JP2011217688A - 自動枝打装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】枝打機本体の姿勢を好適に制御できるようにする。
【解決手段】枝打機本体2と、枝打機本体2を昇降移動させる複数の昇降移動機構3とを具備し、各昇降移動機構3が、駆動モータ32により回転駆動される上輪31a及び下輪31bと、上輪31a及び下輪31bを連結支持する連結支持体33と、連結支持体33を回転自在に軸支して樹幹Tに対して進退移動させる進退駆動部34と、連結支持体33及び進退駆動部34の間に介在して設けられて連結支持体33の傾斜角度θを検出する傾斜角度検出部35とを有し、各昇降移動機構3の傾斜角度検出部35から得られた連結支持体33の傾斜角度θに基づいて、各昇降移動機構3の駆動モータ32を個別に制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、樹幹を昇降して当該樹幹から伸びる枝を切断するための自動枝打装置に関するものである。
この種の自動枝打装置としては、特許文献1に示すように、枝打機本体を樹幹に対して螺旋状に昇降移動させて、その昇降移動途中において、枝打機本体の上部に設けたチェンソーにより枝を切断するものがある。この自動枝打装置は、樹幹の周方向に複数設けられた走行輪のうち1つを駆動輪とし、それ以外を従動輪として構成されている。
しかしながら、螺旋状に昇降移動するものでは、枝打機本体を所定高さに移動させるまでの走行距離が長くなってしまい、移動時間が長くなるだけでなく、それに伴い枝打作業が長時間となってしまうという問題がある。また、1つの駆動輪により枝打機本体を安定して昇降移動させるため又は移動時間短縮のためには、駆動輪を駆動する駆動モータの出力を大きくすることが考えられるが、駆動モータの大型化及び大重量化を招いてしまい、枝打機本体の昇降移動に支障をきたしてしまうという問題がある。なお、高出力及び小型のモータを使用することも考えられるがコストの面で難がある。
一方、特許文献2に示すように、枝打機本体を樹幹に対して垂直に昇降移動させて、枝打機本体の上部に設けたチェンソー又は電動丸ノコ等の切断機を樹幹の周りに旋回させて枝を切断するものがある。この自動枝打装置の駆動走行輪は、上側のローラと下側のクローラとからなり、これらが走行輪アームで上下に連結されている。この走行輪アームは、枝打機本体との間で平行四辺形リンクにより連結されており、上側のローラ及び下側のクローラの樹幹に対する位置関係が変わらないように樹幹に対して進退移動するように構成されている。また、複数の駆動走行輪は、ユニバーサルジョイントにより連結されており、樹幹と枝打機本体とが同心を保つように構成されている。
しかしながら、樹幹の凹凸によって一部の駆動走行輪がスリップしてしまうことは避けられないことや、複数の駆動走行輪が個別に駆動モータにより駆動されていることから、昇降移動の途中において各駆動走行輪の高さ位置が異なってしまうことがあり、枝打機本体が樹幹に対して傾いてしまう。そうすると、安定した走行を実現することが難しいだけでなく、枝打機本体に設けられている切断機が樹幹に接触してしまう又は樹幹から離間しすぎてしまう等の問題が生じる。
特開2000−295931号公報 特開昭60−114128号公報
そこで本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、枝打機本体を樹幹に対して略直線状に昇降移動させるものにおいて、安定した昇降移動を実現するとともに、樹幹に対する枝打機本体の姿勢を好適に制御できるようにすることをその主たる課題とするものである。
すなわち本発明に係る自動枝打装置は、樹幹の周囲を囲むように設けられ、当該樹幹の枝を切断するための切断機構を有する枝打機本体と、前記枝打機本体に設けられて当該枝打機本体を樹幹に対して略直線状に昇降移動させる3つ以上の昇降移動機構とを具備し、前記各昇降移動機構が、樹幹に接触して回転駆動される上輪及び下輪と、前記上輪及び下輪を回転駆動する駆動モータと、前記上輪及び下輪をそれぞれ回転自在に連結支持する連結支持体と、前記枝打機本体に設けられ、前記連結支持体の略中央部を回転自在に軸支するとともに当該連結支持体を樹幹に対して進退移動させて前記上輪及び下輪を押圧接触させる進退駆動部と、前記連結支持体及び前記進退駆動部の間に介在して設けられて前記進退駆動部に対する前記連結支持体の傾斜角度を検出する傾斜角度検出部とを有し、各昇降移動機構の傾斜角度検出部から得られた連結支持体の傾斜角度に基づいて、前記枝打機本体の樹幹に対する姿勢を調整すべく前記駆動モータを制御することを特徴とする。
