JP2011196170A - パネル体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 メッシュパネルの設置状態をアレンジすることができ、且つ必要がないときにはコンパクトにしまうことのできるパネル体の提供。
【解決手段】 複数のメッシュパネル2,2,…を備え、メッシュパネルは、向きを変更可能であると共にメッシュパネルの並び方向に移動可能である。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数のメッシュパネル2,2,…を備え、メッシュパネルは、向きを変更可能であると共にメッシュパネルの並び方向に移動可能である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、メッシュパネルを用いたパネル体に関する。
目隠しや日除け等を目的として、従来より敷地の境界等にメッシュパネルを設置し、そのメッシュパネルにつる植物を巻付かせて緑化することが行われている。従来の緑化に用いられるメッシュパネルとしては、線材を縦横の格子状に編んだ平面的なものや、特許文献1に記載されているような一定の厚みのある立体的なメッシュパネルがあった。
メッシュパネルを用いたフェンスやスクリーンは、冬になると植物が枯れてしまうため、目隠しや日除けの効果が得られなくなる。特に、テラスの側面や正面のスクリーンにメッシュパネルを用いた場合、冬場は目隠しや日除けの効果が得られない上に、テラスへの人の出入りが無駄に制限され、邪魔なだけのものとなってしまう。また従来は、メッシュパネルを固定的に設置していたので、植物の種類に応じて植物が生育しやすいようにメッシュパネルをアレンジしたり、採光・採風を調節したりすることができなかった。
メッシュパネルを用いたフェンスやスクリーンは、冬になると植物が枯れてしまうため、目隠しや日除けの効果が得られなくなる。特に、テラスの側面や正面のスクリーンにメッシュパネルを用いた場合、冬場は目隠しや日除けの効果が得られない上に、テラスへの人の出入りが無駄に制限され、邪魔なだけのものとなってしまう。また従来は、メッシュパネルを固定的に設置していたので、植物の種類に応じて植物が生育しやすいようにメッシュパネルをアレンジしたり、採光・採風を調節したりすることができなかった。
本発明は以上に述べた実情に鑑み、メッシュパネルの設置状態をアレンジすることができ、且つ必要がないときにはコンパクトにしまうことのできるパネル体の提供を目的とする。
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明によるパネル体は、複数のメッシュパネルを備え、メッシュパネルは、向きを変更可能であると共にメッシュパネルの並び方向に移動可能であることを特徴とする。
請求項2記載の発明によるパネル体は、請求項1記載の発明の構成に加え、メッシュパネルは、平面視で少なくとも一箇所の曲がり部を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明によるパネル体は、請求項1又は2記載の発明の構成に加え、メッシュパネルは、見込み方向に間隔をあけて左右逆向きにのびる部分を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明によるパネル体は、請求項1,2又は3記載の発明の構成に加え、上レールと、上レールに沿って移動可能に上レールから吊り下げた支柱と、支柱の周囲に嵌めた筒状のメッシュパネル取付材とを備え、メッシュパネル取付材は支柱の周りを回転自在であると共に向きを固定するための固定具を有し、メッシュパネルはメッシュパネル取付材に取付けてあることを特徴とする。
請求項5記載の発明によるパネル体は、請求項1,2,3又は4記載の発明の構成に加え、上レールと、上レールに沿って移動可能に上レールから吊り下げた支柱と、支柱の下端部を案内する下レールを備え、下レールは、支柱の下端部を受け入れる開口を有し、支柱の下端部には、支柱の下端部が下レールから抜けるのを防ぐストッパーを有することを特徴とする。
請求項6記載の発明によるパネル体は、請求項1,2,3,4又は5記載の発明の構成に加え、上レールと、上レールに沿って移動可能に上レールから吊り下げた支柱とを備え、支柱は、上端部に上レールを転動するローラーと、上レールを挟持・解除可能なクランプ具とを有することを特徴とする。
請求項7記載の発明によるパネル体は、請求項1,2又は3記載の発明の構成に加え、レールと、メッシュパネルをレールから吊る吊具を有し、吊具は、レールに係合する上部材と、メッシュパネルに固定した下部材とからなり、上部材と下部材とは垂直軸周りに相対回転可能に係合していることを特徴とする。
請求項8記載の発明によるパネル体は、請求項1,2,3又は7記載の発明の構成に加え、下レールと係合具を有し、係合具は、メッシュパネルに固定した上部材と、下レールに係合する下部材とを有し、上部材と下部材とは垂直軸周りに相対回転可能に係合していることを特徴とする。
請求項9記載の発明によるパネル体は、請求項7又は8記載の発明の構成に加え、上部材又は下部材の一方の部材には、垂直軸周りに複数の係止受け部を有し、他方の部材は、複数の係止受け部のいずれかに選択的に係止する係止部を有することを特徴とする。
請求項10記載の発明によるパネル体は、請求項1,2,3,7,8又は9記載の発明の構成に加え、メッシュパネルを上下方向に突っ張り固定していることを特徴とする。
