JP2011205372A - 車載画像監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搭乗者のプライバシーを保護しつつ、遠隔からの画像確認を円滑に行える車載画像監視装置を提供する。
【解決手段】車両に搭載され、搭載車両の状況を撮影した画像を外部装置が通信回線を介して取得可能とする車載画像監視装置であって、前記車両の状況を撮影した画像を取得する画像取得部と、前記車両の使用状態を監視する状態監視部と、前記外部装置からの取得要求に対して前記画像を当該外部装置へ送信する制御部と、を有し、前記制御部は、前記外部装置から取得要求を受信したとき、前記使用状態に応じて前記画像の送信可否を判定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、監視対象の車両の状況を、通信回線を介して外部装置から画像確認できる車載画像監視装置に関する。
近年、監視対象車両の周囲あるいは車内を撮影するカメラ、及び車両の事故を検出するセンサを備え、事故発生時の前後における車両の状況を画像記録する事故状況記録装置、所謂ドライブレコーダが普及してきている。さらに携帯電話等の移動体通信機能を持たせ、事故発生時の状況を指定の緊急連絡先に自動通報する車載カメラ装置が提案されている(特許文献1)。
この車載カメラ装置では、事故時の画像を外部の緊急連絡先に送信するとともに、外部装置からの着呼に対してテレビ電話による通話を開始する。したがって、外部から車内の画像を取得したり搭乗者と通話して車両の状況確認等を行える。
また、利用者が車両を離れている状況であっても車内の映像や音声を確認可能なシステムとして、車載の監視システムに車内を撮影するカメラや携帯電話の自動着信機能を備えたものも提案されている(特許文献2)。
特開2003−112580号公報 特開2004−330965号公報
上記の従来の車載カメラ装置や監視システムでは、外部から車内を撮影した画像を自由に閲覧できる構成であり、車両の搭乗者のプライバシーが考慮されていない。例えば、一人の利用者が車両を使用中に別の利用者が車内の忘れ物等の確認を行うときなど、搭乗者の意図にかかわらず一方的に車内の撮影画像が閲覧されてしまうことになる。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、搭乗者のプライバシーを保護しつつ、外部から車両の状況を画像確認可能な車載画像監視装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の車載画像監視装置は、車両に搭載され、搭載車両の状況を撮影した画像を外部装置が通信回線を介して取得可能とする車載画像監視装置であって、前記車両の状況を撮影した画像を取得する画像取得部と、前記車両の使用状態を監視する状態監視部と、前記外部装置からの取得要求に対して前記画像を当該外部装置へ送信する制御部と、を有し、前記制御部は、前記外部装置から取得要求を受信したとき、前記使用状態に応じて前記画像の送信可否を判定する、ことを特徴とする。
かかる構成によれば、車両の使用状態に応じて撮影画像に写る被撮影者のプライバシーを保護しつつ、必要時には外部から車両の状況を画像確認することができる。
また、上記構成において、前記画像取得部は、前記車両の車内を撮影した画像を取得し、前記制御部は、前記使用状態が前記車両の使用中を示す場合、車内画像の送信を不可または当該車両の搭乗者による許可制とする。
かかる構成によれば、車両使用中の搭乗者のプライバシーを適切に保護することができる。
また、上記構成において、前記画像取得部は、さらに前記車両の車内を撮影した車内画像および車外を撮影した車外画像を取得し、前記制御部は、前記使用状態が前記車両の使用中を示す場合、前記車内画像の送信を不可または当該車両の搭乗者による許可制とするとともに、前記車外画像の送信を許可する。
かかる構成によれば、車両使用中の搭乗者のプライバシーを適切に保護することができるとともに、外部から走行状況の画像確認を行うことができる。
また、上記構成において、さらに、前記車両に発生した異常事象を検出する異常検出部を備え、前記制御部は、前記異常事象を検出した場合は、前記使用状態にかかわらず前記画像の送信を許可する。
かかる構成によれば、異常発生時においては、車両の使用状態にかかわらず、外部から迅速に車両の状況を画像確認することができる。
本発明によれば、搭乗者のプライバシーを保護しつつ、車両の状況を外部から画像確認することができる。
