JP2011201438A - 太陽光発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池の発電量とバッテリーの残量とを直ちに確認でき、それにより効率的な運用を図ることが可能な太陽光発電システムを提供する。
【解決手段】太陽光発電システム11は、車両のバッテリー42を充電するのに設けられ、このバッテリー42に起電力を供給する太陽電池21a,21b,21cを備えている。バッテリー42の残量と太陽電池21a,21b,21cの発電量とを視認できる表示部として、LED52,53,54を備えている。車両のユーザーがわざわざ計測器を用意したり、ボタンなどを操作したりすることなく、表示部であるLED52,53,54の表示状態を視認すれば、バッテリー42の残量と太陽電池21a,21b,21cの発電量を直ちに確認することができ、太陽光発電システム11として効率的な運用を図ることが可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両を保護する車体カバーなどに組み込まれ、当該車両のバッテリーを充電するために設けられる太陽光発電システムに関する。
この種の車両用太陽光発電システムとして、例えば特許文献1には、保護すべき車両を覆う車体カバーの外面に、太陽電池の受光面を露出させ、特に日照時において太陽電池の起電力を換気装置に供給するものが提案されている。こうした太陽光発電システムは、例えば二輪車(鞍乗型車両)に搭載したバッテリーを捕充電したり、二次電池を含む二輪車用品に給電したりする場合にも用いられる。
実公平1−15531号公報
しかし、上記従来技術では次のような問題点がある。
車両のバッテリーに太陽電池を繋いで、太陽電池からバッテリーに充電を行なう場合、太陽電池の発電量やバッテリーの充電残量は、測定器を使用しなければ知ることができない。この場合、測定器による電力消費を防ぐためユーザーがボタンを押したときのみ、バッテリーの蓄電量をLEDなどで表示するインジケータを組み込んだものが知られているが、ユーザーが何らかの操作を行わなければ、バッテリーの蓄電量を確認することができず、太陽電池の発電量やバッテリーの残量がすぐに確認できないと、太陽光発電システムとして効率的な運用を図ることができない。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、太陽電池の発電量とバッテリーの残量とを直ちに確認でき、それにより効率的な運用を図ることが可能な太陽光発電システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、車両のバッテリーを充電するのに設けられ、前記バッテリーに起電力を供給する太陽電池を備えた太陽光発電システムにおいて、前記バッテリーの残量と前記太陽電池の発電量を視認できる表示部を備えて構成される。
また、請求項2に係る発明では、前記表示部は複数色のLEDまたは複数色に発光可能なLEDを備え、個々に点灯する前記LEDと、当該LEDの点滅パターンで、前記残量と前記発電量を表示するように構成される。
また、請求項3に係る発明では、前記太陽電池を収容する少なくとも一つの太陽電池パネルと、前記車両を覆うカバーに設けられ、当該太陽電池パネルと同等以上の数を有する太陽電池ポケットとを備えて構成される。
また、請求項4に係る発明では、前記太陽光発電システムの状態信号を、前記車両の防犯装置に送出する構成としている。
請求項1に記載の太陽光発電システムによれば、ユーザーがわざわざ計測器を用意したり、ボタンなどを操作したりすることなく、表示部を視認すれば、バッテリーの残量と太陽電池の発電量を直ちに確認することができ、太陽光発電システムとして効率的な運用を図ることが可能になる。
また、請求項2に記載の太陽光発電システムによれば、表示部としてLEDを使用し、且つ複数色のLEDまたは複数色に発光可能なLEDの中で、選択した一つのLEDの点滅パターンを変化させて、発光するLEDの個数と点灯時間を最小限にすることにより、表示部による消費電力を最小限にすると共に、感覚的に見やすい表示形態を実現できる。
また、請求項3に記載の太陽光発電システムによれば、車両の特性やバッテリーの容量に応じて、必要な数の太陽電池パネルを、車両用のカバーに設けた太陽電池ポケットに取り付けることができる。またこの場合は、バッテリーの残量と太陽電池の発電量を表示部で確認しながら、太陽電池パネルを装着する太陽電池ポケットの位置を選ぶこともできる。