このようなものであれば、各昇降移動機構が上輪及び下輪を連結支持体により支持するとともに、当該連結支持体が進退駆動部に対して回転自在に軸支されていることから、樹幹の凹凸に関わらず、上輪及び下輪を確実に樹幹に対して接触させることができ、上輪及び下輪がスリップすることを防止することができる。また、連結支持体の進退駆動部に対する傾斜角度を検出することにより、当該検出角度を用いて複数の昇降移動機構同士の相対的な高さ位置を算出できるようになり、枝打機本体の樹幹に対する姿勢を検出できるようになる。このとき、各昇降移動機構は、個別の駆動モータにより上輪及び下輪が駆動されていることから、当該駆動モータを制御することによって枝打機本体の姿勢を調整できるようになる。これにより、枝打機本体に設けられた切断機構と樹幹の枝との位置関係のばらつきを解消することができ、枝打作業を確実に行うことができるようになる。
切断機構としてチェーンソー等の切断機と当該切断機を樹幹の周囲に旋回させる旋回機構とからなるものでは、切断機が枝の切断途中で枝の切断面間に挟まってしまい、切断機の停止又は破損等の不具合が生じる。このような問題を解決するためには、前記切断機構が、円板状の回転刃及び当該回転刃を回転駆動する回転刃駆動部からなる切断機と、前記切断機を、樹幹の略接線方向に沿って直進させる直進機構と、前記切断機及び前記直進機構を、前記枝打機本体上で樹幹の周りを回転移動させる回転機構とを有し、前記回転機構により前記切断機を樹幹の枝近傍に回転移動させた後に、前記直進機構により前記切断機を樹幹の枝を切断すべく直進させるものであることが望ましい。
枝打機本体が樹幹に対して停止した状態で切断機が樹幹の周りを回転する場合等には、枝打機本体において荷重点が移動することにより枝打機本体が傾いてしまうことが考えられる。この切断機の移動に伴う枝打機本体の傾きを解消するためには、前記連結支持体及び前記進退駆動部の間に介在して設けられており、前記進退駆動部に対して前記連結支持体が傾斜した場合に、前記支持連結体の傾斜を戻す方向に付勢力を与えて傾斜を解消する付勢機構を有することが望ましい。このように付勢機構により傾斜を解消することができるので、上記の通り駆動モータを制御することと併せて、枝打機本体の姿勢の調整の自由度を増すことができる。
このように構成した本発明によれば、枝打機本体を樹幹に対して略直線状に昇降移動させるものにおいて、安定した昇降移動を実現するとともに、樹幹に対する枝打機本体の姿勢を好適に制御することができる。
本発明の一実施形態に係る自動枝打装置の全体構成を示す模式図である。 同実施形態の枝打機本体における一部断面平面図である。 同実施形態の自動枝打装置の平面図である。 同実施形態の開放位置及び閉塞位置にある枝打機本体の状態図である。 同実施形態の昇降移動機構を示す模式図である。 同実施形態の昇降移動機構におけるアーム部及び連結支持体の周辺構成を示す模式図である。 同実施形態の連結支持体が傾斜した状態を示す模式図である。 同実施形態の制御装置の構成を示す図である。 同実施形態の制御装置の構成を示す図である。 同実施形態の上部枝検出部の構成及び検出方法を示す図である。
以下に本発明に係る自動枝打装置の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態の自動枝打装置100は、樹幹Tを抱持した状態で当該樹幹Tを昇降移動して、樹幹Tの枝T1を切断するものであり、図1に示すように、樹幹Tの周囲を囲むように設けられ、当該樹幹Tの枝T1を切断するための切断機構4を有する枝打機本体2と、枝打機本体2に設けられて当該枝打機本体2を樹幹Tに対して略直線状に昇降移動させる3つの昇降移動機構3とを備える。
枝打機本体2は、樹幹Tに対して着脱可能であり、樹幹Tの外周面を取り囲むように構成された平面視において概略円環形状をなす構造体である。
具体的に枝打機本体2は、図1及び図2に示すように、上板21と、下板22と、上板21及び下板22とを連結する複数の連結板23とから構成されている。上板21及び下板22は略同一形状をなす木製平板から形成されている。また、連結板23は、上板21及び下板22の間において概略放射状に設けられた木製平板から形成されている。このように上板21、下板22及び連結板23を木製で形成することにより、枝打機本体2の軽量化を図っている。また各連結板23には、枝打機本体2の軽量化のため複数の貫通孔(不図示)が形成されている。さらに、枝打機本体2の強度を増すために、上板21、下板22及び連結板23には適宜、カーボンファイバー、グラスファイバーやケプラーファイバー等の補強材(不図示)が貼り合わされている。なお、上板21、下板22及び連結板23は、木製に限られず、軽量化及び高強度化が可能な樹脂製のものであっても良い。
また、枝打機本体2は、図2及び図3に示すように、第1要素体201及び第2要素体202に2分割されており、第1要素体201及び第2要素体202とはヒンジ部203により結合されて、開閉自在に構成されている。本実施形態では第1要素体201は略2/3分割され、第2要素体202は略1/3分割されており、第1要素体201に対して第2要素体202がヒンジ部203により開閉自在に構成されている。
