JP2011196054A - 蓋ロック装置 - Google Patents

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Takashi Ehana
孝志 江花
Keiji Hiruta
慶二 蛭田
Shinichi Shiratori
進一 白鳥
Tomohiro Okawa
友弘 大川
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Abstract

【課題】蓋体のロック及びロック解除時における係合部への異常負荷発生時においてもモータロックを防止した蓋ロック装置を提供する。
【解決手段】同期モータのロータには第1減速ギヤと偏心ピンを一体形成した第2減速ギヤが従属し、偏心ピン14aの回動に従動し直線運動を行うソーサレバー15には第1コイルバネ固定ガイド15bと第2コイルバネ固定ガイド15cが対向する位置に一体形成され、ソーサレバー15に従動するロックレバー6には第1コイルバネ受け6dと第2コイルバネ受け6cが対向する位置に一体形成される。第1コイルバネ16を第1コイルバネ固定ガイド15bと第1コイルバネ受け6d間に、第2コイルバネ17を第2コイルバネ固定ガイド15cと第2コイルバネ受け6c間に配置してソーサレバー15とロックレバー6を連結する。異常時に偏心ピン14aが回動し続けてもソーサカム15のみが追従出来る可動範囲を確保できる。
【選択図】図8

Description

本発明は開閉する蓋体を備えた家庭電気機器において、その蓋体の開放を規制することにより使用者の安全の確保を目的とした蓋ロック装置に関するものである。
従来より開閉する蓋体を備えた家庭電気機器として、例えば洗濯機があるが洗濯機は回転体となる洗濯槽への巻き込みを防止するために使用者が容易に蓋体を開けないように蓋ロック装置が設置されている。蓋ロック装置の構造としては、モータを駆動源としてロック部材を進退動させて蓋体に形成される被ロック部材の係合部と係合させるものが用いられている。(例えば特許文献1)
特開2009−144448号公報
しかしながら、上記特許文献1の蓋ロック装置は、ロックピンを一体形成した第1スライダ(ロックレバー)と第2スライダ(ソーサレバー)を引張りバネで連結し、バネ力を偏心ピンに近接する方向に作用させて、偏心ピンの回動に従動する第2スライダで第1スライダを従動し、ロックピンの前進動作を行っている。従ってロックピンの前進動作の途中でロックピンが固定された場合でも偏心ピンが回動出来る間隙を第1スライダと第2スライダ間に生じるのでモータロックはしない。その一方、ロックピンの後退動作途中にロックピンが固定された場合には、偏心ピンに当接して従動するのは第1スライダであるためにロックピン固定の負荷が直接モータに印加され、この負荷がモータのトルクより大きいとモータロックが発生する。
更に、ロックピンの前進動作及び後退動作時において、偏心ピンには引張りバネの張力が負荷となって発生するために駆動源となるモータにはバネ負荷とロックピンの負荷の両者が加算された負荷以上のトルクが必要となるために必要トルクに比例してモータが大きくなる問題がある。尚、ロック操作力はバネの張力に依存する一方、ロック解除操作力はモータトルクに依存するものであるためにロック操作力を増加させたい場合は、その増加分がバネ負荷となるためにモータトルクも増加させる必要があるのでロック及びロック解除の各操作力の調整が難しい。
尚、蓋体の開放を規制する機器として例えば洗濯機においては、従来より洗濯槽の槽アンバランスを検出する安全レバーを蓋ロック装置に具備するか、別途に検出機構を設けるなどして、洗濯機本体が槽アンバランスによる振動によって設置位置からズレを生じることを未然に防止するようにしている。しかしながら、洗濯機には多種多様な仕様があるために、槽アンバランス検出の動作率を検討しながら安全レバーも複数の形状を準備する必要があった。
前述した状況を鑑み本発明では開閉する蓋体を備えた家庭電気機器でその蓋体の開放を規制する蓋ロック装置において、ロック動作及びロック解除動作時にロックレバーを固定する負荷が発生してもモータに過負荷が加わることがなく、その機能性に特化した蓋ロック装置を提供することにある。
