JP4872946B2 - 電磁スプール弁 - Google Patents
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Description
この電磁スプール弁100は、略円筒状のスリーブ103と、スリーブ103に摺動自在に支持されるスプール101とを備え、油圧室102の油圧を電磁ソレノイド104の動作に応じて増減することで、スプール101を軸方向に変位させる。
請求項1に記載の電磁スプール弁は、略円筒状のスリーブと、スリーブに摺動自在に支持されるスプールとを備え、スプールの軸方向一端側に油圧室を形成し、油圧室の油圧を電磁ソレノイドの動作に応じて増減することで、スプールを軸方向に変位させるものである。
また、油圧室の軸方向一端側は、スリーブに固定されて収容されるシール部材により区画され、油圧室は、スリーブに設けられる流入口、およびシール部材に設けられて電磁ソレノイドの動作に応じて開閉される流出口を介して作動油が流出入することで油圧が増減され、流入口には、作動油の流量を規制する第1のオリフィスが設けられている。
さらに、スプールの一端およびシール部材の他端の少なくとも一方には、溝が設けられ、溝は、スプールの一端がシール部材の他端に当接しているときに、流入口と油圧室とを連通する第2のオリフィスを形成する。そして、第1のオリフィスと第2のオリフィスとは、直線的に連通している。
請求項2に記載の電磁スプール弁によれば、第2のオリフィスは、第1のオリフィスよりも径小であり、第1のオリフィスの流路軸と第2のオリフィスの流路軸とは平行である。そして、第1のオリフィスの流路軸に垂直な第1のオリフィスの断面、および第2のオリフィスの流路軸に垂直な第2のオリフィスの断面を想定し、第1のオリフィスの断面に第2のオリフィスの断面を投影すると、第2のオリフィスの断面は、第1のオリフィスの断面に含まれる。
これにより、第1のオリフィスを通過した作動油は、第1のオリフィスの断面よりも外側への広がりが抑制されて第2のオリフィスに流入する。このため、第1、第2のオリフィスにおける油圧室への作動油の流入に対する抵抗がさらに小さくなる。
また、油圧室の軸方向一端側は、スリーブに固定されて収容されるシール部材により区画され、油圧室は、スリーブに設けられる流入口、およびシール部材に設けられて電磁ソレノイドの動作に応じて開閉される流出口を介して作動油が流出入することで油圧が増減され、流入口には、作動油の流量を規制する第1のオリフィスが設けられている。
さらに、スプールの一端およびシール部材の他端の少なくとも一方には、溝が設けられ、溝は、スプールの一端がシール部材の他端に当接しているときに、流入口と油圧室とを連通する第2のオリフィスを形成する。そして、第1のオリフィスと第2のオリフィスとは、直線的に連通している。
実施例1の電磁スプール弁1の構成を、図1を用いて説明する。
電磁スプール弁1は、略円筒状のスリーブ2と、スリーブ2に摺動自在に支持されるスプール3とを備え、スプール3の軸方向一端側に油圧室4を形成し、油圧室4の油圧を電磁ソレノイド5の動作に応じて増減することでスプール3を軸方向に変位させるものであり、例えば、自動変速機(図示せず)の油圧回路における油圧の調圧に利用されている。
そこで、最初に調圧弁部6における調圧機能について説明する。
駆動部7は、油圧室4の油圧を電磁ソレノイド5の動作に応じて増減することで、スプール3を軸方向に変位させて調圧弁部6を動作させるものである。
また、シャフト34の他端には、上記のように、流出ポート29の流出室32に対する開度を操作する弁体35が設けられている。
実施例1の電磁スプール弁1によれば、シール部材25の他端には、図2、図3に示すように、1本の溝49が設けられている。そして、この溝49は、大径ランド部15の一端がシール部材25の他端に当接しているときに、流入ポート27と油圧室4とを連通する第2のオリフィス50を形成する。そして、第1のオリフィス28と第2のオリフィス50とは、直線的に連通している。
