JP2007277291A - 水性インク組成物、及びこれを用いた記録方法、記録物 - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の記録媒体、特に光沢を有する記録媒体に対して、印刷画像の光沢に優れ、かつ、普通紙における発色性にも優れた水性インク組成物であって、特にインクジェット記録方式に用いるのに好適なインク組成物及び該インク組成物を用いて印刷を行う記録方法並びに該記録方法によって印刷が行われた記録物を提供する。
【解決手段】少なくとも、水不溶性ポリマーに被覆された顔料、水、水溶性有機化合物を含む水性インク組成物において、さらに、可塑剤を含むことを特徴とするインク組成物及び該インク組成物を用いて印刷を行う記録方法並びに該記録方法によって印刷が行われた記録物により解決する。
【選択図】なし

Description

本発明は水性インク組成物及び該水性インク組成物を用いて印刷を行う記録方法並びに該記録方法によって印刷が行われた記録物に関し、詳しくは、印刷画像の光沢に優れ、かつ、普通紙における発色に優れた水性インク組成物及び該水性インク組成物を用いて印刷を行う記録方法並びに該記録方法によって印刷が行われた記録物に関する。
インクジェット記録方式は、インクの小滴を飛翔させ、紙等の記録媒体に付着させて印刷を行う印刷方法である。近年のインクジェット記録技術の革新的な進歩により、これまで写真やオフセット印刷の分野であった高精細な画像記録(印刷)にもインクジェット記録方法が用いられるようになってきており、一般的に用いられる普通紙やインクジェット記録用の専用紙(マット紙、光沢系)に対してのみならず、印刷本紙等の記録媒体にも高品質な記録が求められてきている。
インクジェット記録に用いられるインクとしては、一般に着色剤となる色剤と水と水溶性有機溶剤、界面活性剤等を含むインク組成物が知られている。
色剤としては、染料または顔料が用いられ、特にカラーインクは色の彩度の高さ、透明性、水への溶解性が高い等の理由から染料が使用される場合が多い。しかし、染料は一般的に耐光性や耐ガス性の点が不十分であり、また、水溶性であることから、耐水性にも問題があるため、染料を用いたインクを使用して記録された記録物は、記録画像の保存性に劣るという欠点を有している。
これに対して、顔料は耐光性、耐ガス性、耐水性に優れた色剤であるため、この色剤特性を活かした顔料インクの開発が進められてきており、例えば、顔料を界面活性剤や高分子分散剤で分散した水性顔料インクが提案されている。しかしながら、従来の顔料インクでは、光沢があり平滑な表面を有する記録媒体に対して、インク付着部分に凹凸が生じ、光の乱反射が起こるために光沢感が損なわれるという問題があった。
光沢感のある画像を得るためには、記録媒体上でのインク付着表面を平滑にし、乱反射を抑制する必要があるが、多量の樹脂等をインクに添加することで、インク付着表面を平滑にして、光沢を得る方法も知られている。しかしながら、特にインクジェット記録に用いられるような低粘度(20℃における粘度が15mPa・s以下)のインクでは、樹脂の添加量には限界があり、インク付着表面を充分に平滑にすることは難しかった。また、インクジェット記録方式においては、多量の樹脂を含むインクは目詰まり等の信頼性が低化するという問題もあった。
そこで、ポリエーテル変性ポリシロキサンとスルホン基含有共重合体エマルジョンを含有するインク組成物により、インク付着表面を平滑にして、鏡面光沢を得る方法が提案されている(特許文献1)。
また、自己分散顔料と水分散性樹脂とを含み、水分散性樹脂の平均粒子径が自己分散顔料の平均粒子径以下にすることで、光沢性と光学濃度(OD値)を高く保つ方法が提案されている(特許文献2)。
また、ポリオキエシエチレン脂肪酸エステルを含有するインク組成物により、印刷画像の光沢感を得る方法が提案されている(特許文献3)。
また、水不溶性のビニルポリマー微粒子の水分散体を含有するインク組成物により、優れた光沢性と光学濃度(OD値)を得る方法が提案されている(特許文献4)。
特開2003−306620号公報 特開2004−35716号公報 特開2005−263972号公報 特開2004−75988号公報
しかしながら、ポリエーテル変性ポリシロキサンとスルホン基含有共重合体エマルジョンを含有するインク組成物は、フィルム調あるいは写真調の記録媒体に対しては優れた光沢性を有するものの、紙ベースの光沢紙に対しては、発色が劣るという課題があった。
