JP6628579B2 - カラオケシステム及び携帯端末に備えられるカラオケ用プログラム - Google Patents

カラオケシステム及び携帯端末に備えられるカラオケ用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、簡易構成のカラオケ端末でカラオケ楽曲を演奏させるカラオケシステム及び携帯端末に備えられるカラオケ用プログラムに関する。
近年、業務用通信カラオケシステムでは、通信カラオケ事業者が多数のカラオケ楽曲データ(MIDIデータ(「MIDI」は登録商標であり、以下記載を省略する。))を制作し、これらのカラオケ楽曲データを搭載したカラオケ端末がカラオケルームやカラオケスナック等に設置され、さらに新規に制作したカラオケ楽曲データを、配信用のサーバから定期的に各カラオケ端末に配信し蓄積させることが一般的になってきている。そして、各カラオケ端末はMIDI音源とシーケンサ機能を備え、利用客がリクエストした楽曲のMIDIデータに基づいて楽音を生成するものであり、このようなカラオケ端末はコスト低減のための簡易構成とすることが望まれる。
従来、カラオケ端末の基本として、カラオケ演奏と同期した歌詞や背景映像の表示、歌唱採点などのコンテンツが付随サービスとして提供される業務用通信カラオケシステムの構成や付随サービスに関して、多くの技術が開示されている。例えば、特許文献1には、通信可能に接続されたサーバ、携帯電話、カラオケ端末(少なくともMIDI音源等再生機およびアンプ、スピーカを有する機器)から構成されるカラオケ配信システムが開示されている。
上記特許文献1のカラオケ配信システムは、利用者の携帯電話が、携帯電話通信網及び電気通信ネットワークを使用してサーバからMIDIデータを受信し、当該MIDIデータが近距離無線通信を介して当該携帯電話からカラオケ端末に送信され、カラオケ端末では受信したMIDIデータに基づいてMIDI音源等の再生機により音声信号を生成し、スピーカよりカラオケ楽曲として放音する構成として記載されている。
すなわち、カラオケルーム等に設置されるカラオケ端末には、利用者が歌唱するか否かに関係なく20万曲以上のカラオケ楽曲データが、歌詞表示用データや歌唱採点用リファレンスデータなどと共に蓄積されており、システム全体で見たときの蓄積コストや通信コストが冗長かつ膨大なものとなっている。このため、特許文献1に開示の技術を応用し、サーバにのみカラオケ楽曲データを記憶し、カラオケ演奏の度に利用者の携帯端末を経由してカラオケ端末に送信するような構成とすれば、カラオケ端末側で膨大なカラオケ楽曲データを蓄積する必要がなくなって蓄積コストや通信コストの冗長性を軽減することができる。
特開2010−186081号公報
しかしながら、MIDIデータから楽音(オーディオデータ)を生成するためのMIDI音源及びシーケンサ機能をカラオケ端末ごとに備える必要があり、カラオケ端末の構成を複雑にすると共にコストを大幅に押し上げており、最終的にカラオケルームの利用者が支払う利用料金に反映されているという現状である。そのため、例えば、サーバはカラオケ楽曲データとしてMIDIデータを記憶するのではなく、既存の音楽配信事業者のサーバのようにMP3形式などのオーディオデータを記憶し、このオーディオデータを携帯端末に送信するような構成が考えられるが、カラオケ楽曲のデータとしてオーディオデータを用いた場合、演奏情報であるMIDIデータと比較して、テンポ変更やキー変更による音質劣化が目立つという大きな欠点がある。
カラオケ歌唱においては、テンポ変更やキー変更はカラオケ演奏に必須の要件であると共に、利用者ごとに指定できる必要があり、MIDIデータにおけるテンポ/キー変更は、演奏情報の段階で設定できるために処理負荷も殆どなく、生成されるオーディオデータも劣化しないが、オーディオデータにおけるテンポ/キー変更には、複雑で負荷の大きい音響処理技術が必要であり、高度な技術を用いたとしても音質の劣化は避けられないという問題がある。また、大容量のHDDが低価格となっているとはいえ、オーディオデータは同じ楽曲のMIDIデータと比較して容量がはるかに大きくなるという問題もある。したがって、大量のオーディオデータをサーバに記憶することは避けるべきである。
一方、MIDIデータは、使用するMIDI音源の性能や特長が十二分に引き出されるように最適化しながら制作されるものであり、より高品位なオーディオデータが生成されるようにMIDI音源のハードウェア、ソフトウェアを一新しようとする場合、必ず新旧MIDI音源の互換性が課題となる。すなわち、旧MIDI音源に特化して制作されたMIDIデータは、必ずしも新MIDI音源の性能や特長を引き出せるとは限らず、むしろ旧音源よりもずっと不自然なオーディオデータしか得られないケースが殆どであり、従来の業務用通信カラオケシステムにおいては、カラオケ端末に新旧両方のMIDI音源を搭載するしかなく、その場合、カラオケ端末のコストがさらに増大するという問題がある。
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、テンポ/キーの変更によるカラオケ演奏音の品質を低下させることなく、カラオケ端末の低コスト化を実現するカラオケシステム及び携帯端末に備えられるカラオケ用プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、サーバ及び複数のカラオケ端末により構成され、サーバにアクセスして楽曲を選択し、当該楽曲の楽曲IDを楽曲再生テンポ及び楽曲再生キーと共に当該サーバに対して指定し、当該サーバより当該楽曲のオーディオデータを含むカラオケ用のデータをオーディオ楽曲データとして取得し、当該オーディオ楽曲データをカラオケ端末に転送する機能を少なくとも備える個人用の複数の携帯端末と通信可能なカラオケシステムであって、前記サーバは、楽曲の楽曲IDに紐付けられた楽曲演奏データを含む複数のカラオケ楽曲データを記憶するデータベースと、前記携帯端末から指定された楽曲IDと楽曲再生テンポと楽曲再生キーに基づいて、前記データベースから読み出したカラオケ楽曲データの楽曲演奏データをオーディオデータにレンダリングする変換手段と、前記変換手段によりレンダリングされたオーディオデータを少なくとも含むオーディオ楽曲データを前記携帯端末に送信するオーディオ楽曲データ送信手段と、を備え、前記カラオケ端末は、前記携帯端末から転送された複数の楽曲のオーディオ楽曲データを一時的に記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した楽曲のオーディオ楽曲データのオーディオデータを順次読み出して再生し、カラオケ演奏として放音させる再生手段と、を備えるものであり、前記サーバの変換手段は、複数の変換部を備え、前記データベースは、複数の変換部のうち一の変換部を特定する情報を楽曲IDに紐付けて記憶し、前記サーバの変換手段は、指定された楽曲IDに前記紐付けされた変換部により、当該楽曲IDと楽曲再生テンポと楽曲再生キーに基づいて、前記データベースから読み出したカラオケ楽曲データの楽曲演奏データをオーディオデータにレンダリングする構成とする。