また、請求項4に記載の太陽光発電システムによれば、車両の盗難の場合だけでなく、太陽光発電システムの一部または全部の盗難が図られた場合にも、防犯装置に与えられる太陽光発電システムの状態信号によって、盗難を抑止することができる。また、既存の車両用防犯装置と連動することにより、太陽光発電システム専用の防犯装置を設ける必要がなく、必要最小限の構成で盗難抑止機能を付加できる。
本実施例の実施例1を示す電装部の配線図である。 同上、制御モジュールに中継ユニットを接続した状態の平面図である。 同上、制御モジュールに中継ユニットを接続した状態の斜視図である。 同上、制御ユニットの正面図である。 同上、中継ユニットの平面図である。 同上、カバーの平面図である。 同上、カバーの側面図である。 同上、ソーラーパネルモジュールの平面図である。 同上、ソーラーパネルモジュールを装着した状態を示す要部平面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明で提案する太陽光発電システムの一実施例について説明する。
先ず、ハーネスを含む電装部の構成を図1に基づいて説明する。1は車両としての二輪車を覆う保護用の車体カバー、2は当該二輪車の車両外郭(以下、単に車両2とする)を表し、本発明の太陽光発電システム11は、複数個接続が可能なソーラーパネルモジュール12a,12bと、電気制御部としての充放電制御回路13を含む制御モジュール14と、ソーラーパネルモジュール12bの終端に接続するターミネータ15とを車体カバー1の内部に設ける一方で、盗難信号発信機15を車両2の内部に設け、これらのソーラーパネルモジュール12a,12bと、制御モジュール14と、終端器としてのターミネータ15と、盗難信号発信機16とを、配線部であるハーネス17により電気的に接続することで構成される。
太陽電池パネルに相当するソーラーパネルモジュール12aは、光エネルギーを電力に変換する太陽電池21aを内蔵すると共に、他の機器との電気的な接続を可能にするために、外部連結部としてのコネクタ22a,23aを備える。また、太陽電池21aの負極性端子に繋がる第1の電源線24が、コネクタ22aの第1端子およびコネクタ23aの第1端子にそれぞれ接続され、太陽電池21aの正極性端子に繋がる第2の電源線25が、コネクタ22aの第2端子およびコネクタ23aの第2端子にそれぞれ接続され、セキュリティ用の第1の信号線26が、コネクタ22aの第3端子およびコネクタ23aの第3端子にそれぞれ接続され、セキュリティ用の第2の信号線27が、コネクタ22aの第4端子およびコネクタ23aの第4端子にそれぞれ接続される。
同様に、他のソーラーパネルモジュール12bも、ソーラーパネルモジュール12aと同一構成をなし、太陽電池21bを内蔵すると共に、コネクタ22b,23bを備えている。また、太陽電池21bの負極性端子に繋がる電源線24が、コネクタ22bの第1端子およびコネクタ23bの第1端子にそれぞれ接続され、太陽電池21bの正極性端子に繋がる電源線25が、コネクタ22bの第2端子およびコネクタ23bの第2端子にそれぞれ接続され、セキュリティ用の信号線26が、コネクタ22bの第3端子およびコネクタ23bの第3端子にそれぞれ接続され、セキュリティ用の信号線27が、コネクタ22bの第4端子およびコネクタ23bの第4端子にそれぞれ接続される。
なお、図1では2個のソーラーパネルモジュール12a,12bが示されているが、その個数については特に限定しない。
制御モジュール14は、前述した充放電制御回路13の他に、外部連結部としてのコネクタ31,32を備えている。一方のコネクタ31は、ソーラーパネルモジュール12a,12bの始端側のコネクタ22a,コネクタ22bに連結可能な形状を有し、その第1端子には電源線24が接続され、第2端子には電源線25が接続され、第3端子には信号線26が接続され、第4端子には信号線27が接続される。電源線24,25および信号線26は充放電制御回路13に接続され、電源線24と信号線26が同電位の接地された共通線29として、他方のコネクタ32の第1端子に接続される。また、コネクタ32の第2端子には、充放電制御回路13からの電源線25が接続され、コネクタ32の第3端子には、前記コネクタ31の第4端子からの信号線27が、充放電制御回路13を経由することなくそのまま接続される。
