JP2011212145A - キッチンペーパー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】2枚のシートが積層されたキッチンペーパーであって、
親水性繊維を90%以上含むクレープ紙と、親水性繊維を40%以上含みエアレイド法による不織布シートとが、それらに付与されたマクロエンボスの天部に付与された接着剤を介してネステッド形式で積層一体化され、
そのマクロエンボスのエンボス面積率がキッチンペーパーの片面の面積に対して5.0〜40%であり、かつ、少なくともクレープ紙に付与されたマクロエンボスは、その単位マクロエンボスのエンボス天部面積が1.75〜9.0mm2、エンボス深さが0.9〜1.5mmであるキッチンペーパーにより解決される。
【選択図】図1
Description
ここで、本出願人は、非エンボスの不織布シートとエンボス付与したクレープ紙を積層したキッチンペーパーを開発した(下記特許文献2)。
<請求項1記載の発明>
クレープ紙とエアレイド法による不織布シートとが積層されたプライ構造を有し、
そのプライ構造とする積層一体化がニードルパンチによりされていることを特徴とするキッチンペーパー。
積層された各シートが、接着剤により接着されていない請求項1記載のキッチンペーパー。
クレープ紙と不織布シートとが各一層の2層構造であるか、又は表裏面層がクレープ紙であり、表裏面層の間に位置する中間層が不織布シートである3層構造である請求項1又は2記載のキッチンペーパー。
表面側から裏面側へ向かって打ち抜くニードルパンチと、裏面側から表面側へ向かって打ち抜くニードルパンチの双方のニードルパンチにより積層一体化がされている請求項1〜3の何れか1項に記載のキッチンペーパー。
キッチンペーパーの縁部に沿ってニードルパンチを線状に付与した請求項1〜4の何れか1項に記載のキッチンペーパー。
クレープ紙のMD方向に沿う線状のニードルパンチのみ付与されている請求項1〜5の何れか1項に記載のキッチンペーパー。
表面側から裏面側へ向かって打ち抜くニードルパンチと、裏面側から表面側へ向かって打ち抜くニードルパンチとが交互に又は規則的に入れ替わるように並列されて線が形成されている請求項1〜6の何れか1項に記載のキッチンペーパー。
クレープ紙及びエアレイド不織布シートにエンボス天部面積が1.75〜9.0mm2、エンボス深さが0.9〜1.5mmのマクロエンボスが付与されている請求項1記載のキッチンペーパー・
クレープ紙に、単位エンボスの面積が0.04〜1.0mm2、エンボス深さ0.1〜1.0mmのマイクロエンボスがキッチンペーパーの片面の面積に対して5.0〜40%付与されており、かつ、不織布シートにはマイクロエンボスが付与されていない請求項1記載のキッチンペーパー。
不織布シートは、繊維長1.0〜12.0mmのパルプ繊維を40%以上含む請求項1〜3の何れか1項に記載のキッチンペーパー。
『第1の構造例』
本発明の第1の構造例を図1〜5を参照しながら説明する。
本構造例にかかるキッチンペーパーX1は、クレープ紙1とエアレイド法による不織布シート2とが積層された2プライ構造とされ、そのプライ構造とする積層一体化は、シートの側縁部にシート側縁Eに沿って線状に設けられたニードルパンチ10(以下、ニードルパンチ線11ともいう)によりされている。
次いで、第2の構造例を図6を参照しながら説明する。第2の構造例は、第1の構造例とはニードルパンチ10による線11の配置態様が異なっている。第1の構造例では、CD方向の縁部Eに沿ってニードルパンチ線11が形成されていない形態であるが、本発明はCD方向の縁Eにもニードルパンチ10が線状に配されている。すなわち、キッチンペーパーX1の周縁Eにわたってニードルパンチ線11が配されている。その他の点について第1の構造例と同様の構成であるので説明を省略する。
次いで、第3の構造例を図7を参照しながら説明する。第1及び第2の構造例と同様の点は説明を省略する。第3の構造例は、図示例の如くニードルパンチ線11が平面視で格子状に配された形態である。この形態のようにニードルパンチ線11を格子状に配すると意匠性が向上するとともに、各シートの一体化が強まる。ここで、ニードルパンチ線11を格子状にすると両シート1,2を強固に積層一体化することができるが、接着剤で付与する場合と異なり、シートが硬くなったりすることがない。また、接着剤で接着した場合と比較すると、使用者が意図して両シートを剥離させる分離することが容易であるという利点がある。
次いで、第4の構造例を図8〜11を参照しながら説明する。本形態は、表裏面層がクレープ紙1A,1B、中間層が不織布シート2とされた3層構造となっている。表裏面のクレープ紙1A,1BのMD方向CD方向は同一であるのが望ましい。図5に示すよう製造方法例と同様に、連続クレープ紙を巻取った原反ロール、連続不織布シートを巻取った原反ロールから各シートを繰り出して、積層一体化するプライマシンによって積層一体化して製造可能となり、製造容易なものとなる。
