JP2011209435A - 楽曲データ供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カラオケ端末へ楽曲データを供給するときの手間を削減すること。
【解決手段】保守端末100は、楽曲データを格納するHDD112を備えたサーバ装置110と通信をおこなう第1通信部102と、楽曲データを格納するHDD122を備えて当該楽曲データを再生するカラオケ端末120と通信をおこなう第2通信部109と、第1通信部102によるサーバ装置110との通信によって、HDD112を、当該保守端末100が仮想的に有する仮想記憶媒体として設定する仮想ディスク設定部104と、第1通信部102によるサーバ装置110との通信によって、仮想記憶媒体に設定されたHDD112から楽曲データを読み出して取得し、取得した楽曲データを、第2通信部109によるカラオケ端末120との通信によって、カラオケ端末120へ供給して、HDD122へ格納させる楽曲データ供給部108とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】保守端末100は、楽曲データを格納するHDD112を備えたサーバ装置110と通信をおこなう第1通信部102と、楽曲データを格納するHDD122を備えて当該楽曲データを再生するカラオケ端末120と通信をおこなう第2通信部109と、第1通信部102によるサーバ装置110との通信によって、HDD112を、当該保守端末100が仮想的に有する仮想記憶媒体として設定する仮想ディスク設定部104と、第1通信部102によるサーバ装置110との通信によって、仮想記憶媒体に設定されたHDD112から楽曲データを読み出して取得し、取得した楽曲データを、第2通信部109によるカラオケ端末120との通信によって、カラオケ端末120へ供給して、HDD122へ格納させる楽曲データ供給部108とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、カラオケ端末に楽曲データを供給する技術に関する。
カラオケ端末に楽曲データを供給するための方法として、カラオケ端末と、保守センタとを、各々の通信機能によって接続する方法が用いられている。カラオケ端末の中にはこのような通信機能を備えていないものがあり、この場合、保守担当者がカラオケ端末を保守センタに持ち込んで、カラオケ端末を保守センタ装置と手作業で接続する必要があった。そこで、特許文献1には、カラオケ端末を保守センタに持ち込むことなく、通信機能を有していないカラオケ端末に新曲を供給することを目的として、保守センタ装置に格納されている楽曲データを携帯ハードディスクにコピーして、当該携帯ハードディスクをカラオケ端末の設置場所に持ち込んでカラオケ端末に接続し、当該携帯ハードディスクに格納されている楽曲データを、カラオケ装置が備えるハードディスクに格納する技術が開示されている。
しかしながら、近年では、カラオケ端末に供給する楽曲データ全体のデータサイズが大型化しており、これに応じて、特許文献1の技術では、保守担当者等が、大容量ゆえに大型化された携帯ハードディスクを持ち歩く必要があるうえ、保守センタ装置から携帯ハードディスクに楽曲データを長時間かけてコピーしなければならなくなる。このように、特許文献1の技術では、保守担当者に負荷をかけずに、カラオケ端末への楽曲データの供給をおこなうことができない。そこで、本発明は、保守担当者が手作業でカラオケ端末に楽曲データを供給する場合に比べて、カラオケ端末へ楽曲データを供給するときの手間を削減することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、カラオケに用いられる楽曲データを格納する第1の記憶媒体を備えた楽曲データ配信装置と通信をおこなう第1通信部と、前記楽曲データを格納する第2の記憶媒体を備えて当該楽曲データを再生するカラオケ端末と通信をおこなう第2通信部と、前記第1通信部による前記楽曲データ配信装置との通信によって、前記第1の記憶媒体を、当該楽曲データ供給装置が仮想的に有する仮想記憶媒体として設定する仮想ディスク設定部と、前記第1通信部による前記楽曲データ配信装置との通信によって、前記仮想記憶媒体に設定された前記第1の記憶媒体から楽曲データを読み出して取得し、取得した前記楽曲データを、前記第2通信部による前記カラオケ端末との通信によって、前記カラオケ端末へ供給して、前記第2の記憶媒体へ格納させる楽曲データ供給部とを備えることを特徴とする楽曲データ供給装置を提供する。