これにより、ソーラーパネルモジュール12aの終端側にあるコネクタ23aと、ソーラーパネルモジュール12bの始端側にあるコネクタ22bとを連結すると、ソーラーパネルモジュール12a,12bどうしが電気的に接続され、ソーラーパネルモジュール12aの太陽電池21aにソーラーパネルモジュール12bの太陽電池21bが並列に接続される。またこの状態で、ソーラーパネルモジュール12aの始端側にあるコネクタ22aと、制御モジュール14のコネクタ31を連結すると、ソーラーパネルモジュール12a,12bと制御モジュール14が電気的に接続され、各太陽電池21a,21bからの起電力が、電源線24,25を通して充放電制御回路13に供給される。
ターミネータ15は、ソーラーパネルモジュール12bの終端側で、前記信号線26,27を短絡するためのもので、ここではソーラーパネルモジュール12a,12bと制御モジュール14とを電気的に接続した状態で、ソーラーパネルモジュール12bのコネクタ23bにターミネータ15を連結すると、当該コネクタ23bの第3端子と第4端子が電気的に接続され、盗難信号発信機16に連結するコネクタ32から、制御モジュール14およびソーラーパネルモジュール12a,12bを順に経てターミネータ15に至る各構成品に、ループを描くような電気経路が形成されるようになっている。
盗難信号発信機16は、前記コネクタ32に連結可能なコネクタ41と、車両2の内部に搭載された二輪車のバッテリー42に連結可能なコネクタ43とを備え、ソーラーパネルモジュール12a,12b若しくはバッテリー42からの電力供給を受けて動作する。ここでの盗難信号発信機16は、前記信号線26,27およびターミネータ15により形成されるループ状の電気経路を監視し、この電気経路が切断されたのを検知すると、二輪車各部の盗難の有無を検知する二輪車用の盗難抑止システム30の例えばスパイボール端子へ盗難信号を送出し、当該二輪車用盗難抑止システムからアラームを発報するように構成される。
次に、前記制御モジュール14の外観構成について、図2および図3を参照しながら説明する。これらの各図において、51は外郭をなす偏平箱状のケース、52,53,54はケース51の上面に設けられた表示部としてのLED(発光ダイオード)であり、前述したコネクタ31,32はケース51の側面に並んで配置される。また、ここでは図示しないが、前記充放電制御回路13がケース51の内部に収納され、コネクタ31,32やLED52,53,54と電気的に接続している。
図2や図3では、制御モジュール14のコネクタ31と盗難信号発信機16のコネクタ41との間を連結する中継ユニット56が示されている。中継ユニット56単体の外観は、図5に示すように、前記電源線25,信号線27および共通線29からなるケーブル57の一端と他端に、雄型カプラ58と雌型カプラ59をそれぞれ接続して構成される。そして、離間した車体カバー1と車両2との間で、中継ユニット56の雄型カプラ58が制御モジュール14の雌型のコネクタ32に連結され、中継ユニット56の雌型カプラ59が盗難信号発信機16の雄型のコネクタ41に連結される。
再度、図2および図3に戻り、LED52,53,54は各々異なる発光色の素子を有し、ここでは一例として、第1のLED52が緑色、第2のLED53が黄色、第3のLED54が赤色の発光色を有しており、充放電制御回路13は、バッテリー42の両端間電圧からその充電量を監視し、また並列接続した太陽電池21a,21bの両端間電圧から、ソーラーパネルモジュール12a,12bの発電量を監視して、これらの監視結果に基づき、個々のLED52,53,54の表示状態を制御する機能を有している。当該充放電制御回路13は、バッテリー42の充電量に応じて、点灯する一つの例えばLED53を選択し、且つその選択したLED53において、ソーラーパネルモジュール12a,12bの発電量に応じて、点滅の間隔を連続的に変化させるように、各LED52,53,54に必要な表示制御信号を送出する。ここでは、バッテリー52の充電量が増加するに従って、LED52→LED53→LED54の順に選択して点灯させ、ソーラーパネルモジュール12a,12bの発電量が増加するに従って、選択した一つの例えばLED53の点滅間隔を次第に小さくするように構成している。これにより、点滅するLED52,53,54を一つだけにして省電力化を図り、且つ感覚的にも見やすい表示形態を実現することができる。
