JP2011201699A - 鍛造クレーン及び鍛造クレーンの制御方法 - Google Patents

鍛造クレーン及び鍛造クレーンの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インバータ制御によって電動機を回転駆動することで、装置全体の軽量化を図りつつ、急激に大きな荷重が作用した場合にも過負荷とならないように速やかに巻き下げ動作を実施することが可能な鍛造クレーン及び鍛造クレーンの制御方法を提供する。
【解決手段】鍛造クレーンは、ワイヤが巻回されたドラムと、ドラムを回転駆動する電動機35と、電動機35に出力する交流電流を制御するインバータ36と、ドラムの回転を制動する制動部4と、鍛造モード及び通常モードの2種類のモードに設定可能なモード切替部7と、インバータ36を制御する主制御部5とを備え、主制御部5が、モード切替部7で鍛造モードに設定された場合に、制動部4によりドラムの回転を制動させるとともに、インバータ36に予備励磁指令を出力して、予め設定された予備電圧をインバータ36によって電動機35に印加させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、鍛造作業を行う時に、被鍛造物を吊り下げる鍛造クレーン及びその制御方法に関し、特に動力源となる電動機がインバータ制御される鍛造クレーン及びその制御方法に関する。
一般に、鍛造工場で使用される鍛造クレーンは、被鍛造物を搬送するとともに、鍛造装置での鍛造時も被鍛造物を保持し続けるために利用されるクレーンである。そして、このような鍛造装置と連動した鍛造クレーンの作業によって、被鍛造物に対して鍛造処理を行ない、被鍛造物を所定の形状に加工する。
具体的には、鍛造クレーンは、例えば、レール上を走行するトロリーと、トロリー上で支持されて、ワイヤが巻回されたドラムと、ドラムを回転駆動する電動機と、ドラムを制動するブレーキなどにより構成されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、このような鍛造クレーンでは、鍛造作業時には、吊荷である被鍛造物自身の重量のみならず、鍛造装置のプレスによって発生する荷重がワイヤに作用する場合がある。そして、鍛造クレーンでは、このような鍛造装置からの荷重にも対抗し得るため、単に荷の吊り込みを行うだけの通常のクレーンと比較して大きい安全率で設計がなされ、各部材重量が大きい特徴がある。また、鍛造装置のプレスによる荷重によって生じる衝撃を和らげるために、ドラムとトロリーとの間にばねや油圧などによる緩衝装置を設けたりする場合がある。このため、鍛造クレーンでは、装置全体の重量が、通常のクレーンと比較して大きくなってしまい、鍛造クレーンが設置される建屋設備の大型化にも寄与してしまうことから、装置全体として軽量化が望まれている。
このような観点から、近年、電動機を交流式としてインバータを搭載し、インバータ制御により電動機を駆動させてワイヤの巻き上げ、巻き下げを行う鍛造クレーンが提案されている。インバータ制御方式にすることで、電動機自体も直流式と比較して小さくすることができるとともに、二次抵抗器などの設備も不要となることから、鍛造クレーン全体の軽量化を図ることができる。また、インバータ制御により、巻き上げ速度やトルクを自在に変化させて吊り込み作業を実施できる。
特公昭45−24939号公報
ところで、鍛造クレーンでは、上記のような緩衝装置を備えていても、鍛造作業時に急激に大きな荷重が作用してしまう可能性があり、このような場合には過負荷とならないようにドラムを逆回転させてワイヤを一時的に巻き下げさせることがある。しかしながら、特許文献1でも指摘されているように、従来、急激に大きな荷重が作用した場合にモータを励磁させても、電動機やドラムなどの慣性モーメントにより、ドラムからワイヤを急速に加速させて繰り出させるには限界があった。