JP2011199397A - 原稿読取装置及び原稿読取プログラム - Google Patents

原稿読取装置及び原稿読取プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2011199397A
JP2011199397A JP2010061361A JP2010061361A JP2011199397A JP 2011199397 A JP2011199397 A JP 2011199397A JP 2010061361 A JP2010061361 A JP 2010061361A JP 2010061361 A JP2010061361 A JP 2010061361A JP 2011199397 A JP2011199397 A JP 2011199397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reading
document
mode
size
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010061361A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Hatanaka
諭志 畑中
Ryosuke Aoki
良介 青木
Megumi Furusawa
恵 古沢
Kenichi Kato
健一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010061361A priority Critical patent/JP2011199397A/ja
Publication of JP2011199397A publication Critical patent/JP2011199397A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】原稿とともに、原稿からはみ出る態様で貼付されている媒体を読み取ることができる原稿読取装置及び原稿読取プログラムを提供する。
【解決手段】搬送部150は、原稿を搬送する。取得部143は、搬送されている前記原稿のサイズを取得する。設定部144は、取得されたサイズより拡張した範囲を読取範囲に設定する。読取部160は、設定された読取範囲で原稿を読み取って画像データを生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、原稿読取装置及び原稿読取プログラムに関する。
従来から、原稿を読み込んで画像データを生成する原稿読取装置が知られている。しかし、従来の原稿読取装置では、紙媒体の原稿を原稿サイズに合わせて読み込むため、原稿端部からはみ出た部分(例えば、付箋などの媒体)を読み込むことが困難であった。このため、例えば特許文献1には、特定のマーカと属性コードが記載された付箋を紙媒体に貼付することで、紙媒体とともに、紙媒体に貼付された付箋の位置、傾き、大きさ、色、及び記載内容などを読み取る技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されたような技術では、特別に加工された付箋が読み取れるに過ぎず、このような付箋以外の媒体が原稿からはみ出る態様で貼付されている場合、原稿に貼付されている媒体を正しく読み取ることができないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、原稿とともに、原稿からはみ出る態様で貼付されている媒体を読み取ることができる原稿読取装置及び原稿読取プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様にかかる原稿読取装置は、原稿を搬送する搬送手段と、搬送されている前記原稿のサイズを取得する取得手段と、取得された前記サイズより拡張した範囲を読取範囲に設定する設定手段と、設定された前記読取範囲で前記原稿を読み取って画像データを生成する読取手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の別の態様にかかる原稿読取プログラムは、原稿を搬送する搬送ステップと、搬送されている前記原稿のサイズを取得する取得ステップと、取得された前記サイズより拡張した範囲を読取範囲に設定する設定ステップと、設定された前記読取範囲で前記原稿を読み取らせ、画像データを生成させる読取制御ステップと、をコンピュータに実行させるためのものである。
本発明によれば、原稿のサイズより拡張した範囲を読取範囲に設定することができるため、例えば、原稿とともに、原稿からはみ出る態様で貼付されている媒体を読み取ることができるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態の複合機の構成例を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態の搬送部の機械的構成例を示す概略図である。 図3は、第1実施形態の読取範囲の設定手法の説明図である。 図4は、第1実施形態の複合機で行われる読取処理例を示すフローチャートである。 図5は、第1実施形態の複合機で行われる読取モード設定処理例を示すフローチャートである。 図6は、第1実施形態の複合機で行われるコピー処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、第1実施形態の複合機で行われるコピー処理の他例を示すフローチャートである。 図8は、第2実施形態の複合機の構成例を示すブロック図である。 図9は、第2実施形態の読取範囲の設定手法の説明図である。 図10は、第3実施形態の複合機の構成例を示すブロック図である。 図11は、第1〜3実施形態の複合機のハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明を適用した原稿読取装置及び原稿読取プログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下の各実施形態では、原稿読取装置として、スキャナ機能に加え、印刷機能、コピー機能、及びファクシミリ機能の少なくともいずれかの機能を有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)を例にとり説明するが、これに限定されるものではない。画像形成装置は、例えば、スキャナ装置、ファクシミリ装置、又は複写機など画像データの読み取りが可能な装置であればいずれの装置であってもよい。なお、スキャナ装置は、ADF(Auto Document Feeder)を備えていてもよい。
