JP2011192424A - 静電リレー - Google Patents

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Abstract

【課題】可動接点及び可動電極がベース基板と平行に変位する静電リレーにおいて、可動電極を固定電極から離間させる際の開離力を大きくし、構造を簡単化し、設計の自由度を向上させる。
【解決手段】ベース基板32上に固定接点部33と固定電極部35を固設する。固定電極部35と可動電極部36は、可動電極部36とともに可動接点部34を変位させる静電アクチュエータを構成する。バネ支持部38、39に設けた可動バネ37a、37bは、可動電極部36を変位可能に保持する。バネ支持部38に片持ち状の二次バネ84を設け、可動電極部36の前端面に突起部85を設ける。二次バネ84は、可動接点部34及び可動電極部36が変位したとき、可動接点部34の可動接点56が固定接点部33の固定接点46a、46bに当接する前に突起部85に当接するとともに、突起部85に当接するまでは変形しない。
【選択図】図2

Description

本発明は小型の静電リレー(静電マイクロリレー)に関する。具体的には、静電リレーにおいて可動部を弾性復帰させるための二次バネの構造に関する。
静電リレーでは、可動接点を固定接点に接触させるときには、静電アクチュエータを駆動して可動接点を変位させる。また、可動接点と固定接点を開離させるときには、静電アクチュエータを駆動したときに弾性変形されられていた可動バネの弾性復帰力によって可動接点を固定接点から引き離している。
静電アクチュエータは、駆動時には可動電極と固定電極の間に直流電圧を印加し、両電極間に働く静電力で可動電極を固定電極に吸着させ、可動電極が設けられた部材を変位させる。しかし、このような静電アクチュエータでは、両電極間で発生する静電誘導や誘導分極などのため、可動電極と固定電極との間に印加していた直流電圧をオフにしても可動電極が固定電極に吸着して離れないことがある。また、固定接点と可動接点が接触したときの粘着力によって、接点どうしが離れないことがある。そのため、可動電極が固定電極に吸着されている時、あるいは可動接点が固定接点に接触している場合には可動バネのバネ係数を大きくする工夫が必要とされる。
可動接点が固定接点に接触するときに可動バネのバネ係数を大きくなるようにしたものとしては、例えば特許文献1に開示されたものがある。図1(a)は、特許文献1に開示された接点開閉装置の構造を示す斜視図である。この接点開閉装置にあっては、ベース11の上面に立てた可動接点端子12に可動バネ13の基端部を片持ち状に固定している。ベース11の上面と平行に延びた可動バネ13の先端部には可動接点14が固設されている。ベース11の上面に立てた固定接点板15の上端部には、可動接点14と対向させて固定接点16が固設されている。また、固定接点板15の上端部にはL形に屈曲した動作規制部材17が取り付けられており、動作規制部材17の先端17aが可動バネ13の先端部に対向している。
しかして、駆動部材18で可動バネ13の背面を押すと、可動バネ13が弾性的に湾曲してその先端部が動作規制部材17の先端17aに当接する。さらに駆動部材18で可動バネ13を押すと、可動接点14が固定接点16に圧接して可動接点14と固定接点16の間が閉じられる。特許文献1では、こうして接点どうしの接触前に可動バネ13を動作規制部材17に当てることで接点の衝撃緩和と接点バウンス時間の短縮を図っている。
特許文献1の接点開閉装置では、可動接点14を固定接点16に接触させる際には、可動バネ13が動作規制部材17の先端17aに当接することで可動バネ13のバネ係数が大きくなる。しかし、特許文献1では、駆動部材18の駆動力が電磁力であるため、静電アクチュエータの可動電極と固定電極を離間させるために可動バネ13のバネ係数を大きくしている訳ではない。しかも、この接点開閉装置では、可動接点14が固定接点16に接触している状態では、図1(b)に示すように、可動バネ13が動作規制部材17の先端17aから離れており、可動バネ13のバネ係数は本来のバネ係数に戻っている。
