JP3758498B2 - 可動フレーム装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅の庭の周囲やベランダ等に設置され、日除けや目隠し等の目的で用いられる可動フレーム装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
住宅の庭の周囲等に設置する遮蔽構造としては、コンクリートブロックを用いた塀や金網式のフェンス、生け垣等が一般的である。特に、伝統的に用いられている生け垣は、単なる遮蔽としての役割ばかりでなく、植物の緑で目を楽しませることもできる利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の遮蔽構造は、通常、高さが人の身長以下程度であるから、日除けや目隠しとしては高さが不足し、その機能を十分に発揮できない場合があった。また、高層の集合住宅のベランダ等においても、日除けや目隠しとして用いるために、十分な高さを有する簡易な遮蔽構造が求められていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記の課題を解決するため、日除けや目隠し等に好適に使用できる可動フレーム装置を提供することを目的とする。
そのため、本発明の請求項1の可動フレーム装置は、取付面から大略垂直上方へ延びる垂直姿勢と、取付面と大略平行に延びる水平姿勢との間の任意の傾斜角度を取れるように長手方向の各基端部で取付面に回動自在に取り付けられ、長手方向の各二箇所以上で折り畳み可能に構成された複数の縦フレームと、隣接する縦フレーム間で縦フレームと大略直交する方向へ延びる横フレームと、縦フレームと横フレームの少なくとも一方に設けられ、被支持体を着脱自在に係止する係止部と、縦フレームの基端部の後面側に形成され、当該縦フレームの後方側への回動を防止するストッパ片とを備え、上記被支持体が当該可動フレーム装置内の大略全面を覆う面状の遮蔽体であり、該遮蔽体が、上記取付面付近に植えられた植物をからませることのできる網状体であることを特徴とするものである。
【0005】
請求項2の可動フレーム装置は、請求項1の構成において、上記縦フレームが、下端部が基礎に支持される基部フレームと、基部フレームの上端部に回動自在に接続された中間フレームと、中間フレームの上端部に回動自在に接続された先頭フレームとからなり、上記ストッパ片が、中間フレームの基端部の後面側に形成され、基部フレームの上端部の後面側に当接して中間フレームの後方側への回動を防止することにより、中間フレームの回動可動範囲は、垂直位置と水平位置との間の大略90°の角度範囲となり、上記ストッパ片が、先頭フレームの基端部の後面側に形成され、中間フレームの上端部の後面側に当接して先頭フレームの後方側への回動を防止することにより、先頭フレームは、中間フレームの延長線上で大略一直線に延びる伸張位置と、中間フレームと同一側に折り返される折り畳み位置との間の大略180゜の範囲内で回動自在とされていることを特徴とするものである。
【0006】
請求項3の可動フレーム装置は、請求項1又は2の構成において、上記係止部が各縦フレームと横フレームとに各々設けられることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1には、可動フレーム装置1(以下、単にフレーム装置1という)を、例えば、住宅の庭の周縁部における地面G(取付面)上に設置し、かつ当該フレーム装置1に垂直伸張姿勢を取らせた状態を示している。フレーム装置1は、上記垂直伸張姿勢において、全体として大略矩形状をなすフレーム本体2と、フレーム本体2内の上部領域及び下部領域を各々覆う面状の遮蔽体としての1対のネット3(網状体)を備えている。ネット3はフレーム本体2により支持される被支持体をなす。
【0009】
フレーム本体2は、左右1対の縦フレーム4と、これら縦フレーム4の基端部(図1の下端部)間、中間部間及び先端部(図1の上端部)間で各々縦フレーム4と大略直交する方向へ延びる3個の横フレーム5、6、7とからなる。フレーム本体2の各部は、鉄、アルミニウムもしくはステンレス鋼等の金属又は合成樹脂で形成されるとともに、ネット3は合成樹脂等で形成されている。なお、ネット3を植物性材料であるシュロ縄で形成すれば、後述の植物35が枯れた際に植物35とネット3とを可燃ごみとして一括して廃棄したり、堆肥化することもできる。
【0010】