また、水分散性樹脂の平均粒子径を自己分散顔料の平均粒子径以下にする方法では、十分な光沢感を得ることができないという課題があった。
また、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルを含有する方法や水不溶性のビニルポリマー微粒子の水分散体を用いる方法では、光沢感と普通紙発色性が、充分といえるレベルには達していなかった。
すなわち、従来技術のインク組成物は、光沢は向上するものの、普通紙における発色性が不十分であったり、普通紙における発色性は十分であるものの、光沢が不十分であるなど、未だに改善の余地があった。
したがって、本発明の目的は、種々の記録媒体、特に光沢を有する記録媒体に対して、印刷画像の光沢に優れ、かつ、普通紙における発色性にも優れた水性インク組成物であって、特にインクジェット記録方式に用いるのに好適な水性インク組成物を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、少なくとも、水不溶性ポリマーに被覆された顔料、水、水溶性有機化合物を含む水性インク組成物において、さらに、可塑剤を含むことを特徴とする水性インク組成物を提供するものである。このような構成により、普通紙における発色性にも優れるとともに、光沢を有する記録媒体における印刷画像の光沢感に優れた水性インク組成物を得ることができる。
本発明の実施形態に係る水性インク組成物についてさらに詳細に説明する。本実施形態に係る水性インク組成物は、既述のように、少なくとも、水不溶性ポリマーに被覆された顔料、水、水溶性有機化合物を含む水性インク組成物において、さらに、可塑剤を含んでなる。
[可塑剤]
本実施形態の水性インク組成物において、可塑剤は、印刷画像における普通紙上での発色性と光沢メディア上の光沢感を向上させる観点から添加されるものである。可塑剤は、樹脂の分子間に入り込み、樹脂の硬い網状構造の原因であるファン・デル・ワールス結合を弱め、広範な温度範囲にわたって柔軟性質を与え、いわゆる可塑化作用をする。このように、水不溶性ポリマーを含むインク組成物に可塑剤を添加することにより、顔料を被覆している水不溶性ポリマーの一部あるいは全体を軟化させ、記録媒体上に印刷した際のインク付着表面の凹凸を抑制して平滑にすることで光沢感を向上させると考えられる。
本実施形態において、可塑剤は、分子量100〜10000であることが好ましく、分子量100〜1000であることがより好ましく、分子量100〜700であることがさらに好ましい。分子量100以上であれば光沢向上効果を発現でき、分子量10000以下であればインクの保存安定性を確保できる。
また、前記可塑剤としては、上記範囲内の分子量を有することを前提として、例えば、脂肪族エステル、リン酸エステル、オキシ酸エステル、フタル酸エステル、トリメリット酸エステル、酢酸エステル、エステル化大豆油等を挙げることができる。その中でも、印刷画像の光沢感と普通紙発色性の観点から、脂肪族エステル、リン酸エステル、オキシ酸エステル、フタル酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種以上であることが好ましい。
前記脂肪族エステルとしては、脂肪族一塩基酸エステル、脂肪族二塩基酸エステル等を挙げることができるが、特に脂肪族二塩基酸エステルであることが好ましい。脂肪族二塩基酸エステルの具体的な例として、コハク酸ジエチル等のコハク酸エステル;アジピン酸ジメチル、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジ−n−ヘキシル、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸ジイソノニル、アジピン酸ジイソデシル、アジピン酸アルキル610、ジブチルジグリコールアジペート等のアジピン酸エステル;セバシン酸ジメチル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジオクチル等のセバシン酸エステル;マレイン酸ジブチル、マレイン酸ジ−2−エチルヘキシル等のマレイン酸エステル;フマル酸ジブチル等のフマル酸エステル;アゼライン酸ジオクチル等のアゼライン酸エステルクエン酸アセチルトリエチル;クエン酸アセチルトリブチル等のクエン酸エステル;等が挙げられ、印刷画像の光沢感と発色性という観点から、特に、コハク酸エステル、アジピン酸エステル、セバシン酸エステル、マレイン酸エステル、フマル酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種以上であることが好ましい。
