JP2011196393A - スラストころ軸受 - Google Patents

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育夫 伊藤
Tetsuro Inoue
哲朗 井上
Arihiro Fujiwara
有宏 藤原
Yuma Takeya
侑馬 竹谷
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【課題】レースの内径とシャフトの間の摩耗や焼付きを抑制することのできるスラストころ軸受を提供する。
【解決手段】スラストころ軸受130は、シャフト110の外径側に配置されるギヤ116を軸方向で支承するスラストころ軸受であり、複数のころ132と、保持器140と、ギヤ側レース150と、キャリア側レース160とを備えている。ギヤ116のレース側端面118は、径方向外方に向かってスラストころ軸受130側に傾斜するテーパ形状とされており、ギヤ側レース150のギヤ116に接触する接触面152は、径方向外方に向かって軸受の内方へ傾斜するテーパ形状とされている。そして、ギヤ側レース150の接触面152の傾斜角とギヤ116のレース側端面118の傾斜角は同一で、双方のテーパ形状は密着させることができ、ギヤ側レース150の内径はシャフト110の外径よりも大きく設定されている。
【選択図】図1

Description

この発明はスラストころ軸受に関する。具体的には、シャフトの外径側に配置されて回転する筒状部材を、軸方向で支承するスラストころ軸受に関する。
オートマチックトランスミッション(以下単にATと称す)には、減速機構として、プラネタリ機構が使用されているものがある。図10(a)に、従来技術によるプラネタリ機構1の正面図を、図10(b)にプラネタリ機構1の外観斜視図を示す。プラネタリ機構1は、太陽歯車2と、太陽歯車2に係合する2個の遊星歯車3と、遊星歯車3の外側に配置され内歯が遊星歯車3と係合する内歯歯車4を備えている。そして、太陽歯車2は軸2aに固定されており、遊星歯車3は、キャリア5に固定された軸3aにラジアルころ軸受3bを介して取付けられている。
そして、内歯歯車4が固定された状態で太陽歯車2の軸2aを回転させると、太陽歯車2に係合する遊星歯車3が自転しながら太陽歯車2の回りを公転する。そして、遊星歯車3の軸3aと共にキャリア5が太陽歯車2の外径側で太陽歯車2よりも遅い速度で太陽歯車2と同じ側に回転して、減速が行われる。このプラネタリ機構1は、入力軸と出力軸を同軸上に配置することができ、大きなトルクが伝達できるという特徴がある。
ところで、従来技術によるプラネタリ機構では、遊星歯車の軸方向はすべり軸受で支持されている。しかし、すべり軸受ではトルクが大きいため、トルク低減を目的として、この部位にスラストころ軸受を採用することが検討されている。
図11に、遊星歯車の軸方向の荷重をスラストころ軸受30で支承したプラネタリ機構の一部の断面を示す。スラストころ軸受30は、シャフト10の外径側にラジアルころ軸受20を介して配置されるギヤ16と、シャフト10を固定したキャリア14との間に配設されて、ギヤ16を軸方向で支承する軸受である。このギヤ16が図10の遊星歯車3に相当し、シャフト10が図10の軸3aに相当し、キャリア14が図10のキャリア5に相当する。
スラストころ軸受30は、複数のころ32と、これらのころを保持する保持器40と、ギヤ16側の軌道面を提供するギヤ側レース50と、キャリア14側の軌道面を提供するキャリア側レース60とを備えている。図12にころ32を保持した状態の保持器40および、ギヤ側レース50の平面図を示す。ギヤ側レース50には、中心部にシャフト10に挿通するための内径孔52が形成されており、内径孔52の周沿いの4箇所に等配で、潤滑油の流路となる潤滑孔54が、内径孔52を径方向外方に半円状に切り欠いた形状で形成されている。そして、キャリア側レース60はギヤ側レース50と形状が同一であり、キャリア側レース60には、ギヤ側レース50と同じ形状の内径孔および潤滑孔が形成されている。
特許文献1には、遊星歯車とキャリアの間にスラストニードル軸受を配設した遊星歯車機構が記載されている。
特開2005−213492号公報
しかしながら、ギヤ16は、公転運動をしながら自転しており、遠心力が2000G以上、自転速度は毎分一万回転以上という、過酷な使用環境にある。そして、スラストころ軸受30のギヤ側レース50は、ギヤ16から軸方向の荷重を受けて、ギヤ16とほぼ同じ速度でシャフト10の回りを自転する。そのため、ギヤ側レース50が遠心力により偏芯してシャフト10に接触すると、摩耗や焼付きが発生して、軸受の機能を損なうことがある。なお、摩耗や焼付きは、ギヤ側レース50の内径孔52と、潤滑油を循環させるために設けられた潤滑孔54とが交差する、内径孔52の切れ目付近を起点として発生しやすい。
