JP2011195113A - 車両用バックドア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車内側への雨水等の浸入を防止又は抑制することができる車両用バックドア構造を得る。
【解決手段】バックドア16のドアインナパネル24の上縁側には、ドアインナパネル24の上縁側に位置するウェザーストリップ28とのシール部Sよりもさらにドアインナパネル24の外縁側に、車幅方向に沿ってそのサイド側まで軒リブ30が延設されている。このため、バックドア16のドアインナパネル24の上縁側を伝って流れる雨水は、軒リブ30の先端部へ到達すると、ルーフパネル25の後端部26側へ落下し、当該後端部26を介してボデー本体11のサイド側へ流れ車両下方へ排水される。つまり、バックドア16の上縁側から浸入した雨水をバックドア16のサイド側に流さないようにすることができ、バックドア16の内側への雨水の浸入を防止又は抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用バックドア構造に関する。
仮に、ボデー側に設けられたウェザーストリップとバックドアのドアインナパネルとのシール部を雨水(伝い水)が通過すると、当該雨水が室内に流れ込んでしまう。このため、例えば、特許文献1では、ドアインナパネルのウェザーストリップとのシール部よりもドアインナパネルの外縁側に、車両下方へ突出するリブを設け、ウェザーストリップの手前で雨水をクォータパネルの排水溝に落下させる方法が開示されている。
実開平6−12143号公報
しかしながら、五月雨やシャワーの様に連続的に長時間又は大量に雨が降った場合、バックドアの上縁部からの雨水がバックドアのサイド側に流れ込み、当該リブを乗り越え、ウェザーストリップとドアインナパネルのシール部から室内側に流れ込む可能性がある。
本発明は、上記事実を考慮して、車内側への雨水等の浸入を防止又は抑制することができる車両用バックドア構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係る車両用バックドア構造は、車両後方へ向かって開口する開口部を開閉するバックドアを構成するドアインナパネルと、前記ドアインナパネルの周縁側に位置し、前記バックドアが閉止された状態で前記開口部の周縁側に設けられたウェザーストリップに接触してシールするシール部と、前記ドアインナパネルの上縁側に位置する前記シール部よりも当該ドアインナパネルのさらに外縁側に配置されると共に、車幅方向に沿ってドアインナパネルのサイド側まで延設され、車両下方へ向かって突出して当該ドアインナパネルの上縁側を伝って流れる水をボデー本体側へ案内する第1リブと、を有している。
請求項1に記載の車両用バックドア構造では、車両後方へ向かって開口する開口部を開閉するバックドアには、ドアインナパネルが備えられており、バックドアが閉止された状態で開口部の周縁側に設けられたウェザーストリップにドアインナパネルの周縁側に位置するシール部が接触してウェザーストリップが圧接される。これにより、バックドアの開口部の周縁部とドアインナパネルの周縁側とがシールされる。
そして、ドアインナパネルの上縁側に位置するウェザーストリップのシール部よりもさらにドアインナパネルの外縁側には、車両下方へ向かって突出し車幅方向に沿ってドアインナパネルのサイド側まで第1リブが延設されている。
バックドアのドアインナパネルの上縁側を伝って流れる水が、第1リブを伝ってボデー本体(ルーフパネルの後端部)側へ案内される。これにより、当該ルーフパネルの後端部を介して、ボデー本体のサイド側へ水を流して、車両下方へ排水する。つまり、バックドアの上縁側から浸入した水をバックドアのサイド側に流さないようにすることができ、バックドアのサイド側へ流れ込む水の量を低減して、バックドアの内側へ水を浸入させないようにする。
また、第1リブは車幅方向に沿ってそのサイド側まで延設されているため、バックドアのドアインナパネルの上縁側を伝って流れる水が第1リブの延設方向に沿って流れた場合でも、第1リブを介してボデー本体のサイド側へ水は案内されるため、バックドアの上縁側から浸入した水をバックドアのサイド側に流さないようにすることができる。
請求項2に記載の発明に係る車両用バックドア構造は、請求項1に記載の車両用バックドア構造において、前記第1リブの少なくとも中央側が車両上方へ膨らんでいる。
バックドアの意匠面は車両上下方向及び車幅方向に沿った曲面となっている。このため、第1リブの少なくとも中央側が車両上方へ膨らむようにすることで、バックドアの上縁側から浸入した水を、ドアインナパネルのサイド側において、さらに効果的に、ボデーのサイド側へ流して、車両下方へ排水することができる。
