JP2011208684A - スラスト軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】スラスト軸受用保持器について、製造コストを抑えつつころの組み込み性を向上させる。
【解決手段】保持器10にころ4を保持可能な矩形の第1種ポケット14に加えて、ころ4を保持不能な平面視台形の第2種ポケット15を設け、柱部13の幅を保持器径方向でほぼ均一にする。ポケットの数が増えるため、必然的に柱部13の幅が小さくなって弾性変形させやすくなり、ころ4の組み込みが容易となる。単にポケットを増やしただけであるから、複雑な加工を要さず、製造コストを抑えることができる。柱部13の幅が径方向で均一であるから、その弾性変形量も均一でありころ4の組み込み性がより向上している。
【選択図】図2
【解決手段】保持器10にころ4を保持可能な矩形の第1種ポケット14に加えて、ころ4を保持不能な平面視台形の第2種ポケット15を設け、柱部13の幅を保持器径方向でほぼ均一にする。ポケットの数が増えるため、必然的に柱部13の幅が小さくなって弾性変形させやすくなり、ころ4の組み込みが容易となる。単にポケットを増やしただけであるから、複雑な加工を要さず、製造コストを抑えることができる。柱部13の幅が径方向で均一であるから、その弾性変形量も均一でありころ4の組み込み性がより向上している。
【選択図】図2
Description
この発明は、スラスト軸受およびスラスト軸受用保持器およびスラスト軸受の組立方法に関する。
対向する面にそれぞれ転走面が形成された一対の軌道盤と、前記軌道盤の対向する転走面間を転動可能な複数のころと、を備えるスラスト軸受が知られている。
スラスト軸受の各ころは、前記一対の軌道盤間に配置された保持器のポケットにそれぞれ保持されている。保持器は、内径側の内環部と外径側の外環部と、放射形に配置されてこれら内外の環部同士を連結する柱部とからなり、隣接する柱部間がポケットとなっている(特許文献1)。
ここで保持器にころを組み込む際には、柱部を弾性変形させてポケットを拡開する必要がある。そのため、柱部の剛性が高すぎると弾性変形量が小さくなって組み込み性が悪くなる。また、柱部の剛性が高すぎると、弾性変形させる際に保持器やころに過大な力がかかってこれらの破損の原因ともなる。
その一方で、柱部の剛性を低下させるために複雑な加工を施すとなると、製造コストが嵩んでしまう。
その一方で、柱部の剛性を低下させるために複雑な加工を施すとなると、製造コストが嵩んでしまう。
そこで、この発明はスラスト軸受用保持器について、製造コストを抑えつつころの組み込み性を向上させることを課題とする。
上記課題を解決するためこの発明は、スラスト軸受用保持器にころを保持可能な第1種ポケットに加えてころを保持不能な第2種ポケットを設けたものである。
なお、ここでいうころを保持不能とは、ころが第2種ポケットにそもそも収まらない場合のみならず、第2種ポケットに収めることが可能であるが、がたついたり極端にスキューしたりするなどして、転動体としての用をなさない場合も含むものとする。
第2種ポケットの分だけ、ポケットの総数が増えるため、必然的に柱部の幅が小さくなり、その結果柱部の剛性は低下して弾性変形させやすくなるため、ころの組み込みが容易となる。
単にポケットを増やしただけであるから、複雑な加工を要さず、製造コストを抑えることができる。
単にポケットを増やしただけであるから、複雑な加工を要さず、製造コストを抑えることができる。
第2種ポケットを外径側に向けて幅が広がる形状とすることで、柱部の幅を径方向でほぼ均一とすると、柱部の弾性変形量が径方向で均等になるため、ころの組み込み性がさらに向上し、また機械化、自動化が容易となる。
第2種ポケットは、平面視台形あるいは平面視扇形であるのが、形状が単純で加工が容易であるため好ましい。
第2種ポケットは、平面視台形あるいは平面視扇形であるのが、形状が単純で加工が容易であるため好ましい。
第1種ポケットと第2種ポケットの間の柱部の幅は、ころの組み込み時における弾性変形容易性と保持器全体の強度確保とのバランスから、1mm〜3mmであるのが好ましい。
第2種ポケット間の柱部の幅を第1種ポケットと第2種ポケットの間の柱部の幅よりも広くすると、その幅が広い分だけ保持器全体の強度が確保されるため好ましい。なお、第2種ポケットにはころを組み込まないため、その傍らの柱部を弾性変形させる必要がなく、したがってその幅を小さくする必要もない。