請求項2,3の発明では、「前記カラオケ楽曲データには楽曲の楽曲IDと紐付けた歌詞を表示するための歌詞データを含み、前記サーバのオーディオ楽曲データ送信手段は、楽曲のオーディオデータ及び歌詞データを含むオーディオ楽曲データを前記携帯端末に送信し、前記カラオケ端末の記憶手段は、前記携帯端末より転送された複数の楽曲におけるオーディオ楽曲データのオーディオデータ及び歌詞データを記憶し、前記カラオケ端末はさらに、歌詞データに基づいて歌詞を表示する歌詞表示制御手段を備える」構成とし、
「前記データベースはさらに、カラオケ演奏に合わせた歌唱を採点するためのリファレンスデータが楽曲の楽曲IDと紐付けて記憶され、前記サーバのオーディオ楽曲データ送信手段は、対応楽曲のリファレンスデータを含む前記オーディオ楽曲データを前記携帯端末に送信し、前記カラオケ端末の記憶手段は、前記携帯端末より転送された複数の楽曲におけるオーディオ楽曲データのオーディオデータ及びリファレンスデータを記憶し、前記カラオケ端末はさらに、リファレンスデータに基づいてカラオケ演奏に合わせた歌唱を採点する採点手段を備える」構成とする。
請求項4の発明では、前記サーバはさらに、前記変換手段によりレンダリングされたオーディオデータの一部または全部を前記携帯端末に試聴としてストリーミング送信するストリーミング配信手段を備える構成とする。
請求項5の発明では、前記携帯端末は、複数の楽曲をその楽曲再生テンポ及び楽曲再生キーと共に順次指定した予約楽曲リストを作成する機能を備え、前記カラオケ端末は、複数の利用者の携帯端末のそれぞれから前記予約楽曲リスト及びオーディオ楽曲データが転送されたときに、当該複数の予約楽曲リストを統合した統合予約楽曲リストを生成するリスト統合手段を備え、前記カラオケ端末の記憶手段は、前記複数の利用者の携帯端末のそれぞれから転送された複数のオーディオ楽曲データを記憶すると共に前記統合予約楽曲リストを記憶し、前記カラオケ端末の再生手段は、前記統合予約楽曲リストに基づいて複数の楽曲を順次再生してカラオケ演奏として放音させる構成とする。
請求項の発明では、所定の通信網にアクセス自在な携帯端末の端末記憶手段に備えられるもので、少なくとも複数のカラオケ楽曲データをデータベースに記憶して当該カラオケ楽曲データの楽曲演奏データをオーディオデータに変換する機能を備えるサーバ及び少なくともオーディオデータの再生可能なカラオケ端末に通信自在とする携帯端末の備えるカラオケ用プログラムであって、前記サーバに対して前記通信網を介してアクセスするサーバアクセスプログラムと、前記サーバにアクセスしてデータベースに記憶された楽曲の中から利用者の所望の楽曲を選択し、その楽曲IDを楽曲再生テンポ及び楽曲再生キーと共に当該サーバに対して指定する楽曲選曲プログラムと、前記サーバに対して前記楽曲選曲プログラムで指定した楽曲の前記変換されたオーディオデータを含むオーディオ楽曲データを要求して取得し、前記端末記憶手段に記憶するオーディオ楽曲データ取得プログラムと、前記端末記憶手段からオーディオ楽曲データを読み出してカラオケ端末に転送するカラオケ端末転送プログラムと、を含み、前記楽曲選曲プログラムで選曲した所定数の楽曲をその楽曲再生テンポ及び楽曲再生キーと共に順次指定した予約楽曲リストを作成する予約楽曲リスト作成プログラムを備え、前記オーディオ楽曲データ取得プログラムには、前記作成した予約楽曲リストで指定された楽曲のオーディオ楽曲データが前記端末記憶手段に記憶されているか否かを照合し、少なくとも記憶されていない楽曲については、その楽曲IDを楽曲再生テンポ及び楽曲再生キーと共に前記サーバに指定するプログラムを含み、前記カラオケ端末転送プログラムには、前記オーディオ楽曲データと共に前記予約楽曲リストをカラオケ端末に転送させるプログラムを含む構成とする。
請求項の発明では、「前記オーディオ楽曲データ取得プログラムには、前記作成した予約楽曲リストで指定された楽曲についてオーディオ楽曲データが前記端末記憶手段に記憶されているか否かを照合し、記憶されている楽曲であっても楽曲再生テンポまたは楽曲再生キーが、記憶時の指定と今回の指定とで異なる楽曲については、その楽曲IDを今回指定された楽曲再生テンポ及び楽曲再生キーと共に前記サーバに指定するプログラムを含む」構成とする。
請求項の発明では、前記オーディオ楽曲データには、前記オーディオデータの他に、対応楽曲それぞれの歌詞データ及びリファレンスデータの少なくとも何れかが含まれ、前記オーディオ楽曲データ取得プログラムには、取得したオーディオ楽曲データの前記オーディオデータと共に歌詞データ及びリファレンスデータの少なくとも何れかを前記端末記憶手段に記憶するプログラムを含み、前記カラオケ端末転送プログラムには、前記予約楽曲リスト及びオーディオ楽曲データと共に前記歌詞データ及びリファレンスデータの少なくとも何れかをカラオケ端末に転送させるプログラムを含むことを特徴とする携帯端末の備える構成とする。
請求項1,6,7の発明によれば、サーバに対して携帯端末が楽曲を選択して適宜予約楽曲リストを作成させ、当該楽曲の楽曲IDを楽曲再生テンポ及び楽曲再生キーと共に指定し、当該サーバより当該楽曲のオーディオデータを含むカラオケ用のデータをオーディオ楽曲データとして取得し、カラオケ端末に対して携帯端末が適宜予約楽曲リストと共にオーディオ楽曲データを転送するものであり、サーバでは、楽曲の楽曲IDに紐付けられた楽曲演奏データを含む複数のカラオケ楽曲データが記憶され、携帯端末から指定された楽曲IDと楽曲再生テンポと楽曲再生キーに基づき当該楽曲IDの楽曲演奏データをオーディオデータにレンダリングし、レンダリングされたオーディオデータを含むオーディオ楽曲データを携帯端末に送信し、カラオケ端末では、携帯端末から転送された複数の楽曲のオーディオ楽曲データを一時的に記憶し、記憶した楽曲のオーディオデータを順次読み出して再生して放音させる構成とすることにより、カラオケ端末にカラオケ楽曲データを一斉に配信したり個別に蓄積したりせずに済み、カラオケシステム全体のカラオケ楽曲のデータ蓄積コスト及び通信コストを大幅に下げることができると共に、キー/テンポを変更してもオーディオデータのカラオケ演奏音の品質を低下させることなく、カラオケ端末におけるカラオケ用の楽曲演奏データを再生する音源等を搭載させるコストを削減させることができ、ひいては低コスト化を実現することができると共に、サーバにおいて従来から使用されている楽曲演奏データからオーディオデータにレンダリングする際に、楽曲演奏データに対応してオーディオデータの品質を低下させずにレンダリングすることができるものである。
請求項2,3,の発明によれば、サーバから携帯端末に送信するオーディオ楽曲データに歌詞データやリファレンスデータを含ませ、携帯端末よりカラオケ端末に転送させる構成とすることにより、利用者に対し、従来の通信カラオケシステムと同様に、カラオケ端末において歌詞表示や歌唱採点と共にカラオケ歌唱させることができるものである。
