JP2011195079A - 倒立型移動体及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】倒立型移動体103の負荷角度と車輪のトルク指令とに基づいて、負荷角度推定誤差を算出し107、負荷角度推定誤差が発散するか否か、及び、倒立型移動体の状態を判別する。倒立型移動体は、状態判別器108から入力した倒立型移動体の状態に応じて、安全な状態においては倒立制御を開始/継続/再開し、危険な状態においては退避走行または停止などの安全確保制御を実施する。
【選択図】図1
Description
しかしながら、倒立型移動体の危険な挙動(転倒、暴走など)は、搭乗者の有無のみに依存するわけではなく、他の複数の要因にも起因して引き起こされる。倒立型移動体の危険な状態としては、例えば、以下の状態が考えられる。
(1)走行中に搭乗者が倒立型移動体から飛び降りた後の状態、
(2)搭乗者の搭乗前または搭乗後に、搭乗者が手で倒立型移動体を支えている状態、
(3)走行中に倒立型移動体が物体と衝突した瞬間から後の状態、
(4)倒立型移動体の車輪が溝または段差に挟まれて、少なくとも1車輪が、少なくとも1方向に回転できなくなった状態、
(5)路面との摩擦が小さく、車輪が空転している状態、
(6)搭乗者の搭乗時に、その片足が地面に残っている状態、など。
従って、倒立型移動体を安全に操作するためには、このような危険な状態であるか否かを判別可能として、危険な状態であると判別される場合には、転倒や暴走などを防止するように安全に制御することが強く求められている。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る倒立型移動体の制御システムの構成図である。制御システム100は、指令入力装置101と、制御器102と、倒立型移動体103と、負荷角度検出器104と、負荷角度推定誤差演算部105と、状態判別器108と、制御切替器109と、を備えている。
状態1:搭乗物体が搭乗したまま走行している状態
状態2:搭乗物体が搭乗せずに倒立型移動体がその場で倒立している状態
状態3:走行中に搭乗物体が倒立型移動体103から飛び降りた後の状態
状態4:搭乗物体の搭乗前または搭乗後に、搭乗者の手などの外部物体によって倒立型移動体103が支えられている状態
状態5:走行中に倒立型移動体103が物体と衝突した瞬間から後の状態
状態6:倒立型移動体の車輪202が溝または段差に挟まれて、少なくとも1方向に回転できなくなった状態
状態7:路面との摩擦が小さく、車輪202が空転している状態
状態8:搭乗物体の搭乗時に、搭乗者の片足などその一部が地面に残っている状態
状態3では、搭乗者が飛び降りた後、倒立型移動体103と搭乗者とが接触する可能性がある。例えば、跳ね上がってきたハンドル(例えば、図5のハンドル503)と接触する可能性がある。
状態4では、搭乗者に向かってハンドル(例えば、図5のハンドル503)が傾斜する角度で、搭乗者が倒立型移動体103を支えると、倒立型移動体103が搭乗者に向かって走行して、搭乗者と接触する可能性がある。
状態5では、搭乗者による制御が実施できずに倒立型移動体103が暴走してしまう可能性がある。
状態6では、倒立型移動体103が、車輪202が回転できなくなった方向に回転させようとすることで、車輪202が溝または段差からわずかに外れた瞬間に最大トルクで回転して、結果として、倒立型移動体103が大きく転倒してしまう可能性がある。
状態7では、車輪202は床から小さな反力しか受けられないため、負荷角度を所望の角度にするために最大トルクで車輪202が回転してしまい、その結果、路面の摩擦が変化すると、倒立移動体103が大きく振れてしまう可能性がある。
状態8では、状態4と同様に、ハンドルの角度に応じて、搭乗者の地面に残っている足と、倒立型移動体103やその車輪202と、が接触する可能性がある。