本発明は、上述した問題を解決するために提案するものであり、本発明が解決しようとする課題は、レースの内径とシャフトの間の摩耗や焼付きを抑制することのできるスラストころ軸受を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明にかかるスラストころ軸受は次の手段をとる。
まず、本発明の第1の発明は、シャフトの外径側に配置されて回転する筒状部材を、軸方向で支承するスラストころ軸受であって、
複数のころと、これらのころを保持する保持器と、これらのころの軌道輪とされ前記筒状部材に面して配置されるレースとを備え、
前記筒状部材の前記レース側の端面がテーパ形状とされ、該レースの該筒状部材に面する接触面は、該筒状部材のテーパ形状の端面と密着させることができるテーパ形状とされており、
前記レースの内径は前記シャフトの外径よりも大きく設定されており、該レースは該シャフトに接触しない構成とされているスラストころ軸受である。
この第1の発明によれば、筒状部材に面して配置されるレースの筒状部材に接触する接触面は、筒状部材のレース側のテーパ形状とされた端面と密着させることができるテーパ形状とされている。よって、レースの径方向への移動が規制される。そして、レースの内径はシャフトの外径よりも大きく、レースの径方向の移動が規制されているために、レースはシャフトに接触しない構成とされている。よって、レースの内径とシャフトの間の摩耗や焼付きを抑制することのできるスラストころ軸受を提供することができる。
次に、本発明の第2の発明は、シャフトの外径側に配置されて回転する筒状部材を、軸方向で支承するスラストころ軸受であって、
複数のころと、これらのころを保持する保持器と、これらのころの軌道輪とされ前記筒状部材に面して配置されるレースとを備え、
前記レースの前記ころ側の面には該レースを一周するころ溝が形成され、該ころ溝の底面が該ころの軌道面とされており、
前記レースの内径は前記シャフトの外径よりも大きく設定されているスラストころ軸受である。
この第2の発明によれば、レースは、ころ側の面に形成されたころ溝に入り込んだころに担がれてガイドされる状態となり、径方向の移動が抑止される。そして、レースの内径はシャフトの外径よりも大きいため、レースの内径がシャフトに接触することがないので、レースの内径とシャフトの間の摩耗や焼付きを抑制することができる。
次に、本発明の第3の発明は、シャフトの外径側に配置されて回転する筒状部材を、軸方向で支承するスラストころ軸受であって、
複数のころと、これらのころを保持する保持器と、これらのころの軌道輪とされ前記筒状部材に面して配置されるレースとを備え、
前記レースに前記シャフトが挿通される内径孔の外周の複数箇所に、内径孔の外周を外径側に切り欠く複合R形状による凹部が形成され、該凹部は該シャフトの内径孔の周方向で非対称の形状とされており、
前記レースの回転方向前方の凹部の端が内径孔の外周に交差する傾斜角よりも、該レースの回転方向後方の凹部の端が内径孔の外周に交差する傾斜角の方が大きいスラストころ軸受である。
この第3の発明によれば、レースの回転方向前方で凹部が内径孔の外周に交差する傾斜角よりも、レースの回転方向後方で凹部が内径孔の外周に交差する傾斜角の方が大きく設定されている。そのため、凹部が、回転方向前方で潤滑油を取込み、回転方向後方で凹部に溜まった潤滑油をレースの内径側に掃き出す働きをする。よって、レースの内径側に潤滑油が積極的に供給されるため、レースの内径とシャフトとの間の摩耗や焼付きを抑制することができる。
次に、本発明の第4の発明は、シャフトの外径側に挿通されて回転する筒状部材を、軸方向で支承するスラスト軸受であって、
複数のころと、これらのころを保持する保持器と、これらのころの軌道輪となる二枚のレースとを備え、
前記二枚のレースにはそれぞれに鍔部が形成されており、
前記筒状部材側のレースは筒状部材にガイドされる構成とされており、
前記保持器の外径側またはこれに対向する前記レースの鍔部の内径側の少なくとも一方に油溜まり用の凹部が設けられているスラストころ軸受である。
この第4の発明によれば、レースを筒状部材にガイドされる鍔つきとすることで、レースの内径とシャフトが接触しない構成とすることにより、レースの内径とシャフトの間の摩耗や焼付きを抑制することができる。そして、保持器の外径側またはこれに対向するレースの鍔部の内径側の少なくとも一方に油溜まり用の凹部を設けて、保持器とレースの干渉する部分の潤滑を良くすることにより、保持器とレースの間の摩耗や焼付きを抑制することができる。