以下の各実施形態の複合機は、原稿のサイズを取得し、取得したサイズを拡張した範囲を読取範囲に設定して、原稿を読み取る。これにより、原稿とともに、原稿の搬送方向の端部からはみ出る態様で貼付されている付箋などの媒体を読み取ることができる。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態の複合機の構成について説明する。
図1は、第1実施形態の複合機100の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、複合機100は、表示部110と、入力部120と、記憶部130と、制御部140と、搬送部150と、読取部160と、画像処理部170と、給紙部180と、印刷部190とを、備える。
表示部110は、各種画面を表示するものであり、タッチパネル式ディスプレイや液晶ディスプレイなどの既存の表示装置により実現できる。
入力部120は、各種操作の入力を行うものであり、キースイッチやタッチパネルなどの既存の入力装置により実現できる。なお、表示部110及び入力部120は、タッチパネル式ディスプレイ(オペレーションパネル)などにより一体的に実現してもよい。
記憶部130は、複合機100で実行される各種プログラムや複合機100で行われる各種処理に使用される各種情報などを記憶する。記憶部130は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、光ディスク、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの磁気的、光学的、又は電気的に記憶可能な既存の記憶装置により実現できる。記憶部130は、長さ情報記憶部132を含む。長さ情報記憶部132の詳細については後述する。
制御部140は、複合機100の各部を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)などの既存の制御装置により実現できる。制御部140は、モード受付部141と、禁止部142と、取得部143と、設定部144と、選択部145とを、備える。
モード受付部141は、入力部120から読取モードなどの各種モードの入力を受け付ける。モード受付部141は、例えば、読取モードとして、付箋読取を行う付箋読取モード(第1モードの一例)か通常読取を行う通常読取モード(第2モードの一例)かの入力を受け付けたり、片面読取を行う片面読取モードか両面読取を行う両面読取モードかの入力を受け付けたりする。そして、モード受付部141は、受け付けたモードを設定する。
禁止部142は、モード受付部141により設定されたモードが付箋読取モードかつ両面読取モードを示す場合、後述の読取部160による原稿の読み取りを禁止する。具体的には、禁止部142は、付箋読取モードと両面読取モードが両立しない旨の警告文を表示部110に表示させたり、両面読取モードを強制的に解除したりする。なお、禁止部142が両面読取モードを強制的に解除した場合、付箋読取モードかつ片面読取モードが設定されることになる。
ここで、搬送部150について説明する。搬送部150は、制御部140の指示を受け、後述の読取部160に原稿を搬送するものであり、例えば、ADFなどの既存の搬送装置により実現できる。
図2は、第1実施形態の搬送部150の機械的構成の一例を示す概略図である。なお、図示は省略しているが、搬送部150の下部に複合機100の本体部が位置している。図2に示すように、搬送部150は、原稿トレイに原稿がセットされたことを検知する原稿セットセンサ151と、原稿トレイにセットされた原稿を搬送する各種ローラ152(ピックアップローラ152a、フィードローラ152b、プルアウトローラ152c、読取前ローラ152d、排紙ローラ152e、及び反転ローラ152fなど)と、搬送中の原稿を検知するレジストセンサ153と、原稿を読み取って画像データを生成する光電変換素子(図示省略)が対向位置の本体部に配置されているスキャンライン154と、原稿の表裏を反転させる分岐爪155とを、備える。
レジストセンサ153は、原稿の搬送経路上に配置されており、原稿の先端及び後端を検知する。具体的には、レジストセンサ153は、搬送中の原稿の先端を検知すると原稿検知信号の出力を開始し、当該原稿の後端を検知すると原稿検知信号の出力を終了する。なお、レジストセンサ153は、電気的なセンサであってもよいし、機械的なセンサであってもよい。
図1に戻り、取得部143は、搬送部150により搬送されている原稿のサイズを取得する。具体的には、取得部143は、搬送部150のレジストセンサ153により検知された原稿先端及び後端に基づいて原稿のサイズを取得する。例えば、取得部143は、レジストセンサ153から出力される原稿検知信号の受信期間(レジストセンサ153が原稿の先端を検知してから後端を検知するまでの期間)及び原稿の搬送速度などから、原稿の少なくとも搬送方向のサイズを取得(算出)する。なお、入力部120から原稿のサイズを入力するようにして、取得部143が、入力部120から原稿サイズを取得するようにしてもよい。
ここで、長さ情報記憶部132について説明する。長さ情報記憶部132は、搬送方向で延長する長さ(例えば、10mmなど)を示す長さ情報を記憶する。
設定部144は、取得部143により取得された原稿のサイズより拡張した拡張範囲を読取範囲に設定する。具体的には、設定部144は、長さ情報記憶部132に記憶されている長さ情報が示す長さ分搬送方向で拡張した拡張範囲を読取範囲に設定する。例えば、設定部144は、図3に示すように、原稿のサイズを原稿の後端から長さ情報が示す長さ分拡張した拡張範囲を読取範囲に設定する。