図6および図7は、前記車体カバー1の外観を示している。これらの各図において、車体カバー1は図示しない二輪車の全体を覆うような流線形状を有し、その上面部には二輪車のシートに相当する位置に、前記ソーラーパネルモジュール12a,12bを収容するための第1の収容部61と、制御モジュール14を収容するための第2の収容部62が並んで設けられている。収容部61は、収容部62の前後両側にそれぞれ設けられており、ここでは一つの収容部61に対して、ソーラーパネルモジュール12a,12bを収容する2個のポケット(図示せず)を備えている。また収容部62は、一つの制御モジュール14を収容する1個のポケット(図示せず)を備えている。ソーラーパネルモジュール12a,12bの装着数は、車両に応じて変えることができ、例えば小型車では1個、大型車では2個装着するのが好ましい。従って、何れの車両タイプでも、合計で2つの収容部61の内部にはソーラーパネルモジュール12a,12bを装着していない空いたポケットが確保され、それらの収容部61の内部で、1個乃至2個のソーラーパネルモジュール12a,12bの収容場所を任意に選ぶことができる。これにより、例えば太陽光の照射角度や車体カバー1の設置場所に応じて、ソーラーパネルモジュール12a,12bの収容場所を変えることができ、ソーラーパネルモジュール12a,12bの発電量を効率的に増加させることができる。
また収容部61,62は、表側が透明ビニール片で、裏側に出し入れ口を有した非防水仕様の縫製体63で外郭が構成され、収容部61,62の上面開口を複数の透明ビニール片で覆っている。収容部61,62の表側を透明部材とすることで、収容部61,62の上面開口を塞いだ状態で、透明部材を通してソーラーパネルモジュール12a,12bに光を採り入れることが可能になる。
図8は、前記ソーラーパネルモジュール12a,12bの外観を示している。ソーラーパネルモジュール12a,12bは何れも同一形状を有し、外郭をなす偏平箱状のモジュール本体71と、このモジュール本体71から延設する配線ユニット72とにより構成される。モジュール本体71の内部には太陽電池21a,21bが配設され、モジュール本体71を通して太陽電池21a,21bに光が照射されると、太陽電池21a,21bから起電力が発生するようになっている。また配線ユニット72は、前述したハーネス17の一部を構成するもので、その先端にはコネクタ22a,22bが設けられる。この配線ユニット72によって、ソーラーパネルモジュール12a,12bどうしを電気的に接続し、必要に応じて複数のソーラーパネルモジュール12a,12bを繋げることができるようになっている。なお、個々には図示していないが、コネクタ22a,22bに連結する別なコネクタ23a,23bは、モジュール本体71の例えば側面に設けられる。
図9は、図8に示したソーラーパネルモジュール12a,12bを収容した状態の収容部61を示したものである。同図において、ここでは1つの収容部61に3個のポケット75a,75b,75cが並んで設けられ、これらのポケット75a,75b,75cに対応して、最大で3個のソーラーパネルモジュール12a,12b,12cが収容される。また、ポケット75a,75b,75cの表面には、前述の透明部材としてのクリア素材77が開閉自在に設けられる。
前述のように、収容部61に収容するソーラーパネルモジュール12a,12b,12cの個数は、車両の特性やバッテリー42の容量など、車両タイプに応じて増減させることができる。また、ポケット75a,75b,75cの個数に対して、ソーラーパネルモジュール12a,12b,12cの収容個数が少ない場合には、例えば一つのソーラーパネルモジュール12aを、ポケット75a,75b,75cの何れか一つに収容することができ、ソーラーパネルモジュール12aの収容場所を変えることで、ソーラーパネルモジュール12aの発電量を効率的に増加させることができる。ここでのソーラーパネルモジュール12cは、他のソーラーパネルモジュール12a,12bと同一構成である。
隣接するポケット75aとポケット75b、および隣接するポケット75bとポケット75cの間隔Dは、何れもソーラーパネルモジュール12a,12b,12cの厚さの2倍以上離れて形成される。そのため、太陽電池21a,21b,21cをソーラーパネルモジュール12a,12b,12cにより小型モジュール化し、複数のソーラーパネルモジュール12a,12b,12cをそれぞれ間隔Dを離してポケット75a,75b,75cに収容することができる。また、ソーラーパネルモジュール12a,12b,12cが小型に分割され、また間隔Dも離れていることから、車体カバー1からソーラーパネルモジュール12a,12b,12cを取り出さずに、車体カバー1を小さく折りたたむこともできる。