本実施形態の監視システムの概略構成図である。 本実施形態の監視システムにおける監視装置の概略構成を示す図である。 異常検知時における監視装置の動作を示すフローチャートである。 着呼時における監視装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態である、監視対象の車両に搭載した車載画像監視装置(以下、監視装置という)を用いて遠隔から車両の状況を画像確認可能な監視システムについて、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る監視システムの概略の構成図である。監視システム1は、監視装置2、ユーザ端末3を含んで構成される。監視装置2は、自動車等の車両10に搭載され、車両10の周囲や車内を撮影する。ユーザ端末3は、監視装置2が搭載された車両10の所有者や監視サービスの提供を受ける者によって所持され、携帯電話、PDA、パーソナルコンピュータ等の通信装置である。監視装置2およびユーザ端末3は、移動体通信用の基地局4や移動体通信網等の公衆網5を介して、相互に通信可能に構成される。
監視装置2は、車両10の周囲および車内を撮影する機能、及び車両10に発生した事故や非常事態を検出する機能を有し、異常を検出した際には予め登録された緊急連絡先であるユーザ端末3に対して異常発生の旨を通報する。また監視装置2は、ユーザ端末3から取得要求を受けると、そのユーザ端末3に対して撮影画像を送信する。さらに監視装置2は車両10の使用状態を監視する機能を有し、ユーザ端末3からの取得要求に対し、車両10の使用状態に応じて撮影画像の送信可否を判定した上で、ユーザ端末3との通信制御を行う。
図2は、監視装置2の概略構成を示す図である。
監視装置2は、撮像部20、事故センサ22、操作部24、通信部26、状態センサ28、記憶部30、マイク32、スピーカ34、電源切替部36、予備バッテリ38、及び制御部40を含んで構成される。
撮像部20は、車外カメラ42と車内カメラ44とを有する。車外カメラ42および車内カメラ44は、例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサを撮像素子として備え、撮影対象の空間から得られる画像を電気信号に変換して出力する。撮像部20で撮影された画像は、制御部40に入力される。
車外カメラ42は、車外を撮影するカメラである。車外カメラ42は、車両事故の状況を撮影可能なように車両前方を撮影範囲とする。この他、車両後方を撮影範囲とするカメラや車両側方を撮影範囲とするカメラを車外カメラ42として併設してもよい。また車外カメラ42は、車体の外面に取り付けるものでもよく、あるいは車内に取り付けて窓越しに車外を撮影するものであってもよい。
車内カメラ44は、車内を撮影するカメラである。車内カメラ44は、車内の運転席の前方上部に取り付けられ、少なくとも運転席に座る搭乗者を撮影範囲に含むよう設置する。
事故センサ22は、搭載車両10の事故発生を検出するためのセンサである。例えば、衝突事故等を検出するための加速度センサが用いられる。事故センサ22が検出した加速度データは、制御部40に入力される。
操作部24は、非常ボタン46と取消ボタン48とを有し、搭乗者が操作可能なように車内に設けられる。非常ボタン46は、非常事態の発生を通報する際に操作される。非常事態とは、例えば強盗に襲われた場合など、搭乗者に身の危険を感じさせる状況である。取消ボタン48は、事故センサ22により誤って事故が検出された場合や、非常ボタン46を誤って操作した場合に、誤検出・誤操作による通報を取り消すキャンセル操作に用いられる。非常ボタン46及び取消ボタン48の操作による出力信号は、制御部40に入力される。
通信部26は、移動体通信を行うための手段であり、基地局4および公衆網5を介してユーザ端末3との通信接続を可能とする。例えば通信部26は、画像および音声の伝送を行えるテレビ電話モジュールが用いられる。
状態センサ28は、車両10の使用状態を監視する状態監視部として機能する。例えば、車内の人物を検出する人体検知センサで構成される。状態センサ28による検知信号は、制御部40に入力される。
記憶部30は、半導体メモリやハードディスクで構成され、監視装置2の動作に必要な各種プログラムやデータを記憶する。また記憶部30は、事故や非常の異常発生時の緊急連絡先であるユーザ端末3の通信アドレス(電話番号)、および監視装置2にアクセス可能な要求元であるユーザ端末3の通信アドレス(電話番号)を予め記憶する。さらに記憶部30は、撮像部20で撮影された画像を記録するための一定のデータ領域を持ち、制御部40の記録制御によりFIFO方式で常時最新の所定期間の画像が蓄積されるとともに、異常発生時は一定時間後に更新が停止され、異常前後の一定期間の画像が記録される。
