JP2011208436A - 構造物用ブレース - Google Patents

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Abstract

【課題】小型軽量であり、且つ低コストでありながら信頼性の高いセルフセンタリング機構を備えた構造物用ブレースの提供。
【解決手段】構造物に接合される第1接合部を含む板状の芯ブレード21、第1ブレード及び第2ブレードを有するH形鋼材2と、構造物に接合される第2接合部31、第2接合部31に垂直に取り付けられたU字底部32、U字底部32の両端から芯ブレード21を挟むように延びると共に外側に突出する第1突出部34を含む第3ブレード33及び外側に突出する第2突出部36を含む第4ブレード35を有するU型鋼材3と、第1接合部が貫通する第1鋼板4と、第2接合部31と第2接合部31に垂直に取り付けられたU字底部32が貫通する第2鋼板5と、第1鋼板4と第2鋼板5とを連結する連結部材6と、芯ブレード21と第3ブレード33及び芯ブレード21と第4ブレード35の間に設けた粘弾性体7とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、地震後も継続的に建物を使用可能にするセルフセンタリング機構を備えた構造物用ブレースに関する。
近年、建築構造物の耐震性能は、飛躍的に向上し、地震による倒壊を免れ、人命の危険を低減できるようになってきた。しかしながら、倒壊を免れた建築物は補修をする必要があり、長時間の営業・操業停止を招き、甚大な経済損失を被る懸念がある。そのため、地震後も継続的に建物を使用可能にするセルフセンタリング機構が開示されている(特許文献1)。
特許文献1に記載されたブレースは、互いにスライドする内側のブレース材と外側のブレース材の両端部で、内側のブレース材端部と外側のブレース材端部にはめ込まれた突き合わせ要素を引張要素で結合させた構造である。また、内管の外側にエネルギー散逸システムを持ち、外管の壁板の突合せ部分で挟まれている。
中立状態の時、張力を導入した引張要素で突き合わせ要素を緊結し軸方向に力を与え内側のブレース材と外側のブレース材を固定している。両ブレース材に圧縮力が作用する時、外側のブレース材は、左側の突き合わせ要素を、内側のブレース材は、右側の突き合わせ要素を、それぞれ押し広げる。引張り力が作用する時、内側のブレース材が左側を、外側のブレース材が右側の突き合わせ要素を押し広げる。押し広げる力が張力を上回った時、引張要素の剛性で力に抵抗し、セルフセンタリング挙動を再現する。
また、ブレース材の外側部分にエネルギー散逸システムを持ち、内外ブレース材の相対的変位に対してエネルギー消散を行うことにより、セルフセンタリング挙動にエネルギー消散挙動を付加している。
特開2007−526413号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、内側のブレース材と外側のブレース材として管状の部材を用いており、重量の重い管状部材を嵌め込み組み立てることは大変困難であった。また、管状の部材同士を組み合わせるので、一方の端部の外側に新たに接続部材を設けて構造物に接続する必要があり、部材が多くなりコストが高くなると共に、装置が大型化し、重量も重いものであった。さらに、ブレース材の外側部分にエネルギー散逸システムを持っているので、外側にある構造物や他の部材と干渉するおそれがあった。
