JP2011205241A - シャッタメガネおよびシャッタメガネのシャッタ制御信号取得方法 - Google Patents

シャッタメガネおよびシャッタメガネのシャッタ制御信号取得方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像表示装置との間で無線通信を行ってシャッタ制御信号を取得するシャッタメガネの使い勝手の向上を図る。
【解決手段】シャッタメガネ200は、位置・方向センサ201を備え、メガネ状態(位置、方向の状態)に基づいて、シャッタ制御信号を取得すべき画像表示装置を特定する。複数の画像表示装置がある場合、特定の画像表示装置から他の画像表示装置に視線を移したとき、メガネ状態が変化する。そのため、シャッタメガネ200は、シャッタ制御信号を取得すべき画像表示装置を、自動的に他の画像表示装置に移し、この他の画像表示装置からシャッタ制御信号の取得を行う。したがって、ユーザは、自ら画像表示装置を選択して切り換えることが不要となり、使い勝手が向上する。
【選択図】図1

Description

この発明は、シャッタメガネおよびシャッタメガネのシャッタ制御信号取得方法に関し、特に、画像表示装置との間で無線通信を行ってシャッタ制御信号を取得するシャッタメガネ等に関する。
従来、立体画像の表示方式として、シャッタメガネ方式が知られている。このシャッタメガネ方式では、観視者に立体画像を知覚させるために、画像表示装置において視差を有する左眼画像および右眼画像を交互に表示し、シャッタメガネを通して観視させることで、観視者に立体画像を知覚させる(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
特開平09−138384号公報 特開2000−036969号公報 特開2003−045343号公報
画像表示装置からシャッタメガネにシャッタ開閉を制御するシャッタ制御信号を通知する方式として、赤外線を用いる、赤外線方式(IR)がある。この赤外線方式においては、他システムとの赤外線との干渉や指向性の問題がある。
そこで、画像表示装置からシャッタメガネにシャッタ開閉を制御するシャッタ制御信号を無線通信により通知する無線方式(RF方式)が考えられる。この無線方式においては、他システムとの赤外線との干渉や指向性の問題を解決できる。
この無線方式では、シャッタメガネにおいて、特定の画像表示装置と同期したシャッタ制御が行われる。そのため、複数の画像表示装置がある場合、特定の画像表示装置から他の画像表示装置に視線を移した場合、そのままでは特定の画像表示装置と同期したシャッタ制御が継続されるため、ユーザは、自ら画像表示装置を選択して切り換えることが必要となる。また、特定の画像表示装置から視線を外した場合、そのままでは特定の画像表示装置と同期したシャッタ制御が継続されるため、ユーザは周囲のものが見にくい状態におかれる。
この発明の目的は、画像表示装置との間で無線通信を行ってシャッタ制御信号を取得するシャッタメガネの使い勝手の向上を図ることにある。
この発明の概念は、
左眼シャッタおよび右眼シャッタを有するシャッタメガネ部と、
左眼画像および右眼画像を所定の周期で時分割表示する画像表示装置との間で無線通信を行う無線通信部と、
上記無線通信部により上記画像表示装置から取得されるシャッタ制御信号に基づいて、上記シャッタメガネ部の左眼シャッタおよび右眼シャッタを開閉するシャッタ駆動部と、
上記シャッタメガネ部の位置および方向のいずれかまたは両方をメガネ状態として検出して状態情報を取得するメガネ状態取得部と、
メガネ状態情報と画像表示装置のネットワークアドレス情報との組み合わせを保持する記憶部と、
上記記憶部に上記メガネ状態取得部で取得されたメガネ状態情報に対応したメガネ状態情報を含む組み合わせがあるとき、上記無線通信部に、該組み合わせに含まれる上記ネットワークアドレス情報を用いて所定の画像表示装置と無線通信を行わせて、該所定の画像表示装置から上記シャッタ制御信号を取得させる制御部とを備える
シャッタメガネにある。
この発明において、無線通信部により、画像表示装置との間で無線通信が行われ、シャッタ制御信号が取得される。そして、シャッタ駆動部により、このシャッタ制御信号に基づいて、シャッタメガネ部の左眼シャッタおよび右眼シャッタが開閉される。そのため、ユーザ(観視者)は、左眼シャッタを通して左眼画像のみを観察できると共に、右眼シャッタを通して右眼画像のみを観察でき、立体画像を知覚できる。
メガネ状態取得部により、シャッタメガネ部の位置および方向のいずれかまたは両方がメガネ状態として検出されてメガネ状態情報が取得される。記憶部には、メガネ状態情報と画像表示装置のネットワークアドレス情報との組み合わせが保持される。そして、制御部により、メガネ状態取得部で取得されたメガネ状態情報および記憶部の保持情報に基づいて、無線通信部におけるシャッタ制御信号の取得が制御される。
無線通信部では、記憶部にメガネ状態取得部で取得されたメガネ状態情報に対応したメガネ状態情報を含む組み合わせがあるとき、この組み合わせに含まれるネットワークアドレス情報を用いて所定の画像表示装置との間で無線通信が行われ、この所定の画像表示装置からシャッタ制御信号が取得される。
このように、この発明においては、シャッタメガネのメガネ状態(位置、方向の状態)に基づいて、シャッタ制御信号を取得すべき画像表示装置が特定される。そのため、複数の画像表示装置がある場合、特定の画像表示装置から他の画像表示装置に視線を移したとき、シャッタメガネ部のメガネ状態の変化に伴って、シャッタ制御信号を取得すべき画像表示装置が自動的に他の画像表示装置に特定され、この他の画像表示装置からシャッタ制御信号の取得が行われる。したがって、ユーザは、自ら画像表示装置を選択して切り換えることが不要となり、使い勝手が向上する。
この発明において、例えば、メガネ状態取得部は、メガネ状態としてシャッタメガネ部の位置および方向の両方を検出して位置情報および方向情報を取得し、記憶部は、位置および方向の情報と、ネットワークアドレス情報との組み合わせを保持し、制御部は、記憶部に、メガネ状態取得部で取得される位置情報に対して所定の閾値範囲内にある位置情報を含む所定数の組み合わせがあるとき、無線通信部に、この所定数の組み合わせのうち、含まれる方向情報がメガネ状態取得部で取得される方向情報に最も近い組み合わせに含まれるネットワークアドレス情報を用いて所定の画像表示装置との間で無線通信を行わせて、この所定の画像表示装置からシャッタ制御信号を取得させる、ようにしてもよい。
また、この発明において、例えば、記憶部に、メガネ情報とネットワークアドレス情報との組み合わせを保持させる登録部をさらに備え、登録部は、ユーザが登録操作を行うためのユーザ操作部を有し、ユーザ操作部により登録操作があるとき、無線通信部に、ペアリング済みの全ての画像表示装置に対してディスカバリコマンドを送信させ、ディスカバリコマンドの送信に対応して、無線通信部に、所定の画像表示装置からのディスカバリレスポンスを受信させ、ディスカバリレスポンスに含まれる所定の画像表示装置のネットワークアドレス情報とメガネ状態取得部で取得されるメガネ状態情報との組み合わせを、記憶部に保持させる、ようにしてもよい。
また、この発明において、例えば、制御部は、記憶部に、メガネ状態取得部で取得されるメガネ状態に対応したメガネ情報を含む組み合わせがないとき、シャッタ駆動部に、シャッタメガネ部の左眼シャッタおよび右眼シャッタの両方が開いた全開放状態とさせる、ようにしてもよい。この場合、特定の画像表示装置から視線を外した場合、その特定の画像表示装置と同期したシャッタ制御が継続されることはなく、左眼シャッタおよび右眼シャッタの両方が全開放とされる。そのため、ユーザは、周囲のものが見やすくなる。
また、この発明において、例えば、メガネ状態取得部は、メガネ状態としてシャッタメガネ部の位置および方向の両方を検出して位置情報および方向情報を取得し、記憶部は、位置および方向の情報と、ネットワークアドレス情報との組み合わせを保持し、制御部は、記憶部に、メガネ状態取得部で取得される位置情報に対して所定の閾値範囲内にある位置情報を含む組み合わせがないとき、シャッタ駆動部に、シャッタメガネ部の左眼シャッタおよび右眼シャッタの両方が開いた全開放状態とさせる、ようにしてもよい。
また、この発明において、例えば、無線通信部は、シャッタメガネ部の左眼シャッタおよび右眼シャッタの開閉に用いる開閉用カウンタを有し、画像表示装置にクロック周波数の同期を要求し、開閉用カウンタの値を、同期が取られたクロック周波数でカウントされる画像表示装置のカウンタの値と一致させ、開閉用カウンタの値に応じて、定期的に画像表示装置からシャッタ制御信号としてシャッタ開閉タイミングを受信する、ようにしてもよい。
この発明によれば、シャッタメガネ部のメガネ状態(位置、方向の状態)に基づいて、シャッタ制御信号を取得すべき画像表示装置が特定されるため、ユーザは、自ら画像表示装置を選択して切り換えることが不要となり、使い勝手が向上する。また、この発明によれば、特定の画像表示装置から視線を外した場合、左眼シャッタおよび右眼シャッタの両方が全開放とされるため、ユーザは、周囲のものが見やすくなり、使い勝手が向上する。
この発明の第1の実施の形態としての画像表示観察システムの構成例を示すブロック図である。 画像表示観察システムを構成する画像表示装置の構成例を示すブロック図である。 画像表示観察システムを構成するシャッタメガネの構成例を示すブロック図である。 記憶部に、位置情報および方向情報と、画像表示装置のネットワークアドレス情報との組み合わせを保持するための登録シーケンス例を示す図である。 記憶部の情報管理例を示す図である。 制御部のシャッタ制御信号の取得制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。 画像表示装置に含まれるシャッタ制御信号の送信系と、シャッタメガネに含まれるシャッタ制御信号の受信系の構成例を示すブロック図である。 シャッタ制御信号の送信系および受信系の構成を説明するためのブロック図である。 画像表示装置とシャッタメガネとの間の一連の動作を説明するための図である。 シャッタメガネの左眼シャッタおよび右眼シャッタの開閉タイミングの一例を示す図である。 画像表示装置とシャッタメガネとの間の一連の動作を示すフローチャートである。 画像表示装置とシャッタメガネとの間の一連の動作を説明するためのシーケンス図である。 この発明の第2の実施の形態としての画像表示観察システムの構成例を示すブロック図である。 記憶部に、位置情報および方向情報と、画像表示装置のネットワークアドレス情報との組み合わせを保持するための登録シーケンス例を示す図である。 記憶部の情報管理例を示す図である。 制御部のシャッタ制御信号の取得制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。 制御部のシャッタ制御信号の取得制御処理の手順の他の例を示すフローチャートである。 制御部のシャッタ制御信号の取得制御処理の手順の他の例を示すフローチャートである。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」とする)について説明する。なお、説明を以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.変形例
