JP2011213277A - ハイブリッド車両 - Google Patents

ハイブリッド車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2011213277A
JP2011213277A JP2010084798A JP2010084798A JP2011213277A JP 2011213277 A JP2011213277 A JP 2011213277A JP 2010084798 A JP2010084798 A JP 2010084798A JP 2010084798 A JP2010084798 A JP 2010084798A JP 2011213277 A JP2011213277 A JP 2011213277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output torque
engine
motor generator
target
torque
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010084798A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Kamijo
祐輔 上條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2010084798A priority Critical patent/JP2011213277A/ja
Publication of JP2011213277A publication Critical patent/JP2011213277A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Retarders (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

【課題】運転者の違和感を抑制しつつ歯打ち音の発生を回避する。
【解決手段】ハイブリッド車両100の制御部70は、第2モータジェネレータの第1目標出力トルクを計算する目標出力トルク計算手段74と、第1目標出力トルクがゼロ近傍となった場合、第2モータジェネレータ52の目標出力トルクを所定の閾値を超える第2目標トルクとするために必要なエンジンの目標出力トルク低減量を計算する出力トルク低減量計算手段75と、出力トルク低減量だけエンジン22の目標出力トルクを低減させるために必要な点火時期の遅角量を設定する遅角量設定手段76と、エンジン22の点火時期を遅角させると共にエンジン22の目標出力トルクを目標出力トルク低減量だけ減少させ、第1目標トルクと第2目標トルクとの出力トルク差分だけ第2モータジェネレータ52の目標出力トルクを増加させる出力トルク変化手段77を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両の構造に関する。
近年、エンジンとモータジェネレータとを組み合わせたハイブリッド車両が多く用いられるようになってきている。最近のハイブリッド車両では、遊星歯車機構のサンギヤ,キャリア,リングギヤに第1モータジェネレータ,エンジンのクランクシャフト,駆動軸を接続し、駆動軸に減速ギヤ(プラネタリギヤ)を介して第2モータジェネレータが接続されたものが提案されている。このハイブリッド車では、第2モータジェネレータから出力されるトルクが値ゼロ付近の状態にあるときにエンジンのトルク脈動が駆動軸側に伝達されると、減速ギヤで噛み合っているギヤ同士が振動して歯打ち音(ガラ音)が生じる場合があるという問題があった。このため、エンジンの回転数を等パワー線に沿って増加させてエンジンからの出力トルクを減少させることによって第2モータジェネレータの出力トルクを増加させ、第2モータジェネレータの出力トルクがゼロ近傍とならないようにして歯打ち音の発生を回避する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
歯打ち音は、エンジンを始動する際やエンジンを停止する際に第2モータジェネレータの出力トルクがゼロ近傍となってしまう場合に発生することもある。このため、エンジン始動の際にエンジンを回転させるトルクと駆動軸に出力されるトルクをキャンセルするキャンセルトルクとを調整して歯打ち音を抑制することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。また、エンジン停止の際に歯打ち音が発生すると判定された際には、プラネタリギヤのいずれかの軸に負荷を結合させて歯打ち音の発生を抑制する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
また、車両が停止している場合には、歯打ち音が生じない微小トルク出力となるように、点火時期を通常運転の際よりも所定の角度だけ遅角させる方法が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2008−201351号公報 特開2009−132184号公報 特開平11−173171号公報 特開2007−126097号公報
特許文献1に記載された従来技術は、エンジンの回転数を増加させて歯打ち音(ガラ音)の発生を回避するものであるが、歯打ち音防止のためにエンジンの回転数を変化させるので運転者の操作と関係なくエンジンの回転数が変化する。このため、歯打ち音回避の運転を行った際に運転者に違和感を与えてしまうという問題がある。また、この方法の場合には、エンジンの出力トルクを低減するためにエンジンのスロットルを絞るので、これによるポンピングロスが増加して燃費が悪化すると共に、エンジンの応答遅れが発生してしまうという問題があった。また、特許文献2から4に記載された従来技術では、走行中に発生する歯打ち音の発生を効果的に回避することが出来ないという問題があった。
