JP2011199212A - 金属−セラミックス回路基板およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】有機物からなる防錆剤を用いた防錆処理やめっき処理を行わずに、回路パターンとなる銅回路板の表面の変色を防止するとともに、半田付け工程における半田濡れ性や耐熱性などの耐候性を向上させることができる、金属−セラミックス回路基板およびその製造方法を提供する。
【解決手段】セラミックス基板の少なくとも一方の面に接合した銅回路板の表面を脱脂し、水洗し、酸洗し、水洗した後、Pd活性化液に20〜40℃で20〜600秒間浸漬することにより銅回路板の表面にPdを付着させ、その後、銅回路板の表面を水洗し、30〜60℃程度の純水で温洗し、40〜70℃の温風により乾燥する。
【選択図】なし

Description

本発明は、金属−セラミックス回路基板およびその製造方法に関し、特に、銅回路板がセラミックス基板に直接またはろう材を介して接合した金属−セラミックス回路基板およびその製造方法に関する。
近年、パワーモジュールなどに使用する回路基板として、銅回路板がセラミックス基板上に直接またはろう材を介して接合した金属−セラミックス回路基板が使用されている。また、このような金属−セラミックス回路基板の回路パターンとなる銅回路板の表面の変色を防止するとともに、半田付け工程における半田濡れ性や耐熱性などの耐候性を向上させるために、Ni、Auまたはこれらの合金などのめっきや防錆処理が行われている。
Ni、Auまたはこれらの合金などをめっきする方法として、例えば、脱脂、化学研磨、Pd活性化液による前処理工程の後にNi−P無電解めっきを行う方法や、Ni−P無電解めっき後にAu無電解めっきを行う方法などが知られている。また、銅回路基板の銅パターン上に厚さ0.01〜1μmの無電解パラジウムめっき皮膜を形成する方法も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−323612号公報(段落番号0008−0013)
しかし、Ni、Auまたはこれらの合金などをめっきする方法では、製造コストが高くなるという問題がある。一方、防錆処理は、一般にアゾール系化合物などの有機物からなる防錆剤を用いて行われているが、有機物からなる防錆剤を使用すると、銅回路板の半田濡れ性や耐熱性などの耐候性が低下し、部分放電し易くなり、製造時にばらつきが生じるなどの問題がある。
したがって、本発明は、このような従来の問題点に鑑み、有機物からなる防錆剤を用いた防錆処理やめっき処理を行わずに、回路パターンとなる銅回路板の表面の変色を防止するとともに、半田付け工程における半田濡れ性や耐熱性などの耐候性を向上させることができる、金属−セラミックス回路基板およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、セラミックス基板の少なくとも一方の面に接合した銅回路板の表面を酸洗し、水洗した後、Pd活性化液により銅回路板の表面にPdを付着させ、その後、銅回路板の表面を水洗し、乾燥することにより、有機物からなる防錆剤を用いた防錆処理やめっき処理を行わずに、回路パターンとなる銅回路板の表面の変色を防止するとともに、半田付け工程における半田濡れ性や耐熱性などの耐候性を向上させることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明による金属−セラミックス回路基板の製造方法は、セラミックス基板の少なくとも一方の面に接合した銅回路板の表面を酸洗し、水洗した後、Pd活性化液により銅回路板の表面にPdを付着させ、その後、銅回路板の表面を水洗し、乾燥することを特徴とする。
この金属−セラミックス回路基板の製造方法において、Pd活性化液による銅回路板の表面へのPdの付着が、銅回路板をPd活性化液に20〜40℃で20〜600秒間浸漬することにより行われるのが好ましい。Pd活性化液は、0.1質量%以下のPdと0.1〜1質量%のHClと0.1〜1質量%のNHClを含む水からなるPd活性化液であるのが好ましい。
また、セラミックス基板に接合した銅回路板の表面を酸洗する前に、銅回路板の表面を脱脂剤により脱脂し、水洗するのが好ましい。脱脂液は、1〜2質量%の蟻酸と1〜2質量%の塩化アンモニウムと0.1〜1質量%の分散剤を含む水からなる脱脂液であるのが好ましい。さらに、Pdを付着させた銅回路板の表面を水洗した後、乾燥する前に、銅回路板の表面を30〜60℃程度の純水で温洗するのが好ましい。
また、本発明による金属−セラミックス回路基板は、セラミックス基板の少なくとも一方の面に銅回路板が接合し、この銅回路板の表面にPdが付着して厚さ0.0005〜0.008μmのPd層が形成されていることを特徴とする。このPd層の厚さは、0.001〜0.007μmであるのが好ましく、0.001〜0.004μmであるのがさらに好ましい。
