JP2004530763A - 水性インキ組成物を用いる印刷方法 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、着色剤として塩基性染料の高級脂肪族カルボン酸塩を含む水性インキ組成物を用いて、平面基材、たとえば紙を印刷するための方法に関するものである。
【0002】
顔料および染料の両方とも、これまで印刷インキ中の着色剤として使用されてきた。しかしながら、染料を基礎にしたインキは、顔料インキにくらべるとある種の不利益を有する。たとえば、染料は水溶性であり、そして基材上で乾燥した後でもその性質を保っている。このため、基材上の染料が水と接触すると、再溶解してにじむか、または浸み出したりする。染料の耐水性が欠如している結果、これを用いて作製した印刷製品は、水または湿気に触れると、読みづらく、および/または見苦しくなる。顔料は水に不溶であり、したがって顔料インキを用いて作製した印刷製品は良好な耐水性を有するが、顔料は色強度および彩度において染料よりも明らかに劣っている。染料と比較すると、顔料はより高い光堅牢度も有しており、その結果、顔料インキを用いて作製した印刷製品では、その退色が実質的により緩慢である。したがって実際上、着色剤が染料の利点と顔料の利点を併せもっているインキ組成物を利用できることは望ましいであろう。
【0003】
さらに、水を基礎にした環境に優しい最新型印刷インキ組成物は、その応用関連特性に対するいかなる悪影響をも及ぼされることなく使用できるはずである。水を基礎にしたインキとは、水成分が、インキ中の全揮発性成分の総重量を基準にして、5〜100重量%である組成物として理解されるべきである。好ましい水含量の下限は20重量%、特に50重量%である。
【0004】
EP−A−0921166は、インクジェット印刷方法に使用するためのものであって、ポリマー/染料複合体を含み、そして良好な耐水性、改善された光安定性および良好な彩度で際立った水性印刷インキを開示している。
【0005】
よって、本発明の基礎を成す問題は、良好な応用関連特性を有する、水に基づくインキを使用する新規な印刷方法を提供することである。本発明の方法は、特に、良好な耐水性、高い色強度および高い彩度によって際立った印刷を作製しようとするものである。
【0006】
したがって本発明は、平面基材を印刷するための方法に関するものであって、ここで該基材は、
a)塩基性染料と一緒に、
b)少なくとも4個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸、
および水
を含むインキ組成物を用いて印刷される。
【0007】
染色の意味における塩基性染料a)は、染色の際にカチオン性のものとして作用し、着色される基材、たとえば織物のアニオン基と反応して塩を形成するものである。この種の染料は、たとえばキサンテン、アジン、オキサジン、チアジン、メチン、およびジ−およびトリアリールメタン染料である。塩基性染料は、一面では、分子がカチオン、たとえばトリフェニルメタン類およびアジン類を形成するものを、そして他面では、たとえばアミノまたはアルキルアミノ基を含有するものをも包含する。塩基性染料は、一般に可溶性の塩、たとえば塩化物、シュウ酸塩、亜鉛塩化物複塩、カルボン酸塩または硫酸塩の形態にある。“塩基性染料”という表現は、構造的特性を示す目的にも用いられ、そしてこの狭義では、単に分子がカチオンである染料を意味している。
【0008】
適した塩基性染料は、たとえばColour Index, 3.Ed., Vol.1, The Society of Dyers and Colourists (1971), 1607-1688に、そしてまたColour Indexのより最近の版に、またはThe Chemistry of Synthetic Dyes, Vol.II, K.Venkataraman, Academic Press Inc., Publishers, New York (1952), 705-795に記述されている。
【0009】
好ましくは、インキ組成物中に存在する塩基性染料a)の量は、印刷インキの総量を基準にして、0.01〜25重量%、特に0.1〜10重量%、さらに特に0.1〜5重量%である。
【0010】
本発明に使用されるインキに適した、少なくとも4個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸b)は、たとえば、