マイク32及びスピーカ34は、電話機能における相手方との通話に主として用いられる。
マイク32は、車内に設置され、ユーザ端末3との通信時に車内の音を集音する。集音した音声データは制御部40に入力される。
スピーカ34は、車内に設置され、ユーザ端末3とおの通信時にユーザ端末3から受信した音声データを音声出力する。また、事故センサ22による事故検知時や非常ボタン46の操作時に、異常発生を車内の搭乗者に報知する手段としても機能する。例えば、音声メッセージにより事故発生や非常事態の発生が報知される。
電源切替部36は、車両10に常備される車載バッテリおよび予備バッテリ38と接続され、監視装置2の動作に用いる電源供給をいずれの電源から行うか切り替える。電源切替部36は、車載バッテリからの電源供給が存在する通常の状態では、この供給電源を監視装置2の駆動電圧に変換して制御部40へ供給する。一方、大事故等によって車載バッテリからの電源供給が途絶えた場合には、予備バッテリ38を電源として制御部40へ電源供給を行う。予備バッテリ38は、例えばリチウムイオン電池等の二次電池からなる。
制御部40は、マイク32ロプロセッサ(MPU)等で構成され、記憶部30に記憶されたプログラムに応じて、監視装置2の各部の動作を制御する。具体的には、制御部40は、撮像部20、事故センサ22、操作部24、通信部26、状態センサ28、記憶部30、マイク32、スピーカ34、電源切替部36と接続され、各部から入力される信号を処理し、各部の動作を制御する。
例えば制御部40は、事故センサ22および操作部24から入力される信号に基づいて車両10に発生した異常事象を検出し、通信部26を制御して緊急連絡先のユーザ端末3へ異常通報を行う。また制御部40は、マイク32、スピーカ34、撮像部20を制御し、通信部26を介してユーザ端末3との間で音声データおよび画像データの通信を制御する。さらに制御部40は、ユーザ端末3との通信に際し、状態センサ28からの入力信号に基づいてユーザ端末3との通信に所定の制限を課す。以下、制御部40において実行される処理について、図3及び図4を参照して詳細に説明する。
まず、事故あるいは非常事態が発生したときの監視装置2の動作について説明する。
図3は、異常検知時おける監視装置2の動作を示すフローチャートである。制御部40は、事故センサ22及び非常ボタン46の出力信号に基づいて異常発生を検知する。制御部40は、事故センサ22から入力される加速度データを監視し、加速度が所定以上の大きさとなった場合や急激な加速度変化が生じた場合に、衝突等の事故が発生したと判定する。また制御部40は、非常ボタン46が操作されたことによる出力信号を受信すると、非常事態が発生したと判定する。
制御部40は、異常発生と判定すると、以下の異常検知時の動作を実行する。まず制御部40は、スピーカ34を制御して異常を検知した旨のメッセージを出力し、車内の搭乗者に対して異常発生を報知する(S102)。そして、検知した異常が事故センサ22による誤検出や非常ボタン46の誤操作によるものであった場合のキャンセル操作を搭乗者から受け付けるための遅延処理を行った後(S104およびS106)、緊急連絡先のユーザ端末3へ事故または非常事態が発生した旨の異常通報を行う(S108)。
上記遅延処理は、具体的に、異常検知してから所定の遅延時間が経過するまでの間、取消ボタン48の操作の有無を監視する。遅延時間内に取消ボタン48によるキャンセル操作を検出した場合は(S104のYes)、異常通報を行わずに異常検知をキャンセルして処理を終了する。一方、キャンセル操作を検出することなく遅延時間が経過した場合は(S106のYes)、異常通報を行うとともに(S108)、異常発生状態であることを表す異常モードを記憶部30に設定する(S110)。異常モードは、利用者による取消ボタン48の長押し操作や、監視装置2の電源リセット等の復旧操作がなされるまで保持する。あるいは、監視装置2にアクセスしたユーザ端末3による復旧操作により解除されることとしてもよい。異常モードは、後述するユーザ端末3からの着呼時の制御に用いられる。
なお、緊急連絡先への異常通報は携帯電話機能で実現可能なパケット通信を利用でき、例えば電子メールを用いることができる。また、GPS等を利用して自装置の現在位置情報を取得可能な構成を設け、異常通報の際に現在位置情報を併せて通報させてもよい。
次に、外部から接続要求を受けた場合の監視装置2の動作について説明する。
