JP2011206602A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2011206602A
JP2011206602A JP2011165979A JP2011165979A JP2011206602A JP 2011206602 A JP2011206602 A JP 2011206602A JP 2011165979 A JP2011165979 A JP 2011165979A JP 2011165979 A JP2011165979 A JP 2011165979A JP 2011206602 A JP2011206602 A JP 2011206602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
sphere
guide passage
outlet
pachinko
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011165979A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5255677B2 (ja
Inventor
Toshihiro Miyauchi
智弘 宮内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Newgin Co Ltd
Original Assignee
Newgin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Newgin Co Ltd filed Critical Newgin Co Ltd
Priority to JP2011165979A priority Critical patent/JP5255677B2/ja
Publication of JP2011206602A publication Critical patent/JP2011206602A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5255677B2 publication Critical patent/JP5255677B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】球皿部材を開放した際の遊技球の飛び出しを防止する。
【解決手段】中枠には、球通路ユニットに接続して、該中枠の前側で球出口65aが開口する球案内通路65と、球案内通路65の球出口65aに連通すると共に、前方へ開口する球供給空間61と、前枠13の開放時に球供給空間61を通過したパチンコ球Bを回収する球回収空間62とを設ける。また、前枠13には、上球貯留部14に接続して閉成時に球供給空間61に臨み、球案内通路65の球出口65aから排出されるパチンコ球Bを受入れる球受け部21とを設ける。そして、球案内通路65の球出口65aを、球供給空間61の側方で開口するよう開設して、前枠13の閉成時に、球出口65aから排出されて側方から到来するパチンコ球Bを、球受け部21が受入れるよう構成した。
【選択図】図6

Description

本発明は、本体枠の前側に開閉可能な球皿部材を設け、該本体枠の裏側に設けた球払出部から払出される遊技球を球皿部材に貯留するよう構成された遊技機に関するものである。
例えば遊技機の代表例であるパチンコ機やアレンジボール機等では、外郭をなす外枠に対して着脱および開閉可能に中枠(本体枠)が組み付けられて、該中枠に所要の遊技領域を画成した遊技盤が保持される。また、前記中枠の前側には、ガラス板を備えた前枠が開閉自在に枢支され、該前枠を中枠に対して閉成した際に、該ガラス板を介して前記遊技盤を前側から視認し得るよう構成される。更に、前記中枠の前面側には、多数のパチンコ球(遊技球)を貯留し得る上下の球皿部材やハンドル部材等が組み付けられる。一方、前記中枠の裏側には、上部位置に球タンクが設けられて、遊技場設備から供給されるパチンコ球を貯留するよう構成されて、該球タンクのパチンコ球を前記上下の球皿部材に供給することで遊技を行ない得るようになっている。
ところで、一般的なパチンコ機は、図15(a),(b)に示すように、中枠85の裏側にパチンコ球を遊技盤87の下方まで案内する球通路89を形成すると共に、該球通路89の下端部に連通するよう前後方向に延在する球案内通路91を形成して、該球案内通路91の前端に上球皿部材93に形成した球受け部95が臨むよう構成することで、球案内通路91からのパチンコ球を上球皿部材93に供給するようになっている。なお、前記中枠85には、該中枠85の設置面の前側に所要距離だけ離間する位置にカバー部材97を配設して、設置面とカバー部材97との間に画成される球回収樋99を介して、上球皿部材93の開放時にこぼれ落ちたパチンコ球を下球皿部材(図示せず)に回収し得るよう構成されている。なお、前記カバー部材97には、前記球案内通路91と対応する位置に挿通孔97aが開設されており、挿通孔97aを介して球受け部95を前記球回収樋99内に臨ませ得るようになっている。すなわち、前記球回収樋99の内部において、前記球案内通路91の球出口近傍が、前記球受け部95を臨ませてパチンコ球を上球皿部材93に供給する球供給空間として機能し、その他の空間がパチンコ球を前記下球皿部材に回収する球回収空間として機能している。
ここで、前記上球皿部材93を開放した状態で前記球案内通路91を通過したパチンコ球は、基本的には球案内通路91の端部から落下して前記球回収樋99を介して前記下球皿部材に回収されるが、球案内通路91を通過するパチンコ球の勢いによっては、図15(b)に2点鎖線で示すように、カバー部材97の挿通孔97aから外側に飛び出すこともある。すなわち、メンテナンス作業等で上球皿部材93を開放した際にパチンコ球が飛び出し、作業性の低下を招来すると共に、パチンコ球の回収作業という本来不要な手間が掛る難点がある。そこで、特許文献1では、前記カバー部材97の挿通孔97aに対応する位置に玉止め部材を設けて、該挿通孔97aからパチンコ球が飛び出すのを防止する技術が提案されている。