さらに、収容部51そのものに防水仕様がなくても、ソーラーパネルモジュール12a,12b,12cを防水仕様とすることで、太陽電池21a,21b,21cを含めた電装部の防水性を高めることができる。
次に、上記構成についてその作用を説明する。本実施例の太陽光発電システム11を使用する場合などには、必要な数のソーラーパネルモジュール12a,12b,12cを、車体カバー1に設けた収容部61のポケット75a,75b,75cに装着し、別な収容部62に制御モジュール14を装着して、これらのソーラーパネルモジュール12a,12b,12cと制御モジュール14をハーネス17で順に接続する。また、車体カバー1に取り付けた制御モジュール14と車両に設けた盗難信号発信機16との間も、ハーネス17で相互に接続する。それにより、昼間は太陽光を各太陽電池21a,21b,21cに照射することで、ソーラーパネルモジュール12a,12b,12cで発電した電気とバッテリー42からの電気を併用し、夜間はバッテリー42からの電気を使用することで、太陽光発電システム11を24時間稼動させ、バッテリー42の消費電力を極めて低く抑えることができる。また、昼間は各太陽電池21a,21b,21cからの起電力をバッテリー42に供給することで、バッテリー42を補充電することもできる。
さらに、太陽光発電システム11の盗難を抑止するためには、図1に示すように、制御モジュール14や他のソーラーパネルモジュール12aと連結しないソーラーパネルモジュール12bのコネクタ23bにターミネータ15を装着し、車両側に設けた盗難信号発信機16と盗難抑止システム30を動作させる。前記ターミネータ15を取り付けると、盗難信号発信機16に連結するコネクタ32から、制御モジュール14およびソーラーパネルモジュール12a,12bを順に経て、ターミネータ15に至る各構成品に、ループを描くような電気経路が形成される。このとき充放電制御回路13は、太陽光発電システム11に組み込まれた太陽電池21a,21bと、車両に組み込まれたバッテリー42のどちらを電源として使うのかを制御して、セキュリティ用の信号線26,27に電流を供給する。
ここで、車体カバー1から太陽光発電システム11の一部または全部を取り外す目的で、連結しているコネクタ32,41と、コネクタ22a,31と、コネクタ22b,23aと、コネクタ23bおよびターミネータ15の何れかを切り離すと、盗難信号発信機16はループ状の電気経路が切断されたのを、前記信号線26,27を流れる電流の遮断から検知する。このとき、盗難信号発信機16から盗難抑止システム30に盗難信号が送出され、盗難抑止システム30からアラームが発報される。とりわけ本実施例では、太陽光発電システム11を車体カバー1に内蔵させているので、車体カバーを車両から外すために、コネクタ32,41の連結を解除した時点でアラームが発報され、不審者が車体にアクセスする前にセキュリティ報知を行なうことが可能になる。また、太陽光発電システム11に上記各構成品を経由する電気経路を形成するだけで、既存の盗難抑止システム30を利用して、効果的に太陽光発電システム11の盗難抑止機能を実現できる。
一方、制御モジュール14に組み込まれた充放電制御回路13は、電源線25と共通線29との間に発生するバッテリー42の両端間電圧から、当該バッテリー42の充電量を監視すると共に、電源線24,25の間に発生する太陽電池21a,21bの両端間電圧から、ソーラーパネルモジュール12a,12bの発電量を監視する。そして、バッテリー42の充電量に応じて、点灯すべき一つの例えばLED53を選択し、ソーラーパネルモジュール12a,12bの発電量に応じた点滅間隔で、その選択したLED53を点滅させて、LED53の何れか一つを常時または断続的に表示させる。
こうしてユーザーは、常時点灯または点滅するLED52,53,54の表示状態を視認することで、わざわざ計測器を用意することなく、ソーラーパネルモジュール12a,12bの発電量とバッテリー42の充電量を直ぐに確認することができ、例えばバッテリー上がりが起こる前に、バッテリー42の残量が低下したことに気づくことが可能になる。また、夜間でもLED52,53,54の中の一つが必ず点灯(点滅)することから、この点でも盗難抑止効果が得られる。
以上のように、本実施例の太陽光発電システム11は、車両の電源であるバッテリー42を充電するのに設けられ、このバッテリー42に起電力を供給する太陽電池21a,21b,21cを備えたものにおいて、バッテリー42の残量と太陽電池21a,21b,21cの発電量とを視認できる表示部として、例えばLED52,53,54を備えている。