本発明は、運転者の違和感を抑制しつつ歯打ち音の発生を回避することを目的とする。
本発明のハイブリッド車両は、エンジンと、第1のモータジェネレータと、前記エンジンの出力軸と前記第1のモータジェネレータの入出力軸と車両駆動用動力出力軸とを接続する遊星歯車装置と、その入出力軸が前記車両駆動用動力出力軸とギヤを介して接続される第2のモータジェネレータと、前記エンジンと前記第2モータジェネレータとの出力トルクを変化させる制御部と、を備えるハイブリッド車両であって、前記制御部は、車両の走行状態に応じて前記第2モータジェネレータの第1目標出力トルクを計算する目標出力トルク計算手段と、前記エンジンの出力と前記第2モータジェネレータの出力とによって車両を駆動中に前記第1目標出力トルクがゼロ近傍となった場合、前記第2モータジェネレータの目標出力トルクを所定の閾値を超える第2目標トルクとするために必要な前記エンジンの目標出力トルク低減量を計算する出力トルク低減量計算手段と、前記出力トルク低減量だけ前記エンジンの目標出力トルクを低減させるために必要な点火時期の遅角量を設定する遅角量設定手段と、前記遅角量設定手段によって計算した遅角量だけ前記エンジンの点火時期を遅角させると共に前記エンジンの目標出力トルクを前記目標出力トルク低減量だけ減少させ、前記第1目標トルクと前記第2目標トルクとの出力トルク差分だけ前記第2モータジェネレータの目標出力トルクを増加させる出力トルク変化手段と、を有することを特徴とする。
本発明のハイブリッド車両において、前記制御部の前記出力トルク変化手段は、前記エンジンの回転数とスロットル開度とを略一定に保持して前記エンジンと前記第2モータジェネレータの出力トルクを変化させること、としても好適である。
本発明は、運転者の違和感を抑制しつつ歯打ち音の発生を回避することが出来るという効果を奏する。
本発明の実施形態におけるハイブリッド車両の構成を示す系統図である。 本発明の実施形態におけるハイブリッド車両が走行中の遊星歯車装置の共線図である。 本発明の実施形態におけるハイブリッド車両の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態におけるハイブリッド車両のトルク出力の変化を示す説明図である。 本発明の実施形態におけるハイブリッド車両のエンジンの点火時期とエンジン出力トルクとの関係を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施形態のハイブリッド車両100は、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の遊星歯車装置30と、遊星歯車装置30に接続された第1モータジェネレータ(MG1)51と、遊星歯車装置30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続された第2モータジェネレータ(MG2)52と、充放電可能な二次電池であるバッテリ50と、制御部70とを備えている。
遊星歯車装置30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なうよう構成されている。遊星歯車装置30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31には第1モータジェネレータ51が、リングギヤ32には車両駆動用動力出力軸であるリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、第1モータジェネレータ51が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、第1モータジェネレータ51が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力される第1モータジェネレータ51からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、車両の駆動輪63a,63bに出力される。
減速ギヤ35は、第2モータジェネレータ52の回転軸48の回転数を減速してリングギヤ軸32aに伝達可能に構成されている。減速ギヤ35は、外歯歯車のサンギヤ36と、このサンギヤ36と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ37と、サンギヤ36に噛合すると共にリングギヤ37に噛合する複数のピニオンギヤ38と、複数のピニオンギヤ38を自転かつ公転自在に保持するキャリア39とを備える遊星歯車機構として構成されている。減速ギヤ35のサンギヤ36には第2モータジェネレータ52の回転軸48が、リングギヤ37にはリングギヤ軸32aが接続されている。また、キャリア39はケースに固定されており、その回転が禁止されている。
第1、第2モータジェネレータ51,52は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、第1、第2インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。また、バッテリ50と第1、第2インバータ41,42との間にはバッテリ50の電圧を昇圧して各インバータ41,42に供給する昇圧コンバータ53が接続されている。