第2要素体202は、第1要素体201に対して開放位置P及び閉塞位置Qの間で開閉自在に構成されている(図4参照)。開放位置Pは、第1要素体201に対して第2要素体202が外側に回転することにより、第1要素体201の中央開口部に樹幹Tを嵌入可能な位置である(図4(A))。また、閉塞位置Qは、第1要素体201と第2要素体202が略密着して第2要素体202の自由端部又は第1要素体201の対応部分の一方に設けられた係止爪204が、他方に設けられた被係止部205に係止することにより第1要素体201に対して第2要素体202が固定される(図4(B))。なお、第1要素体201及び第2要素体202の分割態様は上記に限られず、例えば1/2分割ずつに分割されたものであっても良い。
切断機構4は、図1及び図3に示すように、切断機41と、当該切断機41を直進させる直進機構42と、切断機41及び直進機構42を回転移動させる回転機構43と、切断機41と樹幹Tの表面との距離を調節する距離調節機構44とを有する。
切断機41は、円板状の回転刃41a及び当該回転刃41aを回転駆動する回転刃駆動部41bからなる。回転刃駆動部41bは、回転駆動軸の端部に回転刃41aが接続される駆動モータ(BM)であり、後述する制御装置5によりオン/オフが制御される。また切断機41は、樹幹Tに対して回転刃41a及び回転刃駆動部41bの順に位置するように構成され、回転刃41aを可及的に樹幹Tに近接できるようにして、樹幹Tから延びる枝T1を基端部から切断できるようにしている。
直進機構42は、切断機41及び回転機構43の間に介在して設けられており、切断機41を樹幹Tの略接線方向に沿って直線的にスライド移動させるものである。具体的に直進機構42は、切断機41に接続されるスライド部421と、当該スライド部421を直線的にスライド移動させる案内レール部422と、当該案内レール部422上でスライド部421を駆動するサーボモータ(SM1)等を用いたアクチュエータ部(図3には不図示)とを有する。
この直進機構42は、切断機41を樹幹Tの略接線方向に沿った方向に直進させるものであり、前記案内レール部422が樹幹Tの略接線方向に沿った方向に一致するように設けられている。なお、アクチュエータ部423は、ボールねじ又は台形ねじ機構を用いたものであっても良いし、ラックピニオン機構を用いたものであっても良い。またアクチュエータ部は、後述するように制御装置5によって制御される。
回転機構43は、直進機構42及び枝打機本体2の間に介在して設けられており、枝打機本体2上で切断機41及び直進機構42を、樹幹T周りを一体的に回転移動させるものである。具体的に回転機構43は、直進機構42の案内レール部422が設けられ、枝打機本体2の上面において回転移動される回転板431と、当該回転板431を枝打機本体2の上板21に沿った回転を案内するための案内部432と、回転板431又は枝打機本体2の上板21に設けられ、前記回転板431を回転駆動する回転駆動部(図3には不図示)とを有する。
回転板431は、前記枝打機本体2の上板21と略同一形状をなす円環の一部を切り欠いた部分円環形状をなすものである。また、回転板431には、切断機41等の他に、当該切断機41が設けられた部分とは反対側に制御装置5が設けられている。これにより、回転板431の重心が中心寄りとなり回転し易くなるように構成されている。案内部432は、回転板431の外縁部及び内縁部に複数設けられて、上板21の外縁に接触するものである。
本実施形態の案内部432は、枝打機本体2の上板21に設けられた複数の遊動輪で構成され、この遊動輪は回転板431の回転方向に沿って配置されている。また、回転駆動部は、制御装置5の下に配置されており、回転駆動ギャードモータ(GM1)と、駆動タイヤと、引きばねによる懸架装置とで構成され、枝打機本体2の上板21上を回転移動する。回転駆動ギャードモータ(GM1)は、後述する制御装置5によりオン/オフ制御される。
また切断機構4は、切断機41の直進軌道と樹幹Tとの距離を近接又は離間させる距離調節機構44を備えている。この距離調節機構44は、直進機構42及び回転機構43の間に設けられており、樹幹Tの径方向に沿って延設されたレール部441と、当該レール部441上をスライド移動するスライド部442と、スライド部442を駆動するサーボモータ(SM2)等を用いた駆動部(図3には不図示)とを備えている。駆動部は、ボールねじ又は台形ねじ機構を用いたものであっても良いし、ラックピニオン機構を用いたものであっても良い。また駆動部のサーボモータ(SM2)は、後述するように制御装置5によって制御される。この距離調節機構44により、昇降過程において、樹幹Tの外径が各部で異なるものにおいて、当該各部で枝T1をできるだけ残枝が残らないように切断することができるようになる。なお、切断機41の樹幹側には、切断機41と樹幹Tの表面との距離を検出する例えば光位置センサ等の距離センサ(PSD1)が設けられている。この距離センサ(PSD1)からの検出信号に基づいて、制御装置5は駆動部の駆動モータ(SM2)を制御する。
