JP2011212259A - 飲食物搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に搬送路を増設することができる飲食物搬送装置を提供すること。
【解決手段】飲食物10を調理するための厨房Cと飲食客が飲食物10の飲食を行うための客席6とに亘って設けられた基台4aと、飲食物10を厨房Cから客席6に搬送するための搬送路12を有する搬送ユニット25と、を備え、基台4aには、厨房Cから客席6にかけて搬送ユニット25の下端部を支持する支持部23が設けられており、支持部23に支持される搬送ユニット25の上端部には、搬送ユニット25とは別の搬送ユニット26を保持可能な保持部15bが設けられている。
【選択図】図4
【解決手段】飲食物10を調理するための厨房Cと飲食客が飲食物10の飲食を行うための客席6とに亘って設けられた基台4aと、飲食物10を厨房Cから客席6に搬送するための搬送路12を有する搬送ユニット25と、を備え、基台4aには、厨房Cから客席6にかけて搬送ユニット25の下端部を支持する支持部23が設けられており、支持部23に支持される搬送ユニット25の上端部には、搬送ユニット25とは別の搬送ユニット26を保持可能な保持部15bが設けられている。
【選択図】図4
Description
本発明は、飲食物を調理するための厨房と飲食客が飲食物の飲食を行うための客席とに亘って設けられた基台と、飲食物を厨房から客席に搬送するための搬送路を有する搬送ユニットと、を備える飲食物搬送装置に関する。
従来、店舗内の厨房エリアと客席エリアとの間に設けられた走行路(搬送路)と、飲食物を載置して走行路上を走行する走行体と、走行路に沿って駆動されるコンベアベルトを有する駆動ユニットと、を備え、走行体とコンベアベルトとを連結させた状態でコンベアベルトを駆動させることで、飲食物を載置した走行体を客席まで走行させる飲食物搬送装置がある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の飲食物搬送装置にあっては、来店する飲食客の増加等により提供される飲食物の必要搬送量が増加すると、走行路(搬送路)の新設若しくは増設を検討する必要が出てくるが、走行路を新設しようとすると、既設の走行路を一度撤去しなければならず手間がかかる。新たな走行路を既設の走行路の側方に増設しようとすると客席エリアを圧迫してしまい、一方、新たな走行路を既設の走行路の上方に設けようとすると、新たな走行路と既設の走行路とを接続させるための加工を施さなければならないという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、容易に搬送路を増設することができる飲食物搬送装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の飲食物搬送装置は、
飲食物を調理するための厨房と飲食客が前記飲食物の飲食を行うための客席とに亘って設けられた基台と、前記飲食物を前記厨房から前記客席に搬送するための搬送路を有する搬送ユニットと、を備え、前記基台には、前記厨房から前記客席にかけて前記搬送ユニットの下端部を支持する支持部が設けられており、該支持部に支持される前記搬送ユニットの上端部には、該搬送ユニットとは別の搬送ユニットを保持可能な保持部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、支持部に搬送ユニットの下端部を保持させるのみで容易に搬送ユニットを基台に対して設置することができるとともに、飲食物搬送装置が設けられる店舗の来客数に応じて既存の搬送路の妨げになることなく容易に基台の上方に搬送路を増設し、飲食物搬送装置の飲食物の搬送能力を向上させることができる。また、基台に対して既設の搬送路を撤去する手間を要さず、増設した搬送路とともに既設の搬送路とを併用することができる。
飲食物を調理するための厨房と飲食客が前記飲食物の飲食を行うための客席とに亘って設けられた基台と、前記飲食物を前記厨房から前記客席に搬送するための搬送路を有する搬送ユニットと、を備え、前記基台には、前記厨房から前記客席にかけて前記搬送ユニットの下端部を支持する支持部が設けられており、該支持部に支持される前記搬送ユニットの上端部には、該搬送ユニットとは別の搬送ユニットを保持可能な保持部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、支持部に搬送ユニットの下端部を保持させるのみで容易に搬送ユニットを基台に対して設置することができるとともに、飲食物搬送装置が設けられる店舗の来客数に応じて既存の搬送路の妨げになることなく容易に基台の上方に搬送路を増設し、飲食物搬送装置の飲食物の搬送能力を向上させることができる。また、基台に対して既設の搬送路を撤去する手間を要さず、増設した搬送路とともに既設の搬送路とを併用することができる。
