JP2016084869A - 物品支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】被着面や物品に応じて容易に部品を組み換えることによって汎用性を向上させることができる物品支持具を提供。【解決手段】物品支持具1は、被着面に密着されて取り付けられる可撓性を有した取付部材10と、取付部材10に着脱自在に取り付けられて物品を支持する支持部材20と、取付部材10と支持部材20との間に位置する中間部材30と、を備え、取付部材10は、被着面に密着される密着面を有した取付部材本体11と、この取付部材本体11から密着面の反対側へ突出して支持部材20に係合する係合突起12と、を有し、中間部材30は、取付部材本体11を被着面に向かって押圧する押え部32を有して構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、被着面に対して着脱自在に固定されるとともに物品を支持するための物品支持具に関する。
従来、被着面に吸着される粘着盤と、この粘着盤から延びる軸と、この軸に沿って進退自在に固定されるホルダと、を備えた物品固定具が本件出願人により提案されている(特許文献1参照)。この物品固定具は、被着面に粘着盤を吸着させるとともに、その軸に沿ってホルダを取り付け、ホルダの周縁部で粘着盤を被着面に向かって押圧することで、被着面からの粘着盤の剥離を防止できるようになっている。
特開2014−114920号公報
ところで、従来の物品固定具では、軸の先端に物品を係止するためのフックが設けられたり、ホルダに物品を支持する支持部が設けられたりしており、粘着盤とホルダとが一組となって機能を発揮するものである。このため、被着面の形状や表面状態に応じて吸着力の異なる粘着盤を用いたり、支持対象の物品に応じて形状が異なる軸やホルダを用いたりする場合には、粘着盤およびホルダをまとめて交換しなければならず、汎用性が高めにくいという問題がある。
本発明の目的は、被着面や物品に応じて容易に部品を組み換えることによって汎用性を向上させることができる物品支持具を提供することである。
本発明の物品支持具は、被着面に対して着脱自在に固定されるとともに物品を支持するための物品支持具であって、前記被着面に密着されて取り付けられる可撓性を有した取付部材と、前記取付部材に着脱自在に取り付けられて前記物品を支持する支持部材と、前記取付部材と前記支持部材との間に位置する中間部材と、を備え、前記取付部材は、前記被着面に密着される密着面を有した取付部材本体と、この取付部材本体から前記密着面の反対側へ突出して前記支持部材に係合する係合突起と、を有し、前記中間部材は、前記取付部材本体を前記被着面に向かって押圧する押え部を有して構成されていることを特徴とする。
このような本発明によれば、可撓性を有した取付部材の密着面を被着面に密着させて取り付け、この取付部材の係合突起に支持部材を係合させるとともに、これらの取付部材と支持部材との間に中間部材を位置させ、この中間部材の押え部によって取付部材本体を被着面に向かって押圧することで、被着面と取付部材の密着面との密着性を高めて取付強度を向上させることができる。この際、取付部材本体を被着面に向かって押圧する押え部が中間部材に設けられているので、例えば、被着面の形状や表面状態に応じて異なる取付部材を用いる場合であっても、係合突起を共通化しておけば支持部材を交換する必要がなく、汎用性を向上させることができる。さらに、例えば、大きな取付強度を得るために取付部材を大型化する場合であっても、それに応じて大型の中間部材に交換するだけで、共通の支持部材を利用することもでき、部品の組み換えにより容易に取付強度を高めることができる。
本発明では、前記中間部材には、前記押え部よりも内側にて前記係合突起を挿通させる挿通孔と、前記係合突起に位置決めされる被位置決め部と、が形成され、前記取付部材本体に対して前記中間部材が回り止めされていることが好ましい。
このような構成によれば、取付部材本体に対して中間部材が回り止めされていることで、中間部材の押え部による取付部材本体に対する押圧位置の位置ずれを防止することができる。また、取付部材本体の形状に応じて、所定の位置に中間部材を位置決めすることで、押え部による押圧力を適切に作用させることができる。従って、被着面と取付部材の密着面との密着性を確保して取付部材の剥離を防止することができ、所定の取付強度を確保することができる。