この発明をスラスト軸受として考察すると、対向する面にそれぞれ転走面が形成された一対の軌道盤と、この軌道盤間に配置された上記保持器と、この保持器の第1種ポケットに保持され、軌道盤の対向する転走面間を転動可能な複数のころと、を備えるスラスト軸受であることが理解される。
このスラスト軸受の組立方法として、以下のステップを経るものを採用するのが好ましい。
まず、上記スラスト軸受用保持器を撮像して画像データを得る。
次に、前記画像データを二値化して前記各ポケットの面積をそれぞれ数値化し、その面積データを得る。
さらに、各面積データと、あらかじめ第1種ポケットまたは第2種ポケットの面積に基づき定められた閾値とを比較し、各ポケットが第1種ポケットか第2種ポケットかを判別する。
最後に、第1種ポケットと判定されたポケットにのみころを供給し組み込む。
まず、上記スラスト軸受用保持器を撮像して画像データを得る。
次に、前記画像データを二値化して前記各ポケットの面積をそれぞれ数値化し、その面積データを得る。
さらに、各面積データと、あらかじめ第1種ポケットまたは第2種ポケットの面積に基づき定められた閾値とを比較し、各ポケットが第1種ポケットか第2種ポケットかを判別する。
最後に、第1種ポケットと判定されたポケットにのみころを供給し組み込む。
あるいは、以下のステップを経るものを採用するのが好ましい。
まず、上記スラスト軸受用保持器の第1種ポケットおよび第2種ポケットのうち、いずれかのポケットのみを挿通可能なピンを準備する。
次に、このピンを前記保持器の各ポケットに順次対向させ、接近させて挿通の可否を判定する。
最後に、第1種ポケットのみを挿通可能なピンが挿通する前記ポケットにのみころを供給し組み込む。あるいは第2種ポケットのみを挿通可能なピンが挿通しない前記ポケットにころを供給し組み込む。
まず、上記スラスト軸受用保持器の第1種ポケットおよび第2種ポケットのうち、いずれかのポケットのみを挿通可能なピンを準備する。
次に、このピンを前記保持器の各ポケットに順次対向させ、接近させて挿通の可否を判定する。
最後に、第1種ポケットのみを挿通可能なピンが挿通する前記ポケットにのみころを供給し組み込む。あるいは第2種ポケットのみを挿通可能なピンが挿通しない前記ポケットにころを供給し組み込む。
スラスト軸受用保持器を以上のように構成したので、その製造コストを抑えつつころの組み込み性を向上させることが可能となった。
図1に示す、実施形態のスラスト軸受1は、一対の軌道盤2,3と、軌道盤間に配置された保持器10と、保持器10に保持された複数の円筒ころ4と、を備える。
軌道盤2,3の対向面には、それぞれ転走面が形成されており、保持器10に保持されたころ4は、転走面間を転動可能となっている。
軌道盤2,3の対向面には、それぞれ転走面が形成されており、保持器10に保持されたころ4は、転走面間を転動可能となっている。
また、一方軌道盤2は、内径側に鍔2aと鍔2aの先端から外側に向く爪2bとを有しており、他方軌道盤3は、外径側に鍔3aと鍔3aの先端から内側に向く爪3bとを有している。
保持器10は、金属板を折り曲げ加工することで形成されており、断面が図示のようにW型(M型)の外観を呈している。
保持器10は、金属板を折り曲げ加工することで形成されており、断面が図示のようにW型(M型)の外観を呈している。
一方軌道盤2および他方軌道盤3の爪2b、3bが、それぞれ保持器10の内径側および外径側に係合することで、スラスト軸受1の各部品2、3、4、10は相互に分離不能となっている。これにより、取り扱いが容易となっている。
なお、軌道盤2、3の構造はこれに限定されず、たとえば鍔2a、3aや爪2b、3bを省略してもよい。
なお、軌道盤2、3の構造はこれに限定されず、たとえば鍔2a、3aや爪2b、3bを省略してもよい。
図2に示す第1実施形態の保持器10は、内径側の内環部11と、外径側の外環部12と、これら内外の環部を連結する放射形に配置された複数の柱部13と、を備える。
隣接する柱部13間は、空洞となって上下に開口する複数のポケットを構成している。
複数のポケットは、ころ4を保持可能な第1種ポケット14と、ころ4を保持不能な第2種ポケット15とからなり、これらが保持器10の周方向に交互に並列している。
複数のポケットは、ころ4を保持可能な第1種ポケット14と、ころ4を保持不能な第2種ポケット15とからなり、これらが保持器10の周方向に交互に並列している。