請求項1記載の発明によるパネル体は、複数のメッシュパネルを備え、メッシュパネルは向きを変更可能であると共にメッシュパネルの並び方向に移動可能であるため、メッシュパネルの向きや間隔を適宜調節して簡単にアレンジでき、必要のないときにはメッシュパネルを接近させてコンパクトにしまうことができる。
請求項2記載の発明によるパネル体は、メッシュパネルが平面視で少なくとも一箇所の曲がり部を有しているので、多様な立体的なメッシュを形成でき、平面的なメッシュパネルよりも高強度でデザイン性に優れ、しかも立体的な盤状のメッシュパネルと比べて製作が容易で、安価に提供できる。つる植物を絡みつかせて緑化する植栽パネル体として用いる場合には、つる植物の種類に応じて、つる植物が絡みやすいように多様な立体的なメッシュを形成でき、メッシュパネルを間隔をおいて配置することで、メッシュパネル間に手を入れて剪定や実の収穫が容易に行え、完全に緑化しても通風性を得ることができる。
請求項3記載の発明によるパネル体は、メッシュパネルを、見込み方向に間隔をあけて左右逆向きにのびる部分を有するものとしたので、植栽パネル体として用いる場合にボリューム感のある緑化が可能であり、メッシュパネルの剛性が高く植物に覆われても風や自重により変形しにくい。また、メッシュパネルの側部が順次ラップする状態に配置しても、メッシュパネル間に空間が形成されるので、メッシュパネル間に手を入れて植物の実の収穫や剪定が容易に行え、またメッシュパネル間の空間を風が通るので、メッシュパネルが完全に緑化しても遮視しながら通風できる。さらに、メッシュパネルの向きを変えることで、立体を好むつる植物と面を這うように成長するつる植物のどちらにも対応することができる。
請求項4記載の発明によるパネル体は、支柱を上レールに沿って移動可能に上レールから吊り下げ、支柱の周囲に嵌めた筒状のメッシュパネル取付材にメッシュパネルが取付けてあり、メッシュパネル取付材を支柱の周りで回転させることでメッシュパネルの向きを簡単に変えることができ、尚且つ固定具によりメッシュパネルを好きな向きで固定できる。
請求項5記載の発明によるパネル体は、支柱の下端部を案内する下レールを備え、下レールは支柱の下端部を受け入れる開口を有し、支柱の下端部に下レールから抜けるのを防ぐストッパーを設けたので、支柱を上下レール間に安定して設置できる。
請求項6記載の発明によるパネル体は、上レールと、上レールに沿って移動可能に上レールから吊り下げた支柱とを備え、支柱は、上端部に上レールを転動するローラーと、上レールを挟持・解除可能なクランプ具とを有するので、支柱の位置をスムーズに移動させられると共に、任意の位置で簡単に固定できる。
請求項7記載の発明によるパネル体は、レールと、メッシュパネルをレールから吊る吊具を有し、吊具は、レールに係合する上部材と、メッシュパネルに固定した下部材とからなり、上部材と下部材とは垂直軸周りに相対回転可能に係合しているため、メッシュパネルがレールと吊具により安定して支持され、尚且つメッシュパネルの向きを変えられると共にメッシュパネルをレールに沿って移動できる。
請求項8記載の発明によるパネル体は、下レールと係合具を有し、係合具は、メッシュパネルに固定した上部材と、下レールに係合する下部材とを有し、上部材と下部材とは垂直軸周りに相対回転可能に係合しているため、メッシュパネルの移動及び向きの変更がスムーズに安定して行える。
請求項9記載の発明によるパネル体は、上部材又は下部材の一方の部材には、垂直軸周りに複数の係止受け部を有し、他方の部材は、複数の係止受け部のいずれかに選択的に係止する係止部を有することで、メッシュパネルを所定の多種類の向きで正確に固定できる。
請求項10記載の発明によるパネル体は、メッシュパネルを上下方向に突っ張り固定することで、メッシュパネルの向き及び位置を簡単に固定でき、また突っ張りを解除するだけでメッシュパネルを移動及び回転させられるので、メッシュパネルのアレンジが簡単に行える。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜10は、本発明のパネル体の一実施形態を示している。本実施形態は、図1に示すように、住宅の外壁に付けてテラス6が設置してあり、テラス6の前部の柱7,7間の間口にパネル体8を設置している。パネル体8は、テラス6の屋根9の前梁10の下面に上レール1を取付け、土間11上の柱7,7間に下レール12を取付け、上下レール1,12間に多数のメッシュパネル2,2,…を上下レール1,12の長手方向に間隔をおいて並べて配置して構成してある。本パネル体8は、各メッシュパネル2の向きを変更できることに加え、各メッシュパネル2を上下レール1,12の長手方向に沿って移動でき、且つ任意の位置で固定できるようになっている。
上下レール1,12間には、図2に示すように、支柱14が設けてある。支柱14は、図7に示すように、円形断面のパイプ状になっている。支柱14には、支柱14よりも一回り太いパイプ状の支柱カバー30が取付けてあり、支柱カバー30にメッシュパネル2が金具31で取付けてある。
メッシュパネル2は、金属の線材13a,13bを縦横に50〜100mm程度の間隔をおいて溶接して格子状に形成してあり、図3,7に示すように、見込み面部2aと、見込み面部2aの前側と後側の端部より右側と左側にのびる見付け面部2b,2cとを有し、2箇所の直角な曲がり部を有する平面視クランク状となっており、見込み面部2aを支柱カバー30に取付けてある。