当該蓋ロック装置の駆動源となる同期モータのロータには第1減速ギヤと偏心ピンを一体形成した第2減速ギヤが従属し、偏心ピンの回動に従動し直線運動を行うソーサレバーには第1コイルバネ固定ガイドと第2コイルバネ固定ガイドが対向する位置に一体形成され、ソーサレバーに従動するロックレバーには第1コイルバネ受けと第2コイルバネ受けが対向する位置に一体形成され、第1コイルバネを第1コイルバネ固定ガイドと第1コイルバネ受けの間に、第2コイルバネを第2コイルバネ固定ガイドと第2コイルバネ受けとの間に配置してソーサレバーとロックレバーを連結したことを特徴とする。
前記第1コイルバネ及び第2コイルバネは圧縮又は引張りコイルバネを使用し、ソーサレバー及びロックレバーの各間で連結されるバネ高さから、伸長及び圧縮する各方向にロックレバーの最大移動量以上の撓みを有することを特徴とする。
当該蓋ロック装置のロック動作時におけるロックレバーの前進操作力とロック解除時におけるロックレバーの後退操作力は同等又はどちらか一方の操作力を向上させることが可能であることを特徴とする。
当該蓋ロック装置のロック検知機構は可動接片と固定接片が併設し、且つ一方の接片は駆動源であるモータ入力端子の一方と蓋ロック装置内部で接続され、ロック時にはロックレバーに一体形成された接点接触子により可動接片を固定接片に接触させることでロック検知を行うことを特徴とする。
当該蓋ロック装置の洗濯機の槽アンバランスを検出する機構は、ロック検知を行う可動接片及び固定接片間に接片接触子を一体形成した安全レバーを本体ケース外郭に具備し、槽アンバランス時に接片接触子により一方の接片を離間することでロック検知と共用する槽アンバランス検知機構を備えたことを特徴とする。
前述の安全レバーは蓋ロック装置外郭に具備される第1レバーと前記第1レバーに装着従動する第2レバーから分割構成され、第2レバーを交換可能にしたことを特徴とする。
本発明によれば、ロック解除動作時即ちロックレバーが突出している状態でロックレバーの後退を妨げる障害が発生した場合には、ロックレバーに一体形成された第2コイルバネ受けと、ソーサレバーに一体形成された第2コイルバネ固定ガイドを連結する第2コイルバネが伸長する方向にロックレバー最大移動量以上の撓みを有する一方、ロックレバーの第2コイルバネ受けと対向する位置に一体形成された第1コイルバネ受けとソーサレバーの第2コイルバネ固定ガイドと対向する位置に一体形成された第1コイルバネ固定ガイドを連結する第1コイルバネが圧縮する方向にロックレバー最大移動量以上の撓みを有しているために、偏心ピンに従動してソーサレバーが進退動する空隙が確保されるので、モータは過負荷にならずにモータロックが防止できる。反対にロック動作時即ちロックレバーの前進を妨げる障害が発生した場合にも第1コイルバネと第2コイルバネが伸長及び圧縮する各方向にロックレバー最大移動量以上の撓みを有しているのでモータロックを防止することが出来る。
又、ソーサレバーの一端に固定された第1コイルバネと対向するもう一端に固定された第2コイルバネと前記第1コイルバネ及び第2コイルバネにより連結され、ソーサレバーと平行して従動するロックレバーとの構成により、圧縮コイルバネを使用した場合は各コイルの斥力がロックレバー前進方向と後退方向に作用するために荷重がつり合い、引張りコイルバネを使用した場合には各コイルの吸引力が同様に作用するので荷重がつり合うことになるため、ソーサレバーの移動量変化に対してロック操作力とロック解除操作力は一定に保持することが出来るとともに、偏心ピンに掛かるバネ負荷を略無視出来るようになり駆動モータの小型化と安定したロック及びロック解除動作を得ることが出来る。
又、本構成はロックレバーの前進操作力及び後退操作力を同等もしくはどちらか一方の操作力を増加させることが出来るようになっているため、使用機器の要求によりロック操作力のみを強くしたい場合は、第2コイルバネのバネ荷重を大きくし、ロック解除力を強くしたい場合は第1コイルバネのバネ荷重を大きくすることで、各操作力の調整を複雑な構成を要することなく、双方のコイルバネの組合せのみで行うことが出来る。