図4は、着呼時における監視装置2の動作を示すフローチャートである。制御部40は、外部の装置から接続要求を受けると、以下の着呼時の処理を実行する。まず制御部40は、着呼データに含まれる要求元(発呼者)の通信アドレスである電話番号を抽出し、記憶部30に予め登録されたアクセス可能な要求元(登録要求元)の電話番号か否か判定する(S202)。発信者番号が登録要求元の電話番号でない場合は、着信を拒否して処理を終了する(S204)。着信拒否の処理は、例えば、通信部26がオフフックに続いてオンフックを行うことでなされ、これにより速やかに通信が遮断される。
発信者番号が登録要求元の電話番号である場合は(S202のYes)、続いて、記憶部30に異常モードが設定されているか否か判定する(S206)。異常モードが設定された異常発生状態である場合は(S206のYes)、制限なし着信処理を実行する(S208)。
制限なし着信処理として、制御部40は、接続要求元であるユーザ端末3との間で通話を開始するとともに、撮像部20による撮影画像をユーザ端末3へ送信する。単一の画像のみ送信可能な構成である場合は、搭乗者の安否確認を優先するべく車内カメラ44により周期的に取得される撮影画像(車内画像)を送信する。また、ユーザ端末3から終話指示を受けるまでの間にユーザ端末3から画像切替の制御信号を受信すると、制御信号に応じた処理を実行する。送信画像の切替を指示する制御信号である場合は、その指示内容に従い、車外カメラ42による撮影画像(車外画像)あるいは記憶部30に記録された蓄積画像に送信対象の画像を切り替える。なお、ユーザ端末3から監視装置2への制御信号としては、例えば、DTMF(Dual-Tone Multi-Frequency)信号を用いる。制御部40は、予め定められたシーケンスでDTMF信号を解釈し、予め定められた許可範囲内で、カメラの切替や、蓄積画像の送信・消去等の動作を実行する。
一方、異常モードが設定されておらず、異常が発生していない正常状態である場合(S206のNO)、状態センサ28からの入力信号に基づいて搭載車両10が現在使用中の状態であるか否か判定する(S210)。制御部40は、状態センサ28が車内に人物を検知している場合は車両使用中と認識し、車内制限着信処理を実行する(S212)。また、状態センサ28が車内に人物を検知していない場合は車両使用中でないと認識し、車外制限着信処理を実行する(S214)。
車内制限着信処理として、制御部40は、車両10を使用している搭乗者のプライバシー保護を優先し、車内の状況が把握できてしまう車内画像の取得要求を拒否する。また、音声通話も行わない。車外画像の取得要求については、車両10の走行状態をユーザ端末3で把握可能とするために許容する。具体的に制御部40は、車内制限着信処理に際し、マイク32から入力される音声データを送信せず、順次得られる車外画像の送信を行う。そして、ユーザ端末3から終話指示を受けるまでの間に車内画像への切替を指示する制御信号を受信しても、車内画像に切り替えることなく車外画像の送信を継続する。このとき、車両使用中であり切替できない旨をユーザ端末3に返信してもよい。
また、車外制限着信処理として、制御部40は、車両周囲にいる公衆のプライバシー保護を優先し、車外の状況が把握できてしまう車外画像の取得要求を拒否する。車内画像の取得要求については、ユーザ端末3から車内の忘れ物等を確認可能とするために許容する。具体的に制御部40は、車外制限着信処理に際し、ユーザ端末3との間で音声通話を開始するとともに、順次得られる車内画像の送信を行う。そして、ユーザ端末3から終話指示を受けるまでの間に車外画像への切替を指示する制御信号を受信しても、車外画像に切り替えることなく車内画像の送信を継続する。このとき、車両非使用中であり切替できない旨をユーザ端末3に返信してもよい。
以上のように、本実施形態の監視装置2では、搭載車両10に生じた異常事象の有無および車両10の使用状態に応じて、ユーザ端末3による遠隔からの画像閲覧要求に制限を課した上、車内外の撮影画像や車内の音声の送信制御を実行する。異常発生状態にあっては、制限をかけることなく車内画像および車外画像を閲覧可能とし、ユーザ端末3から事態の確認を適切に行えるようにする。一方、異常が発生していない正常状態にあって、別の利用者が車両10を使用中の場合は、車内画像を閲覧不可として当該利用者(搭乗者)のプライバシーを保護しつつ、車外画像は閲覧可能とすることで走行状況を遠隔からチェック可能とする。また、正常状態において車両10が使用されていない場合は、車外画像の閲覧を不可として車外カメラ42の撮影範囲である車両周辺にいる公衆のプライバシーを保護しつつ、車内画像は閲覧可能とすることで忘れ物確認などのために車内の様子を遠隔からチェック可能とする。これにより、車外カメラ42及び車内カメラ44の被撮影者のプライバシーを保護しつつ、必要時には遠隔から車両状況の画像による確認を円滑に行うことができる。