上述の本発明の各発明によれば、次の効果が得られる。
まず、上述の第1の発明によれば、レースの側面をテーパ形状としてレースの径方向の移動を規制し、レースの内径孔をシャフトの径よりも大きくして、レースがシャフトに接触しない構成とすることにより、レースの内径とシャフトの間の摩耗や焼付きを抑制することができる。
次に上述の第2の発明によれば、レースがころにガイドされる構成として、レースの径方向の移動を抑止すると共に、レースの内径孔をシャフトの径よりも大きくして、レースがシャフトに接触しない構成とすることにより、レースの内径とシャフトの間の摩耗や焼付きを抑制することができる。
次に上述の第3の発明によれば、レースの内径孔に複合R形状の凹部を設けて、凹部が潤滑油をレースの内径孔へ排出する構成とすることにより、レースの内径側に潤滑油が積極的に供給されるため、レースの内径とシャフトの間の焼付きや摩耗を抑制することができる。
次に上述の第4の発明によれば、レースを筒状部材にガイドされる構成として、レースがシャフトに接触しない構成とすることで、レースの内径とシャフトの間の摩耗や焼付きを抑制することができる。そして、保持器またはレースの少なくとも一方に油溜まり用の凹部を形成して保持器とレースの干渉する部分の潤滑を良くすることにより、保持器とレースの間の摩耗や焼付きを抑制することができる。
実施例1におけるスラストころ軸受の軸平行断面図である。 実施例2におけるスラストころ軸受の軸平行断面図である。 実施例3におけるレースと保持器の平面図である。 実施例3におけるレースの内径孔に形成された凹部の拡大図である。 実施例4におけるスラストころ軸受の軸平行断面図である。 実施例4における保持器の詳細を示す図である。 実施例4におけるレースの詳細を示す図である。 実施例5におけるスラストころ軸受の軸平行断面図である。 実施例6におけるスラストころ軸受のレースの平面図である。 従来技術によるプラネタリ機構を示す図である。 従来技術によるプラネタリ機構の一部を断面で示した図である。 図11に現れるレースと保持器の平面図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例にしたがって説明する。
実施例1のスラストころ軸受は、筒状部材でレースの径方向の移動を規制し、レースの内径をシャフトに接触させない構成として、レースの内径とシャフトの間の摩耗や焼付きを抑制するものである。
[実施例1の構成]
図1に、実施例1におけるスラストころ軸受130の軸平行断面図を示す。スラストころ軸受130は、シャフト110の外径側にラジアルころ軸受120を介して配置されるギヤ116を軸方向で支承するスラストころ軸受であって、シャフト110の外径側で、ギヤ116とキャリア114の間に配置されている。このギヤ116はプラネタリ機構の遊星歯車であって、本発明の筒状部材に相当する。そして、シャフト110はキャリア114に固定されている。そして、ギヤ116が図示しない太陽歯車と係合してシャフト110の回りを自転しながら太陽歯車の回りを公転し、シャフト110が太陽歯車の回りを回転し、キャリア114が太陽歯車と同軸で回転する構成とされている。
スラストころ軸受130は、複数のころ132と、これらのころ132を保持する保持器140と、これらのころ132のギヤ116側の軌道輪とされるギヤ側レース150と、キャリア114側の軌道輪とされるキャリア側レース160とを備えている。このギヤ側レース150が本発明の筒状部材に面して配置されるレースに相当する。そして、ギヤ側レース150に面するギヤ116のレース側端面118は、径方向外方に向かってスラストころ軸受130側に傾斜するテーパ形状とされている。そして、ギヤ側レース150のギヤ116に接触する接触面152は、径方向外方に向かってスラストころ軸受130の内方へ傾斜するテーパ形状とされている。そして、ギヤ側レース150の接触面152におけるテーパ形状の傾斜角とギヤ116のレース側端面118におけるテーパ形状の傾斜角は同一であって、双方のテーパ形状は密着させることができる構成とされている。なお、ギヤ側レース150のころ132と接触する側の側面は平面とされている。
そして、ギヤ側レース150の内径側のラジアルころ軸受120に接触する接触部154は平面とされている。そして、ギヤ側レース150の接触部154により、ラジアルころ軸受120のスラストころ軸受130側への飛び出しを防止すると共に、ラジアルころ軸受120の保持器124とのエッジあたりを防止している。そして、ギヤ側レース150の内径はシャフト110の外径よりも大きく設定されており、中立状態では、シャフト110がギヤ側レース150に接触しない構成とされている。
