JP2011200404A - 外科用処置具 - Google Patents

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Abstract

【課題】把持した湾曲針の回転を防止することができる外科用処置具を提供する。
【解決手段】外科用処置具のシャフトの先端部には開閉動作可能なグリッパ19が設けれ、グリッパ19を構成する一対のグリッパ部材19a、19bの、把持面47の幅方向の縁部に、湾曲針51の一部が係合可能な凹部48が設けられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、針を把持して生体組織に対して処置を行う外科用処置具に関する。
内視鏡下外科手術(または腹腔鏡下手術とも呼ばれる。)においては、患者の腹部等に複数の孔を開け、これらの孔にトラカール(筒状の器具)を挿入した後、各トラカールを通して、腹腔鏡(カメラ)と複数の鉗子を体腔内に挿入する。鉗子の先端部には、エンドエフェクタとして、生体組織等を把持するためのグリッパや、鋏、電気メスのブレード等が取り付けられている。腹腔鏡と鉗子を体腔内に挿入したら、腹腔鏡に接続されたモニタに映る腹腔内の様子を見ながら鉗子を操作して手術を行う。このような手術方法は、開腹を必要としないため、患者への負担が少なく、術後の回復や退院までの日数が大幅に低減される。このため、このような手術方法は、適用分野の拡大が期待されている。
また、トラカールから挿入される鉗子として、先端部に関節を持たない一般的な鉗子に加えて、先端部に複数の関節を有して先端部の姿勢を変更できる鉗子、いわゆる医療用マニピュレータの開発が行われている(例えば、特許文献1参照)。このような医療用マニピュレータによれば、体腔内で自由度の高い動作が可能であり、手技が容易となり、適用可能な症例が多くなる。
特開2009−28425号公報
"針を直角に把持する持針器"、[online]、特許庁ホームページ、[平成22年3月19日検索]、インターネット<http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/hyoujun_gijutsu/operation_tools/page110.htm>
ところで、湾曲針を把持するグリッパをもつ鉗子は、ニードルドライバ(持針器)と呼ばれ、例えば、吻合等の手技に用いられる。ニードルドライバは、一対のグリッパ部材からなる開閉動作可能なグリッパを備え、グリッパ部材間に湾曲針を挟持することで、湾曲針を保持するようになっている。
従来のニードルドライバは、グリッパ部材の把持面で湾曲針を挟んで保持するだけ、すなわち、グリッパ部材の把持面と湾曲針の外周面との間の摩擦力だけで湾曲針を保持するため、把持力が弱い場合には、湾曲針が回転し、湾曲針を把持し直すことが必要になる場合がある。
また、従来のニードルドライバで湾曲針を直角に把持するタイプのものでは、一対のグリッパ部材は、一方が凹形状の把持面を有し、他方が凸形状の把持面を有しており、把持面の形状が互いに異なっていたため、湾曲針を把持する向きが限られていた(上記非特許文献1参照)。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、把持した湾曲針の回転を防止することができる外科用処置具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る外科用処置具は、シャフトと、前記シャフトの基端部に設けられた操作部と、前記シャフトの先端部から延出し、前記操作部における操作に応じて開閉するグリッパと、を備え、前記グリッパは、把持対象物の把持を行う把持面をそれぞれ有する一対のグリッパ部材を備え、前記一対のグリッパ部材のうち少なくとも一方の前記把持面の、少なくとも一方の幅方向縁部に前記把持対象物の一部が係合可能な凹部が設けられる、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、グリッパにより湾曲針を把持した際、湾曲針の一部が凹部に引っ掛かることで、湾曲針の回転が防止され、グリッパに対して直角の状態を維持できる。このため、グリッパにより湾曲針を所定の向きに保持した状態でしっかりと把持できるので、医師による手技を円滑に行うことができる。また、グリッパにより湾曲針を強い力で挟持しなくても、湾曲針の回転が防止され、グリッパに対して直角の状態を維持できることから、グリッパを動作させる機構の構造強度を必要以上に大きくしなくて済み、結果としてコストの低減に寄与できる。
前記凹部は、前記把持面から所定深さだけ窪んだ溝部として構成されるとよい。