<1.第1の実施の形態>
[画像表示観察システムの構成例]
図1は、第1の実施の形態としての画像表示観察システム10の構成例を示している。この画像表示観察システム10は、画像表示装置100A,100Bと、シャッタメガネ200を備える。画像表示装置100A,100Bは、視差を有する左眼画像および右眼画像を、所定の周期で、時分割表示する。シャッタメガネ200は、位置・方向センサ201を備えている。この位置・方向センサ201は、シャッタメガネ200の位置および方向を検出して、メガネ状態情報として、位置情報および方向情報を取得する。
図1に示す画像表示観察システム10において、ユーザ(観視者)が、シャッタメガネ200を装着して、画像表示装置100Aを観視する場合について説明する。この場合、シャッタメガネ200では、位置・方向センサ201で取得される位置情報および方向情報に基づいて、この画像表示装置100Aとの間で無線通信が行われ、この画像表示装置100Aからシャッタ制御信号が取得される。
シャッタメガネ200では、このシャッタ制御信号に基づいて、画像表示装置100Aの左眼画像および右眼画像の表示に合わせて左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rが開閉される。シャッタメガネ200では、画像表示装置100Aに左眼画像が表示されるタイミングで左眼シャッタ200Lが開かれ、右眼画像が表示されるタイミングで右眼シャッタ200Rが開かれる。そのため、ユーザは、左眼で左眼画像のみの知覚が可能となり、右眼で右眼画像のみの知覚が可能となる。ユーザは、画像表示装置100Aに表示される視差を有する左眼画像および右眼画像に基づいて、立体画像を認識可能となる。
また、図1に示す画像表示観察システム10において、ユーザ(観視者)が、シャッタメガネ200を装着して、画像表示装置100Bの表示画像を見る場合について説明する。この場合、シャッタメガネ200では、位置・方向センサ201で取得される位置情報および方向情報に基づいて、画像表示装置100Bとの間で無線通信が行われ、この画像表示装置100Bからシャッタ制御信号が取得される。
シャッタメガネ200では、このシャッタ制御信号に基づいて、画像表示装置100Bの左眼画像および右眼画像の表示に合わせて左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rが開閉される。シャッタメガネ200では、画像表示装置100Bに左眼画像が表示されるタイミングで左眼シャッタ200Lが開かれ、右眼画像が表示されるタイミングで右眼シャッタ200Rが開かれる。そのため、ユーザは、左眼で左眼画像のみの知覚が可能となり、右眼で右眼画像のみの知覚が可能となる。ユーザは、画像表示装置100Bに表示される視差を有する左眼画像および右眼画像に基づいて、立体画像を認識可能となる。
[画像表示装置の構成]
画像表示装置100(100A,100B)について説明する。図2は、画像表示装置100の構成例を示している。この画像表示装置100は、CPU101と、フラッシュROM102と、DRAM103と、内部バス104と、リモコン受信部105と、リモコン送信機106を有している。また、この画像表示装置100は、アンテナ端子111と、デジタルチューナ112と、ビットストリーム処理部113と、3D信号処理部114と、映像信号制御部116を有している。また、この画像表示装置100は、LCD(Liquid Crystal Display)駆動部117と、LCDパネル118と、HDMI端子123と、HDMI受信部124と、シャッタ制御部125と、無線通信部126を有している。
CPU101は、画像表示装置100の各部の動作を制御する。フラッシュROM102は、制御ソフトウェアの格納およびデータの保管を行う。DRAM103は、CPU101のワークエリアを構成する。CPU101は、フラッシュROM102から読み出したソフトウェアやデータをDRAM103上に展開してソフトウェアを起動させ、画像表示装置100の各部を制御する。
リモコン受信部105は、リモコン送信機106から送信されたリモートコントロール信号(リモコンコード)を受信し、CPU101に供給する。CPU101は、このリモコンコードに基づいて、画像表示装置100の各部を制御する。CPU101、フラッシュROM102およびDRAM103は、内部バス104により、互いに接続されている。
アンテナ端子111は、受信アンテナ(図示せず)で受信されたテレビ放送信号を入力する端子である。デジタルチューナ112は、アンテナ端子111に入力されたテレビ放送信号を処理して、ユーザの選択チャネルに対応した所定のビットストリームデータを出力する。ビットストリーム処理部113は、ビットストリームデータからコンテンツデータとしての画像データおよび音声データなどを抽出する。
HDMI(High Definition Multimedia Interface)受信部124は、HDMIに準拠した通信により、HDMI端子123に供給される非圧縮の立体画像データおよび音声データを受信する。HDMI端子123には、例えば、ディスクレコーダ、ディスクプレーヤ、セットトップボックス、ゲーム機などのHDMIソース機器が、HDMIケーブルを介して接続される。画像表示装置100は、HDMIシンク機器である。
3D信号処理部114は、HDMI受信部124で受信された、あるいはビットストリーム処理部113で得られた立体画像データに対して、伝送方式に対応したデコード処理を行って、各フレームの左眼画像データおよび右眼画像データを順次取得して出力する。テレビ放送信号における立体画像データの伝送方式には、例えば、「Top & Bottom」方式、「Side By Side」方式、「Frame Sequential」方式などがある。また、HDMIにおける立体画像データのTMDS伝送データ構造(3D Video Format)には、例えば、「Frame packing」方式、「Line alternative」方式、「Side-by-Side」方式などがある。
映像信号制御部116は、3D信号処理部114から出力される各フレームの左眼画像データおよび右眼画像データに基づいて、立体画像表示のための画像データを生成する。すなわち、映像信号制御部116は、LCDパネル118に左眼画像→右眼画像→左眼画像→右眼画像→・・・の順で時分割表示するための画像データを生成する。ここで、左眼画像と右眼画像をそれぞれ複数フレームずつ繰り返して表示させる場合もある。その場合、映像信号制御部116は、例えば右眼画像→右眼画像→左眼画像→左眼画像→右眼画像→右眼画像→・・・の順に表示させるための画像データを生成する。
映像信号制御部116は、生成した画像データを、LCD駆動部117に出力する。LCD駆動部117は、映像信号制御部116からの画像データに基づいて、LCDパネル118を駆動し、LCDパネル118に、視差のある左眼画像および右眼画像を、所定の周期で時分割表示する。
シャッタ制御部125は、映像信号制御部116における信号処理に基づいて生成される所定の信号の伝送を受け、この信号に応じてシャッタメガネ200のシャッタ動作を制御するシャッタ制御信号を生成する。無線通信部126は、シャッタメガネ200との間で、例えばIEEE802.15.4に基づく無線通信を行う。この無線通信部126は、シャッタ制御部125で生成されたシャッタ制御信号をシャッタメガネ200に送信する。シャッタ制御部125の詳細構成については、後述する。
画像表示装置100の動作を説明する。アンテナ端子111に入力されたテレビ放送信号はデジタルチューナ112に供給される。このデジタルチューナ112では、テレビ放送信号が処理されて、ユーザの選択チャネルに対応した所定のビットストリームデータが得られる。
デジタルチューナ112から出力されるビットストリームデータは、ビットストリーム処理部113に供給される。このビットストリーム処理部113では、ビットストリームデータから画像データ、音声データなどが抽出される。ビットストリーム処理部113で抽出される画像データは、3D信号処理部114に供給される。また、HDMI受信部124では、HDMI端子123に図示しないHDMIソース機器から送信されてくる、画像データおよび音声データが受信される。このHDMI受信部124で受信された画像データは、3D信号処理部114に供給される。
3D信号処理部114では、HDMI受信部124で受信された、あるいはビットストリーム処理部113で得られた立体画像データに対して、伝送方式に対応したデコード処理が行われて、各フレームの左眼画像データおよび右眼画像データが順次取得される。この左眼画像データおよび右眼画像データは、映像信号制御部116に供給される。
映像信号制御部116では、3D信号処理部114から出力される各フレームの左眼画像データおよび右眼画像データに基づいて、立体画像表示のための画像データが生成される。例えば、映像信号制御部116では、LCDパネル118に左眼画像→右眼画像→左眼画像→右眼画像→・・・の順で時分割表示するための画像データが生成される。この画像データは、LCD駆動部117に供給される。LCD駆動部117では、映像信号制御部116からの画像データに基づいて、LCDパネル118を駆動することが行われる。これにより、LCDパネル118には、視差のある左眼画像および右眼画像が、所定の周期で時分割表示される。
また、映像信号制御部116からシャッタ制御部125に、信号処理に基づいて生成される所定の信号が供給される。シャッタ制御部125では、この信号に応じてシャッタメガネ200のシャッタ動作を制御するシャッタ制御信号が生成される。このシャッタ制御信号は、無線通信部126を通じて、シャッタメガネ200に送信される。
[シャッタメガネの構成]
シャッタメガネ200について説明する。図3は、シャッタメガネ200の構成例を示している。このシャッタメガネ200は、位置・方向センサ201と、ユーザ操作部202、制御部203と、無線通信部204と、シャッタ駆動部205と、メガネ部206を有している。位置・方向センサ201は、上述したように、シャッタメガネ部206、つまりシャッタメガネ200の位置および方向を検出して、メガネ状態情報として、位置情報および方向情報を取得する。この位置・方向センサ201は、メガネ情報取得部を構成する。ユーザ操作部202は、ユーザが種々の操作を行うためのものであり、ユーザインタフェースを構成する。このユーザ操作部202には、ユーザが登録操作を行うための登録ボタンが含まれている。
制御部203は、シャッタメガネ200の各部の動作を制御する。上述した位置・方向センサ201およびユーザ操作部202は、この制御部203に接続されている。この制御部203は、記憶部203aを有している。この記憶部203aには、ユーザの上述した登録ボタンの押し下げによる登録操作により、位置情報および方向情報と、画像表示装置のネットワークアドレス情報との組み合わせが保持される。制御部203は、記憶部203aの記憶情報と、位置・方向センサ201の取得情報に基づき、無線通信部204に、特定の画像表示装置から、シャッタ制御信号を取得させる。制御部203による、記憶部203aへの情報保持の制御処理および無線通信部204のシャッタ制御信号の取得制御処理については、後述する。
