JP2011198207A - 静電容量型タッチパネルの製造方法および静電容量型タッチパネル - Google Patents

静電容量型タッチパネルの製造方法および静電容量型タッチパネル Download PDF

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Abstract

【課題】カバーの材質にかかわらず、カバー自身に入力位置検出用電極を一体に設けることができ、入力位置検出用電極を設けたガラス基板を省略することのできるタッチパネルの製造方法、およびタッチパネルを提供すること。
【解決手段】静電容量型タッチパネルを製造するにあたって、絶縁層形成工程および電極形成工程においてガラス基板20に絶縁層28および入力位置検出用電極21を順次形成した後、ガラス基板20において入力位置検出用電極21および絶縁層28が形成されている面側を接着剤層22によってカバー90に接着する。次に、ガラス基板20を除去する。その結果、絶縁層28および入力位置検出用電極21はカバー90の側に転写されるので、静電容量型タッチパネル1になった時点では、入力位置検出用電極21が形成されたガラス基板20が存在しない。
【選択図】図3

Description

本発明は、静電容量型タッチパネルの製造方法および静電容量型タッチパネルに関するものである。
各種のタッチパネルのうち、静電容量型タッチパネルは、ガラス基板の一方面に入力位置検出用電極が形成されているとともに、かかるガラス基板の一方面には透光性のカバーが粘着剤により接着されている(特許文献1参照)。
この種のタッチパネルでは、カバーに対して入力位置検出用電極を形成できれば、様々な利点がある。例えば、カバーとしてプラスチック基板を用い、かかるプラスチック基板に入力位置検出用電極を形成できれば、ガラス基板を省略することができるので、薄型化を図ることができるとともに、可撓性のタッチパネルを構成することができる。また、カバーとして化学強化ガラスを用い、かかる化学強化ガラスに入力位置検出用電極を形成できれば、ガラス基板を省略することができるので、薄型化を図ることができる。
特開2009−259203号公報
しかしながら、入力位置検出用電極は成膜工程およびエッチング工程を経て形成されるため、プラスチック基板からなるカバーに入力位置検出用電極を形成するのは耐熱性等の面で困難である。
また、タッチパネルを製造するには、一般的には、大型基板に対して成膜工程およびエッチング工程を行なって入力位置検出用電極を形成した後、大型基板を切断する。このため、大型の化学強化ガラスからなる大型のカバーに入力位置検出用電極を形成すると、大型のカバーを単品サイズに切断できないという問題点がある。すなわち、化学強化ガラス基板にスクライブ溝を形成した後、化学強化ガラス基板にブレーク工程を行なうと、化学強化ガラス基板自身の応力によって化学強化ガラス基板が破断してしまう。それ故、従来は、カバーの材質によってはカバーの側に入力位置検出用電極を設けることができないという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、カバーの材質にかかわらず、カバー自身に入力位置検出用電極を一体に設けることができ、入力位置検出用電極を設けたガラス基板を省略することのできるタッチパネルの製造方法、およびタッチパネルを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、カバーと、該カバーの一方面側に設けられた入力位置検出用電極と、を備えた静電容量型タッチパネルの製造方法であって、ガラス基板の一方面に絶縁層を形成する絶縁層形成工程と、前記絶縁層上に前記入力位置検出用電極を形成する電極形成工程と、前記ガラス基板の一方面側と前記カバーの一方面側とを接着剤層により貼り合わせる貼り合わせ工程と、前記カバーの一方面側に前記接着剤層、前記入力位置検出用電極および前記絶縁層を残して前記ガラス基板を除去するガラス基板除去工程と、を有することを特徴とする。
本発明に係る製造方法により製造された静電容量型タッチパネルは、カバーと、該カバーの一方面側に設けられた入力位置検出用電極と、を備え、前記入力位置検出用電極と前記カバーとの間に介在して前記入力位置検出用電極と前記カバーとを接着する接着剤層と、前記入力位置検出用電極を前記カバーとは反対側で覆う絶縁層と、を備え、前記入力位置検出用電極が形成されたガラス基板を有しないことを特徴とする。
本発明では、ガラス基板に絶縁層および入力位置検出用電極を形成した後、ガラス基板において入力位置検出用電極および絶縁層が形成されている面側を接着剤層によってカバーに接着し、その後、ガラス基板を除去する。その結果、絶縁層および入力位置検出用電極はカバーの側に転写されるので、静電容量型タッチパネルになった時点では、入力位置検出用電極が形成されたガラス基板が存在しない。従って、静電容量型タッチパネルの薄型化および軽量化を図ることができる。また、成膜工程やパターニング工程による入力位置検出用電極の形成は、ガラス基板に対して行い、カバーに対しては行なわない。それ故、カバーとしてプラスチック基板を用いることができる等、カバーの材質にかかわらず、カバーに入力位置検出用電極を設けることができる。また、ガラス基板に入力位置検出用電極を形成する際、その下地として絶縁層を形成しておくので、ガラス基板を除去する際、入力位置検出用電極が損傷しない。