本発明の飲食物搬送装置は、
前記保持部に保持される搬送ユニットの上端部には、該搬送ユニットとは更に別の搬送ユニットを保持可能な保持部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、基台に支持されている搬送ユニット及び保持部に保持されている搬送ユニットの保持関係と同一の保持関係を保ちながら、搬送ユニット同士を上方に向けて増設することができる。
前記保持部に保持される搬送ユニットの上端部には、該搬送ユニットとは更に別の搬送ユニットを保持可能な保持部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、基台に支持されている搬送ユニット及び保持部に保持されている搬送ユニットの保持関係と同一の保持関係を保ちながら、搬送ユニット同士を上方に向けて増設することができる。
本発明の飲食物搬送装置は、
前記搬送路は、水平方向で前記支持部を挟むように配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、水平方向の互いに対向する側から搬送路上の飲食物を取り上げることができるので、1つの基台における飲食物を搬送可能な客席数を増加させることができる。
前記搬送路は、水平方向で前記支持部を挟むように配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、水平方向の互いに対向する側から搬送路上の飲食物を取り上げることができるので、1つの基台における飲食物を搬送可能な客席数を増加させることができる。
本発明の飲食物搬送装置は、
前記支持部と前記保持部とは、上下方向で略同一直線状に配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、上下方向に搬送ユニットを増設することで荷重が水平方向で一方側に偏ることを防止することができる。
前記支持部と前記保持部とは、上下方向で略同一直線状に配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、上下方向に搬送ユニットを増設することで荷重が水平方向で一方側に偏ることを防止することができる。
本発明の飲食物搬送装置は、
前記支持部に支持される前記搬送ユニットと、前記保持部に保持される搬送ユニットと、が有する前記搬送路とは別の搬送路が前記基台に設けられており、該別の搬送路と、前記支持部に支持される前記搬送ユニットの搬送路と、前記保持部に保持される搬送ユニットの搬送路と、の内少なくとも1つ以上が前記客席から注文された前記飲食物を前記客席まで搬送する注文搬送路として用いられることを特徴としている。
この特徴によれば、基台と各搬送ユニットが有する搬送路によってそれぞれ飲食物を搬送しながら、客席から注文された飲食物のみを個別に搬送することができるので、飲食物の搬送時間の短縮化を図ることができるとともに、飲食客の増減に応じて注文搬送路の数を増減させることができる。
前記支持部に支持される前記搬送ユニットと、前記保持部に保持される搬送ユニットと、が有する前記搬送路とは別の搬送路が前記基台に設けられており、該別の搬送路と、前記支持部に支持される前記搬送ユニットの搬送路と、前記保持部に保持される搬送ユニットの搬送路と、の内少なくとも1つ以上が前記客席から注文された前記飲食物を前記客席まで搬送する注文搬送路として用いられることを特徴としている。
この特徴によれば、基台と各搬送ユニットが有する搬送路によってそれぞれ飲食物を搬送しながら、客席から注文された飲食物のみを個別に搬送することができるので、飲食物の搬送時間の短縮化を図ることができるとともに、飲食客の増減に応じて注文搬送路の数を増減させることができる。
本発明に係る飲食物搬送装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る飲食物搬送装置につき、図1から図5を参照して説明する。図1の符号1は、寿司10等の飲食物を搬送する飲食物搬送装置である。図1及び図2に示すように、この飲食物搬送装置1は、例えば回転寿司店等の飲食店において、料理人が調理を行う厨房Cと飲食客が飲食を行う店内Kとに亘って延設された本発明における基台としての支持台2が設けられており、料理人が調理した飲食物としての寿司10が載置された寿司皿3を店内の飲食客に循環搬送して、寿司10を提供する装置である。
