JP2011213465A - 浮上搬送方向転換装置及びその制御方法 - Google Patents

浮上搬送方向転換装置及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】搬送方向転換の時間の短縮を簡素な機構で実現することのできる浮上搬送方向転換装置を提供すること。
【解決手段】浮上搬送方向転換装置は、第1及び第2方向転換ユニットと、第1及び第2駆動アクチュエータとを備えている。第1及び第2方向転換ユニットは、それぞれ、第1及び第2駆動アクチュエータによって回転駆動される上記第1及び第2全方向ローラ63,75を備えている。第1及び第2全方向ローラ63,75は、それぞれ、ローラ本体81と、ローラ本体81の周縁に取り付けられた複数のフリーローラ82とを有している。各フリーローラ82は、全方向ローラ63,75の駆動回転軸(軸孔83)に垂直な自由回転軸84周りにそれぞれ自由回転する。基板Wは、第1全方向ローラ63によって第1搬送方向D1方向に搬送された後、第2全方向ローラ75によって第2搬送方向D2へと搬送方向を転換させて搬送される。
【選択図】図5

Description

本発明は、ガラス基板等の基板を浮上搬送する際に、基板の搬送方向を転換させる浮上搬送方向転換装置及びその制御方法に関する。
近年、クリーン搬送の分野においては、浮上搬送装置について種々の開発が行われている。浮上搬送装置では、基板を浮上搬送する場合に基板を搬送方向に移動させる機構が必要になるが、浮上搬送装置の中でも、基板の搬送方向を第1方向から第2方向に変える浮上搬送方向転換装置の場合、第1方向に基板を移動させる第1搬送ローラと第2方向に基板を移動させる第2搬送ローラとが設けられる。第1方向から方向転換装置に基板を受け取るときは、第1搬送ローラのみを基板に接触させて基板を方向転換装置に受け入れる。方向転換部から第2方向に基板を送り出すときは、第2搬送ローラのみを基板に接触させて基板を方向転換装置から送り出す。
即ち、浮上搬送方向転換装置では、搬送方向毎に別の搬送ローラ(上記第1及び第2搬送ローラ)を設け、搬送方向を転換するときは搬送を行ってきた搬送ローラ(上記第1搬送ローラ)を下方(又は搬送経路外)に待避させ、これから搬送を行う搬送ローラ(上記第2搬送ローラ)を上昇させて基板と接触させるという切替動作が必要であった。
また、浮上搬送方向変換装置としては、下記特許文献1に示される技術も知られている。この搬送方向変換装置では、基板の側端と接触する搬送ローラによって基板を搬送するが、搬送ローラ自体の移動は行われない。代わりに、基板を浮上させる浮上ガスの噴射による浮上力を制御して基板の側端と接触する搬送ローラを切り換えることで、搬送方向が転換される。
特開2009−32979号公報
しかし、搬送ローラを移動して搬送方向を転換させる従来の浮上搬送方向転換装置では、ローラの移動が必須であるため、この移動(搬送ローラ切替)にかかる時間が搬送時間(搬送タクト)を短縮する上での障害となっていた。
また、上記特許文献1に記載のものでは、ガラス基板などの搬送される基板の大型化に伴って、浮上力を弱めて基板の自重で基板の側端と搬送ローラとを接触させても、基板に十分な推力を与えることが困難となっている。
本発明の目的は、搬送方向の転換に要する時間の短縮を簡素な機構で実現することのできる新規な構成の浮上搬送方向転換装置と、その制御方法とを提供することにある。
本発明の浮上搬送方向転換装置は、第1搬送方向に基板を浮上搬送する第1浮上搬送装置から基板を受け取り、前記第1搬送方向と交差する第2搬送方向に浮上搬送する第2浮上搬送装置に受け取った基板を送り出す際に、基板の搬送方向を前記第1搬送方向から前記第2搬送方向に転換するものである。本発明の浮上搬送方向転換装置は、方向転換装置本体と、浮上ガスの圧力を利用して基板を浮上させる複数の浮上ユニットと、第1浮上搬送装置から基板を受け取る複数の第1方向転換ユニットと、第1全方向ローラを回転駆動させる第1駆動アクチュエータと、第2浮上搬送装置に基板を送り出す複数の第2方向転換ユニットと、第2全方向ローラを回転駆動させる第2駆動アクチュエータと、を備えている。浮上ユニットは、方向転換装置本体に設けられており、上面に浮上ガスを噴出するノズルが形成されている。第1方向転換ユニットは、第1搬送方向に沿って方向転換装置本体に配設された第1全方向ローラケース、及び、第1全方向ローラケース内に設けられて基板の裏面を支持する、第2搬送方向と平行な駆動回転軸周りに回転駆動される第1全方向ローラを備えている。第2方向転換ユニットは、第2搬送方向に沿って前記方向転換装置本体に配設された第2全方向ローラケース、及び、第2全方向ローラケース内に設けられて基板の裏面を支持する、第1搬送方向と平行な駆動回転軸周りに回転駆動される第2全方向ローラを備えている。第1及び第2全方向ローラは、それぞれ、駆動回転軸周りに回転されるローラ本体と、ローラ本体の周縁に沿って自由回転可能に取り付けられた複数のフリーローラとを有している。各フリーローラは、駆動回転軸に垂直な自由回転軸周りにそれぞれ自由回転可能である。
