JP2011195982A - 古紙再生処理装置及び古紙再生処理方法 - Google Patents

古紙再生処理装置及び古紙再生処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】古紙の処理効率を向上しつつ、古紙再生処理装置の小型化を実現可能な古紙処理装置及び古紙処理方法の提供を目的とする。
【解決手段】希釈液流路を流通する希釈液を、移送経路を流通する再生パルプ含有液中に流入させ、再生パルプ含有液に含まれる再生パルプの濃度を所定濃度まで希釈する希釈処理部86を設けてなり、制御部は、再生パルプ部1における再生パルプ含有液の製造後、給水部182から攪拌槽181に給水し、前記攪拌槽181内に貯留する再生パルプ含有液中に含まれる再生パルプの濃度をポンプによる移送が可能となる所定の第1濃度まで希釈するよう制御するとともに、前記希釈処理部86において再生パルプ含有液中に含まれる再生パルプの濃度を、前記第1濃度より低く抄紙部3における抄紙の濃度以上である所定の第2濃度にまで希釈するよう制御する構成にしてある。
【選択図】図4

Description

本発明は古紙再生処理装置及び古紙再生処理方法に関するものである。
従来、わが国においては、一度使用した古紙、例えば古新聞紙やオフィス等で生じる古紙を回収して紙を再生する技術ならびに社会システムが確立している。
しかし、古紙から再生紙を製紙する場合には、古新聞紙がリサイクル品として回収される住宅街等やオフィス等の紙の消費場所と、古紙から紙を再生する再製紙工場とは離れており、古紙の回収、運搬にコストとエネルギーを要する。また、オフィスでは古紙の持ち出しにより紙に記載された機密情報等が外部へ漏洩するおそれがある。
そこで、下記特許文献1、2には、装置を小型化し、紙の消費場所で古紙を処理することの可能な古紙処理装置に関する開示があり、特許文献1には、古紙再生方法および装置として、文書裁断機によって裁断した古紙を離解して再生パルプとする工程と、再生パルプを貯蔵する工程と、再生パルプを噴射装置に充填して繊維シートに吹きかける工程と、繊維シートに吹きかけた再生パルプを抄紙する工程とからなる構成等が記載されている。
また、特許文献2には、古紙の裁断紙片を離解して再生パルプを調製する再生パルプ部と、再生パルプを漂白して脱墨パルプを調製する脱墨パルプ部と、脱墨パルプを抄紙して再生紙を調製する抄紙部を一体的に備える古紙処理装置が記載されている。
特開平10-317290号公報 特開2009−299228号公報
上記特許文献1、2では、各工程において、水に対する再生パルプの濃度を、各工程ごとに最適条件へと調整すべきことが記載されているが、再生パルプの濃度の調整を行うには、給水設備や濃度調整用タンク等を設ける必要があり、古紙再生処理装置全体が大型化するという問題が生じる。
本発明は上記した課題を解決するものであり、古紙の処理効率を向上しつつ、古紙再生処理装置の小型化を実現可能な古紙処理装置及び古紙処理方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の古紙再生処理装置は古紙原料を給水部から供給された水とともに攪拌槽内で攪拌して再生パルプ含有液を製造する再生パルプ部と、前記再生パルプ部で製造された再生パルプ含有液を抄紙する抄紙部と、再生パルプ部から抄紙部へと前記再生パルプ含有液を送る移送経路の途中に配設され、所定の再生パルプの濃度を有する再生パルプ含有液を移送する能力のあるポンプと、各部の動作を制御する制御部とを備えた古紙再生処理装置において、前記移送経路を流通する再生パルプ含有液に、希釈液を供給する希釈液流路を設け、前記希釈液流路を流通する希釈液を、前記移送経路を流通する再生パルプ含有液中に流入させ、再生パルプ含有液に含まれる再生パルプの濃度を所定濃度まで希釈する希釈処理部を移送経路における前記ポンプより下流側に設けてなり、制御部は、再生パルプ部における再生パルプ含有液の製造後、給水部から攪拌槽に給水し、前記攪拌槽内に貯留する再生パルプ含有液中に含まれる再生パルプの濃度を前記ポンプによる移送が可能となる所定の第1濃度まで希釈するよう制御するとともに、前記希釈処理部において再生パルプ含有液中に含まれる再生パルプの濃度を、前記第1濃度より低く抄紙部における抄紙の濃度以上である所定の第2濃度にまで希釈するよう制御する構成にしてある。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の古紙再生処理装置において、移送経路におけるポンプと希釈処理部との間に設けられ、前記移送経路の上流側から流入する再生パルプ含有液の所定量を貯留する貯留タンクを備えてなるものである。
そして、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の古紙再生処理装置において、貯留タンクに、該貯留タンク内に貯留する再生パルプ含有液の液面に浮遊する印刷成分を含んだ泡状物を除去する除去部を設けてなるものである。
更に、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の古紙再生処理装置において、貯留タンクに、該貯留タンク内に貯留する再生パルプ含有液を攪拌するための攪拌手段を備えてなるものである。
更に、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の古紙再生処理装置において、制御部は、貯留タンク内に貯留する再生パルプ含有液の液量に応じて攪拌手段による攪拌量を変更するよう制御するものである。
そして、請求項6に記載の発明は、古紙原料を給水部から供給された水とともに攪拌槽内で攪拌して再生パルプ含有液を製造し、得られた再生パルプ含有液を抄紙部において抄紙し再生紙を製造する古紙再生処理方法において、再生パルプ含有液の製造後、給水部から攪拌槽に給水し、攪拌槽内に貯留する再生パルプ含有液中に含まれる再生パルプの濃度を、再生パルプ部から抄紙部へと前記再生パルプ含有液を送るための所定の能力を有するポンプにより該再生パルプ含有液の移送を可能とする所定の第1濃度まで希釈し、希釈後の再生パルプ含有液を前記ポンプの駆動により再生パルプ部から抄紙部への移送経路を流通させ、移送経路におけるポンプより下流側に設けられた希釈処理部において、移送経路を流通する再生パルプ含有液に希釈液流路を流通する希釈液を流入させ、再生パルプ含有液中の再生パルプの濃度を前記第1濃度より低く抄紙部における抄紙の濃度以上である所定の第2濃度にまで希釈することを特徴とする古紙再生処理方法に関するものである。