本発明では、前記中間部材の周辺には、前記支持部材側の表面から凹んだ嵌合部が形成され、前記支持部材の周縁には、前記中間部材に向かって突出して前記嵌合部に嵌合される被嵌合部が形成され、この被嵌合部には、嵌合方向に傾斜したテーパ面が形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、中間部材の嵌合部と支持部材の被嵌合部とを嵌合させることで、支持部材の周縁が中間部材から浮き上がることが抑制され、物品支持具の外観を良好にして意匠性を向上させることができる。さらに、被嵌合部のテーパ面を嵌合部に摺接させることで、これらを嵌合させる際の抵抗や引っ掛かりを抑制して、支持部材を円滑に取り付けることができる。
本発明では、前記係合突起には、前記密着面と略平行に延びる少なくとも1つの係合爪が形成され、前記支持部材には、前記係合突起を中心として当該支持部材を回転させることで前記係合爪に係合される被係合爪が形成され、前記係合爪および前記被係合爪の少なくとも一方には、互いに係合する際に他方を引き寄せ可能な傾斜面が形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、係合突起の係合爪および支持部材の被係合爪の少なくとも一方に傾斜面が形成されていることで、支持部材を回転させて被係合爪を係合爪に係合させる際に、傾斜面の案内によって係合動作を円滑かつ確実に実施することができる。また、傾斜面によって係合爪と被係合爪とが互いに引き寄せられるので、支持部材を介して中間部材を取付部材に向かって付勢することができ、中間部材の押え部から取付部材に作用する押圧力を高めて、取付強度を向上させることができる。さらに、係合爪と被係合爪とが互いに引き寄せられることで、取付部材と支持部材との係合強度を高め、支持部材のがたつきを抑制して物品の支持状態を安定させることができる。
本発明では、前記係合爪および前記被係合爪の少なくとも一方には、他方に向かって突出するとともに係合方向に沿って延びる少なくとも1本のリブが形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、係合爪と被係合爪とがリブで摺接することで、互いを係合させる際の摺接面積を小さくすることができ、摩擦抵抗を抑制して係合動作を円滑に実施することができる。従って、例えば、係合突起を含めた取付部材をゴム等の弾性材料から一体成形した場合であっても、リブによって摩擦抵抗を抑制することができるので、取付部材を異種材料から構成する場合と比較して材料コストおよび製造コストを抑制することができる。
本発明では、前記係合突起は、前記支持部材側に向かって開口した筒状部を有して形成され、前記支持部材には、前記取付部材に向かって突出して前記筒状部に挿入される挿入部が形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、支持部材の挿入部を係合突起の筒状部に挿入することで、挿入部によって筒状部を内側から補強して筒状部の変形を抑制することができ、係合突起と支持部材との係合状態を安定させることができる。従って、例えば、係合突起を含めた取付部材をゴム等の弾性材料から一体成形した場合であっても、挿入部によって筒状部を補強することができるので、取付部材の材料コストおよび製造コストを抑制することができる。
本発明では、前記取付部材には、当該取付部材を前記被着面から取り外す際に操作するための取外操作部が設けられ、前記取外操作部は、前記取付部材本体から前記中間部材に向かって突出して形成されるとともに、前記中間部材に収容可能に設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、取付部材に設けた取外操作部が中間部材に収容されることで、取外操作部が外部に露出することがなく、物品支持具の外観を良好にして意匠性を向上させることができる。さらに、使用状態において、取外操作部が外部に露出しないことで、意図せずに取外操作部を操作して取付部材を被着面から取り外してしまう誤操作を防止することができる。