ここで、例えば、バックドアの中央部には、バックドアガラスが嵌め込まれるようになっているが、バックドアの意匠面が車両上下方向及び車幅方向に沿った曲面となっているため、バックドアガラスの車両上部の外形は車両上方へ膨らんでいる場合が多い。このため、このバックドアガラスの車両上部の外形の曲率に合わせて第1リブを形成することで、バックドアが開放されたときに、バックドアガラスの外形線との間で違和感を生じさせないようにすることができる。
請求項3に記載の発明に係る車両用バックドア構造は、請求項1に記載の車両用バックドア構造において、前記第1リブの両端側以外の部分に、車両下方へ膨らむ案内部が少なくとも1つ形成されている。
請求項3に記載の発明に係る車両用バックドア構造では、第1リブの両端側以外の部分に、車両下方へ膨らむ案内部を少なくとも1つ形成することで、バックドアの上縁部から浸入した雨水を当該案内部を介してボデー本体側へ案内することができる。つまり、ここでは、バックドアの上縁部から浸入した雨水を第1リブの両端側へ伝えないようにして、当該第1リブを介して、バックドアのサイド側へ雨水が流れることがないようにしている。
請求項4に記載の発明に係る車両用バックドア構造は、請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用バックドア構造において、前記ドアインナパネルのサイド側に位置するシール部よりも当該ドアインナパネルのさらに外縁側に車両上下方向に沿って延設され、当該ドアインナパネルを伝って流れる水をボデー本体下方側へ案内する第2リブが形成されている。
請求項4に記載の発明に係る車両用バックドア構造では、ドアインナパネルのサイド側に位置するシール部よりも当該ドアインナパネルのさらに外縁側に、車両上下方向に沿って第2リブが延設されている。そして、この第2リブがドアインナパネルを伝って流れる水をボデー本体下方側(いわゆるクォータパネル側)へ案内する。つまり、バックドアのサイド側から浸入した水を、第2リブを伝ってボデー本体下方側へ案内させ、これによって、バックドアの内側へ水を浸入させないようにする。
請求項5に記載の発明に係る車両用バックドア構造は、請求項4に記載の車両用バックドア構造において、前記第2リブの車両上部側が前記第1リブと前記シール部の間に配置されている。
請求項5に記載の発明に係る車両用バックドア構造では、第2リブの車両上部側は、車両上下方向から見て、第1リブとオーバーラップすることとなる。これにより、バックドアの上縁部から浸入した水、又はバックドアのサイド側から浸入した水は、第1リブ及び第2リブの少なくとも一方によって、ボデー本体側へ案内される。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係る車両用バックドア構造によれば、車内側への雨水の浸入を防止又は抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項2に記載の本発明に係る車両用バックドア構造によれば、バックドアが開放された際に、美観が損なわれないという優れた効果を有する。
請求項3に記載の本発明に係る車両用バックドア構造によれば、バックドアのサイド側よりも内側で雨水をボデー本体側へ案内することができるという優れた効果を有する。
請求項4に記載の本発明に係る車両用バックドア構造によれば、バックドアのサイド側から車内側への水の浸入を防止又は抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項5に記載の本発明に係る車両用バックドア構造によれば、第1リブ及び第2リブの2段階機能によって車室内側への雨水の浸入を効果的に防止又は抑制することができるという優れた効果を有する。
本実施の形態に係る車両用バックドア構造を示す、図5のA部を拡大裏面図である。 (A)は図1のA−A線断面図であり、図2(B)は図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 本実施の形態に係る車両用バックドア構造が適当された車両の後部を示す斜視図である。 本実施の形態に係る車両用バックドア構造が適当された車両のボデー本体及びバックドアを示す分解斜視図である。 本実施の形態に係る車両用バックドア構造のその他の変形例(1)を示す図1に対応する裏面図である。 (A)は本実施の形態に係る車両用バックドア構造のその他の変形例(2)を示す図1に対応する裏面図であり、(B)は(A)のD−D線断面図である。