請求項4の発明によれば、サーバにおいて変換手段によりレンダリングされたオーディオデータの一部または全部を携帯端末に試聴としてストリーミング送信する構成とすることにより、利用者に対して携帯端末で楽曲のオーディオデータを試聴させながら、楽曲の選択やキー/テンポの指定を行わせることができるものである。
請求項5の発明によれば、携帯端末に複数の楽曲をその楽曲再生テンポ及び楽曲再生キーと共に順次指定した予約楽曲リストを作成する機能を備えさせ、カラオケ端末において、複数の利用者の携帯端末のそれぞれから転送された複数の予約楽曲リストを統合した統合予約楽曲リストを作成し、当該統合予約楽曲リストに基づいて複数の楽曲を順次再生してカラオケ演奏として放音させる構成とすることにより、グループ利用者に対してそれぞれの予約楽曲リストや予約楽曲のオーディオデータ等を持ち寄ってカラオケ歌唱させることができるものである。
本発明のカラオケシステムに係る関係図である。 図1のサーバのブロック構成図である。 図1のカラオケ端末のブロック構成図である。 図1の携帯端末の構成図である。 携帯端末に対するサーバの楽曲提供のフローチャートである。 カラオケ端末における楽曲演奏に関するフローチャートである。 カラオケ端末における楽曲演奏に関する他の実施形態のフローチャートである。 サーバにおける楽曲提供に関する他の実施形態の一部ブロック構成図である。 図8の楽曲提供に関するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図により説明する。ここで、本発明における用語として、楽曲演奏データ(MIDIデータ)及び歌詞データを含むデータをカラオケ楽曲データと称し、オーディオデータ、歌詞データ及びリファレンスデータを含むデータをオーディオ楽曲データと称する。
図1に、本発明のカラオケシステムに係る関係図を示す。図1において、サーバ11及び複数のカラオケ端末12によりカラオケシステムを構成する。サーバ11は、インターネットや電話回線網などの通信ネットワーク13の通信網に接続され、複数の端末セル14を介して複数の携帯端末15と通信可能としている。なお、カラオケ端末12は、スタンドアローンでもよく、通信ネットワーク13に接続させるものとしてもよい。通信ネットワーク13に接続させる場合としては、例えば会員利用者がカラオケ端末12を利用するときにサーバ11より会員情報を取得する。
ここで、図2に図1のサーバのブロック構成図を示し、図3に図1のカラオケ端末のブロック構成図を示し、図4に図1の携帯端末の構成図を示す。図2において、サーバ11は、制御部21、ネットワーク送受信部22、記憶部23、楽曲検索手段24、楽曲演奏データ変換手段25、ストリーミング配信手段26、歌詞データ抽出手段27、リファレンスデータ抽出手段28、オーディオ楽曲データ送信手段29及び楽曲データベース(楽曲DB)30、リファレンスデータベース(リファレンスDB)31を備える。なお、後述の予約楽曲リスト作成アプリケーションソフトを配信する機能を備えさせてもよい。
上記制御部21は、当該サーバ11を統括的に制御する物理的なCPUであり、図示しないROMに格納されているプログラムを実行処理して統括的な処理を行う。上記ネットワーク送受信部22は、カラオケ端末12や携帯端末15と通信(データ授受)を行うために、通信ネットワーク13の通信方式と整合性をとるための例えば物理的な通信用回路やプラットフォーム等のソフトウェアにより構成されるプログラム乃至電子回路である。記憶部23は、上記種々のプログラムを展開、実行させるための作業領域としての役割をなすもので、例えば半導体メモリで構成され、仮想的にハードディスク上に構築される場合をも含む概念である。
順番は相前後するが、楽曲DB30は、楽曲毎に、音符データ、歌詞データなどのカラオケ楽曲データを格納する。演奏に関して、具体的には、楽曲ID、曲名及びアーチストID(アーチスト名)が関連付けられた楽曲テーブルを有し、楽曲毎に、楽曲IDで管理される所定データ形式のカラオケ楽曲の楽曲演奏データであるMIDIデータ(音符データ)等で構成される楽曲データ(ファイル)について当該楽曲IDをファイル名としてそれぞれ格納したデータベースである。
リファレンスDB31は、上記楽曲DB30に記憶されているカラオケ楽曲と当該カラオケ楽曲に合わせた歌唱者による歌唱を評価、分析するための評価基準として用いられるリファレンスデータとを紐付けて記憶するデータベースである。なお、楽曲DB30とリファレンスDB31とを同一のデータベースとしてもよい。また、これらとは別に、図示しないが、会員登録した利用者の利用者IDと属性情報とが関連付けられた顧客情報を格納するデータベース(利用者DB)を備えてもよい。
戻って、上記楽曲検索手段24は、携帯端末15からの要求に応じて楽曲DB30上で楽曲を検索し、当該楽曲の楽曲IDを特定して当該楽曲IDを対応の携帯端末15に送信するプログラムである。なお、楽曲を検索、選曲させるテーブルを備えて、携帯端末15の予約楽曲リスト作成アプリケーションソフト76の楽曲選曲プログラム82により検索させて選曲させる機能を有することとしてもよい。
上記楽曲演奏データ変換手段25は、携帯端末15より楽曲ID及び当該楽曲のテンポ/キーの指定の信号を受信したときに、当該楽曲IDに基づいて楽曲DB30より当該楽曲のカラオケ楽曲データに含まれる楽曲演奏データ(MIDIデータ(後述する))を読み出し、指定されたテンポ/キーに基づいて例えばMP3形式のオーディオデータにレンダリングするプログラムである。
当該楽曲演奏データ変換手段25としては、一例として、現在普及しているDAW(ディジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトウェアが適用可能である。通常のカラオケ端末においては、MIDIデータによりMIDI音源を自動演奏させてカラオケ演奏のオーディオ信号を生成することから、例えば5分の楽曲であれば、MIDIデータをオーディオデータに変換するのに実時間の5分を要するが、上記DAWソフトウェアにおいては、仮想的にソフトウェア・シンセサイザを高速で駆動する事により、file to file変換の形でMIDIデータからオーディオデータを生成することができ、実時間を要しないものである。
上記ストリーミング配信手段26は、携帯端末15からの試聴要求に応じて、上記楽曲演奏データをテンポ/キーを変更してレンダリングしたオーディオデータの一部または全部をストリーミング配信するプログラムである。例えば、ストリーミング配信を、オーディオデータの全部を配信して利用者が停止を指示するまで続けてもよく、また、所定の長さの一部だけ送信した後に自動的に停止することとしてもよい。
歌詞データ抽出手段27は、携帯端末15より受信した楽曲IDに基づいて、楽曲DB30に記憶されているカラオケ楽曲データ中に含まれる歌詞データを抽出するプログラムである。上記リファレンスデータ抽出手段28は、携帯端末15より受信した楽曲IDに基づいて、リファレンスデータDB31に記憶されているリファレンスデータを抽出するプログラムである。
