JP2011218066A - パイプ用フック部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】径寸法が異なる各種のパイプに対して、共通にかつ高い保持力によって確実に取り付けることができるパイプ用フック部材を提供することを課題とする。
【解決手段】水平方向に架設されたパイプtを挟持する挟持部材1aと、この挟持部材1aの下部に設けられて小物類を吊り下げるフック部5とを備えたパイプ用フック部材において、挟持部材1aは、パイプtの上面に当接する短辺部2aおよび鉛直方向に延在する長辺部2bを備えた逆L字状のパイプ掛け部材2と、長辺部2aと共にパイプtの側面を挟持する押圧部3aおよび押圧部3aの下部に形成されパイプtから離反する方向に延在する操作部3bを備えた屈曲状の回動部材3を有し、回動部材3は、押圧部3a操作部3bとの交差部4を支点とし、パイプ掛け部材2に回動自在に設けられるとともに、押圧部3aを長辺部2b側に付勢してパイプtの側面を押圧するバネ部材8が介装されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、パイプ棚などの水平に架設された各種のパイプに着脱自在に取り付けるパイプ用フック部材に関するものである。
従来から、家庭内の整理用品として、パイプを組み合わせたパイプ棚や収納棚が利用されている。このパイプ棚や収納棚は、販売時からパイプが組み合わさったものや、パイプと、このパイプを繋げるためのジョイントとを各々購入し、それらを目的に合わせて自由に組み合わせるタイプのものがある。
また、このパイプ棚や収納棚のパイプを利用して、小物類を吊り下げて整理するフック部材も市販されている。このフック部材は、鈎状のフック部の上部に、パイプを挟持するための挟持体が設けられているとともに、パイプの径寸法を約10mmを想定して製作されている。
ところで、上記パイプ棚や収納棚に用いられるパイプの径寸法は、製品毎に寸法が異なる場合がある。そのため、上記フック部材を購入しても、取り付けるパイプの径寸法が10mmよりも大きい場合には、パイプの周囲を囲繞することができず、上記フック部材に物を掛けると、その自重により挟持体に介装されているバネの付勢に抗して、外れてしまうという問題がある。
また、パイプの径寸法が10mmよりも小さい場合には、パイプを上記フック部材の挟持体により、パイプを把持することができず、物を掛けようとしても、上記フック部が揺動してしまい、片方の手でフック部材を押させて掛けなければならいという問題がある。
そこで、下記特許文献1においては、基端部および一端が同基端部に対して一体的に連設された環状体からなるバンド部材と、上記基端部に設けられたフックとを備え、上記基端部には、上記帯状体の他端側が挿通可能であるとともに、内部に出没可能な係止爪を有する挿入孔が形成されており、上記帯状体には上記係止爪を相手方とする係止溝が所定の間隔をもって多数設けられていて、上記バンド部材は上記帯状体を上記挿入孔に挿入することによって環状となり、かつ、上記係止爪に対する上記係止溝の係止位置を選択することにより上記環状の径が調整可能な吊下具が提案されている。
この従来の吊下具は、上記係止爪に対する上記係止溝の係止位置を選択することにより、上記帯状体からなる上記バンド部の環状の径を調整することができるため、庭のフェンスや物干し竿など、取り付けるものの柱やパイプの径が異なっていても取り付けることができる。しかも、上記係止爪を相手方とする上記係止溝が間隔をもって多数設けられているため、庭のフェンスや物干し竿の柱やパイプに、しっかりと固定することができる。
特開平10−337244号公報
ところが、この従来の吊下具は、庭のフェンスや物干し竿の柱やパイプに取り付ける際に、上記基端部に形成された係止爪を有する上記挿入孔に上記帯状体の他端側を挿通するとともに、上記帯状体に形成された係止溝に、上記係止爪を係止するため、両手を使って取る付けることになり、取り付けおよび取り外しを容易に行えないという問題がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、径寸法が異なる各種のパイプに対して、共通にかつ高い保持力によって確実に取り付けることができるパイプ用フック部材を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、水平方向に架設されたパイプを挟持する挟持部材と、この挟持部材の下部に設けられて小物類を吊り下げるフック部とを備えたパイプ用フック部材において、上記挟持部材は、上記パイプの上面に当接する短辺部および鉛直方向に延在する長辺部を備えた逆L字状のパイプ掛け部材と、上記長辺部と共に上記パイプの側面を挟持する押圧部および当該押圧部の下部に形成され上記パイプから離反する方向に延在する操作部を備えた屈曲状の回動部材を有し、上記回動部材は、上記押圧部と上記操作部との交差部を支点とし、上記パイプ掛け部材に回動自在に設けられるとともに、上記押圧部を上記長辺部側に付勢して上記パイプの側面を押圧するバネ部材が介装されていることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記回動部材の上記押圧部は、上記交差部の支点から上記押圧部の先端部までの長さ寸法が、上記交差部の支点から上記パイプ掛け部材の上記短辺部の内壁側までの長さ寸法より短く形成されていることを特徴するものである。
そして、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、上記パイプ掛け部材は、上記交差部の内壁および外壁が円弧状に形成されているとともに、当該内壁の円弧の半径が当該外壁の円弧の半径より大きく形成されていることを特徴とするものである。
さらに、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、上記パイプ掛け部材は、上記短辺部の中央より上記回動部材側の端部の内壁が円弧状に形成されていることを特徴とするものである。
請求項1〜4に記載の本発明によれば、水平方向に架設されたパイプを挟持する挟持部材が、逆L字状のパイプ掛け部材と、屈曲状の回動部材を有しており、さらに上記回動部材が、上記押圧部と上記操作部との交差部を支点とし、上記パイプ掛け部材に回動自在に設けられているとともに、バネ部材を介装しているため、上記回動部材の上記操作部を片手の指によって回動するだけで、誰でも簡単に上記パイプに挟持することができる。これにより、高い場所や狭い場所にあるパイプでも、簡便に取り付けることができる。
また、上記パイプ掛け部材が、上記パイプの上面に当接する短辺部および鉛直方向に延在する長辺部を備えた逆L字状に形成しているため、上記挟持部材の下部に設けられたフック部に小物類などを掛けて荷重を与えた際に、上記パイプ掛け部材の上記短辺部によって荷重を受けることができる。この結果、荷重が付加されることにより、上記バネ部材の付勢に抗して上記パイプ掛け部材と上記回動部材とが開いて、上記パイプから離脱することを防止することができる。この結果、径寸法の小さいパイプから径寸法の大きいパイプに至るまで挟持することができる。
そして、上記回動部材が、上記バネ部材により、上記長辺部側に付勢して上記パイプの側面を押圧する押圧部を有しているため、上記パイプ用フック部材を上記パイプにしっかりと把持させることができる。これにより、上記フック部に小物類を掛ける際に、上記パイプ用フック部材が揺動しないため、片手で簡単に掛けることができる。
さらに、屈曲状の上記回動部材が、上記押圧部の下部に形成した上記パイプから離反する方向に延在する操作部を備えているため、上記操作部を上記パイプ掛け部材側に上記支点を中心に回動した際に、上記押圧部の回動範囲を大きくとることができる。この結果、径寸法の大きいパイプでも容易に挟持することができる。
請求項2に記載の発明によれば、上記回動部材の上記押圧部における、上記交差部の支点から上記押圧部の先端部までの長さ寸法を、上記交差部の支点から上記パイプ掛け部材の上記短辺部の内壁側までの長さ寸法より短く形成しているため、上記回動部材の上記押圧部が、上記バネ部材の付勢により上記交差部の支点を中心に、上記パイプ掛け部材の内側を回動し、上記パイプの側面を押圧する。この結果、異なる径寸法の上記パイプであっても、上記押圧部がバネ部材の付勢によって、パイプをしっかりと把持することができる。
請求項3に記載の発明によれば、上記パイプ掛け部材が、上記交差部の内壁および外壁を円弧状に形成しているとともに、当該内壁の円弧の半径を当該外壁の円弧の半径より大きく形成しているため、上記交差部の厚さ寸法を上記パイプ掛け部の他の部分の厚さ寸法よりも厚くすることができる。これにより、水平方向に架設された上記パイプを挟持して、上記フック部に荷重を付加しても、上記パイプ掛け部の上記交差部が撓んで破損してしまうことを防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、上記パイプ掛け部材が、上記短辺部の中央より上記回動部材側の端部の内壁が円弧状に形成しているため、径寸法の大きな上記パイプを挟持した際に、上記端部側の内壁に形成された円弧がストッパになって、上記挟持部材から抜け出すのを防止することができる。この結果、径寸法の大きい上記パイプでも、簡便に使用することができる。