特開2001−276380号公報
しかしながら、特許文献1のように、前記カバー部材97の挿通孔97aに対応する位置に玉止め部材を別途配設する構成では、カバー部材97の組付け作業が煩雑になると共に、作業工程や部品点数の増加によりコストの増大を招来する欠点が指摘される。
そこで、本発明は、球皿部材を開放した際の遊技球の飛び出しを防止し得る遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するために、本願の請求項1に係る遊技機は、
本体枠(12)の裏側に設けられ、遊技球(B)を払出す球払出部(36)と、前記本体枠(12)の前側に開閉可能に設けられて遊技球(B)を貯留可能な球貯留部(14)を有する球皿部材(13)とを備え、前記球払出部(36)から払出された遊技球(B)を前記球貯留部(14)に供給して貯留するよう構成された遊技機において、
前記球払出部(36)に接続すると共に前記本体枠(12)に前後方向に延在するよう開設され、該本体枠(12)の前側で球出口(65a)が開口する球案内通路(65)と、
前記本体枠(12)の前側に設けられて前記球案内通路(65)の球出口(65a)に連通すると共に、前方へ開口する球供給空間(61)と、
前記球供給空間(61)の下方に設けられ、前記球皿部材(13)の開放時に前記球供給空間(61)を通過した遊技球(B)を回収する球回収空間(62)と、
前記球皿部材(13)の裏側に突設されて球貯留部(14)に接続し、該球皿部材(13)の閉成時に前記球供給空間(61)に臨むと共に、前記球案内通路(65)の球出口(65a)から排出される遊技球(B)を受入れる球受け部(21)とを備え、
前記球受け部(21)は、上方に開口する半筒状に形成され、該球受け部(21)における前記球出口(65a)から離間する側端部(24)の高さは、前記球供給空間(61)を画成する天井面(43)との間を遊技球(B)が通過しない寸法に設定され、
前記球案内通路(65)の球出口(65a)は、前記球供給空間(61)の側方で開口するよう開設されると共に、遊技球(B)を球出口(65a)側に誘導する球誘導部(65b)が球案内通路(65)に設けられ、
前記球皿部材(13)の閉成時に、前記球出口(65a)から排出されて側方から到来する遊技球(B)を、前記球受け部(21)が受入れるよう構成したことを要旨とする。
このように、球案内通路の球出口を、球供給空間の側方で開口するようにしたことで、球皿部材の閉成時には、前記球出口から排出された遊技球を球皿部材に設けた球受け部の側方から受入れて球貯留部に供給することができる。また、球皿部材の開放状態では、球案内通路の球出口から球供給空間の前方開口へ向けて遊技球が排出されないから、該遊技球が飛び出すのを防止し得ると共に、飛び出すことなく球供給空間を通過した遊技球は前記球回収空間を介して確実に回収でき、遊技球の無駄をなくすことができる。また、前記球受け部を上方に開口する半筒状に形成することで、該球受け部に要するコストの低減を図り得る。更に、前記球受け部における前記球案内通路の球出口から離間する側端部と、前記球供給空間を画成する天井面との間を遊技球が通過しない寸法に設定することで、該球出口から排出された遊技球を確実に球受け部が受入れることができる。しかも、球案内通路に球誘導部を設けたので、遊技球を球出口へ速やかに案内することができる。
請求項2に係る遊技機は、前記球案内通路(65)の球出口(65a)は、前記球供給空間(61)を画成する画壁部(53)に開設され、前記球皿部材(13)の閉成時に、前記球受け部(21)における球出口(65a)側の側端部(23)が、画壁部(53)との間を遊技球(B)が通過しないよう該画壁部(53)に近接するよう構成したことを要旨とする。
このように、球受け部における球出口側の側端部が画壁部に近接して、該画壁部との間に遊技球が通過しないよう構成したので、球出口から排出された遊技球が球受け部と画壁部との間を落下してしまうのを防止することができる。
請求項3に係る遊技機は、前記本体枠(12)の裏側に球流通路(39)が形成された機能部材(38)が配設されると共に、前記球案内通路(65)は、該球流通路(39)を介して前記球払出部(36)に連通するよう構成され、球流通路(39)は、前方へ延在する通路と下方へ延在する通路とにより略L字状に形成されていることを要旨とする。
このように、球流通路を略L字状に形成したので、球流通路を流下する際に遊技球が増勢されて、該球流通路内で遊技球が滞留することなく球案内通路に移動することができる。
本発明に係る遊技機によれば、球皿部材を開放した際の遊技球の飛び出しを防止し得る。
本発明の実施例1に係るパチンコ機の正面図である。 実施例1に係るパチンコ機の前枠を開放した状態で示す斜視図である。 実施例1に係るパチンコ機から前枠、下球皿部材およびカバー部材を取り外した状態で示す正面図である。 実施例1に係るパチンコ機の下枠部材を示す正面図である。 実施例1に係る下枠部材の球回収樋を、下枠部材からカバー部材を取り外した状態拡大して示す正面図である。 前枠を閉成した状態における図4のA−A線での要部断面図である。 前枠を閉成した状態における図4のB−B線断面図である。 図2における1点鎖線で囲む領域Dの拡大図である。 実施例1に係るカバー部材を示す正面図である。 前枠を開放した状態における図4のA−A線断面図である。 実施例1に係るパチンコ機の背面図である。 実施例2に係る下枠部材の球回収樋を、下枠部材からカバー部材を取り外した状態で拡大して示す正面図である。 実施例2に係る下枠部材の球回収樋を、下枠部材にカバー部材を取り付けた状態で拡大して示す正面図である。 実施例2に係るカバー部材を示す正面図である。 従来技術に係るパチンコ機の中枠を、球案内通路の形成位置で縦断して示す断面図であって、(a)は球皿部材を閉成した状態を示し、(b)は球皿部材を開放した状態を示す。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお、遊技機としては、一般的なパチンコ機を例にして説明する。なお、以下の説明において、前・後、左・右とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機10を前側から見た状態において指称するものとする。