支柱14の外周面には、図7に示すように、円周方向に間隔をおいて多数の溝32が長手方向に形成してあり、支柱カバー30の内周面には支柱14の溝32に係止する突条33が円周方向に間隔をおいて複数形成してある。支柱カバー30には、突条33が形成された部分の反対側にノブボルト34が設けてあり、ノブボルト34のネジ部の先端には支柱14の外周面に当接する当接部材35が設けてあり、ノブボルト35を締め付けることで支柱14を突条33が設けられた支柱カバー30内周面に押し付け、突条33に支柱14の溝32が係止することで、メッシュパネル2を取付けた支柱カバー30が回転しないように固定している。
メッシュパネル2は、金属の線材13a,13bを縦横に50〜100mm程度の間隔をおいて溶接して格子状に形成してあり、図3,7に示すように、見込み面部2aと、見込み面部2aの前側と後側の端部より右側と左側にのびる見付け面部2b,2cとを有し、2箇所の直角な曲がり部を有する平面視クランク状となっており、見込み面部2aを支柱カバー30に取付けてある。
支柱14の外周面には、図7に示すように、円周方向に間隔をおいて多数の溝32が長手方向に形成してあり、支柱カバー30の内周面には支柱14の溝32に係止する突条33が円周方向に間隔をおいて複数形成してある。支柱カバー30には、突条33が形成された部分の反対側にノブボルト34が設けてあり、ノブボルト34のネジ部の先端には支柱14の外周面に当接する当接部材35が設けてあり、ノブボルト35を締め付けることで支柱14を突条33が設けられた支柱カバー30内周面に押し付け、突条33に支柱14の溝32が係止することで、メッシュパネル2を取付けた支柱カバー30が回転しないように固定している。
メッシュパネル2の向きを変更するときは、図8に示すように、ノブボルト34を緩めることで当接部材35が支柱14から離れ、支柱14の溝32から支柱カバー30の突条33が外れるので、支柱カバー30はメッシュパネル2と共に支柱14の周りを自由に回転できる。所望の向きにメッシュパネル2を回転させたら、ノブボルト2を再度締め付ける。すると、図9に示すように、当接部材35を介して支柱14の溝が形成された外周面に支柱カバー30の内周面が押し付けられ、突条33が支柱14の溝32に係止することで、支柱カバー30及びメッシュパネル2の向きが固定される。支柱14の下部には、図2に示すようにカラー36が取付けてあり、カラー36で支柱カバー30を支えることで、ノブボルト34を緩めて支柱カバー30を回転させるときに、支柱カバー30が抜け落ちないようにしている。
上レール1は、図2に示すように、前方に上方に突き出たローラー受け部37を有すると共に、後側に下方に垂下した垂下壁38を有している。支柱14の上端部には、前後方向の軸で軸支したローラー39を備えた吊具40が取付けてあり、このローラー39を上レール1のローラー受け部37上に係止することで、支柱14が上レール1に沿って移動可能に吊下げられている。また、支柱14上端部の後側には、上レール1の垂下壁38を挟持・解除可能なクランプ具41を備えている。クランプ具41は、支柱14の上端部に固定した台座42と、台座42の後側面に配置した押さえピース43と、押えピース43を台座42に取付けているノブボルト44とからなり、ノブボルト44を締め付けると、台座42と押さえピース43とで上レール1の垂下壁38が挟持され、これにより支柱14上端部が上レール1に対して固定される。ノブボルト44を緩めると、押えピース43が垂下壁38から離れ、支柱14が上レール1に沿って移動自在になる。押えピース43の前側面と垂下壁38の後側面とにはギザギザ45が形成してあって、ノブボルト44を介して押えピース43を押付けたときにギザギザ45が噛み合うことで、支柱14上端部ががたつき無く且つ鉛直に固定されるようにしている。上レール1の前方には、カバー57が取付けてあり、カバー57により吊具40を隠すと共に吊具40が上レール1から外れるのを防いでいる。
下レール12は、図2に示すように、上面に支柱14の外径より幅広の開口50を有する溝形に形成されており、下レール12の前側の壁51は後方の斜め上向きに傾斜しており、溝底部の幅が開口50側より幅広になっている。支柱14の下端には、図2,6,10に示すように、底板52が左右両側に張り出すように設けられ、底板52の両側にストッパー53が前方に張り出すように上方からネジ54で取付けてあり、このストッパー53により支柱14の下端部が下レール12から抜け出るのを規制している。底板52と下レール12の底面との間には隙間68がある。ストッパー53を取付けているネジ54の挿通孔55は、図10に示すように前後方向の長孔になっており、ストッパー53の位置を前後に調整することで、支柱14下端部の前後方向のガタを調整できる。図2に示すように、支柱14の下端部にも上端部と同じようにクランプ具41が設けてあり、クランプ具41により下レール12の後壁56を挟持・解除することで、支柱14の下端部を下レール12に対して固定・解除できる。
支柱14を上下レール1,12間に取付ける際には、図11に示すように、上下のクランプ具41の押えピース43とノブボルト44及び支柱14下端部のストッパー53を取外した状態で、支柱14の下端部を下レール12内に開口50より差し入れ、吊具40のローラー39を上レール1のローラー受け部37上に引っ掛ける。その後、下レール12の開口50よりストッパー53を挿入し、底板52の両側にネジ54で取付ける。その後、押えピース43とノブボルト44とを取付けて上レール1の垂下壁38と下レール12の後壁56を挟みこみ、支柱14を固定する。