請求項1に記載の古紙再生処理装置によれば、制御部は、再生パルプ部における再生パルプ含有液の製造後、給水部から攪拌槽に給水し、前記攪拌槽内に貯留する再生パルプ含有液中に含まれる再生パルプの濃度を、所定の再生パルプの濃度を有する再生パルプ含有液を移送する能力のあるポンプによって移送が可能となる所定の第1濃度まで希釈するよう制御するとともに、希釈処理部において再生パルプ含有液中に含まれる再生パルプの濃度を、前記第1濃度より低く抄紙部における抄紙の濃度以上である所定の第2濃度にまで希釈するよう制御するので、再生パルプ含有液中の再生パルプの濃度を、攪拌槽において第1濃度まで希釈するとともに、希釈処理部において第1濃度より低く、抄紙に適する濃度以上の所定の第2濃度まで希釈することで、再生パルプ含有液の希釈を複数回に分割し、段階的に希釈し、所定の第1濃度以下の再生パルプ含有液のみを移送する能力のある安価かつ比較的小型のポンプを設置することができ、希釈処理部で希釈を行うので、希釈後の再生パルプ含有液を貯留するための巨大なタンク及び攪拌手段を必要としない。よって、再生パルプを離解及び抄紙に適する所定の濃度に希釈することで古紙の処理効率を向上しつつ、装置全体の小型化を実現することができる。
また、請求項2に記載の古紙再生処理装置によれば、移送経路におけるポンプと希釈処理部との間に設けられ、前記移送経路の上流側から流入する再生パルプ含有液の所定量を貯留する貯留タンクを備えてなるので、再生パルプ部から再生パルプ含有液を取り出すことで新たな古紙原料及び水を供給し、次の離解処理を開始することができ、新たに供給した古紙原料の離解処理を行っている間に並行して貯留部に貯留する再生パルプ含有液を後段の工程へと所定の流量で供給し、連続的な処理を行うことができる。
そして、請求項3に記載の古紙再生処理装置によれば、制御部は、貯留タンクに、該貯留タンク内に貯留する再生パルプ含有液の液面に浮遊する印刷成分を含んだ泡状物を除去する除去部を設けてなるので、再生パルプ含有液に混入している印刷成分の量を低減することで、抄紙により得られる再生紙の品質を改善可能である。
更に、請求項4に記載の古紙再生処理装置によれば、貯留タンクに、該貯留タンク内に貯留する再生パルプ含有液を攪拌するための攪拌手段を備えてなるので、沈殿しやすい再生パルプを再生パルプ含有液中で十分に分散させることができ、後段の工程へ移送する再生パルプ含有液中の再生パルプの濃度を略均一な濃度とすることができる。
更に、請求項5に記載の古紙再生処理装置によれば、制御部は、貯留タンク内に貯留する再生パルプ含有液の液量に応じて攪拌手段による攪拌量を変更するよう制御するので、攪拌量の過多による再生パルプや水の飛散、及び攪拌量の過少による再生パルプの沈殿等の問題を解消可能である。
更に、請求項6に記載の古紙再生処理方法によれば、再生パルプ含有液の製造後、給水部から攪拌槽に給水し、攪拌槽内に貯留する再生パルプ含有液中に含まれる再生パルプの濃度を、再生パルプ部から抄紙部へと前記再生パルプ含有液を送るための所定の能力を有するポンプにより該再生パルプ含有液の移送を可能とする所定の第1濃度まで希釈し、希釈後の再生パルプ含有液を前記ポンプの駆動により再生パルプ部から抄紙部への移送経路を流通させ、移送経路におけるポンプより下流側に設けられた希釈処理部において、移送経路を流通する再生パルプ含有液に希釈液流路を流通する希釈液を流入させ、再生パルプ含有液中の再生パルプの濃度を前記第1濃度より低く抄紙部における抄紙の濃度以上である所定の第2濃度にまで希釈するので、再生パルプ含有液の希釈を複数回に分割し、段階的に希釈を行うことで、再生パルプを離解及び抄紙に適する所定の濃度に希釈して古紙の処理効率を向上しつつ、装置全体の小型化を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る古紙再生処理装置の構成概略図である。 前記古紙再生処理装置の再生パルプ製造部の構成概略図である。 前記再生パルプ製造部の給水部の斜視図である。 前記古紙再生処理装置の貯留部の構成概略図 前記古紙再生処理装置の脱墨部の平面図及び断面図である。 前記古紙再生処理装置の抄紙部及び仕上部のカレンダー部の概略斜視図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明にかかる古紙再生処理装置の構成概略図である。図1において、古紙再生処理装置100は、再生パルプ部1、貯留部8、脱墨部2、抄紙部3、仕上げ部4、排液処理部5、及び制御部(図示省略)を一体的に備えるものである。再生パルプ部1は古紙原料6を離解して再生パルプ含有液を製造するものであり、貯留部8は再生パルプ部1において製造された再生パルプ含有液を一旦貯留するものであり、脱墨部2は貯留部8に貯留する再生パルプ含有液を脱墨するものであり、抄紙部3は脱墨部2において脱墨された再生パルプ含有液、または貯留部8からの再生パルプ含有液を抄紙し、抄紙により得られた湿紙の乾燥を行うものであり、仕上げ部4は、抄紙部3において湿紙の乾燥を行ったものをカレンダー加工、裁断等することにより仕上げを行って再生紙7を得るものであり、排液処理部5は、古紙再生処理により生じた排液を処理するものである。制御部は各部の動作を制御するものである。
(再生パルプ部)
図2は、再生パルプ部1及びポンプ77の構成概略図である。再生パルプ部1は、古紙原料6を離解して再生パルプを製造するものであり、再生パルプ製造装置Kにより構成される。図2に示すように、再生パルプ製造装置Kは、古紙原料供給部9、計測部17、パルパー18、制御部(図示省略)を備えている。
古紙原料6としては、所定サイズ以上の大きさを有する古紙原料6である粗紙66と、所定サイズより小さいサイズの古紙原料6である細断紙67との双方を処理可能である。粗紙66にはA4、B5等といった定型紙が含まれ、更に、正方形等の定型紙以外の古紙原料6も含まれる。また、細断紙67にはシュレッダー等の切断機器によって所定サイズより小さいサイズに切断された古紙原料6が含まれ、更に、所定サイズより小さいサイズであれば切断機器によって切断を行っていない古紙原料6も含まれる。
古紙原料供給部9は、粗紙66を供給する粗紙供給部11と、細断紙67を供給する細断紙供給部12とを備えている。粗紙供給部11には、粗紙66を載置する粗紙載置台111と、粗紙載置台111を昇降する昇降手段(図示省略)と、粗紙載置台111上に載置された複数の粗紙66のうち最上位の粗紙66を計測部17へと搬送する給紙ローラ112とを備えている。