実施例1に係るパチンコ機10の概略構成について、図1または図2を参照して説明する。パチンコ機10は、外郭をなし、遊技場に設けられた島とも称される設置枠台(図示せず)に固定される外枠11と、該外枠11に対して着脱および開閉可能に枢支された中枠(本体)12と、該中枠12に着脱交換可能に取り付けられて所要の遊技領域18aを画成した遊技盤18と、中枠12の前面側に着脱および開閉可能に枢支されて、遊技盤18を透視保護するガラス板13aを備えた前枠13とを備えている。前記前枠13には、前記ガラス板13aより下方に延在する板部13bに、パチンコ球B(図6参照)を貯留可能な上球貯留部(球貯留部)14が一体的に組付けられており、前枠13の開閉に合わせて該上球貯留部14が一体的に開閉するようになっている。すなわち、実施例1では、前記前枠13が、前記上球貯留部14を備えた球皿部材として機能している。また、前記中枠12の前側における前記前枠13の下方には、パチンコ球Bを貯留可能な下球貯留部16を有する下球皿部材15が着脱および開閉可能に組付けられている。
前記前枠13には、図2または図6〜図8に示すように、前記板部13bの左端部側に、前記上球貯留部14内に連通接続する球受け部21が後方へ突出形成されており、前枠13の閉成時に、カバー部材57の挿通孔58を介して球供給空間61(何れも後述)に臨むようになっている。前記球受け部21は、図8に示すように、底面をなす球受け面部22と、該球受け面部22の左側縁から上方へ立ち上がる左側面部(球受け部21における球出口65a側の側端部)23と、球受け面部22の右側縁から上方へ立ち上がる右側面部(球受け部21における球出口65aから離間する側端部)24と、各面部23,24の後端縁に連設する後面部25とから上方に開口する半筒状に形成される。ここで、前記球受け面部22からの右側面部24の高さ寸法は、該球受け面部22からの左側面部23の高さ寸法より高く設定されて、前記球供給空間61を画成する天井面(後述する左庇状部43)との間をパチンコ球Bが通過しないよう設定される(図5参照)。
前記中枠12は、図3に示すように、上縁をなす上枠部材28と、下縁をなし、スピーカや打球発射装置等を設置する設置部材として機能する下枠部材29と、左側縁をなす左枠部材30と、右側縁をなす右枠部材31とから構成されて、これら上下左右の枠部材28,29,30,31を組付けた際に、全体が前記外枠11に整合する大きさに形成される。そして、前記上下左右の枠部材28,29,30,31を組付けた際に前後方向に開口する開口部に、遊技盤18が着脱可能に設置されている。
なお、前記遊技盤18は、その盤面(前面)に略円形状に湾曲形成した外レール19aおよび内レール19bが配設されており、該内レール19bの内側に画成される遊技領域18a内に、図柄表示装置や入賞装置等の遊技用部品(何れも図示せず)を配置するようになっている。前記外レール19aおよび内レール19bは、パチンコ球Bが通過可能な距離だけ離間するよう設けられて、該内外のレール19a,19bの間に形成される発射通路19cをパチンコ球Bが通過することで、該パチンコ球Bが遊技領域18aの上部位置に発射されるようになっている。ここで、図3に示すように、前記発射通路19cは、遊技盤18の下端部における左寄り位置で下方に開口すると共に、遊技盤18の左上部位置で遊技領域18a内に開口している。なお、以下の説明においては、前記発射通路19cの下方開口を始端開口部と指称する。
また、図11に示すように、前記上枠部材28には、パチンコ球Bを貯留可能な球タンク33や、該球タンク33に貯留したパチンコ球Bを整列するタンクレール34が設けられると共に、前記下枠部材29の裏側には、前記上球貯留部14に連通する球流通路39と、前記下球貯留部16に連通する溢れ球通路(図示せず)を形成した機能部材38が配設されており、該タンクレール34の球出口と、球流通路39および溢れ球通路の球入口39aとを、上下の枠部材28,29に架設した球通路ユニット(球払出部)36を介して接続するようになっている。すなわち、前記設置枠台に設けた球供給設備から前記球タンク33に供給されたパチンコ球Bは、前記タンクレール34および球通路ユニット36を介して機能部材38まで到来して、上下の球貯留部14,16に給出されるようになっている。ここで、前記球通路ユニット36は、図示しない球払出装置を備えており、該球払出装置の作動により前記タンクレール34から到来するパチンコ球Bを払出すようになっている。
前記球流通路39は、図7に示すように、前記機能部材38の後端部から前方へ延在して機能部材38の前端部から下方へ屈曲する略L字状に形成されて、後端部側に上方に開口する球入口39aが設けられると共に、下端部側に前方へ開口する球出口39bが設けられている。なお、前記球流通路39は、中枠12(機能部材38)の左端部近傍に形成してある。
また、図2〜図4に示すように、前記下枠部材29は、前記遊技盤18の盤面(表面)と略同一平面上に位置するベース面部42の上縁に沿って前方へ突出する左右の庇状部43,44が形成されている。ここで、前記左右の庇状部43,44は、前記遊技盤18に形成した前記発射通路19cの始端開口部と対応する位置で相互に離間するようになっており、該左右の庇状部43,44の間が、前記遊技領域18aに発射されることなく発射通路19cを流下したパチンコ球Bが通過する球戻り口45として機能する。また、前記下枠部材29のベース面部42には、図5に示すように、前記右庇状部44の左端部から下方へ向けて第1画壁部46が延在するよう突設されると共に、前記左庇状部43の右端部から下方へ向けて第2画壁部47が延在するよう突設されており、該第1および第2画壁部46,47により、前記球戻り口45を通過したパチンコ球Bが回収する球戻り通路部68が画成される。