また、特許文献2には、固定接点と固定電極を設けた基板の上にバネ性を有する可動基板を重ね、可動基板の下面に固定接点と対向した可動接点と固定電極に対向した可動電極を設けた静電マイクロリレーが開示されている。この静電マイクロリレーでは、可動電極と固定電極の少なくともどちらか一方に凸部を設け、接点当接前に前記凸部を接触させることで、その凸部近傍で部分的に可動バネに発生する弾性変形によって、開離力を大きくしている。
しかし、この静電リレーでは、もともとの可動バネのバネ係数を凸部の位置や高さによって任意に大きくできるが、その位置や高さには制約があり、加工の精密さや設計の煩雑さによって、設計の自由度がそこなわれるという課題があった。
特開平6−203726号公報 特開2000−164104号公報
本発明は、上記のような技術的課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、可動接点及び可動電極がベース基板と平行に変位する静電リレーにおいて、可動電極を固定電極から離間させる際の開離力を大きくすることができ、しかも、構造を複雑にすることがなく、設計の自由度も高くすることができるようにすることにある。
本発明に係る静電リレーは、ベース基板と、前記ベース基板に固定された、固定接点を有する固定接点部と、前記固定接点と接触又は離間する可動接点を有する可動接点部と、前記ベース基板に固定された固定電極部と、前記固定電極部との間に発生する静電力により、前記可動接点部とともに前記ベース基板と平行な方向に変位する可動電極部と、変位した前記可動電極部をもとの位置に復帰させるための第1のバネ材とを備えた静電リレーにおいて、前記可動接点部及び前記可動電極部が変位したとき、前記可動接点が前記固定接点に当接する以前に、前記ベース基板に固定されている固定部分と前記可動電極部又は当該可動電極部とともに変位する可動部分のうちいずれか一方に当接するとともに当接するまでは変形しない第2のバネ材を、前記固定部分と前記可動部分のうちいずれか他方に設けたことを特徴としている。なお、前記固定部分とは、ベース基板に固定されている部材であって、固定接点部や固定電極部であってもよく、固定接点部や固定電極部以外の固定された部材(例えば、実施形態のバネ支持部)であってもよい。また、前記可動部材は、可動接点部であってもよく、可動接点部以外の部材であってもよい。ただし、第2のバネ材を設ける部材が固定電極部又は固定接点部で第2のバネ材が当接する部材が可動電極部又は可動接点部である場合、あるいは、第2のバネ材を設ける部材が可動電極部又は可動接点部で第2のバネ材が当接する部材が固定電極部又は固定接点部である場合には、第2のバネ材を絶縁性としておく必要がある。
本発明の静電リレーにあっては、固定部分と前記可動電極部又は可動部分のうちいずれか他方に、第1のバネ材とは別な第2のバネ材を設け、この第2のバネ材が、固定部材と可動電極部又は可動部材のうちいずれか一方に当接するまでは変形しないようにしているので、可動電極部又は可動部分を弾性復帰させるための構造を簡略にすることができ、静電リレーの製造が容易になる。しかも、第2のバネ材のバネ係数と、バネ係数が変化するときの可動部分の移動距離とを独立して決めることができるので、設計の自由度が高くなり、静電リレーの設計が容易になる。
本発明に係る静電リレーのある実施態様においては、前記第2のバネ材が、前記固定部分と前記可動電極部又は前記可動部分とのうちいずれか他方に片持ち状に固定された板バネとなっている。かかる実施態様によれば、第2のバネ材が片持ち状となっているので、第2のバネ材を両持ち状に設ける場合と比較して変形量を大きくでき、可動部分の変位量が大きい場合にも対応することができる。
本発明に係る静電リレーの別な実施態様においては、前記第2のバネ材は、前記固定部分と前記可動電極部又は前記可動部分とのうちいずれか一方にはつながれていない。かかる実施態様によれば、第2のバネ材が固定部材と前記可動電極部又は可動部材のうちいずれか一方に当接するまでは、第2のバネ材が変形しないようにすることができる。
本発明に係る静電リレーのさらに別な実施態様においては、前記第2のバネ材は、前記固定部分と前記可動電極部又は前記可動部分とのうちいずれか一方に設けた突起部に当接している。かかる実施態様によれば、突起部の位置を変更することによって第2のバネ材に加わる力の作用点が変わるので、第2のバネ材のバネ係数を変化させることができる。