本発明は、従来技術と比較して小型軽量であり、且つ低コストでありながら信頼性の高いセルフセンタリング機構を備えた構造物用ブレースを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の構造物用ブレースは、構造物に接合される第1接合部を含む板状の芯ブレード、並びに前記芯ブレードの短辺方向の両側に、前記芯ブレードの長辺方向に対してずらして設けられた第1ブレード及び第2ブレードを有するH形鋼材と、前記構造物に接合される第2接合部、前記第2接合部に垂直に取り付けられたU字底部、前記U字底部の両端から前記芯ブレードを挟むように延びると共に外側に突出する第1突出部を含む第3ブレード及び外側に突出する第2突出部を含む第4ブレードを有するU型鋼材と、前記第1接合部が貫通する第1鋼板と、前記第2接合部と第2接合部に垂直に取り付けられたU字底部が貫通する第2鋼板と、前記第1鋼板と前記第2鋼板とを連結する連結部材と、前記芯ブレードと前記第3ブレード及び前記芯ブレードと前記第4ブレードの間に設けた粘弾性体と、を備えたことを特徴とする。
また、軸方向の力が初期張力以下の状態では、前記H形鋼材と前記第1鋼板とは、前記第1ブレードの長手方向の一方端の第1当接面及び前記第2ブレードの長手方向の一方端の第2当接面で当接し、前記H形鋼材と前記第2鋼板とは、前記第1ブレードの長手方向の他方端の第3当接面及び前記第2ブレードの長手方向の他方端の第4当接面で当接し、前記U型鋼材と前記第1鋼板とは、前記第3ブレードの長手方向の一方端の第5当接面、前記第1突出部の長手方向の一方端の第6当接面、前記第4ブレードの長手方向の一方端の第7当接面及び前記第2突出部の長手方向の一方端の第8当接面で当接し、前記U型鋼材と前記第2鋼板とは、前記第1突出部の長手方向の他方端の第9当接面で当接し、前記第2突出部の長手方向の他方端の第10当接面で当接することを特徴とする。
また、圧縮力が作用する場合、前記第1接合部に作用する圧縮力により、前記芯ブレードが前記第2鋼板側に押され、前記第1ブレード及び前記第2ブレードが押され、前記第3当接面及び前記第4当接面が前記第2鋼板を押し、前記第1ブレード及び前記第2ブレードに押された前記第2鋼板が前記連結部材を引っ張り、前記第2接合部に作用する圧縮力により、前記第2接合部が押され、前記U型鋼材が前記第1鋼板側に押され、前記第5当接面、前記第6当接面、前記第7当接面及び前記第8当接面が前記第1鋼板を押し、前記U型鋼材に押された前記第1鋼板が前記連結部材を引っ張り、引張力が作用する場合、前記第1接合部に作用する引張力により、前記芯ブレードが前記第1鋼板側に引っ張られ、前記第1ブレード及び前記第2ブレードが引っ張られ、前記第1当接面及び前記第2当接面が前記第1鋼板を押し、前記第1ブレード及び前記第2ブレードに押された前記第1鋼板が前記連結部材を引っ張り、前記第2接合部に作用する引張力により、前記第2接合部が引っ張られ、前記U型鋼材が前記第2鋼板側に引っ張られ、前記第9当接面及び前記第10当接面が前記第2鋼板を押し、前記U型鋼材に押された前記第2鋼板が前記連結部材を引っ張ることを特徴とする。
また、前記圧縮力が作用する場合、前記H形鋼材の前記第1当接面及び前記第2当接面と前記第1鋼板は離間し、前記U型鋼材の前記第9当接面及び前記第10当接面と前記第2鋼板は離間し、前記引張力が作用する場合、前記H形鋼材の前記第3当接面及び前記第4当接面と前記第2鋼板は離間し、前記U型鋼材の前記第5当接面、前記第6当接面、前記第7当接面及び前記第8当接面と前記第1鋼板は離間することを特徴とする。
また、前記粘弾性体は弾性係数及び/又は粘性係数の異なる複数の層からなることを特徴とする。
また、前記粘弾性体は弾性係数及び/又は粘性係数の異なる複数の材料からなることを特徴とする。
また、前記連結部材は伸び歪み2%程度あるいはそれ以上のケーブルからなることを特徴とする。
このように、本発明にかかる構造物用ブレースによれば、構造物に接合される第1接合部を含む板状の芯ブレード、並びに前記芯ブレードの短辺方向の両側に、前記芯ブレードの長辺方向に対してずらして設けられた第1ブレード及び第2ブレードを有するH形鋼材と、前記構造物に接合される第2接合部、前記第2接合部に垂直に取り付けられたU字底部、前記U字底部の両端から前記芯ブレードを挟むように延びると共に外側に突出する第1突出部を含む第3ブレード及び外側に突出する第2突出部を含む第4ブレードを有するU型鋼材と、前記第1接合部が貫通する第1鋼板と、前記第2接合部と第2接合部に垂直に取り付けられたU字底部が貫通する第2鋼板と、前記第1鋼板と前記第2鋼板とを連結する連結部材と、前記芯ブレードと前記第3ブレード及び前記芯ブレードと前記第4ブレードの間に設けた粘弾性体と、を備えたので、従来技術と比較して小型軽量であり、且つ部品点数が少なく、低コストでありながら信頼性の高いセルフセンタリング機構を備えた構造物用ブレースを提供することが可能となる。