本パネル体8は、メッシュパネル2の近くの土間11上につる植物の苗を植えたプランター(図示省略)を置き、つる植物をメッシュパネル2に絡みつかせて緑化される。つる植物には、大きく分けて立体的に生育する巻ひげ型と、面を這うように生育する巻葉柄型の2種類があるが、本パネル体8は、図3,4に示すように、メッシュパネル2に絡ませるつる植物の種類に応じてメッシュパネル2の向きを変更することができる。メッシュパネル2同士の間隔は、図3に示すようにメッシュパネル2を傾けない状態(見込み面部2aが見込み方向と平行)のときに、隣接するメッシュパネル2,2の見付け面部2b,2c同士が見込み方向に重なるようにしてあり、そのため正面から見るとメッシュパネル2,2,…が隙間をあけないで配置してあるように見える。
図12(a)は、メッシュパネル2を傾けない配置とし、巻ひげ型のつる植物であるゴーヤ26をメッシュパネル2に絡みつかせた状態を示している。メッシュパネル2が立体で奥行きのある形状なので、ゴーヤ26が立体的にメッシュパネル2に絡み付いてよく育ち、しかもクランク状に曲げてあることで剛性が高く、ゴーヤの実26aの重みでメッシュパネル2がたわみにくい。また、隣接するメッシュパネル2,2間に空間Sがあるため、空間Sに手を入れてメッシュパネル2の内部にできたゴーヤの実26aを取ったり、ゴーヤ26の生育を促進させるために剪定を行うのも容易である。さらに、メッシュパネル2の全体にゴーヤ26が絡みついても、隣接するメッシュパネル2,2間に空間Sがあることで、外からの視線27を遮りつつ通風28を確保でき、植物の葉の蒸散効果により涼しい風をテラス6内に呼び込むことができる。
図12(b)は、メッシュパネル2を傾けた状態で固定し、巻葉柄型のつる植物であるクレマチス29をメッシュパネル2に絡みつかせた状態を示している。平面視クランク状のメッシュパネル2を傾けて配置することで、メッシュパネル2の配置がジグザグの面状になるため、面を這うように育成するクレマチス29が良く育つ。また、立体的でボリューム感のある緑化が可能で、クレマチスの花29aをよりきれいに見せることができ、庭を華やかに演出することができる。
図12(a)は、メッシュパネル2を傾けない配置とし、巻ひげ型のつる植物であるゴーヤ26をメッシュパネル2に絡みつかせた状態を示している。メッシュパネル2が立体で奥行きのある形状なので、ゴーヤ26が立体的にメッシュパネル2に絡み付いてよく育ち、しかもクランク状に曲げてあることで剛性が高く、ゴーヤの実26aの重みでメッシュパネル2がたわみにくい。また、隣接するメッシュパネル2,2間に空間Sがあるため、空間Sに手を入れてメッシュパネル2の内部にできたゴーヤの実26aを取ったり、ゴーヤ26の生育を促進させるために剪定を行うのも容易である。さらに、メッシュパネル2の全体にゴーヤ26が絡みついても、隣接するメッシュパネル2,2間に空間Sがあることで、外からの視線27を遮りつつ通風28を確保でき、植物の葉の蒸散効果により涼しい風をテラス6内に呼び込むことができる。
図12(b)は、メッシュパネル2を傾けた状態で固定し、巻葉柄型のつる植物であるクレマチス29をメッシュパネル2に絡みつかせた状態を示している。平面視クランク状のメッシュパネル2を傾けて配置することで、メッシュパネル2の配置がジグザグの面状になるため、面を這うように育成するクレマチス29が良く育つ。また、立体的でボリューム感のある緑化が可能で、クレマチスの花29aをよりきれいに見せることができ、庭を華やかに演出することができる。
以上に述べたように、本パネル体8は、メッシュパネル2を平面視クランク状とし、且つメッシュパネル2の向きを変えられるようにしたので、巻ひげ型と巻葉柄型のどちらのつる植物もメッシュパネル2に良く絡み、良好に育成させることができる。メッシュパネル2を平面視クランク状としたことでメッシュパネル2の剛性が高められ、自重や植物の重み、風や雪等による変形を防止することができる。またメッシュパネル2は、平板状に形成したものを曲げるだけで簡単に製作でき、コストも小さくできる。
メッシュパネル2の向きは、全てのメッシュパネル2,2,…で同じにしてもよいし、違わせることもできる。また、メッシュパネル2同士の間隔も一定でもよいし、所々違わせたり、上下レール1,12の全長のうちの一部分にのみメッシュパネル2を配置したりすることもできる。そうしてメッシュパネル2の配置に多彩なアレンジを持たせられ、それに伴って採光・採風を調節することができる。
メッシュパネル2の向きは、全てのメッシュパネル2,2,…で同じにしてもよいし、違わせることもできる。また、メッシュパネル2同士の間隔も一定でもよいし、所々違わせたり、上下レール1,12の全長のうちの一部分にのみメッシュパネル2を配置したりすることもできる。そうしてメッシュパネル2の配置に多彩なアレンジを持たせられ、それに伴って採光・採風を調節することができる。
さらに本パネル体8は、冬になって植物が枯れた後など、メッシュパネル2が不要なときには、図5に示すように、メッシュパネル2,2,…を上下レール1,12の端部側に移動して固定することで、メッシュパネル2,2,…を邪魔にならないようにコンパクトに収納することができる。
収納したメッシュパネル2,2,…を再度等間隔で配置する作業を容易にするため、上レール1又は下レール12に支柱14の配置位置の目安となるシールを貼り付けておくことができる。