昇降移動機構3は、図2に示すように、枝打機本体2の周方向に等間隔に設けられており、本実施形態では3つが120度等配されている。これらの昇降移動機構3は、上板21及び下板22の間において、枝打機本体2の中心に対して放射状に配置されている。具体的に2つの昇降移動機構3は第1要素体201に設けられ、1つの昇降移動機構3は第2要素体202に設けられている。
具体的に昇降移動機構3は、図5及び図6に示すように、樹幹Tに接触して回転駆動される上輪31a及び下輪31bと、上輪31a及び下輪31bを回転駆動する駆動モータ(GM2)32a、32bと、上輪31a及び下輪31bをそれぞれ回転自在に連結支持する連結支持体33と、枝打機本体2に設けられ、連結支持体33の略中央部を回転自在に軸支するとともに当該連結支持体33を樹幹Tに対して進退移動させて上輪31a及び下輪31bを樹幹Tに押圧接触させる進退駆動部34とを有する。
上輪31a及び下輪31bは同一形状をなす車輪であり、いずれも樹幹Tの凹凸に関わらず樹幹Tの表面に密着するようにクッション性に優れたスポンジタイヤ又はラバータイヤを用いて構成されている。上輪31a及び下輪31bにはそれぞれ個別の駆動モータ32a、32bが接続されており、これら上輪31a及び上輪用駆動モータ32a、下輪31b及び下輪用駆動モータ32bは、連結支持体33に連結支持されている。
連結支持体33は、図6に示すように、一端(上端)に上輪31a及び上輪用駆動モータ32aが接続され、他端(下端)に下輪31b及び下輪用駆動モータ32bが接続されている。このとき、上輪用駆動モータ32a及び下輪用駆動モータ32bは、他の昇降移動機構3の駆動モータ32a、32bと干渉しないように、いずれも同一サイドに位置するように接続される。本実施形態では全ての昇降移動機構3において駆動モータ32は、上面視において反時計回り側に位置するように構成されている。なお、連結支持体33における上輪31a及び下輪31bの近傍にはそれぞれ、連結支持体33の上端及び下端と樹幹表面との距離を検出する例えば光位置センサ等の距離センサ(PSD2)が設けられている。
進退駆動部34は、連結支持体33を進退移動させることにより、当該連結支持体33により連結された上輪31a及び下輪31bを樹幹Tに対して放射状に進退移動させるものである。具体的に進退駆動部34は、図5に示すように、連結支持体33の略中央部を支軸である回転軸341aにより回転自在に支持するアーム部341と、当該アーム部341を進退移動方向に案内する案内部材342と、当該案内部材342に沿ってアーム部341を進退移動するアクチュエータ部343とを有する。アクチュエータ部343は、案内部材342側に設けられた例えばサーボモータ(SM3)等の駆動モータ343aと、当該駆動モータ343aにより回転されるボールねじ又は台形ねじ343bと、アーム部341側に設けられたナット部材343cとから構成される。アーム部341又は案内部材342には、案内部材342に対するアーム部の位置を検出するためのアーム位置センサ(PTM1)が設けられている。このアーム位置センサの構成としては、テンションスプリング、ワイヤ及びプーリからなるワンターンワイヤリンケージと、プーリに接続されたポテンションメータとからなる。このアーム位置センサからの検出信号に基づいて、制御装置5はアクチュエータ部343の駆動モータ343aを制御する。
また、進退駆動部34はサスペンション機構344を有しており、上輪31a及び下輪31bを樹幹Tに対して押圧接触させる際にアクチュエータ部343に掛かる圧力を緩衝するとともに、その圧力を検出するアーム圧力センサ(PTM2)345を有する。このアーム圧力センサ345からの検出信号は制御装置5に送信され、当該検出信号を受信した制御装置5は当該検出信号に基づいてアクチュエータ部343を制御して、一定の圧力で上輪31a及び下輪31bが樹幹Tに接触するようにしている。
しかして本実施形態の昇降移動機構3は、図6及び図7に示すように、進退駆動部34に対する連結支持体33の傾斜角度θを検出する傾斜角度検出部35を備えている。なお、図7は、連結支持体33が傾斜した状態を示している。
この傾斜角度検出部35は、連結支持体33及び進退駆動部34の間に介在して設けられるものであり、アーム部341に設けられた角度センサ(PTM3)351と、当該角度センサ351に一端が接続され、他端が連結支持体33の一方の端部に回転自在に接続された連結軸352とからなる。そして、連結支持体33がアーム部341に対して傾斜すると(基準角度は、アーム部341と連結支持体33が直角状態にある角度(基準位置))、それに伴い連結軸352に接続された角度センサ351が連結軸352の移動に伴う角度を検出する(図7参照)。角度センサ351からの検出信号は、制御装置5に送信され、当該角度信号を受信した制御装置5は、アーム部341に対する連結支持体33の傾斜角度θを算出する。なお、本実施形態で傾斜角度θは、アーム部341と連結支持体33とからなる下側の角度であるが、上側の角度としても良い。