ところで、スラストころ軸受130が配置された部位は、ギヤ116に軸方向の荷重がかかっていない状態では、軸方向にわずかの隙間がある。そのため、ギヤ側レース150は重力あるいは遠心力の影響で径方向に移動することがある。そして、ギヤ側レース150が径方向に移動すると、ギヤ側レース150のテーパ形状の接触面152が、ギヤ116のテーパ形状のレース側端面118に接触した状態で、テーパ形状沿いに径方向および軸方向に移動する。そして、ギヤ側レース150の軸方向の移動によりギヤ側レース150が配置された部位の軸方向の隙間が埋まると、ギヤ側レース150の径方向の移動が停止する。そこで、この軸方向の隙間が埋まった状態で、ギヤ側レース150の内径がシャフト110に接触しないように、ギヤ側レース150の内径が定められている。
そして、ギヤ116に軸方向の荷重が作用した場合は、ギヤ側レース150が調心されて、ギヤ116のレース側端面118とギヤ側レース150の接触面152が密着した状態となる。
[実施例1の効果]
実施例1によれば、ギヤ側レース150のギヤ116に接触する接触部154は、ギヤ116のレース側端面118のテーパ形状と密着させることができるテーパ形状とされているので、ギヤ側レース150の径方向への移動が規制される。そして、ギヤ側レース150の内径はシャフト110の外径よりも大きく、ギヤ側レース150が遠心力等により径方向へ移動しても、ギヤ側レース150の径方向への移動が規制されて、ギヤ側レース150がシャフト110に接触しない構成とされている。
よって、レースの内径とシャフトの間の摩耗や焼付きを抑制することのできるスラストころ軸受を提供することができる。
[変形例]
実施例1では、ギヤ116のレース側端面118のテーパ形状と、ギヤ側レース150の接触面152のテーパ形状を、径方向外方に向かってスラストころ軸受130側に傾斜する形状としたが、径方向外方に向かってギヤ116側に傾斜する形状としても良い。
また、実施例1では、スラストころ軸受130のキャリア114側にキャリア側レース160を配置しているが、キャリア側レース160を廃止して、キャリア114がころ132の軌道面を提供する構成としても良い。
実施例2のスラストころ軸受は、レースがころにガイドされる構成としてレースの径方向の移動を抑止し、レースの内径をシャフトに接触させない構成として、レースの内径とシャフトの間の摩耗や焼付きを抑制するものである。
[実施例2の構成]
図2に、実施例2におけるスラストころ軸受230の軸平行断面図を示す。スラストころ軸受230は、シャフト210の外径側にラジアルころ軸受220を介して配置されるギヤ216を軸方向で支承するスラストころ軸受であって、シャフト210の外径側でギヤ216とキャリア214の間に配置されている。このギヤ216はプラネタリ機構の遊星歯車であって、本発明の筒状部材に相当する。シャフト210はキャリア214に固定されており、ギヤ216が図示しない太陽歯車と係合してシャフト210の回りを自転しながら太陽歯車の回りを公転し、シャフト210が太陽歯車の回りを回転し、キャリア214が太陽歯車と同軸で回転する構成とされている。
スラストころ軸受230は、複数のころ232と、これらのころ232を保持する保持器240と、これらのころ232のギヤ216側の軌道輪とされるギヤ側レース250と、キャリア214側の軌道輪とされるキャリア側レース260とを備えている。このギヤ側レース250が本発明の筒状部材に面して配置されるレースに相当する。そして、ギヤ側レース250のころ232側の面にはころ溝252がギヤ側レース250を一周する態様で形成されており、ころ溝252の底面がころ232の軌道面とされている。
そして、ギヤ側レース150の内径寸法は、シャフト210と非接触とするためにシャフト210の外径寸法よりも大きく設定され、かつ、ラジアルころ軸受220の軸方向の移動を押さえるためにラジアルころ軸受220の外径よりも小さく設定されている。
[実施例2の効果]
実施例2によれば、ころ232は保持器240にガイドされ、ギヤ側レース250は、ころ溝252に入り込んだころ232に担がれてころ232にガイドされる。そのため、ギヤ側レース250は、保持器240にガイドされるころ232により、径方向の移動が抑止される。そして、ギヤ側レース250の内径はシャフト210の内径よりも大きく設定されているので、ギヤ側レース250の内径がシャフト210に接触することがない。
よって、レースの内径とシャフトの間の摩耗や焼付きを抑制することのできるスラストころ軸受を提供することができる。
なお、ギヤ側レース250の内径とシャフト210の外径の間に隙間があるため、潤滑油がラジアルころ軸受220の側からスラストころ軸受230へ供給されやすくなるので、スラストころ軸受230のトルクが安定し、保持器240とシャフト210との間の摩耗や焼付きが抑制される。