本発明では、前記取付部材、前記支持部材、および前記中間部材には、前記物品を支持する際の荷重方向を示す方向表示部が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、取付部材、支持部材、および中間部材に方向表示部が設けられていることで、物品の荷重方向に合わせて各部材の取付方向を揃えることができ、被着面に対する取付強度を確保するとともに物品の支持強度を確保することができる。
本発明の第1実施形態に係る物品支持具の斜視図 前記物品支持具の分解斜視図 前記物品支持具の一部を断面した斜視図 前記物品支持具の断面図 前記物品支持具の一部を拡大して示す断面図 前記物品支持具の他の一部を拡大して示す断面図 本発明の第2実施形態に係る物品支持具の分解斜視図 前記物品支持具の断面図 本発明の変形例に係る物品支持具の分解斜視図
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る物品支持具の斜視図であり、図2は、物品支持具の分解斜視図である。図3は、物品支持具の一部を断面した斜視図であり、図4は、物品支持具の断面図である。
本実施形態の物品支持具1は、図1〜4に示すように、全体略円盤状に形成されて可撓性を有した取付部材10と、この取付部材10に着脱自在に取り付けられて物品を支持する支持部材20と、取付部材10と支持部材20との間に位置する中間部材30と、を備える。
この物品支持具1は、取付部材10が被着面S(図4)に着脱自在に取り付けられ、支持部材20が物品を支持することで、適宜な被着面Sに対して物品を固定することができるものである。ここで、物品支持具1で支持する対象の物品としては、特に限定されないが、表示装置であるモニタや、音響装置であるスピーカー、タブレットタイプのコンピュータ、カーナビゲーション装置等の電子機器であってもよいし、家庭やオフィスで利用される事務用品や、生活雑貨、食器等であってもよく、その大きさや重さ、形状等に応じて物品支持具1の大きさや形状を適宜に設定すればよい。また、被着面Sとしては、建物の壁面、天井面、床面、窓等のガラス面、自動車等の室内面やダッシュボード表面等が例示でき、その面形状は平面でも曲面でもよく、その表面は平滑でも凹凸面であってもよい。
取付部材10は、被着面Sに密着される密着面11A(図4)を有した取付部材本体11と、この取付部材本体11から密着面11Aの反対側へ突出して支持部材20に係合する係合突起12と、該取付部材10を被着面Sから取り外す際に操作するための取外操作部13と、を有して形成されている。この取付部材10は、取付部材本体11および取外操作部13が軟質樹脂から形成され、それよりも硬質な樹脂から係合突起12が形成されていてもよいし、取付部材10全体が軟質樹脂から一体成形によって形成されていてもよい。すなわち、取付部材本体11の密着面11Aが可撓性を有して形成され、被着面Sに沿って取付部材本体11が適宜に変形可能に構成されていればよい。
支持部材20は、取付部材10から離れる側に中央部が凸に膨らんだ全体円盤状の支持部材本体21と、支持部材本体21の中央部から取付部材10に向かって突出した被係合部22および挿入部23と、支持部材本体21の周縁から中間部材30に向かって突出した被嵌合部24と、を有して形成されている。この支持部材20は、比較的硬質であり、強度および剛性を有した硬質樹脂から一体成形され、支持部材本体21の中央部表面側には、物品を係合保持するための複数の孔等からなる物品保持部21Aが形成されている。
中間部材30は、全体円盤状の中間部材本体31と、中間部材本体31の周辺部から取付部材10に向かって突出した押え部32と、中間部材本体31の略中央部を貫通して取付部材10の係合突起12を挿通させる挿通孔33と、この挿通孔33を径方向に拡大した被位置決め部34と、中間部材本体31の周辺部にて支持部材20側の表面から凹んだ嵌合部35と、を有して形成されている。この中間部材30は、支持部材20と同様に 比較的硬質な硬質樹脂から一体成形されている。
図5は、物品支持具の一部としての取付部材10の係合突起12を拡大して示す断面図である。
係合突起12は、取付部材本体11から支持部材20側に突出して延びる円筒状の筒状部121と、