そして、上記オーディオ楽曲データ送信手段29は、上記楽曲演奏データ変換手段25でレンダリングしたオーディオデータ、上記歌詞データ抽出手段27で抽出した歌詞データ及び上記リファレンスデータ抽出手段28で抽出したリファレンスデータをオーディオ楽曲データとしてネットワーク送受信部22を介して対応の携帯端末15に送信するプログラムである。
続いて、カラオケ端末12は、図3に示すように、主要装置としてのカラオケ本体41に、有線又は無線で外部接続されるものとして、表示部42、ミキシングアンプ43、マイクロホン44、スピーカ45が接続される。
上記表示部42は、予約された楽曲の一覧表示やカラオケ演奏時の少なくとも歌詞データを表示するもので、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)、その他種々のディスプレイを採用することができる。上記ミキシングアンプ43は、カラオケ本体41より送られてくる音楽演奏信号に、マイクロホン44からの音声信号をミキシングし、増幅してスピーカ45より出力する。
上記カラオケ本体41は、バス50、中央制御部51、ROM52、記憶手段としてのRAM53、映像表示制御手段54、再生手段55、音声入力手段56、採点手段57、送受信部58、認証手段59Aを備えるオーディオ楽曲データ取得手段59及び歌詞表示制御手段60を備える。上記RAM53には予約楽曲リスト61の記憶領域、オーディオ楽曲データ62の記憶領域が形成され、当該オーディオ楽曲データ62の記憶領域にはオーディオデータ62Aの記憶領域、歌詞データ62Bの記憶領域及びリファレンスデータ62Cの記憶領域が形成される。このように、従前のカラオケ端末(カラオケ装置)のような複数のカラオケ楽曲データを記憶する楽曲DBや楽曲に対応したリファレンスデータを記憶するリファレンスDBなどを備えていない。
上記中央制御部51は、カラオケ端末12のシステムを統括的に処理制御する物理的なCPUであり、ROM52に記憶されているプログラムに基づくアルゴリズム処理を行う。上記RAM53は、予約楽曲リスト61、オーディオ楽曲データ62の記憶領域が形成される他に、上記種々のプログラムを展開、実行させるための作業領域としての役割をなすもので、例えば半導体メモリで構成され、仮想的にハードディスク上に構築される場合をも含む概念である。オーディオ楽曲データ62(オーディデータ62A、歌詞データ62B、リファレンスデータ62C)は、予約楽曲リスト61中の楽曲IDに紐付けられて記憶される。
上記映像表示制御手段54は、RAM53に記憶されているオーディオ楽曲データ62のオーディオデータ62Aの楽曲が再生される際に、少なくとも当該楽曲の歌詞データ62Bを表示部42に出力するプログラム乃至電子回路である。なお、後述するが楽曲IDに映像データが紐付けられてRAM53のオーディオ楽曲データ62に記憶される場合には、当該映像データを歌詞データ62Bと共に表示部42に出力する。
上記再生手段55は、RAM53に記憶されているオーディオ楽曲データ62のオーディオデータ62Aを、中央制御部51の制御により予約楽曲リスト61に応じて再生して演奏音響信号を生成し、ミキシングアンプ43にカラオケ演奏として出力してスピーカ45より放音させるプログラムである。上記音声信号入力手段56は、マイクロホン44より歌唱音声信号を入力し、デジタル信号に変換して採点手段57に供するプログラムである。このように、従前のカラオケ端末(カラオケ装置)のようなリクエストされた楽曲のMIDIデータに基づいて楽音を生成するMIDI音源やシーケンサ機能などを備えていない。
上記採点手段57は、歌唱音声の音量及び音高を検出して後述の楽曲ごとの主旋律のリファレンスデータの少なくとも音量及び音高(歌唱タイミングを含ませてもよい)と比較することにより採点するもので、音声信号入力部56でマイクロホン44から入力されてA/D変換された音声信号を、再生される楽曲(楽曲ID)におけるRAM53のオーディオ楽曲データ62中に記憶されているリファレンスデータ62Cを読み出して採点処理を行うプログラムである。具体的には、例えば特許第4222915号公報に記載されている手法を用いることができる。
上記送受信部58は、携帯端末15との間で有線方式ないし無線方式(IR方式やブルートゥース(登録商標)機構のピコネット接続方式など)を利用してデータ授受を行うためのもので、そのための電子回路及びプログラムである。なお、会員の利用者情報をサーバ11より取得する場合には、通信ネットワーク13に応じた送受信部を備える。
上記オーディオ楽曲データ取得手段59は、携帯端末15との認証処理を行う認証プログラム59Aを備えると共に、携帯端末15の予約楽曲リスト作成アプリケーションソフト76のカラオケ端末転送プログラム(後述する)からのオーディオ楽曲データの転送要求に対して、当該携帯端末15より記憶されている予約楽曲リスト及びオーディオ楽曲データを取得し、RAM53に記憶するプログラムである。上記歌詞表示制御手段60は、楽曲IDで紐付けられたオーディオデータの楽曲演奏の際に、RAM53に記憶された当該楽曲IDの歌詞データを読み出して色替え処理などを行って順次映像表示制御手段54に出力して表示部42に表示させるプログラムである。
続いて、携帯端末15は、図4(A)に示すように、制御部71、送受信部72、通信処理部73、マイク・スピーカ部74、端末記憶手段である記憶部75及び端末表示部79を備える。
上記制御部71は、当該携帯端末全体を統括的に制御する物理的なCPUであり、図示しないROMに格納されているプログラムを実行処理して統括的な処理を行う。上記送受信部72は、図1の端末セル14に対して無線通信を行う通信方式と整合性をとるための例えば物理的な通信用回路、及び、カラオケ端末12とデータ授受のための上記通信方式と整合性を取るための例えば物理的な通信用回路により構成される。上記通信処理部73及びマイク・スピーカ部74は、従前の携帯電話、スマートホンや携帯タブレットなどに備えられるものであり、また、通話、データ授受のための処理回路などを備えるが説明を省略する。
上記記憶部75には、図4(B)で説明する予約楽曲作成アプリケーションソフト76がインストールされ、当該ソフトにより作成された予約楽曲リスト77の記憶領域が形成されると共に、サーバ11より取得したオーディオデータ、歌詞データ及びリファレンスデータを含むオーディオ楽曲データ78の記憶領域が形成される。上記端末表示部79は、液晶ディスプレイ(LCD)であり、又は、LCDとタッチセンサとを積層して入出力用として、表示されるアイコン等に対応して当該タッチセンサにより楽曲の選択などのデータを入力することができるGUIのユーザインタフェース機能を有するデバイスである。
上記記憶部75にインストールされる予約楽曲リスト作成アプリケーションソフト76は、図4(B)に示すように、サーバアクセスプログラム81、テンポ/キー指定プログラム83を備える楽曲選曲プログラム82、試聴要求再生プログラム84、予約楽曲リスト作成プログラム85、オーディオ楽曲データ取得プログラム86及び認証プログラム88を備えるカラオケ端末転送プログラム87を備える。