[変形例]
実施例2では、スラストころ軸受230のキャリア214側にキャリア側レース260を配置しているが、キャリア側レース260を廃止して、キャリア214がころ232の軌道面を提供する構成としても良い。
実施例3のスラストころ軸受は、レースの内径孔に複合R形状の凹部を設けて、凹部が潤滑油をシャフト側へ積極的に供給する構成として、レースの内径とシャフトの間の摩耗や焼付きを抑制するものである。
[実施例3の構成]
実施例3のスラストころ軸受は、従来技術のスラストころ軸受30のギヤ側レース50および保持器40の形状を改良したものである。実施例3のスラストころ軸受の他の構成および使用される環境はスラストころ軸受30と同様であるので、図11およびスラストころ軸受30についての記載を参照し、詳細な説明は省略する。
図3(a)に実施例3のスラストころ軸受のギヤ側レース350の平面図を、図3(b)に実施例3のスラストころ軸受の保持器340がころ332を保持した状態の平面図を示す。ギヤ側レース350には、中央にシャフトを挿通する内径孔352が形成されており、内径孔352の外周の4箇所に等配で、内径孔352の外周を切り欠く複合R形状の凹部354が形成されている。そして、保持器340には、中央にシャフトを挿通する内径孔342が形成されており、内径孔342の外周の4箇所に等配で、内径孔342の外周を切り欠く複合R形状の凹部344が形成されている。この保持器340の内径孔342および凹部344は、ギヤ側レース350の内径孔352および凹部354と同一の形状とされている。
図4に、図3に符号Aで示したギヤ側レース350の凹部354の部分の拡大図を示す。図4の矢印は、ギヤ側レース350の回転方向を示しており、破線は切り欠かれた内径孔352の外周を示している。凹部354は、内径孔352の周方向で非対称であり、ギヤ側レース350の回転方向前方の凹部354の端が内径孔352の外周に交差する傾斜角はゼロであって、ギヤ側レース350の回転方向前方では、凹部354は内径孔352を接線方向に切り欠いている。そして、図4にθで示した、ギヤ側レース350の回転方向後方における凹部354の端が内径孔352の外周に交差する傾斜角は約60°であって、回転方向前方の凹部354の端が内径孔352の外周に交差する傾斜角よりも大きい。
そして、ギヤ側レース350の回転により凹部354の前方から凹部354に流入した潤滑油は、一時的に凹部354に蓄えられる。そして、凹部354の後方でシャフト側へ押し出されて、シャフト側を積極的に潤滑する。そして、シャフト側に供給された潤滑油は、ギヤ側レース350につれ回りしてギヤ側レース350よりも遅い速度で回転する保持器340の凹部344へと流入し、一時的に保持器340の凹部344に蓄えられる。そして、保持器340の凹部344に蓄えられた潤滑油は、凹部344の後方でシャフト側へ押出されて、シャフト側を積極的に潤滑する。
[実施例3の効果]
実施例3によれば、ギヤ側レース350の凹部354により、潤滑油がシャフト側へ押し出されてシャフト側を積極的に潤滑するので、ギヤ側レース350の内径面とシャフトとの間の摩耗や焼付きが抑制される。よって、レースの内径とシャフトの間の摩耗や焼付きを抑制することのできるスラストころ軸受を提供することができる。
そして、保持器340の凹部344により潤滑油がシャフト側へ押し出されてシャフト側を積極的に潤滑するので、保持器340の内径面とシャフトとの間の摩耗や焼付きが抑制される。
[変形例]
実施例3では、ギヤ側レース350および保持器340に複合R形状の凹部354および凹部344を設けたが、保持器340の凹部344は省略しても良い。また、凹部354の内径孔352と交差する角度は実施例3で示したものに限定されない。
ギヤ側レース350の回転方向前方で凹部354が内径孔352の外周に交差する傾斜角よりも、ギヤ側レース350の回転方向後方で凹部354が内径孔352の外周に交差する傾斜角を大きくすることにより、凹部354に潤滑油をシャフト側へ押し出す働きをさせることができる。なお、ギヤ側レース350の回転方向前方で凹部354が内径孔352の外周に交差する傾斜角は30°以下であることが好ましい。そして、ギヤ側レース350の回転方向後方で凹部354が内径孔352の外周に交差する傾斜角は45°以上であることが好ましい。
実施例4のスラストころ軸受は、レースを筒状部材にガイドさせることによりレースがシャフトに接触しない構成とすると共に、レースと保持器が干渉する部位に潤滑油を保持できる構造を設けて、レースと保持器の間の摩耗や焼付きを抑制するものである。
