JP2011192210A - 画像表示装置、画像操作方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】表示画像に対する操作性をより向上させることのできる画像表示装置、画像操作方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】画像表示装置100は、筐体1と、表示部7と、圧力検知部6と、画像制御部とを備える構成とし、各部は次のような構成及び機能を有する。表示部7は、筐体1の所定面に設けられる。圧力検知部6は、筐体1の所定面とは反対側の面に設けられ、圧力を検知して該圧力に対応する検知信号を出力する。そして、画像制御部は、圧力検知部6から出力される検知信号に基づいて、表示部7に表示された画像に対して所定操作を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示パネルに表示(再生)された画像に対して所定の操作を行うことのできる画像表示装置、その画像操作方法、及び、プログラムに関する。
一般に、例えばデジタルスチルカメラ等の装置には、画像を表示するための表示パネルが設けられている。このような装置において、ユーザは、例えばカーソルキー等の操作入力手段を用いて表示画像に対して、例えば、画像の拡大操作、縮小操作、スクロール操作等の種々の操作を行う。より具体的には、例えば、選択操作ボタンや決定ボタンなどを十字状に配置して構成されたボタン群を操作することにより、表示画像に対して所定の操作が行われる。
また、従来、表示パネルに表示された画像に対して所定の操作を行う際の操作性を向上させるために様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、表示パネルとして感圧式のタッチパネルを用い、ユーザがタッチパネルを押下した際の押圧力に基づいて、表示画像を拡大させる手法が提案されている。
特開平4−15816号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されているような技術では、次のような様々な問題がある。表示パネルに押圧の検知機能が搭載されるので、表示パネルのコストが高くなる。また、表示パネルをユーザの指等で表示パネルを押下することは、表示パネルの破壊モードの一つであるので故障の原因にもなる。さらに、上記特許文献1に記載されているようなタッチパネル操作では、表示画面を直接触れて操作するので直感的な操作は可能であるが、接触させた手で表示画面を遮ってしまうという問題がある。
また、十字状に配置された複数のボタンからなるボタン群を用いて表示画像に対して所定操作を行う場合、所望の機能を実行するまでに多くの操作と、それに伴う指の移動を行わなければならないという問題がある。
本発明は、上記状況に鑑みなされたものである。本発明の目的は、上述した従来の表示画像の操作手法における様々な問題を解決して、表示画像に対して種々の操作を行う際の操作性をより向上させることのできる画像表示装置、画像操作方法及びプログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の画像表示装置は、筐体と、表示部と、圧力検知部と、画像制御部とを備える構成とし、各部を次のような構成及び機能を有するようにする。表示部は、筐体の所定面に設けられる。圧力検知部は、筐体の所定面とは反対側の面に設けられ、圧力を検知して該圧力に対応する検知信号を出力する。そして、画像制御部は、圧力検知部から出力される検知信号に基づいて、表示部に表示された画像に対して所定操作を行う。
また、本発明の画像操作方法及びプログラムでは、次のようにして処理を行うようにする。まず、表示部に所定の画像を表示する。次いで、筐体を挟んで表示部の裏面に設けられた圧力検知部に所定の圧力より大きな圧力が印加されたか否かを判定する。そして、圧力検知部に所定の圧力より大きな圧力が印加されたと判定された場合には、圧力検知部から出力される圧力に対応する検知信号に基づいて表示部に表示された所定の画像に対して所定操作を行う。
上述のように、本発明では、表示画像の操作に用いる圧力検知部を、筐体を挟んで表示部の裏面に設けるので、表示画像の操作機能をより少ない占有面積で配置することができ、装置のコストを低減することができる。また、本発明では、表示部に直接タッチして画像の所定操作を行わないので、上述したタッチパネルにおける操作上の種々の問題を解決することができる。
さらに、本発明では、ユーザが画像表示装置を掴持した状態において、表示画像を観ながら表示部の裏面で圧力検知部を指で操作し、表示画像に対して所定操作を行うことができるので、より直感的な操作が可能になる。また、本発明では、圧力検知部を指で押下した際の圧力に応じて画像の所定操作が行われるので複雑なボタン操作が不要となり、容易に画像の所定操作を実現することができる。すなわち、本発明によれば、表示画像に対して所定操作を行う際に、その操作性をより向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る撮像装置の外観構成図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置の側面図である。 撮像装置の側面部の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置の回路ブロック構成図である。 操作入力部のブロック構成図である。 感圧センサの概略構成図である。 感圧センサの等価回路図である。 感圧センサから出力される検知電圧と、表示画像の移動速度との関係を示す図である。 感圧センサから出力される検知電圧と、表示画像の移動速度との別の関係を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像操作方法の手順を示すフローチャートである。 拡大表示モード時の一動作例を示す図である。 スクロールモード時の一動作例を示す図である。
