JP2011197242A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】抵抗値を切替え可能な像加熱装置を有した画像形成装置において、簡易な構成で像加熱装置の故障状態を検知し、または像加熱装置に供給される電力を抑制し、像加熱装置の信頼性を高めることを目的とする。
【解決手段】画像形成装置に入力される商用電源入力電圧201を検知する商用電源入力電圧検知手段202と、像加熱装置内の抵抗発熱体301,302に流れる電流を検知する電流検知手段205と、加熱定着手段のヒータ抵抗値を少なくとも2つ以上の状態に切替可能な切替手段211,212とを有し前記画像形成装置は、商用電源入力電圧検知手段による検知結果により、切替手段の第1の動作状態に切替を行うとともに、電流検知手段による電流検知結果により、前記切替手段の前記第1の動作状態と異なる第2の動作状態に切替え、切替後の電流検知手段による他の電流検知結果により画像形成装置の動作状態を切替ることを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図5

Description

本発明は、複写機やレーザビームプリンタを含む画像形成装置に用いられる像加熱装置の故障検知及び電力制御に関する。
画像形成装置の加熱定着に用いる像加熱装置には、所定温度に維持された加熱体と、その加熱体に圧接する加圧ローラとによって形成されるニップ部に、被加熱材である記録材を導入して挟時搬送しつつ加熱する方式が用いられる。フィルム加熱方式の像加熱装置の加熱体には、セラミックス等の基板上に抵抗発熱体を形成したヒータが一般的に用いられる。この抵抗発熱体を用いた像加熱装置では、商用電源の電圧が100V系(例えば100V〜127V)と200V系(例えば200V〜240V)の地域で同じ抵抗値のヒータを用いると、それぞれの地域での最大電力値に差が生じる。すなわち、ヒータに投入される電力は電圧の二乗に比例するため、商用電源電圧が200Vの場合、100Vに比べて、ヒータに供給可能な最大電力値は4倍になる。ヒータに供給可能な最大電力が大きくなると、位相制御や波数制御などのヒータの電力制御で高調波電流やフリッカーが顕著となる。また、像加熱装置で熱暴走が生じた際には電力が4倍に増加するため、より応答性の高い回路が必要になる。そのため、商用電源電圧が100Vの地域と200Vの地域では、異なる抵抗値のヒータを有する像加熱装置を用いる場合が多い。100Vの商用電源電圧が供給されている地域と、200Vの商用電源電圧が供給されている地域とで共用できるようにユニバーサル像加熱装置を実現する手段として、リレーなどスイッチ手段を用いて、ヒータの抵抗値を切り替える方法が提案されている。例えば、ヒータの長手方向に伸びた第一の抵抗発熱パターンと第二の抵抗発熱パターンを有し、第一の抵抗発熱パターンと第二の抵抗発熱パターンの接続を直列と並列に切り替える構成が提案されている。このような構成によりヒータの発熱する箇所を変えずにヒータ抵抗値を切り替える方法が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1には、2つの導電経路の接続を直列と並列に切り替える方法として、メーク接点(常時開路接点)又はブレーク接点(常時閉路接点)のリレーと、MBM接点(メーク・ビフォア・ブレーク接点)のリレーを用いる方法が記載されている。また、MBM接点の代わりに2つのメーク接点又はメーク接点とブレーク接点のリレーを用いることもできる。特許文献2記載の切り替え方法では、2つのMBM接点のリレーを用いる方法が提案されている。これらの方法では、電源電圧が100V系か200V系かを判断し、ヒータの抵抗値を切り替えることで、ヒータの発熱領域を変えずに、ヒータ抵抗値を変えることができる。
特開平07−199702号公報 米国特許第5229577号明細書
しかしながら、従来の方法では電源電圧の検知部や、抵抗値切り替えリレーが故障した場合に、ヒータに過大な電力の供給が可能な状態になるおそれがあった。例えば、200Vの商用電源電圧が供給されている状態で、100Vの商用電源電圧に適した低いヒータ抵抗値の状態になると、正常時に比べて4倍の電力が供給可能になる。そのため、サーミスタ、温度ヒューズ、サーモスイッチ(サーモSW)などの温度検知素子を用いた従来の回路では、応答速度が十分でないおそれがあった。このため、ヒータに過大な電力の供給が可能な状態になったことを検知するための、より応答性の早い回路が必要であった。
本発明はこのような状況でなされたもので、抵抗値を切り替え可能な像加熱装置において、簡易な構成で像加熱装置の故障状態を検知し、または、像加熱装置に供給される電力を抑制し、像加熱装置の信頼性を高めることを目的とする。
前記課題を解決するために本発明は以下の構成を備える。
記録材上に形成された画像を加熱する加熱手段を有する像加熱装置を備えた画像形成装置において、
前記加熱手段は抵抗発熱パターンを熱源とするヒータを有し、前記ヒータは第一の導電経路と第二の導電経路と、第一の電極、第二の電極、及び第三の電極の3つの電極を有し、
前記ヒータの前記第一の導電経路は前記第一の電極と前記第二の電極の間に接続されており、前記第二の導電経路は前記第二の電極と前記第三の電極の間に接続されており、
前記加熱手段は、前記第一の導電経路と前記第二の導電経路を直列に接続した第一の動作状態と、前記第一の導電経路と前記第二の導電経路を並列に接続した第二の動作状態とを切り替える導電経路切り替え手段を有しており、