まず、運動エネルギーTとポテンシャルエネルギーVは、以下の(数1)と(数2)を用いてそれぞれ表される。
θ1:負荷角度
θ2:車輪角度
m1:負荷質量
J1:負荷慣性モーメント
m2:車輪質量
J2:車輪慣性モーメント
l:負荷重心と車軸の距離
r:車輪半径
g:重力加速度
L:推定器ゲイン
sgn(・):シグナム関数(符号関数)
θ1 ^:負荷角度推定値(式中では、θ1の上部にハット(^)を付して示す変数)
θ1 〜:負荷角度推定誤差(式中では、θ1の上部にチルダ(〜)を付して示す変数)
s:中間変数
c:負荷角度推定誤差の収束の速さ
δ:倒立型移動体103の状態判定指標
状態3の判別条件(数12)は、搭乗者が飛び降りた場合には、負荷慣性モーメントが突然減少して、図2に例示した負荷体201を起き上がらせる方向に、負荷角度推定誤差θ1 〜がオーバーシュートすることに基づいて導出した。
状態5の判別条件(数14)は、倒立型移動体103が一定速度で移動中に物体と衝突した場合には、衝突の直後の所定の短い時間の間、一定速度で移動し、モータトルクTmが飽和することに基づいて導出した。
状態6の判別条件(数15)は、図2に例示した車輪202が少なくとも片方に動かなくなった場合には、車輪速度dθ2/dtが0となり、モータトルクTmが飽和し、負荷体201が自由落下することに基づいて導出した。
状態7の判別条件(数16)は、車輪202が空転する場合には、車輪速度dθ2/dtが非零となり、負荷体201を起き上がらせるためにモータトルクTmが飽和し、路面からの反力が得られないために負荷体201が自由落下することに基づいて導出した。
状態8の判別条件(数17)は、搭乗者が倒立型移動体103に片足を乗せており、且つ、倒立型移動体103が搭乗者側に傾いている状態では、路面に着いている足に搭乗者の体重がより多く掛かっており、搭乗者から遠い側に傾いている状態では、倒立型移動体103に載せている足に搭乗者の体重がより多く掛かっていることに基づいて導出した。
走行中に搭乗者が倒立型移動体103から飛び降りた後の状態では、所定のペースで徐々に減速して停止させる。これにより、飛び降りた搭乗者と倒立型移動体103とが接触する危険を低減することができる。
搭乗前または搭乗後に、搭乗者が手で倒立型移動体103を支えている状態では、モータトルクTmを0にする。これにより、倒立型移動体103が暴走して周囲の物体と接触する危険性を低減することができる。
走行中に倒立型移動体103が物体と衝突した瞬間から後の状態では、衝突時と反対方向に車輪202を所定の短い時間回転させ、その後、減速して停止させる。これにより、搭乗者及び衝突した物体への被害を低減することができる。
倒立型移動体の車輪202が溝または段差に挟まれて、少なくとも1方向に回転できなくなった状態では、モータトルクTmを0にする。これにより、車輪202が溝などから突然外れた場合に、倒立型移動体103が急発進する危険性を低減することができる。
路面との摩擦が小さく、車輪202が空転している状態では、検出される負荷角度θ1がπ/2[rad]に近付くまでの間、比較的低いモータトルクTmで、倒立型移動体103の進行方向に車輪202を回転させ、そして、負荷角度θ1がπ/2[rad]に近付いたら、モータトルクTmを連続的に0に変化させる。これにより、倒立型移動体103が転倒するような場合には、搭乗者への衝撃を低減できる可能性がある。
搭乗者の搭乗時に、その片足が地面に残っている状態では、搭乗者の両脚が倒立型移動体103に乗るまでの間、制御ゲインを比較的低い値に設定する。例えば、制御帯域が10[Hz]程度となるようにする。これにより、路面に残っている搭乗者の足が倒立型移動体103と接触する危険性を低減することができ、同時に、搭乗時に搭乗者はバランスをとりやすくなることから、安全に乗車できるようになるという効果がある。
まず、搭乗者が、所望の負荷角度、移動速度などの指令を、指令入力装置101を用いて入力する(S301)。負荷角度検出器104は、一定周期で、負荷角度を検出する(S302)。