特に、交流式の電動機を用いてインバータ制御とした場合には、直流式の電動機を用いて二次抵抗制御とした場合と比較して、初期における応答が遅く、電動機の回転駆動により、急激に作用する荷重に応じて速やかにドラムを巻き下げるのは困難であった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、インバータ制御によって電動機を回転駆動することで、装置全体の軽量化を図りつつ、急激に大きな荷重が作用した場合にも過負荷とならないように速やかに巻き下げ動作を実施することが可能な鍛造クレーン及び鍛造クレーンの制御方法を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の鍛造クレーンは、被鍛造物を吊り下げるワイヤが巻回されたドラムと、該ドラムを回転駆動する電動機と、電源と接続され、該電動機に出力する交流電流を制御するインバータと、前記ドラムの回転を制動する制動部と、前記被鍛造物を吊り下げて鍛造作業を実施する鍛造モード、及び鍛造作業を実施せずに前記被鍛造物を吊り下げる通常モードの2種類のモードに設定可能なモード切替部と、前記インバータを制御する主制御部とを備え、該主制御部が、前記モード切替部で前記鍛造モードに設定された場合に、前記制動部により前記ドラムの回転を制動させるとともに、前記インバータに予備励磁指令を出力して、予め設定された予備電圧を前記インバータによって前記電動機に印加させることを特徴とする。
この構成では、主制御部は、モード切替部で鍛造モードに設定された場合に、制動部によりドラムの回転を制動させるとともに、インバータに予備励磁指令を出力して、予め設定された予備電圧をインバータによって電動機に印加させる。これにより、ワイヤの巻き下げ動作をするためのインバータから電動機へ交流電流の出力に対して、電動機を速やかに応答させてドラムを回転駆動させてワイヤを巻き下げることができる。このため、鍛造作業時において被鍛造物からワイヤに急激に大きな荷重が作用した場合にも過負荷とならないように速やかに巻き下げ動作を実施することができる。
また、上記の鍛造クレーンにおいて、前記ワイヤに作用する荷重が予め設定された過荷重値を超えた場合に過荷重検出信号を前記主制御部に出力する過荷重検出部を備え、前記主制御部が、前記過荷重検出部から前記過荷重検出信号が出力された場合に、前記インバータに巻下げ指令を出力して、前記インバータによって前記電動機に定格電圧より大きい予め設定された初期電圧を印加させて、前記電動機に出力するトルク電流が所定電流以上となった場合に、前記制動部による前記ドラムの制動を解除させることを特徴とする。
この構成では、過荷重検出部でワイヤに作用する荷重が過荷重値を超えて過荷重検出信号が出力された場合には、主制御部は、インバータに巻下げ指令を出力する。これにより、インバータは、当該巻下げ指令に基づいて、電動機に定格電圧より大きい初期電圧を印加させる。このため、巻下げ可能な電流値となるまでより速やかに電動機にトルク電流を出力することができ、主制御部が、トルク電流が巻下げ可能な状態と対応する所定電流値以上となった場合に、制動部によるドラムの制動を解除させることで、ドラムからワイヤを巻き下げて過負荷を防止することができる。過荷重検出部は、ばねたわみ検出、油圧圧力検出、吊荷重検出などによる方法がある。
また、上記の鍛造クレーンにおいて、前記ワイヤに作用する荷重が前記過荷重値よりも大きい値として予め設定された非常荷重を超えた場合に非常荷重検出信号を出力する非常荷重検出部と、前記非常荷重検出から前記非常荷重検出信号が出力された場合に前記制動部による前記ドラムの制動を強制的に解除する制動解除部とを備えることを特徴とする。
この構成では、過荷重検出部で過荷重を超えたことが検出された場合に、主制御部による制御のもとワイヤの巻下げ動作を実施することで過負荷を防止することができるとともに、万一何らかの理由により過荷重を超えて非常荷重が作用したとしても、非常荷重検出部により非常荷重が検出されて非常荷重信号が出力されることにより、制動解除部が制動部によるドラムの制動を強制的に解除することで、より確実に過負荷を防止することができる。