細断紙供給部12には、細断紙67を貯留するシュレッダータンク121を設けており、該シュレッダータンク121の底部には細断紙67の排出口122が形成されている。排出口122には、図2において二点鎖線で示すように揺動することで開閉自在に構成された開閉部材124を設けており、開閉部材124の上方には、開閉部材124の開放時にシュレッダータンク121内の細断紙67を下方に排出する排出装置125を備えている。排出装置125の構成は、細断紙67を下方に排出可能であればよく、特に限定されないが、図2では一対の回転体127を示しており、該回転体127は、双方の回転体127の間に細断紙67を挟持し、回転することで細断紙67を下方に排出するようになっている。
計測部17は、粗紙供給部11及び細断紙供給部12より供給された古紙原料6の重量を計測するものである。計測部17は、排出口122の下方、且つ、給紙ローラ112による粗紙66の搬送方向下流側のやや低い位置に配設してある。計測部17は、粗紙66および細断紙67を受け止める受皿171を備えている。
受皿171は、一回のバッチ式離解処理において処理を行う古紙原料6の全量を載置可能とする十分に大きなサイズとしてもよいが、古紙原料6の全量のうちの一部を載置可能な程度のサイズとして、全量を載置する場合より小さいサイズとしてもよい。
同様に、計測部17が計測可能な重量に関しても、一回のバッチ式離解処理において処理を行う古紙原料6の全量を計測可能な計測機器を使用してもよいが、古紙原料6の全量のうちの一部のみを計測可能とする小型の計測器を用い、計測を複数回に分割し合算した場合にのみ全量を計測可能な構成としてもよい。
受皿171は、図2において二点鎖線で示すように、水平姿勢からパルパー18へ向けて傾倒する傾倒姿勢にまで傾倒可能に構成され、受皿171を傾動させるモータ等の駆動手段(図示省略)を有する。また、受皿171は傾倒姿勢において、低位置となる側には側壁を設けておらず、受皿171を傾倒するのみで古紙原料6をパルパー18へ投下可能となっている。
パルパー18は、計測部17より投入された古紙原料6を水及び離解促進剤の液体中において、繊維、つまり再生パルプにまで離解するものであり、攪拌槽181、給水部182、離解促進剤供給部183、攪拌手段189、再生パルプ含有液取出部187を備えている。攪拌槽181の大きさは、給水部182から供給された水及び古紙原料6を含む液体を貯留し、離解処理を行うのに十分な大きさであり、且つ、離解処理の終了後、製造された再生パルプ含有液を給水部182からの給水により所定の第1濃度まで希釈された再生パルプ含有液を収容可能な大きさである。
ここで、所定の第1濃度とは、後述する再生パルプ含有液取出部187から再生パルプ含有液を取り出すためのポンプ77によって再生パルプ含有液を移送可能な再生パルプの濃度である。第1濃度は、脱墨部2における脱墨処理に適する所定の濃度より高く設定され、また、脱墨部2における脱墨処理を省略する場合には、抄紙部3における抄紙に適する所定の濃度より高く設定される。
給水部182は、水道水等の上水の供給部(図示省略)、及び後述する排液処理部5の白水タンク52(図1参照)に接続され、これら上水または白水タンク52内に貯留する白水のうち、いずれかの水を攪拌槽181に供給するようになっている。該給水部182は、攪拌槽181の内壁面上部に複数設けられており、給水部182には、前記水を攪拌槽181の内壁面に向けて放出する放出部76を備えている。
放出部76の構成は、前記水を攪拌槽181の内壁面に向けて放出可能であれば、特に限定されないが、例えば図3に示すものが挙げられる。図3には、放出部76の一例として、該放出部76を含む給水部182の分解斜視図を示している。図3に示す給水部182は、放出部本体15及び下部が屈曲した当て板14を備えており、この放出部本体15及び当て板14は攪拌槽181の内壁面に螺子25により螺着される。
放出部本体15には、攪拌槽181の内壁面に貫通して形成された給水用孔部53に位置合わせして、給水用孔16を設けている。放出部本体15の給水用孔16に対向する側面は開放されており、当て板14によりこの開放した側面が閉塞されている。放出部本体15の内部には、配管54からの水が流通する空間部13が形成されている。
放出部本体15の底部には、空間部13を流通した水を放出するための放出部76が開口して形成され、屈曲した当て板14の下部14aにより、放出部76から放出された水を攪拌槽181の内壁面に案内し、配管54から空間部13に所定の流速で水が供給されることで、放出部76から放出された水が内壁面の広い範囲に広がりつつ該内壁面を伝って下方へと流下し、これにより攪拌槽181の内壁面に付着した再生パルプ、離解促進剤等を洗浄するようになっている。
図2に示すように、離解促進剤供給部183は、攪拌槽181の上方に設けられている。離解促進剤供給部183から供給される離解促進剤としては、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、水酸化カリウム、亜硫酸ナトリウムなどのアルカリ類から選ばれる1種以上若しくはその水溶液等を用いることができ、更に、スルファミン酸、塩酸、硫酸、リン酸、硫酸アルミニウムなどの酸類、次亜塩素酸ナトリウム、亜塩素酸ナトリウム、過酸化水素などの酸化剤、界面活性剤、漂白剤、PH安定剤、キレート剤、分散剤などを補助的に用いることもできる。
攪拌手段189は、攪拌槽181の底部に設けられ、古紙原料6を給水部182から供給された水とともに攪拌し離解するための攪拌羽根184と、前記攪拌羽根184を回転駆動するモータ等の駆動手段188とを備えている。攪拌羽根184の種類は、特に限定されないが、プロペラ、パドル、タービン等の軸流タイプの攪拌羽根184が好ましい。
また、図示は省略するが、攪拌槽181には、該攪拌槽181内に貯留する液体を所定温度まで加温するためのヒータおよび温度センサ(図示省略)を設けてある。
再生パルプ含有液取出部187は、攪拌槽181の底部に設けられ、攪拌槽181内で古紙原料6を離解することにより製造された再生パルプ、水等を含有する再生パルプ含有液を取り出すものである。再生パルプ含有液取出部187は、配管78が接続され、該配管78には開閉弁79を備えている。この配管78により攪拌槽181から下流側の抄紙部3へと再生パルプ含有液を送る移送経路の一部を構成している。
再生パルプ部1と貯留部8との間にはポンプ77を配設している。ポンプ77は該再生パルプ部1と貯留部8とを接続する配管78の開閉弁79より下流側に設けられてなり、ポンプ77の駆動により再生パルプ含有液取出部187から取り出した再生パルプ含有液を移送経路の途中に設けられた貯留部8へ送るようになっている。