[実施例4の構成]
図5に、実施例4におけるスラストころ軸受430の軸平行断面図を示す。スラストころ軸受430は、シャフト410の外径側にラジアルころ軸受420を介して配置されるギヤ416を軸方向で支承するスラストころ軸受であって、シャフト410の外径側でギヤ416とキャリア414の間に配置されている。このギヤ416はプラネタリ機構の遊星歯車であって、本発明の筒状部材に相当する。そして、シャフト410はキャリア414に固定されており、ギヤ416が図示しない太陽歯車と係合してシャフト410の回りを自転しながら太陽歯車の回りを公転し、シャフト410が太陽歯車の回りを回転し、キャリア414が太陽歯車と同軸で回転する構成とされている。
スラストころ軸受430は、複数のころ432と、これらのころ432を保持する保持器440と、これらのころ432のギヤ416側の軌道輪とされるギヤ側レース450と、キャリア414側の軌道輪とされるキャリア側レース460とを備えている。そして、ギヤ側レース450の内径側の端部には円筒状の鍔部452が形成されており、キャリア側レース460の外径側の端部には円筒状の鍔部462が形成されている。そして、ギヤ側レース450は、ギヤ416の内径側の端部に形成された鍔にガイドされる構成とされている。
そして、保持器440の外径側には、図6に示すように、油溜まり用の凹部442が形成されている。図6(a)は、スラストころ軸受430の保持器440の軸平行断面の一部であり、図の下側が、保持器440の外径側である。そして、図6(b)は、図6(a)におけるA矢視図であり、図6(c)は、図6(a)におけるB矢視図であって、図6(c)の実線の矢印は保持器440の回転方向を示しており、破線の矢印は保持器440の外径側において潤滑油が流れる方向を示している。
凹部442は、図6(b)に示すように、開口部が矩形とされ、凹部442の周方向の断面は複合R形状とされている。そして、凹部442は保持器440の外径の周方向で非対称であり、保持器440の回転方向前方で凹部442の端が保持器440の外径の接線方向に交差する傾斜角は約30°である。そして、保持器440の回転方向後方で凹部442の端が保持器440の外径の接線方向に交差する傾斜角は約60°である。そして、図6(c)に示すように、凹部442は、保持器440の回転方向前方ではなだらかに深くなり、保持器440の回転方向後方では急激に浅くなる形状とされている。
この凹部442は潤滑油を保持して保持器440の外径とキャリア側レース460の鍔部462の内径との間に油膜を形成する働きをする。そして、凹部442は保持器440の回転方向後方で潤滑油をキャリア側レース460の鍔部462の内径側に排出して、キャリア側レース460と保持器440を遠ざける働きをする。
そして、キャリア側レース460の鍔部462の内径側には、図7に示すように、油溜まり用の凹部464が形成されている。図7(a)は、キャリア側レース460の一部を破断して示した外観斜視図であり、図7(b)は、図7(a)におけるC矢視図であって、図7(b)の実線の矢印はキャリア側レース460の保持器440に対する相対回転方向を示している。以下の説明では、このキャリア側レース460の相対回転方向をキャリア側レース460の回転方向と呼ぶ。
凹部464は、図7(a)、図7(b)に示すように、開口部が矩形とされ、凹部464の周方向の断面は複合R形状とされている。そして、凹部464は、鍔部462の内径側の周方向で非対称であり、キャリア側レース460の回転方向前方で凹部464の端が鍔部462の内径の接線方向に交差する傾斜角は約30°である。そして、鍔部462の回転方向後方で凹部464の端が鍔部462の内径の接線方向に交差する傾斜角は約60°である。そして、図7(a)、図7(b)に示すように、凹部464はキャリア側レース460の回転方向前方でなだらかに深くなり、キャリア側レース460の回転方向後方で急激に浅くなる形状とされている。
この凹部464は潤滑油を保持してキャリア側レース460の鍔部462の内径と保持器440の外径との間に油膜を形成する働きをする。そして、凹部464はキャリア側レース460の回転方向後方で潤滑油を保持器440の外径側に排出して、キャリア側レース460と保持器440を遠ざける働きをする。
なお、キャリア側レース460が、図7(b)に想像線の矢印で示した方向にも回転し、回転が双方にわたる場合には、図7(a)、図7(b)に想像線で示す凹部466を、キャリア側レース460の周方向で凹部464に対称な形状として、鍔部462の内径の周方向に凹部464と交互に形成しても良い。
[実施例4の効果]
