを成形可能にするとともに、
前記成形条件情報に基づく制御信号Pを送信することによって、前記金型移動機構2の移動によるダイ開閉および引取機構3の引取速度の増減を可能にする一方、
この引取機構3の引取速度を前記押出成形機1のダイ11から押し出される熱可塑性樹脂の成形線速にすることにより、均一厚さのストランドおよびリングを成形可能にするという技術的手段を採用したことによって、網状パイプ材の製造装置を完成させた。
パイプ内径、パイプ外径、ストランド径、ストランド本数、パイプ成形時線速、パイプリング断面積、総ストランド断面積、単位時間当たりの吐出体積、
の少なくとも一つを含んでいる一方、パイプ材の単位長さを1ピッチとする各個別の成形条件情報(M1・M2…)を構成するパラメータとして、
1ピッチ長さ、1ピッチストランド長さ、1ピッチリング幅、1ピッチストランド体積、1ピッチリング体積、1ピッチストランド成形時間、1ピッチリング成形時間、1ピッチ全体成形時間、成形線速、カウント数、
の少なくとも一つを含んでおり、これらに基づく制御信号Pを金型移動機構2および引取機構3に送信可能にするという技術的手段を採用することができる。
金型移動機構2の移動によるダイ開放時間およびダイ閉塞時間、当該金型移動機構2の移動カウント回数、および引取機構3の引取速度、
をパラメータとして少なくとも含んでおり、これらに基づく制御信号Pを金型移動機構2および引取機構3に送信可能にするという技術的手段を採用することができる。
熱可塑性樹脂を帯熱軟化状態に加熱してダイ11から押し出し可能な成形装置であって、このダイ11は、枠状の外側ダイ11aの内側に内側ダイ11bが入れ子式に嵌合可能に構成されている一方、これら両ダイ11a・11bの境界縁部には複数のノズル凹部12・12…が形成されており、外側ダイ11aと内側ダイ11bとの相対位置関係によって、前面同士が段違いとなるダイ開放時にはリング状に軟化樹脂を押し出し可能である一方、前面同士が揃っているダイ閉塞時には前記ノズル凹部12・12…からストランド状に軟化樹脂を押し出し可能に構成された押出成形機1と;
この押出成形機1のダイ11に連結され、このダイ11の外側ダイ11aを前後に進退動することによって、軟化樹脂の押し出し形状をリング状またはストランド状に切り替え可能な金型移動機構2と;
前記ダイ11から押し出されてきた成形品を挟持して引き取り可能な引取機構3と;
これら金型移動機構2および引取機構3に対して制御信号Pをそれぞれ送信可能な制御コンピュータ4とを具備して構成される製造装置を用いて、
この制御コンピュータ4にはメニュー手段41を備えており、このメニュー手段41には、パイプ材の網状部分における矩形開口部Aの形状および間隔についての、異なるパターンに対応する各成形条件を定義した成形条件情報(M1・M2…)からなる成形条件データベースMが記憶されており、
この成形条件データベースMの中から異なる成形条件を複数組み合わせることによって、異なる矩形開口部Aの形状および間隔を有する網状パイプを成形するとともに、
前記成形条件情報に基づく制御信号Pを送信することによって、前記金型移動機構2の移動によるダイ開閉および引取機構3の引取速度の増減をする一方、
この引取機構3の引取速度を前記押出成形機1のダイ11から押し出される熱可塑性樹脂の成形線速にして、均一厚さのストランドおよびリングを成形するという技術的手段を採用することによって、網状パイプ材の製造方法を完成させた。
異なる矩形開口部の形状および間隔を有する網状パイプを成形可能にするとともに、
前記成形条件情報に基づく制御信号を送信することによって、前記金型移動機構の移動によるダイ開閉および引取機構の引取速度の増減を可能にする一方、
この引取機構の引取速度を前記押出成形機のダイから押し出される熱可塑性樹脂の成形線速にすることによって、均一厚さのストランドおよびリングを成形することができる。
パイプ内径(mm)、パイプ外径(mm)、ストランド径(mm)、ストランド本数(本)、パイプ成形時線速(m/min)、パイプリング断面積(mm2)、総ストランド断面積(mm2)、単位時間(1分間)当たりの吐出体積(mm3/min)、
の少なくとも一つを含んでいる。
1ピッチ長さ(mm)、1ピッチストランド長さ(mm)、1ピッチリング幅(mm)、1ピッチストランド体積(mm3)、1ピッチリング体積(mm3)、1ピッチストランド成形時間(sec)、1ピッチリング成形時間(sec)、1ピッチ全体成形時間(sec)、線速(m/min)、カウント数(回)、
の少なくとも一つを含んでおり、これらに基づく(サイズや樹脂量、タイミングなどに応じた)制御信号Pを金型移動機構2および引取機構3に送信することができる。
金型移動機構2の移動によるダイ開放時間およびダイ閉塞時間(sec)、当該金型移動機構2の移動カウント回数(回)、および引取機構3の引取速度(m/min)、
をパラメータとして少なくとも含んでおり、これらに基づく制御信号Pを金型移動機構2および引取機構3に送信することができる。
11 ダイ
11a 外側ダイ
11b 内側ダイ
12 ノズル凹部
2 金型移動機構
3 引取機構
4 制御コンピュータ
41 メニュー手段
5 切断機構
6 冷却機構
P 制御信号
M 成形条件データベース
M1・M2… 成形条件情報
A 矩形開口部
s ストランド
r リング
Claims (6)
- プラスチック製の網状パイプ材を製造するための装置であって、