上記保守端末において、前記カラオケ端末に供給する楽曲データの条件が記憶しており、前記第1の記憶媒体に格納されている複数の楽曲データの中から前記条件に合致する楽曲データを、前記カラオケ端末へ供給する楽曲データとして選択する楽曲データ選択部をさらに備え、前記楽曲データ供給部は、前記楽曲データ選択部によって選択された楽曲データを、前記第1の記憶媒体から取得し、前記第2の記憶媒体へ格納させるようにしてもよい。また、前記カラオケ端末に供給する楽曲データの条件は、前記カラオケ端末に供給する楽曲データの楽曲が属するジャンル、または、前記カラオケ端末に供給する楽曲データのデータの種別であってもよい。また、前記カラオケ端末に供給する楽曲データのデータの種別は、当該楽曲データ供給装置の機種に応じて決められたものであってもよい。
本発明によれば、保守担当者が手作業でカラオケ端末に楽曲データを供給する場合に比べて、カラオケ端末へ楽曲データを供給するときの手間を削減することができる。
図1は、本実施形態に係る通信システム10の全体構成を示す。通信システム10は、保守端末100と、カラオケ端末120と、サーバ装置110とを備える。
サーバ装置110は、カラオケに用いられる楽曲データ(以下、単に「楽曲データ」という。)を配信する楽曲データ配信装置である。具体的には、サーバ装置110は、当該サーバ装置110の筐体の内部または外部に、第1の記憶媒体であるHDD(Hard Disk Drive)112を有している。このHDD112は、カラオケ端末120に供給される複数の楽曲データや、これら楽曲データの楽曲リストを格納している。サーバ装置110は、ネットワーク134に接続されている。このネットワーク134は、例えば移動体通信網である。楽曲データとは、カラオケ用の楽曲に関する楽音データと映像データとが組み合わされたものを示す。すなわち、楽曲データは、主旋律の歌声が存在せず伴奏やコーラスで構成されたいわゆるカラオケバージョンの楽音に関する楽音データと、この楽曲の歌詞や歌詞の背景に表示する映像からなる映像データとから成り立っている。
カラオケ端末120は、ユーザからの要求に従って楽曲データを再生する装置である。カラオケ端末120は、当該カラオケ端末120の筐体の内部あるいは外部に、第2の記憶媒体であるHDD122を有している。このHDD122は、サーバ装置110から供給された複数の楽曲データを格納する。カラオケ端末120は、ユーザからの要求に従って、このHDD122に格納された楽曲データを再生する。楽曲データが再生されると、カラオケ端末120は、この楽曲データに含まれる映像データに応じた映像をディスプレイに表示すると同時に、この楽曲データに含まれる楽音データに応じた音をスピーカから発する。さらに、楽曲データの再生中に、カラオケ端末120のユーザが発した音声をマイクが収集すると、カラオケ端末は、マイクによって収集された音声と、再生された楽曲データに含まれる楽音データに応じた音とを合成して、合成された音をスピーカから発する。
保守端末100は、カラオケ端末120に格納されている楽曲データを保守する装置であり、楽曲データ供給装置として機能する。ここでいう保守とは、カラオケ端末120に格納されている楽曲データの保守管理のことであり、主に楽曲データの更新を意味している。保守端末100は、サーバ装置110のHDD112に格納されている楽曲データを、カラオケ端末120に供給して、そのカラオケ端末120が備えるHDD122へ格納させる。カラオケ端末120はネットワーク134に接続する機能を備えていないため、ネットワーク134を介してサーバ装置110と通信をおこなうことができず、サーバ装置110から楽曲データを直接取得することができない。そこで、保守端末100は、カラオケ端末120に代わって、サーバ装置110のHDD112に格納されている楽曲データを取得してカラオケ端末120へ供給する。具体的には、保守端末100は、ネットワーク134を介して、サーバ装置110と通信可能に接続する。また、保守端末100は、シリアルケーブルなどの通信ケーブル132によって、カラオケ端末120と通信可能に接続する。そして、保守端末100は、サーバ装置110のHDD112に格納されている楽曲データを、サーバ装置110から取得し、そのままカラオケ端末120へ供給することで、カラオケ端末120が備えるHDD122へ格納させる。
