JP2011202087A - インク組成物、インクジェット記録方法及び記録物 - Google Patents

インク組成物、インクジェット記録方法及び記録物 Download PDF

Info

Publication number
JP2011202087A
JP2011202087A JP2010072403A JP2010072403A JP2011202087A JP 2011202087 A JP2011202087 A JP 2011202087A JP 2010072403 A JP2010072403 A JP 2010072403A JP 2010072403 A JP2010072403 A JP 2010072403A JP 2011202087 A JP2011202087 A JP 2011202087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink composition
pigment
ink
composition according
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010072403A
Other languages
English (en)
Inventor
Ayako Nishiki
綾子 錦
Chie Maruyama
千恵 丸山
Yoshiharu Kanetani
美春 金谷
Soichi Yamazaki
聡一 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2010072403A priority Critical patent/JP2011202087A/ja
Priority to US13/071,617 priority patent/US20110236649A1/en
Publication of JP2011202087A publication Critical patent/JP2011202087A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/38Inkjet printing inks characterised by non-macromolecular additives other than solvents, pigments or dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • C09D11/322Pigment inks
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24802Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.]

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】普通紙や塗工紙などの吸水性の乏しいメディアに対して優れたカール、コックリ
ング適性、高発色性を実現でき、更に高固形分顔料インクの吐出安定性を向上させる技術
を提供する
【解決手段】顔料と、20℃における蒸気圧が0.1mmHg以下の多価アルコールモノ
アルキルエーテル及び/または含窒素環状化合物と、多価アルコール類と、不飽和脂肪酸
と、炭素数1〜4のアルキルアルコール類と、界面活性剤と、60〜10質量%の水と、
を少なくとも含んでなるインク組成物、該インク組成物を用いたインクジェット記録方法
及び該インクジェット記録方法により得られた記録物。
【選択図】なし

Description

本発明はインク組成物、インクジェット記録方法及び記録物に関する。さらに詳しくは
、吐出特性に優れたインク組成物、インクジェット記録方法及び記録物に関する。
インクジェット記録方法は、プリンターヘッドからインク小滴を飛翔させ、紙等の記録
媒体に着弾させて印刷を行う印刷方法である。このインクジェット記録方法に使用するイ
ンクは、プリンターヘッドから飛翔させるため、低粘性であることが好ましく、水を主成
分とし、これに着色剤及び目詰まり防止等の目的でグリセリン等の湿潤剤を含有したもの
が一般的である。着色剤としては、優れた発色性や安定性から染料が用いられている。し
かしながら、染料系インクを用いて得られる画像の耐光性、耐水性等は実用不十分なもの
である。耐水性については、インク吸収層を有するインクジェット専用記録紙の改善によ
ってある程度向上しているが、普通紙については満足なものではない。
近年、これらの問題点を改善するために、染料の代わりに有機顔料やカーボンブラック
等の顔料を着色剤として用いる顔料インクが検討されている。顔料は水に不溶であるため
、顔料を分散剤とともに混合、分散処理して水に安定分散させた水性インクとして用いら
れる。顔料を用いることで、耐水性、耐光性は染料を用いたインクよりも良好である場合
が多い。しかしながら、一般的な顔料インクでは、普通紙に高速印字した場合には高い画
像濃度、発色性を得ることが困難で、文字にじみ、色境界にじみ、両面印刷性も充分には
満足できるものではない。
また、普通紙や塗工紙は吸水性に乏しいことから、従来のインク組成物を用いて塗工紙
に印刷すると、インクを吐出した後に紙が波を打ったようなしわが生じる、いわゆる「コ
ックリング」や、紙そのものが反り返る、いわゆる「カール」などの現象が生じるという
問題があった。近年、これらの課題を解決する手段として、高固形分で水分量の少ない顔
料インクが提案されている(特許文献1)。
一方、インクジェット記録においてはインクジェット記録ヘッドの微細なノズルから安
定したインク液滴の吐出が要求されるため、インクジェット記録ヘッドのオリフィスの乾
燥によってインクの固化等が発生しないことが必要となる。しかしながら、顔料を用いた
インクでは、顔料などの固形分がオリフィス等に付着した後、再溶解されずに、目詰まり
やインクの不吐出等が生じる場合がある。特に、印字を長期に休止した場合にノズル等の
目詰まりが起こり易く、また、ノズルキャップ内や吸引用チューブ等の維持機構に増粘し
たインクが堆積し、維持機構の機能を損なう怖れがあるものであった。また、印字を一次
休止した場合、あるいは空白のある文書や画像の印字中に空白に対応するノズルに印字の
休止期間ができた場合にも、インク滴の噴射方向が乱れることによる印字不良(間欠吐出
不良)等の問題が起きていた。水性顔料インクは粘稠であり、長時間にわたる連続吐出及
び高速印字を行なう際にノズル先端までの経路で抵抗を起こし、吐出が不安定になり、ス
ムーズな記録が困難になるという問題もあった。
前述した水分量の少ない顔料インクでは一般的な顔料インクと比べて顔料等の固形分の
濃度が高くなっているため、上記吐出安定性の悪化が特に問題となっている。
特開2008−266598号公報
従って、本発明の課題は、普通紙や塗工紙などの吸水性の乏しいメディアに対して優れ
たカール、コックリング適性、高発色性を実現でき、更に高固形分顔料インクの吐出安定
性を向上させる技術を提供することにある。
本発明は、下記(1)の発明を提供することにより、前記目的を達成したものである。
(1)顔料と、20℃における蒸気圧が0.1mmHg以下の多価アルコールモノアル
キルエーテル及び/または含窒素環状化合物と、多価アルコール類と、不飽和脂肪酸と、
炭素数1〜4のアルキルアルコール類と、界面活性剤と、60〜10質量%の水と、を少
なくとも含んでなるインク組成物。
上記発明の好ましい態様は以下の通りである。
(2)前記不飽和脂肪酸が、0.08〜3質量%含まれる、上記(1)に記載のインク
組成物。
(3)前記不飽和脂肪酸が、オレイン酸である、上記(1)又は(2)に記載のインク
組成物。
(4)前記顔料が、6質量%以上含まれる、上記(1)〜(3)のいずれか一つに記載
のインク組成物。
(5)前記顔料が、水不溶性ポリマーに被覆された顔料である、上記(1)〜(4)の
いずれか一つに記載のインク組成物。
(6)前記顔料が、自己分散型顔料である、上記(1)〜(5)のいずれか一つに記載
のインク組成物。
(7)前記界面活性剤が、アセチレングリコール系界面活性剤及び/又はポリ変性シロ
キサン系界面活性剤である、上記(1)〜(6)のいずれか一つに記載のインク組成物。
(8)さらに、樹脂エマルジョンを含んでなる、上記(1)〜(7)のいずれか一つに
記載のインク組成物。
(9)前記樹脂エマルジョンが、最低造膜温度が20℃以上の樹脂微粒子と、最低造膜
温度が20℃未満の樹脂微粒子との混合物である、上記(8)に記載のインク組成物。
(10)インク組成物の液滴を吐出し、該液滴を記録媒体に付着させて印字を行うイン
クジェット記録方法であって、上記(1)〜(9)のいずれか一つに記載のインク組成物
を用いる、インクジェット記録方法。
(11)上記(10)に記載のインクジェット記録方法によって記録が行われた、記録
物。
[インク組成物]
本発明のインク組成物は、既述の通り、顔料と、20℃における蒸気圧が0.1mmH
g以下の多価アルコールモノアルキルエーテル及び/または含窒素環状化合物と、多価ア
ルコール類と、不飽和脂肪酸と、炭素数1〜4のアルキルアルコール類と、界面活性剤と
、60〜10質量%の水と、を少なくとも含んでなるものである。
本発明において使用されるインク組成物の着色剤は、耐光性の観点から顔料を使用する
。顔料は、無機顔料及び有機顔料のいずれも使用することができる。
無機顔料としては、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャ
ネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類、酸化鉄、酸化
チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、群青、紺青、酸化クローム等を使用することがで
きる。
また、有機顔料として、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、アゾレーキ、キレートアゾ顔
料などのアゾ顔料、フタロシアニン顔料、ペリレン及びペリノン顔料、アントラキノン顔
料、キナクリドン顔料、ジオキサン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キ
ノフタロン顔料等の多環式顔料、染料キレート(たとえば、塩基性染料型キレート、酸性
染料型キレートなど)、染色レーキ(塩基性染料型レーキ、酸性染料型レーキ)、ニトロ
顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック、昼光蛍光顔料等が挙げられる。上記顔料は1種
単独でも、2種以上併用して用いることもできる。
本発明のインク組成物は、ブラックインク組成物、カラーインク組成物等として使用さ
れる。
ブラックインク組成物に使用される顔料としては、カーボンブラックが好ましい。カー
ボンブラックの具体例としては、三菱化学製の#2300、#900、HCF88、#3
3、#40、#45、#52、MA7、MA8、MA100、#2200B等、コロンビ
ア社製のRaven5750、同5250、同5000、同3500、同1255、同7
00等、キャボット社製のRegal 400R、同330R、同660R、Mogul
L、同700、Monarch 800、同880、同900、同1000、同110
0、同1300、同1400等、デグッサ社製のColor Black FW1、同F
W2V、同FW18、同FW200、Color Black S150,同S160、
同S170、Printex 35、同U、同V、同140U、Specisal Bl
ack 6、同5、同4A、同4等を挙げることができ、これらの1種又は2種の混合物
として用いてもよい。
カラーインク組成物としては、イエローインク組成物、マゼンタインク組成物、シアン
インク組成物等として使用され、少なくとも、イエローインク組成物、マゼンタインク組
成物、シアンインク組成物を含むインクセットとして使用されることが好ましい。カラー
インク組成物の顔料としては、カラーインデックスに記載されているピグメントイエロー
、ピグメントレッド、ピグメントバイオレット、ピグメントブルー等の顔料が例示できる