支持台2は、上部に無端状の循環搬送路9が設けられた3つの島部4a,4b,4cを備え、平面視櫛歯状に形成されており、各島部4a,4b,4cを囲むように飲食カウンタ5及び飲食テーブル6と、飲食カウンタ5及び飲食テーブル6で飲食客が着座する飲食シート7とが配備されている。これら飲食テーブル6及び飲食シート7、または飲食カウンタ5及び飲食シート7とによって本実施例における客席が構成されている。
また、図1に示すように、店内Kと厨房Cとの間には、店内Kと厨房Cとを隔てる壁Wが設けられており、循環搬送路9に載置された寿司皿3は、壁Wに設けられた複数の開口8を通過して店内の各島部4a,4b,4cにほぼ一定速度にて搬送されて、飲食客に提供されるようになっている。
図2に示すように、循環搬送路9は、互いに相対移動可能に連結された公知のクレセントチェーンコンベア9aによって形成されており、これらクレセントチェーンコンベア9aをほぼ一定速度にて移動するように駆動する駆動モータ(図示せず)が、循環搬送路9の内部の適宜位置に設けられている。
循環搬送路9は、厨房Cで寿司10の載置された寿司皿3が投入されると、図1に示すように、先ず、寿司皿3を店内Kの右端の島部4aに搬送し、この島部4aの先端部まで搬送した後に、折り返して再び島部4aの根元部分である厨房C側まで戻り、次いで中央の島部4bに搬送するようになっており、更に左端の島部4cまで寿司皿3を搬送した後に再び厨房Cに寿司皿3を戻す。以降、循環搬送路9は、同様に寿司皿3を循環して搬送する。尚、各島部4a,4b,4cにおける循環搬送路9間には、各島部4a,4b,4cの略全長に沿って本発明における支持部としての支持孔23が所定間隔毎に形成されている。
図2、図3及び図4に示すように、各島部4a,4b,4cの上方には、各島部4a,4b,4cの前後に配備された飲食テーブル6と飲食シート7に着座している飲食客に対して、飲食客が注文した飲食物としての寿司10が載置された寿司皿3を厨房Cから寿司10を注文した飲食客の飲食テーブル6まで搬送するための搬送路12が配置されている。以下、各島部4a,4b,4cにおける搬送路12の構成は同一であり、更に、搬送路12は前後の構成が同一であるので、本実施例では島部4aの搬送路12の一方側についてのみ説明する。
搬送路12は、厨房Cから島部4aの先端にかけて循環搬送路9の直上に配置されている。この搬送路12上には、寿司10を載置した寿司皿3を載置した状態でクレセントチェーンコンベア9aの上方を走行可能な搬送トレー13と、搬送路12の略全長に沿って、搬送トレー13を搬送路12上で往復走行させるための駆動ユニット14と、が配置されている。
島部4aの前後方向略中央には、島部4aの長手方向の略全長に亘って円柱形の支柱15が所定間隔毎に設けられている。これら支柱15の下端部は、支持孔23と略同一の直径を有する挿通部15aに形成されており、下端部を除く上部は、支持孔23より大きな直径に形成されている。また、支柱15の上端部には、下方に向けて挿通部15aと略同一の直径の、本発明における保持部としての保持孔15bが形成されている。
また、各支柱15には、支柱15の垂直方向に沿って延設された垂直片17aと、垂直片17aの下端部から正面側に向けて水平方向に延設された水平片17bとから構成された、側面視略L字形状に形成されたブラケット17が取り付けられている。これらブラケット17の水平片17b上面の後部側に駆動ユニット14が固定されている。更に、各ブラケット17の前端部には、側断面視略L字形状に形成されたガイドフレーム18が島部4aの長手方向略全長に亘って取り付けられている。
駆動ユニット14は、特に図示しないが駆動モータと、この駆動モータに連結された駆動回転体としての駆動ローラと、駆動モータに連係しない従動回転体としての従動ローラと、これら駆動ローラと従動ローラとの外周に掛け渡された環状部材としてのコンベアベルト19とを少なくとも含む駆動部品と、これら複数の駆動部品が一体的に組み付けられるケース部材20(図4参照)と、から構成されている。
コンベアベルト19は、駆動モータが駆動することによって駆動ローラが回動を開始すると、駆動ローラと搬送ローラとの間で無端回動するようになっている。尚、コンベアベルト19の長手方向の所定位置には、搬送トレー13と連結するための連結片21が設けられている。
