JP2011214690A - 電磁スプール弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】電磁スプール弁1において、スプール弁3の軸方向長さを短くすることにある。
【解決手段】電磁スプール弁1は、スリーブ5が、インナースリーブ7とインナースリーブ7の外周面10に液密に嵌合して設けられるアウタースリーブ8とからなり、出力ポート15は、インナースリーブ7に開口した入口側開口19と、スリーブ5の軸方向一端側に開口した出口側開口20と、入口側開口19と出口側開口20との間を連通するようにインナースリーブ7とアウタースリーブ8との間に形成された連通路21とを有している。そして、スプール6の軸方向一端側に出力ポート15に連通するフィードバック室22を形成し、出力流体の圧力をフィードバック圧としてスプール6の軸方向一端に作用させる。これによれば、従来のようなフィードバックポートが不要となり、ポート数を減らすことができるので、電磁スプール弁1の軸方向長さを短くすることができる。
【選択図】図1
【解決手段】電磁スプール弁1は、スリーブ5が、インナースリーブ7とインナースリーブ7の外周面10に液密に嵌合して設けられるアウタースリーブ8とからなり、出力ポート15は、インナースリーブ7に開口した入口側開口19と、スリーブ5の軸方向一端側に開口した出口側開口20と、入口側開口19と出口側開口20との間を連通するようにインナースリーブ7とアウタースリーブ8との間に形成された連通路21とを有している。そして、スプール6の軸方向一端側に出力ポート15に連通するフィードバック室22を形成し、出力流体の圧力をフィードバック圧としてスプール6の軸方向一端に作用させる。これによれば、従来のようなフィードバックポートが不要となり、ポート数を減らすことができるので、電磁スプール弁1の軸方向長さを短くすることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、電磁アクチュエータによってスプール弁を駆動する電磁スプール弁に関する。
従来より、自動車の自動変速機等の油圧制御装置に用いられる電磁スプール弁として、特許文献1に開示されるようなものがある。
図2に示すように、この電磁スプール弁100は、電磁アクチュエータ101とスプール弁102とを備え、スプール弁102は、入力ポート103と出力ポート104とドレンポート105とを有するスリーブ109と、スリーブ109内を軸方向に変位することで各ポートの連通・遮断を切り替えるスプール110とを有する。
電磁アクチュエータ101により発生する推力が伝達されることでスプール110は軸方向に変位する。
図2に示すように、この電磁スプール弁100は、電磁アクチュエータ101とスプール弁102とを備え、スプール弁102は、入力ポート103と出力ポート104とドレンポート105とを有するスリーブ109と、スリーブ109内を軸方向に変位することで各ポートの連通・遮断を切り替えるスプール110とを有する。
電磁アクチュエータ101により発生する推力が伝達されることでスプール110は軸方向に変位する。
また、電磁スプール弁100は、出力ポート104と連通して出力ポート104から出力される流体圧力をスプール110にフィードバックするフィードバック室112を備えている。
これにより、スプール110には、推力に抗する作用力が、スプリング113の付勢力及びフィードバック室112の圧力によって負荷され、推力と、スプリング113及びフィードバック室112からの付勢力とが釣り合うと、スプール110は停止する。
これにより、スプール110には、推力に抗する作用力が、スプリング113の付勢力及びフィードバック室112の圧力によって負荷され、推力と、スプリング113及びフィードバック室112からの付勢力とが釣り合うと、スプール110は停止する。
従来のフィードバック室112は、スプール110の軸方向一端よりも他端側に形成された径の異なるランド114、115の間に形成されており、ランド114とランド115の径差を利用してフィードバック圧をスプール110に作用させている。
しかしながら、このフィードバック室112の構成では、スリーブ109にフィードバックポート117を設けなければならないため、ポート数の増加によりスプール弁102の軸方向長さが長くなるという問題が生じる。
また、電磁スプール弁100は、スプール弁102を固定対象物118の挿入孔119内に挿入配置して用いるが、この際、スリーブ109と挿入孔119との隙間により各ポートが連通してしまわないように、各ポート間のシールをする必要がある。
従来のシール方法として、例えば、スリーブ109の外周にシール部材(例えば、Oリング)を配置する方法や、スリーブ109の外周面と挿入孔119の内周面との間にクリアランスシールを形成して行う方法がある。