前記第1画壁部46の下端部には、左方向へ向けて下方傾斜する第1転動面部48が形成されると共に、前記第2画壁部47の下端部には、右方向へ向けて下方傾斜する第2転動面部49が形成されて、前記球戻り通路部68が左右方向に折返すよう形成される。また、前記ベース面部42には、前記第1転動面部48の下端部に、前後方向に貫通する球回収口50(図5参照)が形成されており、前記球戻り通路部68を通過したパチンコ球Bを下枠部材29の裏側へ案内するようになっている。なお、前記ベース面部42の下方位置には、前後に開口する球排出口51が開設されて、前記下球皿部材15の閉成時に、該下球皿部材15に開設した球供給口15aに(図2参照)に連通するよう構成されると共に、下枠部材29の裏側で前記球回収口50と球排出口51とを連通接続するよう構成されている。ここで、前記球供給口15aは、前記下球貯留部16に連通するよう形成され、前記球回収口50を通過したパチンコ球Bを、前記球排出口51および球供給口15aを介して下球貯留部16に供給し得るようになっている。
また、図5に示すように、前記第1画壁部46および第2画壁部47の前端部には、後述するカバー部材57を係止固定する第1係止片46a,47aが夫々突設されると共に、前記第1転動面部48の前端部には、上方へ突出する第2係止片48aが突設されている。なお、前記右庇状部44と第1画壁部46とにより画成される領域に、前記発射通路19cへ向けてパチンコ球Bを発射する球発射装置69を配設してある。
図5に示すように、前記下枠部材29のベース面部42には、前記左庇状部43における前記第2画壁部47から左方向に離間する位置に、前方へ突出する第3画壁部53が形成されると共に、該第3画壁部53の下端部から右方向へ下方傾斜する下画壁部54が前方へ突出形成されて、該左庇状部43、第2画壁部47、第3画壁部53および下画壁部54により、前方へ開口する球回収樋60が画成される。ここで、前記下画壁部54の下流端側に前記球回収口50が開口するよう形成されており、該球回収樋60に到来したパチンコ球Bは、該球回収口50を介して前記下球貯留部16に排出されるようになっている。なお、前記第3画壁部53の前端部には、右方向へ突出する第3係止片53aを突設してある。
また、前記下枠部材29には、図2〜図4に示すように、前記球回収樋60および球戻り通路部68の前方開口を閉成し得る平板状に形成したカバー部材57が、前記ベース面部42からパチンコ球Bの直径寸法以上離間する位置に着脱可能に配設されており、該カバー部材57とベース面部42との間をパチンコ球Bが通過し得るよう構成されている(図10参照)。前記カバー部材57は、前記下枠部材29に配設した際に、前記左庇状部43、第1〜第3画壁部46,47,53、下画壁部54、第1転動面部48および第2転動面部49の夫々の前端部に当接するよう構成されて、該カバー部材57により球戻り通路部68および球回収樋60の前方開口を閉成することで、これら球戻り通路部68および球回収樋60に到来したパチンコ球Bの前側への飛び出しを防止している。また、前記カバー部材57の左上部位置には、図9に示すように、前後に貫通する挿通孔58が開設されて、前記前枠13に形成した球受け部21を挿入し得るようになっている。なお、以下の説明において、前記球回収樋60において前記挿通孔58に対応して前記球受け部21が臨む領域を球供給空間61と指称し、その他の領域(すなわち球供給空間61の下方の領域)を球回収空間62と指称する。すなわち、前記球供給空間61は、前記挿通孔58を介して前方へ開口している。
前記カバー部材57には、図9に示すように、前記第1係止片46a,47aに対応する位置に、前後方向に開口する係止孔57a,57aが夫々開設されて、該係止孔57a,57aに係止爪57b,57bが夫々形成されている。また、前記カバー部材57の下端部には、前記第2係止片48aが前面に当接して係合可能な第1係合部59aが形成される。更に、前記カバー部材57の左端上部には、前記第3画壁部53に形成した第3係止片53aを挿通可能な切欠部57cが形成されて、該切欠部57cに第3係止片53aを臨ませた状態でカバー部材57を下方へ移動させた際に、当該第3係止片53aがカバー部材57の左端部の前面に当接して係合するようになっている。なお、以下の説明において、前記カバー部材57における第3係止片53aと係合する部位を第2係合部59bと指称する。ここで、前記カバー部材57の切欠部57cに前記第3係止片53aを臨ませた際には、前記各係止孔57a,57aに第1係止片46a,47aが臨むよう構成されており、この状態でカバー部材57を下方へスライドすることで、第1係止片46a,47aと係止爪57b,57b、前記第2係止片48aと第1係合部59a、前記第3係止片53aと第2係合部59bとが夫々係合して位置決め固定するようになっている。
図4〜図7に示すように、前記下枠部材29の左上端部近傍には、前後方向に延在する球案内通路65が形成されており、該球案内通路65の後方開口に、前記機能部材38に形成した球流通路39の球出口39bが接続するようになっている(図7参照)。すなわち、前記球流通路39を通過したパチンコ球Bは、前記球案内通路65に進入して下枠部材29(中枠12)の前側へ案内される。ここで、前記球案内通路65の球出口65aは、前記第3画壁部53に開設されて、該球案内通路65が前記球供給空間61の左側方で開口するようになっている。また、前記球案内通路65の前端部には、前記球流通路39から到来するパチンコ球Bを球出口65a側に誘導する円弧状の球誘導部65bが設けられており、球案内通路65を通過したパチンコ球Bを球出口65aへ速やかに案内し得るようになっている。
更に、前記第3画壁部53には、図5〜図8に示すように、前記球案内通路65の球出口65aの下端縁に対応する位置から右方向(球供給空間61)へ突出する突出片66が形成されて、前記前枠13の閉成時に、前記球受け部21の左側面部23の上端が突出片66の下方に位置するようになっている。すなわち、実施例1では、前記球案内通路65と前記球受け部21の球受け面部22とは、上下方向に所要の高低差を有するよう配置されており、該球案内通路65の球出口65aを通過したパチンコ球Bは、その自重により球受け面部22上に落下するよう構成されている。
〔実施例1の作用〕
次に、実施例1に係るパチンコ機の作用につき説明する。
遊技場に設けられた設置枠台の球供給設備から球タンク33に供給されたパチンコ球Bは、前記タンクレール34を介して前記球通路ユニットまで到来し、該球通路ユニットまで貯留される。そして、貸球や賞球の払い出し時に、前記球通路ユニット36に設けた球払出装置の作動により所定数のパチンコ球Bが払い出され、機能部材38の球流通路39を流下する。ここで、前記球流通路39は、前方へ延在したのちに下方へ屈曲するよう形成してあるから、該屈曲部位までパチンコ球Bが到来すると、その自重により落下して増勢されて、該球流通路39内でパチンコ球Bが滞留することなく下枠部材29に形成した球案内通路65へ移動する。
前記球案内通路65に到来したパチンコ球Bは、その傾斜に従って下枠部材29(ベース面部42)の前側まで転動して、球出口65aから球回収樋60(球供給空間61)内に排出される。ここで、前記球案内通路65の球出口65aは、前記球供給空間61の左側方を画成する前記第3画壁部53に開設してあるから、該球案内通路65を通過したパチンコ球Bは球供給空間61に対して左方から右方へ向けて排出される。このとき、前記前枠13を閉成した状態では、前記球受け部21が前記球供給空間61に臨むと共に、該球受け部21における左側面部23の上端が前記球出口65aより下方に位置するから、該球受け部21は、前記球案内通路65の球出口65aから排出されたパチンコ球Bを左側方から受入れる。すなわち、前記球案内通路65の球出口65aを側方に開口させるようにした場合であっても、該球出口65aの開口方向に球供給空間61を設けて球受け部21を臨ませることで、前記球受け部21がパチンコ球Bを受入れて上球貯留部14に供給することが可能となる。
ここで、前記球受け部21は、前記球案内通路65の球出口65aから離間する右側面部24と、前記球供給空間61を画成する天井面(すなわち左庇状部43の下面)との間をパチンコ球Bが通過しないよう構成してあるから、該球出口65aから排出されたパチンコ球Bが球受け部21からこぼれ落ちて前記球回収空間62に落下することはない。すなわち、前記球案内通路65の球出口65aから排出されたパチンコ球Bを確実に球受け部21に受入れることができるから、上球貯留部14に対するパチンコ球Bの供給効率が低下するのを防止し得る。更に、前記球受け部21を上方に開口する半筒状に形成することで、該球受け部21に要するコストの低減を図り得る利点もある。
ところで、前記球流通路39や球案内通路65内にパチンコ球Bが残留する状態で前枠13を開放した場合には、該パチンコ球Bは球案内通路65の球出口65aから球供給空間61に対して左側方から排出される。すなわち、図10に示すように、前記球案内通路65の球出口65aから前記カバー部材57の挿通孔58(すなわち球供給空間61の前方開口)へ向けてパチンコ球Bが排出されないから、そのまま球供給空間61を通過して球回収空間62に落下する。このように、前記球案内通路65の球出口65aを前記球供給空間61の左側方で開口するよう開設することで、前記前枠13の開放時にパチンコ球Bがカバー部材57の挿通孔58から飛び出すのを防止でき、作業者によるパチンコ球Bの回収作業や、パチンコ球Bの紛失といった無駄をなくすことができる。そして、実施例1のパチンコ機10では、従来のようにパチンコ球Bの飛び出しを防止する部材をカバー部材57に別途設ける必要がないから、コスト低減を図り得ると共に、カバー部材57の組付け作業負担の増大を防止できる。
また、実施例1では、前記球案内通路65の球出口65aの下端縁に、前記球供給空間61へ突出する突出片66を形成すると共に、該突出片66の下方に前記球受け部21の左側面部23を位置させるよう構成したから、該球出口65aと球受け部21の球受け面部22との間に高低差が生ずる。従って、前記球案内通路65を通過したパチンコ球Bは、前記突出片66から球受け面部22に直接落下するから、前記球案内通路65から到来したパチンコ球Bが、球出口65aと球受け部21(左側面部23)との間で留まるのを防止して、球詰まり等の不具合を防ぐことができる。また、球案内通路65の球出口65aと、球受け部21の球受け面部22との間に段差を設けることで、該球出口65aから排出されたパチンコ球Bは落下により付勢されるから、該球受け面部22で滞留することなく速やかに上球貯留部14へ移動させることができる。