搬送トレー13は、図2及び図4に示すように、支柱15からブラケット17の前端部までの前後寸法よりも短い前後幅寸法に形成されている。また、搬送トレー13の上部には、上方に開口する円形状の載置孔13aが搬送トレー13の搬送方向に沿って複数(本実施例では2つ)形成されており、これら載置孔13a内に寿司10が載置された寿司皿3を載置するようになっている。また、搬送トレー13の駆動ユニット14と対向する後端部は、上方に向かって延設された立設片13bに形成されており、この立設片13bとコンベアベルト19に設けられた連結片21とは、螺子等により互いに螺着されている。
一方、搬送トレー13の飲食テーブル6と対向する前端部には、搬送トレー13の搬送方向に沿って2つの荷重ローラ22が取り付けられている。これら荷重ローラ22は、ガイドフレーム18の上面18aと当接するように配置されている。このため、搬送トレー13は前端部を荷重ローラ22によって支持され、後端部をコンベアベルト19及び連結片21によって支持されている。
そして、搬送トレー13はコンベアベルト19の無端回動によってガイドフレーム18の上面18a上を走行するようになっており、飲食シート7に着座している飲食客から注文があった寿司10の寿司皿3を載置すると、厨房Cから注文がなされた飲食シート7の飲食テーブル6の正面までガイドフレーム18の上面18aを走行するようになっている。つまり、ガイドフレーム18の上面18aが本発明における搬送路12を構成している。
尚、前述の図示しない駆動モータは、ロータリーエンコーダを備えており、このロータリーエンコーダによって駆動モータの回転量を計測することで、走行トレー13を各飲食テーブル6まで走行させることができるようになっている。
また、図2及び図4に示すように、駆動ユニット14と立設片13b及び連結片21は、A−A断面視で下向コ字状に形成されたカバー体24によって外面視から隠蔽されている。このカバー体24は、島部4aの長手方向側の全長と略同寸に形成されているとともに、上端部には、島部4aの長手方向の略全長に沿ってカバー体24を上下方向に貫通する貫通孔24aが所定間隔毎に形成されている。
これら貫通孔24aは、保持孔15bと略同一の直径に形成されているとともに、カバー体24が駆動ユニット14と立設片13b及び連結片21を上方から隠蔽することで、それぞれが支柱15の保持孔15bと連通するようになっている。
以上、これら搬送路12と支柱15とブラケット17と駆動ユニット14と搬送トレー13及びカバー体24によって本実施例における第1搬送ユニット25が構成されている。この第1搬送ユニット25は、厨房C側から店内K側にかけて各支柱15の挿通部15aを島部4aの各支持孔23に上方から挿通させることによって、島部4aの略全長である厨房C側から店内K側にかけて下方から支持される。このとき、支持孔23は、水平方向で両搬送路12,12間に配置されるとともに、上下方向で保持孔15bと略同一直線状に配置される。
このように、第1搬送ユニット25を島部4aに配置することで、循環搬送路9で寿司10を循環搬送しながら、各飲食テーブル6から注文された寿司10を載置した搬送トレー13を、両搬送路12,12で各飲食テーブル6までさせることができるようになっている。つまり、本実施例における搬送路12,12は、本発明における注文搬送路を構成している。
そして、図4に示すように、第1搬送ユニット25の上部には、第1搬送ユニット25と同様に、厨房C側から店内K側にかけて各飲食テーブル6から注文された寿司10を各飲食テーブル6まで搬送可能な第2搬送ユニット26を取り付けることができるようになっている。
この第2搬送ユニット26は、第1搬送ユニット25と同一の形状且つ同一の構成の搬送路27と支柱28とブラケット29と駆動ユニット30と搬送トレー31及びカバー体32とを備えている。特に、第2搬送ユニット26の支柱28の下端部には、第1搬送ユニット25における支柱15の保持孔15bに挿通可能な挿通部28aが形成されており、支柱28の上端部には保持孔28bが形成されている。また、カバー体32の上端部には、各保持孔28bと上下方向で連通する貫通孔32aが形成されている。
このように構成された第2搬送ユニット26は、各支柱28の挿通部28aを第1搬送ユニット25のカバー体24の各貫通孔24aを介して各保持孔15bに挿通させることによって、第1搬送ユニット25によって島部4aの略全長である厨房C側から店内K側にかけて下方から保持される。この状態で、搬送路27上を走行する搬送トレー31は、飲食客が注文した寿司10が載置された寿司皿3を、厨房Cから寿司10を注文した飲食客の飲食テーブル6まで搬送するようになっている。つまり、本実施例における搬送路27,27は、搬送路12,12とともに本発明における注文搬送路を構成している。