ポンプ77は、スネークポンプ、モーノポンプ、チューブポンプ等を用いることができ、また、再生パルプ含有液における再生パルプの濃度が離解処理終了時点の再生パルプの濃度のような比較的高い場合であっても移送する能力のあるポンプを用いることとしてもよいが、再生パルプ含有液中の再生パルプの濃度が所定濃度以下である場合にのみ移送する能力のあるポンプを用いることにより、安価かつ比較的小型のポンプを設置して製造コストの削減及び装置全体の小型化を実現することができる。更に、安価且つ小型で、且つ、単純な構造を有するためメンテナンスも容易なチューブポンプを用いることがより好ましい。ポンプ77をチューブポンプとした場合には、チューブポンプの運転を停止することにより配管78内における再生パルプ含有液の流通を阻止することが可能であるので、開閉弁79を設けなくても構わない。
(貯留部)
図4に貯留部8の構成概略図を示す。貯留部8は再生パルプ部1の下流側の移送経路の途中に設けられ、貯留タンク85及び希釈処理部86により構成される。貯留タンク85は、ポンプ77の駆動により配管78内を流通する再生パルプ含有液の所定量を一旦貯留するものであり、貯留タンク85の内部には攪拌手段80を備えている。攪拌手段80は、図4においては、貯留タンク85の内径よりやや小さい程度の横幅を有する板状の攪拌羽根81及び該攪拌羽根81の駆動手段82を示しており、該攪拌羽根81には複数の窓部83が形成されている。
貯留タンク85内の攪拌手段80は、図4に示す攪拌羽根81に限定されず、貯留タンク85内に貯留する再生パルプ含有液に所定量の空気を供給し、攪拌を行うといった他の構成であってもよい。また、攪拌羽根81を用いる場合に、図4に示す攪拌羽根81と異なる他の形状であってもよく、市販のものを用いてもよい。市販の攪拌羽根を用いる場合には、プロペラ、パドル、タービン等の貯留タンク85内に軸流を生じるタイプのものや、リボン、アンカー、糸巻型、門型等といった貯留タンク85内に輻流を生じるタイプのものを用いることができる。これらのうち、アンカー、糸巻型、門型等といった貯留タンク85内に輻流を生じる攪拌羽根が好ましく用いられる。
貯留タンク85には、該貯留タンク85内に貯留する再生パルプ含有液の液面に浮遊するトナー成分等の印刷成分を含んだ泡状物87を除去する除去部88を設けている。除去部88は、泡状物87を貯留タンク85から除去できればその構成は特に限定されず、図4に示すような泡状物87を吸引除去する吸引手段90のほか、液面近傍に配設した吸着剤に吸着させ除去する吸着手段、不織布等のシート材に付着させ除去する手段等を用いることができる。
図4に示すように、除去部88として吸引手段90を用いる場合には、攪拌羽部81の回転中心となる貯留タンク85の上部略中央に吸引口90aを開口させることが好ましい。貯留タンク85では、貯留する再生パルプ含有液を攪拌羽根81により攪拌した際、印刷成分が泡に付着して液面に浮上し、攪拌羽根81の回転中心となる液面の中央部に浮遊しやすいからである。
また、貯留タンク85の底部には、攪拌槽181に一端側が接続された配管78の他端側と、配管89とがそれぞれ接続されている。配管89には、貯留タンク85内の再生パルプ含有液を取り出し、下流側の脱墨部2または抄紙部3へと送るポンプ91及び開閉弁92が設置され、この配管89及びポンプ91により貯留タンク85から下流側の抄紙部3へと再生パルプ含有液を送る移送経路の一部を構成している。
ポンプ91は、攪拌槽181と貯留タンク85とを接続する配管78に設けたポンプ77と同様に、スネークポンプ、モーノポンプ、チューブポンプ等を用いることができ、再生パルプ含有液中の再生パルプの濃度が所定濃度以下である場合にのみ移送する能力のあるポンプを用いることが好ましく、チューブポンプを用いることがより好ましい。ポンプ91をチューブポンプとした場合には、チューブポンプの運転を停止することにより配管89内における再生パルプ含有液の流通を阻止することが可能であるので、開閉弁92を設けなくても構わない。
希釈処理部86は、配管89のポンプ91の設置箇所より下流側の途中位置に設けられ、配管89に配管93の一端が接続されてなる構造を有する。該希釈処理部86は、配管93により構成される希釈液流路を流通する希釈液を、移送経路を構成する配管89内を流通する再生パルプ含有液中に流入させ、再生パルプ含有液に含まれる再生パルプの濃度を所定の濃度まで希釈するものである。配管93の他端側は、上水の供給部(図示省略)、及び後述する白水タンク52の双方に接続され、該上水または白水タンク52内の白水を、希釈液として供給し、配管89内を流通する再生パルプ含有液を希釈するようになっている。
希釈処理部86では、再生パルプ含有液中に含まれる再生パルプの濃度を、第1濃度より低く、脱墨部2における脱墨の濃度、又は抄紙部3における抄紙の濃度以上である所定の第2濃度にまで希釈する。
(脱墨部)
図5(a)に脱墨部2の平面図を、同図(b)に図5(a)のA−A線矢視断面図を示す。脱墨部2は、フローテータと呼ばれ、インク成分、トナー成分等の印刷成分を再生パルプ含有液から分離して脱墨後の再生パルプを製造するためのものであり、再生パルプ含有液流通槽221、ブレード222及び気泡排出槽223を備えている。
再生パルプ含有液流通槽221は、攪拌槽181及び希釈処理部86における希釈液の供給により所定濃度に調整された再生パルプ含有液を流通させるものである。再生パルプ含有液流通槽221内は、複数の仕切壁224により複数の脱墨室225に区画されており、図5(a)に示すように、仕切り壁224の左方または右方が交互に開口することで全ての脱墨室225は連通している。
各脱墨室225の底部には、再生パルプ含有液流通槽221内を流通する再生パルプ含有液中に、微細な気泡を供給するための気泡供給部226を設けるとともに、各仕切り壁224の双方の面の高さ方向略中央部に温度センサ227と、ヒータ228とをそれぞれ配置している。また、再生パルプ含有液を再生パルプ含有液流通槽221内に流入させる流入部229aと、脱墨処理後生じた脱墨後の再生パルプを含有する再生パルプ含有液を再生パルプ含有液流通槽221外に流出させる流出部229bとを設けている。
ブレード222は、再生パルプ含有液流通槽221の上部を浮遊する気泡を、再生パルプ含有液流通槽221の周壁を溢流させ気泡排出槽223側へ掃き出すためのものであり、再生パルプ含有液流通槽221の上方に設けられ、モータ222aの駆動によりガイドレール222bに案内されつつ往復移動するよう構成されている。