無線通信部204は、画像表示装置100(100A,100B)との間で、例えばIEEE802.15.4に基づく無線通信を行う。この無線通信部204は、画像表示装置100から送信されるシャッタ制御信号を受信する。シャッタ駆動部205は、無線通信部204で受信されたシャッタ制御信号に基づいて、メガネ部206の左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rを開閉する。すなわち、シャッタ駆動部205は、画像表示装置100に左眼画像が表示されるタイミングで、左眼シャッタ200Lを開く。また、シャッタ駆動部205は、画像表示装置100に右眼画像が表示されるタイミングで、右眼シャッタ200Rを開く。シャッタ駆動部205の詳細構成については、後述する。
[シャッタメガネの動作]
シャッタメガネ200の動作を説明する。最初に、記憶部203aへの情報保持の動作を説明する。この動作は、制御部203の制御のもとに行われる。図4は、登録シーケンス例を示している。この登録シーケンス例は、画像表示装置100Aのネットワークアドレス情報を、位置・方向センサ201で取得される位置情報および方向情報と組み合わせて、記憶部203aに保持する場合の例である。
ステップ1で、ユーザが、画像表示装置100Aの画面上のメニューより、3Dメガネ登録モードの開始操作を行う。ステップ2で、画像表示装置100Aは、登録モードオンの状態となる。次に、ステップ3で、ユーザは、観視位置において、シャッタメガネ200を画像表示装置100Aの方向に向け、ユーザ操作部202にある登録ボタンを押し下げる。この登録ボタンの押し下げに対応して、ステップ4で、シャッタメガネ200は、無線通信部204から、ペアリング済みの全相手に対して、ディスカバリコマンド(3D discovery command)を送信する。ここでは、ペアリング済みの相手が画像表示装置100Aおよび画像表示装置100Bであり、これらに対してディスカバリコマンドが送信される。
画像表示装置100Aは登録モードオンの状態にあるため、ステップ5で、画像表示装置100Aは、ディスカバリコマンドの送信に対応して、ディスカバリレスポンス(3D discovery response)を、シャッタメガネ200に返送する。このディスカバリレスポンスには、画像表示装置100Aのネットワークアドレス情報が含まれている。画像表示装置100Bは登録モードオンの状態にないため、ディスカバリレスポンスを返送しない。ステップ6で、画像表示装置100Aは、ディスカバリレスポンスを返送した後、登録モードオフの状態となる。そして、ステップ7で、シャッタメガネ200は、画像表示装置100Aのネットワークアドレス情報を、位置・方向センサ201で取得される位置情報および方向情報と組み合わせて、記憶部203aに保持する。
なお、画像表示装置100Bのネットワークアドレス情報を、位置・方向センサ201で取得される位置情報および方向情報と組み合わせて、記憶部203aに保持する場合も、説明は省略するが、上述の登録シーケンス例と同様である。
図5は、記憶部203aの情報管理例を示している。この情報管理例では、2個の組み合わせが保持されている。例えば、Table ID=0で示される組み合わせは、ネットワークアドレス情報A[ID]が「0xAAAA」で、位置情報L[ID]が「緯度:+35,65861」、「経度:+139.74544」であり、方向情報D[ID]は「+130.3°」である。例えば、Table ID=1で示される組み合わせは、ネットワークアドレス情報A[ID]が「0xBBBB」で、位置情報L[ID]が「緯度:+35,65863」、「経度:+139.74560」であり、方向情報D[ID]は「+40.1°」である。
次に、シャッタ制御信号の取得動作を説明する。この動作は、制御部203の制御のもとに行われる。図6のフローチャートは、制御部203の制御処理の手順の一例を示している。制御部203は、ステップST1において、制御処理を開始する。この制御処理は、例えば、シャッタメガネ200の電源をオンとすることで、開始される。
次に、制御部203は、ステップST2において、位置・方向センサ201から位置情報Lと方向情報Dを取得する。そして、制御部203は、ステップST3において、記憶部203aより、位置情報Lが、±0.001以内の候補L[ID]を選択する。その後に、制御部203は、ステップST4において、該当ID(組み合わせ)があるか否かを判断する。該当IDがないとき、制御部203は、ステップST2の処理に戻る。
ステップST4で該当IDがあるとき、制御部203は、ステップST5において、方向情報Dと、記憶部203aの該当IDの方向情報を比較し、値が近いIDを選択し、ID_selectとする。そして、制御部203は、ステップST6において、記憶部203aよりA[ID_select]のネットワークアドレス情報を取得する。そして、制御部203は、このステップST6において、A[ID_select]のネットワークアドレス情報により対応する画像表示装置からシャッタ制御信号を取得するように、無線通信部204を制御する。制御部203は、ステップST6の処理の後、ステップST2の処理に戻る。
図6のフローチャートの制御処理において、シャッタメガネ200を装着したユーザが、観視位置において、画像表示装置100Aに視線を向けた場合を考える。この場合、A[ID_select]として、画像表示装置100Aのネットワークアドレス情報が取得される。そのため、無線通信部204は、画像表示装置100Aとの間で無線通信を行って、この画像表示装置100Aからシャッタ制御信号を取得する状態となる。
また、図6のフローチャートの制御処理において、シャッタメガネ200を装着したユーザが、観視位置において、画像表示装置100Bに視線を向けた場合を考える。この場合、A[ID_select]として、画像表示装置100Aのネットワークアドレス情報が取得される。そのため、無線通信部204は、画像表示装置100Bとの間で無線通信を行って、この画像表示装置100Aからシャッタ制御信号を取得する状態となる。
図3に示すシャッタメガネ200において、無線通信部204で取得されたシャッタ制御信号はシャッタ駆動部205に供給される。シャッタ駆動部205では、シャッタ制御信号に基づいて、メガネ部206を構成する左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rを駆動することが行われる。
シャッタメガネ200を装着したユーザが、観視位置において、画像表示装置100Aに視線を向けた場合、上述したように、無線通信部204では、この画像表示装置100Aから送られてくるシャッタ制御信号が取得される。そのため、メガネ部206の左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rは、画像表示装置100Aの左眼画像および右眼画像の表示に合わせて開閉される。すなわち、画像表示装置100Aに左眼画像が表示されるタイミングで左眼シャッタ200Lが開かれ、右眼画像が表示されるタイミングで右眼シャッタ200Rが開かれる。そのため、ユーザは、左眼で左眼画像のみの知覚が可能となり、右眼で右眼画像のみの知覚が可能となり、画像表示装置100Aに表示される視差を有する左眼画像および右眼画像に基づいて、立体画像を認識可能となる。
また、シャッタメガネ200を装着したユーザが、観視位置において、画像表示装置100Bに視線を向けた場合、上述したように、無線通信部204では、この画像表示装置100Bから送られてくるシャッタ制御信号が取得される。そのため、メガネ部206の左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rは、画像表示装置100Bの左眼画像および右眼画像の表示に合わせて開閉される。すなわち、画像表示装置100Bに左眼画像が表示されるタイミングで左眼シャッタ200Lが開かれ、右眼画像が表示されるタイミングで右眼シャッタ200Rが開かれる。そのため、ユーザは、左眼で左眼画像のみの知覚が可能となり、右眼で右眼画像のみの知覚が可能となり、画像表示装置100Bに表示される視差を有する左眼画像および右眼画像に基づいて、立体画像を認識可能となる。
[シャッタ制御信号の送受信系の詳細構成例]
ここで、画像表示装置100のシャッタ制御信号の送信系と、シャッタメガネ200のシャッタ制御信号の受信系の詳細構成を説明する。図7は、画像表示装置100のシャッタ制御信号の送信系130と、シャッタメガネ200のシャッタ制御信号の受信系210の構成例を示している。送信系130は、無線通信部126と、発振回路131と、カウンタ132と、垂直同期ラッチ回路133を有している。発振回路131、カウンタ132および垂直同期ラッチ回路133は、シャッタ制御部125(図2参照)を構成している。受信系210は、無線通信部204と、発振回路231と、カウンタ232と、シャッタ切替値保持部233と、比較部235と、シャッタ開閉制御部236を有している。発振回路231、カウンタ232、シャッタ切替値保持部233、比較部235およびシャッタ開閉制御部236は、シャッタ駆動部(図3参照)を構成している。
発振回路131は、水晶振動子を備えた所定の周波数で発振する回路であり、発振回路131が生成したクロックはカウンタ132に供給される。カウンタ132は、発振回路131が生成したクロックに基づいて値を増加させるカウンタである。カウンタ132は、シャッタメガネ200の左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの開閉タイミングの指示に用いるカウンタである。このカウンタ132の値は、カウンタ232と同一の値を取るように、画像表示装置100とシャッタメガネ200との間で制御される。
垂直同期ラッチ回路133は、送信系130の外部から垂直同期パルスの供給を受けたタイミングにおけるカウンタ132の値を保持する回路である。垂直同期ラッチ回路133が保持したカウンタ132の値は、無線通信部126からシャッタメガネ200に無線送信され、受信系210の内部に格納される。また、無線通信部126は、受信系210の無線通信部234との間で、IEEE802.15.4に基づいた無線通信を行う。
受信系210は、画像表示装置100に対してクロック周波数の同期要求を送信したり、画像表示装置100から無線送信されるパケットを受信してクロック周波数を同期させたり、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの開閉タイミングを制御する。発振回路231は、水晶振動子を備えた所定の周波数で発振する回路であり、発振回路231が生成したクロックはカウンタ232に供給される。
カウンタ232は、発振回路231が生成したクロックに基づいて値を増加させるカウンタである。カウンタ232は、シャッタメガネ200の左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの開閉を切り替えるために用いるカウンタである。このカウンタ232の値とシャッタ切替値保持部233が保持する値とを比較部235で比較し、両者が一致した場合に、左眼シャッタ部200Lおよび右眼シャッタ200Rを開閉させるように、シャッタ開閉制御部236で制御する。なお、カウンタ232のビット長は、カウンタ132のビット長と同一である。