本発明に係る静電リレーのさらに別な実施態様においては、前記固定部分と前記可動電極部又は前記可動部分とのうちいずれか他方に片持ち状に設けられた板バネ状の第2のバネ材が、前記固定部分と前記可動電極部又は前記可動部分とのうちいずれか一方に設けた突起部に当接可能となっており、変形していない前記第2のバネ材の長さ方向と前記突起部の設置面とが平行となっている。かかる実施態様によれば、突起部を設けられた面に沿って突起部の位置を変更しても突起部と第2のバネ材との距離が変化しないので、設計が容易になる。
本発明に係る静電リレーのさらに別な実施態様においては、前記第2のバネ材が、前記可動電極部と前記固定接点部との間において前記ベース基板に固設されたバネ支持部に設けられている。かかる実施態様によれば、可動接点部の両側のスペースを利用して第2のバネ材を保持させるためのバネ支持部を設けることができる。
本発明に係る静電リレーのさらに別な実施態様においては、前記可動電極部の中心線に関して対称な位置にそれぞれ第2のバネ材を設けている。かかる実施態様によれば、第2のバネ材を対称に設けているので、第2のバネ材に固定部分または可動部分が当たった後も、可動部分に加わる力が非対称になって可動部分が傾く恐れがない。
本発明に係る静電リレーのさらに別な実施態様においては、前記第1のバネ材は、前記可動電極部の変位方向における両端面、もしくはそれぞれの端面に対向する位置に設けられている。かかる実施態様によれば、第1のバネ材によって可動電極部を両側から保持してベース基板から浮かせることができるので、可動電極部を安定させることができる。
本発明に係る静電リレーのさらに別な実施態様においては、前記第1のバネ材は、前記可動電極部の変位方向におけるいずれか一方の端面、もしくはいずれか一方の端面に対向する位置に設けられている。かかる実施態様によれば、第1のバネ材を可動電極部の片側にだけ設けているので、静電リレーの構造の簡略化と小型化を図ることができる。
なお、本発明における前記課題を解決するための手段は、以上説明した構成要素を適宜組み合せた特徴を有するものであり、本発明はかかる構成要素の組合せによる多くのバリエーションを可能とするものである。
図1(a)は、特許文献1に開示された接点開閉装置の斜視図である。図1(b)は当該接点開閉装置の接点接触時の平面図である。 図2は、本発明の実施形態1による静電リレーの平面図である。 図3(a)〜(c)は、実施形態1の静電リレーにおける二次バネと突起部との動作を説明する概略図である。 図4は、比較例の静電リレーを示す一部破断した平面図である。 図5(a)〜(c)は、比較例における可動バネと突起部との動作を説明する概略図である。 図6(a)〜(c)は、実施形態1の静電リレーの製造工程を示す断面図である。 図7(a)及び(b)は、実施形態1の静電リレーの製造工程を示す断面図であって、図6(c)に続く工程を示す。 図8は、本発明の実施形態1の変形例による静電リレーの平面図である。 図9は、本発明の実施形態2による静電リレーの平面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々設計変更することができる。
(第1の実施形態)
図2は、本発明の実施形態1による静電リレー31の構造を示す平面図である。また、図7(b)は、図2のA−A線に沿った断面図である。この図2及び図7(b)を参照して静電リレー31の構造を説明する。
静電リレー31は、Si基板などからなるベース基板32の上面に固定接点部33、可動接点部34、固定電極部35、可動電極部36、可動バネ37a、37b(第1のバネ材)、バネ支持部38、39などを設けたものである。この静電リレー31においては、固定接点部33と可動接点部34によってスイッチが構成されており、固定電極部35や可動電極部36、可動バネ37a、37b及びバネ支持部38、39などによってスイッチ開閉用の静電アクチュエータが構成されている。