非分枝直鎖状または分枝状の、飽和、または単−もしくは多不飽和の脂肪酸、たとえば
n−酪酸(C4)、n−吉草酸(C5)、分枝状イソ吉草酸(C5)、n−カプロン酸(C6)、カプリル酸(C8)、ペラルゴン酸(C9)、カプリン酸(C10)、ラウリン酸(C12)、ミリスチン酸(C14)、パルミチン酸(C16)、ステアリン酸(C18)、単不飽和オレイン酸(C18)、二不飽和リノール酸(C18)、三不飽和リノレン酸(C18)、エルカ酸(C22)、およびセロチン酸(C26);
テルペン類に基づくカルボン酸、たとえば非環式、単環式または二環式C10テルペン類、非環式、単環式、二環式または三環式C15セスキテルペン類、非環式、単環式または三環式C20ジテルペン類、特に三環式C20ジテルペン類、たとえばアビエチン酸、ジヒドロアビエチン酸およびテトラヒドロアビエチン酸;
胆汁酸のようなステロイド骨格を有するカルボン酸、たとえばコラン酸またはステロイド骨格上でヒドロキシにより置換されている対応する誘導体類、コール酸、デオキシコール酸、ケノデオキシコール酸、リトコール酸;および
非置換またはC1〜C4アルキル置換のC5〜C7シクロアルキル骨格を有するカルボン酸、たとえば4−シクロヘキシル酪酸、3−シクロヘキシルプロピオン酸、シクロヘキシル酢酸、シクロヘキサンカルボン酸、4−メチルシクロヘキサンカルボン酸およびシクロペンタンカルボン酸を包含する。
【0011】
本発明に使用されるインキ組成物中に存在する、少なくとも4個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸b)は、好ましくはC4〜C24カルボン酸、特にC8〜C24カルボン酸、さらに特にC12〜C24カルボン酸である。ここで述べたカルボン酸類は、非置換のものか、またはさらに、たとえばヒドロキシもしくは塩素、好ましくはヒドロキシにより置換されているものである。好ましくは、上述のカルボン酸類は非置換のものである。
【0012】
成分b)として使用される脂肪族カルボン酸は、1個以上、たとえば2個の、カルボキシル基を含有するもの、たとえばアゼライン酸(C9)またはショウノウ酸(C10)、好ましくは1個のカルボキシル基を含有するもの、たとえば、例として前述した脂肪族カルボン酸類である。
【0013】
本発明に使用されるインキ組成物中に存在する脂肪族カルボン酸b)は、より好ましくは飽和、または単−もしくは多不飽和C12〜C24脂肪酸、特に飽和または単不飽和C12〜C18脂肪酸である。
【0014】
好ましくは、インキ組成物中に存在する脂肪族カルボン酸b)の量は、印刷インキの総重量を基準にして、0.01〜25重量%、特に0.1〜10重量%、さらに特に0.1〜5重量%である。
【0015】
成分b)として使用される脂肪族カルボン酸の正確な量は、そのときの支配的条件に左右されるが、たとえば塩基性染料a)を基準にして、0.01〜1モル当量である。これは、インキ組成物中のかなりの比率の塩基性染料が、水に不溶なカルボン酸塩の形態で存在するのに有利なように選んだ。カルボン酸b)を過剰に、すなわち塩基性染料a)に対して1モル当量を超えて使用することも可能である。この場合には、塩の形で結合していない過剰のカルボン酸は、インキ中に存在する着色剤のための溶媒または分散媒としての役目をする。塩の形で結合していない過剰のカルボン酸は、塩の形で結合しているカルボン酸と同一か、または異なっていてよい。
【0016】
この印刷インキの製造方法は、好都合には、まず塩基性染料のカルボン酸塩を別個に調製し、その後これを、残りの成分すべてを含有していてよい水性インキ処方物中に分散させることを含む。カルボン酸塩は、たとえば染料を水に溶解し、必要量のカルボン酸を加え、そして生成した水不溶性の塩を分離することによるか、または好ましくは、染料を液状のカルボン酸に溶解することによって調製する。
【0017】
好ましくは、本発明に使用される水性インキ組成物は、前述の成分a)およびb)に加えて、さらなる成分c)としての顔料を含む。
【0018】
本発明に使用されるインキに適した顔料c)は、たとえば無機顔料類、例としてカーボンブラック、二酸化チタンまたは酸化鉄類;および有機顔料類、例としてフタロシアニン、アントラキノン、ペリノン、インジゴイド、チオインジゴイド、ジアオキサジン、ジケトピロロピロール、イソインドリノン、ペリレン、アゾ、キナクリドン系のもの、および金属錯体系列、たとえばアゾ、アゾメチンまたはメチン染料類の金属錯体、さらにβ−オキシナフトエ酸系列およびアセトアセタニリド系列の通常のアゾ染料類、およびアゾ染料類の金属塩を包含する。種々の顔料の混合物、または無機顔料と有機顔料の混合物も使用可能である。