具体的には、例えば、C.I.ピグメントイエロー1,3,12,13,14,17,
24,34,35,37,42,53,55,74,81,83,95,97,98,1
00,101,104,108,109,110,117,120,128,138,1
47,150,153,155,174,180,188,198;C.I.ピグメント
レッド1,3,5,8,9,16,17,19,22,38,57:1,90,112,
122,123,127、146,184,202,207,209;C.I.ピグメン
トバイオレッド1,3,5:1,16,19,23,38;C.I.ピグメントブルー1
,2,15,15:1,15:2,15:3,15:4,16;C.I.ピグメントブラ
ック1,7等であり、複数の顔料を用いてインク組成物を形成することもできる。
特に、前記イエローインク組成物に含まれる有機顔料が、C.I.ピグメントイエロー
74、109、110、128、138、147、150、155、180、188から
選ばれる少なくとも1種を含み、前記マゼンタインク組成物に含まれる有機顔料が、C.
I.ピグメントレッド122、202、207、209、C.I.ピグメントバイオレッ
ト19から選ばれる少なくとも1種を含み、前記シアンインク組成物に含まれる有機顔料
が、C.I.ピグメントブルー15、15:1、15:2、15:3、15:4、16か
ら選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましい。
また、カラーインデックスに記載されていない顔料であっても水に不溶であればいずれ
も使用できる。
本発明のインク組成物には、水不溶性ポリマーに被覆された顔料を用いることができる
。前記顔料は、上記色材のほか、公知の無機顔料及び有機顔料のいずれも用いることがで
きる。
上記水不溶性ポリマーは、疎水性基をもつモノマーと親水性基を持つモノマーとのブロ
ック共重合体樹脂からなり、少なくとも塩生成基をもつモノマーを含有しているもので、
中和後に25℃の水100gに対する溶解度が1g未満であるポリマーをいう。
疎水性基を持つモノマーは、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、イソプロ
ピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、n−アミ
ルメタクリレート、イソアミルメタクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、2−エチ
ルヘキシルメタクリレート、オクチルメタクリレート、デシルメタクリレート、ドデシル
メタクリレート、オクタデシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、フェニ
ルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、グリシジルメタクリレート等のメタクリル
酸エステル類や酢酸ビニル等のビニルエステル類やアクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル等のビニルシアン化合物類、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、4−t
−ブチルスチレン、クロルスチレン、ビニルアニソール、ビニルナフタレン等の芳香族ビ
ニル単量体類などがあり、それぞれ単独あるいは2種類以上を混合して用いることもでき
る。
親水性基を持つモノマーとしては、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、ポリ
プロピレングリコールモノメタクリレート、エチレングリコール・プロピレングリコール
モノメタクリレートなどがあり、それぞれ単独あるいは2種類以上を混合して用いること
もできる。特に、ポリエチレングリコール(2〜30)モノメタクリレート、ポリエチレ
ングリコール(1〜15)・プロピレングリコール(1〜15)モノメタクリレート、ポ
リプロピレングリコール(2〜30)メタクリレート、メトキシポリエチレングリコール
(2〜30)メタクリレート、メトキシポリテトラメチレングリコール(2〜30)メタ
クリレート、メトキシ(エチレングリコール・プロピレングリコール共重合体)(1〜3
0)メタクリレートなどの分岐鎖を構成するモノマー成分を用いることによって、印刷画
像の光沢性が向上する。
塩生成基をもつモノマーは、アクリル酸、メタクリル酸、スチレンカルボン酸、マレイ
ン酸などがあり、それぞれ単独あるいは2種類以上を混合して用いることもできる。
さらに、片末端に重合成官能基を有するスチレン系マクロモノマー、シリコーン系マク
ロモノマーなどのマクロモノマーやその他のモノマーを併用することもできる。
水不溶性ポリマーは、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法など公知の重
合法により、モノマーを共重合させることによって得られるが、特に溶液重合法が好まし
い。重合の際には、公知のラジカル重合剤や重合連鎖移動剤を添加してもよい。
水不溶性ポリマーによって被覆された顔料は、例えば、上記の水不溶性ポリマーをメタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、アセトン、メチルエチルケト
ン、ジブチルエーテルなどの有機溶媒に溶解させ、得られた溶液に顔料を添加し、次いで
中和剤及び水を添加して混練、分散処理を行うことにより水中油滴型の分散体を調製し、
得られた分散体から有機溶媒を除去することによって、水分散体として得ることができる
。混練、分散処理は、例えば、ボールミル、ロールミル、ビーズミル、高圧ホモジナイザ
ー、高速攪拌型分散機などを用いることができる。
中和剤は、エチルアミン、トリメチルアミン等の3級アミン、水酸化リチウム、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア等が好ましく、得られる水分散体のpHが6〜
10であることが好ましい。
また、被覆する水不溶性ポリマーとしては、重量平均分子量が10000〜15000
0程度のものが、顔料を安定的に分散させる点で好ましい。重量平均分子量はゲルパーミ
エーションクロマトグラフィー(GPC)による分子量分析方法により測定することがで
きる。
本発明のインク組成物には、自己分散型顔料を用いることができる。「自己分散型顔料
」とは、顔料表面に多数の親水性官能基および/またはその塩(以降、分散性付与基とい
う)を、直接またはアルキル基、アルキルエーテル基、アリール基等を介して間接的に結
合させたもので、分散剤なしに水性媒体中に分散および/または溶解することが可能な顔
料である。ここで「分散剤なしに水性媒体中に分散および/または溶解」とは、顔料を分
散させるための分散剤を用いなくても水性媒体中に分散可能な最小粒子径で安定に存在し
ている状態をいい、「分散可能な最小粒子径」とは、分散時間を増してもそれ以上小さく
ならない顔料の粒子径をいう。
前記自己分散型顔料を着色剤として含有するインクは、通常の顔料を分散させるために
含有させる前述のような分散剤を含む必要が無いため、分散剤に起因する発泡等がほとん
ど無く吐出安定性に優れるインクが調製しやすい。また分散剤に起因する大幅な粘度上昇
が抑えられるので、顔料をより多く含有することが可能となり印字濃度を十分に高めるこ
とが可能になる、等取り扱いが容易である。
前記自己分散型顔料は、例えば、顔料に物理的処理または化学的処理を施すことで、−
COOH、−CO、−OH、−SO3H、−PO32及び第4級アンモニウム並びにそれ
らの塩などの分散性付与基またはこれらの分散性付与基を有する活性種を顔料の表面に結
合(グラフト)させることによって製造される。前記物理的処理としては、例えば真空プ
ラズマ処理等が例示できる。また前記化学的処理としては、例えば水中で酸化剤により顔
料表面を酸化する湿式酸化法や、p−アミノ安息香酸を顔料表面に結合させることにより
フェニル基を介してカルボキシル基を結合させる方法等が例示できる。
本実施形態においては、次亜ハロゲン酸及び/または次亜ハロゲン酸塩による酸化処理
、またはオゾンによる酸化処理により表面処理される自己分散型顔料が、高発色という点
で好ましい。
前記自己分散型顔料は、インク組成物中における分散安定性、記録画像のOD値がより
高く、光沢性を更に向上させることができるという観点から、その体積平均粒子径が50
〜250nmであることが好ましい。尚、これらの体積平均粒子径は、Microtra
c UPA150(Microtrac社製)や粒度分布測定機LPA3100(大塚電
子社製)等の粒径測定によって、得ることができる。
前記自己分散顔料に用いられる顔料は、上記色材のほか無機顔料及び有機顔料のいずれ
も使用することができる。
また、前記自己分散型顔料としては市販品を利用することも可能であり、マイクロジェ