ロック検知機構は可動接片と固定接片が併設し、且つ一方の接片は駆動源であるモータ入力端子の一方と蓋ロック装置内部で接続され、ロック時にロックレバーに一体形成された接点接触子により可動接点を固定接点に接触させることでロック検知を行っている。そのため、本蓋ロック装置に接続される信号線を1本削減できる他、信号線の接続に要する作業時間も短縮されて安価な操作回路を提供することが出来る。
尚、ロック検知機構は可動接片及び固定接片間に接片接触子を一体形成した安全レバーを本体ケース外郭に具備し、洗濯機の槽アンバランス時に接片接触子により一方の接片を離間する槽アンバランス検出機構と共用にすることで、部品点数の削減ができ、複雑な構成を要することなく槽アンバランス検出精度のバラツキが抑えられ、別途に槽アンバランス検出機構を設けるより安価な槽アンバランス検出機構を付加した蓋ロック装置の提供が出来る。
さらに、前記安全レバーは蓋ロック装置外郭に具備される第1レバーと前記第1レバーに装着従動する第2レバーから分割構成され、第2レバーを交換可能にしたことで、本蓋ロック装置を搭載する洗濯機側の複雑な設置要求に合わせ第2レバーのみの形状を変更するのみで槽アンバランス検出範囲の調整が容易に可能となり、汎用性の高い槽アンバランス検知機構付き蓋ロック装置の提供が出来る。
本発明の実施例に係るもので蓋ロック装置搭載の洗濯機の斜視図を示す 本発明の実施例に係るもので洗濯機に蓋ロック装置搭載の部分上面図を示す 本発明の実施例に係るものでロック係合部の部分断面図を示す 本発明の実施例に係るもので蓋ロック装置の斜視図を示す 本発明の実施例に係るもので蓋ロック装置の駆動機構部品展開斜視図を示す 本発明の実施例に係るもので蓋ロック装置のシタケースを除いた機構部斜視図を示す 本発明の実施例に係るもので蓋ロック装置のロック及びロック解除状態の機構図を示す 本発明の実施例に係るもので蓋ロック装置のロック動作時におけるモータロック防止作用を説明する平面図を示す 本発明の実施例に係るもので蓋ロック装置のロック解除動作時におけるモータロック防止作用を説明する平面図を示す 本発明の実施例に係るもので安全レバーの槽アンバランス検出状態を説明する平面図を示す 本発明の実施例に係るもので安全レバーの分割状態の斜視図を示す 本発明の実施例に係るもので蓋ロック装置の動作回路図を示す 本発明の第2実施例に係るもので蓋ロック装置の機構図を示す
以下、本発明の実施形態に係わる実施例について、図を引用して説明する。
図1に洗濯機1の斜視図を示す。洗濯機1の上面にはトップカバー2が配置され洗濯物を出し入れするための蓋体3がほぼ中央部に位置している。また、蓋ロック装置4の取付け位置は蓋体3の手前側の隅部のQ部の位置に設置される。これは蓋ロック装置4の設置空間を確保し易いことと、蓋体3の浮き上りを防止するため開口側の一端に設置されている。図2は洗濯機1のQ部に蓋ロック装置4が設置された部分断面図を示す。蓋体3に設けられた被ロック部材係合部3aと蓋ロック装置4に設けられたロック係合部6aが係合し蓋体3を固定する機構を構成している。図3はロック係合部の部分断面図を示す。蓋ロック装置4は洗濯機1のトップカバー2の中に取付けられている。蓋体3には被ロック部材係合部3aが形成されており、ロック係合部となる嵌合穴部3bが開けられている。蓋閉時に嵌合穴部3bと当該蓋ロック装置4のロック係合部6aが突出し係合されることで蓋体3のロックを行う。又、洗濯機1は洗濯時に洗濯水が充分あることと洗濯物を攪拌するパルセータの回転数が低いので洗濯時による槽アンバランスはほとんど生じないが、脱水運転時は洗濯水を排出した後洗濯槽が高速で回転するため洗濯物に片寄りを生じ大きな槽アンバランスを発生させることがある。槽アンバランスが発生すると大きな振動を発生するのでこれを検知することが必要である。槽アンバランス検知手段として当該蓋ロック装置には第1レバー8と第2レバー9で構成した安全レバーを備え、洗濯槽5が槽アンバランスにより大きく振れ第2レバー9に当接することにより、この振れを第1レバー8に伝達して接片接触子8aにより閉回路を構成している固定接点19bを開とすることにより槽アンバランスを検知して供給電源を遮断する。