そして、制御装置5は、各昇降移動機構3から得られた傾斜角度θに基づいて、枝打機本体2の樹幹Tに対する姿勢を検知して、枝打機本体2の姿勢を枝打が確実に行える姿勢に調整する。具体的に制御装置5は、各昇降移動機構3から得られた傾斜角度θに基づいて、樹幹Tの中心軸に直交する平面に対する枝打機本体2の上板21の角度を算出して、当該枝打機本体2の上板21の角度が所定角度の範囲内か否かを判断する。なお、枝打機本体2が正常位置にある場合には、樹幹Tの中心軸Cに直交する平面に対する枝打機本体2の上板21の角度は略0度である。枝打機本体2の姿勢を検知する手法としては、例えば、各昇降移動機構3から得られた傾斜角度θ同士の差から算出する、又はそれらの平均値と各傾斜角度θとの差から算出する等が考えられる。
枝打機本体2の上板21の角度が所定角度の範囲外の場合には、当該角度が所定範囲内に収まるように、各昇降移動機構3の上輪31a及び下輪31bの駆動モータ32a、32bの回転数をフィードバック制御して、各昇降移動機構3間の相対的な高さ位置を調整する。具体的に制御装置5は、3つの昇降移動機構3のうち1つの昇降移動機構3が遅れていると判断した場合には、その遅れている昇降移動機構の駆動モータ32a、32bの回転数をその他の昇降移動機構3の駆動モータ32a、32bの回転数よりも上げるように制御する。
昇降中に、回転板431が枝打機本体2上を回転移動する際、ロータリーエンコーダRE1と制御装置5により、回転板431と枝打機本体2との相対的な重心位置を算出し、昇降移動機構3それぞれの駆動モータ32a、32bの回転数を適切に制御することにより、昇降中の枝打機本体2の傾きを解消するような予測制御を行っている。
さらに本実施形態の昇降移動機構3は、図7及び図8に示すように、切断機構4により切断機41が枝打機本体2上を移動する際に、その重量により枝打機本体2が樹幹Tに対して傾いた場合に、当該傾きを解消する方向に付勢力を加えて枝打機本体2の傾きを解消する付勢機構36を有する。
この付勢機構36は、進退駆動部34に対する連結支持体33の傾斜を解消すべく、連結支持体33の傾斜を戻す方向に付勢力を与えて傾斜を解消するものである。具体的に付勢機構36は、連結支持体33及び進退駆動部34の間に介在して設けられるものであり、進退駆動部34のアーム部341に設けられたサーボモータ(SM4)361と、当該サーボモータ361の回転運動を直進運動に変換して連結支持体33に伝達するリンク機構362とを備えている。
リンク機構362は、特に図6に示すように、サーボモータ361の回転軸に設けられた円板部362aと、当該円板部362aの偏心位置に一端が連結された第1アーム362bと、一端がアーム部341におけるサーボモータ361及び連結支持体33の間に連結され、他端が前記第1アーム362bの他端に連結された第2アーム362cと、当該第2アーム362cの略中央部にスライド可能に設けられ、連結支持体33に設けられた第3アーム362dとを有する。そして、第3アーム362dには、第2アーム362cの連結部362c1を挟むように両サイドにそれぞれコイルばね362e、362fが設けられている。このように第2アーム362c及び第3アーム362dの間にコイルばね362e、362fを介在させて、サーボモータ361及び連結支持体33の間で生じる力(トルク)を緩衝させることによって、サーボモータ361が故障してしまうことを防いでいる。
また、このリンク機構362では、自動枝打装置100が樹幹Tを昇降移動する際にアーム部341に対して連結支持体33が傾斜した場合においても、第3アーム362dに外嵌されたコイルばね362e、362fが伸縮することになる。この状態で切断機31が回転移動すると、コイルばね362e、362fの一方が縮みすぎている等により、緩衝機能を発揮することができない場合がある。このとき、付勢機構36は、制御装置5によりサーボモータ361が回転させることによって第2アーム362cを移動させて、コイルばね362e、362fを、緩衝機能を発揮することができる許容伸縮範囲内に戻すように構成されている。
次に制御装置5について説明する。本実施形態の制御装置5は、図8及び図9に示すように、枝位置認識、枝への移動近接制御及び枝切断制御を行う上部メイン制御部51と、回転機構43を制御する第1サブ制御部52と、切断機41、直進機構42及び距離調節機構44を制御する第2サブ制御部53と、表示モジュールを制御する第3サブ制御部54と、昇降制御及び姿勢制御を行う下部メイン制御部55と、各昇降移動機構3を制御する第4〜第6サブ制御部56〜58とを備えている。