図2及び図7(b)に示すように、固定接点部33においては、Siからなる固定接点基板41の下面がSiOなどの絶縁膜42を介してベース基板32の上面に固定されている。固定接点基板41はベース基板32の上面端部において幅方向(X方向)に長く延びている。固定接点基板41の上面には、SiNなどの絶縁層43が形成され、絶縁層43の上には一対の配線パターン部44a、44bが設けられている。配線パターン部44a、44bは、固定接点基板41の上面において左右に分かれており、それぞれの端部には金属パッド部45a、45bが形成されている。また、固定接点基板41の中央部に位置する配線パターン部44a、44bの端部は互いに平行に延びており、可動接点部34に向き合った端部が固定接点46a、46bとなっている。なお、以下においては、静電リレー31における可動接点部34及び可動電極部36の移動方向をY方向といい、静電リレー31の幅方向をX方向ということがある。
可動接点部34は、固定接点46a、46bに対向する位置に設けられている。可動接点部34は、Siからなる可動接点基板51の上面にSiNからなる絶縁層53が形成され、絶縁層53の上に接点層54が形成されている。固定接点46a、46bと対向する接点層54の端面は、可動接点基板51の前面から突出していて可動接点56となっている。
また、可動接点基板51は、可動電極部36から突出した支持梁57によって片持ち状に支持されている。可動接点基板51及び支持梁57の下面はベース基板32の上面から浮いており、可動電極部36とともにベース基板32の長さ方向(Y方向)と平行な方向に移動できる。
この静電リレー31においては、固定接点部33の金属パッド部45a、45bに主回路(図示せず)が接続され、可動接点56を固定接点46a、46bに接触させることによって主回路を閉じることができる。また、可動接点56を固定接点46a、46bから離間させることにより主回路を開くことができる。
可動接点部34を動かすための静電アクチュエータは、固定電極部35、可動電極部36、可動バネ37a、37b及びバネ支持部38、39などによって構成されている。
図2に示すように、ベース基板32の上面には複数本の固定電極部35が互いに平行に配置されている。固定電極部35は、平面視においては、矩形状のパッド部66の両面からY方向へ向けてそれぞれ枝状をした枝状電極部67が延出されている。枝状電極部67は、それぞれ左右対称となるように枝部68が突出しており、枝部68はY方向において一定ピッチで並んでいる。
図7(b)に示すように、固定電極部35においては、固定電極基板61の下面がSiOなどの絶縁膜62によってベース基板32の上面に固定されている。また、パッド部66において、固定電極基板61の上面には導体層63が形成されており、導体層63の上に電極パッド層64を有している。
図2に示すように、可動電極部36は、各固定電極部35を囲むようにフレーム状に形成されている。可動電極部36には、各固定電極部35を両側から挟むようにして櫛歯状電極部72が形成されている(固定電極部35間においては、一対の櫛歯状電極部72によって枝状となっている)。櫛歯状電極部72は、各固定電極部35を中心として左右対称となっており、各櫛歯状電極部72からは枝部68間の空隙部へ向けて櫛歯部73が延出している。しかも、各櫛歯部73は、その櫛歯部73と隣接して可動接点部34に近い側に位置する枝部68との距離が、当該櫛歯部73と隣接して可動接点部34から遠い側に位置する枝部68との距離よりも短くなっている。
可動電極部36は、Siの可動電極基板71からなり、可動電極基板71の下面はベース基板32の上面から浮いている。また、可動電極部36の可動接点側端面の中央には支持梁57が突設されていて支持梁57の先端に可動接点基板51が保持されている。
可動電極部36は、バネ支持部38に支持された可動バネ37aとバネ支持部39に支持された可動バネ37bによって保持されている。図2に示すように、2つのバネ支持部38は固定接点部33と可動電極部36の間の領域において左右対称に配置されている。バネ支持部38はSiよりなり、絶縁膜(図示せず)を介してベース基板32の上面に固定されている。可動電極部36の前端面において支持梁57の両側からは連結部81がY方向に突出しており、連結部81の先端とバネ支持部38とは、Siからなる板バネ状又は梁状をした可動バネ37aによって連結されている。可動バネ37aは、変形していない状態では、X方向と平行になっている。