前記オキシ酸エステルとしては、アセチルリシノール酸エステル、アセチルクエン酸エステル等を挙げることができるが、印刷画像の光沢感と発色性という観点から、特にアセチルリシノール酸エステルであることが好ましい。アセチルリシノール酸エステルの具体的な例として、アセチルリシノール酸メチル、アセチルリシノール酸ブチル等が挙げられる。
前記リン酸エステルの具体的な例としては、リン酸トリエチル、リン酸トリブチル、リン酸トリクレシル、リン酸トリ−2−エチルヘキシル、トリ(クロロエチル)ホスフェート、トリスジクロロプロピルホスフェート、リン酸トリブトキシエチル、リン酸トリフェニル、リン酸トリス(イソプロピルフェニル)、リン酸トリス−(2−ブトキシエチル)、リン酸トリトリル等のリン酸トリアルキルエステル;クレジルジフェニルホスフェート等を挙げることができるが、特に、印刷画像の光沢感と発色性という観点から、リン酸トリアルキルエステルであることが好ましい。
前記フタル酸エステルの具体的な例としては、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ブチルベンジル、フタル酸ジトリデシル、フタル酸ジシクロヘキシル等のフタル酸ジアルキルエステル;フタル酸ブチルベンジル、テトラヒドロフタル酸エステル等を挙げることができるが、特に、印刷画像の光沢感という観点から、フタル酸ジアルキルエステルであることが好ましい。
前記可塑剤の含有量は、インク組成物の全量に対して、0.001〜2.0重量%であることが好ましく、0.001〜1.0重量%であることがより好ましく、0.01〜1.0重量%であることが更に好ましい。0.001重量%以上であれば印刷画像の光沢感向上が得られ、2.0重量%以下であればインクの保存安定性が確保できる。
[水不溶性ポリマーに被覆された顔料]
本実施形態において使用されるインク組成物の着色剤は、発色性、耐水性、耐候性、顔料の分散安定性等の観点から、水不溶性ポリマーによって被覆された有機顔料が使用される。
前記水不溶性ポリマーは、少なくとも重合性不飽和単量体と重合開始剤を用いて溶液重合法により重合によって得られるポリマーであり、水不溶性ポリマーとは、中和後に25℃の水100gに対する溶解度が1g未満であるポリマーをいう。
重合性不飽和単量体としては、ビニル芳香族炭化水素、メタアクリル酸エステル類、メタアクリルアミド、アルキル置換メタアクリルアミド、無水マレイン酸、ビニルシアン化合物類、メチルビニルケトン、酢酸ビニルなどが挙げられる。具体的には、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、4−t−ブチルスチレン、クロルスチレン、ビニルアニソール、ビニルナフタレン、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、n−アミルメタクリレート、イソアミルメタクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、オクチルメタクリレート、デシルメタクリレート、ドデシルメタクリレート、オクタデシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、フェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどがあり、それぞれ単独あるいは2種類以上を混合して用いることもできる。
さらに、前記水不溶性ポリマーは印刷画像の光沢性を付与するために、親水性基を持つモノマーと塩生成基をもつモノマーを含むことが好ましい。
親水性基を持つモノマーとしては、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、ポリプロピレングリコールモノメタクリレート、エチレングリコール・プロピレングリコールモノメタクリレートなどがあり、それぞれ単独あるいは2種類以上を混合して用いることもできる。特に、ポリエチレングリコール(2〜30)モノメタクリレート、ポリエチレングリコール(1〜15)・プロピレングリコール(1〜15)モノメタクリレート、ポリプロピレングリコール(2〜30)メタクリレート、メトキシポリエチレングリコール(2〜30)メタクリレート、メトキシポリテトラメチレングリコール(2〜30)メタクリレート、メトキシ(エチレングリコール・プロピレングリコール共重合体)(1〜30)メタクリレートなどの分岐鎖を構成するモノマー成分を用いることによって、印刷画像の光沢性がさらに向上する。
