JP2011216517A - 電子機器の冷却器 - Google Patents

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【課題】冷却効率をより一層向上することができる電子機器の冷却器を提供にある。
【解決手段】電子機器の冷却器は、中空断面形状の筐体と、筐体の内部を複数の冷媒流路に区画するフィン11が備えられている。フィン11の側面部14には、第1方向に延びる第1の凹部15と、第2方向に延びる第2の凹部16とを備えており、第1の凹部15と第2の凹部16とは互いに異なる方向に延びており、第1の凹部15と第2の凹部16とは交差する部分で繋がっている。
【選択図】 図3

Description

本発明は電子機器の冷却器に係り、特に半導体素子などの発熱素子を冷却するための電子機器の冷却器に関する。
例えば、特許文献1には、従来の電子機器の冷却器を備えた半導体装置が開示されている。
この半導体装置は、半導体素子が一面側に実装された基板と、基板が接合される筐体の内部に冷媒流路が形成されるとともに、冷媒流路における冷媒流通方向に沿う方向に配置された冷媒流路を区画するフィンが冷媒流通方向と直交する方向に複数設けられた冷却器とを備えている。
そして、フィンの側面には乱流発生促進部としての複数のスリットが冷媒流通方向と略直交する方向に形成されている。
これにより、冷媒流路の冷媒の流れがスリットによって乱されるため冷媒の乱流の発生を促進している。
特開2008−288330号公報
しかしながら、近年においては、半導体素子などを用いた電子機器は高出力、高密度化により発熱密度が増加しており、電子機器を冷却する電子機器の冷却器に対しては、更なる冷却効率の向上が切望されている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、冷却効率をより一層向上することが可能な電子機器の冷却器の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、中空断面形状の筐体と、前記筐体の内部を複数の冷媒流路に区画するフィンを備える電子機器の冷却器であって、前記フィンは、第1方向に延びる第1の凹部又は凸部と、第2方向に延びる第2の凹部又は凸部とを有し、前記第1の凹部又は凸部と前記第2の凹部又は凸部とは交差する部分で繋がっていることを特徴とする。
本発明によれば、第1方向に延びる第1の凹部又は凸部と第2方向に延びる第2の凹部又は凸部を有しているので、一方向に延びる凹部又は凸部しか有さない構成に比べ乱流効果を更に高めることができ、効率良くフィンの熱を冷媒に伝えることができる。
また、第1の凹部又は凸部と第2の凹部又は凸部によってフィンの表面積を増大して、フィンと冷媒との接触面積を増大し、フィンの熱をより多く冷媒に伝えることができる。
このように、冷媒の乱流効果の促進とフィンの表面積の増大により、電子機器の冷却器の冷却効率をより一層向上することができる。
また、本発明は、前記フィンは、第1の凹部と第2の凹部とを有し、前記第1の凹部は、冷媒が流入する側の端部と冷媒が流出する側の端部とを有し、前記第1の凹部の前記冷媒が流入する側の端部は第2の凹部と互いに繋がっており、前記第1の凹部の前記冷媒が流出する側の端部は前記第2の凹部とは互いに繋がっていないことを特徴とする。
この場合、第1の凹部は、冷媒が流入する側の端部と冷媒が流出する側の端部とを有し、冷媒が流出する側の端部が第2の凹部と繋がっていないので、冷媒が流出する側の端部において、冷媒の流れる方向が様々な方向に変えられ乱流効果を更に促進することができる。
また、本発明は、前記第1方向は、前記冷媒が流通する方向であり、前記第2方向は、前記冷媒が流通する方向と直交する方向であることを特徴とする。
この場合、第1方向と、第2方向は直交する方向であり、第1の凹部又は凸部と第2の凹部又は凸部とは、いわゆる格子状となり規則正しく配置されるので、均等に効率良くフィンの熱を冷媒に伝えることができる。
ここで、冷媒が流通する方向とは、流入口から筐体の内部に流入した冷媒はフィンに沿って冷媒流路を流通して排出口から筐体の外部に排出されるが、フィンの冷媒が流入する側の端部からフィンの冷媒が流出する側の端部へと向かう方向を意味する。