実施例4によれば、ギヤ側レース450にギヤ416にガイドされる鍔部452を形成して、ギヤ側レース450の内径とシャフト410が接触しない構成とすることにより、ギヤ側レース450の内径とシャフト410の間の摩耗や焼付きを抑制することができる。
そして、保持器440の外径側およびこれに対向するキャリア側レース460の鍔部462の内径側の双方に油溜まり用の凹部442および凹部464を設け、保持器440とキャリア側レース460との間に油膜を形成して保持器440とキャリア側レース460の間の潤滑を良くすることができる。また、保持器440の凹部442およびキャリア側レース460の凹部464から排出される潤滑油が保持器440とキャリア側レース460を遠ざけるので、保持器440とキャリア側レース460の接触を低減させることができる。よって、保持器440とキャリア側レース460の間の摩耗や焼付きを抑制することができる。
[変形例]
実施例4では、保持器440の外径側およびこれに対向するキャリア側レース460の鍔部462の内径側の双方に油溜まり用の凹部442および凹部464を設けたが、凹部は、これらのいずれか一方のみに設けても良い。
また、保持器440の内径側あるいはこれと対向するギヤ側レース450の鍔部452の外径側に油溜まり用の凹部を設けても良い。
実施例5のスラストころ軸受は、レースの内径とシャフトのレースの内径に接触する部位を斜面形状とし、レースの内径とシャフトの接触面積を増加させ、接触面の圧力を低下させて、レースの内径とシャフトの間の摩耗や焼付きを抑制するものである。
[実施例5の構成]
図8に、実施例5におけるスラストころ軸受530の軸平行断面図を示す。スラストころ軸受530は、シャフト510の外径側にラジアルころ軸受520を介して配置される筒状の部材であるギヤ516を軸方向で支承するスラストころ軸受であって、シャフト510の外径側でギヤ516とキャリア514の間に配置されている。このギヤ516はプラネタリ機構の遊星歯車であり、シャフト510はキャリア514に固定されている。そして、ギヤ516が図示しない太陽歯車と係合してシャフト510の回りを自転しながら太陽歯車の回りを公転し、シャフト510が太陽歯車の回りを回転し、キャリア514が太陽歯車と同軸で回転する構成とされている。
スラストころ軸受530は、複数のころ532と、これらのころ532を保持する保持器540と、これらのころ532のギヤ516側の軌道輪とされるギヤ側レース550と、キャリア514側の軌道輪とされるキャリア側レース560とを備えている。そして、ギヤ側レース550の内径はギヤ516の側からスラストころ軸受530の軸方向内方に向かって拡径する傾斜面552とされている。そして、ギヤ側レース550の傾斜面552に面するシャフト510の外径には、傾斜面552と傾斜が同一の傾斜部511が形成されている。そして、シャフト510の傾斜部511よりもキャリア514側は、傾斜部511で拡径した外径と同一の外径を有する大径部512とされている。
[実施例5の効果]
実施例5によれば、ギヤ側レース550の内径および、シャフト510のギヤ側レース550の内径と接触する部位を斜面形状として、ギヤ側レース550の内径とシャフト510の接触面積が増加させることにより、接触面の圧力を低下させることができる。よって、レースの内径とシャフトの間の摩耗や焼付きを抑制することができる。
実施例6のスラストころ軸受は、潤滑孔を内径孔に交差しない位置に設けて内径孔の切れ目を解消すると共に、レースの内径とシャフトの接触面積を増加させて、レースの内径とシャフトの間の摩耗や焼付きを抑制するものである。
[実施例6の構成]
実施例6のスラストころ軸受は、従来技術のスラストころ軸受30のギヤ側レース50およびキャリア側レース60の形状を改良したものである。実施例6のスラストころ軸受の他の構成および使用される環境はスラストころ軸受30と同様であるので、図11およびスラストころ軸受30についての記載を参照し、詳細な説明は省略する。
図9に、実施例6のスラストころ軸受のギヤ側レース650の平面図を示す。ギヤ側レース650には、図9に示すとおり、潤滑油を循環させる潤滑孔654が、内径孔652と交差しない態様で、同一円周上の4箇所に等配で形成されている。なお、潤滑孔654の径方向位置は、潤滑油を循環させるために、潤滑孔654の全体または一部がギヤの内径よりも内側となるように設定されている。
[実施例6の効果]
実施例6によれば、摩耗や焼付きが生じやすかった内径孔の切れ目を解消することにより、ギヤ側レースの内径とシャフトの間の摩耗や焼付きを抑制することができる。そして、内径孔の切り欠きを解消することにより、内径孔とシャフトの接触面積が増加するので、接触面の圧力が低下して、ギヤ側レースの内径とシャフトの間の摩耗や焼付きを抑制することができる。