【0019】
適した有機顔料c)は、たとえばIndustrial Organic Pigments, W. Herbst, K. Hunger, 2ndEd., VCH Verlagsgesellshaft, Weinheim, 1997, 187ffに記述されている。
【0020】
原則として、所望するいかなる顔料も、本発明に使用されるインキ組成物中の成分c)として使用可能である。好ましくは顔料の選択は、実現しようとする色合いによって決められる。
【0021】
好ましくは、インキ組成物中に存在する顔料c)の量は、印刷インキの総重量を基準にして、0.1〜35重量%、特に0.1〜20重量%、さらに特に1〜10重量%である。
【0022】
塩基性染料a)と顔料c)の有利な着色剤組合せは、たとえばC.I.ベーシックブルー145とC.I.ピグメントブラック7(Maxilon(登録商標)Blue TRLを0.1〜3重量%とUnisperse(登録商標)Black B-PIを30〜35重量%);C.I.ベーシックブルー3とC.I.ピグメントブルー15:3(Maxilon(登録商標)Blue 5Gを1〜10重量%とUnisperse(登録商標)Blue G-PIを20〜30重量%);C.I.ベーシックバイオレット16とC.I.ピグメントレッド57(Maxilon(登録商標)Red 2Bを1〜10重量%とUnisperse(登録商標)Rubine 4BA-PAを20〜30重量%);C.I.ベーシックレッド46とC.I.ピグメントレッド57(Maxilon(登録商標)Red GRLを1〜10重量%とUnisperse(登録商標)Rubine 4BA-PAを20〜30重量%);C.I.ベーシックレッド51とC.I.ピグメントレッド57(Maxilon(登録商標)Red SLを1〜10重量%とUnisperse(登録商標)Rubine 4BA-PAを20〜30重量%);C.I.ベーシックレッド12とC.I.ピグメントレッド57(Astraphloxinを1〜10重量%とUnisperse(登録商標)Rubine 4BA-PAを20〜30重量%);C.I.ベーシックイエロー13とC.I.ピグメントイエロー13(Maxilon(登録商標)Yellow 5GLを1〜10重量%とUnisperse(登録商標)Yellow BAW-PIを20〜30重量%);C.I.ベーシックイエロー29とC.I.ピグメントイエロー13(Maxilon(登録商標)Yellow GRLを1〜10重量%とUnisperse(登録商標)Yellow BAW-PIを20〜30重量%);C.I.ベーシックイエロー92とC.I.ピグメントイエロー13(Maxilon(登録商標)Yellow GRLを1〜10重量%とUnisperse(登録商標)Yellow BAW-PIを20〜30重量%)を包含する。
Maxilon(登録商標)およびUnisperse(登録商標)は、Ciba Spezialitatenchemieの登録商標である。
【0023】
好ましくは、本発明に使用されるインキ組成物は、さらに成分d)としてポリマー性バインダー樹脂も含有し、このものは、特に印刷インキに使用される着色剤のための分散剤としての、そして皮膜形成剤としての役目をする。ポリマー性バインダー樹脂d)は、たとえばアニオン性ポリマー、特に適切なビニルモノマー類の重合または共重合によって得られるカルボン酸基含有ポリマーであり、たとえばアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、スチレン、ブタジエン、酢酸ビニル、N−ビニルピロリドン、N−ビニル−N−メチルホルムアミド、N−ビニル−N−メチルアセトアミド、N−ビニル−N−エチルアセトアミド、プロピオン酸ビニル、無水マレイン酸およびマレイン酸の群からのものである。
【0024】
ポリマー性バインダー樹脂d)は、前記のモノマー類から、適したいずれかの重合方法によって、たとえば溶液中のフリーラジカル重合によって、または乳化重合によって合成することができる。
【0025】