本発明によれば、電子機器の冷却器の冷却効率をより一層向上することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電子機器の冷却器の概要を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るフィンの一部を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るフィンの側面部の表面を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るフィンの側面部の表面を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るフィンの側面部の表面を示す斜視図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る電子機器の冷却器について、図1、図2、図3を用いて説明する。
この実施形態においては、電子機器1において水などの液体の冷媒によって冷却を行う液冷式の電子機器1の冷却器2に適用した例である。
以下の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」は図1おける「上」、「下」、「左」、「右」を示す。
電子機器1の冷却器2(以下、単に「冷却器2」と表記する。)は、筐体7とフィン11とから構成される。
筐体7は、底板3と、底板3と所定の空間をあけて対向して設けられる天板6と、底板3及び天板6の外周縁部に設けられる側板4とから構成されており、天板6と底板3と側板4とで中空断面形状のケースを構成している。
天板6の上面には、発熱素子としてのIGBTやダイオードなどの半導体素子8が一面側に実装された基板9が設けられている。基板9は、その他面側が天板6の上面にはんだ5を介して固定されている。半導体素子8は、駆動されることによって発熱する。
また、フィン11は、天板6と底板3との間に設けられ、筐体7の内部を複数の冷媒流路10に区画する。
フィン11は、アルミニウムなどの高熱伝導材料からなる波状形のコルゲートフィンであり、天板6にろう付けによって固定される山型の波頂部12と底板3にろう付けによって固定される谷型の波底部13と、波頂部12と波底部13とを連結する側面部14とから構成されている。
冷媒流路10は、フィン11と天板6又はフィン11と底板3によってそれぞれ複数に区画される。
このように、筐体7の内部はフィン11によって複数の冷媒流路10に区画されている。
そして、冷却器2は、側板4に冷媒の流入口及び冷媒の排出口が設けられ、外部に接続されたポンプによって冷媒が循環移動される。これにより、冷却器2内部の冷媒は区画された冷媒流路10内をフィン11に沿って、フィン11の冷媒が流入する側の端部からフィン11の冷媒が流出する側の端部へと向かう、冷媒が流通する方向に流れている。
次に、フィン11の側面部14について説明する。
図2はフィン11の一部を示した斜視図である。図3はフィン11の側面部14の表面を一部拡大した部分拡大斜視図である。
図3に示すようにフィン11の側面部14には、第1方向に延びる第1の凹部15と第1の方向とは異なる第2方向に延びる第2の凹部16が設けられており、第1の凹部15と第2の凹部16は交差する部分である交差部17にて互いに繋がっている。
第1の凹部15は、第1方向として例えば冷媒が流通する方向に延びるように側面部14に設けられており、凹部の形状は壁面15aと底面15bによって構成された断面視矩形状である。そして、第1の凹部15は、平行に間隔をあけて側面部14に複数設けられている。
また、第2の凹部16は、第2方向として例えば第1の凹部15に対して直交する方向、すなわち、冷媒が流通する方向に対して直交する方向に延びるように側面部14に設けられており、凹部の形状は第1の凹部15と同様に壁面16aと底面16bによって構成された断面視矩形形状である。第2の凹部16は、平行に間隔をあけて側面部14に複数設けられている。
したがって、図3に示すように複数の第1の凹部15と第2の凹部16とが交差部17において直交して繋がった、いわゆる格子状に設けられている。
第1の凹部15と第2の凹部16は図2に示すようにフィン11のそれぞれの側面部14に設けられている。
この第1の凹部15と第2の凹部16は、フィン11の波状形を作成する際に同時にプレスで一体成形される。
次に、第1の実施形態における冷却器2の作用について説明する。
