JP2011207673A - セラミックス顆粒 - Google Patents

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【課題】高密度、高強度を必要とするセラミックス構造体をプレス成形、グリーン加工にて製造するプロセスにおいて、プレス成形が効率的で、且つグリーン加工が容易であるセラミックス顆粒を提供すること。
【解決手段】(a−1)アクリル共重合樹脂および(a−2)ポリビニルアルコールを含有する(A)有機成分ならびに(B)セラミックス粉体を含有するセラミックス顆粒であって、(a−1)アクリル共重合樹脂100重量部に対する(a−2)ポリビニルアルコールの含有量が25〜35重量部であり、かつ(A)有機成分の含有量が(B)セラミックス粉体すべての表面積に対して2.3〜3.8mg/mであることを特徴とするセラミックス顆粒。
【選択図】なし

Description

本発明は、高密度、高強度を必要とするセラミックス構造体をプレス成形、グリーン加工にて製造するプロセスにおいて、プレス成形が効率的で、且つグリーン加工が容易であるセラミックス顆粒に関するものである。
セラミックスは粉砕機部材、工業用タイル、刃物、電子部品などに使用され、特に粉砕機部材や工業用タイルなどでは大型化が進んできている。このような構造用セラミックスの一般的な製造方法としてプレス成形法が良く知られている。プレス成形法には水中や油中でゴム型に粉体を充填して圧力をかける等方圧成形法(以下CIP法)や金型に粉末を充填して上下または左右の一軸方向から圧力をかけて成形する金型プレス法等がある。
一般に原料粉末には成形体の保型性を高めるために有機物バインダーが含まれ、型への充填時の流動性を持たせるために球状の顆粒にした粉末が用いられている。
このセラミックス顆粒を用いて焼結体を得るまでには顆粒の製造工程→成形工程→成形体加工工程(グリーン加工)→脱脂工程→焼結工程を行うが、大きな成形体または複雑な形状の成形体では、圧力を開放するときや、離型の際に成形体が割れる場合がある。また、複雑な形状の成形体をグリーン加工する際も割れが発生することがある。今までにプレス用顆粒の検討がなされてきた(特許文献1〜4)が、これらの技術では複雑成形体の加工に対応できるものがないのが実状であった。
特許第3409183号公報 特開2002−255556号公報 特開2006−27914号公報 特開2007−197265号公報
本発明は、高密度、高強度を必要とするセラミックス構造体をプレス成形、グリーン加工にて製造するプロセスにおいて、プレス成形が効率的で、且つグリーン加工が容易であるセラミックス顆粒に関するものである。
本発明は、かかる課題を解決するために、以下の構成を有する。すなわち、(a−1)アクリル共重合樹脂および(a−2)ポリビニルアルコールを含有する(A)有機成分ならびに(B)セラミックス粉体を含有するセラミックス顆粒であって、(a−1)アクリル共重合樹脂100重量部に対する(a−2)ポリビニルアルコールの含有量が25〜35重量部であり、かつ(A)有機成分の含有量が(B)セラミックス粉体すべての表面積に対して2.3〜3.8mg/mであることを特徴とするセラミックス顆粒である。
本発明により、高密度、高強度を必要とするセラミックス構造体をプレス成形、グリーン加工にて製造するプロセスにおいて、プレス成形が効率的で、且つグリーン加工が容易であるセラミックス顆粒を提供出来る。
本発明のセラミックス顆粒は(a−1)アクリル共重合樹脂および(a−2)ポリビニルアルコールを含有する(A)有機成分ならびに(B)セラミックス粉体を含有するセラミックス顆粒であって、(a−1)アクリル共重合樹脂100重量部に対する(a−2)ポリビニルアルコールの含有量が25〜35重量部であり、かつ(A)有機成分の含有量が(B)セラミックス粉体すべての表面積に対して2.3〜3.8mg/mであるセラミックス顆粒である。
本発明のセラミックス顆粒は(A)有機成分を含有し、(A)有機成分はバインダーとしての役割を有する。(A)有機成分としては、特に、柔らかくかつ粘着力の高いものが好ましく。(a−1)アクリル共重合樹脂および(a−2)ポリビニルアルコールを含有していることが重要である。