シャッタ切替値保持部233は、画像表示装置100から無線通信部126を介して無線送信される、シャッタ開閉タイミングを指定するカウンタの値の情報を保持するものである。発振回路231が生成したクロックによって増加するカウンタ232の値が、このシャッタ切替値保持部233に格納された値と一致した場合に、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rを開閉させるように、シャッタ開閉制御部236で制御する。無線通信部204は、送信系130のRF通信部126との間で、IEEE802.15.4に基づいた無線通信を行う。
比較部235は、発振回路231が生成したクロックによって増加するカウンタ232の値と、シャッタ切替値保持部233に格納された値とを比較する。両者を比較して一致していれば、比較部235は、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rを開閉させるように、シャッタ開閉制御部236に対して開閉指示を送出する。また、比較部235は、シャッタ切替値保持部233に格納される値を、次の開閉タイミングに合わせるために増加させるように、シャッタ切替値保持部233へ指示する。増加する値は、予め画像表示装置100からシャッタメガネ200に切替周期として送信される。
シャッタ開閉制御部236は、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rを開閉させるものであり、比較部235からの開閉指示に基づいて右目用画像透過部212や左目用画像透過部214を開閉させる。
このように送信系130および受信系210を構成することにより、画像表示装置100からシャッタメガネ200に対して、非常に短い間隔で左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの開閉指示を無線送信する必要がない。シャッタメガネ200は、内部で自走するカウンタ232の値と、シャッタ切替値保持部233で保持した値との比較により、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rを開閉することができる。
以上、図7を用いて、画像表示装置100の送信系130およびメガネシャッタ200の受信系210の構成について説明した。なお、このように画像表示装置100から送信するカウンタの値に基づいてシャッタメガネ200の左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rを開閉させるためには、送信系130および受信系210のクロック周波数が一致していることが必要である。したがって、シャッタメガネ200は、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの開閉動作を実行する前に、送信系130および受信系210のクロック周波数を一致させる処理を実行する。
ここで、送信系130および受信系210のクロック周波数を一致させる処理を実行するための構成について説明する。図8は、送信系130および受信系210の構成を示す説明図であり、送信系130および受信系210のクロック周波数を一致させる処理を実行するための構成が示されている。
送信系130は、水晶振動子を備えた発振回路131と、無線通信部126と、カウンタ161と、カウント値ラッチ回路162と、タイミング発生間隔制御部163と、送信タイミング発生部164と、パケット生成部165を有している。受信系210は、発振回路231と、無線通信部204と、カウンタ261と、受信側カウント値ラッチ回路262と、カウント値取得部263を有している。また、受信系210は、受信側カウント値保持部264a、264bと、送信側カウント値保持部265a、265bと、差分取得部266a、266bと、クロック周波数制御部267を有している。
カウンタ161は、送信系130および受信系210のクロック周波数を一致させるためのカウンタであり、発振回路131で生成されたクロックに基づいて値を増加させるものである。カウント値ラッチ回路162は、カウンタ161の値をラッチするものであり、ラッチするタイミングは送信タイミング発生部164からのラッチ送信トリガを受け取ったタイミングである。
タイミング発生間隔制御部163は、RF通信部134からのパケット送信タイミングの間隔を制御するものである。タイミング発生間隔制御部163は、例えば数百ミリ秒間隔で送信タイミング発生部164に対してパケットの送信タイミングであることを通知する。シャッタメガネ200からのクロック周波数の同期要求に応じて、タイミング発生間隔制御部163は送信タイミング発生部164への通知を開始する。
送信タイミング発生部164は、パケットの送信タイミングをパケット生成部165に通知するものである。タイミング発生間隔制御部163からの通知を受けた送信タイミング発生部164は、カウント値ラッチ回路162に対してラッチ送信トリガを送信する。また、この送信タイミング発生部164は、パケット生成部165に対して、カウント値ラッチ回路162がラッチしたカウント値の情報が含まれたパケットの生成を指示する。
パケット生成部165は、カウント値ラッチ回路162がラッチしたカウント値の情報が含まれたパケットを生成するものである。パケット生成部165が生成したパケットは、RF通信部134から無線送信される。
カウンタ261は、送信系130および受信系210のクロック周波数を一致させるためのカウンタであり、発振回路231で生成されたクロックに基づいて値を増加させるものである。受信側カウント値ラッチ回路262は、カウンタ261の値をラッチするものであり、RF通信部234が、カウント値ラッチ回路162がラッチしたカウント値の情報が含まれたパケットを受信したタイミングでカウンタ261の値をラッチするものである。受信側カウント値ラッチ回路262がラッチしたカウンタ261の値は受信側カウント値保持部264aに送られる。そして、受信側カウント値保持部264aに、受信側カウント値ラッチ回路262がラッチしたカウンタ261の値が送られてきたタイミングで、それまで受信側カウント値保持部264aで保持していた値は受信側カウント値保持部264bへ送られる。
カウント値取得部263は、RF通信部234が受信したパケットに含まれている、カウント値ラッチ回路162がラッチしたカウント値の情報を取得するものである。カウント値取得部263が取得したカウント値の情報は、送信側カウント値保持部265aに送られる。
受信側カウント値保持部264a、264bは、受信側カウント値ラッチ回路262がラッチしたカウンタ261の値を保持するものである。受信側カウント値保持部264aは、RF通信部134から送信された、カウント値ラッチ回路162がラッチしたカウント値の情報が含まれたパケットを受信したタイミングにおける、受信側カウント値ラッチ回路262がラッチしたカウンタ261の値を保持する。受信側カウント値保持部264bは、前回にRF通信部134から送信された、ラッチ回路162がラッチしたカウント値の情報が含まれたパケットを受信したタイミングにおける、受信側カウント値ラッチ回路262がラッチしたカウンタ261の値を保持する。
送信側カウント値保持部265a、265bは、カウント値取得部263が取得した、カウント値ラッチ回路162がラッチしたカウント値を保持するものである。送信側カウント値保持部265aは、RF通信部134から送信された、カウント値ラッチ回路162がラッチしたカウント値の情報が含まれたパケットを受信したタイミングにおけるカウント値を保持するものである。また送信側カウント値保持部265aは、前回にRF通信部134から送信された、カウント値ラッチ回路162がラッチしたカウント値の情報が含まれたパケットを受信したタイミングにおけるカウント値を保持するものである。
差分取得部266aは、受信側カウント値保持部264a、264bが保持している値の差分を取得するものである。同様に、差分取得部266bは、送信側カウント値保持部265a、265bが保持している値の差分を取得するものである。差分取得部266a、266bが取得した差分同士をクロック周波数制御部267で比較することで、発振回路131のクロック周波数と、発振回路231のクロック周波数とのずれをクロック周波数制御部267で把握することができる。
クロック周波数制御部267は、差分取得部266a、266bが取得した差分を比較し、送信側と受信側との間のクロック周波数のずれを把握し、発振回路231のクロック周波数を制御するものである。すなわち、受信側のカウンタ261の差分より送信側のカウンタ161の差分の方が大きければ、発振回路131が生成するクロックのクロック周波数の方が、発振回路231が生成するクロックのクロック周波数よりも高い。そのため、クロック周波数制御部267は、発振回路131のクロック周波数と合うように、高くなる方向に発振回路231のクロック周波数を制御する。
このように、送信系130および受信系210を構成することで、発振回路131のクロック周波数に、発振回路231のクロック周波数を合わせることができる。なお、シャッタ制御部210は、クロック周波数制御部267による発振回路231のクロック周波数の制御処理を複数回連続して実行してもよい。
以上、図8を用いて、送信系130および受信系210のクロック周波数を一致させる処理を実行するための構成について説明した。次に、画像表示観察システム10の動作について説明する。
[画像表示装置とシャッタメガネの一連の動作]
図9は、画像表示観察システム10に含まれる、画像表示装置100(100A,100B)とシャッタメガネ200との間の一連の動作を示している。この図9においては、画像表示装置100とシャッタメガネ200の間のラインにおいて、実線はユニキャスト送信を表し、破線はブロードキャスト送信を表している。
シャッタメガネ200を通して画像表示装置100で時分割表示される画像を見るには、まず送信系130と受信系210のクロック周波数を合わせる必要がある。そこで、シャッタメガネ200は、画像表示装置100に対してクロック周波数の同期要求を無線送信する(ステップS101)。クロック周波数の同期要求パケットは、例えば、受信系210で生成される。
シャッタメガネ200からのクロック周波数の同期要求を無線受信した画像表示装置100は、クロック周波数の同期のためのカウンタ161の値が含まれたパケットをシャッタメガネ200に対して無線送信する(ステップS102)。なお、画像表示装置100からはカウンタ161の値が含まれたパケットをブロードキャスト送信している。このパケットのブロードキャスト送信については、後述する。
シャッタメガネ200は、クロック周波数の同期が取れると、続いて画像表示装置100に対して、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの開閉タイミングを指定するためのカウンタ161のカウンタ値の合致要求を無線送信する(ステップS103)。この画像表示装置100とシャッタメガネ200との間のカウント値の合致処理は、無線通信に要する時間および時間のばらつきを考慮して、カウンタ値が完全に一致させるまで複数回繰り返すことが望ましい。しかし、ある許容範囲内に収まった時点でカウンタ値の合致処理を完了させてもよい。