制御部70は、信号の処理を行うCPU71と、処理プログラムを記憶するROM72と、データを一時的に記憶するRAM73と、第2モータジェネレータ52の目標出力トルクを計算するMG2目標出力トルク計算手段74と、エンジン22の出力トルクの低減量を計算するエンジン出力トルク低減量計算手段75と、エンジン22の点火時期の遅角量を計算する遅角量設定手段76と、エンジン22と第2モータジェネレータ52の目標出力トルクを変化させる出力トルク変化手段77とを備えている。制御部70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。また、エンジン22、各インバータ41,42、昇圧コンバータ53はそれぞれ制御部70に接続され、制御部70の指令で駆動するよう構成されている。エンジン22に取り付けられているエンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクシャフト回転位置センサ24、各モータジェネレータ51,52に取り付けられている回転子位置検出センサ43,44は制御部70に接続され、エンジン22の回転数、各モータジェネレータ51,52の回転子の位置の各信号はそれぞれ制御部70に入力されるよう構成されている。バッテリ50は制御部70に接続され、出力電圧、出力電流、温度等のデータが制御部70に入力されるよう構成されている。
以上のように構成されたハイブリッド車両100の動作について説明する。遊星歯車装置30は、サンギヤ31の歯数のリングギヤ32の歯数に対する比率ρでエンジン22の出力トルクTeを第1モータジェネレータ51の回転軸であるサンギヤ31の回転軸49とリングギヤ軸32aに分配する分配比率が決まる。サンギヤ31の歯数のリングギヤ32の歯数に対する比率をρとし、エンジンの出力トルクをTeとすると、サンギヤ31の回転軸49に分配されるトルクTsとリングギヤ軸32aに分配されるトルクTr1は次のようになる。
ρ =(サンギヤ31の歯数)/(リングギヤ32の歯数) −− (式1)
Ts =ρ/(1+ρ)×Te −−−−−−−−−−−− (式2)
Tr1=1/(1+ρ)×Te −−−−−−−−−−−− (式3)
また、第2モータジェネレータ52からリングギヤ軸32aに伝達されるトルクTr2は、第2モータジェネレータ52の出力トルクをTm2、減速ギヤ35のギヤ比をGrとすると、
Tr2=Tm2×Gr −−−−−−−−−−−− (式4)
となる。
そして、図2の共線図に示すように、ハイブリッド車両100が走行している際には、サンギヤ31の回転軸49に分配されたトルクTsは発電を行う第1モータジェネレータ51の負荷トルクTm1とつりあい、リングギヤ軸32aに分配されたトルクTr1と第2モータジェネレータ52からリングギヤ軸32aに伝達されるトルクTr2の合計トルク(Tr1+Tr2)は、ハイブリッド車両100の走行抵抗TRとつりあっている。
TR=Tr1+Tr2 −−−−−−−−−−−− (式5)
式5と式3、式4とから
TR=[1/(1+ρ)×Te+Tm2×Gr] −−−−−−− (式6)
が導かれる。式6を整理すると、第2モータジェネレータ52の出力トルクTm2は、走行抵抗TR、サンギヤ31の歯数のリングギヤ32の歯数に対する比率ρ、エンジン22の出力トルクTe、減速ギヤ35のギヤ比Grによって次のように表される。
Tm2=[TR−1/(1+ρ)×Te]/Gr −−−−−−− (式7)
この式7から、走行抵抗トルクTRが一定の場合の第2モータジェネレータ52の出力トルクの変化量ΔTm2とエンジン22の出力トルクの変化量ΔTeとは、kを定数として、
ΔTe=(1+ρ)×Gr×ΔTm2=k×ΔTm2 −−−−−− (式8)
という関係で表される。
エンジン22の回転数、出力トルクTe、第1モータジェネレータ51の回転数、出力(負荷)トルクTm1、第2モータジェネレータ52の回転数、出力トルクTm2は、ハイブリッド車両の車速V、アクセルペダルの踏み込み量Acc、バッテリ50の残存容量(SOC)等によって変化し、燃費率が最適点で運転されるよう制御されている。
図3のステップS101に示すように、ハイブリッド車両100の走行中、制御部70は運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Acc、ブレーキペダルポジションBP,車速Vを各センサ84,86,88から取得する。そして、図2のステップS102に示すように、制御部70は、駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルク、すなわち走行抵抗トルクTRを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22と第1モータジェネレータ51、第2モータジェネレータ52の各目標回転数と各目標出力トルクを計算する。
図4の時間tに示すように、制御部70は、エンジン22の出力トルクがTe(図4の点d)、第2モータジェネレータ52の出力トルクがTm22で走行している状態(図4の点a)で、図4の時間tに示す次の走行状態における最適なエンジン22と第2モータジェネレータ52との出力トルクを計算し、エンジン22の第1目標出力トルクTe(図4の点e)、第2モータジェネレータ52の第1目標出力トルクTm21(図4の点b)とする(MG2目標トルク計算工程)。
図3のステップS103に示すように、制御部70は、図4に示す第2モータジェネレータ52の第1目標出力トルクTm21が歯打ち音(ガラ音)の発生する閾値Tm2tよりも低くなっている場合には、第2モータジェネレータ52の第1目標出力トルクTm21はゼロ近傍であると判断する。そして、制御部70は、図3のステップS104に示すように、エンジン22の回転数とスロットル開度とを変化させずに第2モータジェネレータ52の目標出力トルクTm2を図4に示す閾値Tm2tを超える第2目標出力トルクTm22とするために必要なエンジン22の目標出力トルク低減量ΔTeを計算する。先に説明したように、走行抵抗トルクTRが一定の場合の第2モータジェネレータ52の出力トルクの変化量ΔTm2とエンジン22の出力トルクの変化量ΔTeとは、kを定数として、
ΔTe=(1+ρ)×Gr×ΔTm2=k×ΔTm2 −−−−−− (式8)
という関係で表されることから、制御部70は、第2モータジェネレータ52の目標出力トルクTm2を第1目標出力トルクTm21から第2目標出力トルクTm22に(Tm22−Tm21)=目標出力トルク増加分ΔTm2だけ変化させるために必要なエンジン22の目標出力トルク低減量ΔTeを、