塩生成基をもつモノマーは、アクリル酸、メタクリル酸、スチレンカルボン酸、マレイン酸などがあり、それぞれ単独あるいは2種類以上を混合して用いることもできる。
さらに、片末端に重合成官能基を有するスチレン系マクロマー、シリコーン系マクロマーなどのマクロマーやその他のモノマーを併用することもできる。また、重合の際には、公知のラジカル重合剤や重合連鎖移動剤を添加してもよい。
水不溶性ポリマーによって被覆される有機顔料は、転相乳化法により得られるものである。すなわち、上記の水不溶性ポリマーをメタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、アセトン、メチルエチルケトン、ジブチルエーテルなどの有機溶媒に溶解させ、得られた溶液に有機顔料を添加し、次いで中和剤及び水を添加して混練、分散処理を行うことにより水中油滴型の分散体を調整し、得られた分散体から有機溶媒を除去することによって、水分散体として得ることができる。混練、分散処理は、例えば、ボールミル、ロールミル、ビーズミル、高圧ホモジナイザー、高速攪拌型分散機などを用いることができる。
中和剤は、エチルアミン、トリメチルアミン等の3級アミン、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア等が好ましく、得られる水分散体のpHが6〜10であることが好ましい。
また、被覆する水不溶性ポリマーとしては、重量平均分子量が10000〜150000程度のものが、着色剤、特に顔料を安定的に分散させる点で好ましい。重量平均分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)による分子量分析方法により測定することができる。
さらに、発色や光沢メディア上での光沢性の観点から、インク組成物中での平均粒子径が50〜250nmの範囲であることが好ましく、50〜150nmの範囲であることがさらに好ましい。尚、これらの平均粒子径は、Microtrac UPA150(Microtrac社製)や粒度分布測定機LPA3100(大塚電子社製)等の粒径測定によって得ることができる。
本実施形態で用いられる顔料としては、カラーインデックスに記載されているピグメントイエロー、ピグメントレッド、ピグメントバイオレット、ピグメントブルー等の顔料が例示できる。具体的には、例えば、C.I.ピグメントイエロー1,3,12,13,14,17,24,34,35,37,42,53,55,74,81,83,95,97,98,100,101,104,108,109,110,117,120,128,138,147,150,153,155,174,180,188,198;C.I.ピグメントレッド1,3,5,8,9,16,17,19,22,38,57:1,90,112,122,123,127,146,184,202,207,209;C.I.ピグメントバイオレッド1,3,5:1,16,19,23,38;C.I.ピグメントブルー1,2,15,15:1,15:2,15:3,15:4,16;C.I.ピグメントブラック1,7等であり、複数の顔料を用いてインク組成物を形成することもできる。
特に、C.I.ピグメントイエロー74,109,110,128,138,147,150,155,180,188;C.I.ピグメントレッド122,202,207,209;C.I.ピグメントバイオレット19;C.I.ピグメントブルー15,15:1,15:2,15:3,15:4,16から選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましい。
また、カラーインデックスに記載されていない顔料であっても水に不溶であればいずれも使用できる。
これらの水不溶性ポリマーによって被覆された顔料は、0.1〜15重量%の範囲で
カラーインク組成物中に含有されることが好ましい。より好ましくは0.5〜10重量%であり、さらに好ましくは0.5〜8重量%である。含有量が0.1重量%未満では光学濃度(OD値)が不充分である場合があり、また8重量%よりも大きいと光沢メディア上での光沢性劣化やノズルの目詰まり、吐出の不安定を起こす等、信頼性に不具合が生じる場合がある。