この筒状部121の先端部から径方向外方に突出した3個の係合爪122と、これら3個の係合爪122の下側である筒状部121の基端部から径方向外方に膨出した3個の位置決め部123と、を有して形成されている。
3個の係合爪122は、それぞれ支持部材20側(図5の上方)から見た平面視で周方向時計回りが係合方向とされ、反時計回りの先端部下面側には、係合方向に向かって取付部材本体11側に傾斜した傾斜面122Aが形成されている。3個の位置決め部123は、それぞれの下端部が取付部材本体11に一体に連続するとともに、筒状部121の周囲に沿って扇状に連続して形成されている。これらの位置決め部123は、中間部材30の被位置決め部34に挿通されることで、取付部材10に対して中間部材30を回転方向に係止し、これにより中間部材30が回り止めされている。
図6は、物品支持具の他の一部としての支持部材20の被係合部22および挿入部23を拡大して示す断面図である。
被係合部22は、支持部材本体21の裏面から取付部材10側に突出して3個が設けられ、その先端部には、径方向内方に折れ曲がった被係合爪221が形成されている。この被係合部22は、取付部材10の係合突起12に対し、支持部材20をその表面側から見て時計回りに回転させることで、被係合爪221が係合爪122に係合されるようになっている。被係合爪221には、時計回りの先端部から支持部材本体21側に傾斜した傾斜面221Aと、被係合爪221の上面から突出するとともに係合方向に沿って延びる2本のリブ221Bと、が形成されている。
挿入部23は、支持部材本体21の裏面中央から取付部材10側に突出した円筒状に形成され、その先端部が係合突起12の筒状部121に挿入可能に設けられている。この挿入部23は、筒状部121に挿入されることで、筒状部121を内側から補強し、係合突起12の変形を抑制するように機能する(図4)。被嵌合部24は、支持部材本体21の周縁に沿って連続した環状かつ中間部材30に向かって突出して形成されるとともに、中間部材30の嵌合部35に挿入されて嵌合可能に構成されている。この被嵌合部24の外周面には、嵌合部35への嵌合方向に向かって径方向内方に傾斜したテーパ面241が形成されている(図4)。
以上の取付部材10、支持部材20、および中間部材30において、図2に示すように、取付部材本体11の表面(密着面11Aの反対側の面)と、支持部材本体21の表面と、中間部材本体31の表面(支持部材20 側の面)と、には、それぞれ物品を支持する際の荷重方向を示す方向表示部14,25,36が設けられている。これらの方向表示部14,25,36を同一方向に向けて、取付部材10、支持部材20、および中間部材30を組み合わせることで、支持した物品の荷重が支持部材20から中間部材30を介して取付部材10に適切に伝達され、取付部材10の密着面11Aと被着面Sとの取付強度が適正に発揮されるようになっている。
取付部材10において、取付部材本体11の密着面11Aは、周縁部よりも中央部側が凹んだ曲面状に形成され、この密着面11Aを被着面Sに押圧することで曲面全体が被着面Sに密着し、それらの間の空気が排出されて真空状態による吸着力が得られる吸盤となっている。また、密着面11Aは、その表面がゲル状の粘弾性体で構成され、その粘着力によって被着面Sに接着されるものであってもよい。また、取付部材10では、被着面Sに密着面11Aが吸着した状態から、取外操作部13を被着面Sから離れる方向に引っ張ることで、取外操作部13側の端縁を起点として密着面11Aを被着面Sから剥離することができるようになっている。
以上の物品支持具1の被着面Sへの取付手順を説明する。
先ず、取付部材10の取付部材本体11を被着面Sに押圧し、その密着面11Aを被着面Sに密着させて吸着させる。この際、例えば、被着面Sが鉛直面である場合には、方向表示部14の矢印を下方に向けて取付部材10を被着面Sに取り付ければよい。次に、取付部材10に対して方向表示部14,36の矢印同士を同一方向に合わせながら中間部材30を接近させ、係合突起12を挿通孔33に挿通させるとともに、3個の被位置決め部34にそれぞれ位置決め部123を挿通させる。