上記1対の縦フレーム4は、後述する接続部材26、28及び係止部31が互いに逆の側面、つまり、フレーム本体2の内側の側面に取り付けられている以外は同一構成であるので、以下、図1中の左側の縦フレーム4につき説明する。この縦フレーム4は、下端部が住宅の庭における土壌中に埋設されたコンクリート製の基礎10の孔10aに大略垂直に挿入されて支持される基部フレーム11と、基部フレーム11の上端部に回動自在に接続された中間フレーム12と、中間フレーム12の先端部に回動自在に接続された先頭フレーム13とからなる。
【0011】
基部フレーム11と中間フレーム12との回動接続部A付近の拡大正面図を図2に、拡大分解斜視図を図3に、拡大側面図を図4に示す。例えば、基部フレーム11の上端部に設けた狭幅部14aが、中間フレーム12の基端部に設けた左右1対の挟持部15aで挟み込まれ、これら挟持部15aの両側に1対の座金16aが配置されている。そして、支軸17aが狭幅部14a、挟持部15a及び1対の座金16aに各々設けた孔に貫通されることにより、狭幅部14aと挟持部15a、つまり、基部フレーム11と中間フレーム12が回動自在に接続されている。
【0012】
更に、一方の座金16aの外側にはハンドル18aが配置され、支軸17aの外周に形成された雄ねじ19aが、ハンドル18aに設けられた雌ねじ20aに螺合されている。これにより、ハンドル18aを一方向へ回して雌ねじ20aを雄ねじ19aにねじ込んでゆくと、1対の座金16aが互いに接近する方向へ支軸17aの軸方向の圧力が作用するので、基部フレーム11と中間フレーム12とが所定の傾斜角度で固定されるようになっている。
【0013】
一方、ハンドル18aを逆方向へ回して雌ねじ20aを雄ねじ19aの結合状態を緩めると、座金16aから挟持部14aに加わる軸方向の圧力が軽減し、図5中(b)に示すように、基部フレーム11に対して中間フレーム12を回動させることができるようになる。
【0014】
なお、中間フレーム12の基端部の後面側には、基部フレーム11の上端部の後面側に当接して中間フレーム12の後方側への回動を防止するストッパ片22aが形成されている。これにより、中間フレーム12の回動可能範囲は、図5中(a)の垂直位置と、図示しない水平位置(前方側へ大略90゜回動した位置)との間の大略90゜の角度範囲となる。
【0015】
基部フレーム11の上端部近傍及び中間フレーム12の基端部近傍の各後面側には、各々鉤状部23a、24aが形成され、これらの鉤状部23a、24a間にゴムひも又はばね等の付勢部材25aが介設されて、中間フレーム12が垂直姿勢側へ付勢されている。
【0016】
図5中(a)に示すように、中間フレーム12と先頭フレーム13との間の回動接続部Bは、基本的に基部フレーム11と中間フレーム12との間の回動接続部Aと同様に構成されている。すなわち、中間フレーム12の先端部(図の上端部)における狭幅部14bが先頭フレーム13の基端部(図の下端部)に設けた1対の挟持部15bで回動自在に挟持され、それ以外の部位も基本的に同様である。従って、ここでは、回動接続部Aにおける各構成部材14a乃至25aにおけるサフィックス「a」を「b」に変更して図示し、重複した説明を省略する。
【0017】
但し、回動接続部Bでは、狭幅部14b及び挟持部15bが各々前面側(図中右側)に湾曲しながら張り出す形状に形成されることにより、支軸17bが中間フレーム12及び先頭フレーム13の図中、前後方向中央位置より前方側へずらして配置されている。
【0018】
これにより、先頭フレーム13は、図5中(a)のように、中間フレーム12の延長線上で大略一直線に延びる伸張位置と、同図中(b)のように、中間フレーム12と同一側に折り返される折り畳み位置との間の大略180゜の範囲内で回動自在とされている。
【0019】
図2に示したように、中間フレーム12の基端部近傍の一側面には、中間フレーム12と直交する方向に延びる中空の接続部材26が固定されている。そして、横フレーム5の端部に設けた小径部5aが、上記接続部材26の端部内に嵌合され、接続部材26のねじ孔26aに螺合する止めねじ27の先端を小径部5aに圧接させることにより、横フレーム5が中間フレーム12に取り外し可能に接続されるようになっている。
【0020】
また、図1に示したように、中間フレーム12の先端部近傍の一側面には、今一つの中空の接続部材28が固定され、上記と同様の方法で、横フレーム6が中間フレーム12に取り外し可能に接続されるようになっている。
【0021】