図4に蓋ロック装置4の斜視図を示す。蓋ロック装置4は外郭をシタケース10とウエケース11により機構部を収納する構成になっており、その外郭にはロック係合部6aが進退動するロックレバー枠体11aが形成されている。シタケース10の底部には第1レバー係合ヒンジ10aが形成され、第1レバー8が係合されている。更に前記第1レバー8には第2レバー9が装着、従動する構成となっており、その取付け姿勢を垂直に維持するためのレバー静止バネ7がシタケース10と第1レバー8間に具備され、そのバネ力により第1レバー8の姿勢を略垂直となるように設定されている。洗濯槽5が外径側に大きく振れたときにレバー静止バネ7は大きく撓むことにより第2レバー9に大きな荷重が加わらないようにしている。
図5は駆動機構部品の展開斜視図を示す。駆動源となる同期モータ12の外郭には外部との接続を成すモータ接続端子12aと可動接片18と蓋ロック装置4内部で接続されるCOM端子12bが具備される。駆動伝達手段として、同期モータ12の原動となるロータ−12cに回転方向制御カム20と第1減速ギヤ13と第2減速ギヤ14が従動する。尚、第2減速ギヤ14には偏心ピン14aが形成され、そこに偏心ピン摺動枠体15aを形成したソーサレバー15が係合される。更にソーサレバー15の一端に第1コイルバネ16と対向するもう一端に第2コイルバネ17が付勢されて前記2つのコイルバネを介してロックレバー6がソーサレバー15に連結される。本発明の実施例では2枚のギヤで構成しているが、使用する同期モータ12のトルクに応じてギヤの構成枚数は変更することもできる。尚、同期モータ12は8極とし、第2減速ギヤ14までの減速比は1/25としているので偏心ピン14aの回転数は50Hz時で30rpm、60Hzで36rpmとしている。
図6は蓋ロック装置4のシタケース10を除いた機構部斜視図を示す。コイルバネの配置状態を示すためにロックレバー6は断面している。前記した図5構成部品で同期モータ12、回転方向制御カム20、第1減速ギヤ13、第2減速ギヤ14はウエケース11とギヤカバー21間に収納されている。ギヤカバー21には可動接片18と固定接片19が上方から圧入により固定され、ウエケース11の外郭には外部接続を成す可動接片接続端子18aと固定接片接続端子19a及びモータ接続端子12aが露出する。第1コイルバネ16はソーサレバー15の一端に形成された第1コイルバネ固定ガイド15bとロックレバー6の一端で且つ前記第1コイルバネ固定ガイド15bと同軸上に形成される第1コイルバネ受け6d間に付勢される。同様に第2コイルバネ17はソーサレバー15の対向するもう一端に形成された第2コイルバネ固定ガイド15cとロックレバー6の対向するもう一端で且つ前記第2コイルバネ固定ガイド15cと同軸上に形成される第2コイルバネ受け6c間に付勢される。ソーサレバー15には第1コイルバネ固定ガイド15bと第2コイルバネ固定ガイド15cが一体形成されている。また、ロックレバー6には第2コイルバネ受け6cと第1コイルバネ受け6dが一体形成されている。このため部品点数を大幅に削減できるとともに組立性を向上させることができる。又、高電圧が印加される同期モータ12の電源入力端子であるモータ接続タンシ12aと可動接片接続端子18aはモータ接続タンシ12aを1極コネクタで接続することで端子間距離を大きくとれるので耐トラッキングに強い構造とすることが出来るとともに、可動接片接続端子18aと固定接片接続端子19aは2極コネクタで接続することで本体との接続に要する作業時間の短縮が出来る。尚、ウエケース11には2極コネクタ接続時の差込違いを防止するためのコネクタガイド溝11bが形成されている。
図7は蓋ロック装置4のロック及びロック解除の機構図を示す。図7(a)はロック動作時の機構部を示しており、一方図7(b)はロック解除動作時の機構部を示している。ロック動作を図7(a)で説明する。駆動源となる同期モータ12に通電されると第2減速ギヤ14上に形成された偏心ピン14aが回動を始める。偏心ピン14aと偏心ピン摺動枠体15aで係合されたソーサレバー15はウエケース11で直線状を進退動するよう規制されているため偏心ピン14aの回動に従動してロック係合方向へと前進を開始する。