本発明において、前記カバーは、例えばプラスチック製である。かかる構成によれば、静電容量型タッチパネルの薄型化および軽量化を図ることができる。また、可撓性の静電容量型タッチパネルを実現することもできる。
本発明において、前記ガラス基板除去工程では、前記ガラス基板をエッチングにより除去することが好ましい。かかる方法によれば、ガラス基板を剥がす等の方法と違って、入力位置検出用電極に力が加わらないので、入力位置検出用電極が損傷することを防止することができる。
本発明において、前記カバーの一方面側は、入力操作面とは反対側の面であることが好ましい。かかる構成によれば、カバー自身が入力操作面になるので、入力時、入力位置検出用電極への接触が起こらないので、入力位置検出用電極が損傷することを防止することができる。
本発明において、ガラス基板およびカバーについては、静電容量型タッチパネルで用いられているカバーのサイズ(単品サイズ)の状態で、絶縁層形成工程、入力位置検出用電極形成工程、貼り合わせ工程、およびガラス基板除去工程を行なってもよい。また、ガラス基板については、静電容量型タッチパネルで用いられているカバーのサイズより大きなサイズの大型ガラス基板を用いて絶縁層形成工程、入力位置検出用電極形成工程および貼り合わせ工程を行ない、貼り合わせ工程の際、カバーについては単品サイズのものを用いてもよい。
さらに、ガラス基板およびカバーの双方において、単品サイズより大型の状態で絶縁層形成工程、入力位置検出用電極形成工程、貼り合わせ工程、およびガラス基板除去工程を行なってもよい。
すなわち、本発明において、前記貼り合わせ工程までは、前記ガラス基板として、前記静電容量型タッチパネルで用いられている前記カバーのサイズより大きなサイズの大型ガラス基板を用い、前記カバーとして、前記静電容量型タッチパネルで用いられている前記カバーのサイズより大きなサイズの大型カバーを用い、前記ガラス基板除去工程の前に前記大型ガラス基板および前記大型カバーを切断する切断工程を行なうことが好ましい。かかる構成によれば、静電容量型タッチパネルを効率よく製造することができる。
本発明において、前記貼り合わせ工程までは、前記ガラス基板として、前記静電容量型タッチパネルで用いられている前記カバーのサイズより大きなサイズの大型ガラス基板を用い、前記カバーとして、前記静電容量型タッチパネルで用いられているサイズより大きなサイズの大型カバーを用い、前記ガラス基板除去工程の後に前記大型カバーを切断する切断工程を行なってもよい。かかる構成によれば、静電容量型タッチパネルを効率よく製造することができる。
本発明の実施の形態1に係る静電容量型タッチパネルを備えた入力機能付き電気光学装置の説明図である。 本発明の実施の形態1に係る静電容量型タッチパネルの概略構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る静電容量型タッチパネルの製造方法の特徴を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る静電容量型タッチパネルの製造工程を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態1に係る静電容量型タッチパネルの製造工程を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態2に係る静電容量型タッチパネルの製造工程のうち、貼り合わせ工程を行なった後の工程を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態3に係る静電容量型タッチパネルの製造工程のうち、電極形成工程を行なった後の工程を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態1に係る入力機能付き電気光学装置を備えた電子機器の説明図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
[実施の形態1]
(入力機能付き電気光学装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る静電容量型タッチパネルを備えた入力機能付き電気光学装置の説明図であり、図1(a)、(b)は、入力機能付き電気光学装置の斜視図、および断面図である。
図1(a)、(b)において、本形態の入力機能付き電気光学装置100は、概ね、液晶装置等からなる画像生成装置5と、この画像生成装置5において表示光を出射する側の面に重ねて配置された静電容量型タッチパネル1とを有しており、画像生成装置5と静電容量型タッチパネル1とは、例えば、粘着剤層99等によって接着されている。画像生成装置5は電気光学パネル5a(表示パネル)としての液晶パネルを備えている。本形態において、静電容量型タッチパネル1および電気光学パネル5aはいずれも矩形の平面形状を備えており、静電容量型タッチパネル1および入力機能付き電気光学装置100を平面視したときの中央領域が入力領域2aである。また、画像生成装置5および入力機能付き電気光学装置100において入力領域2aと平面視で重なる領域が画像形成領域である。静電容量型タッチパネル1において、静電容量型タッチパネル1の端部90eが位置する側にはフレキシブル配線基板35が接続され、電気光学パネル5aにおいて静電容量型タッチパネル1の端部90eが位置する側にはフレキシブル配線基板73が接続されている。