なお、モード受付部141により設定されたモードが付箋読取モードを示す場合に、設定部144は、原稿のサイズより拡張した拡張範囲を読取範囲に設定する。一方、モード受付部141により設定されたモードが通常読取モードを示す場合、設定部144は、原稿のサイズである通常範囲を読取範囲に設定する。
ここで、読取部160について説明する。読取部160は、制御部140の指示を受け、設定部144により設定された読取範囲で、搬送部150により搬送された原稿などの紙媒体を読み取って画像データを生成するものであり、スキャナなどの既存の読取装置により実現できる。
ここで、画像処理部170(変倍手段の一例)について説明する。画像処理部170は、制御部140の指示を受け、読取部160により読み取られた画像データに各種画像処理を施すものであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などにより実現できる。具体的には、画像処理部170は、制御部140から変倍が指定されている場合、読取部160により読み取られた画像データを、当該画像データが印刷される転写紙のサイズに合わせて変倍する。例えば、画像処理部170は、読取部160により読み取られた画像データの副走査ラインの画素を間引くことで、当該画像データが印刷される転写紙のサイズに合わせて縮小加工する。なお第1実施形態では、画像処理部170でハードウェア的に変倍を行う場合を例に取り説明するが、制御部140でソフトウェア的に変倍を行うようにしてもよい。
選択部145は、読取部160により読み取られた画像データが収まるサイズの転写紙を選択する。具体的には、選択部145は、画像処理部170により画像データの変倍が行われない場合、読取部160により読み取られた画像データが収まるサイズの転写紙を選択する。
給紙部180は、印刷が行われる転写紙をサイズ毎に保管しており、制御部140(選択部145)の指示を受け、印刷に使用される転写紙を後述の印刷部190へ供給する。
印刷部190は、制御部140の指示を受け、画像処理部170により画像処理が施された画像データを、給紙部180から供給された転写紙に印刷するものであり、プリンタなどの既存の印刷装置により実現できる。
なお、複合機100は、上述した各部の全てを必須の構成とする必要はなく、その一部を省略した構成としてもよい。
次に、第1実施形態の複合機の動作について説明する。
図4は、第1実施形態の複合機100で行われる読取処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、制御部140は、読取モード設定処理を行う(ステップS100)。なお、読取モード設定処理の詳細については後述する。
続いて、制御部140は、入力部120から開始入力が行われるのを待機し(ステップS102でNo)、開始入力が行われると(ステップS102でYes)、搬送部150に原稿が載置されているか確認する(ステップS104)。
なお、搬送部150に原稿が載置されていない場合(ステップS104でNo)、読取部160は、通常の圧版読取(原稿の搬送を要しない読み取り)を行う(ステップS106)。
一方、搬送部150に原稿が載置されている場合(ステップS104でYes)、搬送部150は、制御部140の指示を受け、原稿の搬送を開始する(ステップS108)。
ここでは、原稿の搬送方向の後端からはみ出る態様で付箋が原稿に貼付されているものとする。
続いて、搬送部150のレジストセンサ153は、搬送中の原稿の先端の検知を待機し(ステップS110でNo)、原稿の先端を検知すると(ステップS110でYes)、取得部143への原稿検知信号の出力を開始する。そして、原稿検知信号の出力が開始されると、制御部140は、読取部160に原稿の読み取りを指示し、読取部160は、原稿の読み取りを開始する(ステップS112)。
続いて、搬送部150のレジストセンサ153は、搬送中の原稿の後端の検知を待機し(ステップS114でNo)、原稿の後端を検知すると(ステップS114でYes)、取得部143への原稿検知信号の出力を終了する。これにより、取得部143は、搬送中の原稿のサイズを取得する。
続いて、設定部144は、モード受付部141により設定されたモードが付箋読取モードを示す場合(ステップS116でYes)、原稿のサイズを拡張した拡張範囲を読取範囲に設定する(ステップS118)。
一方、設定部144は、モード受付部141により設定されたモードが付箋読取モードを示さない場合(ステップS116でNo)、原稿のサイズである通常範囲を読取範囲に設定する(ステップS120)。
そして、読取部160は、設定部144により設定された読取範囲を読み取るまで読み取りを継続し(ステップS122でNo)、読取範囲を読み取ると(ステップS122でYes)、原稿の読み取りを終了する(ステップS124)。
続いて、搬送部150は、原稿の排紙が終了するまで原稿の搬送を継続し(ステップS126でNo)、原稿の排紙が終了すると(ステップS126でYes)、原稿の搬送を終了する(ステップS128)。
図5は、第1実施形態の複合機100で行われる読取モード設定処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、モード受付部141は、入力部120から読取モードの入力を受け付け、受け付けたモードを設定する(ステップS200)。
続いて、禁止部142は、モード受付部141により設定されたモードが両面読取モードかつ付箋読取モードを示す場合(ステップS202でYes、ステップS204でYes)、付箋読取モードと両面読取モードが両立しない旨の警告文を表示部110に表示させ(ステップS206)、両面読取モードを強制的に解除する(ステップS208)。
なお、モード受付部141により設定されたモードが両面読取モードかつ付箋読取モードを示さない場合は(ステップS202でNo、又はステップS204でNo)、モード受付部141により設定されたモードがそのまま設定される。
図6は、第1実施形態の複合機100で行われるコピー処理の一例を示すフローチャートである。
まず、複合機100は、図4で説明した読取処理を行う(ステップS300)。