なお、上記実施形態においては、正常時の車両使用中には車内画像の取得要求を一切拒否する構成としたが、搭乗者による許可があれば許容する構成としてもよい。この場合、搭乗者に対して接続要求を受けた旨を報知し、一定時間内に搭乗者が操作部にて許可操作した場合には制限なし着信処理を実行することとし、許可操作が為されなかった場合には車内制限着信処理を実行する。
なお、上記実施形態においては、車両の使用状態を監視するための状態センサとして、車内の人物を検出する人体検知センサを用いる構成を示した。しかし、状態センサはこれに限定されるものではなく、車両の使用状態を直接的あるいは間接的に検出可能な様々な手段で代替することができる。例えば、車両のエンジン動作のON/OFFをスイッチや振動によって検出するエンジン動作センサを用い、エンジンが動作中の場合に車両使用中と認識する構成としてよい。また、車両の移動速度を検出する車速センサを用い、移動速度がノイズレベルを超えて発生している場合に車両使用中と認識する構成としてもよい。また、車両のシフトレバーがパーキングレンジに入っていることを検出するレンジ切替センサを用い、パーキングレンジに入っていない場合に車両使用中と認識する構成としてもよい。
さらに、車内制限着信の是非を決定するために行う車両使用状態の判定と、車外制限着信の是非を決定するために行う車両使用状態の判定とで、判定に用いる状態センサを異ならせてもよい。例えば、車内画像は搭乗者のプライバシー保護を優先することに鑑み、人体検知センサにて車両使用中か否かを判定し、他方、車外画像は車両周辺にいる公衆のプライバシー保護を優先することに鑑み、車両が停止状態にあるか否かを検知可能なセンサ(上述したエンジン動作センサ、車速センサ、レンジ切替センサなど)にて車両使用中か否かを判定することができる。
また、上記実施形態では、事故を検出するセンサとして加速度センサを用いる構成としたが、車両の衝突や変形を検出して事故発生を認識する他のセンサで代替させてもよい。
また、上記実施形態では、車両に発生した異常事象して車両事故の非常事態を検出する構成としたが、車両の盗難を検出する手段を別途設け、車両盗難の発生を同様に異常事象として認識するよう構成してもよい。
1 監視システム、2 監視装置、3 ユーザ端末、4 基地局、5 公衆網、10 車両、20 撮像部、22 事故センサ、24 操作部、26 通信部、28 状態センサ、30 記憶部、32 マイク、34 スピーカ、36 電源切替部、38 予備バッテリ、40 制御部、42 車外カメラ、44 車内カメラ、46 非常ボタン、48 取消ボタン

Claims (4)

  1. 車両に搭載され、搭載車両の状況を撮影した画像を外部装置が通信回線を介して取得可能とする車載画像監視装置であって、
    前記車両の状況を撮影した画像を取得する画像取得部と、
    前記車両の使用状態を監視する状態監視部と、
    前記外部装置からの取得要求に対して前記画像を当該外部装置へ送信する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記外部装置から取得要求を受信したとき、前記使用状態に応じて前記画像の送信可否を判定する、
    ことを特徴とした車載画像監視装置。
  2. 前記画像取得部は、前記車両の車内を撮影した画像を取得し、
    前記制御部は、前記使用状態が前記車両の使用中を示す場合、車内画像の送信を不可または当該車両の搭乗者による許可制とする、請求項1に記載の車載画像監視装置。
  3. 前記画像取得部は、さらに前記車両の車内を撮影した車内画像および車外を撮影した車外画像を取得し、
    前記制御部は、前記使用状態が前記車両の使用中を示す場合、前記車内画像の送信を不可または当該車両の搭乗者による許可制とするとともに、前記車外画像の送信を許可する、
    請求項2に記載の車載画像監視装置。
  4. さらに、前記車両に発生した異常事象を検出する異常検出部を備え、
    前記制御部は、前記異常事象を検出した場合は、前記使用状態にかかわらず前記画像の送信を許可する、請求項1乃至3に記載の車載画像監視装置。
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