本パネル体8は、上下のクランプ具41のノブボルト44を操作することでメッシュパネル2の移動が簡単に行え、支柱カバー30に設けたノブボルト34を操作して支柱カバー30を回転させることで、メッシュパネル2の向きの変更が簡単に行える。メッシュパネル2の移動と向きの変更は、それぞれ独立して行うことができる。支柱14がローラー39で上レール1から吊り下げてあるので、支柱14を移動させるのが容易である。
収納したメッシュパネル2,2,…を再度等間隔で配置する作業を容易にするため、上レール1又は下レール12に支柱14の配置位置の目安となるシールを貼り付けておくことができる。
本パネル体8は、上下のクランプ具41のノブボルト44を操作することでメッシュパネル2の移動が簡単に行え、支柱カバー30に設けたノブボルト34を操作して支柱カバー30を回転させることで、メッシュパネル2の向きの変更が簡単に行える。メッシュパネル2の移動と向きの変更は、それぞれ独立して行うことができる。支柱14がローラー39で上レール1から吊り下げてあるので、支柱14を移動させるのが容易である。
図13〜16は、本発明のパネル体8の他の実施形態を示している。メッシュパネル2には、図13,14に示すように、見込み面部2aと見付け面部2bとの間の曲がり部の内側に沿わせて支柱14が設けてある。支柱14の上方には上レール1と係合する吊具3が設けてあり、支柱14の下方には下レール12と係合する係合具15が設けてある。
吊具3は、図19に示すように、上レール1と係合する上部材3aと、支柱14の上端にネジ16で固定した下部材3bとで構成してある。上部材3aは、図17に示すように、上レール1内に収納されるスライド板部17と、スライド板部17より下方に突出して設けてあり、下面が開放した略円筒状の突部18を有しており、突部18には中心軸周りの4箇所に係止受け部4が下方より切り欠き状に設けてある。下部材3bは、図18に示すように、支柱14の小口を塞ぐ蓋部19と、蓋部19上に突出して設けてあり、上部材3aの突部18の内側に下方より係合する突部20と、突部20の周囲の一箇所に設けた板状の係止部5とを有している。上部材3aと下部材3bとは、図13に示すように、突部18と突部20とを上下に係合すると共に、下方より下部材3bの中心部に挿通したネジ21を上部材3aの中心部に螺入して連結され、中心軸回りに相対回転可能で、且つ上下方向に接近・離間可能としてある。
吊具3は、図19に示すように、上レール1と係合する上部材3aと、支柱14の上端にネジ16で固定した下部材3bとで構成してある。上部材3aは、図17に示すように、上レール1内に収納されるスライド板部17と、スライド板部17より下方に突出して設けてあり、下面が開放した略円筒状の突部18を有しており、突部18には中心軸周りの4箇所に係止受け部4が下方より切り欠き状に設けてある。下部材3bは、図18に示すように、支柱14の小口を塞ぐ蓋部19と、蓋部19上に突出して設けてあり、上部材3aの突部18の内側に下方より係合する突部20と、突部20の周囲の一箇所に設けた板状の係止部5とを有している。上部材3aと下部材3bとは、図13に示すように、突部18と突部20とを上下に係合すると共に、下方より下部材3bの中心部に挿通したネジ21を上部材3aの中心部に螺入して連結され、中心軸回りに相対回転可能で、且つ上下方向に接近・離間可能としてある。
支柱14の下方に設けられる係合具15は、図13に示すように、下レール12に上方より嵌合する断面コ字形の嵌合部22と、嵌合部22上に垂直に起立して設けたネジ軸23と、ネジ軸23に螺合するノブナット24を備える。支柱14の下端には蓋25が取付けられ、蓋25の中心に形成した孔にネジ軸23を挿入してある。
図13に示すように、ノブナット24を上方に移動する向きに手で回すことでメッシュパネル2の支柱14が押上げられ、それに伴って吊具3が上レール1に押付けられるため、メッシュパネル2の支柱14が上下レール1,12間に突っ張り固定される。このとき、図19(a)に示すように、吊具3の上部材3aの係止受け部4に下部材3bの係止部5が係止することで、メッシュパネル2の支柱14の回転が規制される。
反対に、ノブナット24を下方に移動する向きに手で回すと、図16に示すように、メッシュパネル2の支柱14が一緒に下降し、吊具3は上部材3aのスライド板部17が上レール1の下縁に係止する位置まで下降し、その後、下部材3bのみが下降して係止部5が上部材3aの係止受け部4から抜けるため(図19(b)参照)、メッシュパネル2の支柱14は上下レール1,12の長手方向に沿って移動可能で、且つ垂直軸周りに回転できる状態になる。メッシュパネル2を移動させる際、吊具3が上レール1と係合していることでメッシュパネル2が倒れることがなく、且つ支柱14下部の係合具15が下レール12と係合していることで、メッシュパネル2の下側が見込み方向に振れることもない。
メッシュパネル2を所望の位置にスライドさせると共に、メッシュパネル2の向きを所望の角度に保持したした上でノブナット24を上昇する向きに手で回せば、図13に示すように、メッシュパネル2の支柱14を上下レール1,12間に突っ張り固定でき、それと同時に吊具3の係止部5が係止受け部4に係止し、メッシュパネル2の向きが固定される。