さらに、顔料と水不溶性ポリマーの比率が、顔料:水不溶性ポリマー=1:0.2〜1:1の比率にあることが、分散安定性や、インクの保存安定性やノズルの目詰まり防止等の観点、光沢メディア上での光沢性の観点から好ましい。詳しくは、水不溶性ポリマーが顔料に対して、20%より少ないと安定分散ができず、顔料の凝集が発生し、顔料に対して100%より多いとブロンズ現象は小さくなってくるが、発色が低下し、光沢メディア上での光沢も劣化するためである。
また、発色や光沢メディア上での光沢性の観点から、カラーインク組成物中での顔料粒子の体積平均粒子径が50〜 250nmの範囲であることが好ましい。なお、これらの体積平均粒子径は、Microtrac UPA150(マイクロトラック社製)や粒度分布測定機LPA3100(大塚電子社製)等の粒径測定によって得ることができる。
なお、水不溶性ポリマーによって被覆された顔料は、顔料が水不溶性ポリマーによって完全に被覆されずに、一部の着色剤が露出した形状でもよい。
[水]
本実施形態に係る水性インク組成物は、主溶媒としての水を含む。水としては、イオン交換水、限外ろ過水、逆浸透水、蒸留水等の純粋又は超純水を用いることが好ましい。特に、これらの水を、紫外線照射又は過酸化水素添加等により滅菌処理した水は、長期間に亘ってカビやバクテリアの発生が防止されるので好ましい。
[水溶性有機溶媒]
本実施形態に係る水性インク組成物は、水溶性有機化合物として、浸透促進剤、表面張力調整剤、湿潤剤を含むことが好ましい。
[浸透促進剤]
本実施形態に係る水性インク組成物は、記録媒体への濡れ性を高めて有機顔料の浸透性を高めるためる観点から、浸透促進剤を添加することが好ましい。浸透促進剤としては、1,2−アルカンジオール及び/またはグリコールエーテルを含有することが好ましい。1,2−アルカンジオールの具体的な例としては、1,2−オクタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−ペンタンジオール、4−メチル−1,2−ペンタンジオール等が挙げられる。また、グリコールエーテルの具体的な例としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、エチレングリコールモノ−iso−プロピルエーテル、ジエチレングリコールモノ−iso−プロピルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、エチレングリコールモノ−t−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−t−ブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、1−メチル−1−メトキシブタノール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノ−t−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−iso−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−iso−プロピルエーテル等が挙げられる。これらの溶剤は、1種又は2種以上を用いることができ、適切な浸透性及び乾燥性の確保という観点で、インク組成物中に2〜15重量%含まれることが好ましい。
[表面張力調整剤]
さらに、本発明のインク組成物は、表面張力調整剤を含有することが好ましい。表面張力調整剤としては、アセチレングリコール系界面活性剤やポリエーテル変性シロキサン系界面活性剤が好ましい。アセチレングリコール系界面活性剤の例としては、サーフィノール420、440、465、485、104、STG(エアープロダクツ社製品)、オルフィンPD001、PD002W、SPC、E1004、E1010(日信化学工業(株)製品)、アセチレノールE00、E40、E100、LH(川研ファインケミカル(株)製品)等が挙げられる。またポリエーテル変性シロキサン系界面活性剤としては、BYK−346、347、348、UV3530(ビックケミー社製品)などが挙げられる。これらは、インク組成物中に1種又は2種以上を用いることができ、表面張力20〜40mN/mに調整されることが好ましく、インク組成物中には0.1〜3.0重量%含まれる。
[湿潤剤]