よって、レースの内径とシャフトの間の摩耗や焼付きを抑制することのできるスラストころ軸受を提供することができる。
上記の各実施例では、遊星歯車を軸方向で支承する例を示したが、本発明に係るスラストころ軸受は、径方向に重力あるいは遠心力が働く状態で使用されるスラストころ軸受に対して適用できるものである。
その他、本発明に係るスラストころ軸受はその発明の思想の範囲で、各種の形態で実施できるものである。
1 プラネタリ機構
2 太陽歯車
2a 軸
3 遊星歯車
3a 軸
3b ラジアルころ軸受
4 内歯歯車
5 キャリア
10 シャフト
14 キャリア
16 ギヤ
20 ラジアルころ軸受
22 ころ
24 保持器
30 スラストころ軸受
32 ころ
40 保持器
50 ギヤ側レース
52 内径孔
54 潤滑孔
60 キャリア側レース
110 シャフト
114 キャリア
116 ギヤ
118 レース側端面
120 ラジアルころ軸受
122 ころ
124 保持器
130 スラストころ軸受
132 ころ
140 保持器
150 ギヤ側レース
152 接触面
154 接触部
160 キャリア側レース
210 シャフト
214 キャリア
216 ギヤ
220 ラジアルころ軸受
222 ころ
224 保持器
230 スラストころ軸受
232 ころ
240 保持器
250 ギヤ側レース
252 ころ溝
260 キャリア側レース
332 ころ
340 保持器
342 内径孔
344 凹部
350 ギヤ側レース
352 内径孔
354 凹部
410 シャフト
414 キャリア
416 ギヤ
420 ラジアルころ軸受
422 ころ
424 保持器
430 スラストころ軸受
432 ころ
440 保持器
442 凹部
450 ギヤ側レース
452 鍔部
460 キャリア側レース
462 鍔部
464 凹部
466 凹部
510 シャフト
511 傾斜部
512 大径部
514 キャリア
516 ギヤ
520 ラジアルころ軸受
522 ころ
524 保持器
530 スラストころ軸受
532 ころ
540 保持器
550 ギヤ側レース
552 傾斜面
560 キャリア側レース
650 ギヤ側レース
652 内径孔
654 潤滑孔

Claims (4)

  1. シャフトの外径側に配置されて回転する筒状部材を、軸方向で支承するスラストころ軸受であって、
    複数のころと、これらのころを保持する保持器と、これらのころの軌道輪とされ前記筒状部材に面して配置されるレースとを備え、
    前記筒状部材の前記レース側の端面がテーパ形状とされ、該レースの該筒状部材に接触する接触面は、該筒状部材のテーパ形状の端面と密着させることができるテーパ形状とされており、
    前記レースの内径は前記シャフトの外径よりも大きく設定されており、該レースは該シャフトに接触しない構成とされているスラストころ軸受。
  2. シャフトの外径側に配置されて回転する筒状部材を、軸方向で支承するスラストころ軸受であって、
    複数のころと、これらのころを保持する保持器と、これらのころの軌道輪とされ前記筒状部材に面して配置されるレースとを備え、
    前記レースの前記ころ側の面にはレースを一周するころ溝が形成され、該ころ溝の底面が該ころの軌道面とされており、
    前記レースの内径は前記シャフトの外径よりも大きく設定されているスラストころ軸受。
  3. シャフトの外径側に配置されて回転する筒状部材を、軸方向で支承するスラストころ軸受であって、
    複数のころと、これらのころを保持する保持器と、これらのころの軌道輪とされ前記筒状部材に面して配置されるレースとを備え、
    前記レースに前記シャフトが挿通される内径孔の外周の複数箇所に、内径孔の外周を外径側に切り欠く複合R形状による凹部が形成され、該凹部は該シャフトの内径孔の周方向で非対称の形状とされており、
    前記レースの回転方向前方の凹部の端が内径孔の外周に交差する傾斜角よりも、該レースの回転方向後方の凹部の端が内径孔の外周に交差する傾斜角の方が大きいスラストころ軸受。
  4. シャフトの外径側に挿通されて回転する筒状部材を、軸方向で支承するスラストころ軸受であって、
    複数のころと、これらのころを保持する保持器と、これらのころの軌道輪となる二枚のレースとを備え、
    前記二枚のレースにはそれぞれに鍔部が形成されており、
    前記筒状部材側のレースは筒状部材にガイドされる構成とされており、
    前記保持器の外径側またはこれに対向する前記レースの鍔部の内径側の少なくとも一方に油溜まり用の凹部が設けられているスラストころ軸受。
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