続いて、制御部140は、ステップS300の読取処理で設定された読取範囲が読取部160により読み取られた画像データが印刷される転写紙のサイズよりも大きいか否かを確認する(ステップS302)。なお、印刷に使用される転写紙のサイズは、コピー処理の開始時に入力部120から入力され、制御部140により設定されているものとする。
続いて、読取範囲が転写紙のサイズよりも大きい場合(ステップS302でYes)、画像処理部170は、制御部140の指示を受け、読取部160により読み取られた画像データに、当該画像データが印刷される転写紙のサイズに合わせて変倍する変倍処理を含む画像処理を施す(ステップS304)。
一方、読取範囲が転写紙のサイズよりも小さい場合(ステップS302でNo)、読取部160により読み取られた画像データに、画像処理部170による変倍は行われず、変倍処理以外の画像処理が施される。
そして、印刷部190は、制御部140の指示を受け、画像処理部170により画像処理が施された画像データを、給紙部180から供給された転写紙に印刷する(ステップS306)。
図7は、第1実施形態の複合機100で行われるコピー処理の他の例を示すフローチャートである。
まず、ステップS400〜S402までの処理は、図6に示すフローチャートのステップS300〜S302までの処理と同様である。
続いて、読取範囲が転写紙のサイズよりも大きい場合(ステップS402でYes)、選択部145は、読取部160により読み取られた画像データが収まるサイズの転写紙を選択する(ステップS404)。
一方、読取範囲が転写紙のサイズよりも小さい場合(ステップS402でNo)、選択部145による転写紙の選択(変更)は行われない。
以降のステップS406の処理は、図6に示すフローチャートのステップS306の処理と同様である。
以上のように、第1実施形態によれば、原稿のサイズを取得し、取得したサイズを原稿の搬送方向で拡張した範囲を読取範囲に設定して、原稿を読み取るため、原稿とともに、原稿の搬送方向の端部からはみ出る態様で貼付されている付箋などの媒体を読み取ることができる。
また、両面読取モードの場合、原稿搬送時に表裏を反転する必要があるが、原稿後端にあった付箋部分は、反転動作によって原稿先端に位置することになる。そして、裏面読取のためにこのまま搬送すると付箋が搬送経路に引っかかって折れたり剥がれたりする可能性がある。このため第1実施形態では、付箋読取モードかつ両面読取モードを示す場合、原稿の読み取りを禁止することで、上述した事態の発生を防止することができる。
また第1実施形態によれば、読み取った画像データを転写紙のサイズに収まるように変倍して印刷するため、原稿とともに、原稿に貼付されている付箋なども確実にコピーすることができる。
また第1実施形態によれば、読み取った画像データが収まるように転写紙のサイズを変更して印刷するため、原稿とともに、原稿に貼付されている付箋なども確実にコピーすることができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、レジストセンサの数が単数である場合を例に取り説明したが、第2実施形態では、レジストセンサの数が複数である場合を例について説明する。これにより、原稿に貼付されている付箋などの媒体がレジストセンサと重なった場合であっても、原稿の正しいサイズを確実に取得することができる。以下では、第1実施形態との相違点の説明を主に行い、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図8は、第2実施形態の複合機200の構成の一例を示すブロック図である。第2実施形態の複合機200では、搬送部250及び制御部240の取得部243が第1実施形態と相違する。
図9は、第2実施形態の原稿サイズの取得手法の説明図である。搬送部250では、図9に示すように、レジストセンサ253a、bを、原稿の搬送経路上であって、原稿の搬送方向と直交する方向に複数配置している。図9に示す例の場合、レジストセンサ253aと付箋の位置とが重なってしまうため、レジストセンサ253aは、付箋部分が通過した後に、原稿検知信号の出力を終了する。一方、レジストセンサ253bは、付箋と位置が重ならないため、原稿の後端部分が通過した後に、原稿検知信号の出力を終了する。
取得部243は、搬送部250のレジストセンサ253a、bのいずれかにより検知された原稿先端、及びレジストセンサ253a、bのいずれかにより最初に検知された原稿後端に基づいて、サイズを取得する。具体的には、取得部243は、レジストセンサ253a、bそれぞれから出力されている原稿検知信号のうち最初に出力が終了された原稿検知信号の受信期間、及び原稿の搬送速度などから、原稿の少なくとも搬送方向のサイズを取得(算出)する。
つまり、図9に示す例の場合、レジストセンサ253aから出力されている原稿検知信号よりもレジストセンサ253bから出力されている原稿検知信号の方が早く出力が終了されるため、取得部243は、レジストセンサ253bから出力されている原稿検知信号に基づいて原稿のサイズを取得する。
以上のように、第2実施形態によれば、原稿の搬送方向と直交する方向にレジストセンサを複数配置しているため、いずれかのレジストセンサが付箋などの媒体と重なってしまう場合であっても、他のレジストセンサを用いることで、原稿の正しいサイズを確実に取得することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、原稿のサイズを原稿の後端から拡張する長さ、即ち、拡張範囲をユーザに設定させる例について説明する。以下では、第1実施形態との相違点の説明を主に行い、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図10は、第3実施形態の複合機300の構成の一例を示すブロック図である。第3実施形態の複合機300では、記憶部330の長さ情報記憶部332及び制御部340の長さ情報受付部346が第1実施形態と相違する。
長さ情報受付部346は、入力部120から、搬送方向で延長する長さ(例えば、10mmなど)を示す長さ情報の入力を受け付け、長さ情報記憶部332に記憶させる。