また、軸方向の力が初期張力以下の状態では、前記H形鋼材と前記第1鋼板とは、前記第1ブレードの長手方向の一方端の第1当接面及び前記第2ブレードの長手方向の一方端の第2当接面で当接し、前記H形鋼材と前記第2鋼板とは、前記第1ブレードの長手方向の他方端の第3当接面及び前記第2ブレードの長手方向の他方端の第4当接面で当接し、前記U型鋼材と前記第1鋼板とは、前記第3ブレードの長手方向の一方端の第5当接面、前記第1突出部の長手方向の一方端の第6当接面、前記第4ブレードの長手方向の一方端の第7当接面及び前記第2突出部の長手方向の一方端の第8当接面で当接し、前記U型鋼材と前記第2鋼板とは、前記第1突出部の長手方向の他方端の第9当接面で当接し、前記第2突出部の長手方向の他方端の第10当接面で当接するので、初期張力以下の剛性が高くなり、風圧等による揺れを抑制することが可能となる。
また、圧縮力が作用する場合、前記第1接合部に作用する圧縮力により、前記芯ブレードが前記第2鋼板側に押され、前記第1ブレード及び前記第2ブレードが押され、前記第3当接面及び前記第4当接面が前記第2鋼板を押し、前記第1ブレード及び前記第2ブレードに押された前記第2鋼板が前記連結部材を引っ張り、前記第2接合部に作用する圧縮力により、前記第2接合部が押され、前記U型鋼材が前記第1鋼板側に押され、前記第5当接面、前記第6当接面、前記第7当接面及び前記第8当接面が前記第1鋼板を押し、前記U型鋼材に押された前記第1鋼板が前記連結部材を引っ張り、引張力が作用する場合、前記第1接合部に作用する引張力により、前記芯ブレードが前記第1鋼板側に引っ張られ、前記第1ブレード及び前記第2ブレードが引っ張られ、前記第1当接面及び前記第2当接面が前記第1鋼板を押し、前記第1ブレード及び前記第2ブレードに押された前記第1鋼板が前記連結部材を引っ張り、前記第2接合部に作用する引張力により、前記第2接合部が引っ張られ、前記U型鋼材が前記第2鋼板側に引っ張られ、前記第9当接面及び前記第10当接面が前記第2鋼板を押し、前記U型鋼材に押された前記第2鋼板が前記連結部材を引っ張るので、さらに信頼性が高くなる。
また、前記圧縮力が作用する場合、前記H形鋼材の前記第1当接面及び前記第2当接面と前記第1鋼板は離間し、前記U型鋼材の前記第9当接面及び前記第10当接面と前記第2鋼板は離間し、前記引張力が作用する場合、前記H形鋼材の前記第3当接面及び前記第4当接面と前記第2鋼板は離間し、前記U型鋼材の前記第5当接面、前記第6当接面、前記第7当接面及び前記第8当接面と前記第1鋼板は離間するので、さらに信頼性が高くなる。
また、前記粘弾性体は弾性係数及び/又は粘性係数の異なる複数の層からなるので、様々な状況に対応することが可能となる。
前記粘弾性体は弾性係数及び/又は粘性係数の異なる複数の材料からなるので、様々な状況に対応することが可能となる。
また、前記連結部材は伸び歪み2%程度あるいはそれ以上のケーブルからなるので、部材の変形性能を向上することが可能となる。
本実施形態の構造物用ブレースを示す図である。 本実施形態の構造物用ブレースのH形鋼材を示す図である。 本実施形態の構造物用ブレースのU型鋼材を示す図である。 本実施形態の構造物用ブレースのX−Z平面での断面図である。 本実施形態の構造物用ブレースのX−Y平面での断面図である。 図4のA−A断面図である。 図4のB−B断面図である。 図4のC−C断面図である。 図4のD−D断面図である。 図4のE−E断面図である。 圧縮力が作用した状態の本実施形態の構造物用ブレースのX−Z平面での断面図である。 圧縮力が作用した状態の本実施形態の構造物用ブレースのX−Y平面での断面図である。 引張力が作用した状態の本実施形態の構造物用ブレースのX−Z平面での断面図である。 引張力が作用した状態の本実施形態の構造物用ブレースのX−Y平面での断面図である。 構造物用ブレースの軸変位と軸力の関係を示すグラフである。