図4(a)に示すように、気泡排出槽223は、再生パルプ含有液流通槽221の外周を取り囲むよう平面視ロ字状に設けられ、脱墨の際再生パルプ含有液流通槽221内で生じ、ブレード222により掃き出された気泡を一旦貯留するようになっている。気泡排出槽223には、気泡排出槽223内及びブレード222等に付着した気泡を洗い流すための水などの洗浄液を噴出する洗浄液噴出部223aを設けている。洗浄液噴出部223aは、気泡排出槽内の壁面の上段部及び中段部の全周に亘って複数配備されている。
また、気泡排出槽223の底部には、気泡の消滅により生じた脱墨排液を取り出す取出部75を設けており、取出部75から取り出した脱墨排液を排液処理部5の脱墨排液タンク52に送るようになっている。
更に、気泡排出槽223は、生じた気泡を消滅させるための消泡部(図示省略)を備えていることが好ましい。消泡部は気泡を消滅させることができればその構造は限定されないが、例えば、温風や熱風を供給する風供給部(図示省略)等が挙げられ、風供給部から気泡に温風又は熱風を吹き付けて気泡の水分を吹き飛ばすことで気泡を消滅させる。かかる風供給部を設ける場合には、風供給部からの温風や熱風を水分含有量の低い乾燥した温風又は熱風とすることがより好ましい。これにより、気泡の水分をより容易に吹き飛ばすことができるからである。
尚、脱墨部2による脱墨処理は省略することも可能であり、脱墨処理を省略する場合には、図1に示すように貯留部8からの再生パルプ含有液を抄紙部3へと送る。
(抄紙部)
図6は、抄紙部3及び仕上部4のカレンダー部41の概略斜視図である。抄紙部3は、脱墨部2による脱墨の終了した、または脱墨処理を省略した場合には、希釈処理部86からの再生パルプ含有液を抄紙するものであり、抄紙装置Sにより構成される。図6に示すように、抄紙部3は、ヘッドボックス31、ワイヤー部32、脱水部33、ドライヤー部34からなる。
ヘッドボックス31は、脱墨パルプ含有液または再生パルプ含有液をワイヤー部32に均一に供給し、脱水を行って湿紙64とするためのものであり、ヘッドボックス31の上部は開口しており、下部に脱墨パルプ含有液の供給口31aが形成されている。再生パルプ含有液の供給口31aの長手方向両端部には、ワイヤー部32のメッシュベルト323の両側縁部に沿って所定長さを有するガイド部材31bが片持ち支持されている。ガイド部材31bは、ヘッドボックス31からワイヤー部32のメッシュベルト323上に供給された再生パルプ含有液がメッシュベルト323の側縁から外方に流れ落ちるのを防止するようになっている。
ワイヤー部32は、 複数の回転ローラ321に掛け渡して展張したメッシュベルト323を有し、メッシュベルト323が往路軌道323aと復路軌道323bからなる無端軌道を形成している。また、往路軌道323aの下方には、往路軌道323aの網目から流下する水を受ける受水部325を設けている。受水部325は後述する排液処理部5の白水タンク52(図1参照)に接続されている。
図6に示すように、 脱水部33は、複数の回転ローラ331の間にそれぞれ掛け渡したフェルトからなる無端状の吸水ベルト332a,332bを上下一対有し、上側の吸水ベルト332aと下側の吸水ベルト332bとが一部当接している。この上側の吸水ベルト332aと下側の吸水ベルト332bとが一部当接した部分において、双方の吸水ベルト332a,332bを挟圧して圧搾する一対の圧搾ローラ334を複数備えている。
上側の吸水ベルト332aと下側の吸水ベルト332bとは設置位置を所定長さだけずらせており、上側の吸水ベルト332aの方が下側の吸水ベルト332bよりも湿紙64の走行方向上流側に配置されている。これにより、メッシュベルト323上を搬送されてきた湿紙64をまず上側の吸水ベルト332aに転移し、その後、圧搾ローラ334による圧搾の直前まで湿紙64を下側の吸水ベルト332bに接触させないようにしている。
ドライヤー部34は、フード(図示省略)内に複数の回転ローラ351及び乾燥ローラ343を配置し、この複数の回転ローラ351及び乾燥ローラ343の間に掛け渡した搬送ベルト342を上下一対備えている。搬送ベルト342の材質は特に限定されず、例えば、布、耐熱樹脂または金属等とし、上下の搬送ベルト342は一部が当接した状態で走行し、上下の搬送ベルト342の当接箇所に複数の乾燥ローラ343が配置されている。乾燥ローラ343は、内部にヒータ345を備えるとともに、外周面に搬送ベルト342を巻回しており、また、乾燥ローラ343の表面の温度を測定する温度センサ(図示省略)を有している。
(仕上げ部)
図6に示すように、仕上げ部4は、カレンダー部41及びカット部42(図1参照)を有しており、カレンダー部41は仕上げ前の再生紙65の平坦度を上げるための複数のプレスローラ411を備え、カット部42は紙を所定のシートサイズにカットする裁断刃(図示省略)を備えている。
(排液処理部)
図1に示すように排液処理部5は、脱墨排水タンク51、白水タンク52の各槽体を有し、汚染の程度が高く再利用が困難な脱墨排水タンク51内の排水は、必要により所定の廃液処理を行って無毒化した後古紙処理装置100の外部に排出するよう構成されている。汚染の程度が低く再利用が可能な白水タンク52内の白水は、フィルターを通してインク、トナー等を除去し、必要により薬剤を添加し中和するなどの処理を施した後、もう一度パルパー18及び希釈処理部86等へ供給し再度利用可能に構成されている。
(制御部)
制御部は、再生パルプ部1における再生パルプ含有液の製造後、給水部から攪拌槽181に給水し、攪拌槽181内に貯留する再生パルプ含有液中に含まれる再生パルプの濃度をポンプ77による移送が可能となる所定の第1濃度まで希釈するよう制御するとともに、希釈処理部86において再生パルプ含有液中に含まれる再生パルプの濃度を、第1濃度より低く抄紙部3における抄紙の濃度以上である所定の第2濃度にまで希釈するよう制御する。また、制御部は、貯留タンク85内に貯留する再生パルプ含有液の液量に応じて攪拌手段80による攪拌量を変更するよう制御する。
(第1の実施形態の作用)
本実施形態にかかる古紙処理装置100の作用につき以下に説明する。まず、図2に示すように、粗紙66と細断紙67とのいずれかの古紙原料6を計測部17で計測し、計測した古紙原料6をパルパー18に投入する。その際、古紙原料6のうち粗紙66と細断紙67とのいずれの古紙原料6を先に処理してもよく、いずれかに限定されない。
粗紙66を古紙原料6として処理する際は、昇降手段により粗紙載置台111を昇降し、積層された複数の粗紙66のうち最上位の粗紙66を給紙ローラ112に当接させるよう位置あわせした後、給紙ローラ112を回転して最上位の粗紙66を一枚ずつ受皿171へと搬送する。計測部17の計測値が予め設定した所定値に達した時点で給紙ローラ112の回転を停止し搬送を中止する。