これにより第3実施形態では、原稿のサイズを原稿の後端から拡張する長さ、即ち、拡張範囲をユーザに設定させることができる。
(ハードウェア構成)
第1〜3実施形態の複合機100、200、300のハードウェア構成の一例について説明する。図11は、第1〜3実施形態の複合機100、200、300のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図11に示すように、第1〜3実施形態の複合機100、200、300は、コントローラ910とエンジン部(Engine)960とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ910は、複合機全体の制御、描画、通信、及び操作表示部920からの入力を制御するコントローラである。エンジン部960は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニットなどである。なお、このエンジン部960には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
コントローラ910は、CPU911と、ノースブリッジ(NB)913と、システムメモリ(MEM−P)912と、サウスブリッジ(SB)914と、ローカルメモリ(MEM−C)917と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)916と、ハードディスクドライブ(HDD)918とを有し、ノースブリッジ(NB)913とASIC916との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス915で接続した構成となる。また、MEM−P912は、ROM912aと、RAM912bとをさらに有する。
CPU911は、複合機の全体制御をおこなうものであり、NB913、MEM−P912およびSB914からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB913は、CPU911とMEM−P912、SB914、AGP915とを接続するためのブリッジであり、MEM−P912に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P912は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM912aとRAM912bとからなる。ROM912aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM912bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB914は、NB913とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB914は、PCIバスを介してNB913と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインタフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC916は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP915、PCIバス、HDD918およびMEM−C917をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC916は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC916の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C917を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部960との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC916には、PCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)930、USB(Universal Serial Bus)940、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インタフェース950が接続される。操作表示部920はASIC916に直接接続されている。
MEM−C917は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD918は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGP915は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P912に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
なお、第1〜3実施形態の複合機100、200、300で実行される原稿読取プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
第1〜3実施形態の複合機100、200、300で実行される原稿読取プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、第1〜3実施形態の複合機100、200、300で実行される原稿読取プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、第1〜3実施形態の複合機100、200、300で実行される原稿読取プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
第1〜3実施形態の複合機100、200、300で実行される原稿読取プログラムは、上述した各部をコンピュータ上で実現させるためのモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしてはCPU911がROM912aからプログラムをRAM912b上に読み出して実行することにより、上記各部がコンピュータ上で実現されるようになっている。