本発明の実施の形態を図を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の構造物用ブレース1を示す図である。
本実施形態の構造物用ブレース1は、H形鋼材2とU型鋼材3とを組み合わせてなる。H形鋼材2の一方側は第1鋼板4を貫通し図示しない構造物に接続する。また、U型鋼材3の他方側は第2鋼板5を貫通し図示しない構造物に接続する。H形鋼材2の他方側とU型鋼材3の一方側が第2鋼板5と第1鋼板4にそれぞれ当接し、H形鋼材2の一方端とU型鋼材3の他方端が第1鋼板4と第2鋼板5をそれぞれ貫通した状態で、連結部材6により第1鋼板4と第2鋼板5とを連結する。なお、後述する図示しないエネルギー消散部材としての粘弾性体7がH形鋼材2とU型鋼材3との間に挟まれている。
図2は、本実施形態の構造物用ブレース1のH形鋼材2を示す図である。
H形鋼材2は、鋼板からなり図示しない構造物と接続される板状の芯ブレード21と、芯ブレード21の短辺方向(Y方向)の両側に垂直に設けた板状の鋼からなる第1ブレード22及び第2ブレード23とを有する。第1ブレード22と第2ブレード23は、芯ブレード21の長辺方向(X方向)の他方側にずれて設けられている。そのため、H形鋼材2は、芯ブレード21の長辺方向の一端側に第1ブレード22と第2ブレード23から突出した第1接合部21aを有し、芯ブレード21の長辺方向の他端側に第1ブレード22と第2ブレード23に挟まれ芯ブレード21が存在しない空間Sを有する。この第1接合部21aが図1に示した第1鋼板4を貫通する。
また、第1ブレード22の長辺方向の一端側には、軸方向に作用する力のない通常状態で図1に示した第1鋼板4と当接する第1当接面22aを有し、第2ブレード23の長辺方向の一端側には、通常状態で図1に示した第1鋼板4と当接する第2当接面23aを有する。
さらに、第1ブレード22の長辺方向の他端側には、通常状態で図1に示した第2鋼板5と当接する第3当接面22bを有し、第2ブレード23の長辺方向の他端側には、通常状態で図1に示した第2鋼板5と当接する第4当接面23bを有する。
図3は、本実施形態の構造物用ブレース1のU型鋼材3を示す図である。
U型鋼材3は、第2鋼板5を貫通し図示しない構造物と接続される第2接合部31と、第2接合部31の一端側に設けられ両側に垂直に延びるU字底部32と、U字底部32の一方の端部から一端側に延びる第3ブレード33と、第3ブレード33から外側に突出した第1突出部34と、U字底部32の他方の端部から一端側に延びる第4ブレード35と、第4ブレード35から外側に突出した第2突出部36と、を有する。
また、第3ブレード33の長辺方向の一端側には、地震等の作用する力のない通常状態で図1に示した第1鋼板4と当接する第5当接面33aを有し、同様に、第1突出部34の長辺方向の一端側には、通常状態で図1に示した第1鋼板4と当接する第6当接面34aを有する。
さらに、第4ブレード35の長辺方向の一端側には、通常状態で図1に示した第1鋼板4と当接する第7当接面35aを有し、同様に、第2突出部36の長辺方向の一端側には、通常状態で図1に示した第1鋼板4と当接する第8当接面36aを有する。
また、第1突出部34の長辺方向の他端側には、通常状態で図1に示した第2鋼板5と当接する第9当接面34bを有し、第2突出部36の長辺方向の他端側には、通常状態で図1に示した第2鋼板5と当接する第10当接面36bを有する。
なお、構造物と第1接合部21a及び第2接合部31との接合は、他の部材を付加することなく、従来から使用されているガセットプレート継手板を介して高力ボルトで接合する方法を使用することができる。