以下に、本発明の実施形態に係る画像表示装置及び画像操作方法の一例を、図面を参照しながら下記の順で説明する。なお、本実施形態では、画像表示装置として、デジタルスチルカメラ(撮像装置)を例に挙げ説明するが、本発明はこれに限定されない。
1.デジタルスチルカメラの構成例
2.表示画像の操作例
<1.デジタルスチルカメラの構成例>
[デジタルスチルカメラの外観構成]
まず、本実施形態のデジタルスチルカメラの外観構成を、図1(a)及び(b)並びに図2を参照しながら説明する。なお、図1(a)は、本実施形態のデジタルスチルカメラ100の正面図であり、図1(b)は、背面図である。また、図2は、本実施形態のデジタルスチルカメラ100の側面図である。
デジタルスチルカメラ100は、図1(a)に示すように、カメラ本体1(筐体)と、その一つの側面部(図1(a)中では上面部)に設けられたシャッターボタン2(レリーズボタン)と、電源ボタン3とを備える。また、デジタルスチルカメラ100は、カメラ本体1の正面部に設けられた、フラッシュ4、撮像レンズ5及び感圧センサ6(圧力検知部)を備える。
なお、感圧センサ6は、それに印加された圧力を検知し、その圧力値(押圧力)及び圧力の印加位置(押下位置)に対応する検知信号を出力する。これらの検知信号は、後述する表示パネル7に再生(表示)された画像に対して例えば拡大操作、縮小操作及びスクロール操作等の所定操作を行う際の操作信号として用いられる。なお、感圧センサ6の具体的な内部構成は後で詳述する。
また、感圧センサ6は、カメラ本体1の正面部の表面上に設けられても良いし、カメラ本体1の正面部に開口部を設け、その開口部に感圧センサ6を露出するように設けてもよい。なお、感圧センサ6は、カメラ本体1の正面部であり、且つ、ユーザがデジタルスチルカメラ100を掴持して画像操作を行う際に指で操作し易い位置であれば任意の位置に配置することができる。
また、デジタルスチルカメラ100は、図1(b)に示すように、カメラ本体1の背面部に設けられた、表示パネル7(表示部)、カーソル指示ボタン群8、メニューボタン9、表示切り替えボタン10、画像再生ボタン11及びズームボタン12を備える。
表示パネル7は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)等で構成することができる。また、図1(b)に示す例では、カーソル指示ボタン群8の丸印で示されたボタンが決定ボタンであり、決定ボタンの上下左右に配置された三角印で示された4つのボタンがそれそれぞれ上下左右のカーソル移動ボタンである。また、図1(b)に示すズームボタン12中の「+」ボタンはズームアップボタンであり、「−」ボタンはズームダウンボタンである。
さらに、デジタルスチルカメラ100は、図2に示すように、カメラ本体1の側面部に設けられた、バッテリ挿入部13、メモリカード挿入部14、USB(Universal Serial Bus)端子15及び開閉可能な保護カバー16を備える。なお、図2には、保護カバー16を開けた状態の側面図を示す。
ここで、保護カバー16の構成を、図3を参照しながら説明する。なお、図3は、デジタルスチルカメラ100の保護カバー16側の側面部の概略斜視図である。保護カバー16は、矩形状の形状を有し、バッテリ挿入部13、メモリカード挿入部14及びUSB端子15を覆うように、デジタルスチルカメラ100の側面部に設けられる。そして、保護カバー16の一方の短辺部は、保護カバー16が一方の短辺部を中心軸にして回転可能になるように、カメラ本体1に取り付けられる。それゆえ、例えば、バッテリ、メモリカード等を入れ替える時や、デジタルスチルカメラ100をUSB端子15を介して外部装置等と接続する時には、保護カバー16をカメラ本体1に取り付けられた短辺部を中心軸として外側に回転させる。
[デジタルスチルカメラの内部構成]
図4に、本実施形態のデジタルスチルカメラ100の回路ブロック構成を示す。デジタルスチルカメラ100は、撮影画像処理部20と、入出力制御部制御部38と、メモリカード挿入部14とを備える。デジタルスチルカメラ100は、CPU(Central Processing Unit)31と、プログラム用RAM(Random Access Memory)32と、画像用RAM33と、ROM(Read Only Memory)34と、顔検出部35とを備える。また、デジタルスチルカメラ100は、操作入力部30と、感圧センサ6と、表示処理部36とを備える。そして、デジタルスチルカメラ100は、制御バス40を備え、上記各部は、制御バス40を介して相互に接続される。
撮影画像処理部20は、主に、撮像レンズ5、撮像素子21、アナログ信号処理部22、アナログデジタル変換部23及びデジタル信号処理部24で構成される。各部の機能及び動作は次の通りである。
撮像レンズ5は、被写体光を取り込んで撮像素子21の撮像面(不図示)に結像させる。撮像素子21は、撮像レンズ5により結像された被写体光を光電変換して画像信号を生成し、生成した画像信号をアナログ信号処理部22に出力する。アナログ信号処理部22は、撮像素子21から出力されたアナログの画像信号に対して種々の処理を施し、処理後の画像信号をアナログデジタル変換部23に出力する。アナログデジタル変換部23は、アナログ信号処理部22で種々の処理が施されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換して、そのデジタル変換された画像信号をデジタル信号処理部24に出力する。そして、デジタル信号処理部24は、入力されたデジタルの画像信号に対して種々の処理を施し、処理後の画像信号を、制御バス40を介して例えば表示処理部36等に出力する。