本実施形態では、上部メイン制御部51及び下部メイン制御部55は、SH2マイコンを用いて構成されており、その他の第1〜第6サブ制御部52〜54、56〜58は、PIC24マイコンを用いて構成されている。また、上部メイン制御部51と第1サブ制御部52及び第2サブ制御部53とはシリアル接続されており、下部メイン制御部55と第4〜第6サブ制御部56〜58とはシリアル接続されている。上部メイン制御部51と下部メイン制御部55とは無線モジュールを通じてシリアル通信可能に構成されている。なお、上部メイン制御部51は、回転板431において回転駆動部433の上に設けられており、下部メイン制御部55は、上板21及び下板22の間に設けられている。なお、上記のメイン制御部51、55及びサブ制御部52〜54、56〜58は、マイコンに限られず、CPU、メモリ及び入出力インタフェース等を備えた専用乃至汎用のコンピュータを用いて構成しても良い。また、上部メイン制御部51及び下部メイン制御部55のいずれか一方が他方の機能を備えるものであっても良いし、サブ制御部52〜54、56〜58のいずれかがその他のサブ制御部の機能を備えるものであっても良い。また1つの制御部によって上記全ての制御部の機能を有するものであっても良い。
上部メイン制御部51は、自動枝打装置100全体を統合管理する機能を有しており、各昇降移動機構3に取り付けられた各種センサ(アーム位置センサPTM1、アーム圧力センサPTM2、距離センサPSD2及び傾きセンサ(角度センサ)PTM3)からの情報は、各昇降移動機構3を制御する第4〜第6サブ制御部56〜58を経由して、一旦下部メイン制御部55で処理され、この下部メイン制御部55から無線モジュールを経由して、上部メイン制御部51に送信される。そして、上部メイン制御部51は、下部メイン制御部55から送信された各種センサ情報と切断機構4に取り付けられた各種センサ(距離センサPSD1、超音波センサUSS1)及び回転機構43に取り付けられた各種センサ(距離センサPSD3、超音波センサUSS2、USS3)とを処理し、その時点で実行可能な状態に遷移して枝打に必要な一連の動作を繰り返し行う。
また、下部メイン制御部55は、上部メイン制御部51との通信中継機能の他、上部メイン制御部51からのコマンドを受信(割り込み処理)するまでの間、各昇降移動機構3に取り付けられた各種センサ情報を第4〜第6サブ制御部56〜58を経由して収集し、独自で処理可能な制御を上部メイン制御部51とは独立して行うように構成されている。
次に、自動枝打装置100の動作について説明する。
まず、枝打機本体2の第1要素体201及び第2要素体202を開き、第1要素体201の中央開口部内に樹幹Tを入れて、第2要素体202を回転させて第2要素体202に設けた係止部204を第1要素体201の被係止部205に係合させて、自動枝打装置100を樹幹Tにセットする。
その後、自動枝打装置100の電源スイッチ(不図示)をオンすることによって自動枝打装置100を起動させる。その後、昇降移動機構3の進退駆動部34の「押圧」、「停止」、「退行」用3Pトグルスイッチを「押圧」にセットすることで、制御装置5は、昇降移動機構3の進退駆動部34を制御して上輪31a及び下輪31bを樹幹Tに押圧接触させ、上輪用駆動モータ32a及び下輪用駆動モータ32bを制御して、上輪31a及び下輪31bを回転させる。これにより、自動枝打装置100は、樹幹Tに沿って直線状に上昇する。
このとき制御装置5は、登木開始前又は登木停止中において、回転板431の上面において120度間隔に配置した3個の超音波センサ(USS1〜USS3、図3参照)を使用して、回転板431を3分の1回転移動させる過程で、順番(USS1→USS2→USS3→USS1→)に枝T1までの距離データを連続して収集する。そして制御装置5は、3箇所から得られたデータを合成して1周分の連続データとし、これから枝T1までの距離の最小値およびその変極点(位置)を求めて、上昇接近移動すべき枝位置を特定する。なお、制御装置5は、3分の1回転したことを認識するために、回転駆動部433の駆動タイヤの近傍に設けられた遊動輪に繋がったメカニカルロータリーエンコーダRE1により、回転角度に対応して発生するパルス(48/1回転)を遂次計測して移動距離に換算し、上板21上を遊動輪が移動する一周回の軌道の3分の1と等しくなるまで回転駆動部433の駆動タイヤを駆動させる。
上記方法で枝探索範囲(例えば100cm以内)に枝T1がみつかれば、制御装置5は、自動枝打装置100から最小距離にある枝T1に向かって枝打機本体2を上昇させるべく昇降移動機構3を制御する。そして、制御装置5は、昇降移動機構3の連結支持体33に設けられた昇降距離検出部(例えばロータリエンコーダRE2)により、枝打機本体2の昇降距離を検出し、所定距離(例えば上記枝T1との距離よりも若干短い距離、詳細にはタッチプレートセンサ(不図示)から枝T1までの距離が約5cm)移動後に、上輪用駆動モータ32a及び下輪用駆動モータ32bを停止させる。