ットCW−1(商品名;オリヱント化学工業社製)、CAB−O−JET200、CAB
−O−JET250C、CAB−O−JET260M、CAB−O−JET270Y、C
AB−O−JET300(以上商品名;キャボット社製)等が例示できる。
これらの顔料は、普通紙において十分な印字濃度を得る観点から、固形分換算で6質量
%以上添加することが好ましい。
本発明のインク組成物は、吐出安定性や間欠能力を向上させる観点から、不飽和脂肪酸
が含まれる。
インク組成物に不飽和脂肪酸を加えることで、インク組成物中の固形分の分散が安定し
チキソ性が低下する。また、インクの不吐出や目詰まり等の原因のひとつである、オリフ
ィス等への樹脂等の固着に関しても、インク組成物に不飽和脂肪酸を加えることで、抑制
される。
前記不飽和脂肪酸は、0.08〜3質量%含まれることが望ましい。0.08質量%未
満だと十分な効果が得られず、また3質量%以上だとインク組成物の保存安定性やヘッド
やインクシステム等へのアタック性が問題となる。
前記不飽和脂肪酸としては、例えば、ラウロレイン酸、ミリストレイン酸、オレイン酸
、リノール酸、リノレン酸、ドデシン酸、オクタデシン酸、クロトン酸、パルミトレイン
酸、エライジン酸、バクセン酸、カドレイン酸、エイコセン酸、エルカ酸、ネルボン酸、
エイコサジエン酸、ドコサジエン酸、ピノレン酸、エレオステアリン酸、ミード酸、エイ
コサトリエン酸、ステアリドン酸、アラギドン酸、エイコサテトラエン酸、アドレン酸、
ボセオペンタエン酸、エイコサペンタエン酸、オズボンド酸、イワシ酸、テトラコサペン
タエン酸、ドコサヘキサエン酸、ニシン酸、等が挙げられる。
前記不飽和脂肪酸は、オレイン酸であることがより望ましい。
本発明のインク組成物は、不飽和脂肪酸の溶解性向上及びインク組成物の保存安定性向
上の観点から、炭素数1〜4のアルキルアルコール類が含まれる。
炭素数1〜4のアルキルアルコール類としては、エタノール、メタノール、ブタノール
、プロパノール、イソプロパノール等が挙げられる。
炭素数1〜4のアルキルアルコール類は、0.5〜5質量%含まれることが望ましい。
本発明のインク組成物は、インクジェットプリンターの印刷品質、及び吐出安定性やノ
ズルの目詰まり防止等の信頼性確保という観点から、20℃における蒸気圧が0.1mm
Hg以下の多価アルコールモノアルキルエーテル及び/または含窒素環状化合物を15質
量%以上含み、且つ、多価アルコール類とを含む。
20℃における蒸気圧が0.1mmHg以下の多価アルコールモノアルキルエーテルと
しては、例えば、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジプロピレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジプロピレ
ングリコールモノイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、
トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテ
ル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレンプリコールモノブチ
ルエーテル等が挙げられる。
含窒素環状化合物としては、例えば、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、2−
ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン等が挙げられる。
また、多価アルコール類としては、例えば、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオ
ール、トリメチロールプロパン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ペンタエチレンフ
リコール、ジプロピレングリコール、2−ブテンー1,4−ジオール、2−エチル−1,
3−ヘキサンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、1,2−オクタンジオ
ール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、4−メチル−1,2−ペンタンジオール等が挙げられる。
本発明のインク組成物は、保存安定性の観点から、前記不飽和脂肪酸とは別に、界面活
性剤が含まれる。界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、
両性界面活性剤およびノニオン性界面活性剤を含有することができる。発泡・起泡の少な
いインク組成物を得るという観点からノニオン性界面活性剤が特に好ましい。
ノニオン性界面活性剤のさらなる具体例として、アセチレングリコール系界面活性剤、
アセチレンアルコール系界面活性剤、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリ
オキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル
、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオ
キシアルキレンアルキルエーテルなどのエーテル系;ポリオキシエチレンオレイン酸、ポ
リオキシエチレンオレイン酸エステル、ポリオキシエチレンジステアリン酸エステル、ソ
ルビタンラウレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビ
タンセスキオレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンステアレ
ート等のエステル系;ジメチルポリシロキサン等のポリエーテル変性シロキサン系界面活
性剤;その他フッ素アルキルエステル、パーフルオロアルキルカルボン酸塩等の含フッ素
系界面活性剤等が挙げられる。ノニオン界面活性剤は、1種でも2種以上を併用すること
もできる。
上記ノニオン性界面活性剤の中でも、特にアセチレングリコール系界面活性剤及び/又
はポリエーテル変性シロキサン系界面活性剤が発泡も少なく、また優れた消泡性能を有す
る点で好ましい。
アセチレングリコール系界面活性剤の更なる具体例としては、2,4,7,9−テトラ
メチル−5−デシン−4,7−ジオール、3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジ
オール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3オールなどが挙げられるが、市販品で入手
も可能で、例えば、エアープロダクツ社のサーフィノール(登録商標)104、82、4
65、485、TGや日信化学社製のオルフィン(登録商標)STG、オルフィンE10
10等が挙げられる。ポリエーテル変性シロキサン系界面活性剤の更なる具体例としては
、ビッグケミー・ジャパン社のBYK−345、BYK−346、BYK−347、BY
K−348、UV3530などを挙げることができる。これらはインク組成物中に複数種
類用いてもよく、表面張力20〜40mN/mに調整されることが好ましく、インク組成
物中に0.1〜3.0質量%含まれる。
本発明のインク組成物には、顔料の分散安定性を高める観点及び記録物への定着性を確
保する観点から、樹脂エマルジョンが含まれることが好ましい。
前記樹脂エマルジョンは、最低造膜温度が20℃以上の樹脂微粒子と、最低造膜温度が
20℃未満の樹脂微粒子との混合物であることが好ましい。樹脂エマルジョンとして最低
造膜温度が20℃以上の樹脂微粒子と、最低造膜温度が20℃未満の樹脂微粒子との混合
物を用いることにより、20℃以上で膜化する樹脂微粒子が周囲温度で膜化することで、
定着性や耐擦性を向上させ、20℃未満で膜化する樹脂微粒子は周囲温度で膜化しないこ
とで、粒子のまま紙に残り、顔料粒子をより紙表面に存在させる作用によって、普通紙や
再生紙上での高発色を実現する。
これらの樹脂エマルジョンとしては、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、酢酸ビニル
系樹脂、塩化ビニル系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂からなる群より選択される1種ま
たは2種以上であることが好ましい。これらの樹脂はホモポリマーとして使用されても良
く、またコポリマーして使用されてもよく、単相構造及び複相構造(コアシェル型)の何
れのものも使用できる。
さらに、本発明のインク組成物に用いられる2種類以上の樹脂エマルジョンは、少なく
とも何れかが、不飽和単量体の乳化重合によって得られた樹脂微粒子のエマルジョンの形
態でインク組成物中に配合されることが好ましい。その理由は、樹脂微粒子のままインク
組成物中に添加しても該樹脂微粒子の分散が不十分となる場合があるため、インク組成物