また、バネ支持部39はSiからなり、ベース基板32の後端部においてX方向に長く延びている。バネ支持部39の下面は絶縁膜82によってベース基板32の上面に固定されている。バネ支持部39の両端からは前方へ向けて連結部83が突出しており、連結部83と可動電極部36の後端面とは、Siによって左右対称に形成された一対の可動バネ37bによってつながれている。可動バネ37bは、板バネ状又は梁状をしていて、X方向と平行に配置されている。
したがって、可動電極部36は、可動バネ37a、37bを介してバネ支持部38及び39により前後から保持されており、ベース基板32の上面から浮かせて水平に保持されている。また、可動電極部36は可動バネ37a、37bを弾性変形させることによりY方向で変位可能となっており、可動電極部36を変位させている静電力が解除されたときには、可動電極部36は可動バネ37a、可動バネ37bの弾性復元力により元の位置に復帰させられる。左右一対の可動バネ37aと左右一対の可動バネ37bは、それぞれ左右対称な形状となっているので、可動バネ37a、37bを変形させて可動電極部36が変位するとき、可動電極部36はY方向には変位できるが、X方向には変位しない。
上記のような構造を有する静電リレー31にあっては、固定電極部35と可動電極部36の間に直流電圧源が接続され、制御回路等によって直流電圧がオン、オフされる。固定電極部35では、直流電圧源の一方端子は電極パッド層64に接続される。直流電圧源の他方端子はバネ支持部39に接続される。バネ支持部39及び可動バネ37bは導電性を有しており、バネ支持部39、可動バネ37b及び可動電極部36は電気的に導通しているので、バネ支持部39に印加した電圧は可動電極部36に加わることになる。
直流電圧源によって固定電極部35と可動電極部36の間に直流電圧が印加されると、枝状電極部67の枝部68と櫛歯状電極部72の櫛歯部73との間に静電引力が発生する。しかし、固定電極部35及び可動電極部36の構造が、各固定電極部35の中心線に関して対称に形成されているので、可動電極部36に働くX方向の静電引力はバランスし、可動電極部36はX方向には移動しない。一方、各櫛歯部73と隣接して可動接点部34に近い側に位置する枝部68との距離が、当該櫛歯部73と隣接して可動接点部34から遠い側に位置する枝部68との距離よりも短くなっているので、各櫛歯部73が可動接点部側へ吸引され、可動バネ37a、37bを撓ませながら可動電極部36がY方向に移動する。この結果、可動接点部34が固定接点部33側へ移動し、可動接点56が固定接点46a、46bに接触して固定接点46aと固定接点46bの間(主回路)を電気的に閉じる。
また、固定電極部35と可動電極部36の間に印加していた直流電圧を解除すると、枝部68と櫛歯部73の間の静電引力が消失するので、可動バネ37a、37bの弾性復帰力によって可動電極部36がY方向で後退し、可動接点56が固定接点46a、46bから離間して固定接点46aと固定接点46bの間(主回路)が開かれる。
しかし、静電リレー31では静電力を利用して静電アクチュエータを駆動しているので、固定電極部35と可動電極部36の間の直流電圧をオフにしても固定接点46a、46bと可動接点56が離れなくなる恐れがある。これは、固定電極部35と可動電極部36の間の直流電圧をオフにしても、両電極部35、36どうしが誘導分極や静電誘導によって吸着したままになる、または、接点間に発生する粘着力によって、接点どうしが離れなくなるためである。従って、固定接点46a、46bと可動接点56を開離させるためにはバネ係数の大きな可動バネ37a、37bが必要となる。ところが、可動バネ37a、37bのバネ係数を大きくすると、可動電極部36を変位させるためにさらに静電力の強い静電アクチュエータが必要になる。