以下のコポリマー類を、適したバインダー樹脂d)として例示することができる:スチレン/アクリル酸コポリマー、スチレン/メタクリル酸コポリマー、スチレン/アクリル酸/メタクリラートコポリマー、スチレン/メタクリル酸/メタクリラートコポリマー、スチレン/マレイン酸コポリマー、スチレン/マレイン酸/メタクリラートコポリマー。この種の樹脂は、酸の形態、または部分的もしくは完全に中和された形態において商業的入手も可能であり、そしてたとえばCarboset(登録商標)(BF Goodrich)、Acrysol(登録商標)(Rohm & Haas)、Acryloid(登録商標)(Rohm & Haas)、Joncryl(登録商標)(Johnson)、Elvacit(登録商標)(E.I. du Pont de Nemours)およびVinacryl(登録商標)(Vinamul Ltd.)の商品名で入手することができる。適したバインダー類は水性媒体中に分散可能であり、または適切であるなら塩基を加えることで、水性媒体に可溶になる。
【0026】
好ましくは、インキ組成物中に存在するバインダー樹脂d)の量は、印刷インキの総重量を基準にして、0.1〜40重量%、特に0.1〜25重量%、さらに特に1〜10重量%である。
【0027】
成分d)として使用されるバインダー樹脂の正確な量は、そのときの支配的条件に左右されるが、たとえばインキ中に存在する着色剤総重量の1.5倍またはそれ以上である。
【0028】
顔料c)は、すでに分散されている形態で印刷インキに使用するのが有利である。
【0029】
その場合、顔料は分散剤と一緒に摩砕して、平均粒径1μm以下、特に平均粒径0.05〜0.5μmを得るのが好都合である。定義した粒径範囲は、たとえば顔料を湿式摩砕し、その粒径範囲をレーザー粒径分析装置で連続的に監視することによって得ることができる。
【0030】
たとえば前述のバインダー樹脂d)のような通常の分散剤を、顔料分散体の製造に用いることができる。
【0031】
好都合には、水性印刷インキは、さらにpH値を調節するための塩基、例として有機アミン、またはアルカリ金属水酸化物たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムもしくは水酸化リチウムを含んでよい。有機アミン、たとえばアンモニア、アミノメチルプロパノール、ジメチルアミノメチルプロパノール、ジメチルエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、ピペラジンもしくはピペリジン、またはこれらの混合物がより好ましいが、それは印刷インキが乾燥するにつれてその塩基が揮発し、その結果形成される皮膜が水不溶性になるからである。塩基の濃度は、バインダー樹脂および脂肪族カルボン酸b)(印刷インキ中で、塩基性染料a)に対して場合により過剰に使用される)の遊離カルボキシ基が、アミン塩の形で存在する濃度になるように算定される。印刷インキは、中性ないし弱アルカリ性であって、pHが、たとえば7.5〜10にあるのが好都合である。
【0032】
本発明に使用される印刷インキは、水混和性有機溶媒のような可溶化剤または保水剤、例としてC1〜C4アルコール、たとえばメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、s−ブタノール、t−ブタノールまたはイソブタノール;アミド、たとえばジメチルホルムアミドまたはジメチルアセトアミド;ケトンまたはケトンアルコール、たとえばアセトン、メチルイソブチルケトン、ジアセトンアルコール;エーテル、たとえばテトラヒドロフランまたはジオキサン;含窒素ヘテロ環式化合物、たとえばN−メチル−2−ピロリドンまたは1,3−ジメチル−2−イミダゾリドン;ポリアルキレングリコール、好ましくは分子量100〜800を有する低分子量ポリエチレングリコール、たとえばジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール200、ポリエチレングリコール300、ポリエチレングリコール400またはポリエチレングリコール600、特に分子量150〜400を有するもの、あるいは低分子量ポリプロピレングリコール、たとえばジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコールP400またはポリプロピレングリコールP425;ポリアルキレングリコールのC1〜C4アルキルエーテル、たとえばジエチレングリコールモノブチルエーテル、2−(2−メトキシエトキシ)エタノール、