m1=70[kg]
J1=25.2[kg・m^2]
m2=15[kg]
J2=0.075[kg・m^2]
l=0.9[m]
r=0.1[m]
g=9.8[m/s^2]
D=1×10^−6[N・s/m](D:車輪と路面の間の粘性摩擦係数)
c=500[rad/s]
δ=0.01
Kp=50[s^−1](Kp:負荷角度比例制御ゲイン)
Kv=50(2π)[s^−1](Kv:負荷速度比例制御ゲイン)
T=1×10^−3[s](T:制御周期)
図4(b)では、与えられる負荷角度指令を破線で示し、検出される負荷角度θ1を実線で示している。このとき、図4(a)で示した状況下において、図4(b)に示すような負荷角度指令を与えた場合には、検出される負荷角度θ1により示されように、滑っている間制御不能となり、負荷体201が発散していることが分かる。
そして、負荷角度と負荷角度推定値との差を負荷角度推定誤差として、負荷角度推定誤差の所望のダイナミクスを表す1階微分関数を中間変数として定義し、その中間変数の2次関数であるリアプノフ関数候補(数7)を導入する。
このリアプノフ関数候補は上記中間変数が非ゼロの場合に正となり、リアプノフ関数候補の1階時間微分(数8)が負となるように、上記非線形推定器の推定器ゲインを設定する(数9)。これにより、倒立型移動体103が、上記非線形運動方程式に含まれない大きな外力を受けていない場合には、負荷角度推定誤差は0に収束し、そのような外力を受けた場合には、負荷角度推定誤差は発散する。
さらに、負荷角度推定誤差が発散した場合には、その時の負荷角度推定誤差の波形の特徴に基づいて、複数の危険な状態を判別することができるため、それぞれの状態に応じた退避走行または停止させる制御を実施する。
これに対して本発明では、検出される負荷角度のみを用いて非線形推定器の推定誤差の発散または収束を検出することで、危険状態であるか否かを判別可能とし、倒立型移動体103を安全に制御させることを可能とした。
さらに、負荷角度推定誤差の波形の特徴に基づいて、危険な状態を正確に判別可能とし、各危険状態に応じた安全な制御を実施可能とした。
従って、本発明によれば、危険な状態を判別して、安全となるように制御を行うことで、転倒または暴走を防止するができる。
101:指令入力装置、
102:制御器、
103:倒立型移動体、
104:負荷角度検出器、
105:負荷角度推定誤差演算部、
106:推定器ゲイン演算器、
107:負荷角度推定誤差演算器、
108:状態判別器、
109:制御切替器、
201:負荷体、
202:車輪、
501:ホイール、
502:プラットホーム、
503:ハンドル、
504:グリップ、
505:ユーザ
Claims (20)
- 少なくとも1つの車輪と、当該車輪に回転可能に連結された負荷体とを備え、前記車輪を駆動することで前記負荷体の倒立制御を行う倒立型移動体であって、
前記負荷体の傾斜角度である負荷角度を検出する負荷角度検出器と、
前記負荷角度検出器により検出された負荷角度に基づいて、前記車輪を駆動するためのトルク指令を生成し、前記倒立制御を行う制御器と、
前記倒立型移動体の数式モデルに基づいて導出される推定器を用いて、前記負荷角度検出器により検出された負荷角度と、前記制御器により生成されたトルク指令と、に基づいて、前記負荷角度の推定値を算出し、当該算出した推定値と前記負荷角度検出器により検出された負荷角度との誤差である負荷角度推定誤差を算出する負荷角度推定誤差演算部と、
前記負荷角度推定誤差演算部により算出された負荷角度推定誤差が発散するか否かを判別する状態判別器と、
前記状態判別器により前記負荷角度推定誤差が発散すると判別された場合には、前記制御器による制御を切り替えて所定の安全確保制御を実施させる制御切替器と、を備える
倒立型移動体。 - 前記負荷角度推定誤差演算部は、