しかし、これらのシールを設けるためには、各ポート間の間隔をシール確保に必要な所定距離より長くしなければならず、スプール弁102の軸方向長さが長くなってしまう。
従来のシール方法として、例えば、スリーブ109の外周にシール部材(例えば、Oリング)を配置する方法や、スリーブ109の外周面と挿入孔119の内周面との間にクリアランスシールを形成して行う方法がある。
しかし、これらのシールを設けるためには、各ポート間の間隔をシール確保に必要な所定距離より長くしなければならず、スプール弁102の軸方向長さが長くなってしまう。
例えば、出力ポート104の開口121は、軸方向において入力ポート103の開口122とドレンポート105の開口123とに挟まれてスリーブ109の外周面に開口しているので、入力ポート103と出力ポート104との間のシール、および出力ポート104とドレンポート105との間のシールを確保するためには、入力ポート103と出力ポート104との間、出力ポート104とドレンポート105との間の軸方向間隔をシール確保に必要な所定距離より長くしなければならない。結果として、入力ポート103とドレンポート105との間の軸方向間隔が長くなり、スプール弁102の軸方向長さが長くなってしまう。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、電磁スプール弁において、スプール弁の軸方向長さを短くすることにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載の電磁スプール弁は、入力ポートと出力ポートとドレンポートとを有するスリーブと、スリーブ内を軸方向に変位することで各ポートの連通・遮断を切り替えるスプールとを備える。
スリーブは、インナースリーブと、インナースリーブの外周面に液密に嵌合して設けられるアウタースリーブとからなる。
請求項1に記載の電磁スプール弁は、入力ポートと出力ポートとドレンポートとを有するスリーブと、スリーブ内を軸方向に変位することで各ポートの連通・遮断を切り替えるスプールとを備える。
スリーブは、インナースリーブと、インナースリーブの外周面に液密に嵌合して設けられるアウタースリーブとからなる。
また、入力ポートおよびドレンポートは、スリーブの外周面に開口するように設けられ、出力ポートは、インナースリーブに開口した入口側開口と、スリーブの軸方向一端側に開口した出口側開口と、入口側開口と出口側開口との間を連通するようにインナースリーブとアウタースリーブとの間に形成された連通路とを有している。
そして、電磁スプール弁には、スプールの軸方向一端側に、出力ポートに連通して、出力流体の圧力をフィードバック圧としてスプールの軸方向一端に作用させるフィードバック室が形成されている。
これによれば、出力ポートの出口側開口がスリーブの軸方向一端側になり、軸方向において出力ポートの開口を入力ポートの開口とドレンポートの開口とで挟む従来の構成ではなくなる。
このため、入力ポートと出力ポートとの間の軸方向間隔、および、出力ポートとドレンポートとの間の軸方向間隔を、従来例よりも短くすることができ、結果として、入力ポートとドレンポートとの間の軸方向間隔を短くすることができる。これにより、電磁スプール弁の軸方向長さを短くすることができる。
また、スプールの軸方向一端側に、出力ポートに連通して、出力流体の圧力をフィードバック圧としてスプールの軸方向一端に作用させる構成であるため、従来のようなフィードバックポートが不要となり、ポート数を減らすことができるので、電磁スプール弁の軸方向長さを短くすることができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載の電磁スプール弁によれば、スプールのスリーブと摺接する複数のランドは、全て同一径である。
請求項2に記載の電磁スプール弁によれば、スプールのスリーブと摺接する複数のランドは、全て同一径である。
請求項1の構成によれば、フィードバック室がスプールの軸方向一端側に設けられて、フィードバック圧をスプールの一端で受ける。
このため、従来のように、ランドの径差を利用してフィードバック圧をスプールに作用させる必要はなく、ランド径を全て同一にすることができる。
このため、従来のように、ランドの径差を利用してフィードバック圧をスプールに作用させる必要はなく、ランド径を全て同一にすることができる。
これにより、スプールの加工、及び、スプールが摺動するスリーブの内周面の加工が容易になる。また、ランド径が異なる場合のようにスプールとスリーブとの嵌め合いのために、スプールとスリーブとの間のクリアランスに余裕を持たせる必要はなくなり、クリアランスを小さくできるので、消費流量も小さくできる。