また、本実施形態に係るインク組成物は、インク組成物の乾燥を防いでインクジェットプリンタのヘッドでの目詰りを防止する観点から、湿潤剤を添加することが好ましい。湿潤剤としては、例えば、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ペンタエチレンフリコール、ジプロピレングリコール、2−ブテン−1,4−ジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール等の多価アルコール類;グルコース、マンノース、フルクトース、リボース、キシロース、アラビノース、ガラクトース、アルドン酸、グルシトール(ソルビット)、マルトース、セロビオース、ラクトース、スクロース、トレハロース、マルトトリオース等の糖類;糖アルコール類;ヒアルロン酸類;尿素、1,2−ジメチル尿素、エチレン尿素、ジメチロールエチレン尿素、チオ尿素、セミカルバジッド、グアニジン、メラミン等の尿素誘導体;エタノール、メタノール、ブタノール、プロパノール、イソプロパノールなどの炭素数1〜4のアルキルアルコール類;2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ホルムアミド、アセトアミド、ジメチルスルホキシド、ソルビット、ソルビタン、アセチン、ジアセチン、トリアセチン、スルホラン等が挙げられる。これらは、インク組成物中に1種又は2種以上を用いることができ、インク組成物の適正な物性値(粘度等)の確保、印刷品質、信頼性の確保という観点で、インク組成物中に5〜50重量%含まれることが好ましい。
[その他]
さらに、本実施形態に係る水性インク組成物には、pH調整剤、防腐剤、防カビ剤、防錆剤、溶解助剤、酸化防止剤等から選ばれる材料を所望により添加することができる。これらの成分は、各種別に一種又は二種以上を混合して用いることができる。また、添加する必要がなければ添加しなくてもよい。当業者は本発明の効果を損なわない範囲で、選択された好ましい添加剤を好ましい量で用いることができる。
pH調整剤としては、水酸化リチウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属の水酸化物、アンモニア、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン等のアミン類等を用いることが出来るが、好ましくは、アルカリ金属の水酸化物、アンモニア、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミンから選択される少なくとも1種類のpH調整剤を含み、pH6〜10に調整されることが好ましい。pHがこの範囲を外れると、インクジェットプリンタを構成する材料等に悪影響を与えたり、目詰まり回復性が劣化する。
防腐剤又は防カビ剤としては、例えば、安息香酸ナトリウム、ペンタクロロフェノールナトリウム、2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、及び1,2−ジベンジソチアゾリン−3−オン(AVECIA社のプロキセルCRL、プロキセルBDN、プロキセルGXL、プロキセルXL−2、及びプロキセルTN(以上商品名)等を例示できるが、これらに限定されない。
溶解助剤とは、インク組成物から不溶物が析出する場合に、その不溶物を溶解し、インク組成物を均一な溶液に保つための添加剤である。溶解助剤としては、N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドンなどのピロリドン類、尿素、チオ尿素、テトラメチル尿素などの尿素類、アロハネート、メチルアロハネート等のアロハネート類、ビウレット、ジメチルビウレット、テトラメチルビウレットなどのビウレット類などを挙げることができるがこれらに限定されない。
酸化防止剤の例としては、L−アスコルビン酸及びその塩類等が例示できるが、これらに限定されない。
[記録方法]
本実施形態における記録方法は、上述した水性インク組成物を用いた記録方法である。水性インク組成物を用いた記録方法とは、例えば、インクジェット記録方法、ペン等の筆記具による記録方法、その他各種の印刷方法が挙げられる。したがって、前記実施形態に係るインク組成物は、例えば水性ペンなどの筆記具類、インクジェット記録方法、印刷、スタンプなどの用途に好ましく用いることができる。
本実施形態の記録方法の別の態様によれば、前記実施形態の水性インク組成物の液滴を吐出し記録媒体に付着させて印刷を行うインクジェット記録方法が提供される。本実施形態によるインクジェット記録方法としては、前記水性インク組成物を微細なノズルより液滴として吐出して、その液滴を記録媒体に付着させる方法であればいかなる方法も使用することができる。そのような方法の具体例としては、種々の態様の方法が知られている。