熱可塑性樹脂を帯熱軟化状態に加熱してダイ11から押し出し可能な成形装置であって、このダイ11は、枠状の外側ダイ11aの内側に内側ダイ11bが入れ子式に嵌合可能に構成されている一方、これら両ダイ11a・11bの境界縁部には複数のノズル凹部12・12…が形成されており、外側ダイ11aと内側ダイ11bとの相対位置関係によって、前面同士が段違いとなるダイ開放時にはリング状に軟化樹脂を押し出し可能である一方、前面同士が揃っているダイ閉塞時には前記ノズル凹部12・12…からストランド状に軟化樹脂を押し出し可能に構成された押出成形機1と;
この押出成形機1のダイ11に連結され、このダイ11の外側ダイ11aを前後に進退動することによって、軟化樹脂の押し出し形状をリング状またはストランド状に切り替え可能な金型移動機構2と;
前記ダイ11から押し出されてきた成形品を挟持して引き取り可能な引取機構3と;
これら金型移動機構2および引取機構3に対して制御信号Pをそれぞれ送信可能な制御コンピュータ4とを具備して構成されており、
この制御コンピュータ4にはメニュー手段41を備えており、このメニュー手段41には、パイプ材の網状部分における矩形開口部Aの形状および間隔についての、異なるパターンに対応する各成形条件を定義した成形条件情報(M1・M2…)からなる成形条件データベースMが記憶されており、
この成形条件データベースMの中から異なる成形条件を複数組み合わせることによって、異なる矩形開口部Aの形状および間隔を有する網状パイプを成形可能であるとともに、
前記成形条件情報に基づく制御信号Pを送信することによって、前記金型移動機構2の移動によるダイ開閉および引取機構3の引取速度の増減が可能である一方、
この引取機構3の引取速度を前記押出成形機1のダイ11から押し出される熱可塑性樹脂の成形線速にすることができ、均一厚さのストランドおよびリングを成形可能であることを特徴とする網状パイプ材の製造装置。 - 制御コンピュータ4のメニュー手段41に記憶された成形条件データベースMを構成する各成形条件情報(M1・M2…)に共通するパラメータが、成形の初期条件として、
パイプ内径、パイプ外径、ストランド径、ストランド本数、パイプ成形時線速、パイプリング断面積、総ストランド断面積、単位時間当たりの吐出体積、
の少なくとも一つを含んでいる一方、パイプ材の単位長さを1ピッチとする各個別の成形条件情報(M1・M2…)を構成するパラメータとして、
1ピッチ長さ、1ピッチストランド長さ、1ピッチリング幅、1ピッチストランド体積、1ピッチリング体積、1ピッチストランド成形時間、1ピッチリング成形時間、1ピッチ全体成形時間、成形線速、カウント数、
の少なくとも一つを含んでおり、これらに基づく制御信号Pを金型移動機構2および引取機構3に送信可能であることを特徴とする請求項1または2記載の網状パイプ材の製造装置。 - 制御コンピュータ4のメニュー手段41に記憶された成形条件データベースMにおける成形条件情報(M1・M2…)には、各条件における、
金型移動機構2の移動によるダイ開放時間およびダイ閉塞時間、当該金型移動機構2の移動カウント回数、および引取機構3の引取速度、
をパラメータとして少なくとも含んでおり、これらに基づく制御信号Pを金型移動機構2および引取機構3に送信可能であることを特徴とする請求項1または2記載の網状パイプ材の製造装置。 - 引取機構3の前方に、押出成形品を切断可能な切断機構5を配設したことを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の網状パイプ材の製造装置。
- 押出成形機1のダイ11の前方に押出成形品を冷却可能な冷却機構6が設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の網状パイプ材の製造装置。
- プラスチック製の網状パイプ材を製造するための方法であって、
熱可塑性樹脂を帯熱軟化状態に加熱してダイ11から押し出し可能な成形装置であって、このダイ11は、枠状の外側ダイ11aの内側に内側ダイ11bが入れ子式に嵌合可能に構成されている一方、これら両ダイ11a・11bの境界縁部には複数のノズル凹部12・12…が形成されており、外側ダイ11aと内側ダイ11bとの相対位置関係によって、前面同士が段違いとなるダイ開放時にはリング状に軟化樹脂を押し出し可能である一方、前面同士が揃っているダイ閉塞時には前記ノズル凹部12・12…からストランド状に軟化樹脂を押し出し可能に構成された押出成形機1と;
この押出成形機1のダイ11に連結され、このダイ11の外側ダイ11aを前後に進退動することによって、軟化樹脂の押し出し形状をリング状またはストランド状に切り替え可能な金型移動機構2と;
前記ダイ11から押し出されてきた成形品を挟持して引き取り可能な引取機構3と;
これら金型移動機構2および引取機構3に対して制御信号Pをそれぞれ送信可能な制御コンピュータ4とを具備して構成される製造装置を用いて、
この制御コンピュータ4にはメニュー手段41を備えており、このメニュー手段41には、パイプ材の網状部分における矩形開口部Aの形状および間隔についての、異なるパターンに対応する各成形条件を定義した成形条件情報(M1・M2…)からなる成形条件データベースMが記憶されており、
この成形条件データベースMの中から異なる成形条件を複数組み合わせることによって、異なる矩形開口部Aの形状および間隔を有する網状パイプを成形するとともに、
前記成形条件情報に基づく制御信号Pを送信することによって、前記金型移動機構2の移動によるダイ開閉および引取機構3の引取速度の増減をする一方、
この引取機構3の引取速度を前記押出成形機1のダイ11から押し出される熱可塑性樹脂の成形線速にして、均一厚さのストランドおよびリングを成形することを特徴とする網状パイプ材の製造方法。
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