ソーサレバー15と一体形成された第1コイルバネ固定ガイド15bとロックレバー6と一体形成された第1コイルバネ受け6dを第1コイルバネ16で連結し、同様にソーサレバー15と一体形成された第2コイルバネ固定ガイド15cとロックレバー6と一体形成された第2コイルバネ受け6cを第2コイルバネ17で連結している。これにより、ソーサレバー15とロックレバー6は第1コイルバネ16と第2コイルバネ17の両者を介して係合している。ロック動作のためソーサレバー15が前進するとそれと平行してロックレバー6が従動することでロック動作を行う。尚、図7(a)に示した偏心ピン14aがロックレバー前進方向の頂点となる位置で停止した時がロックレバー6の最前進位置となり、そこから180度回動した位置が図7(b)に示すロックレバー最後退位置となる。即ちこれがロックレバー最大移動量となるS1となる。
ロック動作及びロック解除動作を行う時のロック操作力について詳述する。第1コイルバネ16がソーサレバー15の一端に形成された第1コイルバネ固定ガイド15bとロックレバー6の一端で且つ前記第1コイルバネ固定ガイド15bと同軸上に形成される第1コイルバネ受け6d間に付勢される。同様に第2コイルバネ17はソーサレバー15の対向するもう一端に形成された第2コイルバネ固定ガイド15cとロックレバー6の対向するもう一端で且つ前記第2コイルバネ固定ガイド15cと同軸上に形成される第2コイルバネ受け6c間に付勢される。即ち、ソーサレバー15とロックレバー6とを連結する各間には第1コイルバネ16と第2コイルバネ17により発生する斥力が互いにつり合う位置で静止するためにロック動作時及びロック解除時の操作力は、偏心ピン14aの回動する位置変化に関係なく、一定にすることが可能である。従って、安定したロック及びロック解除動作が得られる。又、本構成により偏心ピン14aに掛かるバネ負荷は互いにつり合う作用を成すため、略無視出来るようになり駆動源となる同期モータ12の小型化も図れる。尚、ロック時にロック係合部6aを嵌合穴部3bに挿入する時の摩擦負荷が発生した場合は、その負荷増加分に相当して第2コイルバネ17が圧縮され、第1コイルバネ16は伸長するのでロック操作力は第2コイルバネの圧縮撓み分、加算される。ロック解除時は作用が逆となり、第1コイルバネが圧縮されて第2コイルバネが伸長するので、ロック解除操作力に加算される。従って、ロック係合部6aに負荷が発生した場合においても、最大でロックレバー最大移動量に相当する撓み分の斥力をロック操作力又はロック解除操作力に加算することが出来るので負荷増加による動作不良が軽減出来る。
本構成では第1コイルバネ16と第2コイルバネ17のバネ定数を同一とすることが部品の共用が可能となるので望ましいが、搭載機器の仕様要求によりロック操作力又はロック解除操作力のどちらか一方の操作力を向上させたいという場合には、一方のバネ定数を変更することで容易に対応することが可能である。尚、バネ定数を変更する以外にも前記した各コイルバネの軸間距離を変更することでもバネ撓みが変化させることが出来るので対応可能である。
次に当該蓋ロック装置4のモータロック防止機能について説明する。一般的にモータ駆動方式の蓋ロック装置において、モータロックが発生する可能性があるのは先ず1つとして図3に示すようにロック動作を行う時にロック係合部6aと被ロック部材係合部3aの嵌合穴部3bの位置が合致しない、又は異物により嵌合穴部3bが塞がるなどの理由により、異常負荷F1がロックレバー前進操作力F2を超えた場合である。しかしながら、当該蓋ロック装置4によれば、第1コイルバネ16及び第2コイルバネ17は、ソーサレバー15及びロックレバー6の各軸間で連結されるバネ高さから、伸長及び圧縮する各方向にロックレバーの最大移動量S1以上の撓みを有しているので図8(c)及び(d)に示すように第1コイルバネ16が第1コイルバネ固定ガイド15bと同軸上に形成される第1コイルバネ受け6d間でバネが伸長する一方、第2コイルバネ17は第2コイルバネ固定ガイド15cと同軸上に形成される第2コイルバネ受け6c間でバネは圧縮する。これにより、偏心ピン14aが回動し続けてもソーサカム15のみが追従出来る可動範囲が確保出来るためにモータロックが防止出来る。尚、この時第1コイルバネの斥力は少なくなり第2コイルバネ17の斥力が大きくなるため、異常発生時において通常使用状態でのロック操作力を超える操作力が得ることが出来るため、より確実なロック動作が可能である。