上記サーバアクセスプログラム81は、サーバ11に対して通信ネットワーク13を介してアクセスするプログラムである。上記楽曲選曲プログラム82は、サーバ11にアクセスして楽曲DB30に記憶された楽曲の中から利用者の所望の楽曲を選択するプログラムであり、その際に、テンポ・キー指定プログラム83が当該楽曲の再生テンポ及び再生キーを当該サーバ11に対して指定するプログラムである。
上記試聴要求再生プログラム84は、再生テンポ及び再生キーを指定してサーバ11でレンダリングされたオーディオデータを試聴するためのストリーミング配信を要求するプログラムである。上記予約楽曲リスト作成プログラム85は、楽曲選曲プログラム82で選曲した所定数の楽曲(楽曲ID)をその楽曲再生テンポ及び楽曲再生キーと共に順次指定したリストとして予約楽曲リスト77を作成し、記憶部75に記憶するプログラムである。
上記オーディオ楽曲データ取得プログラム86は、サーバ11より送信されてきた楽曲選曲プログラム83で指定した楽曲のレンダリング(変換)されたオーディオデータと共に、歌詞データ及びリファレンスデータの少なくとも何れかを含むオーディオ楽曲データ78(この実施形態では歌詞データ及びリファレンスデータの両方を含むものとする)を取得して記憶部75に記憶するプログラムであって、上記予約楽曲リスト作成プログラム85で作成した予約楽曲リスト77で指定された楽曲についてオーディオ楽曲データ78が記憶部75に記憶されているか否かを照合し、少なくとも記憶されていない楽曲については、その楽曲IDを楽曲再生テンポ及び楽曲再生キーと共にサーバ11に指定するプログラムを含み、また、記憶部75記憶されている楽曲であっても楽曲再生テンポまたは楽曲再生キーが、記憶時の指定と今回の指定とで異なる楽曲については、その楽曲IDを楽曲再生テンポ及び楽曲再生キーと共にサーバ11に指定するプログラムを含む。
上記カラオケ端末転送プログラム87は、認証処理を行う認証プログラム88を備え、カラオケ端末12に対し、認証プログラム88により認証処理を行い、認証で認められたときに、記憶部75に記憶された予約楽曲リスト77及びオーディオ楽曲データ78を読み出して転送するプログラムである。認証は、データ授受により行われ、例えば携帯端末15にインストールされた予約楽曲リスト作成アプリケーションソフト76のシリアル番号のデータにより認証処理を行わせることができる。
そこで、図5に、携帯端末に対するサーバの楽曲提供のフローチャートを示す。図5において、まず、利用者は、例えばサーバ11より予めダウンロードして携帯端末15にインストールしてある予約楽曲リスト作成アプリケーションソフト76を立ち上げ(ステップ1(S1))、サーバアクセスプログラム81によりサーバ11にアクセスし、楽曲選曲プログラム82により当該サーバ11の楽曲検索手段24に対して所望の楽曲の検索指示信号を送信する(S2)。
サーバ11では、楽曲検索手段24が楽曲DB30を検索し、検索した楽曲IDを携帯端末15に送信する(S3)。携帯端末15では楽曲IDを取得し(S4)、利用者が当該楽曲の試聴を望む場合には(S5)、試聴要求再生プログラム84においてテンポ・キー指定プログラム83により当該楽曲IDの楽曲にテンポ/キーを指定してサーバ11に対して試聴要求する(S6)。
サーバ11では、楽曲演奏データ変換手段25が、楽曲IDのカラオケ楽曲データを楽曲DB30より抽出し、そのうちの楽曲演奏データ(MIDIデータ)を指定されたテンポ/キーを変更したオーディオデータにレンダリングし、当該オーディオデータをストリーミング配信手段26が、例えば所定の長さ(一部)として携帯端末15に配信する(S7)。携帯端末15では、サーバ11よりストリーミング配信されたオーディオデータを試聴要求再生プログラム84がマイク・スピーカ部74より再生する(S8)。試聴後、再度、テンポ/キーを変更する場合にはS6〜S8を繰り返す。
試聴要求せず(S5)、又は試聴後に指定したテンポ/キーでよければ予約楽曲リスト作成プログラム85により作成される予約楽曲リストに、楽曲IDにテンポ/キーを付帯させて登録する(S9)。所望の楽曲の総てを予約楽曲リストに登録するまでS2〜S9を繰り返して予約楽曲リストの作成を終了して、記憶部75に予約楽曲リスト77として記憶する(S10)。
そこで、オーディオ楽曲データ取得プログラム86において、予約楽曲リスト77中の楽曲(楽曲ID)と、すでに記憶部75のオーディオ楽曲データ78として記憶されている楽曲(楽曲ID)とを比較し、記憶されていない楽曲、及び、記憶されている楽曲についてテンポ/キーの異なる楽曲(楽曲ID)を特定し、サーバ11に対して当該楽曲IDにテンポ/キーを付帯させてオーディオデータ、歌詞データ、リファレンスデータを含むオーディオ楽曲データを要求する(S11)。
サーバ11では、楽曲演奏データ変換手段25が、要求された楽曲ID毎に、カラオケ楽曲データを楽曲DB30より抽出して演奏楽曲データ(MIDIデータ)を指定されたテンポ/キーに基づいてオーディオデータに変換すると共に、当該楽曲のカラオケ楽曲データ中の歌詞データを抽出すると共に、リファレンスDB31よりリファレンスデータを抽出し、これらオーディオデータ、歌詞データ、リファレンスデータを含むオーディオ楽曲データとして楽曲IDを付帯させて携帯端末15に送信する(S12)。
携帯端末15では、オーディオ楽曲データ取得プログラム86がサーバ11より取得した各オーディオ楽曲データを楽曲IDに付帯させて記憶部75にオーディオ楽曲データ78として記憶する(S13)。そして、予約楽曲リスト作成アプリケーションソフト76が終了される。
続いて、図6に、カラオケ端末における楽曲演奏に関するフローチャートを示す。例えば、利用者がカラオケルームに入室する際に受付においてチェックイン手続を行うことで当該カラオケルーム内のカラオケ端末12が利用可能状態となる。
利用者は、携帯端末15の予約楽曲リスト作成アプリケーションソフト76を立ち上げ(S21)、カラオケ端末12に対して、オーディオ楽曲データ転送要求を行う(S22)。カラオケ端末12では、送受信部58を介してデータ転送要求を受け付け、オーディオ楽曲データ取得手段59が、認証手段59Aにより携帯端末15に対して認証要求(S23)を行う。携帯端末15では、認証プログラム88により認証データ(例えばシリアル番号)をカラオケ端末12に出力することで(S24)、当該カラオケ端末12より認証結果を受信する。
認証の結果が「NG」であれば(S25)、S23及びS24が繰り返される。認証の結果が「OK」であれば(S25)、カラオケ端末転送プログラム87が、記憶部75に記憶された予約楽曲リスト77を読み出し、当該予約楽曲リスト77中の楽曲IDに基づくオーディオ楽曲データ(オーディオデータ、歌詞データ、リファレンスデータ)78を読み出し、当該予約楽曲リスト77と共にカラオケ端末12に転送する(S26)。
このように、携帯端末15(予約楽曲リスト作成アプリケーションソフト76)とカラオケ端末12との間で相互に認証処理を行うことにより、携帯端末12に記憶されたオーディオ楽曲データ等を無暗に他の機器に出力したり、正規の手続きを踏まずに取得したデータをカラオケ端末12に転送したりする行為を防ぐことができるものである。