また、本発明は、被鍛造物を吊り下げるワイヤが巻回されたドラムと、該ドラムを回転駆動する電動機と、電源と接続され、該電動機に出力する交流電流を制御するインバータと、前記ドラムの回転を制動する制動部とを備える鍛造クレーンの制御方法であって、前記被鍛造物を吊り下げて鍛造作業を実施する鍛造モード、及び鍛造作業を実施せずに前記被鍛造物を吊り下げる通常モードとの2種類のモードのいずれかに設定するモード設定ステップと、該モード設定ステップで前記鍛造モードに設定された場合に、主制御部が、前記制動部により前記ドラムの回転を制動させるとともに、前記インバータに予備励磁指令を出力して、予め設定された予備電圧を前記インバータによって前記電動機に印加させる予備励磁ステップとを備えることを特徴とする。
この方法では、モード設定ステップで鍛造モードに設定された場合に、予備励磁ステップとして、主制動部によりドラムの回転を制動させるとともに、インバータに予備励磁指令を出力して、予め設定された予備電圧をインバータによって電動機に印加させる。これにより、ワイヤの巻き下げ動作をするためのインバータから電動機へ交流電流の出力に対して、電動機を速やかに応答させてドラムを回転駆動させてワイヤを巻き下げることができる。このため、鍛造作業時において被鍛造物からワイヤに急激に大きな荷重が作用した場合にも過負荷とならないように速やかに巻き下げ動作を実施することができる。
また、上記の鍛造クレーンの制御方法において、前記予備電圧が前記電動機に印加された状態で、前記ワイヤに作用する荷重が予め設定された過荷重値を超えたか否か監視する過荷重監視ステップと、該過荷重監視ステップで前記ワイヤに作用する荷重が前記過荷重を超えた場合に、前記主制御部が前記インバータによって前記電動機に定格電圧より大きい予め設定された初期電圧を印加させる初期電圧印加ステップと、 前記初期電圧が印加された前記電動機に出力されるトルク電流を監視するトルク電流監視ステップと、前記トルク電流が所定電流以上となった場合に、前記主制御部が前記制動部による前記ドラムの制動を解除する制動解除ステップとを備えることを特徴とする。
この方法では、過荷重監視ステップで、ワイヤに作用する荷重が過荷重値を超えた場合には、初期電圧印加ステップとして、主制御部の制御に基づいて、インバータは、電動機に定格電圧より大きい初期電圧を印加させる。このため、巻下げ可能な電流値となるまでより速やかに電動機にトルク電流を出力することができる。そして、トルク電流監視ステップとして、トルク電流が、被鍛造物を保持でき、かつ巻下げ可能な状態と対応する所定電流値以上となった場合に、制動解除ステップとして、主制御部が制動部によるドラムの制動を解除させることで、ドラムからワイヤを巻き下げて過負荷を防止することができる。
本発明の鍛造クレーン及び鍛造クレーンの制御方法では、インバータ制御によって電動機を回転駆動することで、装置全体の軽量化を図りつつ、急激に大きな荷重が作用した場合にも過負荷とならないように速やかに巻き下げ動作を実施することができる。
本発明に係わる鍛造クレーンを示す概略構成図である。 本発明の鍛造クレーンを示すブロック図である。 本発明の鍛造クレーンにおいて、インバータの詳細を示すブロック図である。 本発明の鍛造クレーンにおける制御方法の詳細を示すフロー図である。
本発明の実施形態について図1から図4を参照して説明する。図1及び図2は、本実施形態の鍛造クレーン1を示している。図1に示すように、鍛造クレーン1は、被鍛造物であるワークWを吊り下げて、鍛造装置100と協働してワークWに対して鍛造処理を行うものである。
鍛造装置100は、鍛造時にワークWをその上面に載置する支持台101と、該支持台101の上方位置に配置され該支持台101との間に配置されたワークWに圧力を加えるプレス102と、該プレス102を昇降するシリンダ103とを備える。そして、鍛造装置100は、鍛造クレーン1で吊り下げられたターニング装置110で、ワークWを回転させながら、ワークWの鍛造作業を行うものである。ここで、ターニング装置110は、ワークWの軸部W1を保持するベルト111と、該ベルト111を回転させることによって軸部W1とともにワークWを軸回りに回転させる回転装置112とから構成されている。