図6に示すように、先頭フレーム13の先端部及び横フレーム7の端部には、各々小径部13a、7aが設けられ、これらの小径部13a、7aが中空でL字形の接続部材30の2方向の各端部内に嵌合されて、各ねじ孔30aに螺合する止めねじ27の先端を小径部13a、7aに圧接させることにより、接続部材30を介して先頭フレーム13と横フレーム7とが互いに大略直角に接続されるようになっている。
【0022】
図1に示したように、1対の縦フレーム4の対向する側面、隣接する横フレーム5、6の対向面、及び隣接する横フレーム6、7の対向面には、上述した1対のネット3を取り付けるための半円状の係止部31が各々複数設けられている。そして、一方のネット3は、各縦フレーム4における中間フレーム12と横フレーム5、6とで囲まれた領域内に、他方のネット3は、各縦フレーム4における先頭フレーム13と横フレーム6、7とで囲まれた領域内に各々着脱自在に取り付けられる。
【0023】
図6に示したように、係止部31に対するネット3の取付には、例えば、両端に鉤状部32aを有するコイルばね32が用いられ、一方の鉤状部32aがネット3の周縁部に、他方の鉤状部32aが係止部31に各々着脱自在に引っ掛けられる。なお、複数のコイルばね32の各一端部を、予めネット3の周縁部に固定しておいてもよい。
【0024】
図1に示したように、横フレーム7の中間部近傍に設けた係止部31には、操作ひも33の一端部が固定されている。図7中(a)に示すように、この操作ひも33は、横フレーム6から後方側に延びる延長部材39の後端に設けた係止部39aを経由し、フレーム本体2の下端部近傍まで下垂されている。
【0025】
上記構成において、フレーム装置1を植物を用いた遮蔽構造として使用する場合、フレーム本体2の下方の一定範囲の土壌に土壌改良を施したり、図8に示すように、植物の生育に良好な肥料成分等を含む培養土34と入れ替え、この培養土34に植物の種子又は苗木等を植えて栽培すると、植物35はネット3にからみ付きながら成長する。
【0026】
使用する植物としては、ネット3にからみ付きやすい、つる性植物、例えば、むべ、つきぬきにんどう、あけび、へちま、やぶがらし等が好適である。なお、図8には、フレーム装置1を一つのみ示しているが、実際には、複数のフレーム装置1を横方向に並設して、各フレーム装置1に沿って植物35を成長させることも可能である。
【0027】
図8の垂直伸張姿勢におけるフレーム装置1の高さを、例えば、3m程度としておけば、植物35による遮蔽効果により、日除けや目隠しとして、十分な機能を発揮できる。なお、フレーム装置1の高さは、住宅本体の高さやフレーム装置1の設置場所等により、適宜増減できる。図9中(a)は図8の垂直伸張姿勢に対応する縮小側面図であり、符号36は、住宅本体を示している。
【0028】
この状態から、例えば、図9中(b)のように、フレーム本体2の上部、つまり、縦フレーム4における先頭フレーム13のみを住宅36側に傾斜させて、植物25の手入れを行ったり、緑陰を楽しみたい場合、各縦フレーム4の上側の回動接続部Bにおけるハンドル18b(図5参照)を緩め側に回して先頭フレーム13と中間フレーム12との間の固定状態を解除し、各先頭フレーム13を各中間フレーム12に対して回動させることにより、フレーム本体2の上部を所望角度だけ住宅36側に傾斜させた後、ハンドル18bを固定側に回して先頭フレーム13を中間フレーム12に対して固定すればよい。
【0029】
上記回動作業時に、植物35の重量により、付勢部材25のみでフレーム本体2の上部を支持しきれない場合は、図7中(b)に示すように、一端が横フレーム7に接続された上記操作ひも33を他端を操作者37が把持し、操作ひも33を介してフレーム本体2の上部の重量を操作者37が支持しながら、フレーム本体2の上部の重量自体により所望の傾斜角度まで傾斜させればよい。
【0030】
また、強風時等でフレーム装置1を垂直伸張状態としておくことが危険な場合、もしくは、遮蔽の高さを低くしたい場合には、図9中(c)に示すように、フレーム本体2の上部を大略180゜下向きに回動させ、折り畳み状態とすることができる。
【0031】
更に、台風等による烈風時には、図9中(d)に示すように、下側の回動接続部Aにおけるハンドル18aを緩め側に回して、各縦フレーム4における中間フレーム12を基部フレーム11に対して住宅36側に大略水平位置まで回動させればよい。その場合、植物35として、上記した各種つる性植物等の柔軟性を有するものを使用していれば、図9中(a)乃至(d)の回動作業は、植物35をネット3にからませた状態のままで実行できる。
【0032】