なお、ここで、「設けられ」とは、直接的に設けられる場合の他に、ブラケット等の介在部材を介して間接的に設けられる場合を含む。また「浮上ガス」には、例えば、圧縮空気、アルゴンガス、窒素ガス等が含まれる。
本発明の浮上搬送方向転換装置によれば、第2全方向ローラの回転駆動を停止させた状態で第1全方向ローラを回転駆動させて、第1搬送方向に沿って第1浮上搬送装置から浮上搬送方向転換装置に基板が受け取られる。この際、回転駆動されない第2全方向ローラと基板とが接触していても、第2全方向ローラの周縁に設けられた複数のフリーローラが自由回転するため、基板の受け取りが阻害されることはない。また、第1全方向ローラの回転駆動を停止させ、かつ、第2全方向ローラの駆動を開始して、第2搬送方向に沿って浮上搬送方向転換装置から第2浮上搬送装置に基板が送り出される。この際、回転駆動されない第1全方向ローラと基板とが接触していても、第1全方向ローラの周縁に設けられた複数のフリーローラが自由回転するため、基板の送り出しが阻害されることはない。
また、第1及び第2全方向ローラを移動させることはないので移動にかかるタイムロスがなく、迅速に基板の搬送方向を転換することができる。さらに、第1及び第2全方向ローラの移動機構なども必要ないため、簡素な機構で実現できる。また、方向転換時には、第1全方向ローラを停止させて第2全方向ローラの回転駆動を開始させるだけで良く、瞬時に基板の搬送方向を転換でき、搬送時間の短縮を実現できる。
本発明の浮上搬送方向転換装置の一実施形態の平面図である。 図1におけるII−II線に沿った断面図である。 図1におけるIII−III線に沿った断面図である。 図1の浮上搬送方向転換装置に用いられている全方向ローラの斜視図である。 図4の全方向ローラの(a)側面図、(b)正面図である。 図1におけるIV−IV線に沿った断面図である。 図1におけるIIV−IIV線に沿った断面図である。
本発明の浮上搬送装置を方向転換部に適用した一実施形態について説明する。なお、図面中、「FF」は前方向、「FR」は後方向、「L」は左方向、「R」は右方向をそれぞれ指している。これらの方向は説明の便宜上用いられるだけであり、装置の設置方向を規定するものではない。また、図中の基板Wの湾曲状態の曲率や範囲は、分かりやすく表現しただけであり、実際の湾曲状態の曲率や範囲を正確に反映したものではない。
図1に示される浮上搬送方向転換装置7(以下、単に方向転換装置7と言う)は、浮上搬送装置1の方向転換部に設けられている。方向転換装置7を有する浮上搬送装置1は、クリーン搬送の分野で用いられ、ガラス基板等の基板Wを第1搬送方向D1(本実施形態では左右方向)に浮上搬送(浮上させた状態で搬送)した後、第1搬送方向D1に直交する第2搬送方向D2(本実施形態では前後方向)に浮上搬送する。
浮上搬送装置1は、基板Wを第1搬送方向D1に浮上搬送する第1方向搬送ユニット(第1浮上搬送装置)3と、基板Wを第2搬送方向D2に浮上搬送する第2方向搬送ユニット(第2浮上搬送装置)5と、第1方向搬送ユニット3及び第2方向搬送ユニット5の間に設けられた方向転換装置7とを備えている。方向転換装置7は、第1方向搬送ユニット3の下流側(搬出側)と第2方向搬送ユニット5の上流側(搬入側)との中継領域(中間領域)に配設されている。方向転換装置7は、基板Wを第1方向搬送ユニット3から受け取って第2方向搬送ユニット5に送り出す際に、基板Wの搬送方向を第1搬送方向D1から第2搬送方向D2に転換する。以下、第1方向搬送ユニット3、第2方向搬送ユニット5、及び、方向転換装置7の順に各装置を説明する。
まず、第1方向搬送ユニット3の具体的な構成について説明する。図1に示されるように、第1方向搬送ユニット3は、第1搬送方向D1に延びる第1搬送ユニット本体9を具備している。また、第1搬送ユニット本体9には、圧縮空気(浮上ガス)を収容する複数のチャンバー11が、第1搬送方向D1に沿って列状(本実施形態では4列)に配設されている(図1には最も下流側の四つのチャンバー11のみが図示されている)。図2に示されるように、各チャンバー11の下面には、チャンバー11内に圧縮空気を供給する供給ファン13(本実施形態ではファンフィルタユニット)が設けられている。
各チャンバー11の上面には、圧縮空気の圧力を利用して、基準の浮上高さ位置LP(図2参照)まで基板Wを浮上させる中空状の浮上ユニット15が設けられている。すなわち、複数の浮上ユニット15が、複数のチャンバー11を介して、第1搬送ユニット本体9に設けられている。ここで、各浮上ユニット15の内部は、チャンバー11と連通している。各浮上ユニット15は、チャンバー11を介して、供給ファン13に接続されている。そして、各浮上ユニット15の上面には、圧縮空気を噴出するスリット状のノズル15nが、浮上ユニット15の平面視形状に合わせて形成されている。各ノズル15nは、各浮上ユニット15の上面と基板Wの裏面との間にほぼ均一な圧力の圧力溜まり層(空気溜まり層)Tを生成するために、特開2006−182563号公報に示されるように、垂直方向(浮上ユニット15の上面に垂直な方向)に向けて各浮上ユニット15の中心側(ユニット中心側)に向けて傾斜されている。