画像生成装置5は、透過型や半透過反射型のアクティブマトリクス型の液晶表示装置であり、電気光学パネル5aに対して静電容量型タッチパネル1が配置されている側とは反対側(表示光の出射側とは反対側)にはバックライト装置(図示せず)が配置されている。バックライト装置は、例えば、電気光学パネル5aに対して静電容量型タッチパネル1が配置されている側とは反対側に重ねて配置された透光性の導光板と、導光板の側端部に向けて白色光等を出射する発光ダイオード等の光源とを備えており、光源から出射された光は、導光板の側端部から入射した後、導光板内を伝搬しながら電気光学パネル5aに向けて出射される。導光板と電気光学パネル5aとの間には、光散乱シートやプリズムシート等のシート状光学部材が配置されることもある。
画像生成装置5において、電気光学パネル5aに対して表示光の出射側には第1偏光板81が重ねて配置され、その反対側に第2偏光板82が重ねて配置されている。電気光学パネル5aは、表示光の出射側とは反対側に配置された透光性の素子基板50と、この素子基板50に対して表示光の出射側で対向配置された透光性の対向基板60とを備えている。対向基板60と素子基板50とは、矩形枠状のシール材71により貼り合わされており、対向基板60と素子基板50との間においてシール材71で囲まれた領域内に液晶層55が保持されている。素子基板50において、対向基板60と対向する面には複数の画素電極58がITO(Indium Tin Oxide)膜やIZO(Indium Zinc Oxide)膜等の透光性導電膜により形成され、対向基板60において、素子基板50と対向する面には共通電極68がITO膜等の透光性導電膜により形成されている。また、対向基板60にはカラーフィルターが形成されている。なお、画像生成装置5がIPS(In Plane Switching)方式や、FFS(Fringe Field Switching)方式である場合、共通電極68は素子基板50の側に設けられる。また、素子基板50が対向基板60に対して表示光の出射側に配置されることもある。素子基板50において、対向基板60の縁から張り出した張出領域59には駆動用IC75がCOG実装されているとともに、張出領域59にはフレキシブル配線基板73が接続されている。なお、素子基板50には、素子基板50上のスイッチング素子と同時に駆動回路を形成することもある。
(静電容量型タッチパネル1の詳細構成)
静電容量型タッチパネル1は、透光性基板からなるカバー90を備えており、本形態においてカバー90はアクリル樹脂板あるいはアクリル樹脂シート等のプラスチック基板である。カバー90において入力操作側の第1面90aとは反対側に位置する第2面90bの側には、樹脂層からなる絶縁層28、第1透光性導電膜4a、層間絶縁膜214、第2透光性導電膜4bおよび接着剤層22が設けられており、第1透光性導電膜4aおよび第2透光性導電膜4bのうち、第1透光性導電膜4aによって入力位置検出用電極21が形成されている。また、カバー90の端部90e、90f、90g、90hのうち、端部90eでは、第2面90bの側にフレキシブル配線基板35が接続されており、フレキシブル配線基板35は、第1透光性導電膜4a等からなる実装端子24に電気的に接続されている。カバー90において、入力領域2aの外側の領域(周辺領域2b)と重なる領域には遮光層98が印刷等の方法で形成されており、かかる遮光層98で囲まれた領域が入力領域2aである。
静電容量型タッチパネル1と電気光学パネル5aとの間には、透光性フィルム上にITO膜等の透光性導電膜が形成されたシールド用の導電フィルムが配置される場合があり、かかる導電フィルムは、画像生成装置5側での電位変化がノイズとして入力位置検出用電極21に影響を及ぼすことを防止する機能を担っている。なお、画像生成装置5と入力位置検出用電極21との間に十分な距離が確保できる場合、導電フィルムは省略されることもある。
(タッチパネル1の電極等の概略構成)
図2は、本発明の実施の形態1に係る静電容量型タッチパネル1の概略構成を示す説明図であり、図2(a)、(b)は平面構成を示す説明図および断面構成を示す説明図である。なお、図2(a)において、入力領域2aについては、その角部分の位置を英文字の「L」状のマークで示してある。また、図2(b)は、静電容量型タッチパネル1のC−C′断面図に相当する。なお、図2(a)は、カバー90の第2面90b側を示している。