また、現実的に加工可能なランドの最小径は決まっているが、従来では、ランドの径差を生じさせるための小さい側のランド(図2のランド114)が必要であったため、その小さい側のランドの径を最小径にすると、その他のランドの径は最小径よりも大きくしなければならず、結果として電磁スプール弁の径が大きくなっていた。
しかし、本発明の電磁スプール弁では、ランド径を全て同一にすることができるため、ランド径を全て最小径にすることも可能となる。したがって、スプールの径を小さくすることができ、結果として、電磁スプール弁の径を小さくすることができる。
しかし、本発明の電磁スプール弁では、ランド径を全て同一にすることができるため、ランド径を全て最小径にすることも可能となる。したがって、スプールの径を小さくすることができ、結果として、電磁スプール弁の径を小さくすることができる。
本発明を実施するための形態の電磁スプール弁は、入力ポートと出力ポートとドレンポートとを有するスリーブと、スリーブ内を軸方向に変位することで各ポートの連通・遮断を切り替えるスプールとを備える。
スリーブは、インナースリーブと、インナースリーブの外周面に液密に嵌合して設けられるアウタースリーブとからなる。
スリーブは、インナースリーブと、インナースリーブの外周面に液密に嵌合して設けられるアウタースリーブとからなる。
また、入力ポートおよびドレンポートは、スリーブの外周面に開口するように設けられ、出力ポートは、インナースリーブに開口した入口側開口と、スリーブの軸方向一端側に開口した出口側開口と、入口側開口と出口側開口との間を連通するように前記インナースリーブとアウタースリーブとの間に形成された連通路とを有している。
そして、電磁スプール弁には、スプールの軸方向一端側に、出力ポートに連通して、出力流体の圧力をフィードバック圧としてスプールの軸方向一端に作用させるフィードバック室が形成されている。
また、スプールのスリーブと摺接する複数のランドは、全て同一径である。
また、スプールのスリーブと摺接する複数のランドは、全て同一径である。
〔実施例の構成〕
実施例の電磁スプール弁1の構成を、図1を用いて説明する。
電磁スプール弁1は、例えば、自動車の自動変速機等の油圧制御装置における油圧制御に用いられるものであって、電磁アクチュエータ2とスプール弁3とを備える。
実施例の電磁スプール弁1の構成を、図1を用いて説明する。
電磁スプール弁1は、例えば、自動車の自動変速機等の油圧制御装置における油圧制御に用いられるものであって、電磁アクチュエータ2とスプール弁3とを備える。
スプール弁3は、複数の外部流路に通じる流体の各ポート(後述する)を備えるスリーブ5と、スリーブ5内を軸方向に変位することで各ポートの連通・遮断を切り替えるスプール6とを有する。
電磁アクチュエータ2は、スプール6を軸方向に変位させるための推力を発生させるものであり、推力はシャフト(図示せず)を介してスプール6に伝達される。
スリーブ5は、円筒形状を呈しており、インナースリーブ7と、インナースリーブ7の外周に設けられるアウタースリーブ8とからなっている。
アウタースリーブ8にインナースリーブ7が圧入されることで、インナースリーブ7の外周面10とアウタースリーブ8の内周面11とは液密にシールされる。
アウタースリーブ8にインナースリーブ7が圧入されることで、インナースリーブ7の外周面10とアウタースリーブ8の内周面11とは液密にシールされる。
なお、インナースリーブ7とアウタースリーブ8は軸方向一端側が開口しており、アウタースリーブ8の軸方向一端は、インナースリーブ7の軸方向一端よりも突出している。
スリーブ5には、インナースリーブ7の内部(弁室12)に連通して、入力ポート14と出力ポート15とドレンポート16とが少なくとも1つずつ設けられている。
入力ポート14とドレンポート16とは、インナースリーブ7とアウタースリーブ8の壁を径方向に貫通するように設けられている。
入力ポート14とドレンポート16とは、インナースリーブ7とアウタースリーブ8の壁を径方向に貫通するように設けられている。
出力ポート15は、インナースリーブ7に開口した入口側開口19(弁室12側への開口)と、スリーブ5の軸方向一端側に開口した出口側開口20と、入口側開口19と出口側開口20との間を連通するようにインナースリーブ7とアウタースリーブ8との間に形成された連通路21とを有している。
連通路21は、入口側開口19に連通するようにインナースリーブ7の外周面10にインナースリーブ7の軸方向一端に延びる溝を設けることで形成される。
これにより、出力ポート15の出力流体は、入口側開口19から連通路21を経て、アウタースリーブ8の軸方向一端の開口(出口側開口20)に向かって流れ、出口側開口20から外部流路に供給される。