次に、鍛造クレーン1について説明する。鍛造クレーン1は、レールL上を走行可能な支持部2と、支持部2に支持されてターニング装置110を介して吊荷となるワークWをワイヤ31によって吊り下げる吊下げ手段3と、吊下げ手段3によるワイヤ31の繰り出しを制動する制動部であるブレーキ4と、各構成の制御を行う主制御部であるPLC(Programmable logic controller)5とを備える。
支持部2は、レールL上を車輪20によって走行する2組の走行ガータ21と、各走行ガータ21上でレールLの延設方向と直交する方向となる紙面奥行き方向に移動可能なトロリー22と、車輪20を回転駆動する走行駆動部となる図示しない走行用モータとを有する。走行用モータは、図示しない走行用インバータにより制御されており、該走行用インバータは、PLC5の制御のもと走行用モータを駆動させている。
吊下げ手段3は、ターニング装置110を支持する吊具30と、該吊具30を吊下げるワイヤ31と、該ワイヤ31が巻回されている複数の滑車32、33と、該滑車32、33を経たワイヤ31の一端31a側が巻回されたドラム34と、該ドラム34を回転させる電動機である主巻モータ35(図2参照)と、主巻モータ35を制御するインバータ36(図2参照)とを有する。滑車32は、支持バネ32aを介してトロリー22に支持されている。また、滑車33は、一対設けられ、支持バネ33aを介して吊具30を支持している。そして、ワイヤ31は、一端31a側がドラム34に巻回されるとともに一方の滑車33、滑車32、他方の滑車33と順に巻回されて、他端31bが支持部2のトロリー22に固定されている。また、ターニング装置110は、吊具30のフック30aに係合されている。
また、図2に示すように、鍛造クレーン1は、ワイヤ31の巻上げ、巻下げを操作する巻き操作部6と、鍛造モードと通常モードの2種類のモードに設定可能なモード切替部7とを備える。巻き操作部6は、ワイヤ31の巻上げ及び巻下げを切替可能であるとともに、巻上げ及び巻下げそれぞれについて巻速度を入力可能であり、該入力に基づいてPLC5に巻速度信号を出力する。巻速度信号は、例えば巻上げのときは正の値として出力され、巻下げのときは負の値として出力される。また、モード切替部7において設定可能な鍛造モードとは、ワークWを吊り下げて鍛造作業を実施するモードであり、通常モードとは鍛造作業を実施せずにワークWを吊り下げるモードである。そして、モード切替部7で一方のモードが設定されると、対応するモード設定信号がPLC5に出力され、PLC5は、該モード設定信号に従って異なる制御を実行する。なお、制御の詳細は後述する。
主巻モータ35には、インバータ36を介して交流電源が接続されているとともに、ブレーキ4にも交流電源が接続されている。そして、インバータ36と交流電源との間には、主巻モータ用スイッチ10が設けられており、PLC5による制御のもと接続・切断を切替可能となっている。また、ブレーキ4と交流電源との間には第一ブレーキ用スイッチ11及び第二ブレーキ用スイッチ12が設けられている。第一ブレーキ用スイッチ11は、PLC5による制御のもと接続・切断を切替可能となっている。また、第二ブレーキ用スイッチ12は、制動解除回路13と接続されており、制動解除回路13からの出力に基づいて接続・切断を切替可能となっている。
また、ブレーキ4は、ドラム34の回転を制動することでワイヤ31の繰り出しを制限するものであり、本実施形態では例えば電磁ブレーキが採用されている。そして、通常時においては、第二ブレーキ用スイッチ12が接続状態となっているとともに、第一ブレーキ用スイッチ11が切断状態となっていることで、ブレーキ4はドラム34の制動状態を維持するとともに、第一ブレーキ用スイッチ11が接続状態となることで、ブレーキ4に電流が流れてブレーキ4によるドラム34の制動が開放され、ドラム34を回転可能な状態にすることができる。また、第二ブレーキ用スイッチ12が切断状態となることで、第一ブレーキ用スイッチ11が接続・切断のいずれかに係らずブレーキ4によりドラム34を制動することが可能となっている。