次に、取付部材10および中間部材30に対して方向表示部25,36の矢印同士を同一方向に合わせながら支持部材20を接近させ、筒状部121に挿入部23を挿入するとともに、3個の係合爪122間にそれぞれ被係合爪221を挿通させ、嵌合部35に被嵌合部24を嵌合させる。さらに、中間部材30の押え部32が取付部材10の取付部材本体11を押圧するまで支持部材20を被着面Sに向かって押し付けた状態で、支持部材20を時計回りに回転させ、係合爪122に被係合爪221を係合させる。以上によって物品支持具1の被着面Sへの取り付けが完了する。その後、支持部材本体21の物品保持部21Aに物品を係合保持させればよい。
このような本実施形態によれば、以下の作用・効果を奏することができる。
(1)可撓性を有した取付部材10の密着面11Aを被着面Sに密着させて取り付け、この取付部材10の係合突起12に係合させた支持部材20で中間部材30を押圧し、この中間部材30の押え部32によって取付部材本体11を被着面Sに向かって押圧することで、被着面Sと密着面11Aとの密着性を高めて取付強度を向上させることができる。
(2)この際、押え部32が中間部材30に設けられているので、被着面Sの形状や表面状態に応じて異なる取付部材10を用いる場合であっても、係合突起12を共通化しておけば支持部材20を交換する必要がなく、汎用性を向上させることができる。さらに、大きな取付強度を得るために取付部材10を大型化する場合であっても、それに応じて大型の中間部材30に交換するだけで、共通の支持部材20を利用することもでき、部品の組み換えにより容易に取付強度を高めることができる。
(3)また、位置決め部123に被位置決め部34が係止され、取付部材本体11に対して中間部材30が回り止めされていることで、中間部材30の押え部32による押圧位置の位置ずれを防止することができる。また、取付部材本体11の形状に応じて、所定の位置に中間部材30を位置決めすることで、押え部32による押圧力を適切に作用させることができる。従って、被着面Sと取付部材10の密着面11Aとの密着性を確保して取付部材10の剥離を防止することができ、所定の取付強度を確保することができる。
(4)また、中間部材30の嵌合部35と支持部材20の被嵌合部24とを嵌合させることで、支持部材20の周縁が中間部材30から浮き上がることが抑制され、物品支持具1の外観を良好にして意匠性を向上させることができる。さらに、被嵌合部24のテーパ面241を嵌合部35に摺接させることで、これらを嵌合させる際の抵抗や引っ掛かりを抑制して、支持部材20を円滑に取り付けることができる。
(5)また、係合突起12の係合爪122および支持部材20の被係合爪221に傾斜面122A,221Aが形成されていることで、支持部材20を回転させて被係合爪221を係合爪122に係合させる際に、傾斜面122A,221Aの案内によって係合動作を円滑かつ確実に実施することができる。また、傾斜面122A,221Aによって係合爪122と被係合爪221とが互いに引き寄せられるので、取付部材10の中央部(係合突起12の部分)を被着面Sから離れる方向に付勢し、吸盤による吸着力を高めるとともに、支持部材20の周縁(被嵌合部24)を介して中間部材30を取付部材10に向かって付勢することができ、中間部材30の押え部32から取付部材10に作用する押圧力を高めて、取付強度を向上させることができる。さらに、係合爪122と被係合爪221とが互いに引き寄せられることで、取付部材10と支持部材20との係合強度を高め、支持部材20のがたつきを抑制して物品の支持状態を安定させることができる。
(6)さらに、被係合爪221のリブ221Bが係合爪122に摺接することで、互いを係合させる際の摺接面積を小さくすることができ、摩擦抵抗を抑制して係合動作を円滑に実施することができる。従って、係合突起12を含めた取付部材10をゴム等の軟質な弾性材料から一体成形した場合であっても、リブ221Bによって摩擦抵抗を抑制することができるので、取付部材10を異種材料から構成する場合と比較して材料コストおよび製造コストを抑制することができる。
(7)また、支持部材20の挿入部23を係合突起12の筒状部121に挿入することで、挿入部23によって筒状部121を内側から補強して筒状部121の変形を抑制することができ、係合突起12と支持部材20との係合状態を安定させることができる。従って、例えば、係合突起12を含めた取付部材10をゴム等の軟質な弾性材料から一体成形した場合であっても、挿入部23によって筒状部121を補強することができるので、取付部材10の材料コストおよび製造コストを抑制することができる。