第1種ポケット14は、平面視で円筒ころ4と相似形をなす矩形であって、その開口からころを押し込むと、ころ4が抜け止め状態で転動可能に保持されるようになっている。
また、第2種ポケット15は、平面視が外径側に向けて広がる台形あるいは扇形であって第1種ポケット14よりも大きく、平面視矩形の円筒ころ4と形状が合致しないようになっている。そのため第2種ポケット15は、ころ4を転動体として機能する状態には保持できないようになっている。
ここで第2種ポケット15は、図示のようにその両側縁が、第1種ポケット14の両側縁とそれぞれほぼ平行となるように、幅(保持器周方向の長さ)が広がっている。
したがって、第1種ポケット14と隣接する第2種ポケット15との間にある各柱部13は、その幅が保持器10の径方向でほぼ均一になっている。この柱部13の幅は、特に限定されないが1mm〜3mmであるのが好ましい。
したがって、第1種ポケット14と隣接する第2種ポケット15との間にある各柱部13は、その幅が保持器10の径方向でほぼ均一になっている。この柱部13の幅は、特に限定されないが1mm〜3mmであるのが好ましい。
第1実施形態の保持器10の構成は以上であり、ころ4を保持する第1種ポケット14に加えて、ころ4を保持しない第2種ポケット15を設けたことにより、ポケットの数が増えるため必然的に柱部13の幅が小さくなっている。
そのため、第2種ポケット15を有しない従来の保持器に比べて柱部13の剛性が低下しており、弾性変形させやすくなっている。したがって、第1種ポケット14へのころの組み込み性が向上している。
そのため、第2種ポケット15を有しない従来の保持器に比べて柱部13の剛性が低下しており、弾性変形させやすくなっている。したがって、第1種ポケット14へのころの組み込み性が向上している。
また、従来の保持器は、すべてのポケットが平面視矩形であるため、ポケット間の各柱部は外径側に向けて幅が広がっているのに対し、実施形態の保持器10では柱部13の幅が均一である。
そのため、従来の保持器の柱部は剛性や弾性変形量が保持器径方向に不均一であるところ、実施形態の保持器10の柱部13は剛性や弾性変形量が保持器径方向にほぼ均等であるため、ころがさらに組み込みやすく、また機械化や自動化が容易となっている。
そのため、従来の保持器の柱部は剛性や弾性変形量が保持器径方向に不均一であるところ、実施形態の保持器10の柱部13は剛性や弾性変形量が保持器径方向にほぼ均等であるため、ころがさらに組み込みやすく、また機械化や自動化が容易となっている。
この保持器10にころ4を組み込む作業を自動化する方策としては、たとえば第2種ポケットに形状を合わせた台形柱のピンを検出片として用いることが考えられる。
そして保持器10をターンテーブルに載せるなどして回転させながら、その上方に昇降可能に配置した前記ピンを各ポケットが直下にくる位置で下降させる。
ピンが挿通するポケットは、第2種ポケット15と判定してころを供給せず、ピンが挿通しないポケットは、第1種ポケット14と判定してころをフィーダにより供給し組み込む。
そして保持器10をターンテーブルに載せるなどして回転させながら、その上方に昇降可能に配置した前記ピンを各ポケットが直下にくる位置で下降させる。
ピンが挿通するポケットは、第2種ポケット15と判定してころを供給せず、ピンが挿通しないポケットは、第1種ポケット14と判定してころをフィーダにより供給し組み込む。
あるいは、保持器をカメラで撮像し、これにより得られたポケットの画像データを二値化して、その面積を面積データとして数値化する。
これをあらかじめ定められた閾値と比較し、これよりも小さい場合には、第1種ポケット14と判定してころを供給して組み込む。閾値よりも大きい場合には、第2種ポケット15と判定してころを供給しないようにする。
これをあらかじめ定められた閾値と比較し、これよりも小さい場合には、第1種ポケット14と判定してころを供給して組み込む。閾値よりも大きい場合には、第2種ポケット15と判定してころを供給しないようにする。
図3に示す第2実施形態の保持器10は、ころ4を保持可能な第1種ポケット14ところを保持不能な第2種ポケット15の並列パターン、第2種ポケット15の形状、大きさおよび数、柱部13の幅が2種類あること、が第1実施形態とは異なっている。第1実施形態の保持器10と共通の構造については、説明を省略する。