モータロックが発生するもう一つの可能性として図9(e)及び(f)を示す。これは図8がロック動作時における異常負荷であるのに対し、ロック解除操作力F4を超える異常負荷F3が発生した場合である。これは前述の第1コイルバネ16と第2コイルバネ17の作用が逆になったものである。即ち、第1コイルバネ固定ガイド15bと同軸上に形成される第1コイルバネ受け6d間でバネが圧縮する一方、第2コイルバネ17は第2コイルバネ固定ガイド15cと同軸上に形成される第2コイルバネ受け6c間でバネは伸長する。これにより、前述同様に偏心ピン14aが回動し続けてもソーサカム15のみが追従出来る可動範囲が確保出来るためにモータロックが防止出来る。尚、この時第1コイルバネ16の斥力は大きくなり第2コイルバネ17の斥力が少なくなるため、異常負荷発生時において通常使用状態でのロック解除操作力を超える操作力が得られるため、より確実なロック解除動作が可能である。しかしながら、モータロックは防止してもロック解除が出来なかった場合に備えてロックレバー6の最後尾には手動解除用フック6eが具備されている。これは停電又は洗濯機の故障によりロック解除が出来なくなってしまった場合に備えて洗濯機外郭を外すことで、手動解除用フック6eをロック解除方向に引張り蓋体3のロック解除を行えるようにしたものである。尚、ロックレバー係合部6aの先端を傾斜を成す形状としているが、これは蓋体3が開口状態にあって、据付位置のバラツキや制御のズレによりロックレバー係合部6aがロックレバー最後退位置より前進する方向にズレて停止した場合に、蓋体3が閉鎖され、被ロック部材係合部3aとロックレバー係合部6aが干渉して損傷することを防止するために形成されている。被ロック部材係合部3aが傾斜面に当接すると蓋体3閉鎖時の操作分力と第1コイルバネ16及び第2コイルバネ17の作用でロックレバー6は衝突時の操作力を吸収してロックレバー6を後退させることが出来る。
次に当該蓋ロック装置4の制御について説明する。図7に示すように当該蓋ロック装置4にはロック動作を検出するための検出SWとして可動接片18と固定接片19が併設される。各接片には接触信頼性を確保するため、可動接点18bと固定接片19bが具備される。尚、各接片の材質にはバネ性を有する燐青銅が適当であり、各接点材には交流電源が印加されるので銀類が望ましい。先ず、搭載機側の制御にて蓋体3が閉じられたことが検出されると同期モータ12のモータ接続端子12aと可動接片接続端子18aに通電が開始される。これにより図7にて説明した通り偏心ピン14aの回動に従動したソーサレバー15とソーサレバー15に従動するロックレバー6が前進動作を行う。尚、この時ロックレバー6と一体形成された接点接触子6bが可動接片18の接点操作子18cと当接して、その傾斜を成した形状により可動接点18bを固定接点19bに接触させる。接点が閉じられたことにより可動接片接続端子18aと固定接片接続端子19a間が閉回路となるのでロック検出が出来る。
ロック動作及びロック解除動作の制御には同期モータ12の通電時間を制御する必要がある。蓋ロック装置4はその機能上、ロック動作開始から完了するまでを迅速に行うのが理想である。例えば、ロックするまでに5秒の時間を要するとしたら、使用者側はロックが完了するその5秒の間で十分に蓋体を開けることが可能となってしまい安全確保が難しい。従って当該蓋ロック装置4がロックするまでに要する時間を周波数域50Hzにおいて1秒とした場合について説明する。先ず、初期位置となるロックレバー6の最後退位置が重要であるがロックレバー6が最も後退した位置は図7(b)の状態である。この位置にて偏心ピン14aを制止させるには当該蓋ロック装置4の構成上、可動接点18bと固定接点19bが接触するまでの時間とロックレバー6の最大前進位置を把握する必要がある。同期モータ12への通電開始から、可動接点18bと固定接点19bが接触するまでの時間が例えば0.8秒であるならロックレバー6の最大前進位置が1秒であるから、接点検出後、更に0.2秒を印加して通電停止した位置がロックレバー最前進位置となる図7(a)である。即ちロックレバー最後退位置は接点検出後0.2秒とそこから180度の回動に要する1秒を足した1.2秒後が図7(b)の状態である。以上のように同期モータ12への通電時間を接点検出時間により制御することで当該蓋ロック装置4のロック及びロック解除の制御が可能になる。必然として、このような時間制御を行うには使用負荷トルク範囲にて回転数が一定である同期モータ又はパルス制御が出来るステッピングモータを使用することが出来る。