図2は、保守端末100の機能構成を示す。保守端末100は、第1通信部102、仮想ディスク設定部104、楽曲データ選択部106、楽曲データ供給部108、および第2通信部109を備える。
第1通信部102は、ネットワーク134を介して、サーバ装置110との通信をおこなう。第2通信部109は、通信ケーブル132を介して、カラオケ端末120との通信をおこなう。
仮想ディスク設定部104は、第1通信部102によるサーバ装置110との通信によって、サーバ装置110が備えるHDD112を当該保守端末100の仮想ディスクとして設定する。ここで、“サーバ装置110が備えるHDD112を保守端末100の仮想ディスク(仮想記憶媒体)として設定する”とは、現実にはサーバ装置110が備えるHDD112を、あたかも保守端末100自身が備えているかの如く、そのHDD112を仮想的に保守端末100自身の記憶媒体として取り扱えるように、サーバ装置110と保守端末100との間で取り決め、また、その取り扱いのために必要な各種パラメータの設定をおこなうことをいう。たとえば、仮想ディスク設定部104は、HDD112をマウントすることで、当該HDD112を当該保守端末100の仮想ディスクとして設定する。マウントとは、HDD112などの外部記憶装置に格納されているファイルに、当該保守端末100のOS(Operating System)がアクセスできるよう、サーバ装置110及び保守端末100の間でソフトウェア的に行なわれる接続処理のことである。ただし、ここでの接続処理は、データの読み出しに限られ、データの更新や書き込みはできないようになっている。これにより、当該保守端末100(特に、後述する楽曲データ選択部106)は、OSのファイル管理機能により、HDD112に格納されている楽曲データを、あたかも当該保守端末100に格納されているかのように取り扱うことができる。
楽曲データ選択部106は、仮想ディスクとして設定されたHDD112に格納されている楽曲データの中から、カラオケ端末120へ供給する楽曲データを選択する。楽曲データ選択部106が楽曲データを選択する方法は様々であるが、たとえば、楽曲データ選択部106は、HDD112に格納されている楽曲データのリストである楽曲リストを、サーバ装置110のHDD112から取得する。そして、楽曲データ選択部106は、取得した楽曲リストの中から、予め決められた、カラオケ端末120への楽曲データ供給条件に合致する楽曲データを選択する。たとえば、楽曲データ選択部106は、カラオケ端末120の保守契約や、カラオケ端末120の機種に応じた楽曲データを選択する。
楽曲データ供給部108は、第1通信部102によるサーバ装置110との通信によって、仮想ディスクとして設定されたHDD112から、前記楽曲データ選択部116によって選択された楽曲データを取得すると、取得した楽曲データを、第2通信部109によるカラオケ端末120との通信によって、カラオケ端末120へ供給して、カラオケ端末120が備えるHDD122へ格納させる。
図3は、保守端末100による処理の手順を示す。まず、保守端末100において、第1通信部102は、ネットワーク134を介して、サーバ装置110と所定の手順でセッションをおこなって、サーバ装置110と通信可能に接続する(ステップS302)。また、保守端末100において、第2通信部109は、通信ケーブル132を介して、カラオケ端末120と所定の手順でセッションをおこなって、カラオケ端末120と通信可能に接続する(ステップS304)。
つぎに、仮想ディスク設定部104が、第1通信部102によるサーバ装置110との通信を介して、サーバ装置110が備えるHDD112にアクセスし、当該HDD112を、当該保守端末100の仮想ディスクとして設定する(ステップS306)。そして、楽曲データ選択部106が、HDD112に格納されている楽曲データの楽曲リストを、サーバ装置110から取得する(ステップS308)。さらに、楽曲データ選択部106は、ステップS308で取得した楽曲リストの中から、予め決められた、カラオケ端末120への楽曲データ供給条件に合致する楽曲データを選択する(ステップS310)。