図示のように、第2種ポケット15は保持器10の周方向にほぼ等間隔に並列しており、第1種ポケット14は隣接する第2種ポケット15間にひとつおきに形成されている。換言すれば、第2種ポケット15が2つに対し、第1種ポケット14が1つの割合で並列している。
外径方向に幅が広がる平面視台形(扇型)の第2種ポケット15は、第1実施形態とは異なり第1種ポケット14よりも小さくなっている。
この第2種ポケット15は、第1種ポケット14に隣接する面が、平面視矩形の第1種ポケット14とほぼ平行をなしており、これにより柱部13の幅は、第1実施形態と同様に、保持器径方向でほぼ均一になっている。
この第2種ポケット15は、第1種ポケット14に隣接する面が、平面視矩形の第1種ポケット14とほぼ平行をなしており、これにより柱部13の幅は、第1実施形態と同様に、保持器径方向でほぼ均一になっている。
その一方で、第1種ポケット14と第2種ポケット15との間の、すなわち第1種ポケット両側の、柱部13の幅W1は、第2種ポケット15間の柱部の幅W2よりも小さくなっている。
第1種ポケット14両側の柱部13の幅は、特に限定されないが1mm〜3mmが好ましく、第2種ポケット15間の柱部13の幅W2は、その数倍程度(たとえば2〜5倍)が好ましい。
第1種ポケット14両側の柱部13の幅は、特に限定されないが1mm〜3mmが好ましく、第2種ポケット15間の柱部13の幅W2は、その数倍程度(たとえば2〜5倍)が好ましい。
第2実施形態の保持器10の構成は以上であり、上記した第1実施形態の保持器10の利点に加えて、第2種ポケット15間の柱部13は、その柱幅が広くなっているため剛性が高く、保持器全体の強度が確保されている。
第2種ポケット15にころ4を組み込まないことから、第2種ポケット15間の柱部13を弾性変形させる必要がなく、したがってこのように幅を広くすることが可能となる。
第2種ポケット15にころ4を組み込まないことから、第2種ポケット15間の柱部13を弾性変形させる必要がなく、したがってこのように幅を広くすることが可能となる。
保持器10へのころ4の組み込みをピンを用いて自動化する場合には、第1実施形態と異なり、ピンを第1種ポケット14と合致する断面矩形とする。そして、ピンが挿通するポケットを第1種ポケット14と判定してころ4を供給し、ピンが挿通しないポケットを第2種ポケット15と判定してころ4を供給しない。
また、画像処理を用いる場合には、第1実施形態と逆に、閾値よりも小さい場合には、第2種ポケット15と判定してころ4を供給せず、閾値よりも大きい場合には、第1種ポケット14と判定してころ4を供給する。
第2種ポケット15の形状は実施形態に限定されないが、柱部13の弾性変形量を均一にしてころ組み込みを容易にするためには、外径側に向けて幅が広がる形状が好ましい。第2種ポケット15の数および大きさ、第1種ポケット14と第2種ポケット15の並列パターンも、実施形態に限定されない。
1 スラスト軸受
2 一方軌道盤
2a 鍔
2b 爪
3 他方軌道盤
3a 鍔
3b 爪
4 円筒ころ
10 保持器
11 内環部
12 外環部
13 柱部
14 第1種ポケット
15 第2種ポケット
W1,W2 柱部の幅
2 一方軌道盤
2a 鍔
2b 爪
3 他方軌道盤
3a 鍔
3b 爪
4 円筒ころ
10 保持器
11 内環部
12 外環部
13 柱部
14 第1種ポケット
15 第2種ポケット
W1,W2 柱部の幅
Claims (8)
- 内径側の内環部11と、
外径側の外環部12と、
これら内外環部11、12を連結する放射形に配置された複数の柱部13と、を備え、
隣接する柱部13間の空洞をポケットとしたスラスト軸受用保持器であって、
前記ポケットは、
円筒ころ4を保持可能な第1種ポケット14と、
円筒ころ4を保持不能な第2種ポケット15と、からなるスラスト軸受用保持器。 - 前記第2種ポケット15は、外径側に向けて幅が広がり、
前記柱部13はその幅が径方向でほぼ均一である請求項1に記載のスラスト軸受用保持器。 - 前記第1種ポケット14と第2種ポケット15の間の柱部13の幅は、1mm〜3mmである請求項2に記載のスラスト軸受用保持器。
- 前記第2種ポケット15間の柱部13の幅は、前記第1種ポケット14と第2種ポケット15の間の柱部13の幅よりも広い請求項1から3のいずれかに記載のスラスト軸受用保持器。
- 前記第2種ポケットは、平面視台形あるいは平面扇形である請求項1から4のいずれかに記載のスラスト軸受用保持器。