また、本実施形態では、鍛造クレーン1は、ブレーキ4による開放状態を検出するブレーキ検出部であるブレーキリミットスイッチ14と、ワイヤ31に作用する荷重をそれぞれ検出し、予め設定された過荷重値を超えた場合に過荷重検出信号を出力する過荷重検出部である過荷重リミットスイッチ15及び予め設定された非常荷重を超えた場合に非常荷重検出信号を出力する非常荷重検出部である非常荷重リミットスイッチ16とを備える。非常荷重リミットスイッチ16に設定されている非常荷重値は、過荷重値よりも大きい値となっている。また、過荷重リミットスイッチ15から出力される過荷重検出信号は、PLC5に入力される。一方、非常荷重リミットスイッチ16から出力される非常荷重検出信号は、PLC5、制動解除回路13のそれぞれに出力され、制動解除回路13は、非常荷重検出信号に応じて第二ブレーキ用スイッチ12に電気信号を出力し、これにより第二ブレーキ用スイッチ12を接続状態にすることが可能となっている。
図3に示すように、インバータ36は、PLC5からの速度指令ω0に基づいて、交流電源から入力される交流電流を、直流電流に変換した後に、対応する周波数及び振幅の交流電流として出力するインバータ本体36aと、主巻モータ35に取り付けられたパルスジェネレータ17から角度情報θを取得し、現在の回転速度ωを算出する微分器36bと、PLC5からの速度指令ω0から微分器36bから出力された回転速度ωを減算した差分Δωを演算しインバータ本体36aに出力する減算器36cと、現在の回転速度ωと閾値ωrとの大小比較を行う比較部36dとを備える。比較部36dで設定されている閾値ωrは、例えばワイヤ31の巻下げにおける定格速度に対して1%の速度と対応する回転速度である。そして、比較部36dは、受け付けた回転速度ωが閾値ωrよりも小さいときに、PLC5に検出信号を出力可能である。
次に、本実施形態の鍛造クレーン1の作用、並びに、PLC5及びインバータ36による鍛造クレーン1の制御の詳細について、図4に示すフロー図に基づいて説明する。
PLC5は、モード切替部7において鍛造モードまたは通常モードに設定され、該モード切替部7から、鍛造モードと通常モードとのいずれかを示す設定モード情報が出力されるのを受け付けている。そして、PLC5は、モード切替部7でいずれかのモードが設定されて出力される設定モード情報を受け付けると、受け付けた設定モード情報に基づいて、設定されたモードが鍛造モードであるかを判定する(モード設定ステップ:ステップS1)。そして、鍛造モードでない、すなわち通常モードであると判定する(NO)と、巻き操作部6による主巻きノッチ手動操作を優先するものとして、PLC5は、巻き操作部6からの出力信号に応じた速度指令ω0をインバータ36に出力する。このため、主巻モータ35は、インバータ36から供給される交流電流により、巻き操作部6で入力された操作量に応じた回転速度でドラム34を回転させて、ワイヤ31の巻上げまたは巻下げを行う(ステップS2)。
一方、ステップS1において、鍛造モードであると判定する(YES)と、PLC5は、第一ブレーキ用スイッチ11にブレーキ閉鎖指令を出力するとともに、インバータ36に予備励磁指令を出力する。これにより、第一ブレーキ用スイッチ11が切断されてブレーキ4によってドラム34が制動された状態で、インバータ36は、予め設定された予備電圧だけ主巻モータ35に電圧を印加させることとなる(予備励磁ステップ:ステップS3)。このため、鍛造装置100と協働して行われる鍛造作業は、主巻モータ35に予備電圧が印加された状態で行われる。