上記の構成によれば、凹部は、把持面からグリッパ部材の裏面側に達するような溝形状ではなく、前記把持面から所定深さだけ窪んだ溝部として構成されるので、グリッパ部材の側面に凹凸ができにくい。このため、結紮の手技において、グリッパの外周に巻きつけた縫合糸からグリッパを引抜く際に、グリッパの外周に縫合糸が引っ掛かることが防止され、手技を円滑に行うことができる。
前記凹部は、前記一対のグリッパ部材の両方に設けられるとよい。
上記の構成によれば、湾曲針の湾曲部分の内周側が、いずれのグリッパ部材に接触しても、当該内周側に接触するグリッパ部材には必ず凹部が設けられているので、湾曲針の回転を防止するように把持する際のグリッパに対する湾曲針の向きが特定の一つの向きに限定されず、使い勝手がよい。
前記凹部は、前記グリッパ部材の延在方向に沿って複数設けられるとよい。
上記の構成によれば、グリッパ部材の延在方向に沿う複数の位置で、湾曲針の回転を防止し、グリッパに対して直角の状態を維持できる。このため、湾曲針を把持する位置が特定の一つの位置に限定されないので、使い勝手がよい。
前記凹部は、前記把持面の幅方向両側に設けられるとよい。
上記の構成によれば、把持面の両側部に湾曲針が引っ掛かるので、湾曲針の回転をより一層好適に防止し、グリッパに対して直角の状態を維持できる。
前記グリッパ部材の幅方向中央部には、前記把持面で開口する孔部または溝部が設けられるとよい。
上記の構成によれば、把持面に開口した孔部または溝部に湾曲部の外周側の一部が入り込むことで、湾曲部の外周部と穴部の開口縁部とが二箇所で接触する格好で、湾曲針がグリッパにより把持される。このため、穴部が無い場合と比較して、より多くの接触箇所で湾曲針を支持するので、湾曲針の把持の安定性が向上し、湾曲針の回転をより効果的に防止し、グリッパに対して直角の状態を維持できる。
前記各凹部は、前記一対のグリッパ部材の両把持面における互いに対応する同一箇所に設けられているとよい。
上記の構成によれば、凹部の配置が把持面に対して対象となり、湾曲針の湾曲の内側を一対のグリップ部材のどちらの側に向けて把持しても、把持力増加の効果が得られる。術者は、一対のグリッパ部材で湾曲針を把持する際に、グリッパの上下方向すなわち把持する湾曲針の向きを気にせず、把持することが可能となる。
本発明の医療用処置具によれば、グリッパにより湾曲針を把持した際、湾曲針の一部が凹部に引っ掛かることで、湾曲針の回転を防止し、グリッパに対して直角の状態を維持できるので、手技を円滑に行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る外科用処置具である医療用マニピュレータの斜視図である。 操作部と作業部とが分離した状態の医療用マニピュレータを示す一部省略側面図である。 一構成例に係るグリッパの一部省略側面図である。 湾曲針を把持した状態の一構成例に係るグリッパの一部省斜視図である。 湾曲針を把持した状態の一構成例に係るグリッパの横断面図である。 湾曲針を把持した状態の第1変形例に係るグリッパの一部省斜視図である。 湾曲針を把持した状態の第1変形例に係るグリッパの横断面図である。 湾曲針を把持した状態の第2変形例に係るグリッパの一部省斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る外科用処置具である手動式のニードルドライバの側面図である。
以下、本発明に係る外科用処置具について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る外科用処置具の斜視図である。本実施の形態において、外科用処置具は、使用者(医師等の医療従事者)が把持して操作することで先端に設けられたエンドエフェクタを動作させる医療用マニピュレータ10(以下、マニピュレータという)として構成されている。
マニピュレータ10は、先端に設けられた先端動作部12で生体の一部を把持し又は生体に触れて、所定の処置を行うための医療用の器具であり、通常、把持鉗子やニードルドライバ(持針器)等とも呼ばれる。マニピュレータ10は、医療用器具を構成するマニピュレータ本体11と、マニピュレータ本体11にケーブル28を介して接続されたコントローラ29とを備える。マニピュレータ本体11は、ボディ21と、ボディ21から延出するシャフト18と、シャフト18の先端に設けられ、グリッパ19を含む先端動作部12とを有する。