- 対向する面にそれぞれ転走面が形成された一対の軌道盤2、3と、
この軌道盤2、3間に配置された請求項1から5のいずれかに記載された保持器10と、
この保持器10の前記第1種ポケット14に保持され、前記軌道盤2、3の対向する転走面間を転動可能な複数のころ4と、を備えるスラスト軸受。 - 請求項1から5のいずれかに記載のスラスト軸受用保持器10を撮像して画像データを得るステップと、
前記画像データを二値化して前記各ポケットの面積をそれぞれ数値化し、その面積データを得るステップと、
前記各面積データと、あらかじめ前記第1種ポケット14または第2種ポケット15の面積に基づき定められた閾値とを比較し、前記各ポケットが第1種ポケット14か第2種ポケット15かをそれぞれ判別するステップと、
前記第1種ポケット14と判定されたポケットにのみ前記ころ4を供給し組み込むステップと、を含むスラスト軸受の組立方法。 - 請求項1から5のいずれかに記載のスラスト軸受用保持器10の前記第1種ポケット14および第2種ポケット15のうち、いずれかのポケットのみを挿通可能なピンを準備するステップと、
このピンを前記保持器10の各ポケット14、15に順次対向させ、接近させて挿通の可否を判定するステップと、
前記判定ステップにより第1種ポケット14と判定されたポケットにのみ前記ころ4を供給し組み込むステップと、を含むスラスト軸受の組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010075106A JP2011208684A (ja) | 2010-03-29 | 2010-03-29 | スラスト軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010075106A JP2011208684A (ja) | 2010-03-29 | 2010-03-29 | スラスト軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011208684A true JP2011208684A (ja) | 2011-10-20 |
Family
ID=44939963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010075106A Pending JP2011208684A (ja) | 2010-03-29 | 2010-03-29 | スラスト軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011208684A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019120371A (ja) * | 2018-01-10 | 2019-07-22 | Ntn株式会社 | スラストころ軸受 |
DE102021115029A1 (de) | 2021-06-10 | 2022-12-15 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Wälzkörperkäfig für eine Axiallageranordnung sowie Axiallageranordnung mit einem solchen Wälzkörperkäfig |
-
2010
- 2010-03-29 JP JP2010075106A patent/JP2011208684A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019120371A (ja) * | 2018-01-10 | 2019-07-22 | Ntn株式会社 | スラストころ軸受 |
DE102021115029A1 (de) | 2021-06-10 | 2022-12-15 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Wälzkörperkäfig für eine Axiallageranordnung sowie Axiallageranordnung mit einem solchen Wälzkörperkäfig |
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