図10は安全レバーの槽アンバランス検出状態を説明する平面図を示す。図10を用いて槽アンバランス検知手段について説明する。第1レバー8に一体形成された接片接触子8aはシタケース10に形成された溝部より可動接片18と固定接片19の間に突出した状態で配される。尚、洗濯槽は回転出来る状態であり、蓋ロック装置4はロック状態にあることを示す。即ち、可動接点18bと固定接点19bは接触した状態にある。槽アンバランスとは図3において洗濯槽5がP方向に傾斜して、第2レバーに当接する状態である。第2レバー9は第1レバー8に装着し従動する構造であるから、洗濯槽5が第2レバー9に当接することにより第1レバー8は第1レバー係合ヒンジ10aの作用により回動し、接片接触子8aが図10のL又はR方向に動作することで固定接片19に当接して接点を離間する。洗濯機制御としては洗濯槽5が回転している状態においてロック検出SWを構成している可動接片18の可動接点18bと固定接片19の固定接点19bが離間したことにより異常検知を発することが出来る。尚、接片接触子8aは第1レバー8に一体形成されているので、別途に部品を介在させるより槽アンバランスの検出精度のバラツキを軽減出来る。
図11は上記槽アンバランスを検知する第1レバー8と第2レバー9から成る安全レバーの分割構成を示したものである。第2レバー9に形成された嵌合爪9aと第1レバー8に形成されたレバー嵌合部8bにより係合され、図4に示すようにシタケース10の外郭下部に具備される。安全レバーは多種で複雑な洗濯機側の形状に合わせて、その槽アンバランスの動作率で形状が決定されるが、実際に洗濯槽5が当接するのは安全レバーの下部である。即ち上部は略共用が可能である。従って、分割構成にすることで第2レバー9のみの形状を変更することで汎用性を高めることが出来る。
更に、この分割構成によれば第2レバー9を後工程にて組付けることも可能であるので、当該蓋ロック装置4の輸送時において第2レバー9にて占有される無駄な容積を省くことが出来るため輸送効率も上げられる。
以上にて説明した当該蓋ロック装置4は対向する2軸上に作用する圧縮コイルバネを用いて説明したが、これは一例であって、圧縮コイルバネの替わりに引張りコイルバネを利用することも可能である。圧縮コイルバネがソーサレバー15とロックレバー6の2軸間に各斥力を発してつり合うのに対し、引張りコイルバネを適用した場合は、吸引力を発してつり合う。動作及び作用は前述の圧縮コイルバネと変わらないので詳細説明は省力する。
図13に本発明の実施例に係り、他の実施例の構成図を示す。ロックレバー6はロック係合部6a、第1コイルバネ受け6d、第2コイルバネ受け6cを一体形成しており、ソーサレバー15は第1コイルバネ固定ガイド15b、第2コイルバネ固定ガイド15cを一体形成している。ソーサレバー15は第2減速ギヤ14と一体形成された偏心ピン14aにより進退動する。ロックレバー6は第1コイルバネ固定ガイド15bと第1コイルバネ受け6d間に付勢する第1コイルバネ16と第2コイルバネ固定ガイド15cと第2コイルバネ受け6c間に付勢する第2コイルバネ17で連結されてソーサレバー15に従動する。前述した本発明の実施例との相違点は第1コイルバネ16及び第2コイルバネ17が作用する動作軸を直列か並列にしているだけである。動作及び作用は変わらないので詳細説明は省略する。
故に本発明はその趣旨の範囲で変更、修正することが可能であり、洗濯機に限らず、蓋体を具備し且つその蓋体の開放を規制する機能を必要とする機器において、モータロックの防止が可能であり安定した動作が得られ、且つ安価な蓋ロック装置を提供することが出来る。
1 洗濯機
2 トップカバー
3 蓋体