電子機器1が駆動されることによって半導体素子8から発生した熱は、半導体素子8から基板9、基板9から筐体7(主に天板6)へと伝導され、筐体7からフィン11へと伝えられる。そして、その熱は、フィン11と冷媒流路10内を流通する冷媒との間で熱交換され、高温になった冷媒は、ポンプによって循環移動され排出口より冷却器2の外部へと流出し、図示しない放熱器などを通じて外部に放熱される。
したがって、筐体7の内部を冷媒が流通することで熱的に結合された電子機器1の冷却を行う。
一方、フィン11には第1の凹部15と第2の凹部16とが設けられているため、一方向に延びる凹部又は凸部しか有さない構成に比べ、乱流効果が更に促進される。すなわち、冷媒が壁面15a及び壁面16aに同じ入射角度で衝突したとしても、壁面15a及び壁面16aは、それぞれ異なる方向に冷媒の流れる方向を変えるため、乱流効果が更に促進される。
このように、冷媒流路10内を流通する冷媒の乱流効果が一方向に延びる凹部又は凸部しか有さない構成に比べ、更に促進されるため、フィン11と冷媒との間の熱伝達率が飛躍的に向上することができ、効率良くフィン11の熱を冷媒に伝えることができる。
また、フィン11の側面部14に第1の凹部15、第2の凹部16を設けることによって側面部14の表面積が増大しており、フィン11が冷媒と接触する面積が大きくなっている。このように、接触面積が増大することによってフィン11の熱を冷媒により多く伝えることができる。
上記第1の実施形態によれば以下のような効果を有する。
(1)フィン11の側面部14に第1の凹部15と第2の凹部16を設けたので、一方向に延びる凹部又は凸部しか有さない構成に比べ、乱流効果が更に促進されるので、フィン11と冷媒との間の熱伝達率を向上し、効率良くフィン11の熱を冷媒に伝えることができる。したがって、冷却器2の冷却効率を向上することができる。
(2)フィン11の側面部14に第1の凹部15と第2の凹部16を設けたので、フィン11の表面積を増大させ、フィン11が冷媒と接触する面積を大きくしている。これにより、フィン11と冷媒との接触面積が増大するため、より多くのフィン11の熱を冷媒に伝えることができる。したがって、冷却器2の冷却効率を向上することができる。
(3)第1の凹部15と第2の凹部16とを直交するように設けた。これにより、第1の凹部15と第2の凹部16によってフィン11の側面部14に規則正しい格子状の凹部が形成されるので、フィン11の熱を均等に効率良く冷媒に伝えることができる。
(4)第1の凹部15と第2の凹部16の作成は、フィン11の波状形を作成する際にプレスにより一体に形成することができる。これにより、第1の凹部15と第2の凹部16を作成するための特別な加工などを必要としないため、容易に作成することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について、図4を用いて説明する。
図4は第2の実施形態におけるフィン11の側面部18の一部を拡大した拡大斜視図である。
図4に示す第2の実施形態では、第1の実施形態におけるフィン11の側面部14の第1の凹部15、第2の凹部16の形状を変更したもので、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図4に示すようにフィン11の側面部18には、第1の方向として例えば冷媒が流通する方向に延びる第1の凹部19と、第2方向として例えば冷媒が流通する方向に対して直交する方向に延びている第2の凹部20が設けられている。
そして、第1の凹部19は、冷媒が流入する側の端部としての冷媒流入側端部19aと冷媒が流出する側の端部としての冷媒流出側端部19bとを有している。
ここで、冷媒が流入する側とは、第1の凹部19に冷媒が流入する側、すなわち冷媒が流通する方向の上流側を意味し、冷媒が流出する側とは、第1の凹部19から冷媒が流出する側、すなわち冷媒が流通する方向の下流側を意味している。
そして、第1の凹部19の冷媒流入側端部19aは、第2の凹部20と交差する部分で互いに繋がっている。第1の凹部19の冷媒流出側端部19bは、第2の凹部20と交差せず、互いに繋がっておらず、第1の凹部19の冷媒流出側端部19bと第2の凹部20の間には、堰部21が設けられている。
第2の実施形態における冷却器2の作用について説明する。
第1の凹部19と第2の凹部20は、第1実施形態の第1の凹部15、第2の凹部16と同様の作用を奏するとともに、以下の作用を更に奏する。