こうすれば、車両のユーザーがわざわざ計測器を用意したり、ボタンなどを操作したりすることなく、表示部であるLED52,53,54の表示状態を視認すれば、バッテリー42の残量と太陽電池21a,21b,21cの発電量を直ちに確認することができ、太陽光発電システム11として効率的な運用を図ることが可能になる。
また特に、前記表示部が複数色のLED52,53,54を備えている場合、個々に点灯する前記LED52,53,54と、当該LED52,53,54の点滅パターンで、前記バッテリー42の残量と太陽電池21a,21b,21cの発電量を表示する構成としている。
こうすると、表示部としてLED52,53,54を使用し、且つ複数のLED52,53,54の中で、選択した例えば一つのLED53の点滅パターンを変化させて、発光するLED52,53,54の個数と点灯時間を最小限にすることにより、表示部による消費電力を最小限にすると共に、感覚的に見やすい表示形態を実現できる。
また本実施例では、太陽電池21a,21b,21cを収容する少なくとも一つの太陽電池パネルとしてのソーラーパネルモジュール12a,12b,12cと、車両を覆うカバーとしての車体カバー1に設けられ、ソーラーパネルモジュール12a,12b,12cと同等以上の数を有する太陽電池ポケット75a,75b,75cとを備えている。
この場合、車両の特性やバッテリー42の容量に応じて、必要な数のソーラーパネルモジュール12a,12b,12cを、車両用の車体カバー1に設けたポケット75a,75b,75cに取り付けることができる。またこの場合は、バッテリー42の残量と太陽電池21a,21b,21cの発電量を表示部で確認しながら、ソーラーパネルモジュール12a,12b,12cを装着するポケット75a,75b,75cの位置を選ぶこともできる。
さらに本実施例では、太陽光発電システム11の状態信号である盗難信号を、車両の防犯装置である盗難抑止システム30に送出する構成を有している。そのため、車両の盗難の場合だけでなく、太陽光発電システム11の一部または全部の盗難が図られた場合にも、盗難抑止システム30に与えられる太陽光発電システム11の盗難信号によって、盗難を抑止することができる。また、既存の盗難抑止システム30と連動することにより、太陽光発電システム11専用の防犯装置を設ける必要がなく、必要最小限の構成で盗難抑止機能を付加できる。
なお本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、LED52,53,54は2個以上幾つあってもよく、また異なる色の各素子を有する単独のLEDで複数の色を切り替える構成であってもよい。さらに、ソーラーパネルモジュール12a,12b,12cの発電量に応じて、選択するLED52,53,54を変え、バッテリー42の充電量に応じて、選択した一つの例えばLED53の点滅間隔を変えるようにしてもよい。
1 車体カバー
12a,12b,12c ソーラーパネルモジュール(太陽電池パネル)
21a,21b,21c 太陽電池
30 盗難抑止システム(防犯装置)
42 バッテリー
52,53,54 LED(表示部)
75a,75b,75c 太陽電池ポケット

Claims (4)

  1. 車両のバッテリーを充電するのに設けられ、前記バッテリーに起電力を供給する太陽電池を備えた太陽光発電システムにおいて、
    前記バッテリーの残量と前記太陽電池の発電量を視認できる表示部を備えたことを特徴とする太陽光発電システム。
  2. 前記表示部は複数色のLEDまたは複数色に発光可能なLEDを備え、個々に点灯する前記LEDと、当該LEDの点滅パターンで、前記残量と前記発電量を表示するものであることを特徴とする請求項1記載の太陽光発電システム。
  3. 前記太陽電池を収容する少なくとも一つの太陽電池パネルと、前記車両を覆うカバーに設けられ、当該太陽電池パネルと同等以上の数を有する太陽電池ポケットとを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の太陽光発電システム。
  4. 前記太陽光発電システムの状態信号を、前記車両の防犯装置に送出する構成としたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の太陽光発電システム。
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