なお、ノズル15nは、浮上ユニット15の平面視形状に合わせて枠状のスリットとして形成される代わりに、複数の角孔又は丸孔が浮上ユニット15の平面視形状に合わせて配列されることで形成されてもよい。また、平面視において四角状でなく丸状に形成されても良い。
第1搬送ユニット本体9には、基板Wを第1搬送方向D1に搬送する複数の第1搬送ユニット17が、第1搬送方向D1に沿って列状(本実施形態では2列)に配設されている(図1には最も下流側の二つの第1搬送ユニット17のみが図示されている)。各第1搬送ユニット17の具体的な構成について説明する。なお、以下の具体的構成の説明によって明らかになるが、第1搬送ユニット17の第1搬送ローラ23は上下に昇降されない。
第1搬送ユニット本体9には、図2に示されるように、第1搬送ローラケース19が設けられている。第1搬送ローラケース19の上側は開口(開放)されており、第1搬送ローラケース19の下面には第1吸引孔19hが形成されている。また、第1搬送ローラケース19の下面には、第1搬送ローラケース19内の空気を第1吸引孔19hから吸引する第1吸引ファン21が設けられている。第1吸引ファン21を稼動したり停止することで、第1搬送ローラケース19の内部を負圧状態と常圧状態とに切り替えることができる。
第1搬送ローラケース19内には、基板Wの裏面を直接的に支持する第1搬送ローラ23が、第2搬送方向D2と平行な軸心周りに回転可能に設けられている。ここで、第1搬送ローラ23は、第1搬送ローラケース19の最上部から上方に突出されている。第1搬送ローラ23の高さ位置SP(図3参照)は、基準の浮上高さ位置LPよりも低い位置にある。そして、第1搬送ローラケース19の適宜位置には、第1搬送ローラ23を第2搬送方向D2と平行な軸心周りに回転させる第1搬送モータ(第1搬送アクチュエータ)25が設けられている。第1搬送モータ25の出力軸は、一対のプーリと無端ベルトとからなる第1搬送機構27を介して、第1搬送ローラ23の回転軸に連動連結されている。
なお、第1搬送ローラ23の高さ位置SPを浮上高さ位置LPよりも低くせずに、浮上高さ位置LPと同じ高さにしてもよい。また、第1搬送ユニット17の一部を構成する第1搬送モータ25を省略して、第1搬送ユニット本体9の適宜位置に、複数の第1搬送ローラ23を回転させる別の第1搬送モータ等が設けられてもよい。
次に、第2方向搬送ユニット5の具体的な構成について説明する。図1に示されるように、第2方向搬送ユニット5は、第2搬送方向D2に延びる第2搬送ユニット本体29を具備している。また、第2搬送ユニット本体29には、圧縮空気を収容する複数のチャンバー31が、第2搬送方向D2に沿って列状(本実施形態では4列)に配設されている(図1には最も上流側の四つのチャンバー31のみが図示されている)。図3に示されるように、各チャンバー31の下面には、チャンバー31内に圧縮空気を供給する供給ファン33(本実施形態ではファンフィルタユニット)が設けられている。
各チャンバー31の上面には、圧縮空気の圧力を利用して、基準の浮上高さ位置LP(図3参照)まで基板Wを浮上させる中空状の浮上ユニット35が設けられている。すなわち、複数の浮上ユニット35が、複数のチャンバー31を介して、第2搬送ユニット本体29に設けられている。ここで、各浮上ユニット35の内部は、チャンバー31と連通している。各浮上ユニット35は、チャンバー31を介して、供給ファン33に接続されている。そして、各浮上ユニット35の上面には、圧縮空気を噴出するスリット状のノズル35nが、浮上ユニット35の平面視形状に合わせて形成されている。各浮上ユニット35のノズル35nは、浮上ユニット15の各ノズル15nと同じ構成を有しているので、その詳しい説明は省略する。
第2搬送ユニット本体29には、基板Wを第2搬送方向D2に搬送する複数の第2搬送ユニット37が、第2搬送方向D2に沿って列状(本実施形態では2列)に配設されている(図1には最も上流側の二つの第2搬送ユニット37のみが図示されている)。各第2搬送ユニット37の具体的な構成について説明する。なお、以下の具体的構成の説明によって明らかになるが、第2搬送ユニット37の第2搬送ローラ43は上下に昇降されない。
第2搬送ユニット本体29には、図3に示されるように、第2搬送ローラケース39が設けられている。第2搬送ローラケース39の上側は開口(開放)されており、第2搬送ローラケース39の下面には第2吸引孔39hが形成されている。また、第2搬送ローラケース39の下面には、第2搬送ローラケース39内の空気を第2吸引孔39hから吸引する第2吸引ファン41が設けられている。第2吸引ファン41を稼動したり停止することで、第2搬送ローラケース39の内部を負圧状態と常圧状態とに切り替えることができる。