入出力制御部制御部38は、メモリカード挿入部14に接続され、メモリカード挿入部14に装着されたメモリカード200に対してデータの記録再生を行う際のデータの入出力を制御する。
CPU31(画像制御部)は、デジタルスチルカメラ100全体の動作制御を行う。例えば、CPU31は、例えば操作入力部30から入力された所定の操作信号に基づいて対応する所定の処理を行う。この際、CPU31は、プログラム用RAM32に読み出された所定のプログラムに従って種々の処理を実行する。また、ユーザの感圧センサ6への押下操作に対応する検知信号は、操作入力部30を介して、CPU31に入力さる。そして、CPU31は、この検知信号に基づいて、ユーザの押下操作に対応する処理を実行する。
プログラム用RAM32及び画像用RAM33は、CPU31が各種の処理を実行する際に必要なプログラムや画像データなどを適宜記憶する。ROM34は、例えば不揮発性のメモリ等により構成され、種々のデータ及びプログラムが格納される。なお、ROM34には、後述する拡大縮小モード時及びスクロールモード時の処理プログラム、操作パラメータ(各種閾値)、並びに、その動作時の操作状態を示す画像(例えば、後述の拡大縮小状態画像、スクロール方向表示画像等)に関するデータも記憶される。また、顔検出部35は、表示パネル7に表示された画像から人物等の顔を検出する。
操作入力部30は、ユーザが、例えば、図1(a)及び(b)に示すカメラ本体1の設けられた各種操作ボタンに対して所定の操作を行った場合に、その操作を検出し、対応する操作信号(押下情報)をCPU31に出力する。例えば、カメラ本体1の設けられたシャッターボタン2、電源ボタン3、カーソル指示ボタン群8等がユーザに押下された際には、その押下情報は、操作入力部30で検出され、CPU31に出力される。
また、操作入力部30は、感圧センサ6がユーザにより操作(押下)された場合にも、その操作を検出し、対応する操作信号をCPU31に出力する。なお、この際、操作入力部30は、感圧センサ6から入力される検知信号に基づいて、ユーザにより印加された押圧力及び押下位置を検出(算出)して、それらの情報をCPU31に出力する。
図5に、本実施形態の操作入力部30の内部構成を示す。ただし、図5には、説明を簡略化するため、主に、感圧センサ6から入力される検知信号を処理する要部の構成のみを示す。操作入力部30は、感圧センサ6の検知信号(電圧信号)に基づいて、押圧力及び押下位置をそれぞれ検出するための圧力検出部41及び位置検出部42を備える。
後述するように、本実施形態では、押圧力の検出動作と、押下位置の検出動作を時分割して行う。具体的には、まず押圧力を検出し、その後、押下位置を検出する。また、各検出動作では、後述するように、感圧センサ6の複数の出力ポートが適宜切替えられる。なお、この操作入力部30における検出動作の切替え操作及び感圧センサ6の出力ポートの選択操作は、CPU31により制御される。そして、圧力検出部41及び位置検出部42で検出された押圧力及び押下位置に関する情報は操作信号としてCPU31に出力される。
表示処理部36は、制御バス40を介して入力された映像信号に対して所定の処理を施して表示画像を生成する映像信号生成処理部37と、映像信号生成処理部37で生成された表示画像を表示する表示パネル7とで構成される。
[感圧センサの構成及び動作]
図6(a)〜(c)に、本実施形態のデジタルスチルカメラ100で用いる感圧センサ6の構成例を示す。なお、図6(a)は、感圧センサ6の概略断面図であり、図6(b)は、感圧センサ6の基材50側の電極構成を示す図であり、図6(c)は、カバー部60側の電極構成を示す図である。ただし、図6(a)〜(c)には、感圧センサ6として線形位置センサを用いた例を説明する。
感圧センサ6は、基材50と、基材50上に形成された電極群と、カバー部60と、カバー部60上に形成された導電層61とを備える。本実施形態では、基材50上に形成された電極群と導電層61とが所定間隔離れて対向するように、基材50及びカバー部60が配置される。なお、本実施形態では、カバー部60側から、指が押下される(図6(a)中の白抜き矢印)。
基材50の一方の表面上には、複数の第1電極51と、複数の第2電極52と、印刷抵抗53と、第1接続電極54と、第2接続電極55と、第3接続電極56とが形成される。また、感圧センサ6は、第1接続電極54〜第3接続電極56に電気信号をそれぞれ入出力する3つの電極端子(第1電極端子57〜第3電極端子59)を備える。なお、図6(b)に示す例では、第1電極51及び第2電極52の本数をそれぞれ4本及び3本とする例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば押圧力及び押下位置の必要とする検出精度、画像操作の種類数等に応じて各電極の本数は適宜設定される。
第1電極51及び第2電極52はともに、基材50の長手方向に対して直交する方向に延在した直線状の電極である。そして、第1電極51及び第2電極52は、基材50の長手方向に沿って所定間隔離して交互に配置される。すなわち、基材50上には、複数の第1電極51及び複数の第2電極52により櫛形状の電極が形成される。