本発明によれば、有機物からなる防錆剤を用いた防錆処理やめっき処理を行わずに、回路パターンとなる銅回路板の表面の変色を防止するとともに、半田付け工程における半田濡れ性や耐熱性などの耐候性を向上させることができる、金属−セラミックス回路基板を製造することができる。
本発明による金属−セラミックス回路基板の製造方法の実施の形態では、まず、AIN基板、アルミナ基板、窒化珪素基板などのセラミックス基板の一方の面または両面に直接またはろう材を介して銅板を接合する。セラミックス基板の一方の面に接合した銅板は、エッチング加工などによって所望の回路パターンの銅回路板にする。ろう材を使用する場合には、活性金属としてTiやZrを添加したAg−Cu系ろう材を使用することができる。
このようにして作製した金属−セラミックス回路基板の銅回路板の表面を脱脂液により脱脂し、常温(約25℃)において純水で水洗し、0.1〜30質量%、好ましくは5〜20質量%程度の希硫酸、または0.1〜10質量%の希塩酸で酸洗した後、常温において純水で水洗する。脱脂液としては、例えば、1〜2質量%の蟻酸と1〜2質量%の塩化アンモニウムと0.1〜1質量%の分散剤を含む水からなる脱脂液を使用することができる。分散剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩などを使用することができる。なお、酸洗前の脱脂と水洗は必須ではない。
次いで、これらの処理を行った金属−セラミックス回路基板を、一般に無電解Niめっきなどの前処理に使用されるPd活性化液に20〜40℃で20〜600秒間浸漬して、銅回路板の表面にPdを付着させるPd付与処理を行う。Pd活性化液としては、例えば、0.1質量%以下のPdと0.1〜1質量%のHClと0.1〜1質量%のNHClを含む水からなるPd活性化液を使用することができる。このPd活性化液は0.1〜1質量%の安定化剤を含んでもよく、安定化剤として錯化剤などを使用することができる。
このようにしてPd付与処理を行った金属−セラミックス回路基板を常温において純水で水洗し、30〜60℃程度の純水で温洗した後、40〜70℃程度で温風乾燥する。なお、温洗は必須ではない。
このようにして銅回路板の表面に所定量のPdが付着して厚さ0.0005〜0.008μmのPd層が形成された金属−セラミックス回路基板を作製することができる。Pd層の厚さは、0.001〜0.007μmであるのが好ましく、0.001〜0.004μmであるのがさらに好ましく、0.001〜0.003μmであるのが最も好ましい。Pd層が薄過ぎると、半田濡れ性や耐熱性などの耐候性に劣り、防錆効果が低くなり、一方、Pd層が厚過ぎると、変色するおそれがあり、コストが高くなる。このPd層の厚さは、蛍光X線膜厚計により、コリメータ直径0.3mm、加速電圧45kV、測定時間30秒間として5回測定したときの測定値の平均値として求めることができる。なお、Pd層の厚さのそれぞれの測定値として、厚さ0.106μmのPd標準箔により作成した検量線を用いて測定したときの換算値を用いることができる。
以下、本発明による金属−セラミックス回路基板およびその製造方法の実施例について詳細に説明する。
[実施例1〜7]
まず、セラミックス基板として48mm×43mm×0.6mmのAlN基板を用意し、このセラミックス基板の一方の面に、活性金属として3質量%のTiを添加したAg−Cu共晶組成のろう材を塗布し、その上に48mm×43mm×0.3mmの銅板を配置し、真空炉中において840℃でセラミックス基板と銅板を接合して、銅張りAlN基板を作製した。
この銅張りAlN基板を50℃の脱脂液(1.5質量%の蟻酸と1.5質量%の塩化アンモニウムと0.3質量%のアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムを含む水からなる脱脂液)に90秒間浸漬して銅板の表面を脱脂し、常温(約25℃)において純水で7分間水洗し、常温において10質量%程度の希硫酸に40秒間浸漬して酸洗した後、常温において純水で1分間水洗した。
次いで、これらの処理を行った銅張りAlN基板を、一般に無電解Niめっきなどの前処理に使用されるPd活性化液(0.05質量%のPdと0.5質量%のHClと0.5質量%のNHClを含む水からなるPd活性化液)に、液温30℃において、それぞれ20秒(実施例1)、60秒(実施例2)、75秒(実施例3)、90秒(実施例4)、120秒(実施例5)、240秒(実施例6)、600秒(実施例7)間浸漬して、銅板の表面にPdを付着させるPd付与処理を行った。
このようにしてPd付与処理を行った銅張りAlN基板を常温において純水で約8分間水洗し、40℃の純水で45秒間温洗した後、60℃で700秒間加熱して乾燥させて、銅板の表面にPdが付着した銅張りAlN基板を得た。