そのため、この静電リレー31では、可動バネ37a、37bとは別に、バネ支持部38に二次バネ84(第2のバネ材)を設けて固定接点46a、46bと可動接点56を開離させる際に二次バネ84の弾性復帰力が働くようにしている。すなわち、図2に示すように、可動電極部36の前端面と対向する位置において、それぞれのバネ支持部38ににSiからなる板バネ状又は梁状をした二次バネ84を設けている。バネ支持部38はベース基板32の上面に固定された固定部分であって、二次バネ84は可動電極部36などの可動部分にはつながっていない。二次バネ84は、変形していない状態では、可動電極部36の前端面と平行に延びている。一方、可動電極部36の前端面からは、二次バネ84の先端部分に対向して突起部85が突出している。
この突起部85の長さ、もしくは突起部85の先端と二次バネ84との距離は、図3に示すような動作が行われるように決めている。すなわち、可動電極部36が変位していない状態では、図3(a)に示すように、二次バネ84と突起部85の先端との間にはDの距離があいている。静電アクチュエータが駆動されると、可動電極部36は可動バネ37a、37bを撓ませながらDよりも大きな距離を移動するが、可動電極部36がDだけ移動したときに、図3(b)のように、突起部85の先端が二次バネ84に当接する。このとき可動接点56はまだ固定接点46a、46bに接触していない。すなわち、突起部85は、可動接点56が固定接点46a、46bに接触する前に二次バネ84に接触する。可動電極部36が距離Dよりもさらに移動すると、図3(c)に示すように、可動電極部36は可動バネ37a、37b及び二次バネ84を撓ませながら移動し、可動接点56を固定接点46a、46bに接触させて停止する。
したがって、静電アクチュエータの直流電圧がオフになった場合には、可動電極部36は可動バネ37a、37b及び二次バネ84の弾性復元力によって押し戻され、強い力で固定電極部35から引き離されて元の位置へ復帰する。
また、可動電極部36が傾くことなくY方向に移動するように、左右の可動バネ37a、左右の可動バネ37b、左右の二次バネ84、および左右の突起部85は、それぞれ可動電極部36のY方向と平行な中心軸に関して左右対称に形成されている。さらに、左右の可動バネ37a、左右の可動バネ37b、および左右の二次バネ84は、それぞれ同じバネ係数となっている。
この静電リレー31では、可動バネ37a、37bとは別な二次バネ84を設けることで、可動電極部36を復帰させるためのバネ力を大きくしており、しかも、二次バネ84は突起部85が当たるまでは変形しない構成としている。そのため、二次バネ84と突起部85の設計の自由度が高くなり、設計が容易になる。すなわち、図3(a)のような構造によれば、図3(a)に2点鎖線で示すように、突起部85の位置を二次バネ84の基端側へ移動させることにより二次バネ84のバネ係数を高くすることができる。あるいは、突起部85を二次バネ84の先端側へ移動させることにより二次バネ84のバネ係数を低くすることができる。(突起部85の位置が変化すると、力の作用点が変化するので、二次バネ84に加わるモーメントが変化する。)しかも、突起部85の位置を変化させても、図3(b)に示すように、突起部85の位置に関係なく、可動電極部36がDだけ移動したときに突起部85が二次バネ84に当たる。よって、突起部85の位置によって二次バネ84のバネ係数を調整することができ、また突起部85の長さによって突起部85が二次バネ84に当たる移動距離Dを調整することができ、バネ係数と距離Dを互いに独立して調整できるので、設計の自由度が高くなる。
これに対し、引用文献1や引用文献2のように可動バネ自体が変形してから動作規制部材に当接するようになっていたり、凸部が可動部分と固定部分の間に設けられていたりすると、設計の自由度が損なわれる。この点は、図4に示すような比較例を考えれば明らかである。図4の比較例では、可動バネ37aと対向する位置に、可動電極部36が移動したときに当接するように突起部86(動作規制部材)を設けている。
この比較例でも、可動電極部36が変位していない状態では、図5(a)に示すように、可動バネ37aと突起部86の先端との間にはDの距離があいている。そして、可動電極部36が移動すると、図5(b)のように可動バネ37aが突起部86に当たる。可動バネ37aが突起部86に当たって可動電極部36がさらに移動すると、図5(c)に示すように、可動バネ37aは突起部86の先端を支点として変形するので、大きなバネ係数となって変形する。したがって、静電アクチュエータの直流電圧がオフになった場合には、可動電極部36は可動バネ37bとバネ係数が大きくなった可動バネ37aの弾性復元力によって押し戻され、強い力で固定電極部35から引き離される。