また、各第1電極51の短辺側の一方の端部は、第1接続電極54に接続され、第1接続電極54の第1電極51側とは反対側の端部は感圧センサ6の第1電極端子57に接続される。一方、各第2電極52の短辺側の一方の端部は、印刷抵抗53に接続され、印刷抵抗53の短辺側の両端部には、第2接続電極55及び第3接続電極56の一方の端部がそれぞれ接続される。そして、第2接続電極55及び第3接続電極56の他方の端部はそれぞれ、第2電極端子58及び第3電極端子59に接続される。
一方、カバー部60上には、矩形状の導電層61が形成される。導電層61は、第1電極51と第2電極52とが交差する領域を覆うように形成される。なお、カバー部60は、フレキシブル部材で構成される。
次に、感圧センサ6で押下情報(例えば押圧力及び押下位置等)を検知する際の動作を図6(a)〜(c)及び7を参照しながら説明する。なお、図7は、感圧センサ6の等価回路図である。
なお、本実施形態の感圧センサ6の実際の出力端子は、図7に示すように、4つのセンサポート(第1センサポート67〜第4センサポート70)で構成される。第2電極端子58及び第3電極端子59は、それぞれ第2センサポート68及び第3センサポート69に接続されるが、第1電極端子57は、第1センサポート67及び第4センサポート70に接続される。そして、第1電極端子57と第4センサポート70との間には、押圧力を検出するための基準抵抗r(図6(a)〜(c)では不図示)が設けられる。
上記構成の感圧センサ6では、感圧センサ6のカバー部60側から指が押下されていない場合、第1電極51及び第2電極52間は非導通の状態である。一方、カバー部60側から指が押下されると、カバー部60が基材50側に窪み、導電層61が第1電極51及び第2電極52に接触し、第1電極51及び第2電極52間が導通状態となる。この際、導電層61を介して発生する第1電極51及び第2電極52間の抵抗が図8中の抵抗Rfである。また、この際の導電層61の接触位置から第2電極端子58までの抵抗が図7中の抵抗R1であり、導電層61の接触位置から第3電極端子59までの抵抗が抵抗R2である。
本実施形態では、まず、押圧力検出を行う。この際には、感圧センサ6の第2センサポート68及び第4センサポート70、または、第3センサポート69及び第4センサポート70を押圧力検出用のポートとして選択し、そのポート間に電流を流す。なお、このセンサポートの選択操作及び通電操作はCPU31により制御される。
この際、指の押圧力が大きいと、導電層61と、基材50上の電極群との接触面積が大きくなり、図7中の抵抗Rfが小さくなる。したがって、本実施形態の感圧センサ6では、指の押圧力に応じて、上記2つのセンサポート間に流れる電流が変化し、基準抵抗rの両端間の電圧値、すなわち、第1センサポート67から検出される電圧値が変化する。そして、本実施形態では、操作入力部30内の圧力検出部41は、押圧力検出時に得られる第1センサポート67の電圧値(検知信号)に基づいて押圧力を算出する。
上述のようにして押圧力を検知した後、押下位置を検出する。ただし、本実施形態では、押下位置の検出を2ステップで行う。なお、各ステップにおけるセンサポートの選択操作及び通電操作はCPU31により制御される。
まず、第1ステップでは、感圧センサ6の第2センサポート68及び第3センサポート69を押下位置検出用のポートとして選択し、第3センサポート69から第2センサポート68に向かって電流を流す。そして、位置検出部42は、第1センサポート67の電圧値を検知する。この際、第2センサポート68及び第3センサポート69間の電位差をVとすると、第1センサポート67の検知電圧V1は、[R1/(R1+R2)]Vとなる。
次いで、第2ステップでは、第1ステップで選択された第2センサポート68及び第3センサポート69間において、第2センサポート68から第3センサポート69に向かって電流を流す。そして、位置検出部42は、第1センサポート67の電圧値を検知する。この際、第2センサポート68及び第3センサポート69間の電位差をVとすると、第1センサポート67の検知電圧V2は、[R2/(R1+R2)]Vとなる。
指の接触位置から第2電極端子58までの抵抗R1と、指の接触位置から第3電極端子59までの抵抗R2との比は、指の押下位置により変化するので、第1センサポート67から検出された2つの検知電圧V1及びV2間の比もまた、指の押下位置により変化する。それゆえ、本実施形態では、位置検出部42は、押下位置検出時に第1センサポート67から得られる2つの検知電圧V1及びV2の比に基づいて押下位置を算出する。
上述のように、図6(a)〜(c)に示す構造の感圧センサ6を用いると、一次元方向の指の押下位置及び押圧力を検出することができる。なお、感圧センサ6は、図6(a)〜(c)に示す線形位置センサに限らず、指の押下位置及び圧力を検出できるセンサであれば任意のセンサを用いることができる。
[感圧センサの押圧判定時の動作例]
本実施形態では、実際には、所定の閾値以上の押圧力が感圧センサ6に印加された際に、表示画像の所定操作が行われる。ただし、後述するように、本実施形態では、感圧センサ6の押下操作としては、例えば表示画像の拡大縮小、スクロール等の画像を移動させる操作と、画像の例えば移動方向等を調整する際のなぞり操作との2つがある。なお、なぞり操作は、例えば、感圧センサ6の長手方向に沿って指を押下しながら移動させる操作である。
それゆえ、本実施形態では、操作時の検知電圧の閾値として、画像の移動操作時における検知電圧の閾値(以下、移動動作閾値という)及びなぞり操作時の閾値(以下、なぞり動作閾値という)の2種類用意する。また、本実施形態では、移動動作閾値をなぞり動作閾値より大きくする。画像の例えば移動方向等を調整する際のなぞり操作は、画像を実際に移動させる操作の前処理操作である。それゆえ、なぞり動作閾値を、移動動作閾値より小さくすることにより、画像の移動操作時の押圧力より小さな押圧力で移動操作の前処理操作を行うことができ、ユーザの負担を低減することができる。