そのような方法の一例としては、例えば、静電吸引方式が挙げられる。この方式では、ノズルとノズルの前方に置いた加速電極の間に強電界を印可し、ノズルからインクを液滴状で連続的に噴射させ、インク滴が偏向電極間を飛翔する間に印刷情報信号を偏向電極に与えて記録する。また、この方法においては必要に応じて、インク滴を偏向させることなく印刷情報信号に対応して噴射させてもよい。
他の態様としては、小型ポンプでインク液に圧力を加え、ノズルを水晶振動子等で機械的に振動させることにより、強制的にインク滴を噴射させる方法がある。この方法では、噴射したインク滴は噴射と同時に帯電させ、インク滴が偏向電極間を飛翔する間に印刷情報信号を偏向電極に与えて記録する。別の態様としては、圧電素子を用いる方法が挙げられる。この方法では、インク液に圧電素子で圧力と印刷情報信号を同時に加え、インク滴を噴射させ、記録を行う。さらに別の態様としては、熱エネルギーの作用によりインク液を急激に体積膨張させる方法がある。この方法では、インク液を印刷情報信号に従って微小電極で加熱発泡させ、インク滴を噴射させ、記録を行う。
記録媒体としては、特に制限はなく、例えば、普通紙、インクジェット専用紙、プラスチック、フィルム、金属等の種々の記録媒体を用いることができる。
[記録物]
更に、本実施形態によれば、前記実施形態に係る記録方法により記録された記録物も提供される。この記録物は、少なくとも上述した水性インク組成物の液滴を吐出し、該液滴を記録媒体に付着して記録が行われたものである。前記実施形態に係る記録方法により記録された記録物は、上述した水性インク組成物を用いて記録が行われたものであるため、発色性に優れていると共に、光沢感にも優れたものとなる。なお、記録媒体の具体例としては、上記に示した記録媒体を用いることが可能である。
[顔料分散液の調製]
水不溶性ポリマーによって被覆されている顔料を分散粒子とする顔料分散液を下記の方法によって調整した。また、粒子径は、Microtrac UPA150(Microtrac社製)の粒度分布測定による体積平均粒子径の値である。
有機溶媒(メチルエチルケトン)20重量部、重合連鎖移動剤(2−メルカプトエタノール)0.03重量部、重合開始剤、表1に示す各モノマーを用い、窒素ガス置換を十分に行った反応容器内に入れて75℃攪拌下で重合し、モノマー成分100重量部に対してメチルエチルケトン40重量部に溶解した2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル0.9重量部を加え、80℃で1時間熟成させ、ポリマー溶液を得た。なお、表1に示す数値は、モノマー混合物の全量を基準(100%)としたときの各モノマーの割合(%)を意味する。
Figure 2007277291
得られた水不溶性ポリマー溶液を減圧乾燥させて得られた5部をメチルエチルケトン15部に溶かし、水酸化ナトリウム水溶液を用いてポリマーを中和した。さらに、C.I.ピグメントレッド122を15部加え、水を加えながら分散機で混練した。
得られた混練物にインク交換水100部を加え攪拌した後、減圧下、60℃でメチルエチルケトンを除去し、さらに一部の水を除去することにより、固形分濃度が20重量%のマゼンタ顔料の水分散体を得た(顔料:水不溶性ポリマー=1:0.3)。この分散体中の顔料の体積平均粒子径は100nmであった。
[水性インク組成物の調製]
表2に示す配合割合で各成分を混合し、この混合液を2時間攪拌した後、孔径約5μmのステンレス製フィルターにて濾過して、各水性インク組成物を調製した。ここで、可塑剤としては、アジピン酸ジメチル(分子量174.19)、アセチルリシノール酸メチル(分子量354.52)、コハク酸ジエチル(分子量174.19)、セバシン酸ジメチル(分子量230.3)、フタル酸ジシクロヘキシル(分子量330.42)、フマル酸ジブチル(分子量228.28)、マレイン酸ジブチル(分子量228.28)、リン酸トリス−(2−ブトキシエチル)(分子量398.47)、リン酸トリトリル(分子量368.36)及びリン酸トリフェニル(分子量326.28)を用いた。
なお、表2中に示す添加量はすべて重量%として表している。また、超純水の「残量」とは、水性インク組成物の全量が100重量%となるように超純水を添加することを意味している。
Figure 2007277291
[試験例1]光沢の評価