カラオケ端末12では、オーディオ楽曲データ取得手段59が、RAM53に、予約楽曲リスト61として一時的に記憶すると共に、オーディオ楽曲データ(オーディオデータ62A、歌詞データ62B、リファレンスデータ62C)62として一時的に記憶する(S27)。
なお、利用者は、携帯端末15上で、上述のように予め予約楽曲リスト77を作成するのではなく、カラオケルームにチェックインした後に、予約楽曲リスト作成アプリケーションソフト76の予約楽曲リスト作成プログラム85により自身の携帯端末15にダウンロード済みの記憶部75に記憶されているオーディオ楽曲データ78の中から歌唱する楽曲を選択して予約楽曲リスト77を作成し、カラオケ端末転送プログラム87によりカラオケ端末12に転送してもよい。転送後は、予約楽曲リスト作成アプリケーションソフト76は終了される。
そして、カラオケ端末12では、RAM53に記憶されている予約楽曲リスト61に従って順次再生される(S28)。すなわち、予約楽曲リスト61に従って、楽曲IDに基づいて、オーディオ楽曲データ62を読み出し、そのうちオーディオデータ62Aは再生手段55に出力されて演奏され、歌詞データ62Bは歌詞表示制御手段60に出力されて映像表示制御手段54を介して表示部42に表示され、リファレンスデータ62Cは採点手段57に出力されてマイクロホン44より音声信号入力手段56を介して入力された音声信号とリファレンスデータとが比較されて採点される。
利用者によるカラオケ歌唱が終了すると、当該利用者が例えば受付でチェックアウト手続を行うと、当該カラオケ端末12が利用不可状態とされる前に、RAM53に記憶されている予約楽曲リスト61及びオーディオ楽曲データ62は消去されるものである(S29)。
次に、図7に、カラオケ端末における楽曲演奏に関する他の実施形態のフローチャートを示す。この実施形態は、カラオケ端末12を複数の利用者(複数の携帯端末12)が利用する場合であって、カラオケ端末12のオーディオ楽曲データ取得手段59は、リスト統合手段(図示せず)を備える。ここで、各携帯端末15より予約楽曲リスト及びオーディオ楽曲データをカラオケ端末12にそれぞれ転送する際にそれぞれの携帯端末15に対して認証処理を行うものであるが、ここでは省略する。
図7において、まず、それぞれの利用者A、B、Cがカラオケルームに入室する際に例えば受付においてチェックイン手続を行うことで当該カラオケルーム内のカラオケ端末12が複数利用者により利用可能な状態となる。すなわち、複数利用者からの楽曲の予約を受け付けることが可能な状態となる。
各利用者は、各携帯端末15の予約楽曲リスト作成アプリケーションソフト76を立ち上げる(S31)。そこで、携帯端末Aのカラオケ端末転送プログラム87が、記憶部75に記憶された予約楽曲リストa(77)を読み出し、当該予約楽曲リストa中の楽曲IDに基づくオーディオ楽曲データ(オーディオデータ、歌詞データ、リファレンスデータ)78を読み出し、当該予約楽曲リストaと共にカラオケ端末12に転送する(S32)。カラオケ端末12では、オーディオ楽曲データ取得手段59が、予約楽曲リストaを保持し、RAM53にオーディオ楽曲データ(オーディオデータ62A、歌詞データ62B、リファレンスデータ62C)62として一時的に記憶する(S33)。
続いて、携帯端末Bのカラオケ端末転送プログラム87が、記憶部75に記憶された予約楽曲リストb(77)を読み出し、当該予約楽曲リストb中の楽曲IDに基づくオーディオ楽曲データ(オーディオデータ、歌詞データ、リファレンスデータ)78を読み出し、当該予約楽曲リストbと共にカラオケ端末12に転送する(S34)。カラオケ端末12では、オーディオ楽曲データ取得手段59が、予約楽曲リストbを保持し、RAM53にオーディオ楽曲データ(オーディオデータ62A、歌詞データ62B、リファレンスデータ62C)62として一時的に記憶する(S35)。
続いて、携帯端末Cのカラオケ端末転送プログラム87が、記憶部75に記憶された予約楽曲リストc(77)を読み出し、当該予約楽曲リストc中の楽曲IDに基づくオーディオ楽曲データ(オーディオデータ、歌詞データ、リファレンスデータ)78を読み出し、当該予約楽曲リストcと共にカラオケ端末12に転送する(S36)。カラオケ端末12では、オーディオ楽曲データ取得手段59が、予約楽曲リストcを保持し、RAM53にオーディオ楽曲データ(オーディオデータ62A、歌詞データ62B、リファレンスデータ62C)62として一時的に記憶する(S37)。そして、各携帯端末15において、予約楽曲リスト及びオーディオ楽曲データの転送後に、予約楽曲リスト作成アプリケーションソフト76が終了される。
そこで、カラオケ端末12のオーディオ楽曲データ取得手段59において、保持した予約楽曲リストa、b、cを統合して予約楽曲リストを作成し、統合予約楽曲リスト61としてRAM53に記憶する(S38)。この後の再生については図6のS29以降と同様である。これによりグループ利用者がカラオケ歌唱を楽しむことができるものである。なお、オーディオ楽曲データ取得手段59において統合予約楽曲リスト61を作成する際、同一テンポ/キーが指定された同一の楽曲IDが複数存在した場合には、例えば最初に転送されたものをリストに残して他は削除するようにしてもよい。これにより同じ楽曲が何度も再生されることを防ぎ、限られた時間で有効にカラオケルームを利用することができる。
次に、図8にサーバにおける楽曲提供に関する他の実施形態の一部ブロック構成図を示すと共に、図9に図8の楽曲提供に関するフローチャートを示す。この実施形態は、サーバ11の備える楽曲DB30及びリファレンスDB31に定期的にカラオケ楽曲データ及びリファレンスデータが追加されることに対処したものである。
図8において、楽曲演奏データ変換手段25は、複数の変換部、例えば第1変換部25A、第2変換部25B・・・を備える。当該第1変換部25A、第2変換部25B等は、追加される楽曲(楽曲ID)の楽曲演奏データ(MIDIデータ)の作成時期に応じた最適変換機能を備えるもので、これらの楽曲IDには楽曲演奏データ変換手段25の備える複数の第1変換部25A、第2変換部25B等の情報が紐付けられる。
例えば、第1変換部25Aの使用開始は2010年4月1日であり、第2変換部25B(第1変換部25Aより、より高性能の(つまり高品質なオーディオデータを生成可能な))の使用開始は2015年4月1日であるとする。ここで、2015年3月31日以前に第1変換部25Aに合わせて制作された楽曲演奏データ(MIDIデータ)の楽曲IDは、レンダリングの際に当該第1変換部25Aを用いるという情報と紐付けされ、2015年4月1日以後に第2変換部25Bに合わせて制作された曲演奏データ(MIDIデータ)の楽曲IDは、レンダリングの際に変換手段Bを用いるという情報と紐付けされるものである。
そして、サーバ11では、楽曲IDの変換情報に応じた変換手段(第1変換部25A、第2変換部25B・・・)により、指定されたキー/テンポに応じて楽曲演奏データ(MIDIデータ)をオーディオデータにレンダリングする。