前記第一の電極は、電源電圧の第一端子と接続されており、前記第二の電極は、前記導電経路切り替え手段を介して電源電圧の第二端子と接続されており、前記第三の電極は、前記導電経路切り替え手段を介して、電源電圧の前記第一端子及び電源電圧の前記第二端子と接続されており、
前記第一の電極と前記第二の電極の間を流れる電流を検知する電流検知手段、前記第一の電極と第二の電極の間の電圧を検知する電圧検知手段、前記電源電圧の電圧を検知する電源電圧検知手段、及び前記電源電圧の電圧を指定するための入力手段を有し、
前記電源電圧検知手段の結果により、前記導電経路切り替え手段により前記第一または第二の動作状態に切り替えるとともに、
前記電流検知手段による電流検知結果により、前記第一または第二の動作状態と異なる動作状態に切り替え、該切り替え後の前記電流検知手段による他の電流検知結果により、画像形成装置の故障状態を特定することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、抵抗値を切り替え可能な像加熱装置の切り替え用リレー及び電圧・電流検知回路の故障を確実に検知し、像加熱装置の信頼性を高めることができるとともに、最適なモードの制御を行うことができる。
また、抵抗値を切り替え可能な像加熱装置の切り替え回路の一部が正常に動作しない場合においても、その状態に合わせてCPUの制御を切り替えることで、プリントを行うことができるようになる。
実施例1の画像形成装置と像加熱装置の断面図 実施例1のヒータ制御回路構成図 実施例1のヒータ構成図 実施例1のヒータ故障状態の説明図 実施例1の制御を説明するフローチャート 実施例1のヒータ電流を表す概略図 実施例2の制御を説明するフローチャート 実施例3の制御を説明するフローチャート
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら説明する。
[画像形成装置]
図1は本実施例の画像形成装置と像加熱装置の一例としての定着器の断面図である。図1(a)の画像形成装置では、給紙カセット101に積載された記録紙がピックアップローラ102によって1枚だけ給紙カセット101から送出され、給紙ローラ103によってレジストローラ104に向けて搬送される。記録紙はレジストローラ104によって所定のタイミングでプロセスカートリッジ105へ搬送される。プロセスカートリッジ105は、帯電手段である帯電ローラ106、現像手段である現像ローラ107、クリーニング手段であるクリーナ108、電子写真感光体である感光ドラム109で一体的に構成される。プロセスカートリッジ105に搬送された記録紙上には、公知である電子写真プロセスの一連の処理によって未定着トナー像が形成される。感光ドラム109は帯電ローラ106によって表面を一様に帯電された後、露光手段であるスキャナユニット111により画像信号に基づいた像露光が行われる。スキャナユニット111内のレーザダイオード112から出射されるレーザ光は、回転するポリゴンミラー113及び反射ミラー114を経て主走査方向に走査される。また、レーザ光は感光ドラム109の回転により副走査方向に走査され、感光ドラム109の表面上に2次元の潜像が形成される。ここで、主走査方向とは記録紙の搬送方向又は感光ドラム109の回転方向に直交する方向、副走査方向とは記録紙の搬送方向又は感光ドラム109の回転方向である。感光ドラム109の潜像は現像ローラ107によってトナー像として可視化され、トナー像は転写ローラ110によって、レジストローラ104から搬送されてきた記録紙上に転写される。トナー像が転写された記録紙は像加熱装置である定着器115に搬送されて加熱加圧処理が施され、記録紙上の未定着トナー像が記録紙に定着される。記録紙は中間排紙ローラ116、排紙ローラ117によって画像形成装置本体外に排出され、一連のプリント動作を終える。モータ118は、定着器115を含む各ユニットに駆動力を与える。
[定着器]
図1(b)に記録材上の画像を定着する定着器115の詳細を示す。定着器115は、筒状のフィルム(エンドレスベルト)122と、フィルム122の内面に接触するヒータ300と、フィルム122を介してヒータ300と共に定着ニップ部Nを形成する加圧ローラ(ニップ部形成部材)128とを有する。フィルム122のベース層の材質は、ポリイミド等の耐熱樹脂又はステンレス等の金属である。加圧ローラ128は、鉄やアルミニウム等の材質の芯金129と、シリコーンゴム等の材質の弾性層130を有する。ヒータ300は耐熱樹脂製の保持部材121に保持されている。保持部材121はフィルム122の回転を案内するガイド機能も有する。加圧ローラ128は不図示のモータから動力を受けて矢印方向に回転する。加圧ローラ128が回転することによってフィルム122が従動して回転する。
ヒータ300は、ヒータ基板125と、導電経路301(第一の導電経路)及び導電経路302(第二の導電経路)と、絶縁性(本実施例ではガラス)の表面保護層307とを有する。ヒータ基板125はセラミック製である。導電経路301及び導電経路302は、ヒータ基板125上に抵抗発熱体を用いて形成される。表面保護層307は導電経路301及び302を覆う絶縁性のものである。ヒータ基板125の裏面側であって、プリンタで設定されている利用可能な最小サイズ紙の通紙領域には温度検知素子131が当接している。温度検知素子131の検知温度に応じて商用交流電源から発熱ラインへ供給する電力が制御される。未定着トナー画像を担持する記録材(用紙)Pは、定着ニップ部Nで挟持搬送されつつ加熱されて定着処理される。ヒータ基板125の裏面側には、ヒータが異常昇温した際に作動して発熱ラインへの給電ラインを遮断するサーモスイッチ等の素子132も当接している。素子132も温度検知素子131と同様に最小サイズ紙の通紙領域に当接している。金属製のステー124は、保持部材121に不図示のバネの圧力を加えるためのものである。