以下の説明では、シャフト18の延在方向をZ方向と規定し、さらに、シャフト18の前方(先端側)をZ1方向、後方(根元側)をZ2方向と規定する。また、Z方向に直角な方向であって、マニピュレータ本体11を図1の姿勢にしたときのマニピュレータ本体11を基準とした左右方向をX方向とし、特に、マニピュレータ本体11の左側方向をX1方向、右側方向をX2方向と規定する。また、Z方向に直角な方向であって、マニピュレータ本体11を図1の姿勢にしたときのマニピュレータ本体11の上下方向をY方向とし、特に、上方向をY1方向、下方向をY2方向と規定する。
なお、特に断りのない限り、これらの方向の記載はマニピュレータ本体11が基準姿勢(中立姿勢)である場合を基準として表すものとする。これらの方向は説明の便宜上のものであり、マニピュレータ本体11は任意の向きで(例えば、上下を反転させて)使用可能であることは勿論である。
マニピュレータ本体11は、人手によって把持及び操作される操作部14と、該操作部14に対して着脱自在な作業部16とを有する。操作部14は、上述したボディ21の一部を構成し、筐体を構成しZ1方向及びY2方向に略L字状に延在する左右一対の上部カバー25a、25bと、上部カバー25a、25b内に収容された駆動部30と、人手によって操作される複合入力部24とを有する。
駆動部30は、先端動作部12の姿勢を変更させるための駆動源50として2つのモータ50a、50bを有し、駆動源50の駆動力が先端動作部12に機械的に伝達されることで、グリッパ19の姿勢を変更できるように構成されている。
操作部14の基端側でY2方向に延びた部分は、人手によって把持されるグリップハンドル26として構成されている。複合入力部24は、グリップハンドル26の上部の傾斜面に設けられており、回転操作部90に対する左右方向への回動操作及び傾動操作部92に対する傾動操作を単独又は複合的に行うことで、その操作に応じた信号がコントローラ29に送信され、コントローラ29が駆動部30の駆動を制御することにより、先端動作部12の姿勢変更が行われる。
作業部16は、Z方向で略対称に分割された一対の下部カバー37a、37bを筐体としており、上記の先端動作部12と、この先端動作部12を先端に設けた長尺且つ中空のシャフト18と、このシャフト18の基端側が固定され、下部カバー37a、37b内に収容されたプーリボックス32と、プーリボックス32の後方に設けられ、トリガ軸39を支点としてX方向の軸心を中心に回動可能に軸支されたトリガレバー36とを有する。下部カバー37a、37b、プーリボックス32及びトリガレバー36は、上述したボディ21の一部を構成する。
図2は、操作部14と作業部16とが分離した状態のマニピュレータ本体11を示す一部省略側面図である。図2に示すように、駆動部30は、上述したモータ50a、50bと、モータ50a、50bの各出力軸56a、56bに対して固定された駆動傘歯車58a、58bと、駆動傘歯車58a、58bと噛み合う2つの従動傘歯車62a、62bと、従動傘歯車62a、62bが固定された駆動軸60a、60bとを有する。駆動軸60a、60bの下端部には、例えば断面波形状の係合凸部64a、64bが設けられている。この構成により、モータ50a(50b)の回転駆動力が、駆動傘歯車58a(58b)、従動傘歯車62a(62b)、駆動軸60a(60b)及び係合凸部64a(64b)へと伝達される。
プーリボックス32には、プーリ70a、70bが設けられている。このプーリ70a、70bは、作業部16が操作部14に装着された状態で、駆動軸60a、60bに対して同軸である。プーリ70a、70bの上端には、プーリボックス32の上面から露出した、例えば断面波形状の係合凹部74a、74bが設けられている。従って、操作部14と作業部16との装着時、係合凸部64a、64bと係合凹部74a、74bとが係合し、これにより、駆動軸60a、60bからの回転駆動力をプーリ70a、70bへと伝達することができる。なお、係合凸部64aや係合凹部74aの係合構造は他の構造であってもよい。
プーリ70a、70bには、それぞれ、動力伝達部材として、図示しないワイヤが巻き掛けられている。これらのワイヤは、シャフト18内に挿通されており、先端動作部12(図1参照)に設けられた姿勢変更機構13に駆動力を伝達する。これにより、駆動軸60a、60bからの回転駆動力が、プーリ70a、70b、前記ワイヤを介して姿勢変更機構13に伝達され、グリッパ19の姿勢変更が行われる。
なお、トリガレバー36の操作をグリッパ19の開閉動作に変換する機構、及び、駆動源50の駆動をグリッパ19の姿勢変更の動作に変換する機構としては、例えば、特開2008−104855号公報や特開2009−106606号公報に記載された構成と同様の構成を採用してよい。