そして、楽曲データ供給部108は、第1通信部102によるサーバ装置110との通信を介して、仮想ディスクして設定されたHDD112から、ステップS310で選択された楽曲データを読み出して取得すると(ステップS312)、取得した楽曲データを、第2通信部109によるカラオケ端末120との通信を介して、カラオケ端末120へ供給して、カラオケ端末120が備えるHDD122へ格納させる(ステップS314)。
ステップS310で複数の楽曲データが選択された場合、選択された全ての楽曲データがHDD122に格納されていなければ(ステップS316:No)、保守端末100は、ステップS312およびステップS314を繰り返しおこない、選択された全ての楽曲データがHDD122に格納されれば(ステップS316:Yes)、保守端末100は、処理を終了する。
図4は、楽曲リストの一例を示す。図4に示す楽曲リスト400は、HDD112に格納されている楽曲データの楽曲リストである。楽曲リスト400には、複数の楽曲データの各々の、楽曲データID、ジャンル、およびデータタイプが設定されている。楽曲データIDは、楽曲データを一意に識別するための識別情報である。ジャンルは、楽曲データが属するジャンルである。楽曲リスト400では、その一例として、楽曲データの各々に対して、「ポップス」、「演歌」、「アニメ」、および「洋楽」のいずれかが設定されている。データタイプは、データの種別に関する情報であり、例えばデータサイズ、特殊効果、画質、音質などによって区別される。楽曲リスト400では、その一例として、楽曲データの各々に対して、「高音質・高画質」、「特殊効果あり」、「ノーマル」のいずれかが設定されている。これ以外にも、楽曲リスト400には、ファイル名、データサイズ、曲名、歌手名などが示されているが、ここでは、図示および説明を省略する。
保守端末100の楽曲データ選択部106は、この楽曲リスト400をサーバ装置110から受け取り、この楽曲リスト400に示されている複数の楽曲データの中から、カラオケ端末120へ供給する楽曲データを楽曲データ供給条件に従って選択する。たとえば、楽曲データ選択部106は、カラオケ端末120の保守契約に応じた楽曲データを選択する。カラオケ端末120の保守契約の内容に、保守の対象の楽曲データとして例えば「ポップス」および「演歌」が含まれている場合、楽曲データ選択部106は、楽曲リスト400において、ジャンルに「ポップス」または「演歌」が設定されている、楽曲データIDが「ID0001」、「ID0002」、「ID0003」、「ID0004」、「ID0005」、および「ID0006」のそれぞれの楽曲データを、カラオケ端末120へ供給する楽曲データとして選択する。カラオケ端末120がどの保守契約なのかや、保守契約にどのジャンルが含まれているかという楽曲データ供給条件は、保守端末100のHDD1525等に予め記憶されているので、楽曲データ選択部106は、この記憶内容を参照して楽曲データ供給条件の内容を認識し、それに合致する楽曲データを選択する。保守端末100は、カラオケ端末120の保守契約を、カラオケ端末120に問い合わせたり、保守担当者が当該保守端末100に入力したり、するなどして、特定してもよい。
他の楽曲データ供給条件の例として、楽曲データ選択部106は、カラオケ端末120の機種に応じた楽曲データを選択する。たとえば、カラオケ端末120が、データタイプ「特殊効果あり」が設定されている楽曲データを再生することができない機種の場合、楽曲データ選択部106は、楽曲リスト400において、データタイプに「特殊効果あり」以外の値が設定されている楽曲データを、カラオケ端末120へ供給する楽曲データとして選択する。カラオケ端末120がどの機種なのかや、カラオケ端末120の機種がどのようなデータタイプの楽曲データを取り扱うことができるのかという楽曲データ供給条件は、保守端末100のHDD1525等に予め記憶されているので、楽曲データ選択部106は、この記憶内容を参照して楽曲データ供給条件の内容を認識し、それに合致する楽曲データを選択する。保守端末100は、カラオケ端末120の機種を、カラオケ端末120に問い合わせたり、保守担当者が当該保守端末100に入力したり、するなどして、特定してもよい。
図5は、保守端末100のハードウェア構成の一例を示す。保守端末100は、CPU(Central Processing Unit)1505、ROM(Read Only Memory)1510、RAM(Random Access Memory)1520、HDD1525、通信インターフェース1530、外部メモリドライブ1540、外部メモリ1542、操作パネル1550、ディスプレイ1560を備える。