本発明のパイプ用フック部材の一実施形態を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図、(d)は(a)のA−A断面図である。 本発明のパイプ用フック部材を(a)〜(c)の異なる径寸法のパイプに挟持した状態を示す右側面図である。 本発明のパイプ用フック部材をパイプに挟持した状態を示す斜視図である。 本発明のパイプ用フック部材の一実施形態の変形例を示し、図2より径寸法の小さいパイプに挟持した状態を示す右側面図である。
図1〜図3は、本発明のパイプ用フック部材の一実施形態を示し、図4は、本発明のパイプ用フック部材の一実施形態の変形例を示すものである。
図1に示すように、本発明のパイプ用フック部材1は、パイプ掛け部材2および回動部材3とを備えた挟持部材1aと、フック部5とを有して概略構成されている。
ここで、パイプ掛け部材2は、合成樹脂により形成されている。このパイプ掛け部材2は、図2(a)に示すように、水平方向に架設されたパイプtの上面に当接される短辺部2aと、この短辺部2aの一端から鉛直方向の下方に延在する長辺部2bとによって、逆L字状に形成されている。また、短辺部2aと長辺部2bの交差部7は、その内壁と外壁とが円弧状に形成されている。この交差部7の上記内壁と上記外壁の円弧は、上記内壁の円弧の半径が上記外壁の円弧の半径よりも大きく形成されているとともに、上記内壁の円弧が使用するパイプtの最小径寸法の円周と同一の円弧よって形成されている。ちなみに、パイプtの最小径寸法は、13mmである。
そして、パイプ掛け部材2の短辺部2aの中央より、回動部材3側の端部6のパイプtが当接する内壁が、図2(c)に示すように、使用するパイプtの最大径寸法の円周と同一の円弧により形成されている。ちなみに、パイプtの最大径寸法は、23mmである。また、長辺部2bの鉛直方向の下部にフック部5が設けられている。このフック部5は、金属製の平板を鈎状に成型し、パイプ掛け部材2の長辺部2bの下部にインサートされている。
また、回動部材3は、パイプ掛け部材2の長辺部2bと共に、パイプtの側面を挟持する押圧部3aと、この押圧部3aの下部に形成されパイプtから離反する方向に延在する操作部3bを備えて屈曲状に形成されている。この屈曲状の回動部材3は、右側面視(図1および図2)において、く字状に形成されている。さらに回動部材3は、押圧部3aと操作部3bとの交差部4を支点として、パイプ掛け部材2に回動自在に設けられている。
そして、パイプ掛け部材2の長辺部2bと回動部材3の操作部3bとの間には、押圧部3aをパイプ掛け部材2の長辺部2b側に付勢して、パイプtの側面を押圧するためのバネ部材8が介装されている。さらに押圧部3aは、押圧部3aと操作部3bとの交差部4の支点からの長さ寸法が、同支点からパイプ掛け部材2の短辺部2aの内壁側までの長さ寸法よりも短く形成されている。
また、本発明の一実施形態の変形例では、図4に示すように、逆L字状に形成されているパイプ掛け部材2の短辺部2aと長辺部2bの交差部7は、上記一実施形態と同様に、その内壁と外壁とが円弧状に形成されているとともに、この交差部7の上記内壁と上記外壁の円弧は、上記内壁の円弧が上記外壁の円弧よりも大きく形成され、上記内壁の円弧がパイプtの最小径寸法の円周に沿って形成されている。ちなみに、パイプtの最小径寸法は、8mmである。
さらに、本発明の一実施形態の変形例では、パイプ掛け部材2の短辺部2aの中央より、回動部材3側に延在する端部6側のパイプtが当接する内壁が、図4(b)に示すように、パイプtの最大径寸法の円周に沿って円弧状に形成されている。ちなみに、パイプtの最大径寸法は、13mmである。
以上の構成による本実施形態のパイプ用フック部材1を用いて、パイプ棚などのパイプtに吊り下げて、小物類をフック部5に掛けるには、まず、回動部材3の操作部3bをパイプ掛け部材2側に片方の手の指で押し、逆L字状に形成されたパイプ掛け部材2の短辺部2aの内壁側に配置されている押圧部3aを、バネ部材8の付勢に抗して外方に回動させ、挟持するパイプtの径寸法に合わせて、パイプ掛け部材2と回動部材3とを開く。