図1に示すように、作業部16は、操作部14に設けられた左右一対の着脱レバー40、40によって当該操作部14と連結・固定されると共に、着脱レバー40の開放操作によって操作部14から分離可能であり、特別な器具を用いることなく、手術現場で容易に交換作業等を行うことができる。
先端動作部12は、トリガレバー36の操作に基づいて開閉動作するグリッパ19と、複合入力部24の操作に基づいてグリッパ19の姿勢を変化させる姿勢変更機構13とを有する。図示したグリッパ19は、所定の開閉動作軸を基準に開閉動作可能であり、縫合用の針(湾曲針等)を把持するグリッパ19として構成されている。すなわち、図示例のマニピュレータ10は、針を把持するグリッパ19を備えた作業部16を操作部14に装着しているため、ニードルドライバとして機能するものである。
先端動作部12及びシャフト18は細径に構成されており、患者の腹部等に刺入された円筒形状のトラカール20を通して体腔22内に挿入可能であり、複合入力部24及びトリガレバー36の操作によって体腔22内で針を把持し、縫合及び結紮等の様々な手技を行うことができる。なお、エンドエフェクタとして鋏あるいは患部把持用のグリッパを備えた作業部16を操作部14に装着した場合には、マニピュレータ10は、患部切除、把持等の作業を行う鋏や把持鉗子等として機能する。
トリガレバー36は、下部カバー37a、37b内のZ2方向側の端部に設けられたトリガ軸39に軸支されたアーム部36aと、このアーム部36aのY2側に設けられたトリガ操作子36bとを有する。トリガ軸39は、プーリボックス32のZ2側に設けられた支持プレート45(図2参照)に固定されている。トリガ操作子36bは、指輪部36cと、この指輪部36cのY2側に設けられた略円弧状の指掛け突起36dとを有する。
グリッパ19の開閉動作は、人手によるトリガレバー36の操作(押し引き操作)に基づく力が機械的に伝達されることで行われる。具体的には、作業部16の内部には、ロッド、ワイヤ(動力伝達部材)、プーリ等から構成される伝達機構が設けられており、トリガレバー36の押し引き操作が、伝達機構によりグリッパ19の開閉動作に変換されるようになっている。
姿勢変更機構13は、先端を指向するロール軸(中立姿勢時にはZ軸)を基準に回転するロール動作と、Y方向のヨー軸を基準に傾動するヨー動作(傾動動作)とが可能であり、ロール動作と傾動動作とを選択的にまたは複合的に行うことが可能である。従って、先端動作部12は、グリッパ19の開閉動作、ロール動作及びヨー動作からなる3軸の動作が可能である。本実施形態の場合、グリッパ19の姿勢変更の動作(ロール動作及びヨー動作)は、回転操作部90及び傾動操作部92を有する複合入力部24の操作に基づいて駆動源50が駆動し、この駆動源50の駆動力が先端動作部12に機械的に伝達されることで行われる。図示例のマニピュレータ本体11では、回転操作部90に対して左右方向の回転操作を行うことで、先端動作部12のロール動作が行われ、傾動操作部92に対して傾動操作を行うことで、先端動作部12のヨー動作が行われる。
コントローラ29は、マニピュレータ本体11を総合的に制御する制御部であって、グリップハンドル26の下端部から延在するケーブル28と接続される。コントローラ29の機能の一部又は全部は、例えば操作部14に一体的に搭載することもできる。
図3は、一構成例に係るグリッパ19の一部省略側面図であり、図4は、湾曲針51を把持した状態のグリッパ19の一部省略斜視図であり、図5は、湾曲針51を把持した状態のグリッパ19の一部省略横断面図である。図3〜図5に示すように、グリッパ19は、一対のグリッパ部材19a、19bを有する。図示例のグリッパ19において、一方のグリッパ部材19aは、固定部として構成されており、他方のグリッパ部材19bは、グリッパ軸46を中心として回動可能な可動部として構成されている。グリッパ部材19bがグリッパ軸46を中心として所定角度範囲で回動することで、グリッパ19が開閉動作するようになっている。
なお、グリッパ部材19aも可動部として構成し、両方のグリッパ部材19a、19bが回動することでグリッパ19が開閉動作するように構成してもよい。また、固定部として構成したグリッパ部材19aと平行を保持したままグリッパ部材19aに近接離間するような可動部としてグリッパ部材19bを構成してもよい。あるいは、両方のグリッパ部材19a、19bを、互いに平行を保持したまま近接離間するような可動部として構成してもよい。
一対のグリッパ部材19a、19bには、互いに対向し、湾曲針51等の針を把持する把持面47が設けられている。各把持面47には、滑り止め加工として施されたローレット加工により、多数の突起47aが形成されている。滑り止め加工として、ローレット加工の代わりに、放電加工や、金属メッキへのダイヤモンド微小粉末の吹きつけ処理加工等を施してもよい。