図4は、本実施形態の構造物用ブレース1のX−Z平面での断面図、図5は、本実施形態の構造物用ブレースのX−Y平面での断面図である。また、図6は、図4のA−A断面図、図7は、図4のB−B断面図、図8は、図4のC−C断面図、図9は、図4のD−D断面図及び図10は、図4のE−E断面図である。図4及び図5の構造物用ブレース1は、通常状態を表している。
H形鋼材2とU型鋼材3は、H形鋼材2の芯ブレード21の両側に、図7に示すように、芯ブレード21を挟むように、U型鋼材3の第3ブレード33と第4ブレード35を配置する。ただし、図9に示すように、芯ブレード21の他端側は、第1ブレード22及び第2ブレード23よりも短く形成されている。図4及び図8に示すように、H形鋼材2の芯ブレード21とU型鋼材3の第3ブレード33の間及びH形鋼材2の芯ブレード21とU型鋼材3の第4ブレード35の間には、それぞれ粘弾性体7が挟まれている。なお、粘弾性体7は、1層に限らず、弾性係数及び/又は粘性係数の異なる複数の層から形成してもよい。また、粘弾性体7は、弾性係数の及び/又は粘性係数異なる複数の材料から形成してもよい。
H形鋼材2の芯ブレード21は、図6に示すように、第1鋼板4の貫通部4aを移動可能に貫通する。また、H形鋼材2と第1鋼板4とは、第1ブレード22の第1当接面22a及び第2ブレード23の第2当接面23aで当接する。さらに、H形鋼材2と第2鋼板5とは、第1ブレード22の第3当接面22b及び第2ブレード23の第4当接面23bで当接する。
U型鋼材3と第1鋼板4とは、第3ブレード33の第5当接面33a、第1突出部34の第6当接面34a、第4ブレード35の第7当接面35a及び第2突出部36の第8当接面36aで当接する。U型鋼材3と第2鋼板5とは、第1突出部34の第9当接面34b及び第2突出部36の第10当接面36bで当接する。また、U型鋼材3の第2接合部31は、図10に示すように、第2鋼板5の貫通部5aを移動可能に貫通する。さらに、U型鋼材3のU字底部32は、貫通部5a付近に移動可能に配置される。
第1鋼板4と第2鋼板5は、本実施形態では、正方形又は略正方形に形成されている。そして、第1鋼板4と第2鋼板5の対応する4つの角付近で連結部材6により連結されている。連結部材6は、図示しないナット等で張力を調整しつつ第1鋼板4及び第2鋼板5に取り付けるとよい。
なお、第1鋼板4と第2鋼板5は、正方形に限らず球形等他の形状でもよい。また、連結部材6は、4つの角付近で連結する構造に限らず、例えば、図8における第3ブレード33と第1突出部34との間の三角形のスペースや、第4ブレード35と第2突出部36との間の三角形のスペースにそれぞれ配置し、構造物用ブレース1をさらに小型化してもよい。
連結部材6の材料としては、引張強度の非常に高いアラミド繊維等からなるケーブルを適用することが好ましい。特に、伸び歪み2%程度あるいはそれ以上の弾性挙動を示す材料が好ましい。
次に、構造物用ブレース1に力が作用した状態について説明する。
まず、構造物用ブレース1に圧縮力が作用した状態について説明する。
図11は、構造物用ブレース1に圧縮力が作用した状態のX−Z平面での断面図、図12は、構造物用ブレース1に圧縮力が作用した状態のX−Y平面での断面図である。
構造物用ブレース1に圧縮力が作用する場合、まず、図示しない構造物と接続されたH形鋼材2の芯ブレード21の第1接合部21a及びU型鋼材3の第2接合部31に作用する。
第1接合部21aに作用する圧縮力Fa1により、芯ブレード21は、第2鋼板5側に押される。すると、第1ブレード22及び第2ブレード23が押され、第3当接面22b及び第4当接面23bが第2鋼板5を力Fa2で押す。第1ブレード22及び第2ブレード23に押された第2鋼板5は、連結部材6を力Fa3で引っ張ることになる。