尚、カバー体24の上端部に形成された貫通孔24aは、第2搬送ユニット26を用いずに第1搬送ユニット25のみで用いる場合、樹脂等の軟質材で構成された図示しないキャップを嵌合させることで被覆しておくことが望ましい。このように第1搬送ユニット25を構成することで、貫通孔24a内への異物の侵入を防ぐことができる。
更に、図5に示すように、第2搬送ユニット26の上部には、第1搬送ユニット25及び第2搬送ユニット26と同様に、厨房C側から店内K側にかけて各飲食テーブル6から注文された寿司10を各飲食テーブル6まで搬送可能な第3搬送ユニット33を取り付けることができるようになっている。
この第3搬送ユニット33は、下端部が第2搬送ユニット26における支柱28の保持孔28bに挿通可能な挿通部34aに形成された複数の支柱34と、これら支柱34の上端部によって下方から支持される搬送路35と、この搬送路35上で寿司10を載置した状態で厨房C側から店内K側にかけて荷重ローラ36によって走行する搬送トレー37と、を備えている。
この搬送路35上での搬送トレー37は、特に図示しないが、搬送トレー37自体に駆動モータを備えるとともに、この駆動モータの駆動によって荷重ローラ36を回転させることで走行するようになっている。
このように構成された第3搬送ユニット33は、各支柱34の挿通部34aを第2搬送ユニット26のカバー体32の各貫通孔32aを介して各保持孔28bに挿通させることによって、第2搬送ユニット26によって島部4aの略全長である厨房C側から店内K側にかけて下方から保持される。
この状態で、搬送路35上を走行する搬送トレー37は、飲食客が注文した寿司10が載置された寿司皿3を、厨房Cから寿司10を注文した飲食客の飲食テーブル6まで搬送するようになっている。つまり、つまり、本実施例における搬送路35,35は、搬送路12,12及び搬送路27,27とともに本発明における注文搬送路を構成している。
このため、本実施例における飲食物搬送装置1では、循環搬送路9において寿司10を島部4aから島部4cにかけて循環搬送しながら、第1搬送ユニット25と第2搬送ユニット26及び第3搬送ユニット33により飲食客が注文した寿司10を飲食客の飲食テーブル6まで搬送することができるため、各飲食テーブル6への飲食客から注文された寿司10の搬送にかかる時間を短縮化することができるようになっている。
尚、第3搬送ユニット33の上端部には、下方に向けてLEDランプや蛍光管等によって投光する照明装置38が設けられており、この照明装置38の投光によって、照明装置38の下方に配置されている循環搬送路9及び各搬送路12,27が照明されるようになっている。
更に尚、これら島部4aと第1搬送ユニット25と第2搬送ユニット26及び第3搬送ユニット33とにおける支持孔23と保持部孔15b、28bとは、全て上下方向で略同一直線状に配置されている。
また、第1搬送ユニット25と第2搬送ユニット26とが同一形状且つ同一の構成なので、第1搬送ユニット25と第2搬送ユニット26との間の汎用性を高めながら、第1搬送ユニット25と第2搬送ユニット26とを安価に量産することができる。
以上、本実施例における飲食物搬送装置1は、寿司10を調理するための厨房Cと飲食客が寿司10の飲食を行うための飲食テーブル6とに亘って設けられた島部4a,4b,4cと、寿司10を厨房Cから飲食テーブル6に搬送するための搬送路12を有する第1搬送ユニット25と、を備え、島部4a,4b,4cには、厨房Cから飲食テーブル6にかけて第1搬送ユニット25の挿通部15aを支持する支持孔23が設けられており、支持孔23に支持される第1搬送ユニット25の上端部には、第1搬送ユニット25とは別の第2搬送ユニット26を保持可能な保持孔15bが設けられているので、支持孔23に第1搬送ユニット25の挿通部15aを保持させるのみで容易に第1搬送ユニット25を島部4a,4b,4cに対して設置することができるとともに、飲食物搬送装置1が設けられる店舗の来客数に応じて既存の搬送路の妨げになることなく容易に島部4a,4b,4cの上方に搬送路を増設し、飲食物搬送装置1の寿司10の搬送能力を向上させることができる。また、島部4a,4b,4cに対して既設の搬送路12を撤去する手間を要さず、増設した搬送路27とともに既設の搬送路12を併用することができる。