また、前記カバー部材57を下枠部材29に取り付けるに際しては、前記下枠部材29の第3画壁部53に形成した第3係止片53aを、カバー部材57の切欠部57cに臨ませると共に、該下枠部材29の第1および第2画壁部46,47に形成した第1係止片46a,47aを、カバー部材57の対応する係止孔57a,57aに臨ませる。この状態でカバー部材57を下方へスライド移動すると、第1係止片46a,47aがカバー部材57の係止爪部57b,57bに係合し、前記下枠部材29の第1転動面部48に形成した第2係止片48aがカバー部材57の第1係合部59aに係合すると共に、下枠部材29の第3画壁部53に形成した第3係止片53aがカバー部材57の第2係合部59bに係合して位置決め固定する。すなわち、前記第1係止片46a,47aがカバー部材57の係止爪部57b,57bに係合することでカバー部材57の上方への移動を規制すると共に、第2または第3係止片48a,53aの夫々が前記カバー部材57の第1または第2係合部59a,59bに係合することで、カバー部材57の前方移動を防止して、当該カバー部材57を所定位置に位置決めすることができる。また、前記カバー部材57を下枠部材29から取り外すには、前記カバー部材57の係止爪部57b,57bと、前記第1係止片46a,47aとの係合を解除して、該カバー部材57を上方にスライドすることで、前記第2係止片48aと第1係合部59a、前記第3係止片53aと第2係合部59bとの係合が解除され、この状態で、係止孔57a,57aから第1係止片46a,47aを抜き出せばよい。このように、前記カバー部材57の着脱に際しては、工具等を用いる必要がないから、短時間で容易に作業を行なうことができる。
次に、実施例2に係るパチンコ機について説明する。なお、実施例2に係るパチンコ機は、基本的な構成は実施例1に係るパチンコ機10と同じであって、下枠部材29に形成される球回収樋の構成および球案内通路の形成位置が異なるものである。従って、以下の説明において、実施例1と同一の機能を有する部材には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
実施例2に係るパチンコ機では、図12に示すように、前記ベース面部42の左上端縁に沿って設けられる左庇状部70は、前記右庇状部44と同一高さ位置に形成され、右端部に前記第2画壁部47が連接する下部庇71と、該下部庇71からより上方に形成される上部庇72と、これら上下の庇71,72を連結する連結壁73とから所要の高低差を備えるよう形成されている。そして、前記上部庇71(下枠部材29)の左端部近傍(連結壁73から左方向に離間する位置)に、前記第3画壁部53が形成されている。なお、前記第3画壁部53には、実施例1と同様に、第3係止片53aを形成してある。
また、実施例2では、前記下枠部材29のベース面部42において、前記連結壁73と、第3画壁部53との間に球案内通路77が形成される。ここで、前記球案内通路77は、前記ベース面部42に形成されて前後に開口する第1通路部78と、該第1通路部78の前側に連通し、前記連結壁73および第3画壁部53の間画成されて前方および下方へ開口する第2通路部79とから構成されて、該第2通路部79の前方開口を、後述するカバー部材80で閉成するようになっている。従って、前記第2通路部79の下方開口が、球案内通路77の球出口77aとして機能する。すなわち、実施例2では、前記下部庇71、第2画壁部47、第3画壁部53および下画壁部54により、前方へ開口する球回収樋75が画成されて、該球回収樋75(球供給空間61)の上方で前記球案内通路77の球出口77aが開口する。
更に、実施例2では、前記前枠13を閉成した際に、前枠13に設けた前記球受け部21が前記球案内通路77の球出口77aの下方に臨んで、該球受け部21の球受け面部22の上方で該球出口77aが開口するようになっている。ここで、前記前枠13の閉成時に、前記球受け部21の左側面部23は前記第3画壁部53に近接して、該左側面部23と第3画壁部53との間をパチンコ球Bが通過しないよう設定されると共に、該球受け部21の右側面部24の上端部が前記下部庇71(球供給空間61を画成する天井面)に近接して、該下部庇71との間をパチンコ球Bが通過しないよう設定してある。
実施例2に係るカバー部材80は、図13または図14に示すように、前記下部庇71、第1〜第3画壁部46,47,53、下画壁部54、第1転動面部48および第2転動面部49の夫々の前端部に当接して前記球回収樋75の前方開口を閉成する平板状の基部80aと、該基部80aの左上端部に連接し、前記上部庇72、連結壁73および第3画壁部53に当接して前記球案内通路77(第2通路部79)の前方開口を閉成する平板状の被覆部80bとから形成されて、前記下枠部材29に配設した際に、カバー部材80が球回収樋75および球案内通路77の前方開口を一度に閉成し得るようになっている。ここで、前記ベース面部42と、前記カバー部材80とは、パチンコ球Bが通過し得る間隔だけ離間するよう設定されている。また、前記カバー部材80の基部80aには、前記下枠部材29に配設した際に、前記球案内通路77の下方に位置する部位に前記挿通孔58が開設されて、前枠13の閉成時に、該挿通孔58を介して前記球受け部21が球回収樋75(すなわち球供給空間61)に臨むよう構成されている。従って、前記下枠部材29にカバー部材80を配設した状態では、前記球流通路39をから球案内通路77に到来したパチンコ球Bは、前記第1通路部78および第2通路部79を通過して球出口77aから下方に落下して、前記球受け部21に受入れられるようになっている。
なお、前記カバー部材80には、前述した実施例1と同様に、第1係止片46a,47aを挿通可能な係止孔57a,57a、第1係止片46a,47aと係合可能な係止爪57b,57b、第2係止片48aと係合可能な第1係合部59a、第3係止片53aを挿通可能な切欠部57cおよび第3係止片53aと係脱可能な第2係合部59bの夫々が形成されている。すなわち、実施例2に係るカバー部材80の下枠部材29に対する着脱方法は、実施例1と同様であり、その説明は省略する。
〔実施例2の作用〕
次に、実施例2に係るパチンコ機の作用につき説明する。
前記球流通路39から球案内通路77に到来したパチンコ球Bは、前記第1通路部78の傾斜に従って下枠部材29(ベース面部42)の前側まで転動して、該第1通路部78の前端部まで到来すると、自重により落下して第2通路部79を通過し、そのまま球出口77aから球回収樋75(球供給空間61)内に排出される。すなわち、前記球案内通路77の球出口77aを通過したパチンコ球Bは、前記球供給空間61に対して上方から到来する。このとき、前記前枠13を閉成した状態では、前記球受け部21が前記球供給空間61に臨むから、該球受け部21は、前記球案内通路77の球出口77aから排出されたパチンコ球Bを上方から受入れる。すなわち、前記球案内通路77の球出口77aを球供給空間61の上方で開口させるようにした場合であっても、該球供給空間61に球受け部21を臨ませることで、球受け部21がパチンコ球Bを受入れて上球貯留部14に供給することが可能となる。