(変形例)
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、レジストセンサを複数配置することで、レジストセンサと付箋が重なった場合であっても正しい原稿のサイズを取得する例について説明したが、取得部により取得されたサイズが予め定められたサイズ(A3、A4などの定型サイズ)であるか否かを判定することにより、正しい原稿のサイズを取得するようにしてもよい。この場合、設定部が、取得部により取得されたサイズが予め定められたサイズよりも大きいか否かを判定し、大きい場合には、レジストセンサと付箋が重なったためと判断し、予め定められたサイズを原稿の搬送方向で拡張した拡張範囲を読取範囲に設定する。このようにしても、正しい原稿のサイズを取得することができる。また、上記各実施形態を組み合わせるようにしてもよい。
100、200、300 複合機
110 表示部
120 入力部
130、330 記憶部
132、332 長さ情報記憶部
140、240、340 制御部
141 モード受付部
142 禁止部
143、243 取得部
144 設定部
145 選択部
150、250 搬送部
151 原稿セットセンサ
152 各種ローラ
152a ピックアップローラ
152b フィードローラ
152c プルアウトローラ
152d 読取前ローラ
152e 排紙ローラ
152f 反転ローラ
153、253a、253b レジストセンサ
154 スキャンライン
155 分岐爪
160 読取部
170 画像処理部
180 給紙部
190 印刷部
346 長さ情報受付部
910 コントローラ
911 CPU
912 システムメモリ
912a ROM
912b RAM
913 ノースブリッジ
914 サウスブリッジ
915 AGPバス
916 ASIC
917 ローカルメモリ
918 ハードディスクドライブ
920 操作表示部
930 FCU
940 USB
950 IEEE1394インタフェース
960 エンジン部
特開平8−161473号公報

Claims (12)

  1. 原稿を搬送する搬送手段と、
    搬送されている前記原稿のサイズを取得する取得手段と、
    取得された前記サイズより拡張した範囲を読取範囲に設定する設定手段と、
    設定された前記読取範囲で前記原稿を読み取って画像データを生成する読取手段と、
    を備えることを特徴とする原稿読取装置。
  2. 読取モードの入力を受け付けるモード受付手段を更に備え、
    前記設定手段は、前記モード受付手段が受け付けた読取モードが第1モードである場合に前記取得手段が取得したサイズより拡張した範囲を読取範囲に設定する一方、前記モード受付手段が受け付けた読取モードが前記第1モードとは異なる第2モードである場合には前記取得手段が取得したサイズを読取範囲として設定することを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
  3. 前記原稿の先端及び後端を検知するセンサを備え、
    前記取得手段は、前記センサにより検知された前記先端及び前記後端に基づいて、前記原稿のサイズを取得することを特徴とする請求項1または2に記載の原稿読取装置。
  4. 前記センサは、前記原稿の搬送方向と直交する方向に複数配置され、
    前記取得手段は、前記センサのいずれかにより検知された前記先端、及び前記センサのいずれかにより最初に検知された前記後端に基づいて、前記サイズを取得することを特徴とする請求項3に記載の原稿読取装置。
  5. 前記設定手段は、前記取得手段により取得された前記サイズが原稿の定型サイズよりも大きい場合、取得された前記サイズより拡張した範囲を読取範囲に設定することを特徴とする請求項3又は4に記載の原稿読取装置。
  6. 前記画像データを転写紙のサイズに合わせて変倍する変倍手段と、
    変倍された前記画像データを前記転写紙に印刷する印刷手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の原稿読取装置。
  7. 前記画像データが収まるサイズの転写紙を選択する選択手段と、
    選択された前記転写紙に前記画像データを印刷する印刷手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の原稿読取装置。
  8. 前記読取モードが前記第1モードかつ両面読取モードを示す場合に、前記原稿読取手段による前記原稿の読み取りを禁止する禁止手段を更に備えることを特徴とする請求項2〜7のいずれか1つに記載の原稿読取装置。
  9. 前記搬送方向で延長する長さを示す長さ情報を記憶する長さ情報記憶手段を更に備え、
    前記設定手段は、前記取得手段により取得された原稿のサイズより、前記長さ情報が示す長さ分拡張した範囲を読取範囲に設定することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の原稿読取装置。
  10. 前記搬送方向で延長する長さを示す長さ情報の入力を受け付ける長さ情報受付手段と、
    前記長さ情報を記憶する長さ情報記憶手段と、を更に備え、
    前記設定手段は、前記取得手段により取得された原稿のサイズより、前記長さ情報が示す長さ分拡張した範囲を読取範囲に設定することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の原稿読取装置。
  11. 原稿を搬送する搬送ステップと、
    搬送されている前記原稿のサイズを取得する取得ステップと、
    取得された前記サイズより拡張した範囲を読取範囲に設定する設定ステップと、
    設定された前記読取範囲で前記原稿を読み取らせ、画像データを生成させる読取制御ステップと、
    をコンピュータに実行させるための原稿読取プログラム。
  12. 読取モードの入力を受け付ける読取モード受付ステップを更にコンピュータに実行させ、