(a−1)アクリル共重合樹脂は柔らかいため、これを用いることにより顆粒を潰れやすくすることができる。またガラス転移温度−20〜30℃のアクリル共重合樹脂であれば、配合量を少なくすることができるため、脱脂時の割れ、成形体の変形を防ぐことができ好ましい。その範囲内であると、圧縮破壊強度が高くなりすぎず、また粘着性があるため粉末の流動性の低下が少なくなる。一方、(a−2)ポリビニルアルコールを用いると顆粒が堅くなる傾向があるが、保型性、グリーン加工性が良くなり、中でも平均重合度300〜1000のポリビニルアルコールであることが好ましい。この範囲内であれば圧縮破壊強度が高くなりすぎず、また粘着力不足が少なくなる。これらを適量組み合わせてバインダーとすることが重要である。また(a−1)アクリル共重合樹脂100重量部に対する(a−2)ポリビニルアルコールの含有量が25〜35重量部であることが重要である。(a−1)アクリル共重合樹脂が多くなりすぎると顆粒が柔らかくなりすぎて割れが発生したり、グリーン加工時の欠けが発生する可能性がある。(a−1)アクリル共重合樹脂が少なすぎると(a−2)ポリビニルアルコールの堅さが反映されすぎて、顆粒がうまく潰れずに密度の低い成形体が出来る可能性がある。(a−1)アクリル共重合樹脂100重量部に対する(a−2)ポリビニルアルコールの含有量が25〜30重量部であるとより好ましい。
(A)有機成分はセラミックス顆粒に含まれる(B)セラミックス粉体すべての表面積当たり2.3〜3.8mg/m含有している必要がある。ここでセラミックス粉体すべての表面積は、セラミックス粉体のBET比表面積を測定し、BET比表面積とセラミックス粉体の含有量の積から求めることができる。バインダー等の有機成分の量は顆粒を形成している粒子の表面積に支配される。有機成分が2.3mg/mを下回ると、成形工程の減圧の際や離型の際に割れることがある。またグリーン加工の際成形体のエッヂが欠けたり、割れたりする場合がある。3.8mg/mを超えると、金型への付着が発生したり、脱脂割れが発生してくるため、脱脂時間を長くとる必要が生じてくる。また、グリーン加工の際、成形体の粘性が高すぎてうまく加工出来ない場合がある。また、成形体を放置している間に変形して延びてしまうことがある。有機成分の含有量は2.5〜3.3mg/mがより好ましい。
また可塑剤として数平均分子量1000〜3万のポリエチレングリコールを添加するのも良い。バインダーに数平均分子量1000〜3万のポリエチレングリコールを添加することで、顆粒に可塑性を与えることができ、さらに優れた圧力伝達性を付加することが可能となる。ポリエチレングリコールの数平均分子量が3万を超えると可塑性の向上効果が見られなくなる。一方で、数平均分子量が1000を下回る場合は室温で液状であるため、粉末が凝集してしまい、粉末の型への充填性が悪化することがある。さらに顆粒の低圧崩壊性を向上させるために数平均分子量10万〜15万のポリエチレンオキサイドを添加することで、適度な圧縮破壊性を付与できることから、さらに成形体の空隙を小さくすることが可能となる。ここでいうポリエチレンオキサイドは一種のポリエチレングリコールである。しかし上述の数平均分子量1000〜3万のポリエチレングリコールはエチレングリコールにエチレンオキサイドを縮合開環重合させたものであるのに対し、ポリエチレンオキサイドはエチレンオキサイドを配位開環重合させたものであり、ポリエチレングリコールは次式(1)、ポリエチレンオキサイドは次式(2)であらわされるものである。
HO−(CH−CH−O−)H ・・・(1)
HO〜(CH−CH−O−)〜H ・・・(2)
式(1)中、mは23〜682の整数を表し、式(2)中、nは2273〜3409の整数を表す。
ポリエチレンオキサイドの数平均分子量が10万未満であると崩壊性の付与が少なすぎて添加の効果がみられなくなり、15万を超えたものを用いると崩壊性が悪化し、圧縮破壊強度が高くなり過ぎることがある。
また、金型プレスの金型、ラバープレスの芯金との離型をスムーズにするために離型剤を添加すると良い。離型剤にはステアリン酸のエマルジョン等が好まれる。