[ヒータ駆動回路及び制御回路]
図2は本実施例のヒータ駆動回路及び制御回路を示す図である。コネクタ221〜225は制御装置200と定着器115を接続するためのものである。商用の交流電源201からヒータ300への電力制御は、トライアック119への通電/遮断により行われる。トライアック119はCPU203からのヒータ駆動(FUSER_on)信号に従って動作する。温度検知素子131によって検知される温度はプルアップ抵抗の分圧として検知され、CPU203にTH信号としてA/D入力される。CPU203の内部処理では、温度検知素子131の検知温度と、ヒータ300の設定温度とに基づき、例えばPI制御処理により供給すべき電力を算出し、位相角(位相制御)、波数(波数制御)の制御レベルに換算して制御を行う。
電圧検知部とリレー(開閉器)制御部の説明を行う。尚、詳細なリレー制御シーケンスに関しては図5で説明を行う。図2に示すリレー211(以下、RL211)、リレー212(以下、RL212)、リレー214(以下、RL214)、リレー215(以下、RL215)は電源オフ状態における接点の接続状態を示す。なお、R214は交流電源201の第一端子に、R215は交流電源201の第二端子に接続されているものとする。ここで、RL212は、左の接点212aと接続されているときをオフ状態、右の接点212bと接続されているときをオン状態とする。RL214は定着器115がスタンバイとなると同時にオン状態となり、電源電圧検知部202は交流電源201の電圧を検知する。電源電圧検知部202は電源電圧の範囲が100V系(例えば100〜127V)か、200V系(例えば200〜240V)のどちらかを判別し、CPU203及びリレー制御部204に電圧検知結果VOLTを出力する。なお、画像形成装置が、100V系か200V系のいずれかを指定するための入力手段を有する構成であってもよい。
電源電圧検知部202が200V系を検知した場合、リレー制御部204はRL211ラッチ部を動作させ、RL211をオフ状態に保持する。CPU203は電圧検知結果VOLTに従い、RL212を電源オフ状態と同じ状態とする。更にRL215をオン状態とすることで、定着器115に給電可能となり、この状態では、第1の導電経路301と、第2の導電経路302が直列接続されるため、ヒータ300は抵抗値の高い状態になる。なおRL214はオン状態である。
電源電圧検知部202が100Vを検知した場合、CPU203はRL211_on信号をリレー制御部204に出力し、リレー制御部204はRL211をオン状態とする。CPU203はVOLT信号に従い、RL212をオン状態とする。更にRL215をオン状態にすることで、定着器115に給電可能となり、この状態では、第1の導電経路301と、第2の導電経路302が並列接続されるため、ヒータ300は抵抗値の低い状態となる。なおRL214はオン状態である。
電流検知部205を説明する。電流検知部205はカレントトランス206を介して一次側に流れる実効電流値を検知している。電流検知部205は商用電源周波数の周期毎に実効電流値の2乗値を出力するIrms1と、Irms1の移動平均値Irms2を出力している。CPU203はIrms1により、商用周波数周期毎に電流実効値を検知する。Irms2はリレー制御部204に出力される。カレントトランス206に過電流が流れ、Irms2が所定の閾値を超えると、リレー制御部204はRL211、RL214、RL215のラッチ部を動作させ、RL211、RL214、RL215をオフ状態に保持し、定着器115への通電を遮断する。
電圧検知部207の説明を行う。電圧検知部207は、過電圧を検知した場合、RL_off信号をリレー制御部204に出力し、RL211、RL214、RL215のラッチ部を動作させ、RL211、RL214、RL215をオフ状態に保持し、定着器115への通電を遮断する。
図3は本実施例のヒータ300及びヒータ300の導電経路を説明するための概略図である。図3(a)はヒータ基板125上に形成された発熱パターン、導電パターン及び電極を示す。ヒータ300は抵抗発熱パターンで形成された熱源である第一の導電経路301と第二の導電経路302を有する。303は導電パターンである。ヒータ300の第一の導電経路301は、電極321(第一の電極)、322を介して第一の導電経路301に電力を供給する導電経路である。第二の導電経路302は、電極322(第二の電極)、電極323(第三の電極)を介して第二の導電経路302に電力を供給する導電経路である。これらの導電経路は、導電経路切り替え手段である前記リレーによって切り替えられる。電極321はコネクタ221と、電極322はコネクタ222と、電極323はコネクタ223と接続されている。図3(b)は電源電圧検知部202が検知した電源電圧が200Vの場合に、第一の導電経路301と第二の導電経路302を直列接続する際のヒータ300の動作状態を説明するための図である。この場合を第一の動作状態とする。なお、図3(b)は図2の要部のみを記載している。ここでは説明のため、第一の導電経路301及び第二の導電経路302の抵抗値を20オーム(Ω)とする。第一の動作状態では、20オームの抵抗が直列接続されているため、ヒータ300の合成抵抗値は40オームとなる。