本発明の実施形態に係る車両用バックドア構造について、図1〜図5に基づいて説明する。なお、図中矢印FRは車両前後方向の前方向を、矢印UPは車両上下方向の上方向を、矢印OUTは車幅方向外側をそれぞれ示す。
図4は、車両用バックドア構造が適用された車両12の後部が斜視図にて示されており、図5には、ボデー本体11からバックドア16を取り外した状態が示されている。これらの図に示されるように、車両12には、車体前後方向の後向きに開口する開口部14を開閉するためのバックドア16が備えられている。
このバックドア16の上端部16Aの内側には、図示しないヒンジ部が設けられており、当該ヒンジ部回りにバックドア16が回動することにより、開口部14が開閉可能とされている。また、バックドア16の中央部には略矩形状の窓部18が設けられており、当該窓部18にはバックドアガラス20が嵌め込まれている。
ここで、図1には図5に示すA部の拡大裏面図が示されており、図2(A)には図1のA−A線断面図が示され、図2(B)には図1のB−B線断面図が示されている。そして、図3には図1のC−C線断面図が示されている。
図2(A)に示されるように、バックドア16は、車両外側に配置された樹脂製のドアアウタパネル22と、車両内側に配置された鋼板製のドアインナパネル24と、を備えており、ドアアウタパネル22の周縁部とドアインナパネル24の周縁部はマスチックなどの接着剤によって接合され閉断面構造に形成されている。
なお、ここでは、樹脂製のドアアウタパネル22を用いたが、鋼板などの金属製のドアアウタパネル22を用いても勿論良く、この場合は、ドアアウタパネル22の周縁部とドアインナパネル24の周縁部とはヘミング加工により接合される場合が多い。
一方、ボデー本体11には、車両上部に車両前後方向に沿ってルーフパネル25が配設されている。このルーフパネル25の後端部26は、開口部14の周縁部の一部を成しており、車両上面から車両下方側へ屈曲された縦壁部26Aと、この縦壁部26Aの下端部から車両後方側へ屈曲された横壁部26Bと、この横壁部26Bの車両後端部から斜め下方へ延びた傾斜壁26Cと、が設けられている。
この傾斜壁26Cに設けられたフランジ(一点鎖線で簡略化して示している)には、ゴム等の弾性材料によって形成されたウェザーストリップ28が取り付けられており、バックドア16が閉止された状態で、バックドア16のドアインナパネル24の周縁側が当該ウェザーストリップ28に圧接して(接触して)、シールされる。
また、ボデー本体11の開口部14の周縁部のルーフパネル25の後端部26以外の部分は、図2(B)に示されるように、ルーフパネル25の後端部26の縦壁部26A及び横壁部26Bに相当する縦壁部15A及び横壁部15Bが設けられており、当該横壁部15Bが傾斜壁26Cと繋がって開口部14の周縁側の全周に渡って、ウェザーストリップ28が取り付けられている。
これにより、バックドア16が閉止された状態で、ボデー本体11の開口部14に取付けられたウェザーストリップ28に、バックドア16のドアインナパネル24の周縁側が圧接してシールされる。これにより、バックドア16の開口部14内への水密性が確保される。
ここで、請求項1における「シール部」とは、バックドア16のドアインナパネル24において、ウェザーストリップ28に圧接してシールされる部分をいい、図1の2点鎖線Sで示される部分であり、以下、シール部Sという。なお、このシール部Sは便宜上、2点鎖線で示しているが、実際には、バックドア16のドアインナパネル24とウェザーストリップ28とは面接触するため、シール部Sは所定の幅を有する形状となっている。
(車両用バックドア構造の主要部の構成)
次に、本実施形態に係る車両用バックドア構造の主要部の構成について説明する。
図1及び図2(A)に示されるように、バックドア16のドアインナパネル24の周縁側に位置するシール部Sは、バックドア16が閉止された状態で、ボデー本体11の開口部14に取付けられたウェザーストリップ28に圧接してシールされるが、ドアインナパネル24の上縁側のシール部Sよりもさらに上縁側には、車両下方へ向かって突出し車幅方向に沿ってそのサイド側まで軒リブ(第1リブ)30が延設されている。そして、この軒リブ30は少なくとも中央側が車両上方へ膨らむようにしている。
この軒リブ30によって、バックドア16のドアインナパネル24の上縁側を伝って流れる伝い水(以下、「雨水」として説明するが、雨水以外にも洗車時の水等も含まれる)を、ルーフパネル25の後端部26側へ案内し(矢印D方向)、当該ルーフパネル25の後端部26を介してボデー本体11のサイド側(いわゆるクォータパネル13の排水溝15)へ流して、車両下方へ排水するようにしている。