そして、鍛造作業中、PLC5は、過荷重リミットスイッチ15からの出力の有無を監視している(過荷重監視ステップ:ステップS4)。そして、過荷重リミットスイッチ15からの出力がない状態、すなわちワイヤ31に作用する荷重が過荷重値に達しておらず、過負荷の状態になっていない場合(NO)には、巻き操作部6による主巻きノッチ手動操作を優先するものとして、PLC5は、巻き操作部6からの出力信号に応じた速度指令ω0をインバータ36に出力する。このため、主巻モータ35は、インバータ36から供給される交流電流により、巻き操作部6で入力された操作量に応じた速度でドラム34を回転させて、ワイヤ31の巻上げまたは巻下げを行う(ステップS5)。一方、過荷重リミットスイッチ15から過荷重検出信号がPLC5に出力される、すなわちワイヤ31に作用する荷重が過荷重値に達した場合(YES)には、過負荷の状態になるおそれがあるものとして、次のステップに移行する。
すなわち、PLC5は、インバータ36に初期電圧印加指令を出力する。これにより、インバータ36は、予め設定された初期電圧を印加させる。ここで、初期電圧とは、定格電圧よりも大きい電圧で、例えば定格電圧の300%程度の電圧となる(初期電圧印加ステップ:ステップS6)。次に、PLC5は、ステップS6を実施して所定時間経過した後、インバータ36から出力されるトルク電流値が予め設定された閾値を超えたか否かを監視する(トルク電流監視ステップ:ステップS7)。なお、ここでいう所定時間とは、初期電圧を印加することで所定のトルク電流が流れ得るまでの極めて短い時間であり、例えば0.2秒程度である。また、トルク電流値と対応する閾値とは、巻下げを実施する際に必要なトルク電流値であり、当該閾値を超えることで巻下げが実施可能となる。そして、トルク電流値が閾値を超えない場合(NO)には、再度ステップS6から繰り返す。
一方、トルク電流値が閾値を超えた場合(YES)には、PLC5は、インバータ36に定格電圧印加指令を出力する。これにより、インバータ36は、予め設定された定格電圧を印加させる(ステップS8)。次に、PLC5は、第一ブレーキ用スイッチ11にブレーキ開放指令を出力する。これにより、第一ブレーキ用スイッチ11が接続され、ブレーキ4に交流電源から電力が供給されることで、ブレーキ4が開放されてドラム34の制動が解除され(制動解除ステップ:ステップS9)、ブレーキリミットスイッチ14からはブレーキ開放検出信号が出力される(ステップS10)。これにより、主巻モータ35からドラム34に一定のトルクが与えられた状態で、ドラム34が逆回転してワイヤ31が巻下げられていくことになる(ステップS11)。この際、インバータ36には、パルスジェネレータ17から角度情報θがフィードバックされて現在の回転速度ωが算出されており、これにより予め設定された加速時間(例えば、0.9秒)で定格速度(例えば4.5m/分)まで加速させて、該定格速度で巻下げを実施することが可能である。また、PLC5では、図示しないタイマにより、ブレーキ開放検出信号が出力されてからの経過時間を監視している。
ここで、巻下げが開始される時点では、依然ワイヤ31には過荷重値を超えた荷重が作用しており、PLC5は、過荷重リミットスイッチ15から出力される過荷重検出信号を監視している(ステップS12)。そして、過荷重検出信号が出力されなくなった場合(NO)には、PLC5は、インバータ36に巻下げ停止指令を出力する。これにより、インバータ36は、予め設定された減速時間(例えば、2.0秒)で、ワイヤ31の巻下げ速度を減速させるように、主巻モータ35へ出力する交流電流の周波数を変化させていく(ステップS13)。
そして、ワイヤ31の巻下げ速度が減速されている間、PLC5は、インバータ36の比較部36dからの出力を監視している(ステップS14)。そして、インバータ36の比較部36dから検出信号が出力されない、すなわち巻下げ速度が例えば定格速度の1%に達していない場合(NO)には、ステップS13を継続する。一方、インバータ36の比較部36dから検出信号が出力された場合、すなわち巻下げ速度が例えば定格速度の1%に達した場合(YES)には、PLC5は、第一ブレーキ用スイッチ11にブレーキ閉鎖指令を出力する。これにより、第一ブレーキ用スイッチ11が切断され、ブレーキ4に交流電源からの電力が供給されなくなることで、ブレーキ4が閉鎖されドラム34が制動される(ステップS15)。これにより、ブレーキリミットスイッチ14からPLC5へのブレーキ開放検出信号の出力が停止し(ステップS16)、強制巻下げが終了する。