停止させた後に、制御装置5は、回転板431上、具体的には回転板431上の切断機41近傍に設けた上方向枝検出部6から得られる検出信号に基づいて、切断機41に対する枝T1の位置を検出する。なお、上方向枝検出部6は、図10に示すように、例えば光位置センサ等の距離センサ61(PSD4)と、当該距離センサ61を上方向に対して左右に回転移動させるサーボモータ62(SM5)と、サーボモータ62の回転軸621に接続され、距離センサ61が設けられる概略L字形状をなすホルダ63とを備えている。
具体的には、サーボモータ62に取り付けた上向きの光位置センサ61(PSD4)を、サーボモータ62の回転軸621の中心線を基準として、垂線Tと光位置センサ61の光軸がなす角度θを一定角度(例えば3度)ずつ多段階(例えば17段階)で首を振るように回転させて、光位置センサ61により測定した枝T1までの距離Lと光軸角度θから、水平距離dと垂直距離hを算出する。詳細には、サーボモータ62の回転角度をθ1からθ2まで段階的に回転させた際、得られた光位置センサ61の値L1、L2の間に、最小値Lが見つかれば、そのときの回転角度θを、枝T1の方向とし、距離Lと角度θから、水平距離d=L×sin(θ)、垂直距離h=L×cos(θ)を得る。なお、枝T1の形状等(小径や起伏)によっては、L1=L=L2となる場合があるが、この場合には、中間点をθとする。
そして、切断機41と枝T1との水平距離dが所定値(例えば1cm未満)である場合には、切断機構4上部に設けたタッチプレートセンサが反応するまで下方から枝T1に向かってタッチプレートを押し当てるように垂直微上昇させた後、枝T1の切断動作に移行する。なお、垂直距離hが所定値以上であれば上記の検索動作を再度行う。
水平距離dが上記所定の距離を超えている場合には、その水平距離dが所定の距離となるように、回転機構43により回転板431を回転させる。このとき、遊動輪に繋がれたロータリーエンコーダRE1により移動距離を検出している。
なお、仮に探索範囲内に枝が見つからない場合は、登木開始と同時に回転板431を正転させながら、つまり回転板431上の3個の超音波センサUSS1〜USS3が螺旋上昇しながら、100cm以内に枝T1がみつかるまで上昇回転移動検索を行い、見つかった場合に、再度回転板431の3分の1回転移動と超音波センサ(USS1〜USS3)を使用した枝探索を行う。
なお、制御装置5は、切断機41の樹幹側に設けられた光位置センサ(PSD1)からの検出信号に基づいて、切断機41と樹幹Tとの距離を検出し、当該距離が所定値以上であれば、距離調節機構44の駆動部(不図示)を制御して、切断機41を樹幹Tに近接させる。そして、切断機41と樹幹Tとの距離を所定値とした後に、制御装置5は、距離調節機構44の駆動部を停止させ、回転刃駆動部41bを制御して回転刃41aを回転させる。
また、制御装置5は、切断機41の回転刃41aを回転させた後に、直進機構42のアクチュエータ部423を駆動することにより、切断機41を枝T1に向かって直進移動させる。これにより枝が切断される。枝T1の切断後において、制御装置5は、直進機構42のアクチュエータ部423を制御して、切断機41を初期位置(退避位置)に戻し、切断機41の動作を停止するとともに、距離調節機構44の駆動部を制御して、切断機41と樹幹Tとの距離を例えば2cm以上離れた、昇降中に樹幹Tと干渉しない位置まで戻す。
そして、制御装置5は、昇降移動機構3の上輪用駆動モータ32a及び下輪用駆動モータ32bを制御して、自動枝打装置100を樹幹Tに沿って再び直線状に上昇させる。その後の動作は上記と同様である。
しかして制御装置5は、樹幹Tの上昇過程において、各昇降移動機構3に設けられた傾斜角度検出部35の角度センサ351から角度検出信号を随時受信して、連結支持体33の傾斜角度θを監視している。そして、制御装置5は、各昇降移動機構3の傾斜角度θに基づいて、それらの上輪31a及び下輪31bの回転数をフィードバック制御して、枝打機本体2の姿勢を調整している。
また、制御装置5は、枝打機本体2が樹幹で停止し切断機構4が動作する段階において、切断機41の回転移動に伴い、傾斜角度検出部35の角度センサ351から得られた連結支持体33の傾斜角度θが変化した場合には、その傾斜角度θの変化を打ち消す方向に付勢機構36を制御する。つまり、切断機41の移動により昇降移動機構3の一部が下がった場合、言い換えれば、アーム部341に対する連結支持体33の傾斜角度θが大きくなった場合には、その傾斜角度θを戻す方向に、サーボモータ361を駆動してリンク機構362を介して連結支持体33の下部に押圧力を加える。これにより、切断機41の回転移動に伴う枝打機本体2の傾きを解消することができ、枝打作業を確実且つ正確に行うことができる。
<本実施形態の効果>