第2搬送ローラケース39内には、基板Wの裏面を直接的に支持する第2搬送ローラ43が、第1搬送方向D1と平行な軸心周りに回転可能に設けられている。ここで、第2搬送ローラ43は、第2搬送ローラケース39の最上部から上方に突出されている。第2搬送ローラ43の高さ位置SP(図4参照)は、第1搬送ローラ23の高さ位置SPと同じであり、基準の浮上高さ位置LPよりも低い位置にある。そして、第2搬送ローラケース39の適宜位置には、第2搬送ローラ43を第1搬送方向D1と平行な軸心周りに回転させる第2搬送モータ(第2搬送アクチュエータ)45が設けられている。第2搬送モータ45の出力軸は、一対のプーリと無端ベルトとからなる第2搬送機構47を介して、第2搬送ローラ43の回転軸に連動連結されている。
なお、第2搬送ローラ43の高さ位置SPを浮上高さ位置LPよりも低くせずに、浮上高さ位置LPと同じ高さにしてもよい。また、第2搬送ユニット37の一部を構成する第2搬送モータ45を省略して、第2搬送ユニット本体29の適宜位置に、複数の第2搬送ローラ43を回転させる別の第2搬送モータ等が設けられてもよい。
次に、本実施形態の方向転換装置7の具体的な構成について説明する。まず、方向転換装置7において、第1全方向ローラ63及び第2全方向ローラ75の構造について説明する。第1全方向ローラ63及び第2全方向ローラ75は、それらの配設方向が異なるのみであり、それらの構造自体は同一である。そこで、ここでは、第1全方向ローラ63を例に説明する(単に全方向ローラ63として説明する)。
全方向ローラ63は、構造的には全方向車輪やオムニホイールと呼ばれるものと同じ構造を有している。全方向車輪は、ロボットなどの車輪として利用されるが、本実施形態では基板Wに推力を与えるローラとして利用されている。図4に示されるように、全方向ローラ63は、ローラ本体81と、このローラ本体81の周縁に沿って取り付けられた六つのフリーローラ82とからなる。ローラ本体81の中心には、全方向ローラ63を回転駆動させる回転軸となるシャフトが挿入される軸孔83が形成されている。シャフトの回転に伴って全方向ローラ63が回転駆動されるため、シャフトとローラ本体81とが空回りしないように、軸孔83の内面にはセレーション加工が施されている。軸孔83は、空回りしないように六角形状などにされても良く、あるいは、単に丸孔とされて空回りを防止する他の構造が設けられても良い。
フリーローラ82は、ウレタンやゴムによって形成されており、樽型の形状を有している。六つのフリーローラ82は、三つずつ二つの組に分けられて、全方向ローラ63の周縁に沿って二列に配設されている。各フリーローラ82は、自由回転軸84を介して、自由回転可能にローラ本体81に取り付けられている。各列の三つのフリーローラ82は、等間隔(中心角120度ごと)に配設されており、二つの列のフリーローラ同士は、中心角で60度オフセットして配置されている。このように配置されることで、図5(a)に示されるように、全方向ローラ63の全周にわたってフリーローラ82が連続配置される(隣同士のフリーローラ82間のギャップを無くすことができ、ギャップが存在したとしても最小限にできる)。全周にわたって配設されたフリーローラ82の外縁は円形となり、全方向ローラ63の外周縁を形成している。
図5(a)に示されるように、上述した構造の全方向ローラ63が駆動回転軸(軸孔83)を介して回転駆動されると、その駆動力がフリーローラ82を介して接触する基板Wに伝達され、基板Wに図5(a)中の矢印の方向の推力が与えられる。この推力によって基板Wが搬送される。一方、図5(b)に示されるように、全方向ローラ63と接触する基板Wが全方向ローラ63の駆動回転軸(軸孔83)と平行な方向(図5(b)中の矢印方向)に移動した場合、フリーローラ82が自由回転して基板Wの移動は阻害されない。
また、全方向ローラ63を構築するに際して、ローラ本体81をフリーローラ82の各列毎に二分割できる構造としてもよい。分割されたものは、同一の構造を有し、接合面に形成された凹凸で互いに中心角60度オフセットして係合する構造とされる。このようにすれば、部品点数を増やすことなく、全方向ローラ63の構築を容易にすることができる。
上述した全方向ローラ63,75を用いた方向転換装置7について説明する。図1に示されるように、第1方向搬送ユニット3と第2方向搬送ユニット5の中継領域には、方向転換装置7の方向転換装置本体49が配設されている。また、方向転換装置本体49には、圧縮空気を収容する複数のチャンバー51が行列状(本実施形態では4行×4列)に配設されている。図6及び図7に示されるように、各チャンバー51の下面には、チャンバー51内に圧縮空気を供給する供給ファン53(本実施形態ではファンフィルタユニット)が設けられている。