図2(a)に示すように、本形態の静電容量型タッチパネル1において、カバー90の第2面90bの側には、入力領域2aでX方向(第1方向)に延在する入力位置検出用の複数の第1電極211と、入力領域2aでX方向に交差するY方向(第2方向)に延在する入力位置検出用の複数の第2電極212とが設けられており、これらの第1電極211および第2電極212によって入力位置検出用電極21(機能層)が形成されている。また、カバー90の第2面20bにおいて、入力領域2aの外側に相当する周辺領域2bには、第1電極211の一方側端部から延在する信号配線27(機能層)、および第2電極212の一方側端部から延在する信号配線27(機能層)が形成されており、これらの信号配線27において外周端部90eに位置する部分は実装端子24になっている。なお、信号配線27や実装端子24等に対しては、図1(b)を参照して説明した遮光層98が重なっており、入力操作面側からは信号配線27や、実装端子24が形成された端子配列領域240が見えないようになっている。
図2(b)に示すように、本形態の静電容量型タッチパネル1において、カバー90の第2面90bの側には、カバー90に対して離間する側から接近する側に向けて、樹脂層からなる絶縁層28、第1透光性導電膜4a、層間絶縁膜214、第2透光性導電膜4b、および接着剤層22が順に設けられており、第1透光性導電膜4aにおいて、画像生成装置5が位置する側の面は絶縁層28で覆われている。
本形態において、第1透光性導電膜4aは多結晶のITO膜からなり、第1透光性導電膜4aの上層側には、感光性樹脂膜やシリコン酸化膜等の透光性絶縁膜からなる層間絶縁膜214が形成されている。本形態において、第2透光性導電膜4bも、第1透光性導電膜4aと同様、多結晶のITO膜からなる。
図2(a)、(b)において、第1透光性導電膜4aは、まず、入力領域2aに複数の菱形領域として形成され、かかる菱形領域は、入力位置検出用電極21(第1電極211および第2電極212)のパッド部211a、212a(大面積部分)を構成する。これらのパッド部211a、212aは、X方向およびY方向において交互に配列されている。複数のパッド部211aにおいてX方向(第1方向)で隣り合うパッド部211a同士は連結部分211cを介して繋がっており、パッド部211aおよび連結部分211cは、X方向で延在する第1電極211を構成している。これに対して、複数のパッド部212aは、Y方向(第2方向)で延在する第2電極212を構成するが、Y方向で隣り合うパッド部212aの間、すなわち、連結部分211cと重なる部分は途切れ部分218aになっている。
層間絶縁膜214は入力領域2aから周辺領域2bにわたって広い領域に形成されている。層間絶縁膜214には、コンタクトホール214aが形成されており、かかるコンタクトホール214aは、パッド部212aにおいて途切れ部分218aを介して対峙する端部と重なる位置に形成されている。層間絶縁膜214の上層側において、第2透光性導電膜4bは、コンタクトホール214aと重なる領域に中継電極215として形成されている。なお、第2透光性導電膜4bの上層側には、略全面に感光性樹脂等からなるトップコート層が形成されている場合もある。
このように構成した静電容量型タッチパネル1において、第1電極211および第2電極212は、同一の導電膜(第1透光性導電膜4a)によって形成され、かつ、互いに交差する方向に延在しているため、カバー90上には、第1電極211と第2電極212とが交差する交差部218が存在する。ここで、第1電極211および第2電極212のうち、第1電極211は、交差部218でも第2透光性導電膜4bからなる連結部分211cによってX方向で繋がって延在している。これに対して、第2電極212には交差部218に途切れ部分218aが構成されている。但し、交差部218では、層間絶縁膜214の上層に中継電極215が形成されており、かかる中継電極215は、層間絶縁膜214のコンタクトホール214aを介して、途切れ部分218aを介して隣り合うパッド212a同士を電気的に接続している。このため、第2電極212はY方向で電気的に接続した状態でY方向に延在している。なお、中継電極215は、層間絶縁膜214を介して連結部分211cに重なっているため、短絡するおそれはない。
(入力位置検出方法)
このように構成したタッチパネル1において、入力位置検出用電極21に矩形パルス状の位置検出信号を出力すると、入力位置検出用電極21に容量が寄生していない場合、入力位置検出用電極21に印加した位置検出信号と同一波形の信号が検出される。これに対して、入力位置検出用電極21に容量が寄生していると、容量に起因する波形の歪みが発生するので、入力位置検出用電極21に容量が寄生しているか否かを検出することができる。従って、カバー90の第1面90aの側において、複数の入力位置検出用電極21のうちのいずれかに指が接近すると、指が接近した入力位置検出用電極21では、指との間に生じた静電容量分だけ、静電容量が増大するので、指が近接した電極を特定することができる。
(静電容量型タッチパネル1の製造方法)
図3は、本発明の実施の形態1に係る静電容量型タッチパネル1の製造方法の特徴を示す説明図である。図4および図5は、本発明の実施の形態1に係る静電容量型タッチパネル1の製造工程を示す工程断面図である。