このようにして各実施例で得られた銅張りAlN基板の銅板の表面に付着したPd層の厚さを、蛍光X線膜厚計により測定時間30秒間として5回ずつ測定し、それぞれの平均値を求めたところ、0.0005μm(実施例1)、0.0018μm(実施例2)、0.0021μm(実施例3)、0.0023μm(実施例4)、0.0028μm(実施例5)、0.0046μm(実施例6)、0.0062μm(実施例7)であった。なお、Pd層の厚さのそれぞれの測定値として、厚さ0.106μmのPd標準箔により作成した検量線を用いて測定したときの換算値(μm換算値)を用いた。
また、各実施例で得られた銅張りAlN基板を1日放置して(Pd層が付着した)銅板の外観を目視したところ、実施例1〜5では変色していなかったが、実施例6および7ではやや暗色になっていた。但し、実施例6および7のようにやや暗色になっていても特性上の問題はない。
また、各実施例で得られた銅張りAlN基板の(Pd層が付着した)銅板の半田濡れ性を調べるために、50℃、湿度80%で2時間保持した後、銅板上に高温半田(Sn−Pb系の半田)ペーストを塗布し、260℃のホットプレート上で加熱して、高温半田の半田濡れ率(面積率)を測定したところ、いずれの実施例でも95%以上であり、半田濡れ性が良好であった。同様にPbフリー半田(Sn−Ag−Cu系の半田)ペーストを塗布して半田濡れ率(面積率)を測定したが、いずれの実施例でも95%以上であり、半田濡れ性が良好であった。
また、各実施例で得られた銅張りAlN基板の(Pd層が付着した)銅板の耐熱性を調べるために、大気中において125℃で5分間加熱して銅板の外観を目視したところ、いずれも変色しておらず、耐熱性は良好であった。
さらに、各実施例で得られた銅張りAlN基板の(Pd層が付着した)銅板の表面に、超音波ワイヤボンディングにより直径0.3mmのアルミニウムワイヤをループ状に接合し、そのループの頂部を引っ張って、アルミニウムワイヤが銅板の表面で剥離せずに破断するか否か(ワイヤボンディング性)を調べたところ、いずれもアルミニウムワイヤが銅板の表面で剥離せずに破断し、ワイヤボンディングによるアルミニウムワイヤの接合が良好であった。
また、実施例2で得られた銅張りAlN基板をシリカゲル入りの密閉した箱内で4日間保管した後、銅張りAlN基板の(Pd層が付着した)銅板の表面に付着した元素について、オージェ電子分光器(AES)および電界放出型走査電子顕微鏡(FE−SEM)により調べた。その結果、AESでは、Cu表面に微量のPd、C、OおよびClの存在が確認された。また、FE−SEMによりPd層を10万倍に拡大した像から、Cu表面に非常に多くのPdが細かい粒状に形成されているのが確認された。
さらに、実施例3で得られた銅張りAlN基板の(Pd層が付着した)銅板の表面にUV硬化型半田レジストインクを所定の形状にスクリーン印刷してUV硬化した後、高温半田により半田付けしたところ、レジストの剥離などの不良は発生しなかった。また、Pbフリー半田でも同様であった。
[実施例8]
酸洗前の脱脂と水洗を行わず、0.03質量%のPdと0.3質量%のHClと0.5質量%のNHClと残部として水を含むPd活性化液を使用した以外は、実施例5と同様の方法により、銅板の表面にPdが付着した銅張りAlN基板を得た。このようにして得られた銅張りAlN基板について、実施例1と同様の方法により、銅板の表面に付着したPd層の厚さの平均値を求めるとともに、(Pd層が付着した)銅板の1日後の外観、半田濡れ性、耐熱性およびワイヤボンディング性を調べた。その結果、Pd層の厚さの平均値は0.0025μmであった。また、1日後の(Pd層が付着した)銅板は変色おらず、大気中において125℃で5分間加熱した後の(Pd層が付着した)銅板も変色しておらず、耐熱性は良好であった。また、高温半田の半田濡れ率は95%以上であり、半田濡れ性は良好であった。さらに、ワイヤボンディングによるアルミニウムワイヤの接合も良好であった。
[実施例9]
0.01質量%のPdと0.1質量%のHClと0.1質量%のNHClを含む水からなるPd活性化液を使用し、Pd活性化液に浸漬する時間を600秒間とした以外は、実施例8と同様の方法により、銅板の表面にPdが付着した銅張りAlN基板を得た。このようにして得られた銅張りAlN基板について、実施例1と同様の方法により、銅板の表面に付着したPd層の厚さの平均値を求めるとともに、(Pd層が付着した)銅板の1日後の外観、半田濡れ性、耐熱性およびワイヤボンディング性を調べた。その結果、Pd層の厚さの平均値は0.0015μmであった。また、1日後の(Pd層が付着した)銅板は変色おらず、大気中において125℃で5分間加熱した後の(Pd層が付着した)銅板も変色しておらず、耐熱性は良好であった。また、高温半田の半田濡れ率は95%以上であり、半田濡れ性は良好であった。さらに、ワイヤボンディングによるアルミニウムワイヤの接合も良好であった。