冷媒流路10を流れる冷媒は、冷媒が流通する方向に設けられた第1の凹部19内を流れる。しかし、第1の凹部19の冷媒流出側端部19bと第2の凹部20との間には堰部21が設けられているので、第1の凹部19内を流れる冷媒は堰部21と衝突し、流れる方向が様々な方向に変えられる。したがって、第1の実施形態の構成よりも更に冷媒流路10を流れる冷媒の乱流効果が促進される。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態の他、以下のような効果を有する。
(5)第1の凹部19は、冷媒流出側端部19bが第2の凹部20と繋がっていない構成とした。これにより、第1の凹部19内を流れていた冷媒は、第1の凹部19の冷媒流出側端部19bと第2の凹部20の間に設けられる堰部21と衝突し、流れる方向が様々な方向に変えられる。これにより、冷媒流路10を流れる冷媒の乱流効果が更に促進され、フィン11と冷媒との間の熱伝達率を向上し、効率良くフィン11の熱を冷媒に伝えることができる。したがって、第1の実施形態の構成よりも更に冷却器2の冷却効率を向上することができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について、図5を用いて説明する。
図5は第3の実施形態におけるフィン11の側面部22の一部を拡大した拡大斜視図である。
図5に示す第3の実施形態では、第1の実施形態におけるフィン11の側面部14の第1凹部15、第2の凹部16の形状を変更したもので、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図5に示すようにフィン11の側面部22から冷媒流路10側に突出し第1方向に延びる第1の凸部23と、冷媒流路10側に突出し第2方向に延びる第2の凸部24が設けられており、第1の凸部23と第2の凸部24は交差する部分である交差部25にて互いに繋がっている。
第1の凸部23は、第1方向として例えば冷媒が流通する方向に延びるよう側面部22に設けられている。そして、第1の凸部23は、冷媒が流通する方向に側面部22に複数設けられている。
また、第2の凸部24は、第2方向として例えば第1の凸部23に対して直交する方向に延びるように、すなわち冷媒が流通する方向に対して直交する方向に延びるように側面部22に設けられている。そして、第2の凸部24は、冷媒が流通する方向に沿って側面部22に複数設けられている。
したがって、第1の凸部23と第2の凸部24は交差部25において直交して繋がった、いわゆる格子状に設けられている。
この第1の凸部23及び第2の凸部24は、第1の実施形態と同様にフィン11の波状形を作成する際に同時にプレスで一体成形される。
次に、第3の実施形態における冷却器2の作用について説明する。
フィン11には、第1の凸部23と第2の凸部24とが設けられているため、一方向に延びる凸部しか有さない構成に比べ、乱流効果が更に促進される。すなわち、冷媒が第1の凸部23及び第2の凸部24に同じ入射角度で衝突したとしても、第1の凸部23及び第2の凸部24は、それぞれ異なる方向に冷媒の流れる方向を変えるため、乱流効果が更に促進される。
このように、冷媒流路10内を流通する冷媒の乱流効果が促進されることによって、フィン11と冷媒との間の熱伝達率が飛躍的に向上することができ、効率良くフィン11の熱を冷媒に伝えることができる。
また、フィン11の側面部22に第1の凸部23、第2の凸部24を設けることによって側面部22の表面積が増大しており、フィン11が冷媒と接触する面積が大きくなっている。このように、フィン11と冷媒との接触面積が増大することによってフィン11の熱を冷媒により多く伝えることができる。
上記第3の実施形態によれば以下のような効果を有する。
(6)フィン11の側面部22に第1の凸部23と第2の凸部24を設けたので、一方向に延びる凸部しか有さない構成に比べ、乱流効果が更に促進されるため、フィン11と冷媒との間の熱伝達率を向上し、効率良くフィン11の熱を冷媒に伝えることができる。したがって、冷却器2の冷却効率を向上することができる。
(7)フィン11の側面部22に第1の凸部23と第2の凸部24を設けたので、フィン11の表面積を増大させ、フィン11が冷媒と接触する面積を大きくしている。これにより、フィン11と冷媒との接触面積が増大するため、より多くのフィン11の熱を冷媒に伝えることができる。したがって、冷却器2の冷却効率を向上することができる。