しかし、比較例の場合には、可動電極部36の移動に伴って可動バネ37aが撓み、図5(b)に示すように、撓んだ状態の可動バネ37aが突起部86の先端に当接するので、正確には、可動電極部36が距離Dだけ移動したときに可動バネ37aが突起部86に当接するということはできない。つまり、可動バネ37aが突起部86に当接するときの可動電極部36の移動距離は、可動バネ37aの撓み形状に依存するため、Dより大きくなる。
また、比較例の場合にも、図5(a)に2点鎖線で示すように、突起部86の位置を移動させることにより可動バネ37aのバネ係数を変化させることができる。しかし、単に突起部86を移動させるだけでは、可動バネ37aが突起部86に当たるときの可動電極部36の移動距離が変化する。そのため、当接時の移動距離を変化させないようにするためには、図5(b)に2点鎖線で示すように、突起部86の位置に応じて突起部86の長さ(突出長)を調整する必要がある。
このように比較例では、突起部86の位置と長さとが関連しているので、可動バネ37aのバネ係数と、突起部86の長さ(あるいは、バネ係数が変化するときの可動電極部36の移動距離)とを独立して決めることができず、設計が複雑になる。これに対し、本願発明の当該実施形態によれば、二次バネ84のバネ係数と、バネ係数が変化するときの可動電極部36の移動距離とを独立して決めることができ、設計が容易になる。
(製造方法)
つぎに、静電リレー31の製造工程を簡単に説明する。図6(a)に示す基板は、Si基板91とSi基板93の間に酸化膜(SiO)92を挟んで接合させたSOI基板94である。このSOI基板94の上には、パッド部66の導体層63と電極パッド層64が形成され、またSiNなどの絶縁層95が形成され、その上に固定接点部33の配線パターン部44a、44bと可動接点部34の接点層54が形成されている。この最下層のSi基板91はベース基板32となるものである。
ついで、図6(b)に示すように、上のSi基板93の表面にフォトレジスト膜96を成膜し、このフォトレジスト膜96をパターニングして固定接点部33、可動接点部34、固定電極部35、可動電極部36、可動バネ37a、37b、バネ支持部38、39、二次バネ84、突起部85、などとなる領域をフォトレジスト膜96で覆う。
さらに、このフォトレジスト膜96をエッチングマスクとしてSi基板93の露出領域をドライエッチングし、図6(c)のように、固定接点部33の固定接点基板41、可動接点部34の可動接点基板51、固定電極部35の固定電極基板61、可動電極部36の可動電極基板71、可動バネ37a、37b、バネ支持部38、39、二次バネ84、突起部85、など(静電アクチュエータとスイッチの基板部分)を形成する。また、絶縁層95の露出部分をエッチングして固定接点部33の絶縁層43と可動接点部34の絶縁層53を形成する。
図7(a)のようにフォトレジスト膜96を剥離した後、酸化膜92の露出部分と可動接点部34及び静電アクチュエータの可動部分(可動電極部36や可動バネ37a、37b、二次バネ84)の下面にある酸化膜92をウェットエッチングにより除去し、図7(b)のような静電リレー31を作製する。
(変形例)
図8は、本発明の第1の実施形態による静電リレー101を示す平面図である。この静電リレー101では、可動電極部36の前端面の両端から連結部102を突出させ、連結部102の先端部に二次バネ84を片持ち状に設け、二次バネ84をバネ支持部38の対向面と平行に配置している。また、バネ支持部38の二次バネ84と対向する面には、二次バネ84が当接できるように突起部85を設けている。
このような連結部102においても、実施形態1と同様な作用効果を奏することができる。
(第2の実施形態)