各チャンバー51の上面には、圧縮空気の圧力を利用して、基準の浮上高さ位置LP(図6及び図7参照)まで基板Wを浮上させる中空状の浮上ユニット55が設けられている。すなわち、複数の浮上ユニット55が、複数のチャンバー51を介して、方向転換装置本体49に設けられている。ここで、各浮上ユニット55の内部は、チャンバー51と連通している。各浮上ユニット55は、チャンバー51を介して、供給ファン53に接続されている。そして、各浮上ユニット55の上面には、圧縮空気を噴出するスリット状のノズル55nが、浮上ユニット55の平面視形状に合わせて形成されている。各浮上ユニット55のノズル55nは、浮上ユニット15の各ノズル15nと同じ構成を有しているので、その詳しい説明は省略する。
方向転換装置本体49には、第1方向搬送ユニット3から基板Wを受け取る複数の第1方向転換ユニット57(第1ユニットグループ)が、第1搬送方向D1に沿って列状(本実施形態では2列)に配設されている。本実施形態では、第1搬送方向D1の上流側に寄せて各列毎に3つ配設されている。以下、各第1方向転換ユニット57の具体的な構成について説明する。
第1方向転換ユニット57には、図6に示されるように、方向転換装置本体49に固定された第1全方向ローラケース59が設けられている。第1全方向ローラケース59の上側は、第1全方向ローラ63の周囲が開口(開放)されている。第1全方向ローラケース59の底面には、吸引孔59hが形成されている。また、第1全方向ローラケース59の下面には、第1全方向ローラケース59内の空気を吸引孔59hから外部に排出するファンユニット61が設けられている。ファンユニット61を稼動することで、第1全方向ローラケース59の内部を負圧状態とすることができる。第1全方向ローラケース59の内部が負圧状態とされると、第1全方向ローラ63の周囲開口から外部の気体が吸引され、この吸引力で基板Wが第1全方向ローラ63と接触する。
第1全方向ローラケース59内には、基板Wの裏面を直接的に支持する第1全方向ローラ63が、第2搬送方向D2と平行な軸心周りに回転可能に設けられている。ここで、第1全方向ローラ63は、第1全方向ローラケース59の最上部から上方に突出されている。第1全方向ローラ63の高さ位置SP(図6参照)は、第1搬送ローラ23の高さ位置SPと同じであり、基準の浮上高さ位置LPよりも低い位置にある。そして、第1全方向ローラケース59の適宜位置には、第1全方向ローラ63を第2搬送方向D2と平行な軸心周りに回転させる第1駆動モータ(第1駆動アクチュエータ)65が設けられている。第1駆動モータ65の出力軸は、一対のプーリと無端ベルトとからなる第1駆動機構67を介して、第1全方向ローラ63の駆動回転軸(ローラ本体81の軸孔83)に連動連結されている。
なお、第1全方向ローラ63の高さ位置SPを浮上高さ位置LPよりも低くせずに、浮上高さ位置LPと同じ高さにしてもよい。また、方向転換装置本体49の適宜位置に、複数の第1全方向ローラ63を回転させる別の第1駆動モータ(第1駆動アクチュエータ)65が設けられてもよい。また、第1全方向ローラ63を駆動回転させるために、一対のプーリと無端ベルトとからなる第1駆動機構67を設けずに、第1駆動モータ(第1駆動アクチュエータ)65によって第1全方向ローラ63を直接的に回転駆動する構成が採用されてもよい。
また、方向転換装置本体49には、第2方向搬送ユニット5に基板Wを送り出す複数の第2方向転換ユニット69(第2ユニットグループ)が、第2搬送方向D2に沿って列状(本実施形態では2列)に配設されている。本実施形態では、第2搬送方向D2の下流側に寄せて各列毎に3つ配設されている。以下、各第2方向転換ユニット69の具体的な構成について説明する。
第2方向転換ユニット69には、図7に示されるように、方向転換装置本体49に固定された第2全方向ローラケース71が設けられている。第2全方向ローラケース71の上側は、第2全方向ローラ75の周囲が開口(開放)されている。第2全方向ローラケース71の底面には、吸引孔71hが形成されている。また、第2全方向ローラケース71の下面には、第2全方向ローラケース71内の空気を吸引孔71hから外部に排出するファンユニット73が設けられている。ファンユニット73を稼動したり停止したりすることで、第2全方向ローラケース71の内部を負圧状態と常圧状態とに切り替えることができる。第2全方向ローラケース71の内部が負圧状態とされると、第2全方向ローラ75の周囲開口から外部の気体が吸引され、この吸引力で基板Wが第2全方向ローラ75と接触する。
第2全方向ローラケース71内には、基板Wの裏面を直接的に支持する第2全方向ローラ75が、第1搬送方向D1と平行な軸心周りに回転可能に設けられている。ここで、第2全方向ローラ75は、第2全方向ローラケース71の最上部から上方に突出されている。第2全方向ローラ75の高さ位置SP(図7参照)は、第1搬送ローラ23の高さ位置SPと同じであり、基準の浮上高さ位置LPよりも低い位置にある。そして、第2全方向ローラケース71の適宜位置には、第2全方向ローラ75を第1搬送方向D1と平行な軸心周りに回転させる第2駆動モータ(第2駆動アクチュエータ)77が設けられている。第2駆動モータ77の出力軸は、一対のプーリと無端ベルトとからなる第2駆動機構79を介して、第2全方向ローラ75の駆動回転軸(ローラ本体81の軸孔83)に連動連結されている。
