JP5306256B2 - 電気的固体装置基板の製造方法および電気的固体装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明を適用した静電容量型の入力装置を備えた入力装置付き電気光学装置の全体構成を模式的に示す説明図である。なお、図1では、カバーの図示を省略してある。図2は、本発明を適用した入力装置付き電気光学装置の断面構成を模式的に示す説明図であり、図2(a)、(b)は各々、タッチパネル用基板において入力操作側の面に入力位置検出用電極を設けた構成例の説明図、およびタッチパネル用基板において入力操作側とは反対側の面に入力位置検出用電極を設けた構成例の説明図である。
図2(a)、(b)に示す静電容量型の入力装置1において、タッチパネル2は、ガラス基板からなるタッチパネル用基板20を備えており、本形態において、タッチパネル用基板20には、基板厚が0.2mmのガラス基板が用いられている。以下、タッチパネル用基板20において、以下に説明する電極等の機能層が形成されている側を第1面20aとし、その反対側を第2面20bとして説明する。
図3は、本発明を適用した静電容量型の入力装置1に用いたタッチパネル用基板20の概略構成を示す説明図であり、図3(a)、(b)は平面構成を示す説明図および断面構成を示す説明図である。なお、図3(a)において、入力領域2aについては、その角部分の位置を英文字の「L」状のマークで示してある。また、図3(b)は、タッチパネル用基板20のC−C′断面図に相当する。なお、図3(a)は、タッチパネル用基板20の第1面20a側を示している。
このように構成した入力装置1において、入力位置検出用電極21に矩形パルス状の位置検出信号を出力すると、入力位置検出用電極21に容量が寄生していない場合、入力位置検出用電極21に印加した位置検出信号と同一波形の信号が検出される。これに対して、入力位置検出用電極21に容量が寄生していると、容量に起因する波形の歪みが発生するので、入力位置検出用電極21に容量が寄生しているか否かを検出することができる。従って、複数の入力位置検出用電極21のうちのいずれかに指が接近するすると、指が接近した入力位置検出用電極21では、指との間に生じた静電容量分だけ、静電容量が増大するので、指が近接した電極を特定することができる。
図4は、本発明を適用したタッチパネル2の製造方法において、大型ガラス基板から単品サイズのタッチパネル用基板20を切り出す様子を示す説明図である。図5および図6は、本発明を適用したタッチパネル2の製造工程のうち、タッチパネル用基板20の製造工程を示す工程断面図である。
以上説明したように、本形態では、大型ガラス基板200からタッチパネル用基板20を得るにあたって、大型ガラス基板200の一方面200aに対して機能層形成工程を行なった後、大型ガラス基板200の一方面200aで基板切り出し領域200s全体を覆う第1保護層281と、第1保護層281の上から大型ガラス基板200の一方面200aを覆う第2保護層282とを形成した状態で第1エッチング工程を行ない、大型ガラス基板200を他方面200b側から薄手化する。かかる第1エッチング工程の際、大型ガラス基板200の一方面200a側は第1保護層281および第2保護層282で覆われているので、第1エッチング工程で機能層29がエッチングされることがない。
上記実施の形態では、画像生成装置5として液晶装置を用いたが、画像生成装置5としては有機エレクトロルミネッセンス装置を用いてもよい。
上述した実施形態に係る入力装置付き電気光学装置100を適用した電子機器について説明する。図7は、本発明を適用した入力装置付き電気光学装置100を備えた電子機器の説明図である。図7(a)に、入力装置付き電気光学装置100を備えたモバイル型のパーソナルコンピューターの構成を示す。パーソナルコンピューター2000は、表示ユニットとしての入力装置付き電気光学装置100と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001およびキーボード2002が設けられている。図7(b)に、入力装置付き電気光学装置100を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001、スクロールボタン3002、および表示ユニットとしての入力装置付き電気光学装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、入力装置付き電気光学装置100に表示される画面がスクロールされる。図7(c)に、入力装置付き電気光学装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001、電源スイッチ4002、および表示ユニットとしての入力装置付き電気光学装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が入力装置付き電気光学装置100に表示される。
Claims (7)
- 大型ガラス基板から複数の電気的固体装置用基板を製造する方法であって、
前記大型ガラス基板の一方面に、前記複数の電気的固体装置用基板に対応する複数の基板切り出し領域に電極層および/または配線層からなる機能層を形成する機能層形成工程と、
前記大型ガラス基板の一方面に、前記複数の基板切り出し領域の各々を覆い、切断予定領域が露出する第1保護層を形成する第1保護層形成工程と、
前記大型ガラス基板の一方面に、少なくとも前記切断予定領域を覆う第2保護層を形成する第2保護層形成工程と、
前記大型ガラス基板の他方面をエッチングして前記大型ガラス基板を薄手化する第1エッチング工程と、
前記大型ガラス基板の他方面を覆う第3保護層を形成する第3保護層形成工程と、
前記第3保護層形成工程の後あるいは前に、前記第2保護層を除去する第2保護層除去工程と、
前記第1保護層から露出する前記切断予定領域をエッチング除去して前記大型ガラス基板を前記複数の電気的固体装置用基板に分割する第2エッチング工程と、
前記第3保護層を除去する第3保護層除去工程と、
を有することを特徴とする電気的固体装置基板の製造方法。 - 前記第2エッチング工程の後、前記第1保護層を除去することを特徴とする請求項1に記載の電気的固体装置基板の製造方法。
- 前記第2保護層は、前記大型ガラス基板の一方面に貼付されたシート部材であることを特徴とする請求項1または2に記載の電気的固体装置基板の製造方法。
- 前記第3保護層は、前記大型ガラス基板の他方面に貼付されたシート部材であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電気的固体装置基板の製造方法。
- 前記第1エッチング工程および前記第2エッチング工程では、ウエットエッチングを行なうことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の電気的固体装置基板の製造方法。
- 前記電気的固体装置用基板は、前記機能層として入力位置検出用電極が形成されたタッチパネル用の基板であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の電気的固体装置基板の製造方法。
- 請求項1乃至6の何れか一項に記載の電気的固体装置基板の製造方法により製造された電気的固体装置基板を備えていることを特徴とする電気的固体装置。
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