JP2011206985A - 液体吐出装置、制御装置、及び、プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】搬送ベルト8の表面8aに、予備吐出に係るインクが吐出される予備吐出領域8yが設けられている。予備吐出領域8yには、ブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)のインクを吐出するヘッドそれぞれに対応する吐出範囲18K,18M,18C,18Yが設定されている。各吐出範囲18K,18M,18C,18Yは搬送方向に沿って1〜n(nは2以上の整数)の範囲に分割される。プリンタの制御装置は、1の予備吐出領域8yに予備吐出に係るインクの吐出が開始されてから所定時間(搬送ベルト8がn周走行する時間)内は、ヘッド毎に、1〜n回の予備吐出期間のそれぞれで、1〜nの分割範囲内にインクが吐出されるよう、各ヘッド及び搬送ベルト8の駆動を制御する。
【選択図】図5
Description
1p 制御装置(予備吐出データ作成手段,制御手段)
8 搬送ベルト
8a 表面
8x 支持領域
8y 予備吐出領域
8z 非吐出領域
8z1 堰止部
10 インクジェットヘッド(ヘッド)
10a 吐出面
14a 吐出口
18B,18M,18C,18Y 吐出範囲
L,L1,L2 予備吐出に係るインク
P 用紙(記録媒体)
Claims (15)
- 記録媒体に対して液体を吐出するための複数の吐出口が開口した吐出面を有するヘッドと、
前記記録媒体を支持する支持領域及び予備吐出領域が表面に設けられ、前記表面が前記吐出面に対向しつつ前記吐出面に平行な搬送方向に移動することにより、前記記録媒体を前記搬送方向に搬送する搬送ベルトと、
前記吐出口からの画像形成に寄与しない吐出である予備吐出に係る予備吐出データを作成する予備吐出データ作成手段と、
前記ヘッド及び前記搬送ベルトの駆動を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記予備吐出データに基づき前記吐出口から液体が前記予備吐出領域に吐出されてから所定時間が経過するまでは、前記予備吐出領域内の当該液体が着弾している位置以外の位置に、当該液体以外の前記予備吐出に係る液体が吐出されるよう、前記ヘッド及び前記搬送ベルトの駆動を制御することを特徴とする液体吐出装置。 - 前記予備吐出領域が前記液体に対する撥液性を有することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
- 前記予備吐出領域の前記搬送方向上流側に前記支持領域が配置され、
前記表面は、前記支持領域の前記搬送方向下流側端部と前記予備吐出領域の前記搬送方向上流側端部との間に、前記液体が吐出されない非吐出領域を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。 - 前記非吐出領域は、前記予備吐出領域よりも表面粗さが大きいこと及び前記予備吐出領域よりも前記吐出面に近づく方向に突出することの少なくともいずれかにより、前記予備吐出領域に着弾している液体が前記搬送方向上流側に流れるのを堰き止める堰止部を含むことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
- 前記予備吐出領域及び前記非吐出領域のうち前記堰止部を除く部分は、前記表面に撥液処理を施すことにより形成されており、
前記堰止部は、前記表面に撥液処理を施していない部分であることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。 - 前記搬送ベルトの厚みが、前記支持領域と前記予備吐出領域とで同じであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記ヘッドは、前記吐出面が前記搬送方向と直交する主走査方向に長尺で且つ複数の前記吐出口が前記主走査方向に沿って配列された、ライン式のヘッドであり、
前記制御手段は、1の前記予備吐出領域において前記予備吐出に係る液体の吐出が開始されてから前記所定時間内に当該1の予備吐出領域につき前記予備吐出領域が前記吐出面に対向する予備吐出期間がn(nは2以上の整数)回間隔をなして出現する場合に、当該1の予備吐出領域において、前記予備吐出期間のそれぞれで前記主走査方向に長尺な範囲に前記液体が吐出され、1〜n回目の前記予備吐出期間での前記液体の吐出範囲が前記搬送方向下流側から上流側に並列するよう、前記ヘッド及び前記搬送ベルトの駆動を制御することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体吐出装置。 - 複数の前記ヘッドが、前記搬送方向に沿って並列配置されており、