電源電圧は200Vなので、ヒータに供給される電流は5Aで電力は1000Wとなる。第一の導電経路301及び第二の導電経路302に印加される電圧はそれぞれ100V、第一の導電経路301及び第二の導電経路302に供給される電流312は5A、ヒータ300に供給される電流310は5Aである。
図3(c)は電源電圧検知部202が検知した電源電圧が100Vの場合に、第一の導電経路301と第二の導電経路302を並列接続する際のヒータ300の導電経路を説明するための図である。この場合を第二の動作状態とする。なお、図3(c)は図2の要部のみを記載している。第二の動作状態では20オームの抵抗が並列に接続されているために、ヒータ合成抵抗値は10オームとなる。電源電圧は100Vなので、ヒータ300に供給される電流は10A、電力は1000Wとなる。
電流検知部205は図2に示すように第一の導電経路301に流れる電流311を検知しており、ヒータの動作状態が、第一の動作状態と第二の動作状態では、同じ電流値(例えば5A)を検知した場合でも、ヒータに供給される電流310は異なる値となる。すなわち、電流311を検知する場合、図3(b)の第一の動作状態では、電流311は5Aでヒータ300に供給される電力は1000Wになり、図3(c)の第二の動作状態でも電流311は5Aでヒータ300に供給される電力は1000Wになる。
このように電流311を検知した場合、ヒータ300の動作状態が第1の動作状態から第2の動作状態に切替わった場合でも、ヒータ300に供給される電力に比例する電流値を検知できる。
また、第一の導電経路301に印加される電圧値は、電流311と抵抗値(20Ω)の積となるため、電流311の代わりに第一の導電経路301に印加される電圧を検知しても良い。電圧の検知は電流値を検知する方法の説明と重複するため、以降は省略する。
図4は本実施例に用いるヒータ300の故障状態における導電経路を説明するための概略図である。図4(a)は電源電圧が200Vで、ヒータ抵抗値の低い第二の動作状態になった場合の、ヒータ300の導電経路を説明するための図である。第二の動作状態ではヒータ300の合成抵抗値は10Ωとなる。電源電圧は200Vなので、ヒータ300に供給される電流は20Aで、電力は4000Wとなる。図4(b)は電源電圧が200Vで、RL211がオン状態で、RL212がオフ状態になった場合のヒータ300の導電経路を説明するための図である。この状態ではヒータ300の合成抵抗値は20Ωとなる。電源電圧は200Vなので、ヒータ300に供給される電流は10Aで、電力は2000Wとなる。図4(c)は電源電圧が200Vで、RL211がオフ状態で、RL212がオン状態になった場合の、ヒータ300の導電経路を説明するための図である。この状態ではヒータ300に電流が流れる経路が無くなるため、ヒータ300に電力は供給されない。図4(d)は電源電圧が100Vで、RL211がオフ状態で、RL212がオフ状態になった場合の、ヒータ300の導電経路を説明するための図である。この状態ではヒータ300の合成抵抗値が40Ωとなる。電源電圧は100Vなので、ヒータ300に供給される電流は2.5Aで、電力は250Wとなる。
図4(a)〜図4(d)の状態の中で、特に正常時よりもヒータ300に大電力が供給されてしまう、図4(a)、図4(b)の状態を検知する必要がある。図4(a)、図4(b)に示した状態における、ヒータ300に供給される電流、電圧、電力を比較する。電流検知部205により電流310を検知する場合、図4(b)では、電流310の電流値は10Aで、ヒータ300に供給される電力は2000Wとなる。正常状態である図3(c)と同じ電流値になるため、電流310の電流検知結果のみでは、図4(b)のような大電力が供給されてしまう状態を検知することができない場合がある。電流312を検知する場合、図4(b)では、電流312の電流値は0Aで、ヒータ300に供給される電力は2000Wとなる。ヒータ300に電力が供給されている状態において、電流312に電流が流れないため、電流312の電流検知結果のみでは、大電力が供給されてしまう状態を検知することができない場合がある。電流311を検知する場合、RL211、RL212の故障状態のよらずに、電流値が図3で説明した正常値(5A)に比べて2倍の値(10A)となる。よって、電流検知部205により電流311を検知することにより図4(a)、図4(b)のようなヒータ300に大電力が供給されてしまうそれぞれの状態を検知することができる。このように、電極321と電極322間の第一の導電経路301を流れる電流又は第一の導電経路301に印加される電圧を検知することで、ヒータ300の動作状態によらずに、ヒータに供給される電力に比例した電流値及び電圧値を検知することができる。ここでヒータ300の動作状態とは、直列接続(商用電源電圧が200V系)か並列接続(商用電源電圧が100V系)かということである。また、図4(a)、図4(b)に示したヒータ300に大電力が供給されてしまうようなそれぞれの状態を検知することができる。