2−(2−エトキシエトキシ)エタノール、2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エタノールまたは2−[2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ]エタノール;C2〜C6アルキレングリコールまたはチオグリコール、たとえばエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール;さらにポリオール、たとえばグリセロールまたは1,2,6−ヘキサントリオール;あるいは多価アルコールのC1〜C4アルキルエーテル、たとえば2−メトキシエタノールまたは1−メトキシプロパン−2−オール;
をたとえば印刷インキの総重量を基準にして、0〜30重量%、好ましくは2〜25重量%の量で含んでよい。
【0033】
本発明に使用される印刷インキは、特に粘度調節の目的で、天然または合成由来の増粘剤を含んでよい。
【0034】
言及してよい増粘剤の例は、商業的に入手可能なアルギナート増粘剤、デンプンエーテルおよびイナゴマメ粉エーテル、とりわけ、アルギン酸ナトリウム単独またはこれと修飾セルロース、特にカルボキシメチルセルロースの好ましくは20〜25重量%との混合物を包含する。さらに合成増粘剤として言及してよいのは、たとえばポリ(メタ)アクリル酸類またはポリ(メタ)アクリルアミド類に基づく増粘剤である。
【0035】
インキは、この種の増粘剤を、たとえばインキの総重量を基準にして、0〜20重量%、好ましくは0.1〜10重量%の量で含有してよい。
【0036】
本発明に使用される印刷インキ中に存在してもよいさらなる添加剤は、たとえば0〜1重量%の量(インキの総重量基準)の界面活性剤および湿潤剤を包含する。適した界面活性剤および湿潤剤は、商業的に入手可能なアニオン性または非イオン性界面活性剤を包含する。
【0037】
さらに、印刷インキは追加成分として、通常の添加物類、たとえば消泡剤または特にカビおよび/または細菌の成長を抑制する物質を含んでよい。この種の添加物は、通常、インキの総重量を基準にして、0〜2重量%、好ましくは0.01〜1重量%の量で使用される。
【0038】
適した防腐剤は、ホルムアルデヒド発生剤、たとえばパラホルムアルデヒドおよびトリオキサン、特にホルムアルデヒド水溶液たとえば30〜40重量%ホルムアルデヒド溶液、イミダゾール化合物類、たとえば2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾール、チアゾール化合物類、たとえば1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンまたは2−n−オクチルイソチアゾリン−3−オン、ヨウ素化合物類、ニトリル類、フェノール類、ハロアルキルチオ化合物類またはピリジン誘導体類、特に1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンまたは2−n−オクチルイソチアゾリン−3−オンを包含する。
【0039】
印刷インキは、通常の方法で、個々の成分を、たとえば所望量の水の中で相互に混合することによって調製することができる。インキ中に存在する浮遊物質および不溶成分は、たとえば孔径0.5〜5μmのフィルターを通すろ過によって除去される。
【0040】
本発明の方法は、広範な種類の材料、たとえば、紙およびコート紙(たとえば、壁紙、装飾紙、特に紙から作られた包装材料)、金属およびプラスチック(たとえば、アルミニウムフィルム、軟質および硬質PVCフィルム、ポリアミドフィルムおよびポリスチレンフィルム)、酢酸セルロースフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムおよびポリエステルフィルム、ガラス、セラミックス、再生セルロースフィルム、コートした再生セルロースフィルム、およびたとえばセルロース、絹、羊毛もしくは合成ポリアミド、ポリエステル、またはポリアクリロニトリルの繊維の織物を印刷するのに適している。
本発明で有利なのは、紙を印刷することである。
【0041】
本発明の方法で、より好ましいのは、紙を、
a)塩基性染料、
b)C12〜C24カルボン酸、
c)顔料、
d)バインダー樹脂、
および水
を含むインキ組成物を用いて印刷する方法である。
【0042】
本発明の方法で特に好ましいのは、紙を、