ここで、予め設定した所定値は、計測部17を構成する計測機器の処理能力に応じ、古紙原料6の全量を所定値としてもよく、全量のうちの一部を所定値とし、古紙原料6の供給を複数回に分割して行うこととしてもよい。
一方、細断紙67を古紙原料6として供給する際は、図2において二点鎖線で示すように、開閉部材124を開放し、排出装置125を作動してシュレッダータンク121内の細断紙67を受皿171に徐々に投下し、受皿171上に載置された細断紙67の重量を測定する。計測部17の測定値が所定値に達したところで排出装置125を停止する。
そして、計測部17により計測された古紙原料6を、受皿171を傾倒する駆動手段を駆動し受皿171を傾倒することで、攪拌槽181へ投入する。
攪拌槽181では、古紙原料6の攪拌槽181への投入に際し、予め設定された離解処理に必要となる量の水を給水部182から給水し、駆動手段188を駆動して攪拌羽根184を回転しておく。また、離解促進剤供給部183を設けている場合には離解促進剤を攪拌槽181に投入する。その後、上記のように、古紙原料6を攪拌槽181に投入し、離解処理を行う。このパルパー18での離解処理の間、必要により、温度センサで攪拌槽181内の温度を検出し、温度ヒータを通電することで攪拌槽181内に貯留する古紙原料6及び水等を含む液体を離解処理に適する所定温度に維持する。
離解処理が終了し再生パルプ含有液を製造した後、制御部は、給水部182より給水を行って再生パルプ含有液中の再生パルプの濃度を所定の第1濃度にまで希釈するよう制御する。即ち、例えば、離解終了時には再生パルプ含有液における再生パルプの濃度が6.0〜9.0重量%程度である場合に、給水部182から攪拌槽181に給水し、第1濃度としての1.0〜5.0重量%程度にまで希釈することとする。
このように、離解処理の終了後、再生パルプ含有液中の再生パルプの濃度を1.0〜5.0重量%程度といった所定濃度以下に希釈することで、かかる所定濃度以下の再生パルプ含有液のみを移送する能力のある安価かつ比較的小型のポンプを設置することができ、製造コストの削減及び装置全体の小型化を実現することができる。
この離解処理終了後の攪拌槽181における希釈では、再生パルプ含有液中の再生パルプの濃度が脱墨部2における脱墨処理に適する所定の濃度より高い濃度とし、また、脱墨部2における脱墨処理を省略する場合には、抄紙部3における抄紙に適する所定の濃度より高い濃度とすることで、攪拌槽181に貯留する再生パルプ含有液の量の抑えることができ、攪拌槽181を比較的小さくすることができる。仮に、攪拌槽181において脱墨や抄紙に適する所定の再生パルプ濃度にまで、一度に希釈した場合には、希釈後の再生パルプ含有液を収容するための巨大な攪拌槽を設置しなければならなくなり、或いは、装置の小型化のため小さい攪拌槽181を設置する場合には、一回のバッチ式離解処理で処理を行う古紙原料6の量を少量に抑える必要が生じ、処理効率を非常に低下させる。これに対し、本実施形態のように、最終的に脱墨又は抄紙の際に必要となる所定濃度までには攪拌槽181で希釈を行わないことで、古紙原料6の処理量をある程度維持しつつ、攪拌槽181の大きさを抑えることができる。
この攪拌槽181における希釈は、放出部76から攪拌槽181の内壁に向けて水を放出することにより行う。これにより、離解処理中に攪拌槽181の内壁面に付着した再生パルプを洗い流して除去し、攪拌槽181内に貯留する再生パルプ含有液に含ませることができる。よって、再生パルプを攪拌槽181の内壁面に付着させたままの状態で残存させ、再生パルプ含有液中の再生パルプの濃度を低下させるといったことなく、製造した全て再生パルプを次工程である貯留部8へと送ることができる。また、再生パルプを攪拌槽181の内壁面に付着させたまま乾燥させ、こびり付かせて除去し辛くするといったこともない。
第1濃度までの希釈が終了した後、開閉弁79を開放し、希釈後の再生パルプ含有液を再生パルプ含有液取出部187より取り出し、ポンプ77の駆動により、貯留部8へ送る。
図4に示す貯留部8では、配管78から流入した再生パルプ含有液を貯留タンク85に一旦貯留する。これにより、攪拌槽181から再生パルプ含有液を取り出すことで空となった攪拌槽181に新たな古紙原料6及び水を供給し、次のバッチ式離解処理を開始することができる。そして、新たに供給した古紙原料6の離解処理を行っている間に並行して貯留部8に貯留する再生パルプ含有液を脱墨部2又は抄紙部3に所定の流量で連続的に供給し、後段の各工程を行うことができる。
その際、貯留タンク85から配管89を介して流出させる再生パルプ含有液の流量と、再生パルプ部1において製造され、所定の第1濃度に希釈された再生パルプ含有液を配管78から貯留タンク85へと流入させるタイミングとを調整し、貯留タンク85内に所定量以上の再生パルプ含有液を途切れることなく常に継続して貯留するようにする。これにより、複数回のバッチ式離解処理により製造された再生パルプ含有液を、脱墨部2又は抄紙部3へ連続的に継続して供給することができる。
貯留タンク85において再生パルプ含有液を貯留する際は、駆動手段82を駆動し、攪拌羽根81を回転し、再生パルプ含有液を攪拌する。これにより、沈殿しやすい再生パルプを再生パルプ含有液中で十分に分散させることができ、脱墨部2又は抄紙部3へ移送し連続処理を行う再生パルプ含有液中の再生パルプの濃度を略同程度とすることができる。
貯留タンク85における攪拌羽根81による攪拌は、再生パルプを分散させることを目的とするので、攪拌羽根81の回転速度を比較的低速とすることができ、これにより消費電力を低減し、コストを抑制することができる。例えば、攪拌羽根81が貯留タンク85内に軸流を生じるタイプの攪拌羽根の場合には600〜1500rpm、より好ましくは、800〜1200rpm程度とすることができる。貯留タンク85内に輻流を生じるタイプの攪拌羽根の場合には、10〜100rpm、より好ましくは、30〜60rpm程度とすることができる。
このように、輻流を生じるタイプの攪拌羽根は、軸流を生じるタイプの攪拌羽根に比較して低速回転であっても貯留タンク85内の再生パルプ含有液の一部のみならず全体をよく攪拌することができ、消費電力の更なる低減が可能である。更に、輻流を生じるタイプの攪拌羽根は、軸流を生じるタイプの攪拌羽根に比較して常に低速回転を行った場合であっても再生パルプを十分に分散させることができ、貯留タンク85内に貯留する再生パルプ含有液の液量に応じた制御を行わなくても構わない。