前記負荷角度検出器により検出された負荷角度と、前記制御器により生成されたトルク指令と、に基づいて、前記推定器のゲインを算出する推定器ゲイン演算器と、
前記推定器を用いて、前記推定器ゲイン演算器により算出されたゲインと、前記負荷角度検出器により検出された負荷角度と、前記制御器により生成されたトルク指令と、に基づいて、前記負荷角度推定誤差を算出する負荷角度推定誤差演算器と、を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の倒立型移動体。 - 前記車輪の回転角度を検出する車輪角度検出器を更に備え、
前記状態判別器は、
前記負荷角度推定誤差演算部により算出された負荷角度推定誤差が発散するか否かを判別すると共に、当該負荷角度推定誤差と、前記負荷角度検出器により検出された負荷角度と、前記車輪角度検出器により算出された車輪角度と、に基づいて、前記倒立型移動体について予め定めた複数の状態のうちのいずれの状態であるかを判別し、
前記制御切替器は、
前記状態判別器により前記負荷角度推定誤差が発散すると判別された場合には、前記制御器による制御を切り替えて、前記判別された状態に応じた所定の安全確保制御を実施させ、
前記状態判別器により前記負荷角度推定誤差が発散しないと判別された場合には、前記倒立制御の開始、継続、再開のいずれか1の制御を前記制御器に実施させる
ことを特徴とする請求項1に記載の倒立型移動体。 - 前記状態判別器は、
前記負荷角度推定誤差が発散すると判別した場合に、当該負荷角度推定誤差に基づいて、前記倒立型移動体の移動中に搭乗物体が飛び降りた後の状態であるか否かを判別する
ことを特徴とする請求項3に記載の倒立型移動体。 - 前記制御切替器は、
前記状態判別器により前記負荷角度推定誤差が発散すると判別され、かつ、前記倒立型移動体の移動中に搭乗物体が飛び降りた後の状態であると判別された場合に、前記制御器による制御を、前記搭乗物体の飛び降り後、所定のペースで徐々に減速し停止する制御に切り替えて実施させる
ことを特徴とする請求項4に記載の倒立型移動体。 - 前記状態判別器は、
前記負荷角度推定誤差が発散すると判別した場合に、前記負荷角度に基づいて、搭乗物体の搭乗前または搭乗後に外部物体により前記倒立型移動体が支えられている状態であるか否かを判別する
ことを特徴とする請求項3に記載の倒立型移動体。 - 前記制御切替器は、
前記状態判別器により前記負荷角度推定誤差が発散すると判別され、かつ、前記搭乗物体の搭乗前または搭乗後に外部物体により前記倒立型移動体が支えられている状態であると判別された場合に、前記制御器による制御を、前記トルク指令を0とする制御に切り替えて実施させる
ことを特徴とする請求項6に記載の倒立型移動体。 - 前記状態判別器は、
前記負荷角度推定誤差が発散すると判別した場合に、前記負荷角度推定誤差に基づいて、移動中に前記倒立型移動体が物体と衝突した瞬間から後の状態であるか否かを判別する
ことを特徴とする請求項3に記載の倒立型移動体。 - 前記制御切替器は、
前記状態判別器により前記負荷角度推定誤差が発散すると判別され、かつ、移動中に前記倒立型移動体が物体と衝突した瞬間から後の状態であると判別された場合に、前記制御器による制御を、前記車輪を衝突時と反対方向に所定の短い時間回転させ、減速停止する制御に切り替えて実施させる
ことを特徴とする請求項8に記載の倒立型移動体。 - 前記状態判別器は、
前記負荷角度推定誤差が発散すると判別した場合に、前記車輪角度に基づいて、前記車輪が溝または段差に挟まれて、少なくとも1方向に回転できなくなった状態であるか否かを判別する
ことを特徴とする請求項3に記載の倒立型移動体。 - 前記制御切替器は、
前記状態判別器により前記負荷角度推定誤差が発散すると判別され、かつ、前記車輪が溝または段差に挟まれて、少なくとも1方向に回転できなくなった状態であると判別された場合に、前記制御器による制御を、前記トルク指令を0とする制御に切り替えて実施させる