[実施例10]
0.1質量%のPdと1.0質量%のHClと1.0質量%のNHClを含む水からなるPd活性化液を使用し、Pd活性化液に浸漬する時間を60秒間とした以外は、実施例8と同様の方法により、銅板の表面にPdが付着した銅張りAlN基板を得た。このようにして得られた銅張りAlN基板について、実施例1と同様の方法により、銅板の表面に付着したPd層の厚さの平均値を求めるとともに、(Pd層が付着した)銅板の1日後の外観、半田濡れ性、耐熱性およびワイヤボンディング性を調べた。その結果、Pd層の厚さの平均値は0.0032μmであった。また、1日後の(Pd層が付着した)銅板は変色おらず、大気中において125℃で5分間加熱した後の(Pd層が付着した)銅板も変色しておらず、耐熱性は良好であった。また、高温半田の半田濡れ率は95%以上であり、半田濡れ性は良好であった。さらに、ワイヤボンディングによるアルミニウムワイヤの接合も良好であった。
[比較例1]
実施例1と同様のセラミックス基板にろう材を介して銅板を接合した銅張りAlN基板(Pd付与処理およびその前処理を行っていない銅張りAlN基板)について、実施例1と同様の方法により、銅板の1日後の外観、半田濡れ性および耐熱性を調べた。その結果、1日後の銅板は僅かに変色し、大気中において125℃で5分間加熱した後の銅板は変色しており、耐熱性は良好ではなかった。また、高温半田およびPbフリー半田の半田濡れ率はいずれも低く、半田濡れ性も良好ではなかった。
[比較例2]
Pd活性化液に浸漬する時間を600秒間とした以外は、実施例10と同様の方法により、銅板の表面にPdが付着した銅張りAlN基板を得た。このようにして得られた銅張りAlN基板について、実施例1と同様の方法により、銅板の表面に付着したPd層の厚さの平均値を求めるとともに、(Pd層が付着した)銅板の1日後の外観を調べた。その結果、Pd層の厚さの平均値は0.034μmであった。また、1日後の(Pd層が付着した)銅板は暗色になっており、ムラがあった。
これらの実施例および比較例の結果を表1に示す。なお、表1において、半田濡れ率が95%以上の場合にOK、95%未満の場合にNGと記載し、アルミニウムワイヤが銅板の表面で剥離せずに破断した場合に(WB Cu/Alの欄に)OKと記載している。
Figure 2011199212

Claims (9)

  1. セラミックス基板の少なくとも一方の面に接合した銅回路板の表面を酸洗し、水洗した後、Pd活性化液により銅回路板の表面にPdを付着させ、その後、銅回路板の表面を水洗し、乾燥することを特徴とする、金属−セラミックス回路基板の製造方法。
  2. 前記Pd活性化液による銅回路板の表面へのPdの付着が、前記銅回路板をPd活性化液に20〜40℃で20〜600秒間浸漬することにより行われることを特徴とする、請求項1に記載の金属−セラミックス回路基板の製造方法。
  3. 前記Pd活性化液が、0.1質量%以下のPdと0.1〜1質量%のHClと0.1〜1質量%のNHClを含む水からなるPd活性化液であることを特徴とする、請求項1または2に記載の金属−セラミックス回路基板の製造方法。
  4. 前記セラミックス基板に接合した銅回路板の表面を酸洗する前に、銅回路板の表面を脱脂液により脱脂し、水洗することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の金属−セラミックス回路基板の製造方法。
  5. 前記脱脂液が、1〜2質量%の蟻酸と1〜2質量%の塩化アンモニウムと0.1〜1質量%の分散剤を含む水からなる脱脂液であることを特徴とする、請求項4に記載の金属−セラミックス回路基板の製造方法。
  6. 前記Pdを付着させた銅回路板の表面を水洗した後、乾燥する前に、銅回路板の表面を30〜60℃程度の純水で温洗することを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載の金属−セラミックス回路基板の製造方法。
  7. セラミックス基板の少なくとも一方の面に銅回路板が接合し、この銅回路板の表面にPdが付着して厚さ0.0005〜0.008μmのPd層が形成されていることを特徴とする、金属−セラミックス回路基板。
  8. 前記Pd層の厚さが0.001〜0.007μmであることを特徴とする、請求項7に記載の金属−セラミックス回路基板。
  9. 前記Pd層の厚さが0.001〜0.004μmであることを特徴とする、請求項7に記載の金属−セラミックス回路基板。
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