の製造上エマルジョンの形態が好ましいからである。また、エマルジョンとしては、イン
ク組成物の保存安定性の観点から、アクリルエマルジョンが好ましい。
樹脂微粒子のエマルジョン(アクリルエマルジョン等)は、公知の乳化重合法により得
ることができる。例えば、不飽和単量体(不飽和ビニルモノマー等)を重合開始剤、及び
界面活性剤を存在させた水中において乳化重合することによって得ることができる。
不飽和単量体としては、一般に乳化重合で使用されるアクリル酸エステル単量体類、メ
タクリル酸エステル単量体類、芳香族ビニル単量体類、ビニルエステル単量体類、ビニル
シアン化合物単量体類、ハロゲン化単量体類、オレフィン単量体類、ジエン単量体類等が
挙げられる。さらに、具体例としては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、イソ
プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、n−アミル
アクリレート、イソアミルアクリレート、n−へキシルアクリレート、2−エチルへキシ
ルアクリレート、オクチルアクリレート、デシルアクリレート、ドデシルアクリレート、
オクタデシルアクリレート、シクロへキシルアクリレート、フェニルアクリレート、ベン
ジルアクリレート、グリシジルアクリレート等のアクリル酸エステル類;メチルメタクリ
レート、エチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレー
ト、イソブチルメタクリレート、n−アミルメタクリレート、イソアミルメタクリレート
、n−ヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、オクチルメタクリ
レート、デシルメタクリレート、ドデシルメタクリレート、オクタデシルメタクリレート
、シクロヘキシルメタクリレート、フェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、
グリシジルメタクリレート等のメタクリル酸エステル類;及び酢酸ビニル等のビニルエス
テル類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のビニルシアン化合物類;塩化ビニリ
デン、塩化ビニル等のハロゲン化単量体類;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトル
エン、4−t−ブチルスチレン、クロルスチレン、ビニルアニソール、ビニルナフタレン
等の芳香族ビニル単量体類;エチレン、プロピレン等のオレフィン類;ブタジエン、クロ
ロプレン等のジエン類;ビニルエーテル、ビニルケトン、ビニルピロリドン等のビニル単
量体類;アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマール酸、マレイン酸等の不飽和カ
ルボン酸類;アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N'−ジメチルアクリルアミド等
のアクリルアミド類;2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアク
リレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト等の水酸基含有単量体類等が挙げられ、これらを単独または二種以上混合して使用する
ことができる。
また、重合可能な二重結合を二つ以上有する架橋性単量体も使用することができる。重
合可能な二重結合を二つ以上有する架橋性単量体の例としては、ポリエチレングリコール
ジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、1,3−ブチレングリコール
ジアクリレート、1,4−ブチレングリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオー
ルジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,9−ノナンジオールジ
アクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、2,2'−ビス(4−アクリ
ロキシプロピロキシフェニル)プロパン、2,2'−ビス(4−アクリロキシジエトキシ
フェニル)プロパン等のジアクリレート化合物;トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、トリメチロールエタントリアクリレート、テトラメチロールメタントリアクリレート
等のトリアクリレート化合物;ジトリメチロールテトラアクリレート、テトラメチロール
メタンテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート等のテトラアクリ
レート化合物;ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等のヘキサアクリレート化合
物;エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ト
リエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、1
,3−ブチレングリコールジメタクリレート、1,4−ブチレングリコールジメタクリレ
ート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリ
レート、ジプロピレングリコールジメタクリレート、ポリプロピレングリコールジメタク
リレート、ポリブチレングリコールジメタクリレート、2,2'−ビス(4−メタクリロ
キシジエトキシフェニル)プロパン等のジメタクリレート化合物;トリメチロールプロパ
ントリメタクリレート、トリメチロールエタントリメタクリレート等のトリメタクリレー
ト化合物;メチレンビスアクリルアミド;ジビニルベンゼン等が挙げられ、これらを単独
または二種以上混合して使用することができる。
また、乳化重合の際に使用される重合開始剤及び界面活性剤の他に、連鎖移動剤、さら
には中和剤等も常法に準じて使用してよい。特に中和剤としては、アンモニア、無機アル
カリの水酸化物、例えば、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等が好ましい。
本発明において、樹脂エマルジョンは、インク組成物のインクジェット適正物性値、信
頼性(目詰まりや吐出安定性等)、高OD値、定着性、光沢性等をより有効に得る観点か
ら1〜10質量%の範囲でインク組成物中に含有されることが好ましい。
一方、インク組成物に使用される樹脂エマルジョンの体積平均粒子径は、インク組成物
中における分散安定性、記録画像のOD値がより高く、光沢性を更に向上させることがで
きるという観点から、20〜200nmであることが好ましい。
本発明のインク組成物には、pH調整剤を添加することができる。pH調整剤としては
、水酸化リチウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等の水酸化アルカリ及び/又はア
ンモニア、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミン、ジエタノールアミン、モノ
エタノールアミン等のアルカノールアミン等を用いることができる。特に、アルカリ金属
の水酸化物、アンモニア、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミンから選択され
る少なくとも1種類のpH調整剤を含み、pH6〜10に調整されることが好ましい。p
Hがこの範囲内にあれば、インクジェットプリンターを構成する材料等に変質を生じるこ
となく、目詰まり回復性が維持される。
また、必要に応じて、コリジン、イミダゾール、燐酸、3−(N−モルホリノ)プロパ
ンスルホン酸、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、ほう酸等をpH緩衝剤として
用いることができる。
前記トリアルカノールアミンは、インク組成物の光沢付与剤としても好適に用いること
ができ、光沢を有する記録媒体上にて一様な光沢を有した画像を形成するために、イエロ
ー、マゼンタ及びシアンインク組成物に添加することができる。
また、インク組成物の光沢付与剤としてトリアルカノールアミンを用いる場合の含有量
は、プリンターに用いられる部材への浸食、インク粘度及び光沢の点から、前記顔料10
0質量%に対して10〜50質量%であることが好ましく、12〜45質量%であること
がより好ましく、また、インク組成物全量に対して1質量%以上であることが好ましく、
より好ましくは、上限が3質量%であり、下限が1質量%である。
前記トリアルカノールアミンとしては特に制限されないが、トリエタノールアミン及び
/又はトリプロパノールアミンであることが、印字安定性及び光沢性向上の点で好ましい