図5は本実施例のフローチャートである。画像形成装置の電源がオンされ、CPU203が動き出すと制御を開始する。S501ではリレー制御部204がRL214をオンするとともにRL212をオフする。S502ではCPU203が電源電圧検知部202により検知され出力されたVOLT信号から交流電源201の電源電圧が100V系か200V系かを判断する。S502でCPU203は、電源電圧が200V系であると判断した場合はS503に進み、電源電圧が100V系であると判断した場合はS504に進む。S503でCPU203はリレー制御部204にRL211_on信号を出力し、リレー制御部204のRL211ラッチ部を動作させてRL211をオフ状態に保持し、S505に進む。S504では、CPU203はリレー制御部204にRL211_on信号を出力し、リレー制御部204は、RL211をオン状態にしてS520に進む。
S505でプリント開始の判断がされるまでS502、S503の処理を繰り返し行い、S505でプリント制御が開始されると、S536でリレー制御部204はRL215をオンしてS506に進む。S506でCPU203は電流検知部205により出力されたIrms1が例えば5A±25%の範囲の電流実効値を検知していると判断した場合、S507で200V系に最適化した200Vモード制御を行う。
〜100Vモード制御と200Vモード制御について〜
ここで、図6を用いて100Vモードと200Vモードの複数の制御状態の違いについて説明する。図6(a−1)は100V系でヒータ300に供給する電力を25%にするときのヒータ点灯制御パターンであり、図6(a−2)は100V系でヒータ300に供給する電力を52.5%にするときのヒータ点灯制御パターンである。100V系では商用電源の周波数(以下、商用電源周波数)の1全波単位でデューティを変更する位相制御を行う。一方、図6(b−1)は200V系でヒータ300に供給する電力を25%にするときのヒータ制御パターン、図6(b−2)は200V系でヒータ300に供給する電力を52.5%にするときのヒータ点灯パターンである。200V系では位相制御と波数制御を合わせた制御を行う。図6において、ハッチングが施された部分がヒータ300の発熱体に電流が流れていることを示す。100V系と200V系でヒータ点灯制御パターンが異なるのは、特に200V系の高調波電流が厳しいためであり、制御周期を長くして位相制御の割合を少なくすることで高調波電流の発生を抑制する必要があるからである。
S506でCPU203は電流検知部205により5A±25%の範囲の電流実効値(Irms1)を検知しないと判断した場合、S508へ進み電流検知部205により0A〜1.5Aの電流実効値を検知しているかを判断する。S508でCPU203は、電流実効値が0A〜1.5Aであると判断した場合には、S509でRL212の故障と判断する。S508でCPU203は、電流実効値が0A〜1.5Aでないと判断した場合には、S510でIrms1が10A±25%の範囲内であるか否かを判断する。S510でCPU203はIrms1が10A±25%の範囲であると判断した場合には、S511でRL211の故障と判断する。S510でCPU203は、Irms1が10A±25%の範囲内でなかったと判断した場合は、S512に進み、Irms1が20A±25%の範囲内にあるか判断する。S512でCPU203はIrms1が20A±25%の範囲内にあると判断すると、S513でRL211とRL212が両方とも故障状態であると特定する。
S512でCPU203はIrms1が20A±25%の範囲内でないと判断した場合には、S514でIrms1が2.5A±25%の範囲内にあるか判断する。S514でCPU203は、Irms1が2.5A±25%の範囲内にあると判断した場合には、S515でリレー制御部204にRL212_on信号を出力し、リレー制御部204はRL212をオンにする。S516でCPU203は例えば100msec待ち、S517でIrms1が0A〜1.5Aの範囲内であるか判断する。S517でCPU203はIrms1が0A〜1.5Aの範囲内であると判断した場合は、S518で電源電圧検知部202の故障と判断する。S517でCPU203はIrms1が0A〜1.5Aの範囲内でないと判断した場合は、電流検知部205の故障と判断する。S514でCPU203はIrms1が2.5A±25%の範囲内でないと判断した場合にも、S519で電流検知部205の故障と判断する。
また、S502でCPU203が商用電源電圧が100V系と判断した場合は、S504でリレー制御部204にRL211_on信号を出力し、リレー制御部204はRL211をオンにする。S520でプリント開始の判断がされるまでS502、S504、S520を繰り返す。S520でCPU203はプリント開始と判断すると、S521でIrms1が10A±25%の範囲内にあるか否か判断する。S521でCPU203はIrms1が10A±25%の範囲内にあると判断した場合には、S522で電圧検知部207の故障とする。S521でCPU203はIrms1が10A±25%の範囲内にないと判断した場合には、S523でIrms1が5A±25%の範囲内にあるか判断する。S523でCPU203はIrms1が5A±25%の範囲内であると判断した場合には、S524でリレー制御部204にRL212_on信号を出力し、リレー制御部204はRL212をオンする。S525でCPU203は例えば100msec待ち、S526でIrms1が10A±25%の範囲内にあるか判断する。S526でCPU203はIrms1が10A±25%の範囲内にあると判断した場合には、S527で100V系に最適化した100Vモード制御を行う。100Vモード制御は図6で説明したとおりである。