上記フレーム装置1を収納する場合、各縦フレーム4の基部フレーム11を基礎10の孔10aから引き抜き、図10に示すように、ネット3を取り外すとともに、各止めねじ27を外して縦フレーム5と各横フレーム5、6、7とを分解することができる。
【0033】
また、フレーム本体2を分解せずに、ネット3のみを取り外し、各縦フレーム4を回動接続部Bで折り畳むのみの状態で収納することもできる。なお、フレーム装置1を基礎10から引き抜いた状態では、図11に示すように、基礎10の孔10aに蓋体38を被せて、ごみ等が侵入しないようにしておくことができる。
【0034】
図12にフレーム装置1の他の使用方法を示す。ここでは、フレーム本体2を垂直伸張状態とし、ネット3の代わりに、1対の遮蔽用の布40をフレーム本体2内の大略全域を覆うようにコイルばね32で取り付けている。
【0035】
図13は更に他の使用方法を示し、ここでは、フレーム本体2の上部、つまり、各先頭フレーム13を回動接続部Bで大略180゜折り畳んで、フレーム本体2の高さを垂直伸張状態の約1/2とした状態で、横フレーム6の係止部31に、S字形金具41及び吊り具42を介して植木鉢43等を吊り下げている。なお、図13の状態で、横フレーム6を用いて物干しを行うこともできる。
【0036】
図14は図1のフレーム装置1の変形例を示すものである。ここでは、各縦フレーム4の両側面に接続部26、28及び係止部31を設けるとともに、L字形の接続部材30に代えて、T字形の接続部材44を用いることにより、複数ユニットのフレーム装置1を横方向に連設する際に、隣接するユニット同士で縦フレーム4を共用できるようにして、部品点数の削減を図っている。
【0037】
図15に本発明の別の実施の形態を示す。この実施の形態では、高層の集合住宅等におけるベランダ45の床面46(取付面)上に1対のコンクリート製の基礎47を一体に設けるとともに、これらの基礎47間にコンクリート製のプランタ48(植栽容器)を床46と一体に設け、プランタ48内に培養土50を入れてつる性等の植物35を栽培している。
【0038】
フレーム装置1は上記実施の形態と同様の構成であって、基礎47の孔に各縦フレーム4の下端部を挿入することにより、ベランダ45上に設置している。なお、簡単のため、図15では、係止部31やネット3は図示を省略している。
【0039】
ベランダ45上に設置する場合、ベランダ45の奥行寸法及び高さを考慮し、垂直伸張姿勢におけるフレーム装置1の高さは、戸建て住宅の庭等に設置する場合よりは低く、例えば、2m程度とするのが好適である。この程度の寸法であれば、フレーム本体2上部の折り曲げやフレーム本体2全体の折り畳みをベランダ45上で無理なく実行できる。
【0040】
なお、基礎47やプランタ48は、必ずしもベランダ46の床47にコンクリートにより作り付け式に設ける必要はなく、コンクリート製等のブロック状の基礎を床47上に載置したり、合成樹脂等からなるプランタを床47上に載置して用いることもできる。上記各実施の形態では、縦フレーム4に1対の回動接続部A、Bを設けて、2段階の折り畳みを可能としているが、縦フレーム4の下端部近傍に一つの回動接続部Aのみを設けて、垂直姿勢と水平姿勢との間で回動自在とするのみでもよい。なお、各縦フレーム4を、例えば、上下に2分割できるようにして、可動フレーム装置1の高さが必要でない場合には、上半分又は下半分のみを使用できるようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】
本発明の請求項1の可動フレーム装置は、取付面(地面又はベランダの取付面等)から大略垂直上方へ延びる垂直姿勢と、取付面と大略平行に延びる水平姿勢との間の任意の傾斜角度を取れるように長手方向の各基端部で取付面に回動自在に取り付けられた複数の縦フレームと、隣接する縦フレーム間で縦フレームと大略直交する方向へ延びる横フレームと、縦フレームと横フレームの少なくとも一方に設けられ、被支持体を着脱自在に係止する係止部とを備えたものであるから、通常は、各縦フレームを垂直姿勢とした状態で、上記係止部に所望の被支持体を係止して使用したり、横フレームを物干し具として使用する等、多目的のフレーム装置として使用でき、便利である。
【0042】
また、必要により、係止部に所望の被支持体を係止した状態で、各縦フレームを垂直姿勢と水平姿勢との間の任意の傾斜角度に傾斜させて使用することもでき、強風時等には、各縦フレームを取付面に沿って水平姿勢に維持して損傷を防止することができる。
【0043】
また、上記縦フレームが長手方向の各二箇所以上で折り畳み可能に構成されているので、不使用時には、被支持体を取り外した状態で、各縦フレームを折り畳んで収納することも可能である。