ここで、前記球受け部21は、左側面部23と第3画壁部53との間、および右側面部24と下部庇71との間を、パチンコ球Bが通過しないよう構成してあるから、該球出口77aから排出されたパチンコ球Bが球受け部21からこぼれ落ちて前記球回収空間62に落下することはない。すなわち、前記球案内通路77の球出口77aから排出されたパチンコ球Bを確実に球受け部21に受入れることができるから、上球貯留部14に対するパチンコ球Bの供給効率が低下するのを防止し得る。更に、前記球受け部21を上方に開口する半筒状に形成することで、該球受け部21に要するコストの低減を図り得る利点もある。
ところで、前記球案内通路77の球出口77aは、前記球供給空間61の上方で開口するよう開設されて、前記カバー部材80の挿通孔58が前記球案内通路77の球出口77aと前後に整列しないようになっている。従って、前記球流通路39や球案内通路77内にパチンコ球Bが残留する状態で前枠13を開放した場合に、球案内通路77の球出口77aから勢いよくパチンコ球Bが排出されたときであっても、該パチンコ球Bが前記カバー部材57の挿通孔58(球供給空間61の前方開口)へ向けて排出されないから、そのまま球供給空間61を通過して球回収空間62に落下する。
このように、前記球案内通路77の球出口77aを前記球供給空間61の上方で開口するよう開設することで、前記前枠13の開放時にパチンコ球Bがカバー部材57の挿通孔58から飛び出すのを防止でき、作業者によるパチンコ球Bの回収作業や、パチンコ球Bの紛失といった無駄をなくすことができる。更に、実施例2のパチンコ機では、従来のようにパチンコ球Bの飛び出しを防止する部材をカバー部材80に別途設ける必要がないから、コスト低減を図り得ると共に、カバー部材80の組付け作業負担の増大を防止できる。
〔変更例〕
なお、遊技機の構成としては、実施例1または2のものに限らず、種々の変更が可能である。例えば、実施例1または2では、前枠の下部位置に上球貯留部を設けて、該前枠を球皿部材として機能するよう構成したが、ガラス板を備えた前枠と、上球貯留部を備えた球皿部材とを別途独立させて本体枠の前側に開閉可能に設けるようにしてもよい。また、実施例では、上球貯留部と下球貯留部とを別々に設けるようにしたが、1つの球皿部材にこれら2つの球貯留部を設けるようにしてもよい。
実施例1では、前記球案内通路の球出口を、前記球供給空間の左側方で開口するよう開設したが、これに限られるものではなく、該球出口が球供給空間の左側方で開口するよう構成して球受け部に対して右側方から遊技球が到来するようにしても、実施例1と同様の作用・効果を得ることができる。
また、実施例2では、前記球案内通路における第2通路部の前方開口をカバー部材の被覆部で閉成するようにしたが、これに限定されるものではなく、該被覆部をカバー部材とは別の部材に形成したり、本体枠に直接形成するようにしても、実施例2と同一の効果を得ることができる。また、第2通路部の上端部(すなわち第1通路部と接続する部位)に、実施例1のように、遊技球を球出口側へ誘導する球誘導部を設けることも可能である。球案内通路の球誘導部を設けた場合には、該球案内通路の球出口から遊技球を直下方へ落下させ得るから、球出口から排出された遊技球が球供給空間の前方開口から飛び出すのをより確実に防止することができる。
また、実施例1または2では、球供給空間の下方に球回収空間が位置するよう構成したが、該球供給空間の側方に隣接して球回収空間が位置するよう構成してもよい。更に、実施例では、球供給空間と、球回収空間とを1つの空間(すなわち球回収樋)に設けて便宜上区別して説明したが、該球供給空間と、球回収空間との間に画壁を設けて独立した空間とすることも可能である。なお、前記球供給空間や球回収空間を形成する構成に関しても、実施例のものに限定されるものではない。すなわち、球供給空間は、本体枠の前側に球案内通路の球出口に連通すると共に、前方へ開口するよう形成すればよく、また、球回収空間は、本体枠の前側に、球皿部材の開放時に球供給空間を通過した遊技球を回収し得るよう形成すればよい。
実施例1または2では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、本体枠の裏側に設けられて遊技球を払出す球払出部と、本体枠の前側に開閉可能に設けられて遊技球を貯留可能な球貯留部を有する球皿部材とを備えた遊技機であれば、パチンコ球を遊技媒体とした所謂パチンコ式スロットマシン機や、その他アレンジボール機等の各種遊技機を採用し得る。
12 中枠(本体枠),13 前枠(球皿部材),14 上球貯留部(球貯留部)
21 球受け部,23 左側面部(球受け部における球出口側の側端部)
22 球受け面部(底面),24 右側面部(球受け部における球出口から離間する側端部)
36 球通路ユニット(球払出部),38 機能部材,39 球流通路
43 左庇状部(天井面),53 第3画壁部(画壁部),61 球供給空間,62 球回収空間65 球案内通路,65a 球出口,77 球案内通路,77a 球出口
B パチンコ球(遊技球)

Claims (3)

  1. 本体枠の裏側に設けられ、遊技球を払出す球払出部と、前記本体枠の前側に開閉可能に設けられて遊技球を貯留可能な球貯留部を有する球皿部材とを備え、前記球払出部から払出された遊技球を前記球貯留部に供給して貯留するよう構成された遊技機において、
    前記球払出部に接続すると共に前記本体枠に前後方向に延在するよう開設され、該本体枠の前側で球出口が開口する球案内通路と、