各把持面47の幅方向(図中B方向)の両側縁部には、把持対象物である湾曲針51の一部が係合可能な凹部48が、グリッパ部材19a、19bの延在方向(グリッパ部材19aについては、図3及び図4中、A方向)に沿って複数設けられている。図示例では、各グリッパ部材19a、19bは、幅方向両側に5つずつ、合計10個の凹部48を有している。グリッパ部材19a、19bにおいて、幅方向の一方側に設けられた各凹部48の、グリッパ部材19a、19bの延在方向の位置は、幅方向の他方側に設けられた各凹部48の、グリッパ部材19a、19bの延在方向の位置と同じである。すなわち、各グリッパ部材19a、19bにおいて、複数の凹部48は、左右対称に設けられている。
一構成例に係るグリッパ19において、各凹部48は、把持面47から所定深さだけ窪んだ溝部として構成されている。グリッパ部材19a、19bの延在方向に関する各凹部48の長さL(具体的には、グリッパ部材19a、19bの側面における凹部48の長さ)は、湾曲針51の外径よりも僅かに大きく設定されるのがよい。例えば、湾曲針51の外径が0.4〜1.2mm程度である場合には、長さLは、0.5〜1.5mm程度であるのがよい。
凹部48のB方向の幅W(具体的には、凹部48において、グリッパ部材19a、19bの側面から、幅方向中心側に向かって最も窪んだ部位までの距離)は、0.2〜0.4mm程度であるのがよい。また、凹部48の深さDは、0.1〜0.4mm程度であるのがよい。なお、凹部48の深さDは、具体的には、把持面47から、グリッパ部材19a、19bの厚さ方向(グリッパ部材19aに関しては、図4中、矢印C方向)の最も深い箇所までの距離である。
図示例のグリッパ19において、グリッパ部材19a、19bの延在方向に沿って設けられた各凹部48の長さL、幅W、深さDは全て略同じに設定されているが、複数の凹部48の一部または全部の長さL、幅W、深さDを異ならせてもよい。例えば、グリッパ部材19a、19bの先端側に向かうに従って、凹部48の長さLが段階的に短くなる、あるいは長くなるように、各凹部48の長さLを設定してもよい。こうすると、把持する湾曲針51の外径の大きさに合わせて、最も適した大きさの凹部48に湾曲針51が係合するように、湾曲針51を把持する位置を選択することができる。なお、図示例の各凹部48は、半円状溝として構成されているが、凹部48は、他の形状、例えば、四角形または三角形の溝として構成されてもよい。
第1実施形態に係る外科用処置具であるマニピュレータ10は、以上のように構成されるものであり、次に、その作用及び効果について説明する。
上記のように構成されたグリッパ19を備えたマニピュレータ10により、湾曲針51を把持するには、図4及び図5に示すように、グリッパ部材19a、19bの間に湾曲針51を位置させた状態で、グリッパ部材19bがグリッパ部材19aに近づく方向にグリッパ部材19bを回動させることで、把持面47間で湾曲針51を挟持する。このとき、湾曲針51の湾曲部分の外周側(つまり湾曲の外側)がグリッパ部材19aに接触し、湾曲針51の湾曲部分の内周側(つまり湾曲の内側)がグリッパ部材19bに接触する向きで、湾曲針51を把持する。すなわち、湾曲針51の円弧(湾曲)が存在する平面(円弧平面)が把持面47に対して略直角となる状態で、湾曲針51を把持する。あるいは、図4及び図5に示す湾曲針51とは湾曲が逆向き、すなわち、湾曲針51の湾曲部分の外周側がグリッパ部材19bに接触し、湾曲針51の湾曲部分の内周側がグリッパ部材19aに接触する向きで、湾曲針51を把持してもよい。
このような向きで湾曲針51を把持するのは、湾曲針51を生体組織に刺すために、湾曲針51を把持したグリッパ19をロール回転させることで、湾曲針51の湾曲方向に沿って湾曲針51を回転させる必要があるからである。なお、「湾曲針51の円弧平面が把持面47に対して略直角となる状態」には、湾曲針51の円弧平面が把持面47に対して略直角且つグリッパ部材19a、19bの延在方向(A方向)と略直角になる状態のほか、湾曲針51の円弧平面が把持面47に対して略直角且つグリッパ部材19a、19bの延在方向と非直角の状態(すなわち、湾曲針51の円弧平面がB方向に対して傾斜する状態)も含まれる。