実施例1の電磁スプール弁1は、シール部材25の他端に溝49が設けられ、溝49は、大径ランド部15の一端がシール部材25の他端に当接しているときに、流入ポート27と油圧室4とを連通する第2のオリフィス50を形成する。そして、第1のオリフィス28と第2のオリフィス50とは直線的に連通している。
これにより、第1、第2のオリフィス28、50は、迷路状に配されることなく1本の直線で貫通できるようになるので、油圧室4への作動油の流入に対する抵抗が小さくなる。このため、油圧室4への作動油の流入が速くなるので、通電開始による油圧室4の油圧の上昇に関して、油圧の上昇速度が大きくなる。この結果、通電開始時のスプール3の動作応答性が向上する。
これにより、第1のオリフィス28を通過した作動油は、断面54よりも外側への広がりが抑制されて第2のオリフィス50に流入する。このため、第1、第2のオリフィス28、50における油圧室4への作動油の流入に対する抵抗がさらに小さくなる。
実施例1の第1、第2のオリフィス28、50は、第1、第2の流路軸52、53が同軸上にあるように設けられていたが、図4、図5に示す設定範囲57、58で第1、第2の流路軸52、53が互いに平行となるように第2のオリフィス50の設定位置を変更してもよい。つまり、第2のオリフィス50の設定位置は、第1のオリフィス28と1本の直線で貫通できる範囲であれば変更可能である。
さらに、実施例1の電磁スプール弁1は、自動変速機の油圧回路における油圧の調圧に利用されていたが、自動変速機以外の油圧回路における油圧の調圧に電磁スプール弁1を利用することもできる。
2 スリーブ
3 スプール
4 油圧室
5 電磁ソレノイド
25 シール部材
27 流入ポート(流入口)
28 第1のオリフィス
29 流出ポート(流出口)
49 溝
50 第2のオリフィス
52 第1の流路軸(第1のオリフィスの流路軸)
53 第2の流路軸(第2のオリフィスの流路軸)
54 断面(第1のオリフィスの断面)
55 断面(第2のオリフィスの断面)
Claims (2)
- 略円筒状のスリーブと、このスリーブに摺動自在に支持されるスプールとを備え、このスプールの軸方向一端側に油圧室を形成し、この油圧室の油圧を電磁ソレノイドの動作に応じて増減することで、前記スプールを軸方向に変位させる電磁スプール弁において、
前記油圧室の軸方向一端側は、前記スリーブに固定されて収容されるシール部材により区画され、
前記油圧室は、前記スリーブに設けられる流入口、および前記シール部材に設けられて前記電磁ソレノイドの動作に応じて開閉される流出口を介して作動油が流出入することで油圧が増減され、
前記流入口には、作動油の流量を規制する第1のオリフィスが設けられ、
前記スプールは、前記流出口の開度が拡大して前記油圧室の油圧が低下することで軸方向一端側に変位し、前記流出口の開度が縮小して前記油圧室の油圧が上昇することで軸方向他端側に変位し、
前記スプールの軸方向一端側への変位量は、前記スプールの一端が前記シール部材の他端に当接することにより規制され、前記流入口の開度は、前記スプールの一端が前記シール部材の他端に近づくとともに縮小し、
前記スプールの一端および前記シール部材の他端の少なくとも一方には、溝が設けられ、
この溝は、前記スプールの一端が前記シール部材の他端に当接しているときに、前記流入口と前記油圧室とを連通する第2のオリフィスを形成し、
前記第1のオリフィスと前記第2のオリフィスとは、直線的に連通していることを特徴とする電磁スプール弁。 - 請求項1に記載の電磁スプール弁において、
前記第2のオリフィスは、前記第1のオリフィスよりも径小であり、
前記第1のオリフィスの流路軸と前記第2のオリフィスの流路軸とは平行であり、
前記第1のオリフィスの流路軸に垂直な前記第1のオリフィスの断面、および前記第2のオリフィスの流路軸に垂直な前記第2のオリフィスの断面を想定し、
前記第1のオリフィスの断面に前記第2のオリフィスの断面を投影すると、前記第2のオリフィスの断面は、前記第1のオリフィスの断面に含まれることを特徴とする電磁スプール弁。
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