(8)また、取付部材10、支持部材20、および中間部材30に方向表示部14,25,36が設けられていることで、物品の荷重方向に合わせて各部材の取付方向を揃えることができ、被着面Sに対する取付強度を確保するとともに物品の支持強度を確保することができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
図7は、本発明の第2実施形態に係る物品支持具の分解斜視図であり、図8は、物品支持具の断面図である。
本実施形態の物品支持具1Aは、前記第1実施形態の物品支持具1と同様に、取付部材10Aと、支持部材20と、中間部材30と、を備え、取付部材10Aの構成が第1実施形態と相違する。以下、相違点について詳しく説明する。なお、第1実施形態と同一または同様の構成については同一の符号を付し、説明を省略することがある。
取付部材10Aは、取付部材本体11と、係合突起12と、該取付部材10Aを被着面Sから取り外す際に操作するための取外操作部13Aと、を有して形成されている。取外操作部13Aは、取付部材本体11の表面から中間部材30側(被着面Sと反対側)に突出して立設されている。この取外操作部13Aは、取付部材10Aに中間部材30を重ねて取り付けることで、中間部材30の凹部に収容可能に設けられている。
このような本実施形態によれば、前記(1)〜(8)の効果に加えて、以下の作用・効果を奏することができる。
(9)取付部材10に設けた取外操作部13Aが中間部材30に収容されることで、取外操作部13Aが外部に露出することがなく、物品支持具1の外観を良好にして意匠性を向上させることができる。さらに、使用状態において、取外操作部13Aが外部に露出しないことで、意図せずに取外操作部13Aを操作して取付部材10を被着面Sから取り外してしまう誤操作を防止することができる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、取付部材10の密着面11Aが吸盤であり、被着面Sに吸着する構成を説明したが、取付部材は被着面に吸着するものに限らず、両面テープ等によって接着されてもよいし、ビスやピン等の固着具によって固定されてもよいし、磁力によって磁着されてもよい。
前記実施形態では、被着面Sが平面の場合について説明したが、これに限らず、被着面が曲面で構成されていてもよい。この場合には、可撓性を有した取付部材10は、被着面に沿って曲面状に変形して取り付けることができる。一方、前記実施形態で説明した中間部材30は、その押え部32側の面が平面状に形成されているため、曲面状に変形した取付部材の全周を押圧することができないので、被着面の曲面に対応した中間部材に交換すればよい。この際、曲面に対応した中間部材における押え部と反対側の面は、前記実施形態の中間部材30と同一形状を有して形成されていることが好ましく、このような中間部材に対して、前記実施形態で説明した支持部材20がそのまま取り付けられる。従って、被着面の曲面に対応した中間部材に交換するだけで、前記実施形態の取付部材10および支持部材20を利用することができ、物品支持具1の汎用性を高めることができる。
前記実施形態では、支持部材20に設けられる物品保持部21Aが複数の孔等から構成され、これに物品を係合保持するように構成されていたが、これに限らず、物品保持部は、物品を係止するフック状に形成されて支持部材と一体に設けられていてもよいし、物品を固定するためのブラケット状に形成されて支持部材と一体に設けられていてもよい。
前記実施形態では、取付部材10の係合突起12に3個の係合爪122が形成され、支持部材20被係合部22に3個の被係合爪221が形成されていたが、係合爪および被係合爪の個数や配置は前記実施形態に限定されるものではなく、任意に設定することができる。
前記実施形態では、支持部材20の被係合爪221に2本のリブ221Bが形成されていたが、このようなリブは、省略されてもよいし、取付部材10の係合爪122に形成されてもよいし、係合爪122および被係合爪221の両方に形成されてもよい。