さらに、本発明に用いられる各インク組成物には、必要に応じて、消泡剤、酸化防止剤
、紫外線吸収剤、防腐・防カビ剤等を添加することができる。
前記酸化防止剤及び前記紫外線吸収剤としては、アロハネート、メチルアロハネートな
どのアロハネート類、ビウレット、ジメチルビウレット、テトラメチルビウレットなどの
ビウレット類など、L−アスコルビン酸およびその塩等、チバガイギー社製のTinuv
in328、900、1130、384、292、123、144、622、770、2
92、Irgacor252、153、Irganox1010、1076、1035、
MD1024など、あるいはランタニドの酸化物等が用いられる。
前記防腐・防かび剤としては、例えば安息香酸ナトリウム、ペンタクロロフェノールナ
トリウム、2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、
デヒドロ酢酸ナトリウム、1,2−ジベンジソチアゾリン−3−オン(Avecia社の
プロキセルCRL、プロキセルBDN、プロキセルGXL、プロキセルXL−2、プロキ
セルTN)等が挙げられる。
本発明のインク組成物は、従来公知の装置、例えばボールミル、サンドミル、アトライ
ター、バスケットミル、ロールミル等を使用して、従来のインク組成物と同様に調製する
ことができる。調製に際しては、ノズルの目詰まり防止の観点から粗大粒子を除去するこ
とが好ましい。粗大粒子の除去は、例えば前記各成分を混合して得られたインクをメンブ
ランフィルターやメッシュフィルター等のフィルターを用いて濾過し、好ましくは10μ
m以上、より好ましくは5μm以上の粒子を除去することにより行われる。
本発明のインク組成物に含有される水は、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留
水等の純水または超純水を用いることが好ましい。特に紫外線照射または過酸化水素添加
等により滅菌処理した水を用いることが、カビやバクテリアの発生を防止してインク組成
物の長期保存を可能にする点で好ましい。
水分含量が10質量%未満の場合は、記録媒体への定着性が低下する場合がある。一方
、水分含量が60質量%を超える場合は、従来の水性インク組成物と同様、インク吸収性
が乏しい紙支持体の吸収層を有する記録媒体に対して印刷する際に、コックリングやカー
ルが発生しやすい。
インク組成物に含まれる水の含有量を上記の範囲に規定することにより、塗工紙中のセ
ルロースに吸収される水分量が従来のインク組成物よりも少なくなる結果、コックリング
やカールの原因と考えられているセルロースの膨潤を抑制することができる。従って、本
発明のインク組成物は、普通紙や印刷用塗工紙(印刷本紙)など、インク吸収性の乏しい
メディアに対しても有用である。
本発明において、「普通紙」とは、一般に、パルプを主原料としプリンターなどに使用
される紙をいい、JIS P 0001 番号6139で定義されている。具体的には、例
えば、上質紙、PPCコピー紙、非塗工印刷紙などを挙げることができる。普通紙は各社
から市販されているものを利用することもでき、例えば、Xerox 4200(Xer
ox社製)、GeoCycle(Gerogia−Pacific)等、種々のものを利
用することができる。
また、本発明においては、従来から、凸版印刷、平板印刷(例えば、オフセット印刷)
、又は凹版印刷(例えば、グラビア印刷)の印刷用紙として使用されている任意の印刷用
塗工紙(印刷本紙ともいう)を用いることができる。この印刷用塗工紙には、普通塗工紙
、キャスト塗工紙、及びつや消し塗工紙が含まれる。また、JIS P 0001 番号6
122で定義されている印刷本紙、JIS P 0001 番号6059で定義されている
コート紙(例えば、OKトップコートN)なども含まれる。
[インクジェット記録方法]
本発明のインク組成物は、ペン等の筆記具類、スタンプ等に好適に使用することができ
るが、インクジェット記録方式で記録媒体に記録するインク組成物として好適に使用でき
る。本実施形態においてインクジェット記録方式とは、インクジェット記録装置により、
インク組成物を微細なノズルより液滴として吐出して、その液滴を記録媒体に付着させる
方式を意味する。具体的に以下に説明する。
第一の方法としては、静電吸引方式があり、この方式はノズルとノズルの前方に置いた
加速電極の間に強電界を印可し、ノズルからインクを液滴状で連続的に噴射させ、インク
滴が偏向電極間を飛翔する間に印刷情報信号を偏向電極に与えて記録する方式、あるいは
インク滴を偏向することなく印刷情報信号に対応して噴射させる方式である。
第二の方法としては、小型ポンプでインク液に圧力を加え、ノズルを水晶振動子等で機
械的に振動させることにより、強制的にインク滴を噴射させる方式である。噴射したイン
ク滴は噴射と同時に帯電させ、インク滴が偏向電極間を飛翔する間に印刷情報信号を偏向
電極に与えて記録する。
第三の方法は圧電素子を用いる方式であり、インク液に圧電素子で圧力と印刷情報信号
を同時に加え、インク滴を噴射・記録させる方式である。
第四の方式は熱エネルギーの作用によりインク液を急激に体積膨張させる方式であり、
インク液を印刷情報信号に従って微小電極で加熱発泡させ、インク滴を噴射・記録させる
方式である。
以上のいずれの方式も本発明のインク組成物を用いたインクジェット記録方法に使用す
ることができる。
本発明のインクジェット記録方法によれば、上述のインク組成物を用いることにより、
普通紙や塗工紙などの吸水性の乏しいメディアに対して優れたカール適性、高発色性を実
現でき、更に高固形分顔料インクの吐出安定性を向上させることができる。
[記録物]
本実施形態の記録物は、少なくとも上述のインク組成物を用いて記録媒体上に記録が行
われたものである。この記録物は、上述のインク組成物を用いることにより、普通紙や塗
工紙などの吸水性の乏しいメディアに対して優れたカール適性、高発色性を実現できる。
1.顔料分散液の調製
(1)ブラック顔料分散液B1(自己分散型顔料)の調整
市販のカーボンブラックであるS170(商品名、デグザ社製)100gを水500g
に混合して、ジルコニアビーズによるボールミルにて粉砕した。この粉砕原液に次亜塩素
酸ナトリウム(有効塩素濃度12%)500gを滴下して、攪拌しながら10時間煮沸し
て湿式酸化を行った。得られた分散原液をガラス繊維濾紙GA−100(商品名:アドバ
ンテック東洋社製)で濾過して、さらに水で洗浄した。得られたウェットケーキを水5k