これにより、出力ポート15の出力流体は、入口側開口19から連通路21を経て、アウタースリーブ8の軸方向一端の開口(出口側開口20)に向かって流れ、出口側開口20から外部流路に供給される。
また、弁室12側への開口は、軸方向に間をおいて、軸方向一端から他端に向けて、入力ポート14、出力ポート15、ドレンポート16の順に形成されている。
なお、インナースリーブ7の外周面10とアウタースリーブ8の内周面11とは液密にシールされているため、インナースリーブ7とアウタースリーブ8との間に連通路21を形成しても、連通路21を流れる流体がインナースリーブ7の外周面10とアウタースリーブ8の内周面11との隙間を通って、入力ポート14やドレンポート16に漏れることはなく、その逆も生じない。
また、電磁スプール弁1には、スプール6の軸方向一端側に、出力ポート15に連通して、出力流体の圧力をフィードバック圧としてスプール6の軸方向一端に作用させるフィードバック室22が形成されている。
本実施例では、インナースリーブ7の軸方向一端が開口しており、インナースリーブ7の軸方向一端部の内周面と、インナースリーブ7に収容されたスプール6の一端面とで形成される空間が出力ポート15と連通して、フィードバック室22を構成している。
スプール6は、インナースリーブ7の内周面に摺接する複数(本実施例では2つ)のランド25、26を有している。ランド25とランド26は同一径であり、インナースリーブ7の内径と略一致している。
ランド25は、入力ポート14の開度調整を行い、ランド26は、ドレンポート16の開度調整を行う。ランド25とランド26との間には、出力ポート15に連通する分配室27が形成されている。
なお、スプール6は、スプリング(図示せず)により軸方向他端側に付勢されている。
ランド25は、入力ポート14の開度調整を行い、ランド26は、ドレンポート16の開度調整を行う。ランド25とランド26との間には、出力ポート15に連通する分配室27が形成されている。
なお、スプール6は、スプリング(図示せず)により軸方向他端側に付勢されている。
〔電磁スプール弁1の動作〕
本実施例の電磁スプール弁1の動作を説明する。
電磁アクチュエータ2により軸方向一端側への推力がシャフト(図示せず)を介してスプール6に伝達されると、スプール6は、スプリングの付勢力に抗して、軸方向一端側へ変位する。
本実施例の電磁スプール弁1の動作を説明する。
電磁アクチュエータ2により軸方向一端側への推力がシャフト(図示せず)を介してスプール6に伝達されると、スプール6は、スプリングの付勢力に抗して、軸方向一端側へ変位する。
スプール6の移動に伴い、ランド25が入力ポート14を開いていくと、入力ポート14から分配室27へ流体が流入し、分配室27から出力ポート15へ流体が流出する。これにより、フィードバック室22にも流体が流入し、流体の圧力がフィードバック圧としてスプール6の軸方向一端に作用する。
このフィードバック圧とスプリングの付勢力との合力が、スプール6に伝達される推力と釣り合った地点で、スプール6は停止する。
〔実施例の効果〕
本実施例の電磁スプール弁1では、スリーブ5が、インナースリーブ7と、インナースリーブ7の外周面10に液密に嵌合して設けられるアウタースリーブ8とからなる。
本実施例の電磁スプール弁1では、スリーブ5が、インナースリーブ7と、インナースリーブ7の外周面10に液密に嵌合して設けられるアウタースリーブ8とからなる。
また、入力ポート14およびドレンポート16は、スリーブ5の外周面に開口するように設けられ、出力ポート15は、インナースリーブ7に開口した入口側開口19と、スリーブ5の軸方向一端側に開口した出口側開口20と、入口側開口19と出口側開口20との間を連通するようにインナースリーブ7とアウタースリーブ8との間に形成された連通路21とを有している。
これによれば、出力ポート15の出口側開口20がスリーブ5の軸方向一端側になり、軸方向において出力ポート15を入力ポート14とドレンポート16とで挟む従来の構成ではなくなる。
このため、入力ポート14と出力ポート15との間の軸方向間隔、および、出力ポート15とドレンポート16との間の軸方向間隔を、従来例よりも短くすることができ、結果として、入力ポート14とドレンポート16との間の軸方向間隔を短くすることができる。これにより、電磁スプール弁1の軸方向長さを短くすることができる。
また、スプール6の軸方向一端側に出力ポート15に連通するフィードバック室22を形成し、出力流体の圧力をフィードバック圧としてスプール6の軸方向一端に作用させる構成であるため、従来のようなフィードバックポートが不要となり、ポート数を減らすことができるので、電磁スプール弁1の軸方向長さを短くすることができる。