カウント値が合致すると、続いて画像表示装置100からシャッタメガネ200に対して、画像表示装置100で時分割表示される画像像が切り替わるタイミングにおけるカウンタ132の値を、定期的に無線でブロードキャスト送信する(ステップS104)。このように送信されるカウンタ132の値は、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの開閉タイミングとなる。この開閉タイミングの通知は、画像表示装置100が画像を切り替える間隔より充分長い間隔(例えば数百ミリ秒間隔)で送信される。
また、画像表示装置100とシャッタメガネ200との間のクロック周波数のずれを補正することが行われる。そのために、クロック周波数の同期のためのカウンタ161のカウンタ値が含まれたパケットを、画像表示装置100からシャッタメガネ200に対して、定期的に無線送信する(ステップS105)。もちろん、カウンタ161のカウンタ値が含まれたパケットの送信を、定期的に行わないことも考えられる。例えば、画像ソースの切り替わりタイミング、例えばコンテンツが変化したタイミングや、画像表示装置100でチャンネルが切り替わったタイミングで、画像表示装置100からブロードキャスト送信するようにしてもよい。
ステップS104での開閉タイミングの送信によって、シャッタメガネ200の左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの開閉タイミングを、画像表示装置100が表示する画像の切替タイミングと一致させることができる。なお、画像表示装置100が表示する画像の切替タイミングは、画像ソースの切り替え等の要因によってずれることがある。そのため、画像表示装置100からの左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの開閉タイミングの送信は、上述のように所定の周期で実行することが望ましい。
また、ステップS104での開閉タイミングの送信に合わせて、開閉タイミングに関する各種パラメータも画像表示装置100から無線送信する。画像表示装置100が画像を表示する際の垂直同期周波数は一つではなく、地域や装置の作りによって変化する。また、表示パネルの種類によってもシャッタメガネ200の開閉タイミングは変化する。したがって、開閉タイミングに関する各種パラメータを画像表示装置100からシャッタメガネ200へ送信することで、様々な種類の画像表示装置にシャッタメガネ200を対応させることが可能となる。
LCDパネル118(図2参照)に表示される画像を立体的な画像として知覚させる際のシャッタメガネ200のシャッタ(液晶シャッタ)の開閉パターンは、左眼シャッタ200Lと右眼シャッタ200Rとが交互に開くものであり、双方が同時に開くことはない。また、クロストークを防止するために、一方のシャッタが閉じてから他方のシャッタが開くまでに、両方のシャッタが閉じている時間を設けることが望ましい。しかし、両方のシャッタが閉じている時間を長くしすぎると、それぞれのシャッタの開いている時間が短くなってしまい、ユーザの眼に到達する光の量が少なくなり、画像が暗く見えてしまう。
また、シャッタメガネ200のシャッタの開閉周期は、画像表示装置100のフレーム周期と画像の入れ替え回数により決まる。画像表示装置100のフレーム周期は、画像ソースのフレーム周波数や、画像表示装置100で実行する表示フレーム数の向上処理等の画質向上処理の有無により変化する。また、クロストークを防止するために両方のシャッタを閉じる時間は、画像表示装置100の画像の入れ替え回数に影響される。また、このクロストークを防止するために両方のシャッタを閉じる時間は、表示パネルのデバイス種(CRT、液晶、LED液晶、プラズマ、有機EL等)や表示パネルのスキャン方法によって最適値が変化する。なお、図2に示す画像表示装置100は、表示パネルがLCDパネル118であるものを示している。
したがって、シャッタメガネ200のシャッタの開閉タイミングは、シャッタメガネ200によってその最適値が決まるものではなく、画像表示装置100の構成や画像ソースによってその最適値が決まる。また、画像ソースはユーザに立体的な画像として知覚させるもの以外にも、従来の平面的な映像として知覚させるものもある。平面的な画像を画像表示装置100で表示する場合には、画像を見易くするためにシャッタメガネ200のシャッタの開閉動作を停止させ、常に開いた状態にしておくことが望ましい。
以上より、シャッタメガネ200のシャッタの開閉動作をどのようなタイミングで実行するかを、画像表示装置100からシャッタメガネ200に対してパラメータとして通知することで、シャッタメガネ200のシャッタの開閉タイミングを最適化し易くできる。具体的には、画像表示装置100は、シャッタの開閉周期、シャッタの画像透過時間、左右それぞれのシャッタの画像透過時間の開始までのオフセット時間を、パラメータとしてシャッタメガネ200に対して送信する。これにより、シャッタメガネ200の液晶シャッタの開閉タイミングを最適化できる。
図10は、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの開閉タイミングの一例を示している。(1)は、シャッタ(液晶シャッタ)の開閉周期を表し、画像表示装置100で表示する画像の切り替え周期と一致する。(2)は、シャッタの画像透過時間(開いている時間)を表し、シャッタメガネ200の左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rが1周期の間に光を通す時間である。原則としては右目と左目とで画像透過時間は同一である。この画像透過時間は、画像表示装置100の種類やフレーム周波数により最適な時間が決まる。(3),(4)は、シャッタの開閉周期の起点から左右それぞれのシャッタを開くまでのオフセット時間である。
画像表示装置100から送信する、上述の(1)〜(4)のパラメータは、カウンタ132(カウンタ232)の値を基準とする。画像表示装置100からパラメータをシャッタメガネ200に伝達する際には、画像表示装置100とシャッタメガネ200のクロック周波数と、カウンタ132、232の値が同期している。そのため、カウンタ値の相対値および絶対値を上述の(1)〜(4)のパラメータとして伝達することで、シャッタメガネ200のシャッタの開閉タイミングを、画像表示装置100から制御することができる。
また、画像表示装置100は、開閉タイミングに関する情報を送信するタイミングについても、シャッタメガネ200に対して無線送信する。これにより、シャッタメガネ200は、このタイミングで受信動作のオン・オフを切り替えることで電力消費を抑えることができる。
このように、予め画像表示装置100とシャッタメガネ200との間でクロック周波数の同期を取り、画像表示装置100から左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの開閉タイミングを定期的に通知する構成とされる。この構成により、シャッタメガネ200では開閉タイミングが通知されるタイミングでのみ無線通信部204を動作させればよくなる。そのため、画像表示装置100から画像の切り替えタイミングと同時に開閉タイミングを通知する場合に比べて、大幅に画像表示装置100とシャッタメガネ200の消費電力を削減できる。
また、予め画像表示装置100から開閉タイミングの情報を通知することで、シャッタメガネ200の内部で自走するカウンタ232に基づいて、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの開閉動作を継続することができる。そのため、何らかの原因でシャッタメガネ200が画像表示装置100からのパケットを受信できなかった場合であっても、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの開閉動作は良好に行行われる。
ここで、画像表示装置100とシャッタメガネ200との間で無線送受信されるパケットの種類について整理する。画像表示装置100とシャッタメガネ200との間で無線送受信されるパケットには、(1)クロック周波数同期要求パケット、(2)クロック周波数同期パケット、(3)カウンタ合わせパケット、が含まれる。また、画像表示装置100とシャッタメガネ200との間で無線送受信されるパケットには、(4)パラメータ通知パケット、(5)シャッタタイミング通知パケット、(6)シャッタタイミングとパラメータ問い合わせパケット、が含まれる。
(1)クロック周波数同期要求パケットは、シャッタメガネ200から画像表示装置100へ送信されるパケットである。画像表示装置100は、このクロック周波数同期要求パケットを受信すると、クロック周波数の同期に用いるカウンタ161の値を複数回に渡ってシャッタメガネ200に対して、(2)クロック周波数同期パケットによって返信する。
(2)クロック周波数同期パケットは、上述したように、(1)クロック周波数同期要求パケットを受信した表示装置が、クロック周波数の同期に用いるカウンタ161の値を複数回に渡ってシャッタメガネ200に対して送信するパケットである。
(3)カウンタ合わせパケットは、画像表示装置100とシャッタメガネ200との間で、双方向で無線送受信されるパケットであり、画像表示装置100とクロック周波数の同期が取れたシャッタメガネ200から送信される。画像表示装置100からはカウンタ132の値が返信されて、シャッタメガネ200でのカウンタ合わせに用いられる。
(4)パラメータ通知パケットは、上述したようなシャッタメガネ200のシャッタの開閉タイミングに関する各種パラメータを、画像表示装置100からシャッタメガネ200に送信するためのパケットである。この(4)パラメータ通知パケットは、(2)クロック周波数同期パケットの送信と同タイミングで送信されるようにしてもよい。
(5)シャッタタイミング通知パケットは、画像表示装置100からシャッタメガネ200に対して定期的にブロードキャスト送信されるパケットである。このパケットは、シャッタメガネ200のシャッタの開閉タイミングをカウンタの値で通知するためのパケットである。
(6)シャッタタイミングとパラメータ問い合わせパケットは、シャッタメガネ200が画像表示装置100からの(5)シャッタタイミング通知パケットが受信できなくなったとき、個別に、シャッタタイミング通知パケットの伝送を要求するパケットである。なお、このパケットを受信した画像表示装置100からの応答はユニキャストで送られる。
図11のフローチャートは、画像表示装置100とシャッタメガネ200との間の一連の動作を示している。まず、シャッタメガネ200は、画像表示装置100に対してクロック周波数の同期要求を無線送信する(ステップS111)。クロック周波数の同期要求パケットは例えば受信系210で生成される。このシャッタメガネ200からの同期要求が送信されるタイミングは、画像表示装置100からシャッタ制御信号を取得するタイミングである(図6のステップST6のタイミング)。シャッタメガネ200からのクロック周波数の同期要求を無線受信した表示装置100は、クロック周波数の同期のためのカウンタ161のカウンタ値が含まれたパケットをシャッタメガネ200に対して無線送信する。