次いで、図2(a)に示すように、最小径寸法(13mm)のパイプtに挟持させた場合には、パイプtが、パイプ掛け部材2の短辺部2aと長辺部2bとの交差部7の内壁の円弧に合わさるとともに、短辺部2aと長辺部2bに当接される。そして、回動部材3の操作部3bから指を離すと、バネ部材8の付勢により押圧部3aが、パイプtの側面を押圧して把持する。
そして、パイプ掛け部材2の長辺部2bの下部に設けられたフック部5に、小物類などを掛ける。この際に、パイプ用フック部材1は、図3に示すように、パイプ掛け部材2の短辺部2aと長辺部2bとの交差部7の内壁、および短辺部2aと長辺部2bによって、パイプtをしっかりと把持して固定される。また、フック部5に吊した小物類の荷重は、パイプ掛け部材2の短辺部2aによって受けるため、回動部材3の押圧部3aが、パイプtの側面を押圧するバネ部材の付勢に抗して外れることがない。
さらに、図2(b)に示すように、最小径寸法(13mm)と最大径寸法(23mm)の間の径寸法のパイプtに挟持させた場合には、パイプtの上面が、パイプ掛け部材2の短辺部2aに当接されるとともに、パイプtの一方の側面が長辺部2bに当接される。そして、回動部材3の操作部3bから指を離すと、バネ部材8の付勢により押圧部3aが、パイプtの他方の側面を押圧して把持する。
そして、パイプ掛け部材2の長辺部2bの下部に設けられたフック部5に、小物類などを掛ける。この際に、パイプ用フック部材1は、パイプ掛け部材2の短辺部2aと長辺部2b、および回動部材3の押圧部3aの3接点によりパイプtをしっかりと把持して固定する。また、フック部5に吊した小物類の荷重は、パイプ掛け部材2の短辺部2aによって受けるため、回動部材3の押圧部3aが、パイプtの側面を押圧するバネ部材の付勢に抗して外れることがない。
さらに、図2(c)に示すように、最大径寸法(23mm)のパイプtに挟持させた場合には、パイプtの上面が、パイプ掛け部材2の短辺部2aおよび端部6の内壁に形成された円弧に合わさるとともに、パイプtの一方の側面が長辺部2bに当接される。そして、回動部材3の操作部3bから指を離すと、バネ部材8の付勢により押圧部3aが、パイプtの他方の側面を押圧して把持する。
そして、パイプ掛け部材2の長辺部2bの下部に設けられたフック部5に、小物類などを掛ける。この際に、パイプ用フック部材1は、パイプ掛け部材2の短辺部2aおよび端部6の内壁に形成された円弧と、長辺部2bおよび回動部材3の押圧部3aの3接点によりパイプtをしっかりと把持する。また、フック部5に吊した小物類の荷重は、パイプ掛け部材2の短辺部2aによって受けるため、回動部材3の押圧部3aが、パイプtの側面を押圧するバネ部材の付勢に抗して外れることがない。
また、図4に示す上記一実施形態の変形例である図4(a)は、挟持するパイプtの最小径寸法が、上記一実施形態とは異なり最小径寸法8mmとなるが、上記一実施形態の図2(a)の最小径寸法(13mm)と同様に作用する。また、図4(b)は、挟持するパイプtの最大径寸法が、上記一実施形態とは異なり最大径寸法13mmとなるが、上記一実施形態の図2(c)の最大径寸法(23mm)と同様に作用する。
上述の実施形態によるパイプ用フック部材1によれば、水平方向に架設されたパイプtを挟持する挟持部材1aが、逆L字状のパイプ掛け部材2と、屈曲状の回動部材3を有しており、さらに回動部材3が、押圧部3aと操作部3bとの交差部4を支点とし、パイプ掛け部材2に回動自在に設けられているとともに、押圧部3aをパイプ掛け部材2の長辺部2b側に付勢するバネ部材8を介装しているため、回動部材3を片手で回動するだけで、誰でも簡単にパイプtに挟持することができる。これにより、高い場所や狭い場所にあるパイプtでも、簡便に取り付けることができる。
また、パイプ掛け部2が、パイプtの上面に当接する短辺部2aおよび鉛直方向に延在する長辺部2bを備えた逆L字状に形成しているため、挟持部材1aの下部に設けられたフック部5に小物類を掛けて荷重を与えた際に、パイプ掛け部2の短辺部2aによって荷重を受けることができる。この結果、荷重が付加されることにより、バネ部材8の付勢に抗してパイプ掛け部材2と回動部材3とが開き、パイプtから離脱することを防止することができる。この結果、径寸法の小さいパイプtから径寸法の大きいパイプtまで対応することができる。
さらに、パイプ掛け部材2が、交差部7の内壁および外壁を円弧状に形成し、この円弧が、当該外壁の円弧の半径より当該内壁の円弧の半径のほうが大きく形成しているため、交差部7の厚さ寸法をパイプ掛け部材2の他の部分の厚さ寸法よりも厚くすることができる。これにより、水平方向に架設されたパイプtを挟持して、フック部5に荷重を付加しても、パイプ掛け部材2の交差部7が撓んで破損してしまうことを防止することができる。