(8)第1の凸部23と第2の凸部24とを直交するように設けた。これにより、第1の凸部23と第2の凸部24によってフィン11側面部22に規則正しい格子状の凸部が形成されるので、フィン11の熱を均等に効率良く冷媒に伝えることができる。
(9)第1の凸部23と第2の凸部24の作成は、フィン11の波状形を作成する際に一体に形成することができる。これにより、第1の凸部23と第2の凸部24を作成するための特別な加工などを必要としないため、容易に作成することができる。
上記第1、第2、第3の実施形態は上記に限定されるものではなく、以下のように変更しても良い。
第1の実施形態においては、フィン11の側面部14のそれぞれに第1の凹部15、第2の凹部16を設ける構成として説明したが、側面部の表面側に第1の凹部、第2の凹部を設け、裏面側には第1の凸部、第2の凸部を設けるようにして、フィンの厚さを一定にしてもよい。これにより、フィンの強度を落とすことなく、冷却器の冷却効率を向上することができる。
第1の実施形態においては、第1の凹部15は壁面15aと底面15bからなる断面視矩形形状、第2の凹部16は壁面16aと底面16bからなる断面視矩形形状として説明したが、乱流を発生させる凹状の形状であれば良く、断面視が三角形状など第1の凹部と第2の凹部の断面視形状は特に限定されない。
第1の実施形態においては、第1の凹部15は第1方向として冷媒が流通する方向に延びる構成で説明をし、第2の凹部16は、第2方向として第1の凹部15と直交する方向に延びる構成として説明したが、互いに異なる方向に延びていれば良く、第1の凹部延びる方向及び第2の凹部の延びる方向については特に限定されない。
第2の実施形態においては、第2の凹部20は第1の凹部19と直交する方向に延びる構成で記載したが、互いに異なる方向に延びていれば良く、直交する方向に延びる構成でなくても良い。
第1、第2、第3の実施形態においては、フィン11としてコルゲートフィンを例として説明したが、冷媒流路を少なくとも2以上の複数に区画し、第1の凹部及び凸部、第2の凹部及び凸部を設けることができるフィンであれば、フィンの形状は特に限定されない。
第1、第2、第3の実施形態においては、第1の凹部又は凸部15、19、23と第2の凹部又は凸部16、20、24はフィン11の側面部14、18、25に設けた構成のみで説明したが、フィン11の波頂部12、波底部13にも設けても良い。
第1、第2、第3の実施形態においては、第1の凹部又は凸部15、19、23と第2の凹部又は凸部16、20、24の作成は、フィン11の波状形を作成する際に一体に形成しているが、一体に形成しなくても良く、フィン11の波状形を作成する工程と第1の凹部又は凸部15、19、23と第2の凹部又は凸部16、20、24を作成する工程は別工程であっても良い。
1 電子機器
2 電子機器の冷却器
7 筐体
10 冷媒流路
11 フィン
15、19 第1の凹部
16、20 第2の凹部
19a 冷媒流入側端部(冷媒が流入する側の端部)
19b 冷媒流出側端部(冷媒が流出する側の端部)
23 第1の凸部
24 第2の凸部

Claims (3)

  1. 中空断面形状の筐体と、
    前記筐体の内部を複数の冷媒流路に区画するフィンとを備える電子機器の冷却器であって、
    前記フィンは、第1方向に延びる第1の凹部又は凸部と、
    第2方向に延びる第2の凹部又は凸部とを有し、
    前記第1の凹部又は凸部と前記第2の凹部又は凸部とは交差する部分で繋がっていることを特徴とする電子機器の冷却器。
  2. 前記フィンは、第1の凹部と第2の凹部とを有し、
    前記第1の凹部は、冷媒が流入する側の端部と冷媒が流出する側の端部とを有し、
    前記第1の凹部の前記冷媒が流入する側の端部は前記第2の凹部と互いに繋がっており、前記第1の凹部の前記冷媒が流出する側の端部は前記第2の凹部とは互いに繋がっていないことを特徴とする請求項1記載の電子機器の冷却器。
  3. 前記第1方向は、前記冷媒が流通する方向であり、
    前記第2方向は、前記冷媒が流通する方向と直交する方向であることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか一項に記載の電子機器の冷却器。
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