反対に、ノブナット24を下方に移動する向きに手で回すと、図16に示すように、メッシュパネル2の支柱14が一緒に下降し、吊具3は上部材3aのスライド板部17が上レール1の下縁に係止する位置まで下降し、その後、下部材3bのみが下降して係止部5が上部材3aの係止受け部4から抜けるため(図19(b)参照)、メッシュパネル2の支柱14は上下レール1,12の長手方向に沿って移動可能で、且つ垂直軸周りに回転できる状態になる。メッシュパネル2を移動させる際、吊具3が上レール1と係合していることでメッシュパネル2が倒れることがなく、且つ支柱14下部の係合具15が下レール12と係合していることで、メッシュパネル2の下側が見込み方向に振れることもない。
メッシュパネル2を所望の位置にスライドさせると共に、メッシュパネル2の向きを所望の角度に保持したした上でノブナット24を上昇する向きに手で回せば、図13に示すように、メッシュパネル2の支柱14を上下レール1,12間に突っ張り固定でき、それと同時に吊具3の係止部5が係止受け部4に係止し、メッシュパネル2の向きが固定される。
本実施形態のものも、図14に示すように、メッシュパネル2の向きを変更できると共に、メッシュパネル2の位置を上下レール1,12に沿って自由に移動させることができ、図15に示すようにメッシュパネル2,2,…をコンパクトに収納することができる。メッシュパネル2の向きが変えられ、尚且つ支柱14をメッシュパネル2の曲がり部の内側に配置したことで、収納時にメッシュパネル2同士が重なるように極力接近させ、収納幅を小さくできる。
収納したメッシュパネル2,2,…を再度等間隔で配置する作業を容易にするため、上レール1又は下レール12に支柱14の配置位置の目安となるシールを貼り付けておくことができる。または、吊具3の上部材3aに上面に突起を設けておき、上レール1にその突起が係止する孔を所定の間隔で設けておき、吊具3の突起を上レール1の孔に係止して支柱14を位置決めできるようにしてもよい。
本実施形態では、支柱14の下のノブナット24を操作するだけで、メッシュパネル2の向きの変更と移動が行え、操作性が良い。
収納したメッシュパネル2,2,…を再度等間隔で配置する作業を容易にするため、上レール1又は下レール12に支柱14の配置位置の目安となるシールを貼り付けておくことができる。または、吊具3の上部材3aに上面に突起を設けておき、上レール1にその突起が係止する孔を所定の間隔で設けておき、吊具3の突起を上レール1の孔に係止して支柱14を位置決めできるようにしてもよい。
本実施形態では、支柱14の下のノブナット24を操作するだけで、メッシュパネル2の向きの変更と移動が行え、操作性が良い。
図20,21は、吊具3の他の実施形態を示している。上部材3aは、図21aに示すように、突部18の下面に係止受け部4が全周にわたってギザギザの凹凸状に設けてあり、下部材3bは、図21(b)に示すように、突部20の上面に係止部5が全周にわたってギザギザの凹凸状に設けてある。上部材3aと下部材3bとを連結するネジ21の周りには、図20(a)に示すように、コイルバネ58が圧縮した状態で設置してあり、下部材3bを常時上向きに付勢している。
本実施形態では、コイルバネ58により下部材3bを上向きに付勢しているため、支柱14の突っ張り固定を解除しても、図20(a)に示すように、上部材3aの係止受け部4に下部材3bの係止部5が係止し、支柱14が回転しないように保持される。メッシュパネル2の向きを変えるときには、図20(b)に示すように、支柱14をコイルバネ58の府勢力に抗して下方に押し下げながら回転させる。その後、支柱14から手を離せばコイルバネ58の府勢力で支柱14が上昇し、上部材3aの係止受け部4に下部材3bの係止部5が係止して、支柱14がその向きで固定される。
以上のように本実施形態によれば、支柱14の突っ張り固定を解除した後に、支柱14を回転させる操作を独立して行えるので、操作性が一層向上する。また係止受け部4と係止部5を、上部材3aの突部18の下面と下部材3bの突部20の上面とにギザギザの凹凸状に設けたことで、メッシュパネル2をあらゆる方向に向けて小刻みに変えることができる。
本実施形態では、コイルバネ58により下部材3bを上向きに付勢しているため、支柱14の突っ張り固定を解除しても、図20(a)に示すように、上部材3aの係止受け部4に下部材3bの係止部5が係止し、支柱14が回転しないように保持される。メッシュパネル2の向きを変えるときには、図20(b)に示すように、支柱14をコイルバネ58の府勢力に抗して下方に押し下げながら回転させる。その後、支柱14から手を離せばコイルバネ58の府勢力で支柱14が上昇し、上部材3aの係止受け部4に下部材3bの係止部5が係止して、支柱14がその向きで固定される。
以上のように本実施形態によれば、支柱14の突っ張り固定を解除した後に、支柱14を回転させる操作を独立して行えるので、操作性が一層向上する。また係止受け部4と係止部5を、上部材3aの突部18の下面と下部材3bの突部20の上面とにギザギザの凹凸状に設けたことで、メッシュパネル2をあらゆる方向に向けて小刻みに変えることができる。
図22,23は、吊具3のさらに別の実施形態を示している。吊具3は、上レール1と係合する上部材3aと、支柱14の上端に固定した下部材3bと、下部材3b上に空回りしないようにネジ66で取付けたストッパー部品60とからなる。上部材3aは、上レール1内に収納されるスライド板部17の下面に突起59が前後方向に形成してあり、上レール1の下面にはその突起59が係止する切り欠き61が長手方向の所定の位置に設けてある。また上部材3aは、中央部に孔62が形成してあると共に、上面側に円形の凹部63が形成してあり、凹部63の周囲にギザギザの凹凸よりなる係止受け部4が形成してある。ストッパー部品60は、大径部64と小径部65を有し、大径部64の外周にギザギザの凹凸よりなる係止部5が形成してあり、小径部65は上部材3aの孔62に挿通して下部材3b上に結合されている。