表示装置100から無線送信された、カウンタ161のカウンタ値が含まれたパケットを受信したシャッタメガネ200は、画像表示装置100とシャッタメガネ200のクロック周波数を合わせる処理を実行する(ステップS112)。画像表示装置100とシャッタメガネ200のクロック周波数を合わせる処理は、図7に示したような構成例により実行される。しかし、画像表示装置100とシャッタメガネ200のクロック周波数を合わせる処理を実行する構成は、図7の構成例に限定されるものではない。
画像表示装置100とシャッタメガネ200のクロック周波数が一致すると、続いて左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの開閉に用いるカウンタ値を、画像表示装置100とシャッタメガネ200とで一致させる(ステップS113)。これは、以下で実行される。すなわち、シャッタメガネ200は、画像表示装置100に対して、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの開閉タイミングを指定するためのカウンタ値の合致要求を無線送信する。一方、画像表示装置100は、カウンタ値の合致要求に応じて、カウンタ値の情報をシャッタメガネ200に無線送信する。
カウンタ値を画像表示装置100とシャッタメガネ200とで一致させると、画像表示装置100は、シャッタメガネ200に対して、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの切り替え周期、開放時間などのパラメータを通知する(ステップS114)。また、画像表示装置100は、シャッタメガネ200に対して、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの開閉に用いるカウンタ値を基にした開閉タイミングを通知する(ステップS115)。
なお、このパラメータは、画像表示装置100とシャッタメガネ200のクロック周波数が一致した時点で、画像表示装置100からシャッタメガネ200に送信してもよい。また、開閉タイミングを通知する際に、画像表示装置100は現在のカウンタ値をシャッタメガネ200に通知し、シャッタメガネ200は受信したカウンタ値と自身のカウンタ値とを比較して、同期が外れていないかどうかを確認する(ステップS116)。
ステップS116の判断の結果、画像表示装置100とシャッタメガネ200の同期が維持できていた場合には、シャッタメガネ200の状態は次回の同期確認タイミング待ちとなる(ステップS117)。一方、ステップS116の判断の結果、画像表示装置100とシャッタメガネ200の同期が外れてしまっていた場合には、ステップS111に戻って、シャッタメガネ200は画像表示装置100に対してクロック周波数の同期要求を無線送信する。
送信側(画像表示装置100)と、受信側(シャッタメガネ200)との間で、クロック周波数が完全に一致している場合、表示装置100は、上述のように開閉タイミングを定期的に無線でブロードキャスト送信する必要はない。この場合、最初に開閉タイミングを画像表示装置100からシャッタメガネ200に伝達すれば、送信側と受信側のそれぞれのクロックでカウンタを進め、そのカウンタの値をベースにシャッタの開閉動作を実行できるからである。
チャンネルを切り替えたり、再生されるコンテンツが切り替わったりする等して、画像表示装置100が表示する画像の切り替えタイミングが変化した場合には、画像表示装置100からシャッタメガネ200に対して開閉タイミングの変更を通知する必要がある。この切り替えタイミングの変化はシャッタメガネ200で予期できるものではない。しかし、シャッタメガネ200を常に受信状態にしていては、受信のための電力が常に消費されてしまうこととなり、バッテリ駆動が前提であるシャッタメガネ200のバッテリ駆動時間を長くすることはできない。
そこで、シャッタメガネ200は、クロック周波数を同期させ、カウンタ値を一致させ、画像表示装置100から最初に切り替えに関するパラメータや切り替えタイミングを受信した後は、受信動作を間欠的に実行する。これにより、シャッタメガネ200は受信時の電力を大幅に低減させることができ、シャッタメガネ200のバッテリ駆動時間を長くすることができる。
図12のシーケンス図は、画像表示装置100とシャッタメガネ200との間の一連の動作を示している。図12には、画像表示装置100とシャッタメガネ200との間の一連の動作と併せて、シャッタメガネ200における無線通信部204の受信動作期間も図示している。以下、図12を用いて表示装置100とシャッタメガネ200との間の一連の動作について説明する。
まず、シャッタメガネ200は、画像表示装置100に対してクロック周波数の同期要求を無線送信する(ステップS121)。クロック周波数の同期要求パケットは、例えば、受信系210で生成される。このシャッタメガネ200からの同期要求が送信されるタイミングは、画像表示装置100からシャッタ制御信号を取得するタイミングである(図6のステップST6のタイミング)。シャッタメガネ200からのクロック周波数の同期要求を無線受信した画像表示装置100は、クロック周波数の同期のためのカウンタの値が含まれたパケットをシャッタメガネ200に対して無線送信する。パケットを受信したシャッタメガネ200は、画像表示装置100とシャッタメガネ200のクロック周波数を合わせる処理を実行する(ステップS122)。
画像表示装置100とシャッタメガネ200のクロック周波数の同期が完了すると、続いて左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの開閉に用いるカウンタ値を、画像表示装置100とシャッタメガネ200とで一致させる(ステップS124)。なお、このカウンタ値の一致処理に先立ち、画像表示装置100からシャッタメガネ200に対し、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの開閉に関する各種パラメータを送信してもよい(ステップS123)。
カウンタ値を画像表示装置100とシャッタメガネ200とで一致させると、続いて、画像表示装置100は、シャッタメガネ200に対して、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの切り替え周期、開放時間などのパラメータを通知する。また、画像表示装置100は、シャッタメガネ200に対して、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの開閉に用いるカウンタ値を基にした開閉タイミングを通知する(ステップS125)。画像表示装置100は、初回通知以降は予め設定された間隔でパラメータおよび開閉タイミングの情報を無線送信する。
そして、シャッタメガネ200は、ステップS121におけるクロック周波数の同期要求の無線送信から、画像表示装置100からの初回通知の間までを無線通信部204における受信動作期間とする。そして、以後は、画像表示装置100からのパラメータおよび開閉タイミングの情報の通知に合わせて、無線通信部204を所定の時間だけ受信動作させ、それ以外の時間を休止状態とする。例えば、画像表示装置100から500ミリ秒間隔でパラメータおよび開閉タイミングの情報が無線送信される場合に、シャッタメガネ200は、画像表示装置100からの無線送信のタイミングに合わせて5ミリ秒だけ無線通信部204を受信動作させる。
ここで、この無線通信は、例えば、IEEE802.15.4に基づくものである。IEEE802.15.4では、休止状態から送信へ要する時間、または受信から休止状態へ要する時間が数ミリ秒程度で動作可能である。これにより、シャッタメガネ200は、常時受信状態とする場合に比べて、無線通信に要する消費電力を100分の1程度にまで大幅に低減させることが可能となる。なお、表示装置100とシャッタメガネ200との間の無線通信システムの規格は、この例に限られないことは言うまでもない。しかし、上述したように、休止状態から送信へ要する時間、または受信から休止状態へ要する時間が数ミリ秒程度以下である規格を用いることが望ましい。
勿論、このようなシャッタメガネ200の間欠的な受信動作の実現には、画像表示装置100からもシャッタメガネ200の受信動作期間に合わせてパラメータや開閉タイミングの情報を無線送信する必要がある。しかし、これは予め画像表示装置100とシャッタメガネ200との間でクロック周波数の同期を取っておくことで実現可能である。
シャッタメガネ200は、遮蔽物の存在や同期外れ等の要因により、パラメータおよび開閉タイミングの情報が正常に受信できなかった場合、画像表示装置100に対して、パラメータおよび開閉タイミングの情報を問い合わせる(ステップS126)。これは、1度正常に受信できなかった場合に即座にシャッタメガネ200から画像表示装置100へ問い合わせるようにしてもよく、数度連続して正常に受信できなかった場合にシャッタメガネ200から画像表示装置100へ問い合わせるようにしてもよい。シャッタメガネ200からの問い合わせを受けた画像表示装置100は、パラメータおよび開閉タイミングの情報をシャッタメガネ200に対して無線送信する。
なお、画像表示装置100へ問い合わせを行ってもなお画像表示装置100からパラメータおよび開閉タイミングの情報を受信できない場合、シャッタメガネ200は、同期が外れているものと判断する。そして、シャッタメガネ200から画像表示装置100に対して、改めてクロック周波数の同期要求を無線送信し、一連の処理を最初から実行する。ここで、シャッタメガネ200から画像表示装置100に対して改めてクロック周波数の同期要求を無線送信しても画像表示装置100からの応答がない場合がある。その場合、画像表示装置100の電源が切られたものと判断し、シャッタメガネ200は電力を消費しない休止状態に自らを移行することができる。
上述の図1に示す画像表示観察システム10においては、シャッタメガネ200(シャッタメガネ部206)のメガネ状態(位置、方向の状態)に基づいて、シャッタ制御信号を取得すべき画像表示装置が特定される。そのため、ユーザは、自ら画像表示装置を選択して切り換えることが不要となり、使い勝手が向上する。
例えば、ユーザが、観視位置において、画像表示装置100Aの方向に向くとき、この画像表示装置100Aがシャッタ制御信号を取得すべき画像表示装置に特定される。つまり、記憶部203aから、この画像表示装置100Aのネットワークアドレス情報が取得され、シャッタメガネ200は、自動的に、この画像表示装置100Aとの間でシャッタ制御信号をするための、無線通信を行う状態となる。
そのため、ユーザが、観視位置において、画像表示装置100Aの方向に向くとき、画像表示装置100Aに左眼画像が表示されるタイミングで左眼シャッタ200Lが開かれ、右眼画像が表示されるタイミングで右眼シャッタ200Rが開かれる。したがって、ユーザは、画像表示装置100Aに表示される視差を有する左眼画像および右眼画像に基づいて、立体画像を認識可能となる。
また、例えば、ユーザが、観視位置において、画像表示装置100Bの方向に向くとき、この画像表示装置100Bがシャッタ制御信号を取得すべき画像表示装置に特定される。つまり、記憶部203aから、この画像表示装置100Bのネットワークアドレス情報が取得され、シャッタメガネ200は、自動的に、この画像表示装置100Bとの間でシャッタ制御信号をするための、無線通信を行う状態となる。