なお、第2全方向ローラ75の高さ位置SPを浮上高さ位置LPよりも低くせずに、浮上高さ位置LPと同じ高さにしてもよい。また、方向転換装置本体49の適宜位置に、複数の第2全方向ローラ75を回転させる別の第2駆動モータ(第2駆動アクチュエータ)77が設けられてもよい。また、第2全方向ローラ75を駆動回転させるために、一対のプーリと無端ベルトとからなる第2駆動機構79を設けずに、第2駆動モータ(第2駆動アクチュエータ)77によって第2全方向ローラ75を直接的に回転駆動する構成が採用されてもよい。
方向転換装置7の右側の適宜位置には、反射型光電センサ80(図1参照)が設けられている。反射型光電センサ80は、投光した信号光の反射を監視することで、複数の第1方向転換ユニット57によって第1方向搬送ユニット3から基板Wを受け取ったことを検出する。また、反射型光電センサ80は、ファンユニット61,73や駆動モータ65,77等を制御するコントローラ(図示省略)に電気的に接続されている。
続いて、本実施形態の作用及び効果について説明する。
第1方向搬送ユニット3の各供給ファン13が稼動され、各浮上ユニット15のノズル15nから圧縮空気が噴出される。また、各第1吸引ファン21が稼動され、各第1搬送ローラケース19の内部が常圧状態から負圧状態に適宜に切り替えられると共に、各第1搬送モータ25が駆動されて、各第1搬送ローラ23が第2搬送方向D2と平行な軸心周りに回転される。この結果、基板Wの裏面と複数の第1搬送ローラ23との接触圧が十分に確保されつつ、基板Wが第1搬送方向D1に浮上搬送される。
基板Wが第1方向搬送ユニット3の下流側の所定位置を通過する前に、方向転換装置7の全ての方向転換ユニット57,69のファンユニット61,73が稼動され、全ての第1及び第2全方向ローラケース59,71の内部が常圧状態から負圧状態に切り替えられる。そして、方向転換装置7の全ての供給ファン53が稼動され、各浮上ユニット55のノズル55nから圧縮空気が噴出される。同時に、第1方向転換ユニット57の第1駆動モータ65が回転駆動されて、第1全方向ローラ63が第2搬送方向D2と平行な軸心周りに回転される。このとき、第2方向転換ユニット69の第2駆動モータ77は停止されている。
上述した状態で、方向転換装置7上に基板Wが受け取られると、第1方向転換ユニット57のファンユニット61による吸引によって基板Wと第1全方向ローラ63との接触圧が十分に確保されつつ、複数の第1全方向ローラ63の回転駆動によって、第1方向搬送ユニット3から基板Wが受け取られる。このとき、基板Wは、第2方向転換ユニット69のファンユニット73による吸引によって回転駆動されていない第2全方向ローラ75とも接触するが、基板Wの移動方向は第2全方向ローラ75の駆動回転軸に平行であり、第2全方向ローラ75のフリーローラ82が自由回転するため、第1全方向ローラ63による基板Wの搬送には影響はない。
複数の第1方向転換ユニット57によって基板Wを受け取った後(すなわち、反射型光電センサ80から検出信号が出力されると)、第1方向転換ユニット57の第1駆動モータ65が停止される。同時に、第2方向転換ユニット69の第2駆動モータ77の回転駆動が開始されて、第2全方向ローラ75が第1搬送方向D1と平行な軸心周りに回転される。
この結果、第2方向転換ユニット69のファンユニット73による吸引によって基板Wと第2全方向ローラ75との接触圧が十分に確保されつつ、複数の第2全方向ローラ75の回転駆動によって、第2方向搬送ユニット5に基板Wが送り出される。このとき、基板Wは、第1方向転換ユニット57のファンユニット61による吸引によって回転駆動されていない第1全方向ローラ63とも接触するが、基板Wの移動方向は第1全方向ローラ63の駆動回転軸に平行であり、第1全方向ローラ63のフリーローラ82が自由回転するため、第2全方向ローラ75による基板Wの搬送には影響はない。
上述したように、基板Wは、方向転換装置7によってその搬送方向が第1搬送方向D1から第2搬送方向D2へと転換されて搬送される。なお、方向転換装置7によって第1方向搬送ユニット3から第2方向搬送ユニット5に基板Wを搬送する間、方向転換装置7の各浮上ユニット55のノズル55nからは圧縮空気が噴出されたままであり、第1方向転換ユニット57及び第2方向転換ユニット69のファンユニット61,73は駆動されたままである。ファンユニット61,73による吸引によって基板Wは常に第1及び第2全方向ローラ63,75と接触するが、上述したように推力は回転駆動されている第1又は第2全方向ローラ63,75の一方から受け、停止されている他方からは推力を受けずに下方より支持される。基板Wの搬送方向の転換に際してファンユニット61,73の駆動の切替が必要ないため、制御も簡素化でき搬送待ちやタイミングの同期などが必要なく、迅速な搬送を行える。