通常の状態では、図22(a)に示すように、ストッパー部品60の大径部64が上部材3aの凹部63内に納まり、周囲の係止部5が係止受け部4に係止することで、支柱14が抜け止めされると共に回転が規制されている。また、上部材3a下面の突起59が上レール1の切り欠き61に係止することで、支柱14の位置が固定されている。図22(b)に示すように支柱14を持ち上げると、上部材3aが下部材3bに押上げられて突起59が上レール1の切り欠き61から抜けることで位置固定が解除され、またストッパー部品60の大径部64が上部材3aの凹部63の上方に抜けるため、支柱14を自由に回転できる。以上に述べたように本実施形態によれば、支柱14を持ち上げるだけで支柱14の位置固定と回転の規制を簡単に解除できる。
通常の状態では、図22(a)に示すように、ストッパー部品60の大径部64が上部材3aの凹部63内に納まり、周囲の係止部5が係止受け部4に係止することで、支柱14が抜け止めされると共に回転が規制されている。また、上部材3a下面の突起59が上レール1の切り欠き61に係止することで、支柱14の位置が固定されている。図22(b)に示すように支柱14を持ち上げると、上部材3aが下部材3bに押上げられて突起59が上レール1の切り欠き61から抜けることで位置固定が解除され、またストッパー部品60の大径部64が上部材3aの凹部63の上方に抜けるため、支柱14を自由に回転できる。以上に述べたように本実施形態によれば、支柱14を持ち上げるだけで支柱14の位置固定と回転の規制を簡単に解除できる。
図24は、支柱14の下端部に設けられる係合具15の他の実施形態を示している。係合具15は、支柱14の下端に固定した上部材15aと、下レール12と係合する下部材15bとからなり、上部材15aの中心に挿通され下部材15bに螺入したネジ67により、上部材15aと下部材15bとが相対回転可能に連結してある。上部材15aの下面には係止受け部4が全周にわたってギザギザの凹凸状に設けてあり、下部材15bの上面には係止部5が全周にわたってギザギザの凹凸状に設けてある。
通常の状態では、図24(a)に示すように、支柱14の自重により上部材15aの下面が下部材15bの上面に押し付けられ、係止受け部4に係止部5が係止することで支柱14の回転が規制される。図24(b)に示すように支柱14を持ち上げると、上部材15aのみが支柱14と共に上昇し、係止受け部4から係止部5が外れるため、支柱14を自由に回転できる。支柱14を降ろせば、係止受け部4と係止部5とが係止し、支柱14が回転させた向きで固定される。
以上に述べたように、本実施形態の係合具15によれば、支柱14を上げ下げするだけでメッシュパネル2の角度の変更が容易に行える。本実施形態の係合具15は、図22の吊具3とセットで用いることができる。また、支柱14をネジ等を用いて下向きに押し付け、支柱14を上下レール1,12間に突っ張り固定することもできる。
通常の状態では、図24(a)に示すように、支柱14の自重により上部材15aの下面が下部材15bの上面に押し付けられ、係止受け部4に係止部5が係止することで支柱14の回転が規制される。図24(b)に示すように支柱14を持ち上げると、上部材15aのみが支柱14と共に上昇し、係止受け部4から係止部5が外れるため、支柱14を自由に回転できる。支柱14を降ろせば、係止受け部4と係止部5とが係止し、支柱14が回転させた向きで固定される。
以上に述べたように、本実施形態の係合具15によれば、支柱14を上げ下げするだけでメッシュパネル2の角度の変更が容易に行える。本実施形態の係合具15は、図22の吊具3とセットで用いることができる。また、支柱14をネジ等を用いて下向きに押し付け、支柱14を上下レール1,12間に突っ張り固定することもできる。
メッシュパネル2は、曲がり部の曲げ角度が直角のものに限らず、図25−1(a),(b)に示すように、曲がり部の曲げ角度が直角でないもの、図25−1(c),(d)に示すように、平面視S字状に曲がった形状とすることもできる。さらに、図25−2(e)に示すように、見付け面部2bと湾曲面部2dを有する形状や、図25−2(f)に示すように、平面視L字状に曲がった形状、図25−2(g)に示すように、平面視T字状とすることもできる。さらにメッシュパネル2は、図25−2(h)に示すように、平板状であってもよい。また、図25−2(i)に示すように、異なった形状のメッシュパネル2を組み合わせて配置することもできる。
本発明は、以上に述べた実施形態に限定されない。メッシュパネル2の形状、大きさ、線材13a,13bの間隔等は、適宜変更することができる。下レール12は、省略することができる。吊具3は、上部材3aに係止受け部4をいくつでも設けることができ、下部材3bに係止部5を複数設け、突っ張り固定時に複数の係止部5がそれぞれ係止受け部4に係止するようにしてもよい。また吊具3は、係止受け部4と係止部5を設けないで、突っ張り時の摩擦により下部材3bの回転を規制するものであってもよい。メッシュパネルの支持・固定の仕方は、必ずしも上吊り支持、突っ張り固定に限定されず、例えばメッシュパネルの上部と下部に戸車を設け、戸車をレールに案内してメッシュパネルを支持したり、メッシュパネルに落とし棒を設け、落とし棒によりメッシュパネルを固定したりすることもできる。本発明のパネル体は、つる植物を絡みつかせるのに適したものではあるが、必ずしもつる植物を絡みつかせることを目的としたものではない、単なるフェンス等であってもよい。