また、本実施形態では、表示画像に対して、例えば、拡大、縮小、スクロール等の移動操作を行う際の移動動作閾値を、指が感圧センサ6から離れた状態から感圧センサ6に押下された状態に移行する場合と、その逆の場合とでは異なる値に設定する。
図8に、押圧判定時における感圧センサ6の状態遷移と検知電圧との関係を示す。また、図9に、押圧判定時における感圧センサ6の状態遷移と検知電圧との別の関係を示す。具体的には、図8及び9は、表示画像を拡大・縮小操作する際の表示画像の拡大もしくは縮小速度、または、表示画像をスクロール操作する際の表示画像のスクロール速度と、感圧センサ6での検知電圧との関係を示す図である。図8及び9中の縦軸は、表示パネル7における表示画像の例えば拡大速度、縮小速度及びスクロール速度のいずれか(以下、移動速度という)であり、横軸は感圧センサ6での検知電圧である。
図8に示す例では、感圧センサ6を指で押下した状態(ON状態)から離した状態(OFF状態)への変化(図8中の太矢印71:以下、ON−OFF遷移71という)を検知する際の検知電圧の移動動作閾値をVth1とする。そして、ON−OFF遷移71では、検知電圧が移動動作閾値Vth1より大きい場合には、表示画像の移動速度を所定の一定値とし、検知電圧が移動動作閾値Vth1より小さい場合には、表示画像の移動速度を零とする。
また、図8に示す例では、ON−OFF遷移71とは逆の状態遷移72(以下、OFF−ON遷移72という)の場合における検知電圧の移動動作閾値Vth2を、ON−OFF遷移71の移動動作閾値Vth1より大きくする。そして、OFF−ON遷移72では、検知電圧が移動動作閾値Vth2より小さい場合には、表示画像の移動速度を零とし、検知電圧が移動動作閾値Vth2より大きい場合には、表示画像の移動速度を所定の一定値とする。すなわち、図8に示す例では、ON−OFF遷移71及びOFF−ON遷移72のいずれにおいても、検知電圧の閾値前後で、表示画像の移動速度が不連続に変化する。
一方、図9に示す例では、ON−OFF遷移73における検知電圧の移動動作閾値をVth11とし、検知電圧が移動動作閾値Vth11より大きい場合には表示画像の移動速度を所定の一定値とする。また、ON−OFF遷移73において、検知電圧が移動動作閾値Vth11より小さい場合には、移動速度を直線的に連続して低下させ、移動動作閾値Vth11より低い所定の電圧値Vth12で移動速度を零にする。
また、図9に示す例では、OFF−ON遷移74における検知電圧の移動動作閾値Vth22を、ON−OFF遷移73における検知電圧の移動動作閾値Vth11より大きくする。そして、OFF−ON遷移74では、検知電圧が移動動作閾値Vth22より小さい場合には表示画像の移動速度を零とする。また、OFF−ON遷移74において、検知電圧が移動動作閾値Vth22より大きい場合には、移動速度を直線的に連続して増加させる。そして、検知電圧が、移動動作閾値Vth22より高い所定の電圧値Vth21以上となれば、表示画像の移動速度を所定の一定値とする。すなわち、図9に示す例では、ON−OFF遷移73及びOFF−ON遷移74のいずれにおいても、検知電圧の閾値前後で、表示画像の移動速度を連続して変化させる。
図8及び9に示すように、押圧判定時における検知電圧の移動動作閾値にヒステリシスを持たせた場合には、感圧センサ6の押圧判定時における例えばチャタリングの影響等を低減することができ、誤動作を抑制することができる。
なお、表示画像の移動速度は、操作の種類に関係なく同じであっても良いし、種類毎に移動速度を変化させてもよい。また、上述した図8及び9のいずれかの検出動作を、操作の種類に関係なく適用しても良いし、操作の種類に応じて、図8及び9の動作を適宜選択して適用するようにしてもよい。
<2.表示画像の操作例>
次に、上記実施形態の感圧センサ6を用いて、表示パネル7に表示された画像に対して所定の操作(本実施形態では、拡大縮小操作及び/またはスクロール操作)を行う際の処理例を、図10を参照しながら説明する。図10は、本実施形態のデジタルスチルカメラ100において、表示画像に対してスクロール操作及び/または拡大縮小操作を行う際の処理手順を示すフローチャートである。
なお、本実施形態では、拡大縮小操作のモード(以下、拡大縮小モードという)を、スクロール操作のモード(以下、スクロールモードという)より優先して行うように初期設定されているものとする。
本実施形態では、まず、ユーザにより画像再生ボタン11が操作(押下)されると、その操作に対応する操作信号に基づいて、表示パネル7は、所定の画像を表示する(ステップS1)。これにより、表示画像の操作モードは拡大縮小モードになる。
次いで、CPU31は、ユーザにより感圧センサ6が押下されたか否か判定する(ステップS2)。ただし、ステップS2では、CPU31は、感圧センサ6から操作入力部30を介して入力される検知電圧と、拡大・縮小操作時の移動動作閾値とを比較して、上記判定を行う。この際、CPU31は、検知電圧が拡大・縮小操作時の移動動作閾値以上であれば、ユーザにより感圧センサ6が押下されたと判定し、それ以外の場合は、ユーザにより感圧センサ6が押下されていないと判定する。
拡大縮小モードにおいて、CPU31がユーザにより感圧センサ6が押下されていないと判定した場合、ステップS2はNO判定となり、CPU31は、ユーザにより感圧センサ6が押下されるまで待機する。