a)塩基性染料0.1〜10重量%、特に0.1〜5重量%と一緒に、
b)C12〜C24カルボン酸0.1〜10重量%、特に0.1〜5重量%、
c)顔料0.1〜20重量%、特に1〜10重量%、および
d)バインダー樹脂0.1〜25重量%、特に1〜10重量%、
(それぞれは印刷インキの総重量を基準にしたもの)
および水、
を含むインキ組成物を用いて印刷する方法である。
【0043】
本発明の方法は、複製および複写技法、たとえばフレキソグラフ印刷、木版印刷もしくはリノリウム版印刷のような凸版印刷方法、オフセット印刷、ブリキ印刷、リソグラフ印刷および写真植字のような平版印刷方法、彫刻銅版、エッチング、彫刻鋼版のような凹版印刷方法、スクリーン印刷とも呼ばれる孔版印刷方法、またはごく最近特に事務分野で重要になってきたインクジェット印刷方法、における通常の印刷方法を用いて適用される。
【0044】
本発明の方法により作製された印刷は、良好な光堅牢性および良好な耐水性を示す。これらは、特に高い色輝度および高い色強度によって際立っている。本発明に従って使用される印刷インキは、貯蔵安定性がよく、そして長期間の貯蔵を通じて、いかなる凝集もまたは沈殿も起こすことはない。
【0045】
以下の例は、本発明を具体的に説明するのに役立つ。他に記載のないかぎり、温度はセ氏度で表し、そしてパーセントは重量パーセントのことである。
【実施例】
【0046】
例1:
(i)以下を混合することにより、清澄な溶液を調製した。
Vinacryl(登録商標)4025(Vinamul Ltd.) 50.0g
脱イオン水 47.5g
リン酸トリブチル 1.0g
アンモニア(25%) 2.5g
(ii)Maxilon(登録商標)Blue TRL カルボナート(Ciba Spezialitatenchemie)(C.I.ベーシックブルー145)12.5gを、カプリル酸87.5g中に溶解した。
(iii)印刷インキ調製のため、(i)で得た溶液40gを、(ii)で得た溶液1.6gおよび防腐剤(Forafac(登録商標)D 1110)0.1gと混合した。
【0047】
(iii)で得たインキを、12μmコーティング装置を用いてクラフト紙上に印刷し、得られた印刷を乾燥させた。
【0048】
耐水性試験のため、乾燥した印刷(2×4cm)を、水に浸したろ紙(5×10cm)2枚の間に挿入し、得られたサンドウィッチを2枚のガラス板に挟んだ。この組立て試験片を多湿環境中に24時間保管した。印刷に接触させた紙のわずかな青い着色だけが確認され、紙への染料移行は観察されなかった。
【0049】
(iii)に記した方法で、ただし(ii)で得た溶液1.6gの代わりに、カプリル酸なしのMaxilon(登録商標)Blue TRL カルボナートの相当する量を用いてインキの調製を進め、そして前述の方法で得たクラフト紙上の印刷の耐水性を、前述の組立て試験片を用いて同一条件下で試験したところ、非常に強い青色着色、および印刷に接触させた紙中へのかなりの青色染料移行が確認された。
【0050】
例2:
(i)Maxilon(登録商標)Yellow GRL カルビノール塩基(Ciba Spezialitatenchemie)(C.I.ベーシックイエロー29)2.0gを、オレイン酸2.0g中に溶解した。
(ii)(i)で得た溶液4.0gを、例1(i)で得た清澄溶液3.7gと混合した。
(iii)10%顔料分散体を、C.I.ピグメントイエロー13を含有するUnisperse(登録商標)Yellow BAW-PI(Ciba Spezialitatenchemie)28.6g、例1(i)で得た清澄溶液40.0gおよび脱イオン水11.4gを混合することによって調製した。
【0051】
例2a:
(i)C.I.ベーシックイエロー92の2.0gを、オレイン酸2.0g中に溶解した。
(ii)(i)で得た溶液4.0gを、例1(i)で得た清澄溶液3.7gと混合した。
(iii)10%顔料分散体を、C.I.ピグメントイエロー13を含有するUnisperse(登録商標)Yellow BAW-PI(Ciba Spezialitatenchemie)の28.6g、例1(i)で得た清澄溶液40.0gおよび脱イオン水11.4gを混合することによって調製した。
【0052】
以下の表1に記載してあるインキ1〜6は、表1記載の成分を、その表に示してある量で混合することによって得た。
【0053】
【表1】
【0054】