また、グリッパ19により湾曲針51を把持するにあたり、湾曲針51の湾曲部分の内周側がグリッパ部材19a(又はグリッパ部材19b)の凹部48に入り込むように、湾曲針51を把持する。こうすることで、湾曲針51の一部が凹部48に引っ掛かる。すなわち、湾曲針51の一部が、グリッパ部材19a(又はグリッパ部材19b)に設けられた凹部48の側壁48aに当接することで、湾曲針51の回転(倒れ)が防止され、グリッパ19に対して直角の状態を維持できる。このため、グリッパ19により湾曲針51を所定の向きに保持した状態でしっかりと把持できるので、術者による縫合等の手技を円滑に行うことができる。また、グリッパ19により湾曲針51を強い把持力で挟持しなくても、湾曲針51の回転が防止されることから、グリッパ19を動作させる機構の構造強度を必要以上に大きくしなくて済み、結果としてコストの低減に寄与できる。
また、湾曲針51の円弧平面がA方向に対して直角となるように湾曲針51を把持する場合(図4参照)だけでなく、意図的に、湾曲針51の円弧平面がA方向に対して斜めの方向(すなわち図4の湾曲針51をC方向の軸心周りに90度未満の角度で回転させた方向)を向くように湾曲針51を把持することも可能であり、そのような場合においても、湾曲針51は凹部48に対して係合可能であるため、把持面47に対して湾曲針51を直角状態に維持することが可能である。
また、グリッパ19では、両方のグリッパ部材19a、19bに凹部48が設けられているので、図4及び図5に示した湾曲針51とは湾曲の向きが逆となるように湾曲針51を把持した場合には、湾曲針51の湾曲部分の内周側がグリッパ部材19aの凹部48に引っ掛かる。すなわち、湾曲針51の湾曲部分の内周側が、グリッパ部材19aとグリッパ部材19bのいずれの側に接触しても、当該内周側に接触するグリッパ部材19a、19bには必ず凹部48が設けられているので、湾曲針51の回転を防止するように把持する際のグリッパ19に対する湾曲針51の向きが特定の一の向きに限定されず、使い勝手がよい。
上述したように、従来のニードルドライバで湾曲針を直角に把持するタイプのものでは、一対のグリッパ部材の一方が凹形状の把持面を有し、他方が凸形状の把持面を有しており、把持面の形状が互いに異なっていたため、湾曲針を把持する向きが限られていた。これに対し、本実施の形態に係るマニピュレータ10においては、各凹部48が、一対のグリッパ部材19a、19bの両把持面47における互いに対応する同一箇所に設けられている(すなわち、一方のグリッパ部材19aに設けられた凹部48と、他方のグリッパ部材19bに設けられた凹部48とは、グリッパ19が閉じた状態で互いに対向するように各把持面47に設けられている)ので、把持面47に対して対称となり、図4、図5の向き及び逆向きのどちらの向きにおいても、把持力増加の効果が得られる。術者は、一対のグリッパ部材19a、19bで湾曲針51を把持する際に、グリッパ19の上下方向すなわち把持する湾曲針51の向きを気にせず、把持することが可能となる。また、特に、先端部にグリッパ19の長手方向を回転軸とするロール軸関節や、ロール軸関節と直交するピッチないしヨー軸を有するようなマニピュレータの場合、把持する向きが2方向あることで、効率的に関節角を誘導し、湾曲針51を把持し、動作角度を有効に利用することが可能となる。
またさらに、グリッパ19では、グリッパ部材19a、19bの延在方向に凹部48が複数設けられているので、グリッパ部材19a、19bの延在方向の複数の位置で、湾曲針51の回転を防止することができる。このため、湾曲針51を把持する位置が特定の一の位置に限定されないので、一層使い勝手がよい。またさらに、把持面47の幅方向の両側に凹部48が設けられるので、把持面47の両側部において湾曲針51を引っ掛けることができ、湾曲針51の回転をより一層好適に防止することができる。
湾曲針51を用いた縫合では、結紮と呼ばれる縫合糸を結ぶ手技が行われる。このような結紮では、具体的には、閉じた状態のグリッパ19の外周に縫合糸を巻きつけ、この縫合糸からグリッパ19を引抜くことで縫合糸を結ぶ。このため、円滑な手技を遂行する観点から、結紮において縫合糸からグリッパ19を引抜く際に、縫合糸がグリッパ19の外周に引っ掛かることなくスムーズに引抜くことができることが望ましい。この点、一構成例に係るグリッパ19では、凹部48は、グリッパ部材19a、19bの側面でグリッパ部材の厚さ方向に延在する溝形状ではなく、把持面47から所定深さだけ浅く窪んだ溝部として構成されるので、グリッパ部材19a、19bの側面に凹凸ができにくい。このため、結紮の手技において、グリッパ19の外周に巻きつけた縫合糸からグリッパ19を引抜く際に、グリッパ19の外周に縫合糸が引っ掛かることが防止され、手技を円滑に行うことができる。