また、保持孔15bに保持される第2搬送ユニット26の上端部には、第2搬送ユニット26とは更に別の第3搬送ユニットを保持可能な保持孔28bが設けられているので、島部4a,4b,4cに支持されている第1搬送ユニット及び保持孔15bに保持されている第2搬送ユニットの保持関係と同一の保持関係を保ちながら、搬送ユニット25,26,33同士を上方に向けて増設することができる。
また、搬送路12,27,35は、水平方向で支持孔23を挟むように配置されているので、水平方向の互いに対向する側から搬送路12,27,35上の寿司10を取り上げることができるので、1つの島部4a,4b,4cにおける寿司10を搬送可能な飲食テーブル6数を増加させることができる。
また、支持孔23と保持孔15b,28bとは、上下方向で略同一直線状に配置されているので、上下方向に搬送ユニット25,26,33を増設することで荷重が水平方向で一方側に偏ることを防止することができる。
また、支持孔23に支持される第1搬送ユニット25と、保持孔15b,28bに保持される第2搬送ユニット25及び第3搬送ユニット33と、が有する搬送路12,27,35とは別の循環搬送路9が島部4a,4b,4cに設けられており、循環搬送路9と、支持孔23に支持される第1搬送ユニット25の搬送路12と、保持孔15b,28bに保持される第2搬送ユニット26の搬送路27及び第3搬送ユニット33の搬送路35と、の内少なくとも1つ以上が飲食テーブル6から注文された寿司10を飲食テーブル6まで搬送する注文搬送路として用いられるので、島部4a,4b,4cと各搬送ユニット25,26,33が有する搬送路9,12,27,35によってそれぞれ寿司10を搬送しながら、飲食テーブル6から注文された寿司10のみを個別に搬送することができるので、寿司10の搬送時間の短縮化を図ることができるとともに、飲食客の増減に応じて注文搬送路の数を増減させることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、飲食物を寿司10として説明したが、飲食物は寿司10以外の料理や酒類等の飲料であってもよい。
また、前記実施例では、島部4a,4b,4c上にて第1搬送ユニット25と第2搬送ユニット26及び第3搬送ユニット33とを上下方向に連設させたが、提供する寿司10の必要搬送量に応じて第1搬送ユニット25の上部に第2搬送ユニット26または第3搬送ユニット33のみを連設させる、或いは第1搬送ユニット25と第3搬送ユニット33との間で第2搬送ユニット26を複数段連設するようにしてもよい。
また、前記実施例では、島部4a,4b,4cに循環搬送路9を設け、第1搬送ユニット25と第2搬送ユニット26及び第3搬送ユニット33の搬送路12,27,35を注文搬送路としたが、第1搬送ユニット25の搬送路12,12及び第2搬送ユニット26の搬送路27,27をそれぞれ循環搬送路9と同一構成の循環搬送路に構成し、第3搬送ユニット33の搬送路35のみを注文搬送路として使用するようにしてもよい。
また、前記実施例では、島部4a,4b,4cに亘って循環搬送路9によって寿司10を循環搬送させたが、循環搬送路を各島部4a,4b,4c毎に独立して循環搬送させるように設け、これら循環搬送路によって各飲食テーブル6から注文された寿司10を搬送するようにしてもよい。
また、前記実施例では、第1搬送ユニット25と第2搬送ユニット26とを同一形状且つ同一の構成としたが、第2搬送ユニット25の前後寸法を第1搬送ユニット25の前後寸法よりも支柱28を中心に短寸に形成することで、搬送路12上を走行トレー13によって搬送される寿司10を飲食テーブル6から視認し易いようにしてもよい。
1 飲食物搬送装置
2 支持台(基台)
3 寿司皿
4a,4b,4c 島部(基台)
5 飲食カウンタ(客席)
6 飲食テーブル(客席)
7 飲食シート(客席)
9 循環搬送路
10 寿司(飲食物)
12 搬送路
15 支柱
15a 挿通部
15b 保持孔(保持部)
18a 上面
23 支持孔(支持部)
25 第1搬送ユニット
26 第2搬送ユニット
27 搬送路
28 支柱
33 第3搬送ユニット
C 厨房
2 支持台(基台)
3 寿司皿
4a,4b,4c 島部(基台)
5 飲食カウンタ(客席)
6 飲食テーブル(客席)
7 飲食シート(客席)
9 循環搬送路
10 寿司(飲食物)
12 搬送路
15 支柱
15a 挿通部
15b 保持孔(保持部)
18a 上面
23 支持孔(支持部)
25 第1搬送ユニット