表1記載のインキ1〜6を、12μmコーティング装置を用いてAPCOII/II紙上に印刷し、得られた印刷を乾燥した。
【0055】
インキ1〜6を用いて得られた乾燥ずみの印刷を、分光光度法により評価した。その印刷のL*C*h表色系における色値および暗色深度を表2に示す。引用した値は、D65型標準光および10°標準観測者(CIE1964)によるものである。光沢は除外した。それぞれのインキ中に存在する着色剤の含量は、表の第2列に示してある。本発明に従って用いた印刷インキ5および6は、顔料に加えて、染料/オレイン酸塩を含んでいた。
【0056】
【表2】
【0057】
この表を見ると、本発明に従って得られた印刷は、着色剤として顔料のみを含むインキを用いて作製した印刷に比べて、かなりの暗色深度増加、およびより高い彩度C*を示しているのが分かる。
【0058】
例3:
(i)Maxilon(登録商標)Red GRL/オレイン酸塩(Maxilon(登録商標)Red GRL(Ciba Spezialitatenchemie)(C.I.ベーシックレッド46)をオレイン酸に溶解して調製)の2.4gを、例1(i)で得た清澄溶液7.6gと混合した。
(ii)(i)で得た混合物2.0gを、C.I.ピグメントレッド57含有のUnisperse(登録商標)Rubine 4BA-PA(Ciba Spezialitatenchemie)7.14gと混合した。
(iii)印刷インキ調製のため、(ii)で得た混合物を例1(i)で得た清澄溶液30.0gで希釈し、ついで脱イオン水で補って50.0gとした。
【0059】
(iii)で得たインキを、12μmコーティング装置を用いてクラフト紙上に印刷し、得られた印刷を乾燥した。
【0060】
染料/オレイン酸塩を含有しないインキを用いて、相当する方法で得た印刷は、以下の表3の分光光度法による暗色深度測定値から分かるように、より低い暗色深度を有している。本発明によって得られる印刷はインキ1を用いて得られ、そして比較印刷はインキ2を用いて得られた。
【0061】
【表3】
Claims (10)
- 平面基材を印刷するための方法であって、ここで該基材を、
a)塩基性染料と一緒に、
b)少なくとも4個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸、
および水
を含むインキ組成物を用いて印刷する方法。 - インキ組成物が、さらなる成分として、
c)顔料
を含む、請求項1記載の方法。 - インキ組成物が、さらなる成分として、
d)バインダー樹脂
を含む、請求項1または2のいずれかに記載の方法。 - インキ組成物が、成分b)としてC4〜C24カルボン酸、好ましくはC8〜C24カルボン酸、そして特にC12〜C24カルボン酸を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
- インキ組成物中に存在する塩基性染料a)の量が、印刷インキの総重量を基準にして、0.01〜25重量%、好ましくは0.1〜10重量%、そして特に0.1〜5重量%である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
- インキ組成物中に存在する脂肪族カルボン酸b)の量が、印刷インキの総重量を基準にして、0.01〜25重量%、好ましくは0.1〜10重量%、そして特に0.1〜5重量%である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
- インキ組成物中に存在する顔料c)の量が、印刷インキの総重量を基準にして、0.1〜35重量%、好ましくは0.1〜20重量%、そして特に1〜10重量%である、請求項2記載の方法。
- インキ組成物中に存在するバインダー樹脂d)の量が、印刷インキの総重量を基準にして、0.1〜40重量%、好ましくは0.1〜25重量%、そして特に1〜10重量%である、請求項3記載の方法。
- 印刷される平面基材が紙である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 紙を、
a)塩基性染料、
b)C12〜C24カルボン酸、
c)顔料、
d)バインダー樹脂、
および水
を含むインキ組成物を用いて印刷する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
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