一方、CPU31がユーザにより感圧センサ6が押下されたと判定した場合、ステップS2はYES判定となる。この場合、CPU31は、感圧センサ6上の押下位置を判別する(ステップS3)。具体的には、操作入力部30の位置検出部42が、感圧センサ6からの出力信号に基づいて感圧センサ6上の押下位置を、上記算出原理に従って算出し、その算出結果をCPU31に出力する。そして、CPU31は、その算出結果に基づいて、押下位置を判別する。
そして、CPU31は、ステップS3で判別した押下位置の情報に基づいて映像信号生成処理部37を制御し、表示画像の拡大操作(ステップS4)、縮小操作(ステップS5)及び操作モードの切替え操作(ステップS6)のいずれかを実行する。
ここで、図11(a)及び(b)に、拡大縮小モード時における本実施形態のデジタルスチルカメラ100の動作の様子を示す。なお、図11(a)及び(b)は、それぞれ、拡大縮小モード時におけるデジタルスチルカメラ100の正面図及び背面図である。
本実施形態では、感圧センサ6上の押下位置を、図11(a)中の破線で区画された3つのエリアA〜Cで判別する例を説明する。そして、拡大縮小モードにおいて、感圧センサ6の撮像レンズ5から最も遠いエリアAをユーザが押下した場合(図11(a)中の矢印A1)には、CPU31は、表示パネル7の表示画像80が拡大操作されるように制御する。逆に、感圧センサ6の撮像レンズ5に最も近いエリアCをユーザが押下した場合(図11(a)中の矢印A3)には、CPU31は、表示画像80が縮小操作されるように制御する。そして、エリアA及びC間のエリアBをユーザが押下した場合(図11(a)中の矢印A2)には、CPU31は、操作モードをスクロールモードに変更する操作を行う。
それゆえ、ステップS3で、CPU31が、押下位置がエリアAであると判別した場合には、表示パネル7は、表示画像80を拡大表示する(ステップS4)。また、ステップS3で、CPU31が、押下位置がエリアCであると判別した場合には、表示パネル7は、表示画像80を縮小表示する(ステップS5)。
なお、本実施形態では、ステップS4及びS5において、図11(b)に示すように、表示画像80上に、画像の全体領域81aと表示領域81bとの関係を示す拡大縮小状態画像81を表示する。
また、ステップS4及びS5において、ユーザが感圧センサ6のエリアAまたはCを押下している間、表示パネル7は表示画像80を拡大または縮小し続ける。この際、感圧センサ6の検知電圧と、画像の拡大または縮小の移動速度(移動量)との間に、図8に示す関係がある場合、表示画像80は一定の移動量(移動速度)で拡大または縮小する。また、感圧センサ6の検知電圧と、画像の拡大または縮小の移動速度との間に、図9に示す関係がある場合には、検知電圧が移動動作閾値から所定の電圧値までの範囲内であれば、検知電圧に応じて連続的に画像の拡大または縮小速度が変化する。
また、ステップS3で、CPU31が、押下位置がエリアBであると判別した場合には、CPU31は、表示画像80の操作モードをスクロールモードに切替える(ステップS6)。ただし、ステップS3において、感圧センサ6が押圧された状態で押下エリアがエリアBに変更された場合、例えば、エリアAからエリアBになぞるようしてエリアBが押下された場合には、その操作は無効とし、モード切替え(ステップS6)は行わない。
そして、表示画像80の操作モードがスクロールモードに切り替った後、CPU31は、ユーザにより感圧センサ6が押下されたか否か判定する(ステップS7)。ただし、ステップS7では、CPU31は、上記ステップS2と同様にして、感圧センサ6から出力される検知電圧とスクロール操作時の移動動作閾値とを比較して、上記判定を行う。この際、CPU31は、検知電圧がスクロール操作時の移動動作閾値以上であれば、ユーザにより感圧センサ6が押下されたと判定し、それ以外の場合は、ユーザにより感圧センサ6が押下されていないと判定する。
スクロールモードにおいて、検知電圧が移動動作閾値以上である場合、ステップS7はYES判定となる。この場合、CPU31は、上記ステップS3と同様にして、感圧センサ6上の押下位置を判別する(ステップS8)。
そして、CPU31は、ステップS8で判別した押下位置の情報に基づいて映像信号生成処理部37を制御し、表示画像80のスクロール操作(ステップS9)または操作モードの切替え操作(ステップS10)を実行する。
ここで、図12(a)及び(b)に、スクロールモード時における本実施形態のデジタルスチルカメラ100の動作の様子を示す。なお、図12(a)及び(b)は、それぞれ、スクロールモード時におけるデジタルスチルカメラ100の正面図及び背面図である。また、本実施形態では、図12(b)に示すように、スクロールモード時には、表示画像80上に、画像のスクロール方向を示す矢印画像82aとその先端の軌跡を示す円画像82bとからなるスクロール方向表示画像82を表示する。このように、操作モードが切り替わった際に画面表示仕様を遷移させることにより、操作モードの変更完了がより認識し易くなる。
図12(a)及び(b)に示す例において、ステップS8で、ユーザが感圧センサ6のエリアAを押下した(図12(a)中の矢印A1)と判別された場合、CPU31は、表示画像80を一方の方向に移動(スクロール)する(ステップS9)。また、ステップ8で、ユーザが感圧センサ6のエリアCを押下した(図12(a)中の矢印A3)と判別された場合には、CPU31は、表示画像80を他方の方向にスクロールする(ステップS9)。そして、ステップS9後は、ステップS7の処理に戻る。