ΔTe=k×ΔTm2=k×(Tm22−Tm21) −−−−−− (式9)
のように計算する(エンジン出力低減量計算手段)。
図3のステップS105に示すように、制御部70は、図5に示すようなエンジン22の点火時期とエンジン出力トルクとのマップに基づいて、エンジン22の回転数とスロットル開度とを変化させずにエンジン22の出力トルクTeをエンジン22の第1目標出力トルクTeから上記の目標出力トルク低減量ΔTeだけ低減された第2目標出力トルクTeにするための通常の点火時期eaからの遅角量Δeaを設定する(遅角量設定工程)。そして、制御部70は、エンジン22の遅角後の点火時期eaを設定する。
図3のステップS106に示すように、制御部70は、エンジン22の点火時期を通常の点火時期eaから遅角後の点火時期eaに変更する指令を出力する。この指令によってエンジン22の点火時期が通常の点火時期eaから遅角量Δeaだけ変化した遅角後の点火時期eaとなる。また、制御部70はエンジン22の目標出力トルクTeを第1目標出力トルクTeから第2目標出力トルクTeに目標出力トルク低減量ΔTeだけ変化させる(図5の点gから点h、図4の点eからf)。また、図3のステップS107に示すように、制御部70は、第2モータジェネレータ52の目標出力トルクTm2を第1目標出力トルクTm21から第2目標出力トルクTm22にトルク増加分ΔTm2だけ変化させる(図4の点bから点c、出力トルク変化工程)。
そして、制御部70はエンジン22の出力トルクTeを図4に示す時間tのTeから図4に示す時間tの第2目標出力トルクTeに変化させ(図4の点dから点f)、第2モータジェネレータ52の出力トルクTm2を図4に示すtのTm20から図4に示す時間tの第2目標出力トルクTm22に変化させる(図4の点aから点c)。これによって、第2モータジェネレータ52の出力トルクTm2が閾値Tm2tより低い第1の目標出力トルクTm21で運転することを回避することができるので、歯打ち音(ガラ音)の発生を回避することができる。
本実施形態では、エンジン22が第1目標出力トルクTeで(図4の点e)、第2モータジェネレータ52が第1目標トルクTm21で運転されても(図4の点b)、エンジン22が第2目標運転トルクTeで(図4の点f)、第2モータジェネレータ52が第2目標出力トルクTm22で運転されても(図4のc点)エンジン22の回転数、スロットル開度は略一定で、歯打ち音(ガラ音)回避を行う際に運転者に違和感を与えることを抑制することが出来る。そして、第2モータジェネレータ52の目標出力トルク増加分ΔTm2をエンジン22の目標出力トルク低減量ΔTeで補償しているので、駆動力出力軸であるリングギヤ軸32aに出力される動力は変化せず、エンジン22、第2モータジェネレータ52の回転数も変化しないことからハイブリッド車両100は歯打ち音回避動作をしても回避動作をしない場合と同様の走行を行う。
以上説明した実施形態では、エンジン22の点火時期を遅角することによってエンジン22の出力トルクTeを低減させて第2モータジェネレータの出力トルクTm2を増大されることによって歯打ち音(ガラ音)の回避を図っており、従来技術のように等パワー線に沿ってエンジン22の回転数を増加させて出力トルクTeを低減する方法に比べて、エンジン22の回転数が変化しないので、歯打ち音(ガラ音)回避を行う際に運転者に違和感を与えることを抑制することが出来る。また、スロットル開度が変化しないので、歯打ち音(ガラ音)回避前後でのエンジン22のポンピングロスは変わらず、従来の方法に比較して歯打ち音回避運転の際の燃費悪化を少なくすることができる。更に、スロットルの開度が一定となっているので、運転者がアクセルペダル83を踏み込んで加速しようとした際に、エンジン22への吸気が遅れることがなく、エンジン22の応答遅れを抑制することが出来る。
22 エンジン、24 クランクシャフト回転位置センサ、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 遊星歯車装置、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、36 サンギヤ、37 リングギヤ、38 ピニオンギヤ、39 キャリア、41 第1インバータ、42 第2インバータ、43,44 回転子位置検出センサ、48 回転軸、50 バッテリ、51 第1モータジェネレータ、52 第2モータジェネレータ、53 昇圧コンバータ、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、70 制御部、71 CPU、72、ROM、73 RAM、74 MG2目標出力トルク計算手段、75 エンジン出力トルク低減量計算手段、76 遅角量設定手段、77 出力トルク変化手段、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、100 ハイブリッド車両。

Claims (2)

  1. エンジンと、
    第1のモータジェネレータと、
    前記エンジンの出力軸と前記第1のモータジェネレータの入出力軸と車両駆動用動力出力軸とを接続する遊星歯車装置と、
    その入出力軸が前記車両駆動用動力出力軸とギヤを介して接続される第2のモータジェネレータと、
    前記エンジンと前記第2モータジェネレータとの出力トルクを変化させる制御部と、を備えるハイブリッド車両であって、
    前記制御部は、
    車両の走行状態に応じて前記第2モータジェネレータの第1目標出力トルクを計算する目標出力トルク計算手段と、
    前記エンジンの出力と前記第2モータジェネレータの出力とによって車両を駆動中に前記第1目標出力トルクがゼロ近傍となった場合、前記第2モータジェネレータの目標出力トルクを所定の閾値を超える第2目標トルクとするために必要な前記エンジンの目標出力トルク低減量を計算する出力トルク低減量計算手段と、