ROM1510、RAM1520、HDD1525、および外部メモリ1542は、各種データおよび各種プログラムを格納する。CPU1505は、ROM1510、RAM1520、HDD1525、または外部メモリ1542に格納されたプログラムを実行することで、各種データ処理および各種ハードウェア制御をおこなう。
通信インターフェース1530は、有線通信または無線通信によって通信網に接続し、通信網を介して外部装置との通信をおこなう。また、通信インターフェース1530は、有線通信または無線通信によって外部装置に直接接続し、当該外部装置との通信をおこなう。外部メモリドライブ1540は、外部メモリ1542に接続し、外部メモリ1542に対するデータの送受信をおこなう。外部メモリ1542としては、たとえば、メモリカードが挙げられる。
操作パネル1550には、キーボード、ボタン、タッチパネルなどの入力デバイスが設けられており、これらの入力デバイスがユーザによって操作されることにより、当該保守端末100に対し、各種情報を入力する。ディスプレイ1560は、映像データに応じた映像を表示する。
CPU1505が実行するプログラムは、たとえば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されて保守端末100に提供され、保守端末100に格納される。このプログラムは、保守端末100に予め格納されていてもよい。また、このプログラムは、外部装置から通信網や通信ケーブルを介して保守端末100に提供され、保守端末100に格納されてもよい。
たとえば、コンピュータである保守端末100は、通信インターフェース1530が、図2に示した第1通信部102および第2通信部109して機能する。また、保守端末100は、CPU1505が、上記プログラムを実行し、通信インターフェース1530を制御することにより、図2に示した仮想ディスク設定部104、楽曲データ選択部106、および楽曲データ供給部108として機能する。
以上説明したように、本実施形態に係る保守端末100によれば、サーバ装置110との通信を介して、サーバ装置110が備えるHDD112から楽曲データを取得し、取得した楽曲データを、カラオケ端末120との通信を介して、カラオケ端末120が備えるHDD122へ格納する構成とした。これにより、保守端末100によりカラオケ端末120の保守をおこなう保守担当者は、大型のハードディスクを持ち歩いたり、長時間かけて楽曲データをハードディスクにコピーしておいたりする必要がなく、当該保守端末100をサーバ装置110とカラオケ端末120とのそれぞれに接続して、当該保守端末100を動作させるだけで、カラオケ端末120へ楽曲データを供給することができる。よって、保守担当者に負荷をかけずに、カラオケ端末120への楽曲データの供給をおこなうことができる。
また、本実施形態に係る保守端末100によれば、サーバ装置110が備えるHDD112を仮想ディスクとして設定し、仮想ディスクとして設定されたHDD112から、OSのファイル管理機能により楽曲データを取得し、取得した楽曲データを、カラオケ端末120が備えるHDD122へ格納する構成とした。これにより、保守端末100は、HDD112に格納されている楽曲データを、あたかも当該保守端末100に格納されているかのように取り扱うことができ、楽曲データを取得する毎に、サーバ装置110との明示的な通信をおこなう必要がないため、サーバ装置110から楽曲データを取得する処理を簡素化することができる。
また、本実施形態に係る保守端末100によれば、サーバ装置110が備えるHDD112に格納されている楽曲データの中から、カラオケ端末120の保守契約または機種に応じた楽曲データを、カラオケ端末120へ供給する楽曲データとして選択し、選択された楽曲データを、カラオケ端末120が備えるHDD122へ格納する構成とした。これにより、カラオケ端末120が利用できないまたは再生できない楽曲データを、カラオケ端末120に送信するようなことがなく、適切な楽曲データをカラオケ端末120へ供給することができるため、サーバ装置110およびカラオケ端末120との通信にかかるデータ量を抑えることができるうえ、HDD122が有する記録領域の無駄な消費を抑えることができる。
<変形例>
上述の実施形態を以下のように変形してもよい。また、以下の各変形例を互いに組み合わせてもよい。