一方、ステップS12において、過荷重検出信号の出力が継続している場合(NO)には、PLC5は、図示しないタイマによって計測されているブレーキ開放検出信号が出力されてからの経過時間が予め設定された制限時間(例えば、5秒間)に達したか否かを判定する(ステップS17)。そして、制限時間に達した場合(YES)、すなわち強制巻下げを実施してもワイヤ31に作用する荷重が低下せず、別の原因による故障が考えられるとして、全ての稼動を停止させるとともに、鍛造装置100の稼動も停止させるようにサイレンやランプにより鍛造作業停止の指示を行う(ステップS18)。
一方、制限時間に達していない場合(NO)には、PLC5は、非常荷重リミットスイッチ16から非常荷重検出信号が出力されていないかの判定を行う(ステップS19)。そして、非常荷重検出信号が出力されていない場合(NO)には、ステップS11に戻って巻下げ動作を継続する。一方、非常荷重検出信号が出力されている場合(YES)には、巻下げを実施しているにも係らず、ワイヤ31に作用する荷重が過荷重値よりも大きい非常荷重値に達し、過負荷状態になるおそれがあるとして、PLC5は、全ての稼動を停止させるとともに、鍛造装置100の稼動も停止させるようにサイレンやランプにより作業停止の指示を行う。また、非常荷重リミットスイッチ16からの検出信号は、制動解除回路13に入力されて第二ブレーキ用スイッチ12が強制的に切断されることにより、ドラム34の回転はブレーキ4により強制的に制動されることになる(ステップS20)。
以上のように、本実施形態の鍛造クレーン1及び該鍛造クレーン1における制御方法によれば、PLC5が、モード切替部7で鍛造モードに設定された場合に、ブレーキ4によりドラム34の回転を制動させるとともに、インバータ36に予備励磁指令を出力して、予め設定された予備電圧をインバータ36によって主巻モータ35に印加させている。これにより、ワイヤ31の巻き下げ動作をするためのインバータ36から主巻モータ35への交流電流の出力に対して、主巻モータ35を速やかに応答させてドラム34を回転駆動させてワイヤ31を巻き下げることができる。これにより、鍛造作業時においてワークWからワイヤ31に急激に大きな荷重が作用してステップS4で過荷重が作用していると判定された場合には、PLC5がインバータ36に巻下げ指令を出力することで、インバータ36による制御のもと主巻モータ25を駆動させて過負荷とならないように速やかに巻き下げ動作を実施することができる。
また、本実施形態の鍛造クレーン1では、インバータ36は、当該巻下げ指令に基づいて、主巻モータ35に定格電圧より大きい初期電圧を印加させる。このため、巻下げ可能な電流値となるまでより速やかに主巻モータ35にトルク電流を出力することができ、PLC5が、トルク電流が巻下げ可能な状態と対応する所定電流値以上となった場合に、ブレーキ4によるドラム34の制動を解除させることで、ドラム34からワイヤ31を巻き下げて過負荷を防止することができる。
また、本実施形態の鍛造クレーン1では、過荷重リミットスイッチ15の他に非常荷重リミットスイッチ16と、非常荷重リミットスイッチ16の出力に基づいてブレーキ4によるドラム34の制動を強制的に解除する制動解除部13とを備えている。このため、万一何らかの理由により過荷重を超えて非常荷重が作用したとしても、非常荷重リミットスイッチ16より非常荷重が検出されて非常荷重信号が出力されることにより、PLC5を用いずに制動解除部13がブレーキ4によるドラム34の制動を強制的に解除することで、より確実に過負荷を防止することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1 鍛造クレーン