gに再分散して、逆浸透膜により電導度が2mS/cmになるまで脱塩および精製し、さ
らに顔料濃度が25質量%になるまで濃縮して自己分散型顔料を分散粒子とする自己分散
顔料液B1を調製した。
(2)マゼンタ顔料分散液M1(水不溶性ポリマー被覆顔料)の調製
まず、水不溶性ポリマーを以下に示す手順で合成した。有機溶媒(メチルエチルケトン
)20質量部、重合連鎖移動剤(2−メルカプトエタノール)0.03質量部、重合開始
剤、表1に示す各モノマーを用い、窒素ガス置換を十分に行った反応容器内に入れて75
℃攪拌下で重合し、モノマー成分100質量部に対してメチルエチルケトン40質量部に
溶解した2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル0.9質量部を加え、8
0℃で1時間熟成させ、ポリマー溶液を得た。なお、表1に示す数値は、モノマー混合物
の全量を基準(100%)としたときの各モノマーの割合(質量%)を意味する。
Figure 2011202087
次に、得られた水不溶性ポリマーを用いて、以下に示す手順でマゼンタ顔料分散液M1
を調製した。メチルエチルケトン45質量部に表1の水不溶性ポリマーを5質量部溶解さ
せて、その中に20%の水酸化ナトリウム水溶液(中和剤)を所定量加えて塩生成基を中
和し、さらに顔料としてC.I.ピグメントバイオレット19を20質量部加えてビーズ
ミルで2時間混練した。このようにして得られた混練物にイオン交換水120質量部を加
えて攪拌した後、減圧下、60℃でメチルエチルケトンを除去し、さらに一部の水を除去
することにより、固形分濃度が25質量%の顔料分散液M1を得た。
2.インク組成物の調製
表2に記載した組み合わせで、顔料と、20℃における蒸気圧が0.1mmHg以下の
多価アルコールモノアルキルエーテル及び/または含窒素環状化合物と、多価アルコール
類と、不飽和脂肪酸と、炭素数1〜4のアルキルアルコール類と、樹脂エマルジョンと、
界面活性剤と、水と、を含むインク組成物を調製した。イオン交換水の「残量」とは、イ
ンク全量が100部となるようにイオン交換水を加えることを意味する。
Figure 2011202087
なお、樹脂エマルジョンは、最低造膜温度(以下「MFT」と称する)が20℃未満の
樹脂微粒子と、MFTが20℃以上の樹脂微粒子の混合物を用いた。
MFTが20℃未満の樹脂微粒子は、アクリルアミド20gにメチルメタクリレート6
00g、ブチルアクリレート125g、メタクリル酸30g、トリエチレングリコールジ
アクリレート5gを重合することにより製造した。得られた樹脂微粒子は、20℃の温度
条件で膜化しないことを確認した。
MFTが20℃以上の樹脂微粒子は、アクリルアミド20gにスチレン130g、2−
エチルヘキシルアクリレート780g、メタクリル酸30g、エチレングリコールジメタ
クリレート2gを重合することにより製造した。得られた樹脂微粒子は、20℃の温度条
件で膜化することを確認した。
3.評価試験
(1)間欠能力の評価
表2に示すインク組成物(実施例1〜7、比較例1〜2)をインクジェットプリンター
PX−A550(セイコーエプソン社製)に充填し、一定時間吐出を行わない状態でキャ
リッジをスキャンさせた後、IJ用光沢フィルム上に全ノズル各20滴印字し、その後回復
動作(パージ50滴)を行うという一連の評価を10回繰り返した。
評価は20滴の印字中の特に第1滴目のドットのドット噴射方向について拡大写真で撮
り、目視で判断した。判断基準は以下に示すとおりとした。結果を表3に示す。
A:噴射方向乱れがなく、またドットサイズも正常で1列に並んでいる。
B:噴射方向乱れはなく、ドットもほぼ1列に並んでいるが、ドットサイズが若干小
さい。または、若干噴射方向が乱れているが、乱れが第2発目の列に及んでいない。
C:第1発目のドットが第2発目のドットのラインを超えている。または、吐出して
いない。
(2)保存安定性
70℃に6日間放置した表2に示すインク組成物(実施例1〜7、比較例1〜2)の物
性を初期のインク組成物の物性と比較した。また、そのインクをインクジェットプリンタ
ーPX−A550(セイコーエプソン社製)に充填し、印字を行った。判断基準は以下に
示すとおりとした。結果を表3に示す。
A:物性に変化がない。あるいは、変化があっても印字品質に問題はない。
B:物性に変化があり、印字品質に若干影響する。
C:物性に変化があり、印字品質に大きく影響する。
(3)光学濃度(OD値)の評価
表2に示すインク組成物(実施例1〜7、比較例1〜2)をインクジェットプリンター
PX−A550(セイコーエプソン社製)に充填し、記録メディアに100%Dutyの
パッチパターンを印刷した。記録メディアとしては、印刷本紙(印刷用塗工紙)の一種で
あるOKトップコートN(王子製紙社製)と、普通紙の一種であるXerox P(富士
ゼロックス社製)及びXerox 4024(Xerox Co.)を使用した。そして、
得られたパッチパターンをサンプルとして、後述する各評価試験を行った。
グレタグ濃度計(グレタグマクベス社製)を用いてパッチ部分のOD値を測定した。そ
して、サンプルごとの平均値を求め、算出した平均OD値につき、以下の評価基準で光学
濃度値(OD値)を評価した。結果を表3に示す。
A:1.2以上
B:1.0以上1.2未満
C:1.0未満
(4)コックリングの評価
レーザー変位計(LK−010、キーエンス社製)を用いて、(3)に示す手順で得ら
れた各サンプルの凹凸(コックリング)を測定した。そして、サンプルごとの平均値を求
め、算出した平均値に基づき、以下の評価基準でコックリングの評価を行った。結果を表
3に示す。
A:凹凸が1.0mm未満
B:凹凸が1.0mm以上2.0mm未満
C:凹凸が2.0mm以上
(5)カールの評価
(3)に示す手順で得られた各サンプルの丸まり方(カール)を、底面から持ち上がっ
た端までの高さを評価した。そして、サンプルごとの平均値を求め、算出した平均値に基
づき、以下の評価基準でカールの評価を行った。結果を表3に示す。
A:1.0cm未満
B:1.0cm以上3.0cm未満
C:3.0cm以上
(6)定着性(乾燥性)
(3)に示す手順で印刷した後、各サンプルを昼夜自然乾燥させ、サンプルの印字部を
指で擦り、印字面の状態と指に付着したインクを目視で観察した。その結果を以下の基準
に基づいて評価した。結果を表3に示す。
A:印字面は変化せず、指にインクが付着しない
B:若干印字面のインクは落ちるが、指にインクが付着しない
C:印字面のインクが落ち、指にインクが付着する
Figure 2011202087