すなわち、図9において、所定の携帯端末15からの楽曲IDに基づくオーディオ楽曲データの要求を取得すると(S41)、楽曲演奏データ変換手段25は、要求されたオーディオ楽曲データの楽曲IDに紐付けられた変換情報より対応の変換部(例えば第2変換部25B)を特定する(S42)。
そして、要求された楽曲IDのカラオケ楽曲データ中の楽曲演奏データ(MIDIデータ)を楽曲DB30より抽出し、特定した変換部(第2変換部25B)によりオーディオデータに変換するものである(S43)。
すなわち、より高性能のMIDI音源に相当するような新しい変換手段が利用可能になった場合、旧変換手段に合わせて制作されたMIDIデータを新変換手段用に制作し直す必要がなく、従来の業務用通信カラオケシステムのカラオケ端末のようにMIDI音源の互換性に縛られることなく、利用者がダウンロードするオーディオデータの品質を常に向上させることができる。また、異なる変換手段に合わせて制作されたMIDIデータであっても、一旦オーディオデータにレンダリングされた後は扱い方を区別する必要がなくなるので、携帯端末やカラオケ端末においては、それらを全く同じように扱うことができる。
このように、カラオケ端末12にカラオケ楽曲データを一斉に配信したり個別に蓄積したりせずに済み、カラオケシステム全体のカラオケ楽曲のデータ蓄積コスト及び通信コストを大幅に下げることができると共に、キー/テンポを変更してもオーディオデータのカラオケ演奏音の品質を低下させることなく、カラオケ端末12におけるカラオケ用の楽曲演奏データを再生する音源等を搭載させるコストを削減させることができ、ひいては低コスト化を実現することができるものである。
ところで、上記実施形態に限らず、利用者においてカラオケ歌唱したい楽曲を選択する際に、楽曲ごとに再生テンポ及び再生キーを指定するだけでなく、ガイドボーカルやガイドメロディ、コーラス歌唱の有無を指定してもよい。これにより、利用者本人のカラオケ歌唱のスタイルによりマッチしたオーディオデータをダウンロードすることができる。
また、サーバ11において、カラオケ演奏に合わせて表示するための背景映像データを記憶し、レンダリングしたオーディオ楽曲データと組合せて動画データとした後に携帯端末15に送信してもよい。これにより、従来の通信カラオケシステムと同様に、背景映像を表示させながらカラオケ歌唱を楽しむことができる。
また、カラオケ端末12でのカラオケ楽曲データの演奏と同期して、利用者の携帯端末15の端末表示部(ディスプレイ)79に歌詞を表示させてもよい。カラオケ端末12でのカラオケ演奏と携帯端末15での歌詞表示の同期については、例えば、カラオケ演奏開始信号をカラオケ端末12から携帯端末15に送り、携帯端末15ではテンポ情報と歌詞データに基づいて歌詞を表示させるものである。これにより、従来の通信カラオケシステムにおけるリモコン装置のように、携帯端末15に歌詞を表示させながらカラオケ歌唱することができる。
また、利用者において、予めダウンロードして携帯端末15にインストールしてある「カラオケ演奏アプリケーションソフト」を立ち上げて、携帯端末単独でカラオケ演奏させてもよい。この場合、携帯端末15の端末表示部79を用いて歌詞を表示させ、歌唱を採点させることも可能である。これにより、自宅などどこでもカラオケ歌唱を楽しんだり練習したりすることができる。加えて、利用者にカラオケ楽曲データをダウンロードし記憶させて所有させることにより、携帯端末15をプラットフォームとしたホームカラオケからカラオケルームなどの業務用通信カラオケへと、利用者をスムーズに誘導することができる。
また、利用者によるサーバ11からのカラオケ楽曲データ(オーディオデータだけでもよい)のダウンロードを有償とし、利用者から課金するような仕組みを設けてもよい。課金は期間定額制でも従量制(ダウンロード毎に課金)でもよい。この場合、利用者の携帯端末15にダウンロードされたカラオケ楽曲データの記憶に期限を設け、期限が過ぎたカラオケ楽曲データは消去あるいは使用不能とされるようにしてもよい。サーバ11では、利用者ごとにカラオケ楽曲データのダウンロード情報や記憶期限情報を管理し、利用者の要求に基づいて、利用者が携帯端末15に保持しているカラオケ楽曲データの記憶期限の更新や指定されたキー/テンポの変更などの要求に、有償あるいは無償で対応してもよい。これにより、カラオケ楽曲データを携帯端末15に所有している利用者をカラオケルーム(カラオケ端末)において優遇するなど、きめ細かい施策やサービスが可能となる。
また、異なる事業者が運営する複数のサーバ11を共存させ、携帯端末15がそれら複数のサーバ11とアクセス可能なシステムとしてもよい。それぞれのサーバ11には、カラオケ楽曲データとして楽曲演奏データ(MIDIデータ)を記憶し、それらをレンダリングするための変換手段を備えさせればよい。この場合、複数の事業者のサーバ11に通じるポータルサイトを楽曲検索サイトとして設けてもよい。これにより、特定機種のカラオケ端末12で使用できるオーディオデータを複数の事業者が配信できることになり、利用者の選択肢が増え満足度を向上させることができると共に、競争原理が働き市場が活性化することを期待できるものである。
本発明のカラオケシステム及び携帯端末に備えられるカラオケ用プログラムは、カラオケ用サーバ、カラオケ端末の製造、販売、使用、並びに、ソフトウェアの作成、販売、使用の産業に利用可能である。
11 サーバ
12 カラオケ端末
15 携帯端末
24 楽曲検索手段
25 楽曲演奏データ変換手段
25A 第1変換部
25B 第2変換部
26 ストリーミング配信手段
27 歌詞データ抽出手段
28 リファレンスデータ抽出手段
29 オーディオ楽曲データ送信手段
30 楽曲データベース(楽曲DB)
31 リファレンスデータベース(リファレンスDB)
41 カラオケ本体
55 再生手段
57 採点手段
59 オーディオ楽曲データ取得手段
61 予約楽曲リスト
62 オーディオ楽曲データ
62A オーディオデータ
62B 歌詞データ
62C リファレンスデータ
75 記憶部
76 予約楽曲リスト作成アプリケーションソフト
77 予約楽曲リスト
78 オーディオ楽曲データ
81 サーバアクセスプログラム
82 楽曲選曲プログラム
83 テンポ・キー指定プログラム
84 試聴要求再生プログラム
85 予約楽曲リスト作成プログラム
86 オーディオ楽曲データ取得プログラム
87 カラオケ端末転送プログラム
88 認証プログラム

Claims (8)

  1. サーバ及び複数のカラオケ端末により構成され、サーバにアクセスして楽曲を選択し、当該楽曲の楽曲IDを楽曲再生テンポ及び楽曲再生キーと共に当該サーバに対して指定し、当該サーバより当該楽曲のオーディオデータを含むカラオケ用のデータをオーディオ楽曲データとして取得し、当該オーディオ楽曲データをカラオケ端末に転送する機能を少なくとも備える個人用の複数の携帯端末と通信可能なカラオケシステムであって、
    前記サーバは、
    楽曲の楽曲IDに紐付けられた楽曲演奏データを含む複数のカラオケ楽曲データを記憶するデータベースと、