また、第2接合部31に作用する圧縮力Fb1により、第2接合部31が押され、U型鋼材3が第1鋼板4側に押される。すると、第5当接面33a、第6当接面34a、第7当接面35a及び第8当接面36aが第1鋼板4を力Fb2で押す。U型鋼材3に押された第1鋼板4は、連結部材6を力Fb3で引っ張ることになる。
この時、H形鋼材2の第1当接面22a及び第2当接面23aと第1鋼板4は離間し、U型鋼材3の第9当接面34b及び第10当接面36bと第2鋼板5は離間する。
なお、粘弾性体7は、H形鋼材2により第2鋼板5側へ引っ張られ、U型鋼材3により第1鋼板4側へ引っ張られるので、粘弾性力を発生する。
次に、構造物用ブレース1に引張力が作用した状態について説明する。
図13は、構造物用ブレース1に引張力が作用した状態のX−Z平面での断面図、図14は、構造物用ブレース1に引張力が作用した状態のX−Y平面での断面図である。
構造物用ブレース1に引張力が作用する場合、まず、図示しない構造物と接続されたH形鋼材2の芯ブレード21の第1接合部21a及びU型鋼材3の第2接合部31に作用する。
第1接合部21aに作用する引張力Fc1により、芯ブレード21は、第1鋼板4側に引っ張られる。すると、第1ブレード22及び第2ブレード23が引っ張られ、第1当接面22a及び第2当接面23aが第1鋼板4を力Fc2で押す。第1ブレード22及び第2ブレード23に押された第1鋼板4は、連結部材6を力Fc3で引っ張ることになる。
また、第2接合部31に作用する引張力Fd1により、第2接合部31が引っ張られ、U型鋼材3が第2鋼板5側に引っ張られる。すると、第9当接面34b及び第10当接面36bが第2鋼板5を力Fd2で押す。U型鋼材3に押された第2鋼板5は、連結部材6を力Fd3で引っ張ることになる。
この時、H形鋼材2の第3当接面22b及び第4当接面23bと第2鋼板5は離間し、U型鋼材3の第5当接面33a、第6当接面34a、第7当接面35a及び第8当接面36aと第1鋼板4は離間する。
なお、粘弾性体7は、H形鋼材2により第1鋼板4側へ引っ張られ、U型鋼材3により第2鋼板5側へ引っ張られるので、粘弾性力を発生する。
したがって、構造物用ブレース1は、圧縮力と引張力のどちらが作用したとしても、連結部材6には引張力が作用する。
図15は、構造物用ブレース1の軸変位と軸力の関係を示すグラフである。図15に示した第1グラフG1のように、軸力の絶対値が連結部材6の初期張力P1,P2以下の場合、非常に高い剛性を発揮する。また、軸力の絶対値が連結部材6の初期張力P1,P2を超えた場合、第2グラフG2のように、連結部材6の剛性により区分的な線形となるが、軸力が除荷に転じれば第1グラフG1の関係に戻るために、セルフセンタリング機能を保持することができる。
実際には、粘弾性体7のエネルギー消散によって減衰し、第3グラフG3のように区分線形に膨らみをつけて挙動する。
このように、本実施形態の構造物用ブレースによれば、構造物に接合される第1接合部21aを含む板状の芯ブレード21、並びに芯ブレード21の短辺方向の両側に、芯ブレード21の長辺方向に対してずらして設けられた第1ブレード22及び第2ブレード23を有するH形鋼材2と、構造物に接合される第2接合部31、第2接合部31に垂直に取り付けられたU字底部32、U字底部32の両端から芯ブレード21を挟むように延びると共に外側に突出する第1突出部34を含む第3ブレード33及び外側に突出する第2突出部36を含む第4ブレード35を有するU型鋼材3と、第1接合部21aが貫通する第1鋼板4と、第2接合部31と第2接合部31に垂直に取り付けられたU字底部32が貫通する第2鋼板5と、第1鋼板4と第2鋼板5とを連結する連結部材6と、芯ブレード21と第3ブレード33及び芯ブレード21と第4ブレード35の間に設けた粘弾性体7と、を備えたので、従来技術と比較して小型軽量であり、且つ低コストでありながら信頼性の高いセルフセンタリング機構を備えた構造物用ブレースを提供することが可能となる。また、大地震後も建物の残留変形を小さくし、地震後の建物の使用を可能とする。