本形態の静電容量型タッチパネル1を製造するにあたっては、図3に示すように、ガラス基板20の第1面20aおよび第2面20bのうち、第1面20aに、樹脂層からなる絶縁層28、第1透光性導電膜4a、層間絶縁膜214および第2透光性導電膜4bをこの順に形成した後、第1面20aの側と、カバー90の第2面20bとを接着剤層22で貼り合わせ、その後、ガラス基板20を除去する。その結果、図2(b)を参照して説明したように、ガラス基板20の側からカバー90の第2面90bに、接着剤層22を介して、第2透光性導電膜4b、層間絶縁膜214、第1透光性導電膜4aおよび絶縁層28が転写される。
かかる方法を図4を参照して詳述する。なお、ガラス基板20およびカバー90については、静電容量型タッチパネル1で用いられているカバー90のサイズ(単品サイズ)の状態で、以下に説明する絶縁層形成工程、入力位置検出用電極形成工程、貼り合わせ工程、およびガラス基板除去工程を行なってもよい。但し、本形態では、貼り合わせ工程までは、ガラス基板20として、静電容量型タッチパネル1で用いられているカバー90のサイズより大きなサイズの大型ガラス基板200を用い、カバー90として、静電容量型タッチパネル1で用いられているサイズより大きなサイズの大型カバー900を用いる。
まず、図4(a)に示すように、静電容量型タッチパネル1で用いられているカバー90のサイズ(単品サイズ)より大きな大型ガラス基板200を準備する。本形態において、大型ガラス基板200は、静電容量型タッチパネル1で用いられているカバー90のサイズの複数倍のサイズであり、かかる大型ガラス基板200は、図4(e)を参照して後述する大型カバー900とともに、後述する切断工程において切断される。
なお、以下の説明では、大型ガラス基板200および大型カバー900において静電容量型タッチパネル1の大きさに対応する領域を基板切り出し領域200sとし、切断により除去される領域を切断予定領域200tとして説明する。かかる基板切り出し領域200sは、切断予定領域200tで囲まれた領域として表され、切断予定領域200tの幅寸法は200μm以下である。ここで、大型ガラス基板200は、基板厚が0.5mm程度であり、成膜工程やパターニング工程等に十分、耐え得る強度を有している。以下、大型ガラス基板200において、入力位置検出用電極21が形成される面を第1面200aとし、その反対側の面を第2面200bとして説明する。また、大型カバー900において、カバー90の第1面90aに対応する面を第1面900aとし、第2面90bに対応する面を第2面900bとして説明する。
次に、図4(b)に示す絶縁層形成工程において、大型ガラス基板200の第1面200a全体に対して樹脂層からなる絶縁層28を形成する。かかる絶縁層28には、印刷法によって形成された耐酸性のレジスト層を利用でき、かかるレジスト層は、アクリル樹脂、フェノール樹脂、ノボラック樹脂、エポキシ樹脂等からなり、アルカリ処理液で除去可能である。なお、感光性樹脂層を塗布後、露光、現像を行なって、絶縁層28を形成してもよい。
次に、図4(c)に示す電極形成工程において、大型ガラス基板200の第1面200a側において、絶縁層28上に、第1透光性導電膜4aからなる入力位置検出用電極21を形成するとともに、層間絶縁膜214および第2透光性導電膜4bをこの順に形成する。本形態では、第1透光性導電膜4a(入力位置検出用電極21)、層間絶縁膜214および第2透光性導電膜4bを纏めて機能層29として説明する。
次に、図4(d)、(e)に示す貼り合わせ工程では、アクリル樹脂板あるいはアクリル樹脂シート等のプラスチック基板からなる大型ガラス基板200の第1面200aの側と、大型カバー900の第2面200bとを接着剤層22で貼り合わせる。より具体的には、図4(d)に示すように、大型ガラス基板200の第1面200aの側全体に接着剤層22を塗布した後、大型ガラス基板200と大型カバー900とを重ね、しかる後に接着剤層22を固化させる。その結果、大型ガラス基板200と大型カバー900とが接着剤層22で貼り合わされたパネル91となる。かかる貼り合わせ工程の前に、大型カバー900には遮光層98を形成しておく。なお、大型カバー900の第2面200bに接着剤層22を塗布した後、大型ガラス基板200と大型カバー900とを重ね、しかる後に接着剤層22を固化させてもよい。かかる接着剤層22としては、光硬化性、熱硬化性あるいは嫌気性の接着剤を用いることができる。
次に、図5(a)に示す切断工程において、パネル91(大型ガラス基板200および大型カバー900)を切断予定領域200tに沿って切断する。その結果、パネル91(大型ガラス基板200および大型カバー900)は、単品サイズのパネル92(ガラス基板20およびカバー90)に切断される。かかる切断には、レーザカットやブレーク法等により、大型ガラス基板200、絶縁層28、接着剤層22および大型カバー900)を一括して説明してもよいが、各々の層を複数の工程により切断してもよい。
次に、図5(b)に示すガラス基板除去工程では、単品サイズのパネル92(ガラス基板20およびカバー90)からガラス基板20を除去する。より具体的には、パネル92をフッ酸系エッチング液に浸漬してガラス基板20を溶解、除去する。