上述の実施形態を以下のように変形してもよい。また、以下の各変形例を互いに組み合わせてもよい。
<変形例1>
実施形態では、保守端末100は、移動体通信網を介して、サーバ装置110へ接続し、通信ケーブルを介してカラオケ端末120へ接続することとした。これに限らず、サーバ装置110が、LAN(Local Area Network)やインターネットなどの、移動体通信網以外の通信網に接続されている場合、保守端末100は、この通信網を介して、サーバ装置110に接続してもよい。また、カラオケ端末120が、LAN(Local Area Network)などの通信網に接続されている場合、保守端末100は、この通信網を介して、サーバ装置110に接続してもよい。要するに、保守端末100による、サーバ装置110およびカラオケ端末120への接続態様は、どのようなものであってもよい。
実施形態では、保守端末100は、移動体通信網を介して、サーバ装置110へ接続し、通信ケーブルを介してカラオケ端末120へ接続することとした。これに限らず、サーバ装置110が、LAN(Local Area Network)やインターネットなどの、移動体通信網以外の通信網に接続されている場合、保守端末100は、この通信網を介して、サーバ装置110に接続してもよい。また、カラオケ端末120が、LAN(Local Area Network)などの通信網に接続されている場合、保守端末100は、この通信網を介して、サーバ装置110に接続してもよい。要するに、保守端末100による、サーバ装置110およびカラオケ端末120への接続態様は、どのようなものであってもよい。
<変形例2>
通信システム10において、複数のサーバ装置110を設けるようにしてもよい。この場合、複数のサーバ装置110が、互いに異なるジャンルの楽曲データを格納し、保守端末110は、カラオケ端末120へ供給する楽曲データのジャンルに応じて、当該楽曲データの取得先のサーバ装置110を、そのジャンルの楽曲データを格納するサーバ装置110へ切り替えるようにしてもよい。また、同じ楽曲データが格納された複数のサーバ装置110を設けるようにしてもよい。この場合、複数の保守端末110のそれぞれが、予め定められたサーバ装置110へ接続することにより、複数の保守端末100からのアクセスを、複数のサーバ装置110へ分散する構成としてもよい。他の例として、保守端末110が、各サーバ装置110に問い合わせをするなどして、負荷がより低いサーバ装置110や、他の保守端末110が接続されていないサーバ装置110などの、負荷がかかっていないサーバ装置110を特定し、負荷がかかっていないと特定されたサーバ装置110へ接続することにより、複数の保守端末100によるアクセスを、複数のサーバ装置110へ分散する構成としてもよい。
通信システム10において、複数のサーバ装置110を設けるようにしてもよい。この場合、複数のサーバ装置110が、互いに異なるジャンルの楽曲データを格納し、保守端末110は、カラオケ端末120へ供給する楽曲データのジャンルに応じて、当該楽曲データの取得先のサーバ装置110を、そのジャンルの楽曲データを格納するサーバ装置110へ切り替えるようにしてもよい。また、同じ楽曲データが格納された複数のサーバ装置110を設けるようにしてもよい。この場合、複数の保守端末110のそれぞれが、予め定められたサーバ装置110へ接続することにより、複数の保守端末100からのアクセスを、複数のサーバ装置110へ分散する構成としてもよい。他の例として、保守端末110が、各サーバ装置110に問い合わせをするなどして、負荷がより低いサーバ装置110や、他の保守端末110が接続されていないサーバ装置110などの、負荷がかかっていないサーバ装置110を特定し、負荷がかかっていないと特定されたサーバ装置110へ接続することにより、複数の保守端末100によるアクセスを、複数のサーバ装置110へ分散する構成としてもよい。
<変形例3>
実施形態では、保守端末100に、仮想ディスク設定部104を設け、これによってHDD112を保守端末100の仮想ディスクとして設定し、仮想ディスクとして設定されたHDD112に格納されている楽曲データをOSのファイル管理機能により取得する構成としたが、これに限らず、たとえば、保守端末100が、HDD112を仮想ディスクとして設定せずに、サーバ装置110との通信により、サーバ装置110へ楽曲データを要求し、サーバ装置110から送られてくる楽曲データを取得するようにしてもよい。