上記実施形態によれば、第2全方向ローラ75の回転駆動を停止させた状態で第1全方向ローラ63を回転駆動させて、第1搬送方向D1に沿って第1方向搬送ユニット3から方向転換装置7に基板Wが受け取られる。この際、回転駆動されない第2全方向ローラ75と基板Wとが接触していても、第2全方向ローラ75の周縁に設けられた複数のフリーローラ82が自由回転するため、基板Wの受け取りが阻害されることはない。また、第1全方向ローラ63の回転駆動を停止させ、かつ、第2全方向ローラ75の駆動を開始して、第2搬送方向D2に沿って方向転換装置7から第2方向搬送ユニット5に基板Wが送り出される。この際、回転駆動されない第1全方向ローラ63と基板Wとが接触していても、第1全方向ローラ63の周縁に設けられた複数のフリーローラ82が自由回転するため、基板Wの送り出しが阻害されることはない。
すなわち、第1及び第2全方向ローラ63,75を移動させる必要がないので、これらの移動によるタイムロスを生じさせることなく基板Wに与える推力の方向(搬送方向)を迅速に転換することができる。さらに、第1及び第2全方向ローラ63,75の移動機構なども必要ないため、簡素な機構で実現できる。また、方向転換時には、回転駆動されている第1全方向ローラ63を停止させると同時に第2全方向ローラ75の回転駆動を開始させるだけで良く、瞬時に基板Wの搬送方向を転換でき、搬送時間の短縮を実現できる。
また、上記実施形態では、第1及び第2全方向ローラケース59,71の第1及び第2全方向ローラ63,75の周囲が上方に向けて開口され、第1及び第2全方向ローラケース59,71に吸引孔59h,71hが形成され、第1及び第2方向転換ユニット57,69が第1及び第2全方向ローラケース59,71内の空気を吸引孔59h,71hから吸引するファンユニット61、73をそれぞれ備えている。このため、第1又は第2全方向ローラケース59,71の何れかを回転駆動させて基板Wに推力を与える際には、対応するファンユニット61、73を駆動して第1又は第2全方向ローラケース59,71の内部を負圧状態にして基板Wを吸引して、基板Wと回転駆動される第1又は第2全方向ローラケース59,71との接触状態が確保され、基板Wへの推力を確実に発生させることができる。
さらに、上記実施形態では、上述したように、第2全方向ローラ75の回転駆動を停止させた状態で第1全方向ローラ63を回転駆動させて、第1搬送方向D1に沿って第1方向搬送ユニット3から方向転換装置7に基板Wを受け取り、第1全方向ローラ63の回転駆動を停止させ、かつ、第2全方向ローラ75の回転駆動を開始して、第2搬送方向D2に沿って方向転換装置7から第2方向搬送ユニット5に基板Wを送り出す。このように、単に第1及び第2全方向ローラ63,75の回転駆動を切り換えるだけで、基板Wの搬送方向を迅速に転換できる。その際、待ち時間や(第1及び第2全方向ローラ63,75の回転駆動の切り換え以外の)タイミングの同期などは必要なく、搬送時間を短縮することができる。
またさらに、上記実施形態では、上述したように、方向転換装置7が基板Wを第1方向搬送ユニット3から受け取って前記第2方向搬送ユニット5に送り出すまでの間、第1及び第2方向転換ユニット57,69のファンユニット61,73が駆動され続ける。この結果、回転駆動されている第1又は第2方向転換ユニット57,69とは接触状態が確保されて推力が確実に伝達される。一方、回転駆動されていない第1又は第2方向転換ユニット57,69によって基板Wを下方より支持することができる。このとき、回転駆動されていない第1又は第2方向転換ユニット57,69と接触しても、フリーローラ82が自由回転するので基板Wの搬送に影響はない。また、基板Wの搬送方向の転換に際してファンユニット61,73の駆動の切替が必要ないため、制御も簡素化でき搬送待ちやタイミングの同期などが必要なく、迅速な搬送を行える。
なお、本発明は、上記実施形態の説明に限られるものではなく、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態では、各全方向ローラ63,75は、六つのフリーローラ82を有していたが、その数は六つに限定されない。また、上記実施形態では、各全方向ローラ63,75が二列に分けて設けられた。各全方向ローラ63,75の全周にわたって、フリーローラ82間に駆動力を伝達できないギャップを形成させないためにはこのように配設することが好ましいが、1列で配設されても良い。あるいは、各全方向ローラ63,75の厚さや部品点数の点から許容されるのであれば、3列以上に配設されても良い。
1 浮上搬送装置
3 第1方向搬送ユニット(第1浮上搬送装置)
5 第2方向搬送ユニット(第2浮上搬送装置)
7 浮上搬送方向転換装置