ことを特徴とする請求項10に記載の倒立型移動体。 - 前記状態判別器は、
前記負荷角度推定誤差が発散すると判別した場合に、前記車輪角度と、前記負荷角度推定誤差と、に基づいて、路面との摩擦が小さく前記車輪が空転している状態であるか否かを判別する
ことを特徴とする請求項3に記載の倒立型移動体。 - 前記制御切替器は、
前記状態判別器により前記負荷角度推定誤差が発散すると判別され、かつ、路面との摩擦が小さく前記車輪が空転している状態であると判別された場合に、前記制御器による制御を、前記負荷角度検出器により検出される負荷角度がπ/2[rad]に近付くまでの間、比較的低いモータトルクで、前記倒立型移動体の進行方向に前記車輪を回転させた後、当該検出される負荷角度がπ/2[rad]に近付いた以降は、前記モータトルクを連続的に0に変化させる制御に切り替えて実施させる
ことを特徴とする請求項12に記載の倒立型移動体。 - 前記状態判別器は、
前記負荷角度推定誤差が発散すると判別した場合に、前記負荷角度と、前記負荷角度推定誤差と、に基づいて、搭乗物体の搭乗時に、当該搭乗物体の一部が地面に残っている状態であるか否かを判別する
ことを特徴とする請求項3に記載の倒立型移動体。 - 前記制御切替器は、
前記状態判別器により前記負荷角度推定誤差が発散すると判別され、かつ、搭乗物体の搭乗時に、当該搭乗物体の一部が地面に残っている状態であると判別された場合に、前記制御器による制御を、当該搭乗物体が完全に前記倒立型移動体に搭乗するまでの間、前記制御器が用いる制御ゲインを比較的低い値に設定する制御に切替えて実施させる
ことを特徴とする請求項14に記載の倒立型移動体。 - 前記状態判別器は、
前記負荷角度推定誤差が発散しないと判別した場合に、前記負荷角度に基づいて、搭乗物体が搭乗したまま移動している状態であるか否かを判別する
ことを特徴とする請求項3に記載の倒立型移動体。 - 前記制御切替器は、
前記状態判別器により前記負荷角度推定誤差が発散しないと判別され、かつ、搭乗物体が搭乗したまま移動している状態であると判別された場合に、前記制御器による制御を、前記倒立型移動体を倒立走行させる制御に切り替えて実施させる
ことを特徴とする請求項16に記載の倒立型移動体。 - 前記状態判別器は、
前記負荷角度推定誤差が発散しないと判別した場合に、前記負荷角度に基づいて、搭乗物体が搭乗せずに前記倒立型移動体がその場で倒立している状態であるか否かを判別する
ことを特徴とする請求項3に記載の倒立型移動体。 - 前記制御切替器は、
前記状態判別器により前記負荷角度推定誤差が発散しないと判別され、かつ、搭乗物体が搭乗せずに前記倒立型移動体がその場で倒立している状態であると判別された場合に、前記制御器による制御を、前記倒立型移動体をその場で倒立させる制御に切り替えて実施させる
ことを特徴とする請求項18に記載の倒立型移動体。 - 少なくとも1つの車輪と、当該車輪に回転可能に連結された負荷体とを備え、前記車輪を駆動することで前記負荷体の倒立制御を行う倒立型移動体の制御方法であって、
前記負荷体の傾斜角度である負荷角度を検出するステップと、
検出された負荷角度に基づいて、前記車輪を駆動するためのトルク指令を生成し、前記倒立制御を行うステップと、
前記倒立型移動体の数式モデルに基づいて導出される推定器を用いて、検出された負荷角度と、生成された前記トルク指令と、に基づいて、前記負荷角度の推定値を算出するステップと、
算出された前記負荷角度の推定値と検出された前記負荷角度との誤差である負荷角度推定誤差を算出するステップと、
算出された前記負荷角度推定誤差が発散するか否かを判別するステップと、
前記判別の結果、前記負荷角度推定誤差が発散する場合に、前記倒立制御を切り替えて所定の安全確保制御を実施させるステップと、を備える
倒立型移動体の制御方法。
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