その結果、ガラス基板20の側からカバー90の第2面90bに、接着剤層22を介して、第2透光性導電膜4b、層間絶縁膜214、第1透光性導電膜4aおよび絶縁層28が転写され、単品サイズの静電容量型タッチパネル1が得られる。なお、この状態では、実装端子24が絶縁層28で覆われているので、図1(b)に示すように、アルカリ処理液によって絶縁層28の一部を除去して実装端子24を露出させ、しかる後に、フレキシブル配線基板35を実装端子24に電気的接続する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の静電容量型タッチパネル1の製造方法では、絶縁層形成工程および電極形成工程において大型ガラス基板200に絶縁層28および入力位置検出用電極21を形成した後、大型ガラス基板200において入力位置検出用電極21および絶縁層28が形成されている面側を接着剤層22によって大型カバー900に接着し、その後、ガラス基板20を除去する。その結果、絶縁層28および入力位置検出用電極21はカバー90の側に転写されるので、静電容量型タッチパネル1になった時点では、入力位置検出用電極21が形成されたガラス基板20が存在しない。従って、静電容量型タッチパネル1の薄型化および軽量化を図ることができる。
また、成膜工程やパターニング工程による入力位置検出用電極21の形成は、大型ガラス基板200に対して行い、カバー90に対しては行なわない。それ故、カバー90としてプラスチック基板を用いることができる等、カバー90の材質にかかわらず、カバー90に入力位置検出用電極21を設けることができる。また、大型ガラス基板200に入力位置検出用電極21を形成する際、その下地として絶縁層28を形成しておくので、ガラス基板20を除去する際、入力位置検出用電極21が損傷しない。
また、本形態において、カバー90はプラスチック製であるため、静電容量型タッチパネル1の軽量化を図ることができる。また、可撓性の静電容量型タッチパネル1を実現することもできる。
また、ガラス基板除去工程では、ガラス基板20をエッチングにより除去する。このため、ガラス基板20を剥がす等の方法と違って、入力位置検出用電極21に力が加わらないので、入力位置検出用電極21が損傷することを防止することができる。
さらに、カバー90において、入力操作面とは反対側の第2面90bに入力位置検出用電極21が設けられているので、カバー90自身が入力操作面になる。従って、入力時、入力位置検出用電極21に対する接触が起こらないので、入力位置検出用電極21が損傷することを防止することができる。
さらにまた、本形態では、貼り合わせ工程までは、ガラス基板20およびカバー90として、静電容量型タッチパネル1で用いられているカバー90のサイズより大きなサイズの大型ガラス基板200および大型カバー900を用い、ガラス基板除去工程の前に大型ガラス基板200および大型カバー900を切断する切断工程を行なう。このため、複数の静電容量型タッチパネル1を同時形成できるので、静電容量型タッチパネル1を効率よく製造することができる。
[実施の形態2]
図6は、本発明の実施の形態2に係る静電容量型タッチパネル1の製造工程のうち、貼り合わせ工程を行なった後の工程を示す工程断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。特に、静電容量型タッチパネル1の構造や、静電容量型タッチパネル1を製造する際に行なう絶縁層形成工程、電極形成工程および貼り合わせ工程については、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
実施の形態1では、切断工程(図5(a)参照)の後に、ガラス基板除去工程(図5(b)参照)を行なったが、本形態では、図6を参照して以下に説明するように、ガラス基板除去工程(図6(a)参照)の後に、切断工程(図6(b)参照)を行なう。
より具体的には、実施の形態1において図4(d)、(e)を参照して説明した貼り合わせ工程を行なった後、図6(a)に示すガラス基板除去工程において、パネル91(大型ガラス基板200および大型カバー900)から大型ガラス基板200を除去する。より具体的には、パネル91をフッ酸系エッチング液に浸漬して大型ガラス基板200を溶解、除去する。その結果、大型ガラス基板200の側から大型カバー900の第2面900bに、接着剤層22を介して、第2透光性導電膜4b、層間絶縁膜214、第1透光性導電膜4aおよび絶縁層28が転写される。
次に、図6(b)に示す切断工程において、大型カバー900を切断予定領域200tに沿って切断する。その結果、大型カバー900は、単品サイズのカバー90に切断され、単品サイズの静電容量型タッチパネル1が得られる。なお、この状態では、実装端子24が絶縁層28で覆われているので、図1(b)に示すように、アルカリ処理液によって絶縁層28の一部を除去して実装端子24を露出させ、しかる後に、フレキシブル配線基板35を実装端子24に電気的接続する。