9 第1搬送ユニット本体
11,31,51 チャンバー
13,33,53 供給ファン
15,35,55 浮上ユニット
15n,35n,55n ノズル
17 第1搬送ユニット
19 第1搬送ローラケース
19h 第1吸引孔
21,41 吸引ファン
23 第1搬送ローラ
25 第1搬送モータ
27 第1搬送機構
29 第2搬送ユニット本体
37 第2搬送ユニット
39 第2搬送ローラケース
39h 第2吸引孔
43 第2搬送ローラ
45 第2搬送モータ
47 第2搬送機構
49 方向転換装置本体
57 第1方向転換ユニット
59 第1全方向ローラケース
59h,71h 吸引孔
61,73 ファンユニット
65 第1駆動モータ(アクチュエータ)
67 第1駆動機構
69 第2方向転換ユニット
71 第2全方向ローラケース
75 第2全方向ローラ
77 第2駆動モータ
79 第2駆動機構
80 反射型光電センサ
81 ローラ本体
82 フリーローラ
83 軸孔
84 自由回転軸
D1 第1搬送方向
D2 第2搬送方向
W 基板

Claims (4)

  1. 第1搬送方向に基板を浮上搬送する第1浮上搬送装置から基板を受け取り、前記第1搬送方向と交差する第2搬送方向に浮上搬送する第2浮上搬送装置に受け取った基板を送り出す際に、基板の搬送方向を前記第1搬送方向から前記第2搬送方向に転換する浮上搬送方向転換装置において、
    方向転換装置本体と、
    前記方向転換装置本体に設けられ、上面に浮上ガスを噴出するノズルが形成され、浮上ガスの圧力を利用して基板を浮上させる複数の浮上ユニットと、
    前記第1搬送方向に沿って前記方向転換装置本体に配設された第1全方向ローラケース、及び、前記第1全方向ローラケース内に設けられて基板の裏面を支持する、前記第2搬送方向と平行な駆動回転軸周りに回転駆動される第1全方向ローラを備え、前記第1浮上搬送装置から基板を受け取る複数の第1方向転換ユニットと、
    前記第1全方向ローラを回転駆動させる第1駆動アクチュエータと、
    前記第2搬送方向に沿って前記方向転換装置本体に配設された第2全方向ローラケース、及び、前記第2全方向ローラケース内に設けられて基板の裏面を支持する、前記第1搬送方向と平行な駆動回転軸周りに回転駆動される第2全方向ローラを備え、前記第2浮上搬送装置に基板を送り出す複数の第2方向転換ユニットと、
    前記第2全方向ローラを回転駆動させる第2駆動アクチュエータと、を備え、
    前記第1及び第2全方向ローラが、それぞれ、前記駆動回転軸周りに回転されるローラ本体と、前記ローラ本体の周縁に沿って自由回転可能に取り付けられた複数のフリーローラとを有しており、各フリーローラは、前記駆動回転軸に垂直な自由回転軸周りにそれぞれ自由回転可能である、ことを特徴とする浮上搬送方向転換装置。
  2. 前記第1全方向ローラケースの前記第1全方向ローラの周囲が上方に向けて開口され、
    前記第1全方向ローラケースに吸引孔が形成され、
    前記第1方向転換ユニットが前記全方向ローラケース内の空気を前記吸引孔から吸引するファンユニットを備えており、かつ、
    前記第2全方向ローラケースの前記第2全方向ローラの周囲が上方に向けて開口され、
    前記第2全方向ローラケースに吸引孔が形成され、
    前記第2方向転換ユニットが前記全方向ローラケース内の空気を前記吸引孔から吸引するファンユニットを備えている、ことを特徴とする請求項1に記載の浮上搬送方向転換装置。
  3. 請求項2に記載の浮上搬送方向転換装置の制御方法であって、
    前記第2全方向ローラの回転駆動を停止させた状態で前記第1全方向ローラを回転駆動させて、前記第1搬送方向に沿って前記第1浮上搬送装置から前記浮上搬送方向転換装置に基板を受け取り、
    前記第1全方向ローラの回転駆動を停止させ、かつ、前記第2全方向ローラの回転駆動を開始して、前記第2搬送方向に沿って前記浮上搬送方向転換装置から前記第2浮上搬送装置に前記基板を送り出す、ことを特徴とする浮上搬送方向転換装置の制御方法。
  4. 請求項3に記載の浮上搬送方向転換装置の制御方法であって、
    前記浮上搬送方向転換装置が前記基板を前記第1浮上搬送装置から受け取って前記前記第2浮上搬送装置に送り出すまでの間、前記第1及び第2方向転換ユニットの前記ファンユニットが駆動され続ける、ことを特徴とする浮上搬送方向転換装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0731709U (ja) * 1993-11-22 1995-06-16 昌次 松田 保管装置
JP2009035359A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Nippon Sekkei Kogyo:Kk 薄板状材料搬送装置

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