構成する(B)セラミックス粉体の種類は特に限定しないが、緻密かつ高強度な性能を必要とするため酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化イットリウム、窒化珪素、炭化珪素、炭化タングステン、窒化チタン、ムライト、サイアロン、珪酸カルシウム、コーディエライト、スポジュメン、ゼオライト、ジルコン等についてそれぞれ単独または複合した構造材料用セラミックスを用いるのことが好ましい。中でも汎用性の高い酸化アルミニウムや酸化ジルコニウムおよびその混合物を用いることがさらに好ましい。
特に(B)セラミックス粉体が(b−1)酸化ジルコニウムおよび(b−2)酸化イットリウムを含有し、かつ(b−1)酸化ジルコニウム100重量部に対する(b−2)酸化イットリウムの含有量が3〜10重量部であることが好ましく4〜8重量部であることがより好ましい。(b−2)酸化イットリウムの含有量が3〜10重量部であれば、(b−1)酸化ジルコニウムの高強度性、高靱性をより発現することができる。
また、顆粒を構成する(B)セラミックス粉体の平均凝集径が0.1〜2μmであることが好ましく、より好ましくは0.3〜1μmである。この範囲であると、顆粒を構成したときに顆粒が密になり、圧縮破壊強度が高くなり過ぎることがなく、また焼結性が悪化し、顆粒の性質に関係なく焼結体内に空隙が多数存在してしまい、低焼結体密度になることもない。平均凝集径が0.1〜2μmであることで、セラミックスとして焼結性に優れ、さらに有機成分を顆粒内に均一に分散すること及び、焼結体中の残留空隙を少なくすることができる。
次に本発明のセラミックス顆粒の製造方法の例について説明する。
セラミックス粉体を湿式または乾式で粉砕し、水中で分散させてスラリー化する。湿式粉砕では、ビーズミルやアトライターなどのメディア媒体型攪拌法が好ましい。また乾式粉砕ではジェットミルや乾式アトライター等で粉砕・混合しボールミルや攪拌型分散混合機により水中に良く分散させることが好ましい。ここでレーザー回折法等で測定される平均凝集径が0.1〜2μm、好ましくは0.3〜1μmの範囲に入るように粉砕時間を調節する。スラリーをサンプリングして水分を乾燥機で蒸発乾燥させて、セラミックス粉末の比表面積を求める。比表面積はBET1点法を用いるとよい。次に有機成分量が2.3〜3.8mg/mとなるようにスラリーに有機成分を添加して充分攪拌混合する。次に、スラリーと有機成分を撹拌混合したものを、スプレードライヤーなどで噴霧乾燥法を用いて平均顆粒径10〜90μmの造粒体とする。顆粒径の調整についてはディスク式の場合はディスクの回転数を調整し、二流体ノズル式については空気圧と供給量を調整する。また、スプレードライヤーの乾燥温度については、水分の残存によりセラミックス顆粒が形状を保持できれば良いが、水分残存率を0.1〜2重量部の範囲にするのが好ましく、通常70℃〜120℃に設定すればよい。得られた顆粒から200μm以上の顆粒や凝集物を篩で除き、磁石等で装置からの鉄異物を除去してセラミックス顆粒を得る。
次に実施例により本発明を具体的に説明する。ただし本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
実施例の各物性の測定および評価は以下のように行った。
(1)BET比表面積
BET比表面積の測定はJIS−R1626「ファインセラミックス粉体の気体吸着BET法による比表面積の測定方法」に則り、BET1点法で行った。
(2)平均凝集径
300ccのビーカーに電気伝導度5μS/cmの純水210g、有機性分添加前のスラリー90gを入れ、良く攪拌した後、超音波発生機に10分間かけて調製液を作製した。粒度分布計を用い、調製液の凝集粒子径を測定し、累積分布が50%に相当する、いわゆるメジアン径を平均凝集粒径とした。粒度分布計としては堀場製作所製LA200を用いた。
(3)平均顆粒径
田中化学機械(株)製篩振とう機R−2型を用い、標準篩いで測定した。累積分布が50%に相当する、いわゆるメジアン径を平均顆粒径とした。
(4)ポリビニルアルコールの平均重合度測定
JISK6726(1994年改正)のポリビニルアルコールの平均重合度の試験方法で測定した。
(5)アクリル共重合樹脂のガラス転移温度測定