外科的処置具の一実施形態であるマニピュレータ10において、上記のグリッパ19に代えて、図6及び図7に示す第1変形例に係るグリッパ100を採用してもよい。ここで、図6は、湾曲針51を把持した状態のグリッパ100の一部省斜視図であり、図7は、湾曲針51を把持した状態のグリッパ100の一部省略横断面図である。第1変形例に係るグリッパ100は、上述した基本形に係るグリッパ19に対して孔部102を設けたものである。この孔部102は、グリッパ部材100a、100bの幅方向中央部に形成され、グリッパ部材100a、100bを厚さ方向に貫通している。
孔部102は、図示例では、グリッパ部材100a、100bの延在方向(グリッパ部材100aに関しては、図6中、矢印A方向)に延在する長孔として形成されている。このように孔部102を長孔として形成する場合、長孔のA1方向側の端部位置は、複数の凹部48のうち最もグリッパ部材100a、100bの先端側(A1方向側)に設けられた凹部48に対応した位置に設定され、また、長孔のA2方向側の端部位置は、複数の凹部48のうち最もグリッパ部材100a、100bの基端側(A2方向側)に設けられた凹部48に対応した位置に設定されている。
上記のように構成された第1変形例に係るグリッパ100により湾曲針51を把持すると、図6及び図7に示すように、把持面47に開口した孔部102に湾曲部分の外周側の一部が入り込み、湾曲部分の外周側と孔部102の開口縁部とが接触点P1と接触点P2の2箇所で接触する格好で、湾曲針51がグリッパ100により把持される。このため、孔部102が無い場合(グリッパ19)と比較して、より多くの接触箇所で湾曲針51を支持するので、湾曲針51の把持の安定性が向上し、湾曲針51の回転をより効果的に防止し、グリッパ100に対して直角の状態を維持することができる。
なお、図6に示したグリッパ100では、孔部102をグリッパ部材100a、100bの延在方向に沿う長孔として形成したが、グリッパ部材100a、100bの延在方向に沿って設けられた複数の凹部48の各々に対応した各位置に独立した孔部を設けてもよい。また、グリッパ部材100a、100bの厚さ方向に貫通する孔部102に代えて、グリッパ部材100a、100bの把持面47で開口する溝部(有底の穴部)を設けてもよい。このような溝部をグリッパ部材100a、100bに設けた場合でも、孔部102を設けた場合と同様に、湾曲針51の把持の安定性が向上し、湾曲針51の回転を効果的に防止し、グリッパ100に対して直角の状態を維持することができる。
外科的処置具の一実施形態であるマニピュレータ10において、上記の基本形に係るグリッパ19に代えて、図8に示す第2変形例に係るグリッパ110を採用してもよい。図8は、湾曲針51を把持した状態の第2変形例に係るグリッパ110の一部省略斜視図である。第2変形例に係るグリッパ110において、各把持面47の幅方向(図中B方向)の両側縁部には、把持対象物である湾曲針51の一部が係合可能な凹部52が、グリッパ部材110a、110bの延在方向(グリッパ部材110aに関しては、図中、矢印A方向)に沿って複数設けられている。
上述した基本形に係るグリッパ19の凹部48は、把持面47から所定深さだけ浅く窪んだ溝部として構成されるのに対し、第2変形例に係る凹部52は、グリッパ部材110a、110bの側面で、グリッパ部材110a、110bの厚さ方向(グリッパ部材110aに関しては、図中、矢印C方向)に延在する溝部として構成されている。凹部52の長さL、幅(奥行き)Wは、基本形に係るグリッパ19の凹部48のそれらと同様に設定してよい。図示例の凹部52は、半円状の溝部として構成されているが、四角形または三角形の溝部として構成されてもよい。
上記のように構成された第2変形例に係るグリッパ110によっても、湾曲針51を把持した際に、湾曲針51の一部がグリッパ部材110a、110bに設けられた凹部52に引っ掛かるので、湾曲針51の回転(倒れ)が防止されることでグリッパ19に対して直角の状態を維持でき、これによって、術者による縫合等の手技を円滑に行うことができる等の効果が得られる。なお、第2変形例に係るグリッパ110において、第1変形例に係るグリッパ100で採用した孔部102または溝部を設け、湾曲針51をより安定的に把持するように構成してもよい。
上述した第1実施形態では、駆動源50を備えたマニピュレータ10(図1参照)に本発明を適用した構成例について説明したが、本発明は、手動式のニードルドライバにも適用可能である。図9は、本発明の第2実施形態に係る外科用処置具である手動式のニードルドライバ120の側面図である。上述したマニピュレータ10は、動作の一部がモータ50a、50bの駆動力によって行われるものであったが、このニードルドライバ120は、モータを搭載しておらず、人手による操作のみで動作するものである。ニードルドライバ120は、中空のシャフト122と、シャフト122の基端部に設けられた操作部124と、シャフト122の先端部に設けられた開閉動作可能なグリッパ19とを有する。