    前記設定ステップは、前記モード受付ステップにて受け付けられた読取モードが第1モードである場合に前記取得ステップにて取得されたサイズより拡張した範囲を読取範囲に設定する一方、前記モード受付ステップにて受け付けられた読取モードが前記第1モードとは異なる第2モードである場合には前記取得ステップにて取得されたサイズを読取範囲として設定するステップであることを特徴とする請求項11に記載の原稿読取プログラム。
JP2010061361A 2010-03-17 2010-03-17 原稿読取装置及び原稿読取プログラム Pending JP2011199397A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010061361A JP2011199397A (ja) 2010-03-17 2010-03-17 原稿読取装置及び原稿読取プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010061361A JP2011199397A (ja) 2010-03-17 2010-03-17 原稿読取装置及び原稿読取プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011199397A true JP2011199397A (ja) 2011-10-06

Family

ID=44877099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010061361A Pending JP2011199397A (ja) 2010-03-17 2010-03-17 原稿読取装置及び原稿読取プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011199397A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019033413A (ja) * 2017-08-09 2019-02-28 株式会社リコー 読取装置及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019033413A (ja) * 2017-08-09 2019-02-28 株式会社リコー 読取装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5666521B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
US10021268B1 (en) Image reading apparatus and method for generating image data with reference member used for shading correction having a reference surface and background surface at different positions
JP2010284802A (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
US20120120418A1 (en) Image forming apparatus, control method therefor and storage medium
US8804167B2 (en) Image scanning apparatus and method thereof
JP6085902B2 (ja) 画像データ配信装置、画像データ配信システム、プログラムおよび画像データ配信方法
JP7073634B2 (ja) 電子装置及びプログラム
JP6081426B2 (ja) 画像形成装置及び白紙出力確認方法
JP2014042193A (ja) 画像形成装置
US11645016B2 (en) Image forming system, inspection device, and inspection method
JP2011199397A (ja) 原稿読取装置及び原稿読取プログラム
US8284456B2 (en) Image processing apparatus, image forming apparatus, and computer-readable recording medium storing image processing program
US11709642B2 (en) Image processing apparatus
US11300916B2 (en) Printing apparatus and method for controlling printing apparatus
US20100091339A1 (en) Image scanning apparatus and shading correcting method thereof
JP2013142807A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、及び印刷プログラム
US8199364B2 (en) Image processing apparatus, and image forming apparatus
JP2003101720A (ja) 画像形成装置および画像形成システム
JP5799657B2 (ja) 画像形成装置、報知方法及び報知プログラム
JP2012162003A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、印刷制御プログラムおよび記憶媒体
JP2009278395A (ja) 画像形成装置
JP2021167913A (ja) 画像形成装置およびプログラム
JP3923874B2 (ja) 画像処理装置、画像入力装置、画像形成装置および複写装置
US9232080B2 (en) Image forming apparatus, control method for the same and storage medium
JP4985418B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、および画像処理装置の制御プログラム