なお、ステップS9における画像の移動方向(スクロール方向)は、初期設定された方向または後述するなぞり操作で決定された方向となる。初期設定されたスクロール方向が表示パネル7の上下方向である場合には、ステップS9で、表示画像80は上下方向にスクロールされる。また、初期設定されたスクロール方向が表示パネル7の左右方向である場合には、ステップS9で、表示画像80は左右方向にスクロールされる。
また、ステップS9において、表示パネル7は、ユーザが感圧センサ6のエリアAまたはエリアCを押下している間、表示画像80をスクロールし続ける。この際、感圧センサ6の検知電圧と、画像のスクロール速度(移動速度)との間に、図8に示す関係がある場合、表示画像80は一定速度で移動する。また、感圧センサ6の検知電圧と、画像のスクロール速度との間に、図9に示す関係がある場合には、検知電圧が移動動作閾値から所定の電圧値までの範囲内であれば、検知電圧に応じて連続的に画像のスクロール速度が変化する。
また、ステップS8で、ユーザが感圧センサ6のエリアBを押下した(図12(a)中の矢印A2)と判別された場合、CPU31は、表示画像80の操作モードを拡大縮小モードに切替える(ステップS10)。その後は、ステップS1に戻って、上述した拡大縮小モードの処理を行う。ただし、ステップS8において、感圧センサ6が押圧された状態で押下エリアがエリアBに変更された場合、例えば、エリアAからエリアBになぞるようしてエリアBが押下された場合には、その操作は無効とし、モード切替え(ステップS10)は行わない。
次に、ステップS7で、検知電圧がスクロール操作時の移動動作閾値以上でない場合、すなわち、ステップS7がNO判定となった場合の動作を説明する。
この場合は、CPU31は、なぞり操作が行われているか否かを判定する(ステップS11)。具体的には、CPU31は、感圧センサ6から操作入力部30を介して入力される検知電圧がなぞり動作閾値(<移動動作閾値)以上であり、且つ、押下位置が連続的に変化しているか否かを判定する。この2つの条件を満たさない場合、ステップS11はNO判定となる。この場合には、ステップS7に戻り、ユーザにより感圧センサ6が押下されるまで待機する。
検知電圧がなぞり動作閾値以上であり、且つ、押下位置が連続的に変化している場合、CPU31は、なぞり操作(図12(a)中の矢印A4の操作)が行われていると判定し、ステップS11はYES判定となる。この場合、CPU31は、所定の単位時間Δtにおける押下位置の移動量及び移動方向を算出し、その算出結果に基づいてスクロール方向を調整する(ステップS12)。ただし、ステップS12で用いる所定の単位時間Δtは、例えば用途、必要とする調整感度等に応じて適宜設定される。
ここで、ステップS12の処理をより具体的に説明すると、まず、CPU31は、感圧センサ6から操作入力部30を介して入力される検知電圧に基づいて、所定の単位時間Δtにおける押下位置の移動量及び移動方向の情報を算出する。次いで、CPU31は、押下位置の移動量及び移動方向の情報を相対回転角度の情報に変換する。次いで、CPU31は、その相対回転角度の情報に基づいて、表示パネル7に表示されるスクロール方向表示画像82の矢印画像82aの方向(スクロール方向)を調整する。そして、スクロール方向の調整が終了した時点(単位時間Δtにおける押下位置の移動量が零になった時点)における矢印画像82aが指し示す方向が最終決定されたスクロール方向(図12(b)中の矢印A5)となる。
なお、ステップS12において、例えば、所定の単位時間Δtにおける押下位置の移動方向がエリアAからエリアCに向かう方向であれば、スクロール方向表示画像82の矢印画像82aを反時計回りに回転させる。逆に、所定の単位時間Δtにおける押下位置の移動方向がエリアCからエリアAに向かう方向であれば、スクロール方向表示画像82の矢印画像82aを時計回りに回転させる。また、なぞり操作の方向と矢印画像82aの回転方向との関係を上記関係と逆にしてもよい。
上記ステップS12でスクロール方向が調整された後は、ステップS7に戻り、上述したスクロールモードの処理が繰り返される。本実施形態では、このようにして、表示画像80に対して拡大縮小操作及び/またはスクロール操作を行う。
上記図11(a)及び(b)、並びに、図12(a)及び(b)に示す例では、感圧センサ6の押下位置を一次元状に配列された3つのエリアに分割する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。押下位置のエリア数及びエリアの配置形態は、例えば、用途、画像操作の種類数等に応じて適宜変更できる。
上述のように、本実施形態のデジタルスチルカメラ100では、カメラ本体1を挟んで表示パネル7の裏面(カメラ本体1の正面部)に設けられた感圧センサ6で検出される一次元の押下位置情報及び圧力情報だけで、表示画像に対して種々の操作を行う。それゆえ、本実施形態では、表示画像に対して上述した種々の操作を行う際、ユーザは、デジタルスチルカメラ100を片手でグリップしながら容易に所定操作を行うことができる。また、この際、感圧センサ6がカメラ本体1を挟んで表示パネル7の裏面に配置されているので、表示画像を手で遮ることなく所定操作を行うことができる。すなわち、本実施形態のデジタルスチルカメラ100では、表示画像に対して所定操作を行う際に、より直感的な操作が可能になる。
また、本実施形態では、上記種々の操作に伴う指の移動領域は、感圧センサ6上のみになる。それゆえ、本実施形態では、操作時における指の操作移動量も低減することができるので、ユーザの操作負担を軽減することもできる。