一方、該攪拌羽根81の種類がプロペラ等の貯留タンク85内に軸流を生じるタイプの攪拌羽根を用いる場合には、貯留タンク85内に貯留する再生パルプ含有液の液量によっては、再生パルプの沈殿や、再生パルプ及び水の飛散、騒音といった問題が生じやすい。そこで、攪拌羽根81が貯留タンク85内に軸流を生じるタイプの攪拌羽根である場合には、貯留タンク85内の液量が多い場合には、攪拌羽根81の回転速度を速くすることで、沈殿しやすい再生パルプを十分に分散させることができ、逆に、貯留タンク85内の液量が少ない場合には攪拌羽根81の回転速度を遅くすることで、再生パルプや水の飛散、騒音等の問題を解消可能である。
攪拌手段80が空気を供給し、攪拌を行う構成の場合にも、攪拌羽根81が貯留タンク85内に軸流を生じるタイプの攪拌羽根である場合と同様に、攪拌手段80による攪拌量を、貯留タンク85内に貯留する再生パルプ含有液の液量に応じて調整し、液量が多いときには空気の供給量を増大させて攪拌量を多くし、液量が少ないときには空気の供給量を現象させて攪拌量を少なくするようすることが好ましい。
また、攪拌羽根81の動作を、回転と停止とを繰り返す間欠運転とすることも可能である。即ち、例えば、2〜6秒の回転と、1〜3秒の停止とを繰り返す間欠運転等により攪拌羽根を回転することが可能であり、間欠運転をすることで再生パルプのいわゆる連れ回りを防止することができる。更に、この間欠運転に加え、攪拌羽根81の回転方向を正回転と逆回転を繰り返す反転運転とすることも可能である。即ち、2〜6秒の正回転、0〜3秒の停止、2〜6秒の逆回転を繰り返す反転運転が可能である。反転運転とすることで、攪拌羽根81が同一方向に回転する間欠運転の場合より、更に確実に連れ回りを防止できる。
貯留タンク85内に貯留する再生パルプ含有液には、トナー成分等の印刷成分が、生じた泡に付着し液面付近に浮遊しており、攪拌羽根81の攪拌に伴って回転中心となる再生パルプ含有液の液面中央部にこの印刷成分を含む泡状物87が集まり回転する。この液面中央部に浮遊する泡状物87は、貯留部8に貯留する再生パルプ含有液の液量が減少した際にも、常に液面付近に浮遊し、最終的に全ての再生パルプ含有液を貯留タンク85から取り出すまで貯留タンク85内に留まり、この結果、再生パルプ含有液の水位が所定量以下にとなった場合に、一度に配管89へと流入し後段へと移送される。よって、このとき印刷成分の濃度が非常に高い再生パルプ含有液が脱墨部2や抄紙部3に移送されるので、著しく脱墨条件を悪化させ、抄紙により得られる再生紙の品質を低下させる。
そこで、再生パルプ含有液を攪拌羽根81により攪拌した際、再生パルプ含有液の回転中心となる液面中央部に浮遊するインク成分やトナー成分等の印刷成分を含んだ泡状物87を除去部88により除去し、再生パルプ含有液に混入している印刷成分の量を低減した。これにより、脱墨部2における脱墨処理効率を向上させることができ、抄紙により得られる再生紙の白色度を改善可能である。
希釈処理部86では、配管89内を流通する再生パルプ含有液に、配管93内を流通する希釈液を流入させ、希釈処理を行う。希釈処理部86における希釈は、再生パルプ含有液中に含まれる再生パルプの濃度を、前記第1濃度より低く、且つ、脱墨部2における脱墨処理に適する所定の再生パルプの濃度である所定の第2濃度までとする。また、脱墨部2における脱墨処理を省略する場合には、抄紙部3における抄紙に適する所定の再生パルプの濃度である所定の第2濃度までとする。かかる所定の第2の濃度となるよう配管89内の再生パルプ含有液の流量に対する配管93内の希釈液の流量を調整する。
即ち、例えば、貯留部8に貯留する再生パルプ含有液中の再生パルプの濃度が第1濃度である1.0〜5.0重量%程度とした状態から、希釈処理部86で連続的な希釈を行って、第1濃度より低く脱墨及び抄紙に適した再生パルプの濃度である0.1重量%〜3.0重量%程度、より好ましくは0.3重量%〜2.0重量%程度にまで希釈する。
また、希釈処理部86における希釈は、途切れることなく連続して行うこととしてもよく、間欠的に行ってもよい。間欠的に行う場合には、配管89内を流通する再生パルプ含有液に、配管93から所定流量で所定時間希釈液を流入させた後、一時的に希釈液の供給を中断し、その後、中断前の流量と同じ流量、または中断前の流量とは異なる他の流量で希釈液を流入させることで、希釈処理を再開するといった方法等により行う。中断後の希釈液の流量を中断前とは異なる他の流量とする場合には、中断前の希釈により生じた再生パルプ含有液について測定した再生パルプの濃度の結果に応じて、希釈液量を微調整することが可能である。
このように、再生パルプ含有液中の再生パルプの濃度を、攪拌槽181においてある中位の第1濃度まで希釈するとともに、希釈処理部86において第1濃度より低く、脱墨又は抄紙に適する所定の第2濃度まで希釈することで、再生パルプ含有液の希釈を複数回に分割し、段階的に希釈するようにする。
また、希釈処理部86では、配管93内を流通する希釈液を、配管89内を流通する再生パルプ含有液中に流入させることで連続的な希釈を行うので、希釈後の再生パルプ含有液を貯留するための巨大なタンク及び攪拌手段を必要としない。更に、白水タンク52内の白水を希釈液として用いる場合には、抄紙部3において抄紙により生じた白水を希釈液として循環して利用するために、希釈液として上水を用いる場合に比較して白水タンク52に貯留する白水の量を低減でき、白水タンク52を小さいものにすることができる。
希釈処理部86で脱墨に適する濃度に希釈された再生パルプ含有液を脱墨部2へと移送し、脱墨部2においては、図5に示す再生パルプ含有液流通槽221に流入部229aから流入した再生パルプ含有液を、仕切壁224の左方または右方の開口から隣接する脱墨室225へ順次流通させる。各脱墨室225では脱墨剤の存在下、再生パルプ含有液中に気泡供給部226から微細な気泡を吹き込み、脱墨剤の存在によって消失することなく多量に発生した気泡の表面にトナー粒子等の疎水性の異物を付着させて各脱墨室225の上部に浮上させる。また、必要により攪拌翼を作動し、再生パルプ流通槽221内の再生パルプ含有液の円滑な流通を促すようにする。
親水性の繊維は、水とともに脱墨室225を順次流通していく。このようにして再生パルプ含有液からトナー成分等を除去する脱墨を行う。その際、温度センサ227で再生パルプ含有液の温度の検出を行い、ヒータ228で再生パルプ含有液を所定温度に維持するよう加熱する温度制御を行う。