Claims (11)

  1. 顔料と、20℃における蒸気圧が0.1mmHg以下の多価アルコールモノアルキルエ
    ーテル及び/または含窒素環状化合物と、多価アルコール類と、不飽和脂肪酸と、炭素数
    1〜4のアルキルアルコール類と、界面活性剤と、60〜10質量%の水と、を少なくと
    も含んでなるインク組成物。
  2. 前記不飽和脂肪酸が、0.08〜3質量%含まれる、請求項1に記載のインク組成物。
  3. 前記不飽和脂肪酸が、オレイン酸である、請求項1又は2に記載のインク組成物。
  4. 前記顔料が、6質量%以上含まれる、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインク組成
    物。
  5. 前記顔料が、水不溶性ポリマーに被覆された顔料である、請求項1〜4のいずれか一項
    に記載のインク組成物。
  6. 前記顔料が、自己分散型顔料である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のインク組成
    物。
  7. 前記界面活性剤が、アセチレングリコール系界面活性剤及び/又はポリ変性シロキサン
    系界面活性剤である、請求項1〜6のいずれか一項に記載のインク組成物。
  8. さらに、樹脂エマルジョンを含んでなる、請求項1〜7のいずれか一項に記載のインク
    組成物。
  9. 前記樹脂エマルジョンが、最低造膜温度が20℃以上の樹脂微粒子と、最低造膜温度が
    20℃未満の樹脂微粒子との混合物である、請求項8に記載のインク組成物。
  10. インク組成物の液滴を吐出し、該液滴を記録媒体に付着させて印字を行うインクジェッ
    ト記録方法であって、請求項1〜9のいずれか一項に記載のインク組成物を用いる、イン
    クジェット記録方法。
  11. 請求項10に記載のインクジェット記録方法によって記録が行われた、記録物。
JP2010072403A 2010-03-26 2010-03-26 インク組成物、インクジェット記録方法及び記録物 Withdrawn JP2011202087A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010072403A JP2011202087A (ja) 2010-03-26 2010-03-26 インク組成物、インクジェット記録方法及び記録物
US13/071,617 US20110236649A1 (en) 2010-03-26 2011-03-25 Ink composition, ink jet recording method, and recorded matter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010072403A JP2011202087A (ja) 2010-03-26 2010-03-26 インク組成物、インクジェット記録方法及び記録物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011202087A true JP2011202087A (ja) 2011-10-13