    前記出力トルク低減量だけ前記エンジンの目標出力トルクを低減させるために必要な点火時期の遅角量を設定する遅角量設定手段と、
    前記遅角量設定手段によって計算した遅角量だけ前記エンジンの点火時期を遅角させると共に前記エンジンの目標出力トルクを前記目標出力トルク低減量だけ減少させ、前記第1目標トルクと前記第2目標トルクとの出力トルク差分だけ前記第2モータジェネレータの目標出力トルクを増加させる出力トルク変化手段と、
    を有することを特徴とするハイブリッド車両。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド車両であって、
    前記制御部の前記出力トルク変化手段は、
    前記エンジンの回転数とスロットル開度とを略一定に保持して前記エンジンと前記第2モータジェネレータの出力トルクを変化させること、
    を特徴とするハイブリッド車両。
JP2010084798A 2010-04-01 2010-04-01 ハイブリッド車両 Pending JP2011213277A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010084798A JP2011213277A (ja) 2010-04-01 2010-04-01 ハイブリッド車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010084798A JP2011213277A (ja) 2010-04-01 2010-04-01 ハイブリッド車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011213277A true JP2011213277A (ja) 2011-10-27

Family

ID=44943460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010084798A Pending JP2011213277A (ja) 2010-04-01 2010-04-01 ハイブリッド車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011213277A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023193415A1 (zh) * 2022-04-07 2023-10-12 广州汽车集团股份有限公司 混动车起停控制方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023193415A1 (zh) * 2022-04-07 2023-10-12 广州汽车集团股份有限公司 混动车起停控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4111140B2 (ja) 電動車両駆動制御装置及び電動車両駆動制御方法
JP3803269B2 (ja) パラレルハイブリッド車両
US7216618B2 (en) Control apparatus for driving vehicle and control method for driving vehicle
JP4888154B2 (ja) 車両およびその制御方法
US8948949B2 (en) Drive control apparatus for providing drive control to a hybrid electric vehicle, and hybrid electric vehicle
JP4296964B2 (ja) 車両駆動制御装置
JP5765347B2 (ja) ハイブリッド車両の駆動制御装置及びハイブリッド車両
US9114803B2 (en) Drive control apparatus for providing drive control to a hybrid electric vehicle, and hybrid electric vehicle
JP6219746B2 (ja) ハイブリッド車両
JP2007091073A (ja) 駆動装置およびこれを搭載する自動車並びに駆動装置の制御方法
JP4281750B2 (ja) 車両および車両の制御方法
JP2008161023A (ja) 車両およびその制御方法
JP4479458B2 (ja) 車両およびその制御方法
JP2006257894A (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP2009248913A (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP4365354B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法
JP2008143462A (ja) 車両及びその制御方法
JP2008213531A (ja) 車両およびその制御方法
JP2011219008A (ja) 自動車およびその制御方法
JP2008126809A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する車両並びに内燃機関の制御方法
JP2011213277A (ja) ハイブリッド車両
JP4215030B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法
JP2011207336A (ja) ハイブリッド車両
JP2009166517A (ja) ハイブリッド自動車およびその制御方法
JP2007126007A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する車両並びに動力出力装置の制御方法