    前記本体枠の前側に設けられて前記球案内通路の球出口に連通すると共に、前方へ開口する球供給空間と、
    前記球供給空間の下方に設けられ、前記球皿部材の開放時に前記球供給空間を通過した遊技球を回収する球回収空間と、
    前記球皿部材の裏側に突設されて球貯留部に接続し、該球皿部材の閉成時に前記球供給空間に臨むと共に、前記球案内通路の球出口から排出される遊技球を受入れる球受け部とを備え、
    前記球受け部は、上方に開口する半筒状に形成され、該球受け部における前記球出口から離間する側端部の高さは、前記球供給空間を画成する天井面との間を遊技球が通過しない寸法に設定され、
    前記球案内通路の球出口は、前記球供給空間の側方で開口するよう開設されると共に、遊技球を球出口側に誘導する球誘導部が球案内通路に設けられ、
    前記球皿部材の閉成時に、前記球出口から排出されて側方から到来する遊技球を、前記球受け部が受入れるよう構成した
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記球案内通路の球出口は、前記球供給空間を画成する画壁部に開設され、前記球皿部材の閉成時に、前記球受け部における球出口側の側端部が、画壁部との間を遊技球が通過しないよう該画壁部に近接するよう構成した請求項1記載の遊技機。
  3. 前記本体枠の裏側に球流通路が形成された機能部材が配設されると共に、前記球案内通路は、該球流通路を介して前記球払出部に連通するよう構成され、球流通路は、前方へ延在する通路と下方へ延在する通路とにより略L字状に形成されている請求項1または2記載の遊技機。
JP2011165979A 2011-07-28 2011-07-28 遊技機 Active JP5255677B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011165979A JP5255677B2 (ja) 2011-07-28 2011-07-28 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011165979A JP5255677B2 (ja) 2011-07-28 2011-07-28 遊技機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005334780A Division JP4817815B2 (ja) 2005-11-18 2005-11-18 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011206602A true JP2011206602A (ja) 2011-10-20
JP5255677B2 JP5255677B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=44938318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011165979A Active JP5255677B2 (ja) 2011-07-28 2011-07-28 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5255677B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4817815B2 (ja) * 2005-11-18 2011-11-16 株式会社ニューギン 遊技機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4817815B2 (ja) * 2005-11-18 2011-11-16 株式会社ニューギン 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5255677B2 (ja) 2013-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4516436B2 (ja) 遊技機における球皿
JP2006212085A (ja) 遊技機における球皿
JP4817815B2 (ja) 遊技機
JP5255677B2 (ja) 遊技機
JP5255678B2 (ja) 遊技機
JP5670292B2 (ja) 遊技機
JP2005118387A (ja) 遊技機
JP2007061498A (ja) 遊技機
JP5395877B2 (ja) 遊技機
JPH0154064B2 (ja)
JP2007054492A (ja) 遊技機
JP4519110B2 (ja) 遊技機
JP4829841B2 (ja) 遊技機島設備
JP5030162B2 (ja) 遊技機
JP4390838B2 (ja) パチンコ遊技機のファール球回収機構
JP4926809B2 (ja) 遊技機
JP2008080056A (ja) 遊技機の球流下構造
JP4330568B2 (ja) 遊技機
JP5726611B2 (ja) 球通路装置及びこの球通路装置を備えた遊技機
JP5806497B2 (ja) 遊技機
JP5219500B2 (ja) 遊技機島
JP4393428B2 (ja) 弾球遊技機
JP4159502B2 (ja) 弾球遊技機
JP2009291469A (ja) 遊技機
JP2012223313A (ja) 球通路装置及びこの球通路装置を備えた遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20130115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5255677

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160426

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250