脱墨部2に再生パルプ含有液を導入した後、所定時間経過し、脱墨処理が進行して各脱墨室225の上部に気泡が浮遊した際に、モータ222aを駆動し、ガイドレール222bに案内させつつブレード222を図4(a)において上下方向に往復移動し、再生パルプ含有液流通槽221の上部に浮遊する気泡を気泡排出槽223に掃き出す。気泡排出槽223に掃き出された気泡は、洗浄液噴出部223aから噴出した洗浄液によって洗い流され、気泡排出槽223内に溜まった洗浄液、脱墨剤、トナー成分等を含む液体は脱墨排水タンク51に送られる。
再生パルプ含有液流通槽221内の全ての脱墨室225に再生パルプ含有液を流通させ、再生パルプ含有液を脱墨し、得られた脱墨後の再生パルプを含む再生パルプ含有液を流出部229bから流出させ、図1に示すように、抄紙部3へ送られる。
抄紙部3では、図5に示すように、ヘッドボックス31から走行するメッシュベルト323上に、再生パルプを含む再生パルプ含有液をガイド部材31bに案内させつつ均一に供給し、水切りして水分を比較的多く含んだ繊維の層である湿紙64を形成する。メッシュベルト323の下方に流下した水は受水部325に受水され、該受水部325から白水タンク52に送られる。
メッシュベルト323上の湿紙64が往路軌道の終端部に至ると、脱水部33の上側の吸水ベルト332aに転移される。その後下側の吸水ベルト332bとの間に挟まれ、湿紙64に含まれる水分を吸水ベルト332a,332b側に吸収させることで脱水し、更に、圧搾ローラ334で圧搾して脱水する。
脱水部33で脱水された湿紙64は、ドライヤー部34に送られ、走行する上下一対の搬送ベルト342の間に挟持される。そして、ヒータ345により加熱され所定温度に維持された複数の乾燥ローラ343に湿紙64を当接させつつ搬送することで湿紙64の乾燥を行い仕上げ前の再生紙65を得る。
ドライヤー部34を出た仕上げ前の再生紙65はカレンダー部41に送られ、複数のプレスローラ411の間に通される。これにより、仕上げ前の再生紙65の平坦度を向上させ、更に、カット部42で所定のシートサイズに裁断して再生紙7が完成する。
カット部42において裁断された結果不要となった仕上げ前の再生紙65の破材は、図1に示すように再生パルプ部1に戻され、再度古紙原料6として利用される。
各工程において排液処理部5へ送られた排水のうち汚染の程度が高く再利用が困難な脱墨排水タンク51内の排水は、必要により所定の廃液処理を施した後古紙処理装置100の外部に排出する。汚染の程度が低く再利用が可能な白水タンク52内の白水は、必要によりフィルターを通してインク成分、トナー成分等を除去し、薬剤を添加し中和するなどの処理を施した後、パルパー18、脱墨前希釈部21等へ供給し再度利用する。
尚、上記実施形態では、希釈処理部86を1個のみとしたが、2個以上設けてもよい。また、第2濃度を、脱墨又は抄紙に適する濃度と同一としたが、脱墨又は抄紙に適する濃度より高い濃度としてもよい。即ち、希釈処理部86を2個以上設ける場合には、最も上流側の希釈処理部での希釈を第2濃度までとし、この第2濃度を脱墨又は抄紙に適する濃度より高い濃度し、最も下流側の希釈処理部で脱墨又は抄紙に適する濃度に調整する。
1 再生パルプ部
3 抄紙部
6 古紙原料
7 再生紙
77 ポンプ
80 攪拌手段
85 貯留タンク
86 希釈処理部
88 除去部
100 古紙再生処理装置
181 攪拌槽
182 給水部

Claims (6)

  1. 古紙原料を給水部から供給された水とともに攪拌槽内で攪拌して再生パルプ含有液を製造する再生パルプ部と、
    前記再生パルプ部で製造された再生パルプ含有液を抄紙する抄紙部と、
    再生パルプ部から抄紙部へと前記再生パルプ含有液を送る移送経路の途中に配設され、所定の再生パルプの濃度を有する再生パルプ含有液を移送する能力のあるポンプと、
    各部の動作を制御する制御部とを備えた古紙再生処理装置において、
    前記移送経路を流通する再生パルプ含有液に、希釈液を供給する希釈液流路を設け、
    前記希釈液流路を流通する希釈液を、前記移送経路を流通する再生パルプ含有液中に流入させ、再生パルプ含有液に含まれる再生パルプの濃度を所定濃度まで希釈する希釈処理部を移送経路における前記ポンプより下流側に設けてなり、
    制御部は、再生パルプ部における再生パルプ含有液の製造後、給水部から攪拌槽に給水し、前記攪拌槽内に貯留する再生パルプ含有液中に含まれる再生パルプの濃度を前記ポンプによる移送が可能となる所定の第1濃度まで希釈するよう制御するとともに、
    前記希釈処理部において再生パルプ含有液中に含まれる再生パルプの濃度を、前記第1濃度より低く抄紙部における抄紙の濃度以上である所定の第2濃度にまで希釈するよう制御することを特徴とする古紙再生処理装置。
  2. 移送経路におけるポンプと希釈処理部との間に設けられ、前記移送経路の上流側から流入する再生パルプ含有液の所定量を貯留する貯留タンクを備えてなる請求項1に記載の古紙再生処理装置。
  3. 貯留タンクに、該貯留タンク内に貯留する再生パルプ含有液の液面に浮遊する印刷成分を含んだ泡状物を除去する除去部を設けてなる請求項2に記載の古紙再生処理装置。
  4. 貯留タンクに、該貯留タンク内に貯留する再生パルプ含有液を攪拌するための攪拌手段を備えてなる請求項2または請求項3に記載の古紙再生処理装置。
  5. 制御部は、貯留タンク内に貯留する再生パルプ含有液の液量に応じて攪拌手段による攪拌量を変更するよう制御する請求項4に記載の古紙再生処理装置。
  6. 古紙原料を給水部から供給された水とともに攪拌槽内で攪拌して再生パルプ含有液を製造し、
    得られた再生パルプ含有液を抄紙部において抄紙し再生紙を製造する古紙再生処理方法において、
    再生パルプ含有液の製造後、給水部から攪拌槽に給水し、
    攪拌槽内に貯留する再生パルプ含有液中に含まれる再生パルプの濃度を、再生パルプ部から抄紙部へと前記再生パルプ含有液を送るための所定の能力を有するポンプにより該再生パルプ含有液の移送を可能とする所定の第1濃度まで希釈し、
    希釈後の再生パルプ含有液を前記ポンプの駆動により再生パルプ部から抄紙部への移送経路を流通させ、
    移送経路におけるポンプより下流側に設けられた希釈処理部において、移送経路を流通する再生パルプ含有液に希釈液流路を流通する希釈液を流入させ、再生パルプ含有液中の再生パルプの濃度を前記第1濃度より低く抄紙部における抄紙の濃度以上である所定の第2濃度にまで希釈することを特徴とする古紙再生処理方法。
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