前記実施形態では、中間部材30の挿通孔33を径方向に拡大して被位置決め部34が形成され、この被位置決め部34に取付部材10の位置決め部123を挿通させることで、取付部材10に対して中間部材30が回り止めされる構成であったが、位置決め部と被位置決め部の形状は前記実施形態に限定されるものではなく、適宜に変形されてもよい。
前記実施形態では、支持部材20の周縁に沿って被嵌合部24が突状に形成され、この被嵌合部24が中間部材30の凹溝状の嵌合部35に嵌合する構成を例示したが、嵌合部と被嵌合部の形状は前記実施形態に限定されるものではなく、適宜に変形されてもよい。
前記実施形態では、取付部材10、支持部材20および中間部材30がそれぞれ円盤状に形成されていたが、取付部材、支持部材および中間部材の形態は円盤状に限らず、楕円形や多角形、その他任意形状に形成されていてもよい。
前記実施形態では、取付部材10,10Aと、支持部材20と、中間部材30とが各1個ずつ組み合わされて物品支持具1,1Aが構成されていたが、これに限らず、取付部材、支持部材および中間部材を任意の個数ずつ組み合わせて物品支持具を構成してもよい。例えば、図9に示す物品支持具1Bは、複数(2個)の取付部材10Aと、複数(2個)の支持部材20と、これらの間に設けられる1個の中間部材30Aによって構成されている。この中間部材30Aは、横長に形成された中間部材本体31の両端部にそれぞれ挿通孔33、被位置決め部34および嵌合部35が設けられ、中間部に物品を引っ掛けて保持するフックタイプの物品保持部37が形成されている。また、2個の支持部材20には、それぞれ物品を引っ掛けて保持するフックタイプの物品保持部21Bが形成されている。
このような物品支持具1Bによれば、2個の支持部材20の各々に形成した物品保持部21Bに加えて、横長の中間部材本体31に形成した物品保持部37が設けられていることで、物品保持部の数を容易に増やすことができる。さらに、物品支持具1Bによれば、それぞれ複数の取付部材10Aおよび支持部材20を長尺な中間部材30Aで連結することによって、固定強度を高めることができる。
また、中間部材は、長尺に形成されたものに限らず、縦横に大きな面積を有して、3個以上の複数の取付部材および支持部材と組み合わされてもよい。
また、中間部材が取付部材および支持部材と同数で構成される場合であっても、隣り合う中間部材同士が連結可能に構成されていれば、中間部材30Aと同様の効果を奏することができる。この場合、中間部材としては、矩形や三角形、六角形などの多角形に形成されていれば、隣り合う中間部材同士が連結しやすくなり、任意の個数を連結することで、物品支持具の利用可能性を拡げることができる。
以上のように、本発明は、被着面に対して着脱自在に固定されるとともに物品を支持するための物品支持具に好適に利用できる。
1,1A 物品支持具
10,10A 取付部材
11 取付部材本体
11A 密着面
12 係合突起
13,13A 取外操作部
14 方向表示部
20 支持部材
21 支持部材本体
21A 物品保持部
22 被係合部
23 挿入部
24 被嵌合部
25 方向表示部
30 中間部材
31 中間部材本体
32 押え部
33 挿通孔
34 被位置決め部
35 嵌合部
36 方向表示部
121 筒状部
122 係合爪
122A 傾斜面
123 位置決め部
221 被係合爪
221A 傾斜面
221B リブ
241 テーパ面

Claims (1)

  1. 被着面に対して着脱自在に固定されるとともに物品を支持するための物品支持具であって、
    前記被着面に密着されて取り付けられる可撓性を有した取付部材と、
    前記取付部材に着脱自在に取り付けられて前記物品を支持する支持部材と、
    前記取付部材と前記支持部材との間に位置する中間部材と、を備え、
    前記取付部材は、前記被着面に密着される密着面を有した取付部材本体と、この取付部材本体から前記密着面の反対側へ突出して前記支持部材に係合する係合突起と、を有し、
    前記中間部材は、前記取付部材本体を前記被着面に向かって押圧する押え部を有して構成されていることを特徴とする物品支持具。
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