JISK7121(1987年制定)プラスチックの転移温度測定法の熱機械測定法(TMA)で測定した。
(6)ポリエチレングリコール/ポリエチレンオキサイドの数平均分子量測定
テトラヒドロフランを溶媒として溶解し、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(GPC)で測定した。
(7)CIP成形時の割れ、欠け
本発明で得られたセラミックス顆粒を内径30cm×高さ30cmの円柱状ゴム型に充填し、CIP法で設定圧力98MPaとし、設定圧力まで5分で昇圧し、30秒保持した後、5秒で減圧した。本成形体を取り出したときに、成形体の割れや欠けの程度を目視で判定した。割れ・欠けの程度は成形体が内部から割れていたり、エッジ部分が上面より3cm以上欠けているものを×、それ以外を○とした。
(8)グリーン加工性
本発明で得られたセラミックス顆粒を内径30cm×高さ30cmの円柱状ゴム型に充填し、CIP法で設定圧力98MPaとし、設定圧力まで5分で昇圧し、30秒保持した後、5秒で減圧した。得られた成形体から直径10cm×長さ20cmの円柱成形体を切り出し、旋盤において、切り込み0.5mmで切削を繰り返し、50回以内でエッヂが欠けたものを×、それ以上のものを○とした。実験は2回ずつ行い、平均値で判断した。
(9)焼結相対密度
セラミックス粉末をCIP装置を用いて1ton/cmの条件で成形し、その成形体をφ25×L25mmの円柱に加工し、所定の温度で2時間焼結した。焼結体の実測密度を理論密度で除して、それを百分率で表した値を焼結相対密度とした。ここでセラミックス焼結体の実測密度はアルキメデス法により測定した。また酸化ジルコニウム100重量部に対し酸化イットリウムを5.7重量部含有する部分安定化ジルコニウム粉末の理論密度は、6.08g/cmとした。
(10)曲げ強度
セラミックス粉末をCIP装置を用いて1ton/cmの条件で成形し、その成形体を所定の温度で2時間焼結した。焼結体から3×4×約40mmの試料片を切り出し、JIS−R1601「ファインセラミックスの曲げ強さ試験方法」に則り、3点曲げ強度を測定した。
(実施例1)
酸化ジルコニウム100重量部に対し酸化イットリウムを5.7重量部含有する部分安定化ジルコニウム粉末を湿式アトライターで粉砕スラリー化して、BET比表面積と平均凝集径を求めた。次に有機成分として酸化ジルコニウム粉末の表面積あたり以下の量を添加した。
ガラス転移温度がマイナス8℃のアクリル共重合樹脂 1.8mg/m
平均重合度500のポリビニルアルコール 0.5mg/m
数平均分子量10万のポリエチレンオキサイド 0.5mg/m
ステアリン酸エマルジョン 0.2mg/m
本スラリーをスプレードライヤーにて乾燥温度100℃で噴霧乾燥し、篩い、脱鉄を行い表1実施例1の顆粒を得た。
本顆粒を上述したCIP法で成形し割れを確認し、グリーン加工性を評価した。また設定温度1400℃で2時間焼結して焼結体を作成し、焼結相対密度、曲げ強度を測定した。結果を表2の実施例1に記載した。
(実施例2)
99.9%の高純度酸化アルミニウム粉末を湿式アトライターで粉砕スラリー化して、BET比表面積と平均凝集径を求めた。次に有機成分として酸化アルミニウム粉末の表面積あたり以下の量を添加した。
ガラス転移温度がマイナス8℃のアクリル共重合樹脂 1.4mg/m
平均重合度500のポリビニルアルコール 0.44mg/m
数平均分子量10万のポリエチレンオキサイド 0.15mg/m
数平均分子量2万のポリエチレングリコール 0.15mg/m
ステアリン酸エマルジョン 0.14mg/m
本スラリーをスプレードライヤーにて乾燥温度100℃で噴霧乾燥し、篩い、脱鉄を行い表1実施例2の顆粒を得た。
本顆粒を上述したCIP法で成形し割れを確認し、グリーン加工性を評価した。また設定温度1600℃で2時間焼結して焼結体を作成し、焼結相対密度、曲げ強度を測定した。結果を表2実施例2に記載した。
(実施例3)
99.9%の高純度酸化アルミニウム粉末と酸化ジルコニウム100重量部に対し5.7重量部酸化イットリウム含有する部分安定化酸化ジルコニウム粉末をそれぞれ重量比で7対3で混合して湿式アトライターでスラリー化して、BET比表面積と平均凝集径を求めた。次に有機成分として酸化アルミニウム及び酸化ジルコニウム粉末の表面積あたり以下の量を添加した。