一方、図1及び図3に示されるように、ドアインナパネル24のサイド側のウェザーストリップ28とのシール部Sよりもさらに外縁側には、サイドリブ(第2リブ)32が車両上下方向に沿ってそれぞれ延設されている。このサイドリブ32は、当該ドアインナパネル24のサイド側から浸入した雨水を、ボデー本体11の開口部14の周縁側(クォータパネル13の排水溝15)へ案内し(矢印F方向)、車内側への浸入を防止する。
また、サイドリブ32の車両上部側は、軒リブ30とウェザーストリップ28とのシール部Sの間に位置し、バックドア16の車両上下方向から見て、軒リブ30とサイドリブ32の車両上部側がオーバーラップしている。
(車両用バックドア構造の作用)
次に、本実施形態に係る車両用バックドア構造の作用について説明する。
図1及び図2(A)に示されるように、バックドア16のドアインナパネル24の上縁側には、ドアインナパネル24の上縁側に位置するウェザーストリップ28とのシール部Sよりもさらにドアインナパネル24の外縁側に、車両下方へ向かって突出し車幅方向に沿ってそのサイド側まで軒リブ30が延設されている。
このため、バックドア16のドアインナパネル24の上縁側を伝って流れる雨水は、軒リブ30の根元部に当接すると、軒リブ30の突出方向に沿って軒リブ30の先端部へ案内されることとなる(矢印D方向)。軒リブ30の先端部へ案内された雨水は、ルーフパネル25の後端部26側へ落下し、当該ルーフパネル25の後端部26を介してボデー本体11のサイド側へ流れ、車両下方へ排水される。つまり、バックドア16の上縁側から浸入した雨水をバックドア16のサイド側に流さないようにすることができる。
一方、雨水によっては、軒リブ30の根元部に当接すると、軒リブ30の延設方向に沿って流れる(矢印E方向)ものもあるが、軒リブ30は車幅方向に沿ってそのサイド側まで延設されているため、軒リブ30を介してボデー本体11のサイド側へ案内される。つまり、バックドア16の上縁側から浸入した雨水をバックドア16のサイド側に流さないようにすることができる。
このように、いずれにしても、バックドア16の上縁側から浸入した雨水をバックドア16のサイド側に流さないようにすることができるため、バックドア16のサイド側へ流れ込む雨水の量を低減することができる。これにより、バックドア16の内側への雨水の浸入を防止又は抑制することができる。
また、図1及び図5に示されるように、軒リブ30は、この軒リブ30は少なくとも車幅方向の中央側が車両上方へ膨らむようにしている。これにより、バックドア16の上縁側から浸入した雨水を、ドアインナパネル24のサイド側において、さらに効果的に、ボデー本体11のサイド側へ流して、車両下方へ排水するようにしている。
ここで、例えば、バックドア16の中央部には、バックドアガラス20が嵌め込まれるようになっているが、バックドア16の意匠面が車両上下方向及び車幅方向に沿った曲面となっているため、バックドアガラス20の車両上部の外形は車両上方へ膨らんでいる場合が多い。
このため、このバックドアガラス20の車両上部の外形の曲率に合わせて軒リブ30を形成することで、バックドア16が開放されたときに、バックドアガラス20の外形線との間で違和感を生じさせないようにすることができる。つまり、軒リブ30が設けられていても、バックドア16が開放された際に、美観が損なわれるということはない。
ところで、図1及び図2(B)に示されるように、ドアインナパネル24のサイド側において、ウェザーストリップ28とのシール部Sよりもさらにドアインナパネル24の外縁側には、車両上下方向に沿ってサイドリブ32が延設されている。
このサイドリブ32によって、ドアインナパネル24を伝って流れる雨水を、ボデー本体11の開口部14の周縁側(クォータパネル13の排水溝15)へ案内している(矢印F方向)。つまり、バックドア16のサイド側から浸入した水を、サイドリブ32を伝ってボデー本体11の開口部14の周縁側へ案内し、これによって、バックドア16の内側へ水を浸入させないようにしている。
また、図1及び図3に示されるように、このサイドリブ32の車両上部側が、軒リブ30とウェザーストリップ28とのシール部Sの間に位置している。つまり、サイドリブ32の車両上部側は、車両上下方向から見て、軒リブ30とオーバーラップしている。