そのため、ユーザが、観視位置において、画像表示装置100Bの方向に向くとき、画像表示装置100Bに左眼画像が表示されるタイミングで左眼シャッタ200Lが開かれ、右眼画像が表示されるタイミングで右眼シャッタ200Rが開かれる。したがって、ユーザは、画像表示装置100Bに表示される視差を有する左眼画像および右眼画像に基づいて、立体画像を認識可能となる。
<2.第2の実施の形態>
[画像表示観察システムの構成例]
図13は、第2の実施の形態としての画像表示観察システム10Aの構成例を示している。この図13において、図1と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
この画像表示観察システム10Aは、画像表示装置100と、シャッタメガネ200Aを備える。画像表示装置100は、視差を有する左眼画像および右眼画像を、所定の周期で、時分割表示する。詳細説明は省略するが、この画像表示装置100は、例えば、上述の図2に示すように構成される。
シャッタメガネ200Aは、位置・方向センサ201を備えている。この位置・方向センサ201は、シャッタメガネ200Aの位置および方向を検出して、メガネ状態情報として、位置情報および方向情報を取得する。詳細説明は省略するが、シャッタメガネ200Aは、上述の図3に示すシャッタメガネ200と同様に構成される。
図13に示す画像表示観察システム10Aにおいて、ユーザ(観視者)が、シャッタメガネ200Aを装着して、画像表示装置100を観視する場合について説明する。この場合、シャッタメガネ200Aでは、位置・方向センサ201で取得される位置情報および方向情報に基づいて、この画像表示装置100との間で無線通信が行われ、この画像表示装置100からシャッタ制御信号が取得される。
シャッタメガネ200Aでは、このシャッタ制御信号に基づいて、画像表示装置100の左眼画像および右眼画像の表示に合わせて左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rが開閉される。つまり、シャッタメガネ200Aでは、画像表示装置100に左眼画像が表示されるタイミングで左眼シャッタ200Lが開かれ、右眼画像が表示されるタイミングで右眼シャッタ200Rが開かれる。そのため、ユーザは、左眼で左眼画像のみの知覚が可能となり、右眼で右眼画像のみの知覚が可能となる。ユーザは、画像表示装置100に表示される視差を有する左眼画像および右眼画像に基づいて、立体画像を認識可能となる。
また、図13に示す画像表示観察システム10Aにおいて、ユーザ(観視者)が、シャッタメガネ200を装着したまま、画像表示装置100から視線を外して、周囲のもの、例えば時計などを見る場合について説明する。この場合、シャッタメガネ200Aでは、位置・方向センサ201で取得される位置情報および方向情報に基づいて、シャッタメガネ部の左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの両方が開いた全開放状態となる。そのため、ユーザは、シャッタメガネ200Aを装着したままであっても、周囲のものが見やすくなる。
[シャッタメガネの動作]
シャッタメガネ200Aの動作を説明する。最初に、記憶部203a(図3参照)への情報保持の動作を説明する。この動作は、制御部203の制御のもとに行われる。図14は、登録シーケンス例を示している。この登録シーケンス例は、画像表示装置100のネットワークアドレス情報を、位置・方向センサ201で取得される位置情報および方向情報と組み合わせて、記憶部203aに保持する場合の例である。
ステップ1で、ユーザが、画像表示装置100の画面上のメニューより、3Dメガネ登録モードの開始操作を行う。ステップ2で、画像表示装置100は、登録モードオンの状態となる。次に、ステップ3で、ユーザは、観視位置において、シャッタメガネ200Aを画像表示装置100の方向に向け、ユーザ操作部202にある登録ボタンを押し下げる。この登録ボタンの押し下げに対応して、ステップ4で、シャッタメガネ200Aは、無線通信部204から、ペアリング済みの全相手に対して、ディスカバリコマンド(3D discovery command)を送信する。ここでは、ペアリング済みの相手が画像表示装置100であり、これに対してディスカバリコマンドが送信される。
画像表示装置100は登録モードオンの状態にあるため、ステップ5で、画像表示装置100は、ディスカバリコマンドの送信に対応して、ディスカバリレスポンス(3D discovery response)を、シャッタメガネ200Aに返送する。このディスカバリレスポンスには、画像表示装置100のネットワークアドレス情報が含まれている。ステップ6で、画像表示装置100は、ディスカバリレスポンスを返送した後、登録モードオフの状態となる。そして、ステップ7で、シャッタメガネ200Aは、画像表示装置100のネットワークアドレス情報を、位置・方向センサ201で取得される位置情報および方向情報と組み合わせて、記憶部203aに保持する。
図15は、記憶部203aの情報管理例を示している。この情報管理例では、1個の組み合わせが保持されている。例えば、Table ID=0で示される組み合わせは、ネットワークアドレス情報A[ID]が「0xAAAA」で、位置情報L[ID]が「緯度:+35,65861」、「経度:+139.74544」であり、方向情報D[ID]は「+130.3°」である。
次に、シャッタ制御信号の取得動作を説明する。この動作は、制御部203の制御のもとに行われる。図16のフローチャートは、制御部203の制御処理の手順の一例を示している。制御部203は、ステップST11において、制御処理を開始する。この制御処理は、例えば、シャッタメガネ200Aの電源をオンとすることで、開始される。
次に、制御部203は、ステップST12において、位置・方向センサ201から位置情報Lと方向情報Dを取得する。そして、制御部203は、ステップST13において、記憶部203aより、位置情報Lが、±0.001以内の候補L[ID]を選択する。その後に、制御部203は、ステップST14において、該当ID(組み合わせ)があるか否かを判断する。
該当IDがないとき、制御部203は、ステップST17の処理に移る。このステップST17において、制御部203は、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの両方が開いた全開放状態となるように、シャッタ駆動部205を制御する。制御部203は、このステップST17の処理の後、ステップST12の処理に戻る。
ステップST14で該当IDがあるとき、制御部203は、ステップST15において、方向情報Dと、記憶部203の該当IDの方向情報を比較し、値が近いIDを選択し、ID_selectとする。そして、制御部203は、ステップST16において、記憶部203aよりA[ID_select]のネットワークアドレス情報を取得する。そして、制御部203は、このステップST16において、A[ID_select]のネットワークアドレス情報により対応する画像表示装置からシャッタ制御信号を取得するように、無線通信部204を制御する。制御部203は、ステップST16の処理の後、ステップST12の処理に戻る。
図16のフローチャートの制御処理において、シャッタメガネ200Aを装着したユーザが、観視位置において、画像表示装置100に視線を向けた場合を考える。この場合、A[ID_select]として、画像表示装置100のネットワークアドレス情報が取得される。そのため、無線通信部204は、画像表示装置100との間で無線通信を行って、この画像表示装置100からシャッタ制御信号を取得する状態となる。
また、図16のフローチャートの制御処理において、シャッタメガネ200Aを装着したユーザが、画像表示装置100から視線を外して周囲のものを見た場合を考える。この場合、ステップST14で該当IDがなく、そのため、画像表示装置100からシャッタ制御信号を取得する状態となることがなく、ステップST17で左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rは全開放状態となる。
シャッタメガネ200Aにおいて、無線通信部204で取得されたシャッタ制御信号はシャッタ駆動部205に供給される(図3参照)。シャッタ駆動部205では、シャッタ制御信号に基づいて、メガネ部206を構成する左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rを駆動することが行われる。
シャッタメガネ200Aを装着したユーザが、観視位置において、画像表示装置100に視線を向けた場合、上述したように、無線通信部204では、この画像表示装置100から送られてくるシャッタ制御信号が取得される。そのため、メガネ部206の左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rは、画像表示装置100の左眼画像および右眼画像の表示に合わせて開閉される。すなわち、画像表示装置100Aに左眼画像が表示されるタイミングで左眼シャッタ200Lが開かれ、右眼画像が表示されるタイミングで右眼シャッタ200Rが開かれる。そのため、ユーザは、左眼で左眼画像のみの知覚が可能となり、右眼で右眼画像のみの知覚が可能となり、画像表示装置100に表示される視差を有する左眼画像および右眼画像に基づいて、立体画像を認識可能となる。
また、ユーザ(観視者)が、シャッタメガネ200を装着したまま、画像表示装置100から視線を外して、周囲のもの、例えば時計などを見た場合、上述したように、無線通信部204では、画像表示装置100から送られてくるシャッタ制御信号は取得されない。そして、この場合、メガネ部206の左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rは、両方が開いた全開放状態とされる。そのため、ユーザは、シャッタメガネ200Aを装着したままであっても、周囲のものが見やすくなる。
上述の図13に示す画像表示観察システム10Aにおいては、ユーザが画像表示装置100から視線を外した場合、その画像表示装置100と同期したシャッタ制御が継続されることはなく、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの両方が全開放とされる。そのため、ユーザは、周囲のものが見やすくなる。
<3.変形例>
なお、上述実施の形態において、図1の画像表示観察システム10は2つの画像表示装置100A,100Bを備える場合を示し、図13の画像表示観察システム10Aは1つの画像表示装置100を備える場合を示している。しかし、この発明は、画像表示装置の個数がこれらに限定されるものではなく、さらに多くの画像表示装置を備える画像表示観察システムにも同様に適用できる。
また、上述実施の形態においては、シャッタメガネ200,200Aは、位置・方向センサ201を備えるものであり、この位置・方向センサ201で取得される位置情報および方向情報の両方を使用するものであった(図6、図16参照)。しかし、位置センサ、あるいは方向センサのいずれかを備え、シャッタ制御信号の取得処理を位置情報あるいは方向情報に基づいて行う構成も考えられる。