このように、本形態の静電容量型タッチパネル1の製造方法でも、実施の形態1と同様、絶縁層形成工程および電極形成工程において大型ガラス基板200に絶縁層28および入力位置検出用電極21を形成した後、大型ガラス基板200において入力位置検出用電極21および絶縁層28が形成されている面側を接着剤層22によって大型カバー900に接着し、その後、ガラス基板20を除去する。その結果、絶縁層28および入力位置検出用電極21はカバー90の側に転写されるので、静電容量型タッチパネル1になった時点では、入力位置検出用電極21が形成されたガラス基板20が存在しない。従って、静電容量型タッチパネル1の薄型化および軽量化を図ることができる等、実施の形態1と同様な効果を奏する。
また、本形態では、ガラス基板除去工程の後に切断工程を行なうが、貼り合わせ工程までは、ガラス基板20およびカバー90として、静電容量型タッチパネル1で用いられているカバー90のサイズより大きなサイズの大型ガラス基板200および大型カバー900を用いる。このため、複数の静電容量型タッチパネル1を同時形成できるので、静電容量型タッチパネル1を効率よく製造することができる。
[実施の形態3]
図7は、本発明の実施の形態3に係る静電容量型タッチパネル1の製造工程のうち、電極形成工程を行なった後の工程を示す工程断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1、2と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。特に、静電容量型タッチパネル1の構造や、静電容量型タッチパネル1を製造する際に行なう絶縁層形成工程および電極形成工程については、実施の形態1、2と同様であるため、説明を省略する。
実施の形態1、2では、貼り合わせ工程までは、ガラス基板20およびカバー90として大型ガラス基板200および大型カバー900を用いたが、本形態では、ガラス基板20については、静電容量型タッチパネル1で用いられているカバー90のサイズより大きなサイズの大型ガラス基板を用いて絶縁層形成工程、入力位置検出用電極形成工程および貼り合わせ工程を行ない、カバー90については貼り合わせ工程において単品サイズのものを用いる。
より具体的には、図7(a)に示すように、大型ガラス基板200に対して、実施の形態1において図4(a)〜(c)を参照して説明した絶縁層形成工程および入力位置検出用電極形成工程および貼り合わせ工程を行ない、貼り合わせ工程においては、単品サイズのカバー90を大型ガラス基板200の第1面200a側に接着剤層22により貼り合わせる。本形態において、カバー90としては、プラスチック基板の他、化学強化ガラスを用いることもできる。なお、図7(a)には、大型ガラス基板200の第1面200a側全体に接着剤層22を設けてあるが、大型ガラス基板200において単品サイズのカバー90と貼り合せる領域のみに接着剤層22を設けてもよい。
次に、図7(b)に示すガラス基板除去工程において、フッ酸系エッチング液を用いたウエットエッチングにより大型ガラス基板200を除去する。その結果、大型ガラス基板200の側からカバー90の第2面90bに、接着剤層22を介して、第2透光性導電膜4b、層間絶縁膜214、第1透光性導電膜4aおよび絶縁層28が転写される。
次に、図7(b)に示す切断工程において、絶縁層28および接着剤層22を切断予定領域200tに沿って切断する。その結果、単品サイズの静電容量型タッチパネル1が得られる。なお、この状態では、実装端子24が絶縁層28で覆われているので、図1(b)に示すように、アルカリ処理液によって絶縁層28の一部を除去して実装端子24を露出させ、しかる後に、フレキシブル配線基板35を実装端子24に電気的接続する。
このように、本形態の静電容量型タッチパネル1の製造方法でも、実施の形態1、2と同様、絶縁層形成工程および電極形成工程において大型ガラス基板200に絶縁層28および入力位置検出用電極21を形成した後、大型ガラス基板200において入力位置検出用電極21および絶縁層28が形成されている面側を接着剤層22によってカバー90に接着し、その後、大型ガラス基板200を除去する。その結果、絶縁層28および入力位置検出用電極21はカバー90の側に転写されるので、静電容量型タッチパネル1になった時点では、入力位置検出用電極21が形成されたガラス基板20が存在しない。従って、静電容量型タッチパネル1の薄型化および軽量化を図ることができる等、実施の形態1、2と同様な効果を奏する。
なお、図7に示す形態では、ガラス基板除去工程の後に切断工程を行なったが、図7(a)に示す大型ガラス基板200に対する切断工程を行なってから、ガラス基板20を除去するガラス基板除去工程を行なってもよい。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、画像生成装置5として液晶装置を用いたが、画像生成装置5としては有機エレクトロルミネッセンス装置を用いてもよい。
[電子機器への搭載例]