S526でCPU203はIrms1が10A±25%の範囲内にないと判断した場合には、S528でIrms1が20A±25%の範囲内にあるか否かを判断する。S528でCPU203はIrms1が20A±25%の範囲内にあると判断した場合は、S529で電圧検知部207の故障であると判断する。S528でCPU203は20A±25%の範囲内でないと判断した場合は、S519で電流検知部205の故障と判断する。S523でCPU203はIrms1が5A±25%の範囲内にないと判断した場合には、S530でIrms1が2.5A±25%の範囲内にあるか判断する。S530でCPU203はIrms1が2.5A±25%の範囲内にあると判断した場合は、S531でRL211の故障とする。
S530でCPU203はIrms1が2.5A±25%の範囲内にないと判断した場合には、S532でIrms1が20A±25%の範囲内にあるかを判断する。S532でIrms1が20A±25%の範囲内にあると判断した場合、S533で電圧検知部207の故障とする。S532でCPU203はIrms1が20A±25%の範囲内でないと判断した場合には、S534でIrms1が0〜1.5Aの範囲内にあるか判断する。S534でCPU203はIrms1が0〜1.5Aの範囲内であると判断した場合、S535でRL211とRL212の両方が故障していると判断する。S534でCPU203はIrms1が0〜1.5Aの範囲内にないと判断した場合、S519で電流検知部205の故障とする。
このように本実施例によれば、抵抗値を切り替え可能な像加熱装置の切り替え用リレー及び電圧・電流検知回路の故障を確実に検知し、像加熱装置の信頼性を高めることができるとともに、最適なモードの制御を行うことが出来るように画像形成装置を提供できる。
実施例1で説明した画像形成装置や定着器の構成、回路と同じものについては説明を省略し以下同じ符号を用いて説明する。
図7のフローチャートを用いて説明する。画像形成装置の電源がオンされ、CPU203が動き出すと制御を開始する。S601ではリレー制御部204がRL214をオンする。S602でCPU203は、入力信号検知部が検知した入力信号により、入力信号が200V系を示すと判断した場合はS603に進み、入力信号が100V系を示すと判断した場合はS604に進む。S603ではリレー制御部204のRL211ラッチ部を動作させRL211をオフ状態に保持し、S605に進む。S605でプリント開始の判断がされるまでS602〜S605の処理を繰り返し行い、プリント制御が開始されるとS606に進む。S606でCPU203は電流検知部205によりIrms2が6A±25%の範囲の電流実効値を検知していると判断した場合、S607で200V系に最適化した200Vモード制御を行う。
S606でCPU203は電流検知部205が6A±25%の範囲の電流実効値を検知しないと判断した場合、S608へ進み電流検知部205が0A〜1.5Aの電流実効値を検知しているかを判断する。S608でCPU203はIrms2が0A〜1.5Aの範囲であると判断した場合には、S609でヒータ300に電力を供給することができずプリント動作を行えないので動作停止させる。S608でCPU203はIrms2が0A〜1.5Aの範囲でないと判断した場合には、S610に進む。S610でCPU203は電流検知部205によりIrms2が10A±25%の範囲内であることを検知したと判断した場合にはS611に進む。S611でCPU203は、通常の2倍の電力がヒータ300に供給される状態であるので、CPU203がヒータに本来供給しようとする電力を1/2にする制御を行うことで、実際にヒータに供給される電力を同じにしてプリントを行うようにする。S610でCPU203は、Irms2が10A±25%の範囲内でなかったと判断した場合は、S612でIrms2が20A±25%の範囲内にあるか判断する。S612でCPU203はIrms2が20A±25%の範囲内にあると判断した場合にS613に進む。S613でCPU203は、通常の4倍の電力がヒータ300に供給される状態(電力4倍モード)であるので、ヒータ300に本来供給しようとする1/4の電力に制御することで実際にヒータ300に供給される電力を同じにしてプリントを行うようにする。S612でCPU203はIrms2が20A±25%の範囲内でないと判断した場合にはS614に進み、S614でCPU203はIrms2が2.5A±25%の範囲内にあるか判断する。S614でCPU203はIrms2が2.5A±25%の範囲内であると判断した場合には、S615でCPU203はリレー制御部204にRL212_on信号を出力し、リレー制御部204はRL212をオンにして、S616で例えば100msec待つ。S617でCPU203はIrms2が0A〜1.5Aの範囲内であるか判断する。S617でIrms2が0A〜1.5Aの範囲内であると判断した場合は、ヒータ300に電力を供給できないのでS618で動作を停止させる。S617でCPU203はIrms2が0A〜1.5Aの範囲内でないと判断した場合及びS614でIrms2が2.5A±5%の範囲内でないと判断した場合は、S619で電流検知部205の故障の可能性があるので動作停止させる。