表2に示す水性インク組成物1〜12を用いて、光沢紙における光沢度を評価した。まず、光沢紙としてのEPSON写真用紙<光沢>(セイコーエプソン社製)にインクジェットプリンタPX−A650(セイコーエプソン社製)を使用し、マゼンタ色の100%Dutyのパッチパターン(1440×720dpi)を印刷した。
次に、記録物の光沢を測定する目的で、光沢度計GM−268(コニカミノルタ社製)を用いて、20度鏡面光沢度を測定した。
測定は各サンプルごとに5回行い、その平均値を求めた。そして、算出した平均値につき、以下の評価基準で20度鏡面光沢度(G20)を評価した。結果を表3に示す。
AA:80<G20
A:75<G20≦80
B:70≦G20<75
C:G20<70
[試験例2]普通紙発色の評価
表2に示すインク組成物1〜12を用いて、普通紙における発色を評価した。普通紙として、Xerox 4024(Xerox Co.製)にPX−A650(セイコーエプソン社製)を使用し、マゼンタ色の100%Dutyのパッチパターン(720×720dpi)を印刷した。各サンプルのパッチ部の光学濃度(OD値)をグレタグ濃度計(グレタグマクベス社製)を用いて測定した。測定は各サンプルごとに5回行い、その平均値を求めた。そして、算出した平均OD値につき、以下の評価基準で光学濃度(OD値)を評価した。
A:1.05≦平均OD値
B:1.00≦平均OD値<1.05
C:0.95≦平均OD値<1.0
Figure 2007277291

Claims (14)

  1. 少なくとも、水不溶性ポリマーに被覆された顔料、水、水溶性有機化合物を含む水性インク組成物において、さらに、可塑剤を含むことを特徴とする水性インク組成物。
  2. 前記可塑剤が、分子量100〜10000であることを特徴とする請求項1に記載の水性インク組成物。
  3. 前記可塑剤が、脂肪族エステル、リン酸エステル、オキシ酸エステル、フタル酸エステル、からなる群から選択される少なくとも1種以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の水性インク組成物。
  4. 前記脂肪族エステルが、脂肪族二塩基酸エステルであることを特徴とする請求項3に記載の水性インク組成物。
  5. 前記脂肪族二塩基酸エステルが、コハク酸エステル、アジピン酸エステル、セバシン酸エステル、マレイン酸エステル、フマル酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種以上であることを特徴とする請求項4に記載の水性インク組成物。
  6. 前記オキシ酸エステルが、アセチルリシノール酸エステルであることを特徴とする請求項3に記載の水性インク組成物。
  7. 前記リン酸エステルが、リン酸トリアルキルエステルであることを特徴とする請求項3に記載の水性インク組成物。
  8. 前記フタル酸エステルが、フタル酸ジアルキルエステルであることを特徴とする請求項3に記載の水性インク組成物。
  9. 前記可塑剤の含有量が、インク組成物の全量に対して、0.001〜2.0重量%であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の水性インク組成物。
  10. 前記顔料と前記水不溶性ポリマーの重量比が、1:0.2〜1:1の範囲にあることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の水性インク組成物。
  11. 前記水溶性有機化合物として、浸透促進剤、表面張力調整剤、湿潤剤を含み、前記浸透促進剤が1,2−アルカンジオール及び/又はグリコールエーテルであり、表面張力調整剤がアセチレングリコール系界面活性剤又はポリエーテル変性シロキサン系界面活性剤であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の水性インク組成物。
  12. 水性インク組成物を付着させて記録媒体に印刷を行う記録方法であって、該水性インク組成物として請求項1〜11のいずれか1項に記載のインク組成物を用いる記録方法。
  13. 水性インク組成物の液滴を吐出し、該液滴を記録媒体に付着させて印刷を行うインクジェット記録方法であって、該水性インク組成物として、請求項1〜11のいずれか1項に記載の水性インク組成物を用いる記録方法。
  14. 請求項12又は13に記載の記録方法によって印刷が行われた記録物。

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