前記制御手段は、前記1の予備吐出領域において、前記複数のヘッド毎のn回の前記予備吐出期間での前記液体の吐出範囲が前記搬送方向下流側から上流側に並列し、且つ、前記複数のヘッドそれぞれの1〜n回目の前記予備吐出期間での前記液体の吐出範囲が前記搬送方向下流側から上流側に並列するよう、前記ヘッド及び前記搬送ベルトの駆動を制御することを特徴とする請求項7に記載の液体吐出装置。 - 前記予備吐出領域の前記搬送方向上流側に前記支持領域が配置され、
前記複数のヘッドが、互いに異なる明度の前記液体を吐出し、
前記制御手段は、前記1の予備吐出領域において、前記複数のヘッドのn回の前記予備吐出期間での前記液体の吐出範囲が、明度の低い液体ほど、前記搬送方向下流側に位置するよう、前記ヘッド及び前記搬送ベルトの駆動を制御することを特徴とする請求項8に記載の液体吐出装置。 - 前記制御手段は、前記1の予備吐出領域において、n回の前記予備吐出期間それぞれでの前記液体の吐出範囲が1ライン分の幅を有するよう、前記ヘッド及び前記搬送ベルトの駆動を制御することを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記制御手段は、前記1の予備吐出領域において、n回の前記予備吐出期間それぞれでの前記液体の吐出範囲が2ライン分以上の幅を有し、且つ、前記吐出範囲において前記主走査方向に隣り合う前記液体の吐出位置が前記搬送方向に交互に配列するよう、前記ヘッド及び前記搬送ベルトの駆動を制御することを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記制御手段は、前記予備吐出に係る液体が前記予備吐出領域に吐出されてから前記所定時間経過後に、前記予備吐出領域内の当該液体が着弾している位置に、当該液体以外の前記予備吐出に係る液体が吐出されるよう、前記ヘッド及び前記搬送ベルトの駆動を制御することを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記予備吐出データ作成手段は、前記予備吐出領域が前記吐出面に対向する予備吐出期間の前後の期間の吐出履歴に基づいて、当該予備吐出期間に液体が吐出される前記吐出口を選択することを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 記録媒体に対して液体を吐出するための複数の吐出口が開口した吐出面を有するヘッドと、前記記録媒体を支持する支持領域及び予備吐出領域が表面に設けられ、前記表面が前記吐出面に対向しつつ前記吐出面に平行な搬送方向に移動することにより、前記記録媒体を前記搬送方向に搬送する搬送ベルトと、を含む液体吐出装置に用いられる制御装置であって、
前記吐出口からの画像形成に寄与しない吐出である予備吐出に係る予備吐出データを作成する予備吐出データ作成手段と、
前記ヘッド及び前記搬送ベルトの駆動を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記予備吐出データに基づき前記吐出口から液体が前記予備吐出領域に吐出されてから所定時間が経過するまでは、前記予備吐出領域内の当該液体が着弾している位置以外の位置に、当該液体以外の前記予備吐出に係る液体が吐出されるよう、前記ヘッド及び前記搬送ベルトの駆動を制御することを特徴とする制御装置。 - 記録媒体に対して液体を吐出するための複数の吐出口が開口した吐出面を有するヘッドと、前記記録媒体を支持する支持領域及び予備吐出領域が表面に設けられ、前記表面が前記吐出面に対向しつつ前記吐出面に平行な搬送方向に移動することにより、前記記録媒体を前記搬送方向に搬送する搬送ベルトと、前記ヘッドの液体吐出部及び前記搬送ベルトの駆動部と、を含む液体吐出装置を、
前記吐出口からの画像形成に寄与しない吐出である予備吐出に係る予備吐出データを作成する予備吐出データ作成手段、並びに、
前記ヘッドの液体吐出部及び前記搬送ベルトの駆動部の駆動を制御する制御手段、として機能させ、
前記制御手段は、前記予備吐出データに基づき前記吐出口から液体が前記予備吐出領域に吐出されてから所定時間が経過するまでは、前記予備吐出領域内の当該液体が着弾している位置以外の位置に、当該液体以外の前記予備吐出に係る液体が吐出されるよう、前記ヘッドの液体吐出部及び前記搬送ベルトの駆動部の駆動を制御することを特徴とするプログラム。
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