【0044】
請求項1の可動フレーム装置は、上記被支持体が当該可動フレーム装置内の大略全面を覆う面状の遮蔽体であるから、本可動フレーム装置を住宅の庭の周囲や高層住宅のベランダ等に設置して、上記面状の遮蔽体を取り付けることにより、簡易な遮蔽構造を得ることができる。
【0045】
その場合、上記垂直姿勢での高さを十分に確保しておけば(例えば、3m程度)、日除けや目隠しとしての作用効果は十分なものとなるとともに、台風による強風時等には、必要により遮蔽体を取り外した上で、縦フレームを折り畳むことにより、容易に収納することができる。
【0046】
請求項1の可動フレーム装置は、上記遮蔽体が、上記取付面付近に植えられる植物をからませることのできる網状体であるから、上記植物により、日除けや目隠しとしての機能を得るとともに、植物の緑により目を楽しませることもでき、生け垣に類似した簡易な遮蔽構造を得ることができる。また、つる性植物等の茎や枝等が十分な柔軟性を有する植物を使用すれば、植物を網状体にからませたままの状態で、縦フレームを折り畳んで収納することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における可動フレーム装置を示す正面図。
【図2】上記可動フレーム装置のフレーム本体の下側の回動接続部付近を示す拡大正面図。
【図3】上記回動接続部付近を示す拡大側面図。
【図4】上記回動接続部付近を示す拡大分解斜視図。
【図5】上記フレーム本体の上側の回動接続部付近を示す拡大側面図
【図6】上記フレーム本体の上端コーナ部付近を示す拡大正面図。
【図7】上記可動フレーム装置の上部を折り曲げる様子を示す縮小側面図。
【図8】上記可動フレーム装置に沿って植物を成長させた状態を示す正面図。
【図9】上記可動フレーム装置を順次折り曲げ又は折り畳む様子を示す概略側面図。
【図10】上記可動フレーム装置を分解した状態を示す正面図。
【図11】上記可動フレーム装置を取り付ける基礎に蓋体を被せた状態を示す斜視図。
【図12】上記可動フレーム装置の他の使用方法を示す正面図。
【図13】上記可動フレーム装置の更に他の使用方法を示す正面図。
【図14】上記可動フレーム装置の変形例を示す部分正面図。
【図15】本発明の他の実施の形態における可動フレーム装置を示す概略斜視図。
【符号の説明】
1 可動フレーム装置
3 ネット(被支持体である遮蔽体)
4 縦フレーム
5、6、7 横フレーム
35 植物
G 地面(取付面)

Claims (3)

  1. 取付面から大略垂直上方へ延びる垂直姿勢と、取付面と大略平行に延びる水平姿勢との間の任意の傾斜角度を取れるように長手方向の各基端部で取付面に回動自在に取り付けられ、長手方向の各二箇所以上で折り畳み可能に構成された複数の縦フレームと、
    隣接する縦フレーム間で縦フレームと大略直交する方向へ延びる横フレームと、
    縦フレームと横フレームの少なくとも一方に設けられ、被支持体を着脱自在に係止する係止部と、
    縦フレームの基端部の後面側に形成され、当該縦フレームの後方側への回動を防止するストッパ片とを備え
    上記被支持体が当該可動フレーム装置内の大略全面を覆う面状の遮蔽体であり、該遮蔽体が、上記取付面付近に植えられた植物をからませることのできる網状体であることを特徴とする可動フレーム装置。
  2. 上記縦フレームが、下端部が基礎に支持される基部フレームと、基部フレームの上端部に回動自在に接続された中間フレームと、中間フレームの上端部に回動自在に接続された先頭フレームとからなり、
    上記ストッパ片が、中間フレームの基端部の後面側に形成され、基部フレームの上端部の後面側に当接して中間フレームの後方側への回動を防止することにより、中間フレームの回動可動範囲は、垂直位置と水平位置との間の大略90°の角度範囲となり、
    上記ストッパ片が、先頭フレームの基端部の後面側に形成され、中間フレームの上端部の後面側に当接して先頭フレームの後方側への回動を防止することにより、先頭フレームは、中間フレームの延長線上で大略一直線に延びる伸張位置と、中間フレームと同一側に折り返される折り畳み位置との間の大略180゜の範囲内で回動自在とされていることを特徴とする請求項1記載の可動フレーム装置。
  3. 上記係止部が各縦フレームと横フレームとに各々設けられることを特徴とする請求項1又は2記載の可動フレーム装置。
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