また、軸方向の力が初期張力以下の状態では、H形鋼材2と第1鋼板4とは、第1ブレード22の長手方向の一方端の第1当接面22a及び第2ブレード23の長手方向の一方端の第2当接面23aで当接し、H形鋼材2と第2鋼板5とは、第1ブレード22の長手方向の他方端の第3当接面22b及び第2ブレード23の長手方向の他方端の第4当接面23bで当接し、U型鋼材3と第1鋼板4とは、第3ブレード33の長手方向の一方端の第5当接面33a、第1突出部34の長手方向の一方端の第6当接面34a、第4ブレード35の長手方向の一方端の第7当接面35a及び第2突出部36の長手方向の一方端の第8当接面36aで当接し、U型鋼材3と第2鋼板5とは、第1突出部34の長手方向の他方端の第9当接面34bで当接し、第2突出部36の長手方向の他方端の第10当接面36bで当接するので、初期張力以下の剛性が高くなり、風圧等による揺れを抑制することが可能となる。
また、圧縮力が作用する場合、第1接合部21aに作用する圧縮力により、芯ブレード21が第2鋼板5側に押され、第1ブレード22及び第2ブレード23が押され、第3当接面22b及び第4当接面23bが第2鋼板5を押し、第1ブレード22及び第2ブレード23に押された第2鋼板5が連結部材6を引っ張り、第2接合部31に作用する圧縮力により、第2接合部31が押され、U型鋼材3が第1鋼板4側に押され、第5当接面33a、第6当接面34a、第7当接面35a及び第8当接面36aが第1鋼板4を押し、U型鋼材3に押された第1鋼板4が連結部材6を引っ張り、引張力が作用する場合、第1接合部21aに作用する引張力により、芯ブレード21が第1鋼板4側に引っ張られ、第1ブレード22及び第2ブレード23が引っ張られ、第1当接面22a及び第2当接面23aが第1鋼板4を押し、第1ブレード22及び第2ブレード23に押された第1鋼板4が連結部材6を引っ張り、第2接合部31に作用する引張力により、第2接合部31が引っ張られ、U型鋼材3が第2鋼板5側に引っ張られ、第9当接面34b及び第10当接面36bが第2鋼板5を押し、U型鋼材3に押された第2鋼板5が連結部材6を引っ張るので、さらに信頼性が高くなる。
また、圧縮力が作用する場合、H形鋼材2の第1当接面22a及び第2当接面23aと第1鋼板4は離間し、U型鋼材3の第9当接面34b及び第10当接面36bと第2鋼板5は離間し、引張力が作用する場合、H形鋼材2の第3当接面22b及び第4当接面23bと第2鋼板5は離間し、U型鋼材3の第5当接面33a、第6当接面34a、第7当接面35a及び第8当接面36aと第1鋼板4は離間するので、さらに信頼性が高くなる。
また、粘弾性体7は材料と層数を変更することで弾性係数及び/又は粘性係数を調整できるので、様々な状況に対応することが可能となる。
また、連結部材6は伸び歪み2%程度あるいはそれ以上のケーブルを選択するので、部材の変形性能を向上することが可能となる。
1…構造物用ブレース、2…H形鋼材、21…芯ブレード、21a…第1接合部、22…第1ブレード、22a…第1当接面、22b…第3当接面、23…第2ブレード、23a…第2当接面、23b…第4当接面、3…U型鋼材、31…第2接合部、32…U字底部、33…第3ブレード、34…第1突出部、35…第4ブレード、36…第2突出部、33a…第5当接面、34a…第6当接面、35a…第7当接面、36a…第8当接面、34b…第9当接面、36b…第10当接面、4…第1鋼板、5…第2鋼板、6…連結部材、7…粘弾性体

Claims (7)

  1. 構造物に接合される第1接合部を含む板状の芯ブレード、並びに前記芯ブレードの短辺方向の両側に、前記芯ブレードの長辺方向に対してずらして設けられた第1ブレード及び第2ブレードを有するH形鋼材と、
    前記構造物に接合される第2接合部、前記第2接合部に垂直に取り付けられたU字底部、前記U字底部の両端から前記芯ブレードを挟むように延びると共に外側に突出する第1突出部を含む第3ブレード及び外側に突出する第2突出部を含む第4ブレードを有するU型鋼材と、