フィードバック室22がスプール6の軸方向一端側に設けられ、フィードバック圧をスプール6の軸方向一端で受けるため、従来のように、ランドの径差を利用してフィードバック圧をスプール6に作用させる必要はなく、複数のランド25、26の径を全て同一にすることができる。
これにより、スプール6の加工、及び、スプール6が摺動するインナースリーブ7の内周面の加工が容易になる。また、ランド径が異なる場合のようにスプール6とスリーブ5との嵌め合いのために、スプール6とスリーブ5との間のクリアランスに余裕を持たせる必要はなくなり、クリアランスを小さくできるので、消費流量も小さくできる。
また、現実的に加工可能なランドの最小径は決まっているが、従来では、ランドの径差を生じさせるための小さい側のランド(図2のランド114)が必要であったため、その小さい側のランドの径を最小径にすると、その他のランドの径は最小径よりも大きくしなければならず、結果として電磁スプール弁の径が大きくなっていた。
しかし、本実施例の電磁スプール弁1では、ランド径を全て同一にすることができるため、ランド径を全て最小径にすることも可能となる。したがって、スプール6の径を小さくすることができ、結果として、電磁スプール弁1の径を小さくすることができる。
しかし、本実施例の電磁スプール弁1では、ランド径を全て同一にすることができるため、ランド径を全て最小径にすることも可能となる。したがって、スプール6の径を小さくすることができ、結果として、電磁スプール弁1の径を小さくすることができる。
〔変形例〕
電磁スプール弁1の態様は、実施例に限定されず、様々な変形例を考えることができる。例えば、インナースリーブ7の外周面10に溝を設けることでインナースリーブ7とアウタースリーブ8との間に連通路21を形成したが、アウタースリーブ8の内周面11に溝を設けることで形成してもよい。
また、実施例では、アウタースリーブ8にインナースリーブ7が圧入されていたが、インナースリーブ7の外周面10とアウタースリーブ8の内周面11とが液密にシールされていればよく、アウタースリーブ8とインナースリーブ7との組み付けは圧入に限定されるものではない。
電磁スプール弁1の態様は、実施例に限定されず、様々な変形例を考えることができる。例えば、インナースリーブ7の外周面10に溝を設けることでインナースリーブ7とアウタースリーブ8との間に連通路21を形成したが、アウタースリーブ8の内周面11に溝を設けることで形成してもよい。
また、実施例では、アウタースリーブ8にインナースリーブ7が圧入されていたが、インナースリーブ7の外周面10とアウタースリーブ8の内周面11とが液密にシールされていればよく、アウタースリーブ8とインナースリーブ7との組み付けは圧入に限定されるものではない。
1 電磁スプール弁
5 スリーブ
6 スプール
7 インナースリーブ
8 アウタースリーブ
10 インナースリーブの外周面
14 入力ポート
15 出力ポート
16 ドレンポート
19 入口側開口
20 出口側開口
21 連通路
22 フィードバック室
25、26 ランド
5 スリーブ
6 スプール
7 インナースリーブ
8 アウタースリーブ
10 インナースリーブの外周面
14 入力ポート
15 出力ポート
16 ドレンポート
19 入口側開口
20 出口側開口
21 連通路
22 フィードバック室
25、26 ランド
Claims (2)
- 入力ポートと、出力ポートと、ドレンポートとを有するスリーブと、
前記スリーブ内を軸方向に変位することで、各ポートの連通・遮断を切り替えるスプールとを備える電磁スプール弁であって、
前記スリーブは、インナースリーブと、前記インナースリーブの外周面に液密に嵌合して設けられるアウタースリーブとからなり、
前記入力ポートおよび前記ドレンポートは、前記スリーブの外周面に開口するように設けられ、
前記出力ポートは、前記インナースリーブに開口した入口側開口と、前記スリーブの軸方向一端側に開口した出口側開口と、前記入口側開口と前記出口側開口との間を連通するように前記インナースリーブと前記アウタースリーブとの間に形成された連通路とを有し、
前記スプールの軸方向一端側に、前記出力ポートに連通して、出力流体の圧力をフィードバック圧として前記スプールの軸方向一端に作用させるフィードバック室が形成されていることを特徴とする電磁スプール弁。 - 請求項1に記載の電磁スプール弁において、
前記スプールの前記スリーブと摺接する複数のランドは、全て同一径であることを特徴とする電磁スプール弁。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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