26 第2搬送ユニット
27 搬送路
28 支柱
33 第3搬送ユニット
C 厨房
Claims (5)
- 飲食物を調理するための厨房と飲食客が前記飲食物の飲食を行うための客席とに亘って設けられた基台と、前記飲食物を前記厨房から前記客席に搬送するための搬送路を有する搬送ユニットと、を備え、前記基台には、前記厨房から前記客席にかけて前記搬送ユニットの下端部を支持する支持部が設けられており、該支持部に支持される前記搬送ユニットの上端部には、該搬送ユニットとは別の搬送ユニットを保持可能な保持部が設けられていることを特徴とする飲食物搬送装置。
- 前記保持部に保持される搬送ユニットの上端部には、該搬送ユニットとは更に別の搬送ユニットを保持可能な保持部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の飲食物搬送装置。
- 前記搬送路は、水平方向で前記支持部を挟むように配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の飲食物搬送装置。
- 前記支持部と前記保持部とは、上下方向で略同一直線状に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の飲食物搬送装置。
- 前記支持部に支持される前記搬送ユニットと、前記保持部に保持される搬送ユニットと、が有する前記搬送路とは別の搬送路が前記基台に設けられており、該別の搬送路と、前記支持部に支持される前記搬送ユニットの搬送路と、前記保持部に保持される搬送ユニットの搬送路と、の内少なくとも1つ以上が前記客席から注文された前記飲食物を前記客席まで搬送する注文搬送路として用いられることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の飲食物搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010083817A JP2011212259A (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 飲食物搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010083817A JP2011212259A (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 飲食物搬送装置 |
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ID=44942640
Family Applications (1)
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JP2010083817A Pending JP2011212259A (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 飲食物搬送装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2011212259A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6246069U (ja) * | 1985-09-10 | 1987-03-20 | ||
JP2002191440A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-09 | Keigo Matsumoto | 回転多段テーブル |
JP2008272455A (ja) * | 2008-03-26 | 2008-11-13 | Arekkusu Engineering Kk | 個別搬送装置 |
JP2009067486A (ja) * | 2007-09-10 | 2009-04-02 | Ishino Seisakusho Co Ltd | 搬送装置 |
-
2010
- 2010-03-31 JP JP2010083817A patent/JP2011212259A/ja active Pending
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A621 | Written request for application examination |
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