また、S602でCPU203は交流電源201が100V系と判断した場合は、S604でリレー制御部204はRL211をオンにする。S620でプリント開始の判断がされるまでS602、S604、S620を繰り返す。S620でCPU203はプリント開始と判断すると、S621でIrms2が10A±25%の範囲内にあるかを判断する。S621でCPU203はIrms2が10A±25%の範囲内にあると判断した場合には、S622で100V系モードとして動作させる。S621でCPU203はIrms2が10A±25%の範囲何でないと判断した場合には、S623でCPU203はIrms2が5A±25%の範囲内にあるかを判断する。S623でCPU203はIrms2が5A±25%の範囲内にあると判断した場合には、S624でCPU203はリレー制御部204にRL212_on信号を出力し、リレー制御部204はRL212をオン状態にして、S625で例えば100msec待つ。S626でCPU203はIrms2が10A±25%の範囲内であるか判断し、Irms2が10A±25%の範囲内であると判断すると、S627で100V系モードとして動作させる。S626でCPU203はIrms2が10A±25%の範囲内でないと判断した場合に、S628でIrms2が20A±25%の範囲内であるか判断する。S628でCPU203はIrms2が20A±25%の範囲内であると判断した場合に、S629で電力が1/2になるモード(電力1/2モード)と判断する。この場合、CPU203がヒータ300に供給しようとする電力を2倍に制御することで実際にヒータに供給する電力を通常と同じに合わせるようにする。その際には画像形成装置の印字速度を1/2に遅くすることで、100%通電を行っても電力が不足するといった問題が発生しないようにする。
S628でCPU203はIrms2が20A±25%の範囲内でないと判断した場合には、S619で動作停止させる。S623でCPU203はIrms2が5A±25%の範囲内でないと判断した場合は、S630でIrms2が2.5A±25%の範囲内にあるか判断する。S630でCPU203はIrms2が2.5A±25%の範囲内であると判断した場合には、S631で電力が1/4になるモード(電力1/4モード)と判断する。ここでCPU203はヒータ300に供給しようとする電力を4倍に制御することで実際にヒータ300に供給する電力を通常と同じに合わせるようにする。その際には画像形成装置の印字速度を1/4に遅くすることで、100%通電を行っても電力が不足するといった問題が発生しないようにする。S630でCPU203はIrms2が2.5A±25%の範囲内でないと判断した場合には、S632でIrms2が20A±25%の範囲内にあるか判断する。S632でCPU203はIrms2が2.5A±25%の範囲内にあると判断した場合は、S633で動作停止させる。S632でCPU203はIrms2が20A±25%の範囲内でないと判断した場合には、S634でCPU203はIrms2が0A〜1.5Aの範囲内にあるか判断する。S634でCPU203はIrms2が0A〜1.5Aの範囲内にあると判断した場合は、S635でヒータ300に電力を供給できないので動作停止させる。S634でCPU203はIrms2が0A〜1.5Aの範囲内でないと判断した場合は、S619で動作を停止する。
このように本実施例によれば、抵抗値を切り替え可能な像加熱装置の切り替え回路の一部が正常に動作しない場合においても、その状態に合わせてCPU203の制御を切り替えることで、プリントを行うことができる。
実施例1で説明した画像形成装置や定着器の構成、回路と同じものについては説明を省略し以下同じ符号を用いて説明する。
図8のフローチャートを用いて説明する。画像形成装置の電源がオンされ、CPU203が動き出すと制御を開始する。S801ではリレー制御部204がRL214をオンするとともに、RL211をオフ、RL212をオフにする。S802でCPU203はプリント開始の判断がされるまでS801〜S802の処理を繰り返し行い、プリント制御が開始されるとS803に進む。S803でCPU203は電流検知部205により検知電流Irms1が5A±25%の範囲内の電流実効値を検知していると判断した場合にはS804に進む。S804でCPU203は200V系モード制御でヒータ300に電力を投入しながら、温度検知素子131により温度上昇率の監視を行う。200V系モード制御は図6(a−1)、(a−2)に示すように数全波単位の制御周期で制御を行うものである。電力を一定時間投入した後S805に進む。そして、温度検知素子131により検知された検知結果に基づき、CPU203はそれまでの一定時間当たりの温度上昇率ΔTがあらかじめ定められた値T1以上であると判断した場合には、S806でそのまま200V系モードの制御を継続する。また、S805でCPU203は温度上昇率ΔTがT1未満であると判断した場合には、S807で電力1/2モードの動作に切り替える。電力1/2モードでは、CPU203がヒータ300に供給しようとする電力を2倍に制御することで実際にヒータに供給する電力を通常と同じに合わせるようにする。その際には画像形成装置の印字速度を1/2に遅くすることで、100%通電を行っても電力が不足するといった問題が発生しないようにするとともに、図6(a−1)、(a−2)に示すような制御周期が1全波単位の位相制御を行う。