例えば、図17のフローチャートは、制御部203が、シャッタ制御信号の取得制御処理を、方向情報を用いて行う手順の一例を示している。この場合、図13に示す画像表示観察システム10Aにおいて、シャッタメガネ200Aが、方向センサ201Dを備えているものとする。制御部203は、ステップST21において、制御処理を開始する。この制御処理は、例えば、シャッタメガネ200Aの電源をオンとすることで、開始される。
次に、制御部203は、ステップST22において、方向センサ201Dから方向情報Dを取得する。そして、制御部203は、ステップST23において、記憶部203aより、方向情報Dが所定の閾値範囲内にある候補D[ID]を選択する。その後に、制御部203は、ステップST24において、該当ID(組み合わせ)があるか否かを判断する。
該当IDがないとき、制御部203は、ステップST27の処理に移る。このステップST27において、制御部203は、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの両方が開いた全開放状態となるように、シャッタ駆動部205を制御する。制御部203は、このステップST27の処理の後、ステップST22の処理に戻る。
ステップST24で該当IDがあるとき、制御部203は、ステップST25において、方向情報Dと、記憶部203の該当IDの方向情報を比較し、値が近いIDを選択し、ID_selectとする。そして、制御部203は、ステップST26において、記憶部203aよりA[ID_select]のネットワークアドレス情報を取得する。そして、制御部203は、このステップST26において、A[ID_select]のネットワークアドレス情報により対応する画像表示装置からシャッタ制御信号を取得するように、無線通信部204を制御する。制御部203は、ステップST26の処理の後、ステップST22の処理に戻る。
また、例えば、図18のフローチャートは、制御部203が、シャッタ制御信号の取得制御処理を、位置情報を用いて行う手順の一例を示している。この場合、図13に示す画像表示観察システム10Aにおいて、シャッタメガネ200Aが、位置センサ201Lを備えているものとする。制御部203は、ステップST31において、制御処理を開始する。この制御処理は、例えば、シャッタメガネ200Aの電源をオンとすることで、開始される。
次に、制御部203は、ステップST32において、位置センサ201Lから方位置情報Lを取得する。そして、制御部203は、ステップST33において、記憶部203aより、位置情報Lが所定の閾値範囲内にある候補L[ID]を選択する。その後に、制御部203は、ステップST34において、該当ID(組み合わせ)があるか否かを判断する。
該当IDがないとき、制御部203は、ステップST37の処理に移る。このステップS37において、制御部203は、左眼シャッタ200Lおよび右眼シャッタ200Rの両方が開いた全開放状態となるように、シャッタ駆動部205を制御する。制御部203は、このステップST37の処理の後、ステップST32の処理に戻る。
ステップST34で該当IDがあるとき、制御部203は、ステップST35において、位置情報Lと、記憶部203aの該当IDの位置情報を比較し、値が近いIDを選択し、ID_selectとする。そして、制御部203は、ステップST36において、記憶部203aよりA[ID_select]のネットワークアドレス情報を取得する。そして、制御部203は、このステップST26において、A[ID_select]のネットワークアドレス情報により対応する画像表示装置からシャッタ制御信号を取得するように、無線通信部204を制御する。制御部203は、ステップST36の処理の後、ステップST32の処理に戻る。
上述の図17、図18のフローチャートに示す処理が行われる場合にあっても、メガネ状態(位置、方向の状態)に基づいて、シャッタ制御信号を取得すべき画像表示装置が特定される。そのため、複数の画像表示装置がある場合、特定の画像表示装置から他の画像表示装置に視線を移したとき、シャッタ制御信号を取得すべき画像表示装置が自動的に他の画像表示装置に特定され、この他の画像表示装置からシャッタ制御信号の取得が行われる。したがって、ユーザは、自ら画像表示装置を選択して切り換えることが不要となり、使い勝手が向上する。
また、図17、図18のフローチャートに示す処理が行われる場合にあっても、観視方向や観視位置を変更して、特定の画像表示装置から視線を外した場合、左眼シャッタおよび右眼シャッタの両方が全開放とされる。そのため、ユーザは、シャッタメガネを装着したままであっても、周囲のものが見やすくなる。
なお、この発明は、上述した各実施形態、あるいは変形例に限定されない。この発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然にこの発明の技術的範囲に属することとなる。
この発明は、左眼画像および右眼画像を時分割で表示する画像表示装置との間で無線通信を行ってシャッタ制御信号を取得するシャッタメガネに適用できる。
10,10A・・・画像表示観察システム
100,100A,100B・・・画像表示装置
101・・・CPU
112・・・デジタルチューナ
113・・・ビットストリーム処理部
114・・・3D信号処理部
116・・・映像信号制御部
117・・・LCD駆動部
118・・・LCDパネル
123・・・HDMI端子
124・・・HDMI受信部
125・・・シャッタ制御部
126・・・無線通信部
130・・・シャッタ制御信号の送信系
200,200A・・・シャッタメガネ
200L・・・左眼シャッタ
200R・・・右眼シャッタ
201・・・位置・方向センサ
202・・・ユーザ操作部
203・・・制御部
203a・・・記憶部
204・・・無線通信部
205・・・シャッタ駆動部
206・・・メガネ部
210・・・シャッタ制御信号の受信系

Claims (7)

  1. 左眼シャッタおよび右眼シャッタを有するシャッタメガネ部と、
    左眼画像および右眼画像を所定の周期で時分割表示する画像表示装置との間で無線通信を行う無線通信部と、
    上記無線通信部により上記画像表示装置から取得されるシャッタ制御信号に基づいて、上記シャッタメガネ部の左眼シャッタおよび右眼シャッタを開閉するシャッタ駆動部と、
    上記シャッタメガネ部の位置および方向のいずれかまたは両方をメガネ状態として検出してメガネ状態情報を取得するメガネ状態取得部と、
    メガネ状態情報と画像表示装置のネットワークアドレス情報との組み合わせを保持する記憶部と、
    上記記憶部に上記メガネ状態取得部で取得されたメガネ状態情報に対応したメガネ状態情報を含む組み合わせがあるとき、上記無線通信部に、該組み合わせに含まれる上記ネットワークアドレス情報を用いて所定の画像表示装置との間で無線通信を行わせて、該所定の画像表示装置から上記シャッタ制御信号を取得させる制御部とを備える
    シャッタメガネ。
  2. 上記メガネ状態取得部は、上記メガネ状態として上記シャッタメガネ部の位置および方向の両方を検出して位置情報および方向情報を取得し、
    上記記憶部は、位置および方向の情報と、ネットワークアドレス情報との組み合わせを保持し、
    上記制御部は、
    上記記憶部に、上記メガネ状態取得部で取得される位置情報に対して所定の閾値範囲内にある位置情報を含む所定数の組み合わせがあるとき、
    上記無線通信部に、該所定数の組み合わせのうち、含まれる方向情報が上記メガネ状態取得部で取得される方向情報に最も近い組み合わせに含まれるネットワークアドレス情報を用いて所定の画像表示装置との間で無線通信を行わせて、該所定の画像表示装置から上記シャッタ制御信号を取得させる
    請求項1に記載のシャッタメガネ。
  3. 上記記憶部に、上記メガネ情報と上記ネットワークアドレス情報との組み合わせを保持させる登録部をさらに備え、
    上記登録部は、
    ユーザが登録操作を行うためのユーザ操作部を有し、
    上記ユーザ操作部により登録操作があるとき、上記無線通信部に、ペアリング済みの全ての上記画像表示装置に対してディスカバリコマンドを送信させ、
    上記ディスカバリコマンドの送信に対応して、上記無線通信部に、所定の画像表示装置からのディスカバリレスポンスを受信させ、
    上記ディスカバリレスポンスに含まれる上記所定の画像表示装置のネットワークアドレス情報と上記メガネ状態取得部で取得されるメガネ状態情報との組み合わせを、上記記憶部に保持させる
    請求項1に記載のシャッタメガネ。
  4. 上記制御部は、
    上記記憶部に、上記メガネ状態取得部で取得されるメガネ状態に対応したメガネ情報を含む組み合わせがないとき、
    上記シャッタ駆動部に、上記シャッタメガネ部の上記左眼シャッタおよび上記右眼シャッタの両方が開いた全開放状態とさせる
    請求項1に記載のシャッタメガネ。
  5. 上記メガネ状態取得部は、上記メガネ状態として上記シャッタメガネ部の位置および方向の両方を検出して位置情報および方向情報を取得し、
    上記記憶部は、位置および方向の情報と、ネットワークアドレス情報との組み合わせを保持し、
    上記制御部は、
    上記記憶部に、上記メガネ状態取得部で取得される位置情報に対して所定の閾値範囲内にある位置情報を含む組み合わせがないとき、
    上記シャッタ駆動部に、上記シャッタメガネ部の上記左眼シャッタおよび上記右眼シャッタの両方が開いた全開放状態とさせる
    請求項4に記載のシャッタメガネ。
  6. 上記無線通信部は、
    上記シャッタメガネ部の上記左眼シャッタおよび上記右眼シャッタの開閉に用いる開閉用カウンタを有し、
    上記画像表示装置にクロック周波数の同期を要求し、上記開閉用カウンタの値を、同期が取られたクロック周波数でカウントされる上記画像表示装置のカウンタの値と一致させ、上記開閉用カウンタの値に応じて、定期的に上記画像表示装置から上記シャッタ制御信号としてシャッタ開閉タイミングを受信する
    請求項1に記載のシャッタメガネ。
  7. 左眼シャッタおよび右眼シャッタを有するシャッタメガネ部と、
    左眼画像および右眼画像を所定の周期で時分割表示する画像表示装置との間で無線通信を行う無線通信部と、
    上記無線通信部により上記画像表示装置から取得されるシャッタ制御信号に基づいて、上記シャッタメガネ部の左眼シャッタおよび右眼シャッタを開閉するシャッタ駆動部とを備えるシャッタメガネのシャッタ制御信号取得方法であって、
    記憶部に、メガネ状態情報と画像表示装置のネットワークアドレス情報との組み合わせを保持するメガネ状態登録ステップと、
    上記シャッタメガネ部の位置および方向のいずれかまたは両方をメガネ状態として検出して状態情報を取得するメガネ状態取得ステップと、
    上記記憶部に上記メガネ状態取得ステップで取得されたメガネ状態情報に対応したメガネ状態情報を含む組み合わせがあるとき、上記無線通信部に、該組み合わせに含まれる上記ネットワークアドレス情報を用いて所定の画像表示装置との間で無線通信を行わせて、該所定の画像表示装置から上記シャッタ制御信号を取得させる制御ステップとを有する
    シャッタメガネのシャッタ制御信号取得方法。
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