ここで、本発明のニードルパンチとは、直径0.2〜2.0mmの先端が鋭利に尖っているニードルを積層シートを貫通するようにして刺し込み引き抜くことで積層シートを積層一体化する既知の技術である。本形態においては、先端鋭利に尖っているニードルの差し込み及び引き抜きによって形成することができる。
他方、本発明におけるキッチンペーパーX1のクレープ紙1は、パルプ繊維を90%以上含むのが望ましく、90%以上とすることで、エアレイド不織布シートのみでは発現し難いクレープ紙特有の水分吸収保持性が効果的に発現する。ここで、パルプ繊維の含有量については、好ましくは98%以上、より好ましくは100%である。
この数値範囲については、少なくとも90%以上であれば、不織布シートで発現し難い水分保持性、水分の裏抜け防止性等のクレープ紙特有の効果を奏する。
本発明における不織布シート2は、好ましくは親水性繊維を40%、より好ましくは50%以上、さらに好ましくは85%以上含む。特別には、親水性繊維100%からなる不織布シートであるのがよい。親水性繊維を40%以上含むことで、不織布シート面における水分吸収性が好適に発揮される。40%未満であると、不織布シート自体の水分吸収性の悪化のみならず、親水性繊維、特にパルプ繊維を90%以上含むクレープ紙と1の親和性も悪化し、製造時においてはニードルパンチによる積層一体化が維持されがたくなる。また、不織布シート2からクレープ紙1への水分移行性が十分なものではなくなる。
化学繊維について例示すれば、ポリオレフィン繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維が挙げられる。
繊維の接着に用いる接着剤は、キッチンペーパーの食材に触れるという本質的な用途を考慮して、エアレイド不織布シートに用いられる既知の接着剤が用いられる。
本発明のキッチンペーパーは、クレープ紙及び不織布シートのそれぞれにマクロエンボス(図示はしない)を付与することができる。クレープ紙にはマイクロエンボスを付与することもできる。エンボスを付与することで意匠性が高まる。
ここで、ネステッド形式とは、各シートに付与されたマクロエンボスの位置関係が、一方のシートのエンボス底部に対して、他方のシートのエンボス天部が対面して臨む関係にあるものである。なお、底部とは対面するシートから見て凹となる部分、天部とは対面するシートから見て凸となる部分である。
本発明のキッチンペーパーX1は、特に図13に示すように、帯状としてこれを短手方向の紙幅と実質的に同幅の管芯4に巻くなどしてロール状のキッチンペーパー製品X2とするに適する。
Claims (10)
- クレープ紙とエアレイド法による不織布シートとが積層されたプライ構造を有し、
そのプライ構造とする積層一体化がニードルパンチによりされていることを特徴とするキッチンペーパー。 - 積層された各シートが、接着剤により接着されていない請求項1記載のキッチンペーパー。
- クレープ紙と不織布シートとが各一層の2層構造であるか、又は表裏面層がクレープ紙であり、表裏面層の間に位置する中間層が不織布シートである3層構造である請求項1又は2記載のキッチンペーパー。
- 表面側から裏面側へ向かって打ち抜くニードルパンチと、裏面側から表面側へ向かって打ち抜くニードルパンチの双方のニードルパンチにより積層一体化がされている請求項1〜3の何れか1項に記載のキッチンペーパー。
- キッチンペーパーの縁部に沿ってニードルパンチを線状に付与した請求項1〜4の何れか1項に記載のキッチンペーパー。
- クレープ紙のMD方向に沿う線状のニードルパンチのみ付与されている請求項1〜5の何れか1項に記載のキッチンペーパー。
- 表面側から裏面側へ向かって打ち抜くニードルパンチと、裏面側から表面側へ向かって打ち抜くニードルパンチとが交互に又は規則的に入れ替わるように並列されて線が形成されている請求項1〜6の何れか1項に記載のキッチンペーパー。
- クレープ紙及びエアレイド不織布シートにエンボス天部面積が1.75〜9.0mm2、エンボス深さが0.9〜1.5mmのマクロエンボスが付与されている請求項1記載のキッチンペーパー・
- クレープ紙に、単位エンボスの面積が0.04〜1.0mm2、エンボス深さ0.1〜1.0mmのマイクロエンボスがキッチンペーパーの片面の面積に対して5.0〜40%付与されており、かつ、不織布シートにはマイクロエンボスが付与されていない請求項1記載のキッチンペーパー。
- 不織布シートは、繊維長1.0〜12.0mmのパルプ繊維を40%以上含む請求項1〜3の何れか1項に記載のキッチンペーパー。
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