ガラス転移温度がマイナス8℃のアクリル共重合樹脂 2.4mg/m
平均重合度500のポリビニルアルコール 0.6mg/m
数平均分子量10万のポリエチレンオキサイド 0.6mg/m
ステアリン酸エマルジョン 0.2mg/m
本スラリーをスプレードライヤーにて乾燥温度100℃で噴霧乾燥し、篩い、脱鉄を行い表1実施例3の顆粒を得た。
本顆粒を上述したCIP法で成形し割れを確認し、グリーン加工性を評価した。また設定温度1550℃で2時間焼結して評価して焼結体を作成し、焼結相対密度、曲げ強度を測定した。結果を表2実施例3に記載した。
(比較例1)
酸化ジルコニウム100重量部に対し酸化イットリウムを5.7重量部含有する部分安定化ジルコニウム粉末を湿式アトライターで砕スラリー化して、BET比表面積と平均凝集径を求めた。次に有機成分として酸化ジルコニウム粉末の表面積あたり以下の量を添加した。
平均重合度500のポリビニルアルコール 1.8mg/m
ステアリン酸エマルジョン 0.2mg/m
本スラリーをスプレードライヤーにて乾燥温度100℃で噴霧乾燥し、篩い、脱鉄を行い表1比較例1の顆粒を得た。
本顆粒を上述したCIP法で成形し割れを確認し、グリーン加工性を評価した。また設定温度1400℃で2時間焼結して焼結体を作成し、焼結相対密度、曲げ強度を測定した。結果を表2比較例1に記載した。
(比較例2)
酸化ジルコニウム100重量部に対し酸化イットリウムを5.7重量部含有する部分安定化ジルコニウム粉末を湿式アトライターで粉砕スラリー化して、BET比表面積と平均凝集径を求めた。次に有機成分として酸化ジルコニウム粉末の表面積あたり以下の量を添加した。
ガラス転移温度がマイナス8℃のアクリル共重合樹脂 3.8mg/m
ステアリン酸エマルジョン 0.2mg/m
本スラリーをスプレードライヤーにて乾燥温度100℃で噴霧乾燥し、篩い、脱鉄を行い表1比較例2の顆粒を得た。
本顆粒を上述したCIP法で成形し割れを確認し、グリーン加工性を評価した。また設定温度1400℃で2時間焼結して焼結体を作成し、焼結相対密度、曲げ強度を測定した。結果を表2比較例2に記載した。
(比較例3)
酸化ジルコニウム100重量部に対し酸化イットリウムを5.7重量部含有する部分安定化ジルコニウム粉末を湿式アトライターで粉砕スラリー化して、BET比表面積と平均凝集径を求めた。次に有機成分として酸化ジルコニウム粉末の表面積あたり以下の量を添加した。
ガラス転移温度がマイナス8℃のアクリル共重合樹脂 1.4mg/m
平均重合度500のポリビニルアルコール 1.4mg/m
ステアリン酸エマルジョン 0.2mg/m
本スラリーをスプレードライヤーにて乾燥温度100℃で噴霧乾燥し、篩い、脱鉄を行い表1比較例3の顆粒を得た。
本顆粒を上述したCIP法で成形し割れを確認し、グリーン加工性を評価した。また設定温度1400℃で2時間焼結して焼結体を作成し、焼結相対密度、曲げ強度を測定した。結果を表2比較例3に記載した。
Figure 2011207673
Figure 2011207673
粉砕機部材、半導体製造装置部材に利用が可能である。

Claims (2)

  1. (a−1)アクリル共重合樹脂および(a−2)ポリビニルアルコールを含有する(A)有機成分ならびに(B)セラミックス粉体を含有するセラミックス顆粒であって、(a−1)アクリル共重合樹脂100重量部に対する(a−2)ポリビニルアルコールの含有量が25〜35重量部であり、かつ(A)有機成分の含有量が(B)セラミックス粉体すべての表面積に対して2.3〜3.8mg/mであることを特徴とするセラミックス顆粒。
  2. (B)セラミックス粉体が(b−1)酸化ジルコニウムおよび(b−2)酸化イットリウムを含有し、かつ(b−1)酸化ジルコニウム100重量部に対する(b−2)酸化イットリウムの含有量が3〜10重量部であることを特徴とする請求項1に記載のセラミックス顆粒。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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