    前記第1接合部が貫通する第1鋼板と、
    前記第2接合部と第2接合部に垂直に取り付けられたU字底部が貫通する第2鋼板と、
    前記第1鋼板と前記第2鋼板とを連結する連結部材と、
    前記芯ブレードと前記第3ブレード及び前記芯ブレードと前記第4ブレードの間に設けた粘弾性体と、
    を備えたことを特徴とする構造物用ブレース。
  2. 軸方向の力が初期張力以下の状態では、
    前記H形鋼材と前記第1鋼板とは、前記第1ブレードの長手方向の一方端の第1当接面及び前記第2ブレードの長手方向の一方端の第2当接面で当接し、
    前記H形鋼材と前記第2鋼板とは、前記第1ブレードの長手方向の他方端の第3当接面及び前記第2ブレードの長手方向の他方端の第4当接面で当接し、
    前記U型鋼材と前記第1鋼板とは、前記第3ブレードの長手方向の一方端の第5当接面、前記第1突出部の長手方向の一方端の第6当接面、前記第4ブレードの長手方向の一方端の第7当接面及び前記第2突出部の長手方向の一方端の第8当接面で当接し、
    前記U型鋼材と前記第2鋼板とは、前記第1突出部の長手方向の他方端の第9当接面で当接し、前記第2突出部の長手方向の他方端の第10当接面で当接する
    ことを特徴とする請求項1に記載の構造物用ブレース。
  3. 圧縮力が作用する場合、前記第1接合部に作用する圧縮力により、前記芯ブレードが前記第2鋼板側に押され、前記第1ブレード及び前記第2ブレードが押され、前記第3当接面及び前記第4当接面が前記第2鋼板を押し、前記第1ブレード及び前記第2ブレードに押された前記第2鋼板が前記連結部材を引っ張り、
    前記第2接合部に作用する圧縮力により、前記第2接合部が押され、前記U型鋼材が前記第1鋼板側に押され、前記第5当接面、前記第6当接面、前記第7当接面及び前記第8当接面が前記第1鋼板を押し、前記U型鋼材に押された前記第1鋼板が前記連結部材を引っ張り、
    引張力が作用する場合、前記第1接合部に作用する引張力により、前記芯ブレードが前記第1鋼板側に引っ張られ、前記第1ブレード及び前記第2ブレードが引っ張られ、前記第1当接面及び前記第2当接面が前記第1鋼板を押し、前記第1ブレード及び前記第2ブレードに押された前記第1鋼板が前記連結部材を引っ張り、
    前記第2接合部に作用する引張力により、前記第2接合部が引っ張られ、前記U型鋼材が前記第2鋼板側に引っ張られ、前記第9当接面及び前記第10当接面が前記第2鋼板を押し、前記U型鋼材に押された前記第2鋼板が前記連結部材を引っ張る
    ことを特徴とする請求項2に記載の構造物用ブレース。
  4. 前記圧縮力が作用する場合、前記H形鋼材の前記第1当接面及び前記第2当接面と前記第1鋼板は離間し、前記U型鋼材の前記第9当接面及び前記第10当接面と前記第2鋼板は離間し、
    前記引張力が作用する場合、前記H形鋼材の前記第3当接面及び前記第4当接面と前記第2鋼板は離間し、前記U型鋼材の前記第5当接面、前記第6当接面、前記第7当接面及び前記第8当接面と前記第1鋼板は離間する
    ことを特徴とする請求項3に記載の構造物用ブレース。
  5. 前記粘弾性体は弾性係数及び/又は粘性係数の異なる複数の層からなる
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の構造物用ブレース。
  6. 前記粘弾性体は弾性係数及び/又は粘性係数の異なる複数の材料からなる
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の構造物用ブレース。
  7. 前記連結部材は伸び歪み2%程度あるいはそれ以上のケーブルからなる
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の構造物用ブレース。
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