S803でCPU203は、電流検知部205によりIrms1が5A±25%の範囲の実効電流値を検知していないと判断した場合には、S808でIrms1が2.5A±25%の範囲の実効電流値を検知しているか判断する。S808でCPU203はIrms1が2.5A±25%であると判断した場合には、S809に進む。S809でCPU203はリレー制御部204にRL211_on信号及びRL212_on信号を出力し、RL211及びRL212をオンにする。S810でCPU203は例えば100msec待つ。S811でCPU203は検知電流Irms1が10A±25%の範囲内の実効電流値を検知しているか否か判断する。S811でCPU203はIrms1が10A±25%の範囲内であると判断した場合には、S812で100V系モードで動作する。100Vモード制御は図6(a−1)、(a−2)に示すように制御周期が1全波単位で位相制御を行うものである。
S808でCPU203はIrms1が2.5A±25%の範囲内でない又はS811でCPU203はIrms1が10A±25%の範囲内でないと判断した場合には、S813で回路故障とする。
本実施例では、抵抗値切り替え可能な像加熱装置の電源電圧の情報がなくても、CPUが、抵抗値切り替えの前後の状態の電流検知結果と監視した温度上昇率により判断することで、像加熱装置の抵抗値状態と電源電圧に合った最適なプリントモードで制御できる。
211 リレー(導電経路切り替え手段に対応)
212 リレー(導電経路切り替え手段に対応)
214 リレー(導電経路切り替え手段に対応)
300 ヒータ
301 第一の導電経路
302 第二の導電経路
321 第一の電極
322 第二の電極
323 第三の電極

Claims (5)

  1. 記録材上に形成された画像を加熱する加熱手段を有する像加熱装置を備えた画像形成装置において、
    前記加熱手段は抵抗発熱パターンを熱源とするヒータを有し、前記ヒータは第一の導電経路と第二の導電経路と、第一の電極、第二の電極、及び第三の電極の3つの電極を有し、
    前記ヒータの前記第一の導電経路は前記第一の電極と前記第二の電極の間に接続されており、前記第二の導電経路は前記第二の電極と前記第三の電極の間に接続されており、
    前記加熱手段は、前記第一の導電経路と前記第二の導電経路を直列に接続した第一の動作状態と、前記第一の導電経路と前記第二の導電経路を並列に接続した第二の動作状態とを切り替える導電経路切り替え手段を有しており、
    前記第一の電極は、電源電圧の第一端子と接続されており、前記第二の電極は、前記導電経路切り替え手段を介して電源電圧の第二端子と接続されており、前記第三の電極は、前記導電経路切り替え手段を介して、電源電圧の前記第一端子及び電源電圧の前記第二端子と接続されており、
    前記第一の電極と前記第二の電極の間を流れる電流を検知する電流検知手段、前記第一の電極と第二の電極の間の電圧を検知する電圧検知手段、前記電源電圧の電圧を検知する電源電圧検知手段、及び前記電源電圧の電圧を指定するための入力手段を有し、
    前記電源電圧検知手段の結果により、前記導電経路切り替え手段により前記第一または第二の動作状態に切り替えるとともに、
    前記電流検知手段による電流検知結果により、前記第一または第二の動作状態と異なる動作状態に切り替え、該切り替え後の前記電流検知手段による他の電流検知結果により、画像形成装置の故障状態を特定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置は複数の制御状態を有し、
    前記電源電圧検知手段の結果により、前記導電経路切り替え手段が前記第一または第二の動作状態に切り替えるとともに、前記電流検知手段による電流検知結果により、前記第一または第二の動作状態と異なる動作状態に切り替え、切り替え後の電流検知手段による他の電流検知結果により、画像形成装置の異常を検知しなかった場合には、前記電流検知手段による電流検知結果と前記動作状態の切り替え後の他の電流検知結果によって、前記制御状態を切り替えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、前記入力手段の結果により、前記導電経路切り替え手段が前記第一または第二の動作状態に切り替えるとともに、前記電流検知手段による電流検知結果により、前記第一または第二の動作状態と異なる動作状態に切り替え、該切り替え後の電流検知手段による他の電流検知結果により、画像形成装置の制御状態を切り替えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記導電経路切り替え手段は少なくとも2つ以上の開閉器からなり、
    前記開閉器の少なくとも1つは前記電源電圧検知手段の検知結果によってのみ開閉が決まり、別の開閉器の少なくとも1つは前記電源電圧検知手段の検知結果によらず開閉が制御できる開閉器であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記電圧検知手段、若しくは前記入力手段の結果によらず、
    前記導電経路切り替え手段が前記第一の動作状態に切り替えを行うとともに、前記電流検知手段による電流検知結果により、前記第二の動作状態に切り替え、該切り替え後の電流検知手段による他の電流検知結果と前記電流検知結果によって、画像形成装置の故障状態の特定を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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