    前記携帯端末から指定された楽曲IDと楽曲再生テンポと楽曲再生キーに基づいて、前記データベースから読み出したカラオケ楽曲データの楽曲演奏データをオーディオデータにレンダリングする変換手段と、
    前記変換手段によりレンダリングされたオーディオデータを少なくとも含むオーディオ楽曲データを前記携帯端末に送信するオーディオ楽曲データ送信手段と、を備え、
    前記カラオケ端末は、
    前記携帯端末から転送された複数の楽曲のオーディオ楽曲データを一時的に記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶した楽曲のオーディオ楽曲データのオーディオデータを順次読み出して再生し、カラオケ演奏として放音させる再生手段と、
    を備えるものであり、
    前記サーバの変換手段は、複数の変換部を備え、
    前記データベースは、複数の変換部のうち一の変換部を特定する情報を楽曲IDに紐付けて記憶し、
    前記サーバの変換手段は、指定された楽曲IDに前記紐付けされた変換部により、当該楽曲IDと楽曲再生テンポと楽曲再生キーに基づいて、前記データベースから読み出したカラオケ楽曲データの楽曲演奏データをオーディオデータにレンダリングすることを特徴とするカラオケシステム。
  2. 請求項1記載のカラオケシステムであって、
    前記カラオケ楽曲データには楽曲の楽曲IDと紐付けた歌詞を表示するための歌詞データを含み、
    前記サーバのオーディオ楽曲データ送信手段は、楽曲のオーディオデータ及び歌詞データを含むオーディオ楽曲データを前記携帯端末に送信し、
    前記カラオケ端末の記憶手段は、前記携帯端末より転送された複数の楽曲におけるオーディオ楽曲データのオーディオデータ及び歌詞データを記憶し、
    前記カラオケ端末はさらに、歌詞データに基づいて歌詞を表示する歌詞表示制御手段を備えることを特徴とするカラオケシステム。
  3. 請求項1又は2に記載のカラオケシステムであって、
    前記データベースはさらに、カラオケ演奏に合わせた歌唱を採点するためのリファレンスデータが楽曲の楽曲IDと紐付けて記憶され、
    前記サーバのオーディオ楽曲データ送信手段は、対応楽曲のリファレンスデータを含む前記オーディオ楽曲データを前記携帯端末に送信し、
    前記カラオケ端末の記憶手段は、前記携帯端末より転送された複数の楽曲におけるオーディオ楽曲データのオーディオデータ及びリファレンスデータを記憶し、
    前記カラオケ端末はさらに、リファレンスデータに基づいてカラオケ演奏に合わせた歌唱を採点する採点手段を備えることを特徴としたカラオケシステム。
  4. 請求項1乃至3の少なくとも何れかに記載のカラオケシステムであって、
    前記サーバはさらに、前記変換手段によりレンダリングされたオーディオデータの一部または全部を前記携帯端末に試聴としてストリーミング送信するストリーミング配信手段を備えることを特徴としたカラオケシステム。
  5. 請求項1乃至4の少なくとも何れかに記載のカラオケシステムであって、
    前記携帯端末は、複数の楽曲をその楽曲再生テンポ及び楽曲再生キーと共に順次指定した予約楽曲リストを作成する機能を備え、
    前記カラオケ端末は、複数の利用者の携帯端末のそれぞれから前記予約楽曲リスト及びオーディオ楽曲データが転送されたときに、当該複数の予約楽曲リストを統合した統合予約楽曲リストを生成するリスト統合手段を備え、
    前記カラオケ端末の記憶手段は、前記複数の利用者の携帯端末のそれぞれから転送された複数のオーディオ楽曲データを記憶すると共に前記統合予約楽曲リスト記憶し、
    前記カラオケ端末の再生手段は、前記統合予約楽曲リストに基づいて複数の楽曲を順次再生してカラオケ演奏として放音させることを特徴とするカラオケシステム。
  6. 所定の通信網にアクセス自在な携帯端末の端末記憶手段に備えられるもので、少なくとも複数のカラオケ楽曲データをデータベースに記憶して当該カラオケ楽曲データの楽曲演奏データをオーディオデータに変換する機能を備えるサーバ及び少なくともオーディオデータの再生可能なカラオケ端末に通信自在とする携帯端末の備えるカラオケ用プログラムであって、
    前記サーバに対して前記通信網を介してアクセスするサーバアクセスプログラムと、
    前記サーバにアクセスしてデータベースに記憶された楽曲の中から利用者の所望の楽曲を選択し、その楽曲IDを楽曲再生テンポ及び楽曲再生キーと共に当該サーバに対して指定する楽曲選曲プログラムと、
    前記サーバに対して前記楽曲選曲プログラムで指定した楽曲の前記変換されたオーディオデータを含むオーディオ楽曲データを要求して取得し、前記端末記憶手段に記憶するオーディオ楽曲データ取得プログラムと、
    前記端末記憶手段からオーディオ楽曲データを読み出してカラオケ端末に転送するカラオケ端末転送プログラムと、を含み、
    前記楽曲選曲プログラムで選曲した所定数の楽曲をその楽曲再生テンポ及び楽曲再生キーと共に順次指定した予約楽曲リストを作成する予約楽曲リスト作成プログラムを備え、
    前記オーディオ楽曲データ取得プログラムには、前記作成した予約楽曲リストで指定された楽曲のオーディオ楽曲データが前記端末記憶手段に記憶されているか否かを照合し、少なくとも記憶されていない楽曲については、その楽曲IDを楽曲再生テンポ及び楽曲再生キーと共に前記サーバに指定するプログラムを含み、
    前記カラオケ端末転送プログラムには、前記オーディオ楽曲データと共に前記予約楽曲リストをカラオケ端末に転送させるプログラムを含むことを特徴とする携帯端末の備えるカラオケ用プログラム。
  7. 請求項記載の携帯端末の備えるカラオケ用プログラムであって、
    前記オーディオ楽曲データ取得プログラムには、前記作成した予約楽曲リストで指定された楽曲についてオーディオ楽曲データが前記端末記憶手段に記憶されているか否かを照合し、記憶されている楽曲であっても楽曲再生テンポまたは楽曲再生キーが、記憶時の指定と今回の指定とで異なる楽曲については、その楽曲IDを今回指定された楽曲再生テンポ及び楽曲再生キーと共に前記サーバに指定するプログラムを含むことを特徴とする携帯端末の備えるカラオケ用プログラム。
  8. 請求項6又は7に記載の携帯端末の備えるカラオケ用プログラムであって、
    前記オーディオ楽曲データには、前記オーディオデータの他に、対応楽曲それぞれの歌詞データ及びリファレンスデータの少なくとも何れかが含まれ、
    前記オーディオ楽曲データ取得プログラムには、取得したオーディオ楽曲データの前記オーディオデータと共に歌詞データ及びリファレンスデータの少なくとも何れかを前記端末記憶手段に記憶するプログラムを含み、
    前記カラオケ端末転送プログラムには、前記予約楽曲リスト及びオーディオ楽曲データと共に前記歌詞データ及びリファレンスデータの少なくとも何れかをカラオケ端末に転送させるプログラムを含むことを特徴とする携帯端末の備えるカラオケ用プログラム。
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