Family

ID=44656821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010072403A Withdrawn JP2011202087A (ja) 2010-03-26 2010-03-26 インク組成物、インクジェット記録方法及び記録物

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20110236649A1 (ja)
JP (1) JP2011202087A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012136589A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Seiko Epson Corp 顔料インク、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法
KR20140135805A (ko) * 2012-03-06 2014-11-26 오세-테크놀로지스 베파우 잉크 조성물
JP2015013971A (ja) * 2013-07-08 2015-01-22 花王株式会社 インクジェット記録用水系インクの製造方法
US9004664B2 (en) 2011-04-14 2015-04-14 Seiko Epson Corporation Ink jet recording aqueous pigment ink
US9493665B2 (en) 2014-07-29 2016-11-15 Ricoh Company, Ltd. Ink set for inkjet and inkjet recording method

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103975029B (zh) * 2011-12-22 2016-04-20 惠普发展公司,有限责任合伙企业 油墨组合物
JP6269145B2 (ja) * 2013-03-13 2018-01-31 株式会社リコー インクジェット用インク、該インクを用いたインクカートリッジ、インクジェット記録装置、及び、インク記録物
JP6120152B2 (ja) * 2013-03-29 2017-04-26 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP6550792B2 (ja) * 2014-03-13 2019-07-31 株式会社リコー インク、インクジェット記録方法、記録物
EP3152269B1 (en) * 2014-06-06 2021-08-04 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Ink composition
US9738804B2 (en) 2014-06-06 2017-08-22 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Ink composition
WO2015187179A1 (en) 2014-06-06 2015-12-10 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Ink composition
JP6164323B1 (ja) * 2016-03-14 2017-07-19 東洋インキScホールディングス株式会社 水性インクジェットインキ
JP7131272B2 (ja) * 2018-10-05 2022-09-06 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP2022147407A (ja) * 2021-03-23 2022-10-06 セイコーエプソン株式会社 インクジェットインク組成物及び記録方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06329964A (ja) * 1993-05-18 1994-11-29 Canon Inc インク、係るインクを用いた記録方法、及び、機器
JP2004115803A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Hewlett-Packard Development Co Lp 添加剤を用いてパドリングを低減させたインクジェットインク
JP2008266598A (ja) * 2007-03-15 2008-11-06 Seiko Epson Corp インク組成物、インクジェット記録方法及び記録物

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS612771A (ja) * 1984-06-14 1986-01-08 Taoka Chem Co Ltd インク組成物
JP2004530763A (ja) * 2001-06-14 2004-10-07 チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド 水性インキ組成物を用いる印刷方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06329964A (ja) * 1993-05-18 1994-11-29 Canon Inc インク、係るインクを用いた記録方法、及び、機器
JP2004115803A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Hewlett-Packard Development Co Lp 添加剤を用いてパドリングを低減させたインクジェットインク
JP2008266598A (ja) * 2007-03-15 2008-11-06 Seiko Epson Corp インク組成物、インクジェット記録方法及び記録物

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012136589A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Seiko Epson Corp 顔料インク、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法
US9004664B2 (en) 2011-04-14 2015-04-14 Seiko Epson Corporation Ink jet recording aqueous pigment ink
KR20140135805A (ko) * 2012-03-06 2014-11-26 오세-테크놀로지스 베파우 잉크 조성물
JP2015515510A (ja) * 2012-03-06 2015-05-28 オセ−テクノロジーズ ビーブイ インク組成物
KR102053474B1 (ko) * 2012-03-06 2019-12-06 오세-테크놀로지스 베파우 잉크 조성물
JP2015013971A (ja) * 2013-07-08 2015-01-22 花王株式会社 インクジェット記録用水系インクの製造方法
US9493665B2 (en) 2014-07-29 2016-11-15 Ricoh Company, Ltd. Ink set for inkjet and inkjet recording method

Also Published As

Publication number Publication date
US20110236649A1 (en) 2011-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4803356B2 (ja) インクセット及びこれを用いた記録方法、記録物
JP2011202087A (ja) インク組成物、インクジェット記録方法及び記録物
US20090068417A1 (en) Ink composition, inkjet recording method and recorded article
JP4895157B2 (ja) インクジェット記録方法及び記録物
JP2010248477A (ja) インク組成物及びこれを用いた記録方法、記録物
JP4668305B2 (ja) 水系着色剤分散物、水系着色剤分散物の製造方法、及びインクジェット記録用水系インク
JP2006273891A (ja) インク組成物及びこれを用いた記録方法、記録物
JP2009256606A (ja) インクセットおよびこれを用いた記録方法
JP2006274031A (ja) インクセット及びこれを用いた記録方法、記録物
JP2006273892A (ja) インク組成物及びこれを用いた記録方法、記録物
JP2009235155A (ja) インク組成物及びこれを用いたインクジェット記録方法、記録物
JP5258337B2 (ja) 水性インク組成物
JP2010065130A (ja) 顔料分散体の製造方法、ならびにインクジェット記録用水性インクおよびその製造方法
US8362107B2 (en) Ink set and recording method using the same
JP4810857B2 (ja) インク組成物、これを用いたインクジェット記録方法及び記録物
JP2007277291A (ja) 水性インク組成物、及びこれを用いた記録方法、記録物
JP2011178916A (ja) インクセットおよびこれを用いた記録方法
JP2004315739A (ja) インク組成物及びこれを用いた記録方法、記録物
JP2006273894A (ja) インクセット及びこれを用いた記録方法、記録装置
JP2015120918A (ja) インクセットおよびこれを用いた記録方法
JP2004204079A (ja) インク組成物及びこれを用いた記録方法、記録物
EP2230279B1 (en) Method for manufacturing pigment dispersion, and aqueous ink for inkjet recording
JP2008231224A (ja) 水性インク組成物及びこれを用いたインクジェット記録方法
JP4934977B2 (ja) インクセット及びこれを用いた記録方法、記録物
JP5896318B2 (ja) ブラックインク組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131217

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20140129