さらに、本実施形態のデジタルスチルカメラ100では、感圧センサ6を、カメラ本体1の表示パネル7側とは反対側の面(裏面)に取り付ける。それゆえ、本実施形態では、感圧センサ6の占有面積も低減することができ、表示パネル7に感圧タッチパネルを適用する場合に比べて、コストを低減することができる。また、本実施形態では、タッチパネルにおけるドラッグ操作で問題となる、指による画面の遮りや表示パネルへの指紋の付着等を気にすることなく表示画像に対して所定の操作を行うことができる。
なお、上記実施形態では、表示画像に対する操作として拡大・縮小操作及びスクロール操作を例に挙げ説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、拡大・縮小操作及びスクロール操作のいずれか一方の操作のみを行うようにしてもよい。
また、本発明は、表示パネル7内で表示画像を移動させる任意の操作に適用可能である。例えば、表示画像を表示パネル7内で回転させる場合にも本発明は適用可能である。この場合、例えば、図11(a)に示す例では、感圧センサ6のエリアBを操作モードの切替えエリアとし、エリアA及びCの一方を時計方向の回転操作エリアとし、他方を反時計方向の回転操作エリアにすればよい。
また、例えば、本発明は、表示パネル7で複数の表示画像をスライド表示するような操作にも適用可能である。この場合、例えば、図11(a)に示す例では、感圧センサ6のエリアBを操作モードの切替えエリアとし、エリアA及びCの一方を、画像を一方の方向に画像をスライドする操作エリアとし、他方を、画像を他方の方向にスライドする操作エリアにすればよい。
上記実施形態では、画像表示装置として、表示パネルを備えるデジタルスチルカメラを例に挙げ説明したが、本発明は、これに限定されない。表示パネル等に再生された表示画像に対して上述のような種々の操作を行う機能を備える装置であれば、任意の装置に適用することができる。
また、上記実施形態では、本発明による画像表示処理を実行するプログラムが予め画像表示装置(デジタルスチルカメラ)に実装されている例を説明したが、本発明は、これに限定されない。本発明による画像表示処理を実行するプログラムを外部から別途、画像表示装置に実装して上記画像表示処理を実行する構成にしてもよい。この場合、本発明の画像表示処理を実行するプログラムは、光ディスクや半導体メモリなどの媒体で配布する他に、インターネットなどの伝送手段を介してダウンロードさせる構成としてもよい。
1…カメラ本体、2…シャッターボタン、3…電源ボタン、4…フラッシュ、5…撮像レンズ、6…感圧センサ、7…表示パネル、8…カーソル指示ボタン群、9…メニューボタン、10…表示切り替えボタン、11…画像再生ボタン、12…ズームボタン、13…バッテリ挿入部、14…メモリカード挿入部、15…USB端子、16…保護カバー、20…撮影画像処理部、30…操作入力部、31…CPU、32…プログラム用RAM、33…画像用RAM、34…ROM、36…表示処理部、37…映像信号生成処理部、41…圧力検出部、42…位置検出部、100…デジタルスチルカメラ

Claims (9)

  1. 筐体と、
    前記筐体の所定面に設けられた表示部と、
    前記筐体の前記所定面とは反対側の面に設けられ、圧力を検知して該圧力に対応する検知信号を出力する圧力検知部と、
    前記圧力検知部から出力される前記検知信号に基づいて、前記表示部に表示された画像に対して所定操作を行う画像制御部と
    を備える画像表示装置。
  2. 前記所定操作を実施する際の前記圧力の閾値が、前記所定操作を停止する際の前記圧力の閾値より大きい
    請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記圧力検知部で検知される前記圧力が、前記閾値から所定の圧力値までの範囲内の値である場合には、前記画像制御部で行う前記所定操作の操作量が前記圧力に対して連続的に変化する
    請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記圧力検知部が、さらに、前記圧力の印加位置に関する検知信号を出力し、
    前記画像制御部が、前記圧力検知部から出力される前記圧力に対応する検知信号と前記圧力の印加位置に関する検知信号とに基づいて、前記表示部に表示された画像に対して所定操作を行う
    請求項1に記載の画像表示装置。
  5. 前記所定操作が、前記表示部に表示された画像の拡大または縮小操作である
    請求項1に記載の画像表示装置。
  6. 前記所定操作が、前記表示部に表示された画像のスクロール操作である
    請求項1に記載の画像表示装置。
  7. さらに、前記画像を撮像するための撮像レンズを備える
    請求項1に記載の画像表示装置。
  8. 表示部に所定の画像を表示するステップと、
    筐体を挟んで前記表示部の裏面に設けられた圧力検知部に所定の圧力より大きな圧力が印加されたか否かを判定するステップと、
    前記圧力検知部に前記所定の圧力より大きな圧力が印加されたと判定された場合には、前記圧力検知部から出力される圧力に対応する検知信号に基づいて前記表示部に表示された前記所定の画像に対して所定操作を行うステップと
    を含む画像操作方法。
  9. 表示部に所定の画像を表示する処理と、
    筐体を挟んで前記表示部の裏面に設けられた圧力検知部に所定の圧力より大きな圧力が印加されたか否かを判定する処理と、
    前記圧力検知部に前記所定の圧力より大きな圧力が印加されたと判定された場合には、前記圧力検知部から出力される圧力に対応する検知信号に基づいて前記表示部に表示された前記所定の画像に対して所定操作を行う処理と
    を画像表示装置に実装して実行させるプログラム。
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