上述した実施形態に係る入力機能付き電気光学装置100を適用した電子機器について説明する。図8は、本発明の実施の形態1に係る入力機能付き電気光学装置100を備えた電子機器の説明図である。図8(a)に、入力機能付き電気光学装置100を備えたモバイル型のパーソナルコンピューターの構成を示す。パーソナルコンピューター2000は、表示ユニットとしての入力機能付き電気光学装置100と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001およびキーボード2002が設けられている。図8(b)に、入力機能付き電気光学装置100を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001、スクロールボタン3002、および表示ユニットとしての入力機能付き電気光学装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、入力機能付き電気光学装置100に表示される画面がスクロールされる。図8(c)に、入力機能付き電気光学装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001、電源スイッチ4002、および表示ユニットとしての入力機能付き電気光学装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が入力機能付き電気光学装置100に表示される。
なお、入力機能付き電気光学装置100が適用される電子機器としては、図8に示すものの他、デジタルスチールカメラ、液晶テレビ、ビューファインダー型、モニター直視型のビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、銀行端末等の電子機器等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した入力機能付き電気光学装置100が適用可能である。
1・・静電容量型タッチパネル、2a・・入力領域、2b・・周辺領域、20・・ガラス基板、21・・入力位置検出用電極(機能層)、22・・接着剤層、28・・絶縁層、90・・カバー、100・・入力機能付き電気光学装置、200・・大型ガラス基板、900・・大型カバー

Claims (8)

  1. カバーと、該カバーの一方面側に設けられた入力位置検出用電極と、を備えた静電容量型タッチパネルの製造方法であって、
    ガラス基板の一方面に絶縁層を形成する絶縁層形成工程と、
    前記絶縁層上に前記入力位置検出用電極を形成する電極形成工程と、
    前記ガラス基板の一方面側と前記カバーの一方面側とを接着剤層により貼り合わせる貼り合わせ工程と、
    前記カバーの一方面側に前記接着剤層、前記入力位置検出用電極および前記絶縁層を残して前記ガラス基板を除去するガラス基板除去工程と、
    を有することを特徴とする静電容量型タッチパネルの製造方法。
  2. 前記カバーはプラスチック製であることを特徴とする請求項1に記載の静電容量型タッチパネルの製造方法。
  3. 前記ガラス基板除去工程では、前記ガラス基板をエッチングにより除去することを特徴とする請求項1または2に記載の静電容量型タッチパネルの製造方法。
  4. 前記カバーの一方面側は、入力操作面とは反対側の面であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の静電容量型タッチパネルの製造方法。
  5. 前記貼り合わせ工程までは、前記ガラス基板として、前記静電容量型タッチパネルで用いられている前記カバーのサイズより大きなサイズの大型ガラス基板を用い、前記カバーとして、前記静電容量型タッチパネルで用いられているサイズより大きなサイズの大型カバーを用い、
    前記ガラス基板除去工程の前に前記大型ガラス基板および前記大型カバーを切断する切断工程を行なうことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の静電容量型タッチパネルの製造方法。
  6. 前記貼り合わせ工程までは、前記ガラス基板として、前記静電容量型タッチパネルで用いられている前記カバーのサイズより大きなサイズの大型ガラス基板を用い、前記カバーとして、前記静電容量型タッチパネルで用いられているサイズより大きなサイズの大型カバーを用い、
    前記ガラス基板除去工程の後に前記大型カバーを切断する切断工程を行なうことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の静電容量型タッチパネルの製造方法。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の製造方法により製造されたことを特徴とする静電容量型タッチパネル。
  8. カバーと、該カバーの一方面側に設けられた入力位置検出用電極と、を備えた静電容量型タッチパネルであって、
    前記入力位置検出用電極と前記カバーとの間に介在して前記入力位置検出用電極と前記カバーとを接着する接着剤層と、
    前記入力位置検出用電極を前記カバーとは反対側で覆う絶縁層と、
    を備え、
    前記入力位置検出用電極が形成されたガラス基板を有しないことを特徴とする静電容量型タッチパネル。
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