実施形態では、保守端末100に、仮想ディスク設定部104を設け、これによってHDD112を保守端末100の仮想ディスクとして設定し、仮想ディスクとして設定されたHDD112に格納されている楽曲データをOSのファイル管理機能により取得する構成としたが、これに限らず、たとえば、保守端末100が、HDD112を仮想ディスクとして設定せずに、サーバ装置110との通信により、サーバ装置110へ楽曲データを要求し、サーバ装置110から送られてくる楽曲データを取得するようにしてもよい。
<変形例4>
実施形態では、保守端末100は、HDD1525を備える構成としたが、これまでに説明したように、保守端末100は、HDD1525に楽曲データを格納する必要がない。このため、保守端末100は、当該保守端末100の動作に必要がなければ、HDD1525を備えていなくてもよい。または、保守端末100は、当該保守端末100の動作に必要があれば、この動作のための最小限のデータ容量を有するHDD1525を備えていればよい。
実施形態では、保守端末100は、HDD1525を備える構成としたが、これまでに説明したように、保守端末100は、HDD1525に楽曲データを格納する必要がない。このため、保守端末100は、当該保守端末100の動作に必要がなければ、HDD1525を備えていなくてもよい。または、保守端末100は、当該保守端末100の動作に必要があれば、この動作のための最小限のデータ容量を有するHDD1525を備えていればよい。
10…通信システム、100…保守端末、110…サーバ装置、120…カラオケ端末、132…通信ケーブル、134…ネットワーク、102…第1通信部、104…仮想ディスク設定部、106…楽曲データ選択部、108…楽曲データ供給部、109…第2通信部
Claims (4)
- カラオケに用いられる楽曲データを格納する第1の記憶媒体を備えた楽曲データ配信装置と通信をおこなう第1通信部と、
前記楽曲データを格納する第2の記憶媒体を備えて当該楽曲データを再生するカラオケ端末と通信をおこなう第2通信部と、
前記第1通信部による前記楽曲データ配信装置との通信によって、前記第1の記憶媒体を、当該楽曲データ供給装置が仮想的に有する仮想記憶媒体として設定する仮想ディスク設定部と、
前記第1通信部による前記楽曲データ配信装置との通信によって、前記仮想記憶媒体に設定された前記第1の記憶媒体から楽曲データを読み出して取得し、取得した前記楽曲データを、前記第2通信部による前記カラオケ端末との通信によって、前記カラオケ端末へ供給して、前記第2の記憶媒体へ格納させる楽曲データ供給部と
を備えることを特徴とする楽曲データ供給装置。 - 前記カラオケ端末に供給する楽曲データの条件を記憶しており、前記第1の記憶媒体に格納されている複数の楽曲データの中から前記条件に合致する楽曲データを、前記カラオケ端末へ供給する楽曲データとして選択する楽曲データ選択部をさらに備え、
前記楽曲データ供給部は、
前記楽曲データ選択部によって選択された楽曲データを、前記第1の記憶媒体から取得し、前記第2の記憶媒体へ格納させる
ことを特徴とする請求項1に記載の楽曲データ供給装置。 - 前記カラオケ端末に供給する楽曲データの条件は、前記カラオケ端末に供給する楽曲データの楽曲が属するジャンル、または、前記カラオケ端末に供給する楽曲データのデータ種別である
ことを特徴とする請求項2に記載の楽曲データ供給装置。 - 前記カラオケ端末に供給する楽曲データのデータ種別は、当該楽曲データ供給装置の機種に応じて決められている
ことを特徴とする請求項3に記載の楽曲データ供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Applications Claiming Priority (1)
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-
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Patent Citations (3)
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---|---|---|---|---|
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