図9は、本発明の実施形態2による静電リレー111の構造を示す平面図である。この静電リレー111においては、バネ支持部38内に両持ち状の可動バネ37aを設け、可動電極部36の前端部から突出させた連結部81を可動バネ37aの中央部に連結させている。このような構造によれば、可動バネ37aが両持ち状となっているので、可動バネ37aのバネ係数を大きくすることができる。
(その他の変形例)
また、可動電極部36を支持する可動バネ37a、37bは、実施形態1、2では可動電極部36の前端面と後端面に設けていたが、可動電極部36の前端面の可動バネ37aと後端面の37bのうちいずれか一方のみでもよい。
また、突起部85は二次バネ84に対向する面に設ける代わりに、二次バネ84に設けても差し支えない。
さらに、二次バネ84と突起部85を設ける位置は、可動電極部36の前端面とバネ支持部38との間に限らず、どのような位置に設けてもよい。
31、101、111 静電リレー
32 ベース基板
33 固定接点部
34 可動接点部
35 固定電極部
36 可動電極部
37a、37b 可動バネ
38、39 バネ支持部
44a、44b 配線パターン部
46a、46b 固定接点
54 接点層
56 可動接点
57 支持梁
81 連結部
83 連結部
84 二次バネ
85 突起部

Claims (9)

  1. ベース基板と、
    前記ベース基板に固定された、固定接点を有する固定接点部と、
    前記固定接点と接触又は離間する可動接点を有する可動接点部と、
    前記ベース基板に固定された固定電極部と、
    前記固定電極部との間に発生する静電力により、前記可動接点部とともに前記ベース基板と平行な方向に変位する可動電極部と、
    変位した前記可動電極部をもとの位置に復帰させるための第1のバネ材とを備えた静電リレーにおいて、
    前記可動接点部及び前記可動電極部が変位したとき、前記可動接点が前記固定接点に当接する以前に、前記ベース基板に固定されている固定部分と前記可動電極部又は当該可動電極部とともに変位する可動部分のうちいずれか一方に当接するとともに当接するまでは変形しない第2のバネ材を、前記固定部分と前記可動部分のうちいずれか他方に設けたことを特徴とする静電リレー。
  2. 前記第2のバネ材は、前記固定部分と前記可動電極部又は前記可動部分とのうちいずれか他方に片持ち状に固定された板バネであることを特徴とする、請求項1に記載の静電リレー。
  3. 前記第2のバネ材は、前記固定部分と前記可動電極部又は前記可動部分とのうちいずれか一方にはつながっていないことを特徴とする、請求項1に記載の静電リレー。
  4. 前記第2のバネ材は、前記固定部分と前記可動電極部又は前記可動部分とのうちいずれか一方に設けた突起部に当接することを特徴とする、請求項1に記載の静電リレー。
  5. 前記固定部分と前記可動電極部又は前記可動部分とのうちいずれか他方に片持ち状に設けられた板バネ状の第2のバネ材が、前記固定部分と前記可動電極部又は前記可動部分とのうちいずれか一方に設けた突起部に当接可能となっており、
    変形していない前記第2のバネ材の長さ方向と前記突起部の設置面とが平行となっていることを特徴とする、請求項1に記載の静電リレー。
  6. 前記第2のバネ材は、前記可動電極部と前記固定接点部との間において前記ベース基板に固設されたバネ支持部に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の静電リレー。
  7. 前記可動電極部の中心線に関して対称な位置にそれぞれ第2のバネ材を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の静電リレー。
  8. 前記第1のバネ材は、前記可動電極部の変位方向における両端面、もしくはそれぞれの端面に対向する位置に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の静電リレー。
  9. 前記第1のバネ材は、前記可動電極部の変位方向におけるいずれか一方の端面、もしくはいずれか一方の端面に対向する位置に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の静電リレー。
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