1 上レール(レール)
2 メッシュパネル
3 吊具
3a 吊具の上部材
3b 吊具の下部材
4 係止受け部
5 係止部
8 パネル体
12 下レール
14 支柱
15 係合具
15a 係合具の上部材
15b 係合具の下部材
30 支柱カバー(メッシュパネル取付材)
34 ノブボルト(固定具)
39 ローラー
41 クランプ具
50 下レールの開口
53 ストッパー
2 メッシュパネル
3 吊具
3a 吊具の上部材
3b 吊具の下部材
4 係止受け部
5 係止部
8 パネル体
12 下レール
14 支柱
15 係合具
15a 係合具の上部材
15b 係合具の下部材
30 支柱カバー(メッシュパネル取付材)
34 ノブボルト(固定具)
39 ローラー
41 クランプ具
50 下レールの開口
53 ストッパー
Claims (10)
- 複数のメッシュパネルを備え、メッシュパネルは、向きを変更可能であると共にメッシュパネルの並び方向に移動可能であることを特徴とするパネル体。
- メッシュパネルは、平面視で少なくとも一箇所の曲がり部を有することを特徴とする請求項1記載のパネル体。
- メッシュパネルは、見込み方向に間隔をあけて左右逆向きにのびる部分を有することを特徴とする請求項1又は2記載のパネル体。
- 上レールと、上レールに沿って移動可能に上レールから吊り下げた支柱と、支柱の周囲に嵌めた筒状のメッシュパネル取付材とを備え、メッシュパネル取付材は支柱の周りを回転自在であると共に向きを固定するための固定具を有し、メッシュパネルはメッシュパネル取付材に取付けてあることを特徴とする請求項1,2又は3記載のパネル体。
- 上レールと、上レールに沿って移動可能に上レールから吊り下げた支柱と、支柱の下端部を案内する下レールを備え、下レールは、支柱の下端部を受け入れる開口を有し、支柱の下端部には、支柱の下端部が下レールから抜けるのを防ぐストッパーを有することを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のパネル体。
- 上レールと、上レールに沿って移動可能に上レールから吊り下げた支柱とを備え、支柱は、上端部に上レールを転動するローラーと、上レールを挟持・解除可能なクランプ具とを有することを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載のパネル体。
- レールと、メッシュパネルをレールから吊る吊具を有し、吊具は、レールに係合する上部材と、メッシュパネルに固定した下部材とからなり、上部材と下部材とは垂直軸周りに相対回転可能に係合していることを特徴とする請求項1,2又は3記載のパネル体。
- 下レールと係合具を有し、係合具は、メッシュパネルに固定した上部材と、下レールに係合する下部材とを有し、上部材と下部材とは垂直軸周りに相対回転可能に係合していることを特徴とする請求項1,2,3又は7記載のパネル体。
- 上部材又は下部材の一方の部材には、垂直軸周りに複数の係止受け部を有し、他方の部材は、複数の係止受け部のいずれかに選択的に係止する係止部を有することを特徴とする請求項7又は8記載のパネル体。
- メッシュパネルを上下方向に突っ張り固定していることを特徴とする請求項1,2,3,7,8又は9記載のパネル体。
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JP2010237051A JP2011196170A (ja) | 2010-02-26 | 2010-10-22 | パネル体 |
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JP2010041308 | 2010-02-26 | ||
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=44874725
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Country | Link |
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JP (1) | JP2011196170A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0732003U (ja) * | 1993-11-25 | 1995-06-16 | 浩正 吉川 | 羽根板を回動させるフェンス、ベランダ及び雨戸 |
JPH0965771A (ja) * | 1995-08-31 | 1997-03-11 | Sumikura Kozai Kk | 植物栽培用鉄筋支持具 |
JP2000336744A (ja) * | 1999-05-25 | 2000-12-05 | Ain Kensetsu Kogyo Kk | フラワーブラインド |
JP2007107275A (ja) * | 2005-10-13 | 2007-04-26 | Imazeki Masami | 建物緑化構造体 |
-
2010
- 2010-10-22 JP JP2010237051A patent/JP2011196170A/ja not_active Withdrawn
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