操作部124には、シャフト122の延在方向であるZ方向に移動可能なトリガレバー126が設けられており、トリガレバー126の移動に応じてシャフト122内に挿通された図示しないワイヤがZ方向に移動することで、グリッパ19が開閉動作するようになっている。図示例のニードルドライバ120において、シャフト122の基端側へ向かう方向であるZ2方向にトリガレバー126を手指により引き込む操作を行うと、グリッパ19が閉じ、手指をトリガレバー126から離すと、図示しないバネの弾性力によりトリガレバー126がZ1方向に前進するとともにグリッパ19が開くようになっている。グリッパ19は、図3〜図5に示した基本形に係るグリッパ19と同一構成である。
なお、ニードルドライバ120において、グリッパ19に代えて、第1変形例に係るグリッパ100(図6及び図7参照)または第2変形例に係るグリッパ110(図8参照)を採用してもよい。また、図示例のニードルドライバ120では、グリッパ19のロール動作やヨー動作などの姿勢変更動作が可能なように構成されていないが、手指による操作により機械的にグリッパの姿勢変更動作を行う機構を備えてもよい。
上述した第2実施形態に係る外科的処置具であるニードルドライバ120によっても、第1実施形態に係る外科的処置具であるマニピュレータ10と同様に、グリッパ19により湾曲針51を把持した際に、湾曲針51の一部がグリッパ部材19a、19bに設けられた凹部48に引っ掛かるので(図4参照)、湾曲針51の回転(倒れ)が防止されることでグリッパ19に対して直角の状態を維持でき、これによって、術者による縫合等の手技を円滑に行うことができる等の効果が得られる。なお、第2の実施形態において、第1の実施形態と共通する各構成部分については、第1の実施形態における当該共通の各構成部分がもたらす作用及び効果と同一又は同様の作用及び効果が得られることは勿論である。
上記において、本発明について好適な実施の形態を挙げて説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。
10…マニピュレータ 18、122…シャフト
14、124…操作部 19、100、110…グリッパ
19a、19b…グリッパ部材 48、52…凹部
51…湾曲針 102…孔部
120…ニードルドライバ

Claims (7)

  1. シャフトと、
    前記シャフトの基端部に設けられた操作部と、
    前記シャフトの先端部から延出し、前記操作部における操作に応じて開閉するグリッパと、を備え、
    前記グリッパは、把持対象物の把持を行う把持面をそれぞれ有する一対のグリッパ部材を備え、
    前記一対のグリッパ部材のうち少なくとも一方の前記把持面の、少なくとも一方の幅方向縁部に前記把持対象物の一部が係合可能な凹部が設けられる、
    ことを特徴とする外科用処置具。
  2. 請求項1記載の外科用処置具において、
    前記凹部は、前記把持面から所定深さだけ窪んだ溝部として構成される、
    ことを特徴とする外科用処置具。
  3. 請求項1または2記載の外科用処置具において、
    前記凹部は、前記一対のグリッパ部材の両方に設けられる、
    ことを特徴とする外科用処置具。
  4. 請求項3記載の外科用処置具において、
    前記各凹部は、前記一対のグリッパ部材の両把持面における互いに対応する同一箇所に設けられている、
    ことを特徴とする外科用処置具。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の外科用処置具において、
    前記凹部は、前記グリッパ部材の延在方向に沿って複数設けられる、
    ことを特徴とする外科用処置具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の外科用処置具において、
    前記凹部は、前記把持面の幅方向両側に設けられる、
    ことを特徴とする外科用処置具。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の外科用処置具において、
    前記グリッパ部材の幅方向中央部には、前記把持面で開口する孔部または溝部が設けられる、
    ことを特徴とする外科用処置具。
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