これにより、バックドア16のサイド側では、バックドア16の上縁部から浸入した水、又はバックドア16のサイド側から浸入した水は、軒リブ30(矢印D方向、矢印E方向参照)及びサイドリブ32(矢印F方向参照)の少なくとも一方によって、ボデー本体11の開口部14の周縁側へ案内される。つまり、軒リブ30及びサイドリブ32の2段階機能によって車室内側への雨水の浸入を効果的に防止又は抑制することができる。
(その他の実施形態)
(1)上記実施形態では、図1に示されるように、ドアインナパネル24の上縁側には、車幅方向に沿ってドアインナパネル24のサイド側まで軒リブ30が延設されており、当該軒リブ30は少なくとも車幅方向の中央側が車両上方へ膨らむようにしている。
これに対して、本実施形態では、図6に示されるように、軒リブ34の両端側以外の部分に、車両下方へ膨らむ、少なくとも1つ以上の案内部36を形成し、当該案内部36を介して、バックドア16の上縁部から浸入した雨水をルーフパネル25の後端部26側へ案内する(矢印D方向)と共に、軒リブ34の延設方向に沿って流れる水を案内部36へ移動させる(矢印E方向)。
つまり、ここでは、バックドア16の上縁部から浸入した雨水を軒リブ34の両端側へ伝えないようにして、軒リブ34を介して、バックドア16のサイド側へ雨水が流れることがないようにしている。このような構成により、車室内側への雨水の浸入を防止又は抑制するようにしても良い。
(2)また、図1に示されるように、ドアインナパネル24の上縁側には、車幅方向に沿ってドアインナパネル24のサイド側まで軒リブ30が延設されており、ドアインナパネル24のサイド側にはサイドリブ32が車両上下方向に沿って延設されている。
これに対して、本実施形態では、図7(A)、(B)に示されるように、軒リブ38の両端側が、ドアインナパネル24のサイド側に設けられたサイドリブ32の形状に沿って形成されている。この場合、バックドア16の上縁部から浸入した雨水は、軒リブ38によってルーフパネル25の後端部26側へ案内される(矢印D方向)と共に、軒リブ38に沿ってバックドア16のサイド側がボデー本体11の開口部14の周縁側(クォータパネル13の排水溝15)へ案内される(矢印E方向)。
ここで、軒リブ38に沿ってボデー本体11の開口部14の周縁側(クォータパネル13の排水溝15)へ案内される雨水が、仮に、当該軒リブ38を乗り越えたとしても、軒リブ38の内側にはサイドリブ32が設けられているため、当該サイドリブ32によって、この雨水はボデー本体11の開口部14の周縁側(クォータパネル13の排水溝15)へ案内される。このような構成により、車室内側への雨水の浸入を防止又は抑制するようにしても良い。
11 ボデー本体
12 車両
13 クォータパネル(ボデー本体)
15 排水溝(ボデー本体)
16 バックドア
22 ドアアウタパネル
24 ドアインナパネル
25 ルーフパネル(ボデー本体)
26 後端部(ボデー本体)
28 ウェザーストリップ
30 軒リブ(第1リブ)
32 サイドリブ(第2リブ)
34 軒リブ(第1リブ)
36 案内部
38 軒リブ(第1リブ)
S シール部

Claims (5)

  1. 車両後方へ向かって開口する開口部を開閉するバックドアの内板を構成するドアインナパネルと、
    前記ドアインナパネルの周縁側に位置し、前記バックドアが閉止された状態で前記開口部の周縁側に設けられたウェザーストリップに接触してシールするシール部と、
    前記ドアインナパネルの上縁側に位置する前記シール部よりも当該ドアインナパネルのさらに上縁側に配置されると共に、車幅方向に沿ってドアインナパネルのサイド側まで延設され、車両下方へ向かって突出して当該ドアインナパネルの上縁側を伝って流れる水をボデー本体側へ案内する第1リブと、
    を有する車両用バックドア構造。
  2. 前記第1リブの少なくとも中央側が車両上方へ膨らんでいる請求項1に記載の車両用バックドア構造。
  3. 前記第1リブの両端側以外の部分に、車両下方へ膨らむ案内部が少なくとも1つ形成された請求項1に記載の車両用バックドア構造。
  4. 前記ドアインナパネルのサイド側に位置するシール部よりも当該ドアインナパネルのさらに外縁側に、車両上下方向に沿って延設され、当該ドアインナパネルを伝って流れる水をボデー本体下方側へ案内する第2リブが形成された請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用バックドア構造。
  5. 前記第2リブの車両上部側が、前記第1リブと前記シール部の間に配置されている請求項4に記載の車両用バックドア構造。
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