3a 被ロック部材係合部
3b 嵌合穴部
4 蓋ロック装置
5 洗濯槽
6 ロックレバー
6a ロック係合部
6b 接点接触子
6c 第2コイルバネ受け
6d 第1コイルバネ受け
6e 手動解除用フック
7 レバー静止バネ
8 第1レバー
8a 接片接触子
8b レバー嵌合部
9 第2レバー
9a 嵌合爪
10 シタケース
10a 第1レバー係合ヒンジ
11 ウエケース
11a ロックレバー枠体
11b コネクタガイド溝
12 同期モータ
12a モータ接続タンシ
12b COMタンシ
12c ロータ
13 第1減速ギヤ
14 第2減速ギヤ
14a 偏心ピン
15 ソーサレバー
15a クランクピン摺動枠体
15b 第1コイルバネ固定ガイド
15c 第2コイルバネ固定ガイド
16 第1コイルバネ
17 第2コイルバネ
18 可動接片
18a 可動接片接続端子
18b 可動接点
18c 接点操作子
19 固定接片
19a 固定接片接続端子
19b 固定接点
20 回転方向制御カム
21 ギヤカバー
P 洗濯槽アンバランス時の移動方向
S1 ロックレバー最大移動量
F1 ロック動作時における異常負荷
F2 ロック操作力
F3 ロック解除時における異常負荷
F4 ロック解除操作力
L 洗濯槽アンバランス時における接片接触子移動方向1
R 洗濯槽アンバランス時における接片接触子移動方向2

Claims (6)

  1. 同期モータのロータに第1減速ギヤ、偏心ピンを一体形成した第2減速ギヤ、ソーサレバー及びロックレバーを係合した蓋ロック装置において、ソーサレバーには第1コイルバネ固定ガイドと第2コイルバネ固定ガイドが対向する位置に一体形成され、ロックレバーには第1コイルバネ受けと第2コイルバネ受けが対向する位置に一体形成され、第1コイルバネを第1コイルバネ受けと第1コイルバネ固定ガイドの間に、第2コイルバネを第2コイルバネ固定ガイドと第2コイルバネ受けとの間に配置してソーサレバーとロックレバーを連結したことを特徴とする蓋ロック装置。
  2. 請求項1記載の蓋ロック装置において、第1コイルバネ及び第2コイルバネは圧縮又は引張りコイルバネを使用し、ソーサレバー及びロックレバーの各間で連結されるバネ高さから、伸長及び圧縮する各方向にロックレバー最大移動量以上の撓みを有することを特徴とする蓋ロック装置。
  3. 請求項1から2記載の蓋ロック装置において、ロック操作力及びロック解除操作力は同等又はどちらか一方の操作力を向上させることが可能であることを特徴とする蓋ロック装置。
  4. 請求項1から3記載の蓋ロック装置において、蓋ロック検知機構は可動接片と固定接片が併設し、且つ一方の接片には同期モータの入力端子となる一方の端子と蓋ロック装置ケース内部で接続され、ロック時にロックレバーに一体形成された接点接触子により可動接点を固定接点に接触させることでロック検知を行うことを特徴とする蓋ロック装置。
  5. 請求項1から4記載の蓋ロック装置において、ロック検知を行う可動接片及び固定接片間に接片接触子を一体形成した安全レバーを蓋ロック装置外郭に具備し、洗濯機における槽アンバランス発生時に接片接触子により一方の接片を離間することでロック検知と共用する槽アンバランス検知機構を備えたことを特徴とする蓋ロック装置。
  6. 請求項1から5記載の蓋ロック装置において、槽アンバランスを検知する安全レバーは第1レバーと前記第1レバーに装着し従動するす第2レバーから分割構成され、第2レバーを交換可能にしたことを特徴とする蓋ロック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101367907B1 (ko) * 2012-05-10 2014-03-03 (주)엔티텍 도어 잠금 장치
CN104863429A (zh) * 2015-04-27 2015-08-26 海汽电子技术芜湖股份有限公司 一种用于盖子的锁定装置
KR101877043B1 (ko) * 2016-11-29 2018-07-10 한국중천전화산업 주식회사 리드락스위치를 갖는 세탁기 도어 이중 잠금장치

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