このように構成した本実施形態に係る自動枝打装置100によれば、各昇降移動機構3が上輪31a及び下輪31bを連結支持体33により支持するとともに、当該連結支持体33が進退駆動部34に対して回転自在に軸支されていることから、樹幹Tの凹凸に関わらず、上輪31a及び下輪31bを確実に樹幹Tに対して接触させることができ、上輪31a及び下輪31bがスリップすることを防止することができる。また、連結支持体33の進退駆動部34に対する傾斜角度を検出することにより、当該検出角度を用いて複数の昇降移動機構3同士の相対的な高さ位置を算出できるようになり、枝打機本体2の樹幹Tに対する姿勢を検出できるようになる。このとき、各昇降移動機構3は、個別の駆動モータ32a、32bにより上輪31a及び下輪31bが駆動されていることから、当該駆動モータ32a、32bを制御することによって枝打機本体2の姿勢を調整できるようになる。これにより、枝打機本体2に設けられた切断機構4と樹幹Tの枝との位置関係のばらつきを解消することができ、枝打作業を確実に行うことができるようになる。
<その他の変形実施形態>
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態の自動枝打装置100は3つの昇降移動機構3により構成されているが、4つ以上の昇降移動機構3を有するものであっても良い。
また、前記実施形態の切断機構4は1つの切断機41により構成されているが、2つ以上の切断機41を有するものであっても良い。
さらに、前記実施形態の付勢機構36は、他部材との干渉を避けるために連結支持体33の一方のみに設けられているが、連結支持体33の両方に設けるようにしても良い。
その上、前記実施形態の自動枝打装置100は、昇降移動機構3により昇降動作を停止した後に、回転機構43により切断機41を回転させるように構成しているが、昇降移動機構3による昇降動作及び回転機構43による回転動作を同時に行うようにしても良い。その他、昇降移動機構、回転機構、直進機構及び距離調節機構の動作順序は前記実施形態に限られず、さらに各機構が個別に動作することの他、同時に複数の機構が動作するように構成しても良い。
加えて、前記実施形態では、上輪用駆動モータ32a及び下輪用駆動モータ32bを設けて、上輪31a及び下輪31bをそれぞれ個別に駆動するものであったが、上輪31a及び下輪31bを共通の駆動モータにより回転駆動するように構成しても良い。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100・・・自動枝打装置
T ・・・樹幹
T1 ・・・枝
2 ・・・枝打機本体
3 ・・・昇降移動機構
31a・・・上輪
31b・・・下輪
32 ・・・駆動モータ
33 ・・・連結支持体
34 ・・・進退駆動部
35 ・・・傾斜角度検出部
41 ・・・切断機
41a・・・回転刃
41b・・・回転刃駆動部
42 ・・・直進機構
43 ・・・回転機構

Claims (3)

  1. 樹幹の周囲を囲むように設けられ、当該樹幹の枝を切断するための切断機構を有する枝打機本体と、
    前記枝打機本体に設けられて当該枝打機本体を樹幹に対して略直線状に昇降移動させる3つ以上の昇降移動機構とを具備し、
    前記各昇降移動機構が、
    樹幹に接触して回転駆動される上輪及び下輪と、
    前記上輪及び下輪を回転駆動する駆動モータと、
    前記上輪及び下輪をそれぞれ回転自在に連結支持する連結支持体と、
    前記枝打機本体に設けられ、前記連結支持体の略中央部を回転自在に軸支するとともに当該連結支持体を樹幹に対して進退移動させて前記上輪及び下輪を押圧接触させる進退駆動部と、
    前記連結支持体及び前記進退駆動部の間に介在して設けられて前記進退駆動部に対する前記連結支持体の傾斜角度を検出する傾斜角度検出部とを有し、
    各昇降移動機構の傾斜角度検出部から得られた連結支持体の傾斜角度に基づいて、前記枝打機本体の樹幹に対する姿勢を調整すべく前記駆動モータを制御する自動枝打装置。
  2. 前記切断機構が、
    円板状の回転刃及び当該回転刃を回転駆動する回転刃駆動部からなる切断機と、
    前記切断機を、樹幹の略接線方向に沿って直進させる直進機構と、
    前記切断機及び前記直進機構を、前記枝打機本体上で樹幹の周りを回転移動させる回転機構とを有し、
    前記回転機構により前記切断機を樹幹の枝近傍に回転移動させた後に、前記直進機構により前記切断機を樹幹の枝を切断すべく直進させるものである請求項1記載の自動枝打装置。
  3. 前記連結支持体及び前記進退駆動部の間に介在して設けられており、前記進退駆動部に対して前記連結支持体が傾斜した場合に、前記支持連結体の傾斜を戻す方向に付勢力を与えて傾斜を解消する付勢機構を有する請求項1又は2記載の自動枝打装置。
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