また、回動部材3が、バネ部材8により、パイプ掛け部材2の長辺部2b側に付勢してパイプtの側面を押圧する押圧部3aを有しているため、パイプ用フック部材1をパイプtにしっかりと把持させることができる。これにより、フック部5に小物類を掛ける際に、パイプ用フック部材1が揺動しないため、容易に掛けることができる。
しかも、フック部5に付加された荷重を、パイプ掛け部材2の短辺部2aによって受けるため、付加された荷重によって、バネ部材8の付勢に抗して、挟持部材1aが開くことがなく、強力な付勢力を持つバネ部材8を用いる必要がない。この結果、製造コストを抑えることができる。
また、パイプ掛け部材2が、短辺部2aの中央より回動部材3側の端部6の内壁が円弧状に形成されているため、図2(c)および図4(b)に示すように、径寸法の大きなパイプtを挟持した際に、端部6の内壁に形成された円弧がストッパになって、挟持部材1aから抜け出すのを防止することができる。この結果、径寸法の大きいパイプtでも、容易に使用することができる。
そして、屈曲状に形成されたの回動部材3が、押圧部3aの下部に、パイプtから離反する方向に延在する操作部3bを備えているため、操作部3bをパイプ掛け部材2側に上記支点を中心に回動した際に、押圧部3aの回動範囲を大きくとることができる。この結果、径寸法の大きいパイプtでも容易に挟持することができる。
さらに、回動部材3の押圧部3aにおける、交差部4の支点から押圧部3aの先端部までの長さ寸法が、交差部4の支点からパイプ掛け部材2の短辺部2aの内壁側までの長さ寸法より短く形成しているため、回動部材3の押圧部3aが、バネ部材8の付勢により交差部4の支点を中心に、パイプ掛け部材2の内側を回動し、パイプtの側面を押圧する。この結果、異なる径寸法のパイプtであっても、押圧部3aがバネ部材8の付勢によって、パイプtをしっかりと把持することができる。
なお、上記実施の形態において、回動部材3の押圧部3aが、パイプ掛け部材2の短辺部2aの内壁側に配置されている場合のみ説明したが、これに限定されるものでなく、例えば、押圧部3aの一部が、パイプ掛け部2の短辺部2aに形成された切欠部内に配置されていても対応可能である。要するに、挟持するパイプtの径寸法が異なっていても、押圧部3aが、バネ部材8の付勢によりパイプtの側面を押圧することができれば、どのような形状でも対応可能である。
パイプ棚などのパイプに挟持して利用することができる。
1 パイプ用フック部材
2 パイプ掛け部
2a 短辺部
2b 長辺部
3 回動部材
3a 押圧部
3b 操作部
4 支点
5 フック部
6 端部
7 交差部
8 バネ部材
t パイプ

Claims (4)

  1. 水平方向に架設されたパイプを挟持する挟持部材と、この挟持部材の下部に設けられて小物類を吊り下げるフック部とを備えたパイプ用フック部材において、
    上記挟持部材は、上記パイプの上面に当接する短辺部および鉛直方向に延在する長辺部を備えた逆L字状のパイプ掛け部材と、上記長辺部と共に上記パイプの側面を挟持する押圧部および当該押圧部の下部に形成され上記パイプから離反する方向に延在する操作部を備えた屈曲状の回動部材を有し、
    上記回動部材は、上記押圧部と上記操作部との交差部を支点とし、上記パイプ掛け部材に回動自在に設けられるとともに、上記押圧部を上記長辺部側に付勢して上記パイプの側面を押圧するバネ部材が介装されていることを特徴とするパイプ用フック部材。
  2. 上記回動部材の上記押圧部は、上記交差部の支点から上記押圧部の先端部までの長さ寸法が、上記交差部の支点から上記パイプ掛け部材の上記短辺部の内壁側までの長さ寸法より短く形成されていることを特徴する請求項1に記載のパイプ用フック部材。
  3. 上記パイプ掛け部材は、上記交差部の内壁および外壁が円弧状に形成されているとともに、当該内壁の円弧の半径が当該外壁の円弧の半径より大きく形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のパイプ用フック部材。
  4. 上記パイプ掛け部材は、上記短辺部の中央より上記回動部材側の端部の内壁が円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパイプ用フック部材。
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