4 ブレーキ
6 巻き操作部
7 モード切替部
13 制動解除回路(制動解除部)
15 過荷重リミットスイッチ(過荷重検出部)
16 非常荷重リミットスイッチ(非常荷重検出部)
31 ワイヤ
34 ドラム
35 主巻モータ(電動機)
36 インバータ
W ワーク(被鍛造物)

Claims (5)

  1. 被鍛造物を吊り下げるワイヤが巻回されたドラムと、
    該ドラムを回転駆動する電動機と、
    電源と接続され、該電動機に出力する交流電流を制御するインバータと、
    前記ドラムの回転を制動する制動部と、
    前記被鍛造物を吊り下げて鍛造作業を実施する鍛造モード、及び鍛造作業を実施せずに前記被鍛造物を吊り下げる通常モードの2種類のモードに設定可能なモード切替部と、
    前記インバータを制御する主制御部とを備え、
    該主制御部が、前記モード切替部で前記鍛造モードに設定された場合に、前記制動部により前記ドラムの回転を制動させるとともに、前記インバータに予備励磁指令を出力して、予め設定された予備電圧を前記インバータによって前記電動機に印加させることを特徴とする鍛造クレーン。
  2. 請求項1に記載の鍛造クレーンにおいて、
    前記ワイヤに作用する荷重が予め設定された過荷重値を超えた場合に過荷重検出信号を前記主制御部に出力する過荷重検出部を備え、
    前記主制御部が、前記過荷重検出部から前記過荷重検出信号が出力された場合に、前記インバータに巻下げ指令を出力して、前記インバータによって前記電動機に定格電圧より大きい予め設定された初期電圧を印加させて、前記電動機に出力するトルク電流が所定電流以上となった場合に、前記制動部による前記ドラムの制動を解除させることを特徴とする鍛造クレーン。
  3. 請求項2に記載の鍛造クレーンにおいて、
    前記ワイヤに作用する荷重が前記過荷重値よりも大きい値として予め設定された非常荷重を超えた場合に非常荷重検出信号を出力する非常荷重検出部と、
    前記非常荷重検出から前記非常荷重検出信号が出力された場合に前記制動部による前記ドラムの制動を強制的に解除する制動解除部とを備えることを特徴とする鍛造クレーン。
  4. 被鍛造物を吊り下げるワイヤが巻回されたドラムと、該ドラムを回転駆動する電動機と、電源と接続され、該電動機に出力する交流電流を制御するインバータと、前記ドラムの回転を制動する制動部とを備える鍛造クレーンの制御方法であって、
    前記被鍛造物を吊り下げて鍛造作業を実施する鍛造モード、及び鍛造作業を実施せずに前記被鍛造物を吊り下げる通常モードとの2種類のモードのいずれかに設定するモード設定ステップと、
    該モード設定ステップで前記鍛造モードに設定された場合に、主制御部が、前記制動部により前記ドラムの回転を制動させるとともに、前記インバータに予備励磁指令を出力して、予め設定された予備電圧を前記インバータによって前記電動機に印加させる予備励磁ステップとを備えることを特徴とする鍛造クレーンの制御方法。
  5. 請求項4に記載の鍛造クレーンの制御方法において、
    前記予備電圧が前記電動機に印加された状態で、前記ワイヤに作用する荷重が予め設定された過荷重値を超えたか否か監視する過荷重監視ステップと、
    該過荷重監視ステップで前記ワイヤに作用する荷重が前記過荷重を超えた場合に、前記主制御部が前記インバータによって前記電動機に定格電圧より大きい予め設定された初期電圧を印加させる初期電圧印加ステップと、
    前記初期電圧が印加された前記電動機に出力されるトルク電流を監視するトルク電流監視ステップと、
    前記トルク電流が所定電流以上となった場合に、前記主制御部が前記制動部による前記ドラムの制動を解除する制動解除ステップとを備えることを特徴とする鍛造クレーンの制御方法。
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